JP2002042145A - アルバム作成方法およびアルバム作成システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルバム作成のための多数枚の写真を保管す
る必要がなく、卒業生毎に構成内容が異なった卒業アル
バムを容易に作成できるようにする。 【解決手段】 卒業アルバムの作成を受託した受託事業
者Ｃが卒業アルバムの作成を委託した学校Ａ，Ｂより所
定の期間にわたって提供される複数の画像に基づいて卒
業アルバムを作成する。各学校Ａ，Ｂは、通信端末装置
３，４により画像と個人識別情報とを対にしてコンピュ
ータネットワーク１へ送信する。受託事業者Ｃは、コン
ピュータネットワーク１を介して送られてくる画像およ
び個人識別情報をコンピュータシステム５０ｃで受信
し、画像と個人識別情報とを対応させてメモリ６に記憶
させる。そして、アルバム製作時に、記憶させた画像を
メモリ６より読み出して卒業生毎のアルバムを製作す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、卒業アルバムや旅行
アルバムなどの作成に適用されるアルバム作成方法とそ
のシステムとに関し、特に、この発明は、アルバム作成
を受託した受託事業者がアルバム作成を委託した委託者
より所定の期間にわたって提供される複数の画像に基づ
いてアルバムを作成するようにしたアルバム作成方法お
よびアルバム作成システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、小、中学校や高等学校では、卒業
記念として卒業アルバムを作成し、これを全ての卒業生
へ手渡している。卒業アルバムに掲載される写真は、プ
ロカメラマンが撮影した記念写真の他に、遠足、体育祭
などの学校行事の際にプロカメラマンや学校関係者が撮
影したスナップ写真なども含まれている。在校期間中に
卒業アルバムに掲載する多数枚の写真が収集され、卒業
前に、収集された写真に基づいて、学校関係者で卒業ア
ルバムの編集を行い、印刷業者へ印刷および製本を依頼
して卒業アルバムを製作する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た卒業アルバム作成方法では、長い期間にわたって多数
枚の写真を収集するため、写真の保管に手数がかかり煩
雑である。また、従来の卒業アルバムは、全ての卒業生
に共通のものであるため、面白みがなく、特にスナップ
写真については、全ての卒業生を平等に卒業アルバムに
掲載するのが容易でなく、不平や不満を招く要因となっ
ている。

【０００４】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、アルバム作成のための多数枚の写真を長期間
にわたって保管する必要がなく、例えば卒業生毎に掲載
内容が異なった卒業アルバムを容易に作成し得るアルバ
ム作成方法およびアルバム作成システムを提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、アルバム作
成を受託した受託事業者がアルバム作成を委託した委託
者より所定の期間にわたって提供される複数の画像に基
づいてアルバムを作成するアルバム作成方法である。前
記委託者は、前記受託事業者のコンピュータシステムと
コンピュータネットワークを介して接続された通信端末
装置により画像と個人識別情報とを対にしてコンピュー
タネットワークへ送信する。一方、受託事業者は、コン
ピュータネットワークを介して委託者より送られてくる
画像および個人識別情報をコンピュータシステムで受信
する毎に、画像と個人識別情報とを対応させてメモリに
記憶させておき、アルバム製作時に、記憶させた画像を
前記メモリより読み出して個人識別情報で特定される個
人毎のアルバムを製作する。

【０００６】ここで、「アルバム」とは、一般的には、
卒業アルバムや旅行アルバムのように、写真撮影により
得られた複数の画像を編集したものを指すが、これに限
らず、写真撮影以外の方法により得られた画像、例え
ば、スキャナーを用いて得られた画像なども用いること
ができる。また、必ずしも「アルバム」という名称のも
のに限定されず、例えば「写真集」であってもよく、さ
らには、子供の成長記録のようなものであってもよい。
さらにまた、「アルバム」の形態は、複数の画像を印刷
したものを製本した本来の形態の他に、複数の画像をコ
ンパクトディスクのような記憶媒体に記憶させたような
形態のものも含む。

【０００７】また、「個人識別情報」とは、直接的には
氏名を指すが、個人の識別が可能であれば、各学校にお
ける児童、生徒、学生の番号や企業における社員番号、
さらには受託事業者より委託者に設定されたコード番号
などであってもよい。さらに、「画像と個人識別情報と
を対応させてメモリに記憶させる」とは、要するに、あ
る個人識別情報の画像を他の個人識別情報の画像と区別
して読み出すことができるようにメモリに記憶させる、
ということであり、具体的には、画像と個人識別情報と
を対にしてメモリに記憶させるのもよく、また、個人識
別情報毎に画像をメモリに記憶させるのもよい。

【０００８】この発明によれば、委託者は、画像が得ら
れると、その画像を個人識別情報と対にして通信端末装
置よりコンピュータネットワークへ送信する。なお、画
像等の送信は、委託者に代わって、受託事業者が行うよ
うにしてもよい。受託事業者は、画像を受信する度に、
受信した画像と個人識別情報とを対応させてメモリに記
憶させる。そして、アルバム作成時には、記憶させた画
像を前記メモリより読み出して個人識別情報で特定され
る個人毎のアルバムを製作する。従って、委託者はアル
バム作成のための多数枚の写真を長期間にわたって保管
する必要がない。また、例えば卒業アルバムについてい
えば、学校の卒業生毎に掲載内容が異なる卒業アルバム
が容易に作成できる。

【０００９】この発明の一実施態様においては、前記委
託者は、複数の構成員を有する団体であり、前記受託事
業者は、団体の構成員毎のアルバムを製作する。さらに
好ましい実施態様としては、前記委託者は学校であり、
前記受託事業者は、前記学校の卒業生毎の卒業アルバム
を製作する。

【００１０】この発明のアルバム作成方法を実施するた
めのアルバム作成システムは、受託事業者のコンピュー
タシステムと、このコンピュータシステムとコンピュー
タネットワークを介して接続される前記委託者の通信端
末装置とから成る。委託者の通信端末装置は、画像を入
力する手段と、個人識別情報を入力する手段と、画像と
個人識別情報とを対にしてコンピュータネットワークへ
送信する手段とを備える。受託事業者のコンピュータシ
ステムは、コンピュータネットワークを介して委託者よ
り送られてくる画像および個人識別情報を受信する手段
と、受信した画像と個人識別情報とを対応させて記憶す
るメモリと、記憶した画像を前記メモリより読み出して
個人識別情報で特定される個人毎のアルバムを製作する
手段とを備える。

【００１１】前記通信端末装置には種々の形態がある
が、その典型例は、モデム内蔵のパーソナルコンピュー
タである。この場合、「画像を入力する手段」とは、例
えばデジタルカメラで画像を生成した場合は、デジタル
カメラの画像記憶媒体（内部メモリや外部記憶手段な
ど）より画像を取り込むためのハード構成およびソフト
ウェアを含む。この「画像を入力する手段」はカメラ以
外にスキャナーなども含む。「個人識別情報を入力する
手段」とは典型的にはキーボードである。「画像と個人
識別情報とを対にしてコンピュータネットワークへ送信
する手段」とは具体的にはモデムである。

【００１２】特に学校での卒業アルバムの作成に好適な
通信端末装置として、立体物の設置が可能な撮影空間を
有する移動可能な機体の内部に、立体物の画像を生成し
て処理するための画像処理装置と、撮影空間に照明を施
す照明装置と、前記コンピュータネットワークに接続可
能な通信装置とを設けたものがある。そして、前記画像
処理装置は、撮影空間に置かれた立体物を撮像する撮像
手段と、個人識別情報の入力が可能な入力手段と、撮像
手段で得られた画像および入力手段より入力された個人
識別情報を表示することが可能な表示手段とを含んでい
る。

【００１３】ここで、「立体物」とは、小、中学校など
において、図画工作などの時間に製作された作品や模型
のような立体物の他に、個人の家庭においては、子供の
作品、自分の趣味の作品などの立体物で保管処理に困る
ものなどを指し、撮影空間に置かれた立体物に照明装置
による照明を当てて撮像手段により撮像した後、入力手
段により氏名などの個人識別情報を入力する。入力され
た画像や個人識別情報は表示手段に表示されるので、画
像や個人識別情報の適否を判断し得る。画像および個人
識別情報は通信装置よりコンピュータネットワークへ送
信される。これにより、特に「プロ」でなくても、簡単
に撮影ができる画像入力装置が実現できる。

【００１４】

【実施例】図１は、この発明の一実施例である卒業アル
バム作成方法およびそのシステムを示す。この実施例で
は、小、中学校や高等学校における「卒業アルバム」の
作成を対象としているが、この発明は、「卒業アルバ
ム」に限らず、その他のアルバムや写真集などの作成に
も適用できることは前記したとおりである。

【００１５】図示例の卒業アルバム作成システムは、卒
業アルバムの作成を受託した受託事業者Ｃが卒業アルバ
ムの作成を委託した委託者である学校Ａ，Ｂより所定の
期間にわたり提供される複数の画像に基づいてアルバム
を作成するように構成されたもので、コンピュータネッ
トワーク１を構成するインターネット１０に通信回線を
介して接続される複数のサーバ２ａ〜２ｃを備えてい
る。画像が提供される前記の「所定の期間」は、この実
施例では、児童、生徒、学生（以下、「生徒」とい
う。）が学校に入学したときからアルバム製作時に至る
までの期間であるが、後述する図５に示す実施例では、
観光ツアーの旅行期間がここでいう「所定の期間」に相
当する。

【００１６】前記サーバ２ａには、学校Ａに設置されて
いる汎用の通信端末装置３と専用の通信端末装置４とが
通信回線を介して接続され、これにより学校Ａのコンピ
ュータシステム５０ａが構成される。他のサーバ２ｂに
は、他の学校Ｂに設置されている汎用の通信端末装置３
と専用の通信端末装置４とが通信回線を介して接続さ
れ、これにより学校Ｂのコンピュータシステム５０ｂが
構成される。

【００１７】さらに、他のサーバ２ｃには、受託事業者
Ｃが有する印刷装置５が通信回線を介して接続され、こ
れにより印刷業者Ｃのコンピュータシステム５０が構成
される。各学校Ａ，Ｂと受託事業者Ｃとは、卒業アルバ
ムの作成に関する契約を交わしており、その契約に基づ
いて、受託事業者Ｃが専用の通信端末装置４を各学校
Ａ，Ｂへ供与し、これを各学校Ａ，Ｂが校内の適所に設
置している。

【００１８】前記した汎用の通信端末装置３は、パーソ
ナルコンピュータより成り、コンピュータ本体３１、デ
ィスプレイ３２、キーボード３３、モデム３４などで構
成される。前記コンピュータ本体３１にデジタルカメラ
３５を接続することにより画像入力が可能であるが、そ
のために、コンピュータ本体３１は、デジタルカメラ３
５の画像記憶媒体より画像を取り込むためのハード構成
とソフトウェアとを備えている。また、コンピュータ本
体３１にはスキャナー３６を接続することも可能であ
り、これにより文書や図画などを画像化できる。さら
に、図示していないが、フィルムスキャナーのような画
像入力装置をコンピュータ本体３１に接続すれば、ネガ
フィルムやポジフィルムからの画像入力も可能である。

【００１９】前記キーボード３３は、個人識別情報とし
ての生徒の氏名や番号（以下、「生徒番号」という。）
の他にコメントなどを入力するのに用いられる。ディス
プレイ３２には、デジタルカメラ３５やスキャナー３６
などから入力された画像およびキーボード３３より入力
された個人識別情報などが表示される。

【００２０】図３（１）は、デジタルカメラ３５より入
力された画像が表示されたディスプレイ３２の表示画面
を示す。この画像には３名の生徒が写っているので、キ
ーボード３３からは、この３名の生徒についての個人識
別情報が入力される。図３（２）は、キーボード３３よ
り入力された文字が表示されたディスプレイ３２の表示
画面を示す。この表示画面には、日付、個人識別情報と
しての３名の生徒番号、およびコメントが表示されてい
る。この実施例では、画像と文字とが入力される毎に、
画像と文字とが画像データおよびテキストデータの形で
モデム３４からコンピュータネットワーク１へ送信され
る。

【００２１】前記した専用の通信端末装置４は、各学校
Ａ，Ｂの関係者が生徒の作品や模型などの立体物Ｍを撮
像してその画像を送信するためのものであり、立体物Ｍ
の収容および設置が可能な大きさの撮影空間４１を有す
る機体４０の下面に、自在に移動できるように、複数個
の車輪４２が取り付けてある。

【００２２】機体４０の内部には、図１および図２に示
すように、立体物Ｍの画像を生成して処理するための画
像処理装置４３と、撮影空間４１へ照明を施すための照
明装置４４と、前記コンピュータネットワーク１に接続
が可能なモデム４６とが設けられている。前記画像処理
装置４３は、立体物Ｍを撮像する撮像装置４６と、個人
識別情報としての生徒の氏名や生徒番号の他にコメント
などを入力することが可能なキーボード４７と、撮像装
置４６で得られた画像およびキーボード４７より入力さ
れた個人識別情報などを表示することが可能なディスプ
レイ４８とを含んでいる。なお、照明装置４４は、立体
物Ｍの影が生じないように、面発光の光源を用いるか、
光源の前方を拡散板で覆ったような構成のものが望まし
い。

【００２３】上記した構成の通信端末装置４では、図示
しない制御装置が、撮像装置４４からの画像の取込み制
御、照明装置４４の点灯および消灯の制御、キーボード
４７からの入力データの取込み制御、ディスプレイ４８
への画像および文字の出力制御、モデム４５による通信
の制御などを実行する。この実施例では、撮影が行われ
る毎に、立体物Ｍの画像と、その立体物Ｍに関わりのあ
る生徒を特定する個人識別情報（氏名または生徒番号）
および必要なコメントを構成する文字とが画像データお
よびテキストデータの形でモデム４５より送信される
が、例えば、一日が終了したときに、複数人分のデータ
をまとめて送信するようにしてもよい。

【００２４】各学校Ａ，Ｂの関係者は、通信端末装置
３，４のいずれかを使用して、画像と個人識別情報とを
対にしてコンピュータネットワーク１へ送信する。一
方、受託事業者Ｃは、コンピュータネットワーク１を介
して送られてくる画像および個人識別情報をコンピュー
タシステム５０ｃのサーバ２ｃで受信する毎に、画像と
個人識別情報とを対応させてサーバ２ｃのメモリ６に記
憶させて蓄える。この実施例では、各学校Ａ，Ｂについ
て、個人識別情報毎に画像を日付順に日付およびコメン
トとともにメモリ６に記憶させているが、画像と個人識
別情報と日付とコメントとを対にしてメモリ６に時系列
的に記憶させるようにしてもよい。いずれの記憶方法に
おいても、同じ個人識別情報についての全ての画像を他
の個人識別情報の画像と区別して読み出すことが可能で
ある。

【００２５】このメモリ６には、上記した画像の他に、
各学校Ａ，Ｂの全校生徒の氏名と生徒番号とを対応付け
た生徒リスト、作成すべき卒業アルバムのモデルなども
記憶されている。前記生徒リストにより生徒番号から生
徒を特定することができる。受託事業者Ｃのコンピュー
タシステム５０ｃにおける印刷装置５は前記モデルに従
って卒業アルバムの編集と印刷とを実行し、その後、製
本化が行われて卒業アルバムが完成する。なお、製本化
は手作業でも自動機でも行うことが可能である。

【００２６】図３（３）は、完成された卒業アルバムＡ
Ｌの一例を示す。この卒業アルバムＡＬは、生徒毎に掲
載内容が異なるものであるが、図示の卒業アルバムＡＬ
には、デジタルカメラ３５により得られたスナップ写真
の画像ｐ１〜ｐ３と、スキャナー３６で取り込まれた文
書の画像ｐ４と、専用の通信端末装置４により得られた
立体物（例えば作品）の画像ｐ５とが含まれている。そ
して、各画像ｐ１〜ｐ５には、日付とコメントとが付記
されている。

【００２７】図４は、前記した専用の通信端末装置４の
動作の手順を示す。なお図中、「ＳＴ」はステップの略
である。電源を投入して撮影を開始すると、まず、ディ
スプレイ４８が表示動作を開始し（ＳＴ１）、次に撮像
装置４６がオンする（ＳＴ２）。続いて照明装置４４が
オンすると（ＳＴ３）、撮像装置４６の視野内に含まれ
る立体物Ｍがディスプレイ４８の画面に映し出される。
撮影者が画面を見ながらシャッタースイッチを押すと、
撮影が行われ、ディスプレイ４８の画面に立体物Ｍの画
像が表示される（ＳＴ４）。

【００２８】撮影者は、表示された画像を見て、その画
像を採択するかどうかを判断する。もし気に入らなけれ
ば、ＳＴ５の判定が「ＮＯ」となり、再度、撮影を実施
する（ＳＴ４）。この操作は、気に入る画像が得られる
まで繰り返し行われる。確定スイッチを押すなどして、
表示された画像が採択されると、ＳＴ５の判定が「ＹＥ
Ｓ」となり、画像が記憶された後、撮像装置４６および
照明装置４４がオフする（ＳＴ６，７）。

【００２９】次に、撮影者はキーボード４７を操作し
て、日付、個人識別情報、コメントなどの必要なデータ
を入力すると、ディスプレイ４８の画面に、入力された
データが表示される（ＳＴ８）。撮影者は、表示された
データを見て、データが適正かどうかやそのデータを採
択するかどうかを判断する。もし採択しなければ、ＳＴ
９の判定が「ＮＯ」となり、再度、キー入力を実施する
（ＳＴ８）。

【００３０】その後、送信スイッチが押されると、ＳＴ
９の判定が「ＹＥＳ」となり、画像および個人識別情報
などはモデム４５より受託事業者Ｃへ送信され（ＳＴ１
０）、ディスプレイ４８は表示動作を終了する（ＳＴ１
１）。なお、上記したシャッタースイッチ、確定スイッ
チ、送信スイッチなどは図示していないが、キーボード
４７の適所に配置されている。

【００３１】この発明は、上記した卒業アルバムの作成
以外に、例えば、観光ツアーにおける旅行アルバムの作
成などにも適用することが可能であり、図５にその概略
が具体的に示してある。同図の旅行アルバム作成システ
ムでは、アルバム作成を受託する受託事業者Ｃは観光ツ
アーを企画した旅行社であり、アルバム作成を受託する
委託者はその観光ツアーへのツアー参加者である。複数
の観光地ｓ１〜ｓ３で撮影された各ツアー参加者の写真
ｐ１〜ｐ３は、旅行期間中に、委託者毎に異なる内容の
旅行アルバムＡＬに編集されるとともに、その旅行アル
バムＡＬは出発・解散地点ｓ０で各ツアー参加者へ手渡
されるようになっている。

【００３２】従って、旅行社の係員は、ツアー参加者に
代わって、旅行社のコンピュータシステム５０ｃとコン
ピュータネットワーク１で接続された通信端末装置３に
よりデジタルカメラなどにより得られた写真ｐ１〜ｐ３
の画像を個人識別情報と対にしてコンピュータネットワ
ークへ送信する。一方、旅行社は、コンピュータネット
ワークを介して送られてくる画像および個人識別情報を
コンピュータシステム５０ｃで受信する毎に、画像と個
人識別情報とを対応させてメモリ（図示せず）に記憶さ
せて蓄える。そして、最終の観光地点ｃでの画像が送ら
れてくると、アルバム製作に着手し、記憶させた画像を
前記メモリより読み出して個人識別情報で特定されるツ
アー参加者毎の旅行アルバムＡＬを製作する。

【００３３】

【発明の効果】この発明によれば、アルバム作成のため
の多数枚の写真を長期間にわたって保管する必要がな
く、例えば、この発明を実施して学校の卒業アルバムを
作成する場合、卒業生毎に内容が異なる卒業アルバムを
容易に作成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例である卒業アルバム作成方
法および卒業アルバム作成システムの構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】専用の通信端末装置の主要構成を示す正面図で
ある。

【図３】卒業アルバムの製作過程を示す説明図である。

【図４】専用の通信端末装置の動作の手順を示すフロー
チャートである。

【図５】他の実施例である旅行アルバム作成システムの
概略を示す説明図である。

【符号の説明】 １ コンピュータネットワーク ２ａ，２ｂ，２ｃ サーバ ３ 通信端末装置 ４ 専用の通信端末装置 ５ 印刷装置 ６ メモリ ５０ａ，５０ｂ 学校のコンピュータシステム ５０ｃ 受託事業者のコンピュータシステム

フロントページの続き (72)発明者 田坂 吉朗 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 杉山 定夫 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 八幡 康弘 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 BB07 CC05 EE07 GG00 5B050 AA08 BA06 BA15 BA16 CA08 DA04 DA10 EA19 FA02 FA03

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 アルバム作成を受託した受託事業者がア
   ルバム作成を委託した委託者より所定の期間にわたって
   提供される複数の画像に基づいてアルバムを作成するア
   ルバム作成方法であって、 前記委託者は、前記受託事業者のコンピュータシステム
   とコンピュータネットワークを介して接続された通信端
   末装置により画像と個人識別情報とを対にしてコンピュ
   ータネットワークへ送信し、 受託事業者は、コンピュータネットワークを介して委託
   者より送られてくる画像および個人識別情報をコンピュ
   ータシステムで受信する毎に、画像と個人識別情報とを
   対応させてメモリに記憶させておき、アルバム製作時
   に、記憶させた画像を前記メモリより読み出して個人識
   別情報で特定される個人毎のアルバムを製作するように
   したアルバム作成方法。
2. 【請求項２】 前記委託者は、複数の構成員を有する団
   体であり、前記受託事業者は、団体の構成員毎のアルバ
   ムを製作するようにした請求項１に記載されたアルバム
   作成方法。
3. 【請求項３】 前記委託者は、学校であり、前記受託事
   業者は、前記学校の卒業生毎の卒業アルバムを製作する
   ようにした請求項１または２に記載されたアルバム作成
   方法。
4. 【請求項４】 アルバム作成を受託した受託事業者がア
   ルバム作成を委託した委託者より所定の期間にわたって
   提供される複数の画像に基づいてアルバムを作成するた
   めのアルバム作成システムであって、前記受託事業者の
   コンピュータシステムと、このコンピュータシステムと
   コンピュータネットワークを介して接続される前記委託
   者の通信端末装置とから成り、 委託者の通信端末装置は、画像を入力する手段と、個人
   識別情報を入力する手段と、画像と個人識別情報とを対
   にしてコンピュータネットワークへ送信する手段とを備
   え、 受託事業者のコンピュータシステムは、コンピュータネ
   ットワークを介して委託者より送られてくる画像および
   個人識別情報を受信する手段と、受信した画像と個人識
   別情報とを対応させて記憶するメモリと、記憶した画像
   を前記メモリより読み出して個人識別情報で特定される
   個人毎のアルバムを製作する手段とを備えてなるアルバ
   ム作成システム。
5. 【請求項５】 前記通信端末装置は、立体物の設置が可
   能な撮影空間を有する移動可能な機体の内部に、立体物
   の画像を生成して処理するための画像処理装置と、撮影
   空間に照明を施す照明装置と、前記コンピュータネット
   ワークに接続可能な通信装置とが設けられて成り、前記
   画像処理装置は、撮影空間に置かれた立体物を撮像する
   撮像手段と、個人識別情報の入力が可能な入力手段と、
   撮像手段で得られた画像および入力手段より入力された
   個人識別情報を表示することが可能な表示手段とを含ん
   でいる請求項４に記載されたアルバム作成システム。