JP2002041155A - 負荷駆動装置 - Google Patents

負荷駆動装置

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JP2002041155A JP2000225581A JP2000225581A JP2002041155A JP 2002041155 A JP2002041155 A JP 2002041155A JP 2000225581 A JP2000225581 A JP 2000225581A JP 2000225581 A JP2000225581 A JP 2000225581A JP 2002041155 A JP2002041155 A JP 2002041155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に低コストで構成でき、且つ回路のサイ
ズを大きくすることなく負荷の保護を図ることができる
負荷駆動装置を提供する。 【解決手段】 パワーMOSFET3のドレイン−ゲー
ト間にツェナーダイオード23を接続し、駆動回路16
は、過電圧検出回路15によって電源線Lにサージ電圧
が検出されるとFET3のゲートをハイインピーダンス
状態にして、ドレイン−ゲート間をツェナー電圧VZ で
クランプさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷を駆動すると
共に、電源の異常電圧を検出した場合は負荷を過電圧よ
り保護するように構成される負荷駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両が走行中の状態にある場合
は、エンジンの回転によりオルタネータを駆動させて発
電を行いバッテリを充電するようになっている。この走
行中の状態において、バッテリの給電端子と給電線との
接続が外れてしまう所謂ロードダンプが発生すると、オ
ルタネータの負荷量が激減するため給電線に数10Vの
正極性サージ電圧が発生してしまう。
【0003】従って、夜間などに車両がヘッドライトを
点灯させて走行している場合にロードダンプが発生する
と、ランプに過大な電流が流れてフィラメントの断線を
招くおそれがある。そこで、ロードダンプの発生からラ
ンプを保護するため、保護用のバリスタやツェナーダイ
オード等の素子を配置することが行われている。
【0004】図5は、従来のランプの駆動系に保護用素
子を配置した回路構成の一例を示すものである。バッテ
リ1の両端には、ランプ2a,2bの並列回路及びパワ
ーMOSFET3の直列回路が接続されている。即ち、
パワーMOSFET3のドレインは、ランプ2a,2b
側に接続されており、ソースは、グランドに接続されて
いる。
【0005】駆動回路4は、図示しないコンビネーショ
ンスイッチの操作信号に応じてランプ2a,2bの通電
を行うものであり、その出力端子はパワーMOSFET
3のゲートに接続されている。そして、ランプ2a,2
b及びパワーMOSFET3の直列回路に対して並列
に、パワーツェナーダイオード5が接続されている。斯
様な構成において、ロードダンプが発生した場合は、ラ
ンプ2a,2b及びパワーMOSFET3の両端電圧
は、パワーツェナーダイオード5のツェナー電圧によっ
てクランプされサージ電圧が吸収されるので、これらの
素子を保護することができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パワー
ツェナーダイオード5やバリスタ等の保護用素子は、コ
ストが高く、素子のサイズが大きいという問題があっ
た。また、パワーMOSFET3をオフさせることで、
パワーMOSFET3の耐圧によってランプ2a,2b
を保護することも一般的に行われるが、この場合、車両
のヘッドライトを消灯させることになり好ましくない。
更に、スイッチング素子を介してランプをPWM信号に
よって駆動し、異常電圧の発生時にはPWM信号のデュ
ーティを絞ることでランプの保護を図るものもあるが、
構成が複雑になるという問題がある。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単に低コ
ストで構成でき、且つ回路のサイズを大きくすることな
く負荷の保護を図ることができる負荷駆動装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の負荷駆動
装置によれば、負荷の駆動を制御する半導体スイッチン
グ素子における、負荷側端子と制御端子との間に定電圧
発生素子を接続し、駆動手段は、異常電圧検出手段によ
って電源の異常電圧が検出されると、半導体スイッチン
グ素子の制御端子をハイインピーダンス状態とする。
【0008】すると、半導体スイッチング素子の負荷側
端子と制御端子との間の端子電圧は定電圧発生素子が発
生する定電圧によってクランプされるので、その定電圧
を適宜選択設定することによって、負荷と半導体スイッ
チング素子との耐電圧分配比を設定することができる。
従って、負荷及び半導体スイッチング素子の直列回路に
異常電圧が印加された場合に、これらが破壊されること
がないように比較的簡単な構成によって保護することが
できる。
【0009】また、上記構成によれば、従来構成とは異
なり、定電圧発生素子は異常電圧の全てをクランプする
必要はなく、半導体スイッチング素子が負荷と共に分担
する電圧に略相当する電圧をクランプすれば良い。その
ため、定電圧発生素子としては、例えばパワーツェナー
ダイオードのような大電力対応の高価な素子を用いる必
要がなく、通常の小電力用ツェナーダイオードを使用す
ることが可能となる。従って、コストの上昇を抑制し、
また、回路のサイズが大型化することを極力防止でき
る。
【0010】請求項2記載の負荷駆動装置によれば、駆
動手段は、異常電圧検出手段によって電源の異常電圧が
検出されると、半導体スイッチング素子の制御端子をプ
ルダウンする。すると、請求項1と同様に、半導体スイ
ッチング素子の負荷側端子と制御端子との間の端子電圧
は定電圧発生素子が発生する定電圧によってクランプさ
れる。従って、定電圧発生素子による定電圧とプルダウ
ン抵抗の抵抗値とを適宜選択設定することにより負荷と
半導体スイッチング素子との耐電圧分配比を設定するこ
とができるので、プルダウン抵抗にも電圧を負担させる
ことで、その分だけ負荷や定電圧発生素子の電圧負担比
率を低下させることができる。
【0011】請求項3記載の負荷駆動装置によれば、負
荷を車両用ランプとする。即ち、異常電圧が発生する
と、定電圧発生素子を介して半導体スイッチング素子の
制御端子に印加される電圧により該半導体スイッチング
素子がオンするので、負荷たる車両用ランプは通電され
る。従って、電源たるバッテリ部においてロードダンプ
等が発生した場合でも車両用ランプは殆ど消灯せず、車
両が夜間走行中であっても、安全性を低下させることが
ない。
【0012】請求項4記載の負荷駆動装置によれば、半
導体スイッチング素子をパワーMOSFETとすること
で、耐電圧性が良好になると共に、導通時のオン抵抗を
小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明を車
両のヘッドランプを負荷として駆動する装置に適用した
場合の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明
する。尚、図5と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
【0014】バッテリ(電源)1とグランドとの間に
は、抵抗11及び12の直列回路が接続されており、こ
れらの抵抗11及び12の共通接続点は、コンパレータ
13の非反転入力端子に接続されている。そのコンパレ
ータ13の反転入力端子には、基準電源14が接続され
ている。これらは過電圧検出回路(異常電圧検出手段)
15を構成している。
【0015】過電圧検出回路15は、ロードダンプなど
によって電源ラインLに印加されるサージ電圧を検出す
ると、過電圧の検出信号ABを、図5における駆動回路
4に代わる駆動回路(駆動手段)16に出力するように
なっている。検出信号ABは、電源ラインLの電圧レベ
ルが、後述するツェナーダイオード23のツェナー電圧
VZ に相当する程度に達した時点でハイレベルとなるよ
うに、抵抗11及び12の抵抗値や基準電源14の電圧
が設定されている。
【0016】駆動回路16は、2つのANDゲート17
及び18,2つのNPN型トランジスタ19及び20並
びに電流源21によって構成されている。ANDゲート
17の一方の入力端子及びANDゲート18の一方の負
論理入力端子には、図示しないライトスイッチのON/
OFF信号SWが与えられている。また、ANDゲート
17の他方の負論理入力端子及びANDゲート18の他
方の負論理入力端子には、過電圧検出信号ABが与えら
れている。そして、ANDゲート17及び18の出力端
子は、トランジスタ19及び20のベースに夫々接続さ
れている。
【0017】トランジスタ19及び20は、トーテムポ
ール接続されており、トランジスタ19のコレクタは電
流源21を介してバッテリ1に接続され、トランジスタ
20のエミッタはグランドに接続されている。そして、
トランジスタ19のエミッタ及びトランジスタ20のコ
レクタは、パワーMOSFET(半導体スイッチング素
子)3のゲート(制御端子)に接続されている。
【0018】パワーMOSFET3のドレイン(負荷側
端子)には、ダイオード22のアノードが接続されてお
り、ゲートにはツェナーダイオード(定電圧発生素子)
23のアノードが接続されている。そして、これらのダ
イオード22及び23のカソードは共通に接続されてお
り、両者は互いに逆方向接続となっている。尚、図5に
示すパワーツェナーダイオード5は取り除かれている。
【0019】ここで、ツェナーダイオード23のツェナ
ー電圧の設定が高すぎるとパワーMOSFET3のドレ
イン−ゲート間に印加される電圧が大きくなり、パワー
MOSFET3が破壊されるおそれがある。逆に、ツェ
ナー電圧の設定が低すぎると、ランプ(負荷)2a,2
bが負担する電圧が大きくなるため、フィラメントが断
線するおそれがある。従って、ツェナー電圧は、両者の
保護のバランスを考慮した上で適切に設定する必要があ
る。
【0020】次に、本実施例の作用について図2及び図
3をも参照して説明する。ヘッドライトが消灯状態にあ
り、ライトスイッチの出力信号SWがロウレベルの場合
は、ANDゲート17,18の各出力信号レベルが夫々
ロウ,ハイとなり、トランジスタ19,20は夫々オ
フ,オンとなる。従って、FET3は、ゲート電位がロ
ウレベルでオフとなるから、ランプ2a,2bには通電
されず、ヘッドライトは点灯しない。
【0021】一方、ライトスイッチの出力信号SWがハ
イレベルの場合は、ANDゲート17,18の各出力信
号レベルが夫々ハイ,ロウとなり、トランジスタ19,
20は夫々オン,オフとなる。従って、FET3は、ゲ
ート電位がハイレベルでオンとなり、ランプ2a,2b
は通電されてヘッドライトが点灯する。この時、FET
3のゲートの電位は、バッテリ1の電源電圧にほぼ等し
く、また、FET3がターンオンするとその直後にドレ
インの電位は若干低下する。その結果、一時的に、(ゲ
ート電位)>(ドレイン電位)となるが、ゲートからド
レイン側に流れ込もうとする電流は逆方向のダイオード
22によって阻止される。
【0022】ここで、図2は、ロードダンプなどの発生
によって、ランプ2a,2bのバッテリ1側にサージ電
圧が印加された場合における、各部の波形を示すタイミ
ングチャートである。図2(c),(d)に示すように
ランプ2a,2bを点灯させている状態で図2(a)に
示すようにサージ電圧が印加されたとする。その場合、
サージ電圧が上昇してツェナー電圧VZ 程度に達した時
点で、異常検出回路15のコンパレータ13が検出信号
AB(ハイレベル)を出力する(図2(b)参照)。す
ると、ANDゲート17,18の各出力信号レベルが何
れもロウとなり、トランジスタ19,20は何れもオフ
となって(図2(c),(d)参照)FET3のゲート
はハイインピーダンス状態となるのでFET3は遮断す
る。
【0023】この時、FET3のドレイン→ツェナーダ
イオード23→ゲート→ソースの経路で僅かに電流が流
れ、サージ電圧VS がツェナー電圧VZ を超えると、F
ET3のドレイン−ゲート間電圧はツェナーダイオード
23によってクランプされ、22Vで一定となる(図2
(e)参照)。すると、ランプ2a,2bの両端には、
その抵抗分に応じた電圧VL が印加されることになり、
FET3のゲート−ソース間電圧VGSは次式のように定
まる。 VGS=VS −VL −VZ
【0024】その結果、電圧VGSがハイレベルに確定す
るとFET3は導通し、ドレイン−ソース間に電流が流
れてサージ電圧は吸収される。この時、FET3が導通
することによって、FET3のドレイン−ソース間電圧
VDSは結果的にツェナーダイオード23のツェナー電圧
VZ にほぼ等しくなる。
【0025】ここで、図2(e)には電圧VDSの波形を
示すが、過電圧検出回路15が検出信号ABを出力した
時点からFET3のゲートがハイインピーダンス状態と
なるまでの時間tf が、サージ電圧がランプ2a,2b
を断線させるレベルに上昇するまでの時間to よりも短
くなるように設定することで、ランプ2a,2bを保護
することができる。
【0026】そして、FET3が導通してサージ電圧が
吸収され、その電圧がツェナー電圧VZ よりも低下する
と、過電圧検出回路15による検出信号ABの出力が停
止するので、駆動回路16のトランジスタ19はオンに
なり、FET3のゲート電位はハイレベルとなってヘッ
ドライトは引き続き点灯する。
【0027】尚、駆動回路16が、過電圧の検出時にF
ET3のゲートをハイインピーダンス状態にしても、以
上のプロセスは極めて短期間内に進行してFET3が導
通するので、車両のヘッドライトが消灯状態となる期間
は殆どない。
【0028】ここで、図3には、本発明の発明者らが測
定した実験の結果を示す。例えば、パワーMOSFET
をモトローラ社製のMTP75N06HD(TO−22
0)とし、ランプを55W/60W(ロウビーム/ハイ
ビーム用のダブルフィラメント構成)として、サージ電
圧をシミュレートしたピーク値80Vで減衰時定数τ=
0.188s(試験規格値)の電圧を印加した。また、
ツェナーダイオードのツェナー電圧VZ は22Vに設定
している。測定したのは、FETのドレイン−ソース間
電圧VDS,ゲート−ソース間電圧VGS及びドレイン電流
Iである。尚、この実験では、FETのゲートは開放状
態にして測定しており、また、ドレイン−ゲート間に
は、ダイオード23に相当するもの接続されていない。
【0029】この測定結果より、FETは、サージ電圧
の印加と略同時に導通してドレイン電流Iが流れ、ドレ
イン−ソース間電圧VDSは直ちにツェナー電圧VZ にク
ランプされている。ゲート−ソース間電圧VGSは5V程
度となっている。結果として、ランプの負担電圧は50
V強となるが、フィラメントは断線せずに保護すること
ができた。
【0030】また、この測定では、サージ電圧の印加か
ら過電圧検出回路15及び駆動回路16が動作するまで
の時間は考慮されていないが、これらを構成するコンパ
レータ13,ANDゲート17及び18,トランジスタ
19及び20の伝搬遅延時間は凡そ数ns〜数10ns
程度であるから、tf <to となるように構成すること
は十分可能である。
【0031】以上のように本実施例によれば、パワーM
OSFET3のドレイン−ゲート間にツェナーダイオー
ド23を接続し、駆動回路16は、過電圧検出回路15
により電源線Lにサージ電圧が印加されたことが検出さ
れると、FET3のゲートをハイインピーダンス状態と
して、ドレイン−ゲート間をツェナー電圧VZ によって
クランプさせるようにした。
【0032】従って、ツェナー電圧VZ の値を選択設定
することによって、サージ電圧の印加時におけるランプ
2a,2bとFET3との耐電圧分配比を適宜設定する
ことができ、これらが何れも破壊されないように比較的
簡単な構成によって保護することができる。
【0033】そして、ツェナーダイオード23はサージ
電圧の全てをクランプする必要はなく、FET3がラン
プ2a,2bと分担する電圧に略相当する電圧をクラン
プすれば良いので、パワーツェナーダイオードのような
大電力対応の高価な素子を用いる必要がなく、通常の小
電力用ツェナーダイオードを使用することが可能とな
る。従って、コストの上昇を抑制し、また、回路のサイ
ズが大型化することを極力防止できる。
【0034】また、駆動回路16が、過電圧検出時にF
ET3のゲートをハイインピーダンス状態にしても、F
ET3は直ぐに導通し、車両のヘッドライトが消灯状態
となる期間は殆どないので、車両が夜間走行中の場合に
おいてロードダンプ等が発生した場合でも安全性を低下
させることがない。加えて、半導体スイッチング素子に
パワーMOSFET3を使用することで、耐電圧性が良
好になると共に導通時のオン抵抗を小さくすることがで
きる。
【0035】(第2実施例)図4は、本発明の第2実施
例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符
号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ
説明する。第2実施例では、トランジスタ19及び20
の共通接続点と、ツェナーダイオード23のアノードと
の間に抵抗(プルダウン抵抗)24が介挿されている。
また、駆動回路16のANDゲート18は、一方が負論
理入力のORゲート25に置き換わっており、その負論
理入力端子にはライトスイッチの出力信号SWが与えら
れ、以て、駆動回路(駆動手段)26が構成されてい
る。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0036】次に、第2実施例の作用について説明す
る。ヘッドライトが消灯状態にあり、ライトスイッチの
出力信号SWがロウレベルの場合は、ANDゲート17
の出力信号レベルはロウ,ORゲート25の出力信号レ
ベルはハイとなり、トランジスタ19,20は第1実施
例と同様に夫々オフ,オンとなる。従って、FET3は
ゲート電位がロウレベルでオフとなり、ヘッドライトは
点灯しない。
【0037】一方、ライトスイッチの出力信号SWがハ
イレベルの場合は、ANDゲート17の出力信号レベル
がハイ,ORゲート25の出力信号レベルがロウとな
り、トランジスタ19,20はやはり第1実施例と同様
に夫々オン,オフとなる。従って、FET3は、ゲート
電位がハイレベルでオンとなり、ランプ2a,2bは通
電されてヘッドライトが点灯する。
【0038】そして、第1実施例と同様に、ランプ2
a,2bを点灯させている状態で電源線Lにサージ電圧
が印加されたとする。その場合、異常検出回路15のコ
ンパレータ13が検出信号AB(ハイレベル)を出力す
ると、ANDゲート17の出力信号レベルがロウ,OR
ゲート25の出力信号レベルがハイとなり、ランプ2
a,2bの消灯時と同様にトランジスタ19はオフ,ト
ランジスタ20はオンとなり、FET3のゲートは抵抗
24を介してプルダウンされる。
【0039】この時、FET3のドレイン→ツェナーダ
イオード23→抵抗24→グランドの経路で電流が流
れ、FET3のドレイン−ゲート間電圧はツェナーダイ
オード23によってクランプされる。そして、ランプ2
a,2bの両端には、サージ電圧VS からツェナー電圧
VZ を差し引いた電圧を、フィラメント等の抵抗分と抵
抗24とで分圧した電圧VL が印加される。
【0040】また、抵抗24の端子電圧によってFET
3のゲート−ソース間電圧VGSがハイレベルに確定する
とFET3は導通し、ドレイン−ソース間に電流が流れ
てサージ電圧は吸収される。
【0041】以上のように第2実施例によれば、駆動回
路26は、過電圧検出回路15により電源線Lにサージ
電圧が印加されたことが検出されると、FET3のゲー
トをプルダウンさせて、ドレイン−ゲート間をツェナー
電圧VZ によってクランプさせるようにした。
【0042】従って、ツェナーダイオード23によるツ
ェナー電圧VZ と抵抗24の抵抗値とを適宜選択設定す
ることによりランプ2a,2bとFET3との耐電圧分
配比を設定することができるので、抵抗24にも電圧を
負担させることで、その分だけランプ2a,2bやツェ
ナーダイオード23の電圧負担比率を低下させることが
できる。
【0043】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。半導体スイッチング素子はパワーM
OSFET3に限ることなく、電圧駆動型の素子であれ
ば良い。負荷は、ランプ2a,2bに限らず、過電圧に
対する保護対策を必要とする負荷であれば何でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を、車両用ヘッドランプの駆動装置に適
用した場合の第1実施例であり、電気的構成を示す図
【図2】サージ電圧が印加された場合における各部のタ
イミングチャート
【図3】本発明の発明者らが行った実測結果の波形を示
す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】従来技術を示す図1相当図
【符号の説明】
1はバッテリ(電源)、2a,2bはランプ(負荷)、
3はパワーMOSFET(半導体スイッチング素子)、
15は過電圧検出回路(異常電圧検出手段)、16は駆
動回路(駆動手段)、23はツェナーダイオード(定電
圧発生素子)、24は抵抗(プルダウン抵抗)、26は
駆動回路(駆動手段)を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA92 AB04 BA04 CJ14 CJ21 5H410 BB02 CC02 DD02 DD05 EA11 EB01 EB37 FF03 FF22 LL02 LL03 LL14 LL18 LL19 5J055 AX34 AX64 BX16 CX22 DX22 EX07 EY01 EY13 EY21 EZ10 FX05 FX08 FX12 FX20 FX32 FX38 GX01 GX05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過電圧に対する保護対策を必要とする負
    荷とグランドとの間に接続され、前記負荷の駆動を制御
    するための電圧駆動形の半導体スイッチング素子と、 この半導体スイッチング素子の前記負荷側端子と制御端
    子との間に接続される定電圧発生素子と、 電源の異常電圧を検出する異常電圧検出手段と、 前記半導体スイッチング素子の制御端子に駆動電圧を印
    加すると共に、前記異常電圧検出手段により前記電源の
    異常電圧が検出されると、前記半導体スイッチング素子
    の制御端子をハイインピーダンス状態とするように構成
    される駆動手段とを備えてなることを特徴とする負荷駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 過電圧に対する保護対策を必要とする負
    荷とグランドとの間に接続され、前記負荷の駆動を制御
    するための電圧駆動形の半導体スイッチング素子と、 この半導体スイッチング素子の前記負荷側端子と制御端
    子との間に接続される定電圧発生素子と、 電源の異常電圧を検出する異常電圧検出手段と、 前記半導体スイッチング素子の制御端子に駆動電圧を印
    加すると共に、前記異常電圧検出手段により前記電源の
    異常電圧が検出されると、前記半導体スイッチング素子
    の制御端子をプルダウンするように構成される駆動手段
    とを備えてなることを特徴とする負荷駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷は、車両用ランプであることを
    特徴とする請求項1または2記載の負荷駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体スイッチング素子は、パワー
    MOSFETであることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の負荷駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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