JP2008067140A - スイッチング回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サージ電圧の増大が抑制されたトランジスタのスイッチング回路を提供すること。
【解決手段】 スイッチング回路10は、ドレイン電極Dとソース電極の間に電源80と負荷70を直列に接続して用いるトランジスタ50と、そのトランジスタに駆動電圧Vinを出力する制御回路40と、そのトランジスタ50のゲート電極Gとドレイン電極Dの間に接続されているとともに第1キャパシタ32と第1ダイオード34が直列に接続されている直列回路30を備えている。その第1ダイオード34のカソードはトランジスタ50のゲート電極G側に接続しており、その第1ダイオード34のアノードがトランジスタ50のドレイン電極D側に接続している。スイッチング回路10はさらに、第1キャパシタ32と第1ダイオード34の間の接続線に接続されているとともにその接続線の電圧を調整する電圧調整回路20を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トランジスタを備えているスイッチング回路に関する。
トランジスタの一対の主電極の間に電源と負荷を直列に接続し、そのトランジスタのオン・オフを切替えることによって、負荷に電力を供給する状態と電力を供給しない状態を切替えるスイッチング回路が知られている。例えば、インバータ回路はスイッチング回路を内蔵しており、トランジスタのオン・オフを切替えることによって、直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力をモータ(負荷の一例)に供給する。
特許文献1に、この種のスイッチング回路の一例が開示されている。特許文献1のスイッチング回路は、トランジスタのゲート電極とドレイン電極の間に接続されているとともにツェナーダイオードとダイオードが直列に接続されている直列回路を備えている。ツェナーダイオードは、トランジスタのドレイン電極側の配線にサージ電圧が発生すると、そのサージ電圧によって降伏するように設定されている。ダイオードは、トランジスタがオンするときに、トランジスタのゲート電極に向かって流れるゲート電流が直列回路を介してトランジスタのドレイン電極側の配線に流れるのを防止する。
特許文献1のスイッチング回路では、ツェナーダイオードの降伏電圧VZDとダイオードの順方向電圧VFの合計電圧(VZD+VF)よりも大きなサージ電圧がトランジスタのドレイン電極側の配線に発生すると、ツェナーダイオードが降伏する。ツェナーダイオードが降伏すると、トランジスタのドレイン電極側の配線から直列回路を介してトランジスタのゲート電極に向けて電流が流れ、ゲート電極の電圧が持ち上がり、トランジスタがオンする。特許文献1のスイッチング回路は、サージ電圧が発生したときにトランジスタを瞬間的にオンさせることによって、トランジスタを介してサージエネルギーを外部に逃がすように動作することができる。
特開平6−326579号公報
しかしながら、ツェナーダイオードの降伏電圧VZDには、製造公差によって±10%程度のばらつきが存在している。このため、特許文献1のスイッチング回路では、用いるツェナーダイオードによって、ツェナーダイオードが降伏するタイミングがばらついてしまう。この結果、特許文献1のスイッチング回路では、サージエネルギーを外部に逃がすタイミングを精度良く設定することができないという問題がある。
本発明者らは、上記の直列回路において、ツェナーダイオードに代えてキャパシタを用いる技術を創作した。本発明者らは、ツェナーダイオードに代えてキャパシタを用いても、サージ電圧を低く抑えることが可能であることを見出した。図11に示すように、本発明者らが提案するスイッチング回路110は、ドレイン電極Dとソース電極Sの間に電源180と負荷170を直列に接続して用いるトランジスタ150と、そのトランジスタのゲート電極Gに接続されている制御回路140と、そのトランジスタ150のゲート電極Gとドレイン電極Dの間に接続されているとともにキャパシタ132とダイオード134が直列に接続されている直列回路130を備えている。なお参照番号160は、寄生インダクタンスである。このスイッチング回路110は、次の作用によってサージ電圧を低く抑えることができる。なお、本来は式で記述される現象を言語で説明するために、その説明は必ずしも万全でないことがある。
制御回路140がトランジスタ150をオフさせる電圧を出力しているときは、電源電圧Vddからダイオード134の順方向電圧VFを引いた電圧(Vdd−VF)がキャパシタ132に印加され、キャパシタ132の充電電圧は(Vdd−VF)となっている。
次に、制御回路140がトランジスタ150をオンさせる電圧を出力すると、トランジスタ150のドレイン電極Dの電圧が降下する。ダイオード134には逆バイアス電圧が加わるので、キャパシタ132は放電することができず、それ以前からの充電電圧(Vdd−VF)を維持する。
次に、制御回路140がトランジスタ150をオフさせる電圧を出力すると、トランジスタ150のドレイン電極Dの電圧が上昇する。寄生インダクタンス160が存在することから、ドレイン電極Dの電圧は電源電圧Vddを超えて上昇する。いわゆるサージ電圧が発生する。
トランジスタ150のドレイン電極Dの電圧が、キャパシタ132の充電電圧(Vdd−VF)とダイオード134の順方向電圧VFの合計電圧、即ち電源電圧Vddを超えると、ダイオード134に順方向電圧が作用し、キャパシタ132に充電電流が流れ始める。このため、トランジスタ150のゲート電極Gの放電速度が遅くなることによってトランジスタ150のドレイン電流の変化速度が遅くなり、トランジスタ150のドレイン電極Dの電圧の急峻な上昇が抑えられ、サージ電圧を低く抑えることができる。
なお、上記では、ゲート電極(制御電極)側にキャパシタが配置され、ドレイン電極(高電圧側の主電極)側にダイオードが配置されている直列回路を例示したが、ゲート電極側にダイオードが配置され、ドレイン電極側にキャパシタが配置されている直列回路を用いても、サージ電圧を低く抑えることができる。
製造公差によってツェナーダイオードの降伏電圧が±10%程度ばらつくのに対し、キャパシタを利用する技術によると、トランジスタのドレイン電極の電圧が電源電圧Vddを超えたときにトランジスタのゲート電極の電圧の低下速度が遅速化し、トランジスタのドレイン電流の低下速度が遅速化するので、サージ電圧の抑制能力にばらつきが小さいスイッチング回路を量産することができる。
上記したように、キャパシタを利用すると、トランジスタのドレイン電極の電圧が電源電圧を超えたときにトランジスタのゲート電極の電圧の低下速度を遅速化し、トランジスタのドレイン電流の低下速度が遅速化するので、サージ電圧の抑制能力が安定する。
しかしながら、キャパシタを利用する場合、ドレイン電極の電圧が電源電圧を超えない限りゲート電極の電圧の低下速度が遅速化されず、トランジスタのドレイン電流の低下速度が遅速化されず、サージ電圧を抑制しきれない場合が生じる。
そこで本発明は、トランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化するタイミングが安定しているだけでなく、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧を超えるよりも早いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することによって、サージ電圧の抑制能力が改善されたスイッチング回路を提供するために開発された。
本発明は、トランジスタを備えているスイッチング回路に具現化することができる。本発明のスイッチング回路は、一対の主電極の間に電源と負荷を接続して用いるトランジスタと、そのトランジスタの制御電極に接続されているとともにそのトランジスタをオンさせる電圧とオフさせる電圧を交互に出力する制御回路と、そのトランジスタの制御電極と高電圧側の主電極の間に接続されているとともに第1キャパシタと第1ダイオードが直列に接続されている直列回路を備えている。第1ダイオードのカソードはトランジスタの制御電極側に接続しており、第1ダイオードのアノードはトランジスタの高電圧側の主電極側に接続されている。本発明のスイッチング回路はさらに、その第1キャパシタと第1ダイオードの接続線に接続されており、その接続線の電圧を調整する電圧調整回路を備えている。
なお第1キャパシタと第1ダイオードの直列回路では、第1キャパシタがトランジスタの制御電極側に配置され、第1ダイオードがトランジスタの高電圧側の主電極側に配置されていてもよく、あるいはその位置関係が逆であってもよい。
上記の装置では、トランジスタがターンオフする際に、第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めると、第1キャパシタに充電電流が流れ始め、それ以降はトランジスタの制御電極の電圧の変化速度が遅速化され、トランジスタの主電流の変化速度が遅速化され、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化が遅速化され、トランジスタの高電圧側の主電極に現れるサージ電圧を低く抑えることができる。
電圧調整回路が存在しないと、第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるタイミングはトランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧にまで上昇したタイミングに固定されてしまう。
それに対して電圧調整回路が付加されていると、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧にまで上昇するよりも早いタイミングで第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようにでき、より早いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタの主電流の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化を遅速化することができ、トランジスタの高電圧側の主電極に現れるサージ電圧を低く抑えることができる。
なお必要であれば、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧以上に上昇したタイミングで第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようにでき、遅いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することができ、遅いタイミングでトランジスタの主電流の変化速度を遅速化することができ、遅いタイミングでトランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化を遅速化することができる。この場合、トランジスタのスイッチング損失を低減することができる。
本発明のスイッチング回路では、電圧調整回路が、トランジスタがオンしているときの第1キャパシタの充電電圧を、トランジスタがオフしているときの充電電圧から低下させることが好ましい。
この態様によると、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧にまで上昇するよりも早いタイミングで第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようにでき、より早いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタのドレイン電流の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化を遅速化することができ、トランジスタの高電圧側の主電極に現れるサージ電圧を低く抑えることができる。
本発明のスイッチング回路では、電圧調整回路が、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が低下したときの第1キャパシタの充電電圧を、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧に等しいときの充電電圧から低下させることが好ましい。
この態様によっても、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧にまで上昇するよりも早いタイミングで第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようにでき、より早いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタのドレイン電流の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化を遅速化することができ、トランジスタの高電圧側の主電極に現れるサージ電圧を低く抑えることができる。
本発明のスイッチング回路では、電圧調整回路が、第1キャパシタと第1ダイオードを接続する接続線と第1ダイオードのアノードの間に接続されているとともに第2キャパシタと第2ダイオードが直列に接続されている回路を有しているのが好ましい。この場合、第2ダイオードのカソードが第1ダイオードのアノード側に接続されており、第2ダイオードのアノードが接続線側に接続されている。即ち、第2キャパシタと第2ダイオードは、第1ダイオードを迂回する経路を提供している。
この電圧調整回路では、トランジスタがオン状態に移行し、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が降下すると、第2ダイオードに順方向電圧が作用する。この結果、第1キャパシタを充電していた電荷の一部は、第2キャパシタを充電するように移動し、第1キャパシタと第1ダイオードを接続する接続線の電圧は低下する。接続線の電圧は、トランジスタがオフしているときは高電圧となり、トランジスタがオンしているときは低電圧となる。
この場合、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧にまで上昇するよりも早いタイミングで第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようにでき、より早いタイミングでトランジスタの制御電極の電圧の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタのドレイン電流の変化速度を遅速化することができ、より早いタイミングでトランジスタの高電圧側の主電極の電圧変化を遅速化することができ、トランジスタの高電圧側の主電極に現れるサージ電圧を低く抑えることができる。
本発明のスイッチング回路では、第2コンデンサの静電容量が、第1コンデンサの静電容量以下であることが好ましい。
第2コンデンサの静電容量が大き過ぎると、第1キャパシタに蓄積されている電荷量が少なくなり過ぎ、第1キャパシタの充電電圧が小さくなり過ぎる。第1キャパシタの充電電圧が小さくなり過ぎると、トランジスタがターンオフした過渡期の序盤から第1ダイオードに順方向電圧が作用し始めるようになり、ターンオフ損失が増加してしまう。第2コンデンサの静電容量が第1コンデンサの静電容量以下に設定されていれば、第1キャパシタの充電電圧が小さくなり過ぎることを抑制できる。この結果、ターンオフ損失の増加を抑制しながら、サージ電圧も抑制することができる。
本発明によると、電圧調整回路を利用して、トランジスタがオフしたときにトランジスタの制御電極に生じる電圧の変化速度を遅速化するタイミングを調整することができる。このタイミングを早く調整すれば、サージ電圧を低く抑えることができる。
本発明によると、トランジスタがターンオフする序盤では、トランジスタの制御電極に生じる電圧の変化速度を高速にすることによってターンオフ損失を抑制し(序盤ではトランジスタの主電極間の電圧が低いために、サージ電圧が過大となることがなく、制御電極の電圧の変化速度を高速にすることができる)、トランジスタがターンオフする終盤(トランジスタの主電極間の電圧が上昇しており、サージ電圧が過大となりえる期間)では、トランジスタの制御電極に生じる電圧の変化速度を遅速化することによってサージ電圧を低く抑えることができる。
一般的に、ターンオフ損失とサージ電圧はトレードオフの関係にあり、ターンオフ損失を抑制するとサージ電圧が過大となり、サージ電圧を抑制するとターンオフ損失が過大となる。本発明では、ターンオフする途中でトランジスタの制御電極に生じる電圧の変化速度を遅速化するために、ターンオフ損失とサージ電圧の両者を抑制することができる。
本発明の好ましい形態を列記する。
(第1形態) 本発明のスイッチング回路は、電界効果型のトランジスタを利用する。
(第2形態) 本発明のスイッチング回路は、MOSFETを利用する。
(第3形態) サージ電圧抑制回路とトランジスタは、同一の半導体基板に作り込まれている。
図1に、電界効果型のトランジスタ50(n型MOSFET)を備えているスイッチング回路10の回路図を示す。トランジスタ50は、ドレイン電極Dとソース電極Sの間に電源80と負荷70を直列に接続して用いられる。トランジスタ50と負荷70の間の配線には、寄生インダクタンス60が存在している。スイッチング回路10は、制御回路40が出力する駆動電圧Vinに基づいて、トランジスタ50のオン・オフを切替える。駆動電圧Vinは、ゲート電極Gに入力される。
スイッチング回路10は、トランジスタ50のオン・オフを切替えることによって、電源80が供給する電源電圧Vddを負荷70に供給する状態と供給しない状態を切替える。
なお、ドレイン電極Dは高電圧側の主電極であり、ソース電極Sは低電圧側の主電極であって接地されており、ゲート電極Gは制御電極である。
スイッチング回路10は、トランジスタ50と、制御回路40と、サージ電圧対策回路12を備えている。制御回路40は、トランジスタ50のゲート電極Gに接続されており、トランジスタ50をオンさせる電圧とオフさせる電圧が交互に現れる矩形波の駆動電圧Vinをトランジスタ50のゲート電極Gに出力している。サージ電圧対策回路12は、直列回路30と電圧調整回路20を備えている。直列回路30の一方端は、トランジスタ50のゲート電極Gと制御回路40の間の第1接続点41に接続されている。直列回路30の他方端は、トランジスタ50のドレイン電極Dと負荷70の間の第2接続点51に接続されている。直列回路30は、直列に接続されている第1キャパシタ32と第1ダイオード34を有している。第1ダイオード34のカソードは、第1接続点41側に接続されており、第1ダイオード34のアノードは、第2接続点51側に接続されている。電圧調整回路20は、第1キャパシタ32と第1ダイオード34を接続する接続線の第3接続点33に接続されている。電圧調整回路20は、トランジスタ50がオフしているときに比してトランジスタ50がオンしているときの第3接続点33の電圧を低下させる。電圧調整回路20は、トランジスタ50がオフしているときに比してトランジスタ50がオンしているときの第1キャパシタ32の充電電圧を低下させるといってもよい。直列回路30を含むサージ電圧対策回路12は、トランジスタ50と同一の半導体基板に作り込まれている。
次に、図2を参照して、スイッチング回路10の動作を説明する。図2は、トランジスタ50のドレイン電極Dの電圧VDの変化パターンを示しており、トランジスタ50がターンオフする過渡期における電圧VDの経時的な変動を示している。図2(A)は、サージ電圧対策回路12が設けられていない場合であり、比較例である。図2(B)は、サージ電圧対策回路12のうちの直列回路30のみが設けられている場合であり、比較例である。図2(C)は、本実施例のスイッチング回路10の場合である。
図2(A)を参照して、サージ電圧対策回路12が設けられていない場合を説明する。
サージ電圧対策回路12が設けられていない場合、トランジスタ50がToffのタイミングでターンオフすると、ドレイン電極Dの電圧VDが上昇する。そして、ターンオフの過渡期の終盤には、トランジスタ50のドレイン電流IDと寄生のインダクタンス60に起因したサージ電圧が発生している。
次に、図2(B)を参照して、サージ電圧対策回路12のうちの直列回路30のみが設けられている場合を説明する。
最初に、トランジスタ50がオフで安定している状態を考える。この比較例のスイッチング回路では、トランジスタ50がオフで安定しているときに、電源電圧Vddから第1ダイオード34の順方向電圧VFを引いた電圧(Vdd−VF)が第1キャパシタ32に印加されている。第1キャパシタ32は、トランジスタ50がオフで安定しているときには、(Vdd−VF)の電圧に充電されている。すなわち、第3接続点33の電圧V1は、(Vdd−VF)になっている。
次に、トランジスタ50がオンすると、ドレイン電極Dの電圧VDが降下する。このため、第1ダイオード34には逆バイアス電圧が加わるので、第1ダイオード34は放電することができず、第1キャパシタ32の充電電圧は、トランジスタ50がオンしている間、それ以前の充電電圧(Vdd−VF)に維持される。
次に、トランジスタ50がToffのタイミングでターンオフすると、ドレイン電極Dの電圧VDが上昇する。ドレイン電極Dの電圧VDが第3接続点33の電圧V1(Vdd−VF)と第1ダイオード34の順方向電圧VFの合計(V1+VF=Vdd−VF+VF=Vdd)、即ち、電源電圧Vddを超えると、第1ダイオード34に順方向電圧が加わる(図2(B)のTbのタイミング)。Tbのタイミングで第1ダイオード34に順方向電圧が加わると、第1キャパシタ32に充電電流が流れ始め、それ以降はトランジスタ50のゲート電極Gの電圧の低下速度が遅速化し、トランジスタ50のドレイン電流IDの低下速度が遅速化する。このため、タイミングTb以降は、ドレイン電極Dの電圧VDの急峻な上昇が抑えられ、サージ電圧が低く抑えられる。
しかしながら、電圧調整回路20が存在していないと、ゲート電極Gの電圧の低下速度が遅速化し、トランジスタ50のドレイン電流IDの低下速度が遅速化し、ドレイン電極Dの電圧の変化速度が遅速化されるタイミングは、ドレイン電極Dの電圧が電源電圧Vddに等しくなるタイミングTbに固定されてしまい、サージ電圧を十分に抑えられない場合が生じる。
次に、図2(C)を参照して、電圧調整回路20が設けられている場合を説明する。
図2(B)で説明したように、第1キャパシタ32に充電電流が流れ始めるタイミングは、第1ダイオード34に順方向電圧が作用し始めるタイミングである。第1ダイオード34に順方向電圧が作用し始めるタイミングは、ドレイン電極Dの電圧VDが、第3接続点33の電圧V1と第1ダイオード34の順方向電圧VFの合計(V1+VF)を越えたときである。したがって、第3接続点33の電圧V1を低く調整すれば、第1ダイオード32に順方向電圧が作用し始めるタイミングが早くなり、ドレイン電極Dの電圧VDが低いときに第1キャパシタ32に充電電流が流れ始める状態を発生させることができる。
電圧調整回路20は、トランジスタ50がオフしているときに第1キャパシタ32を充電した電荷を、トランジスタ50がオンしているときに減少させ、第3接続点33の電圧V1を電圧Vt(図2(C)を参照)にまで降下させる。電圧Vtは、予め決められた大きさであってもよく、スイッチングが繰返される毎に異なる大きさであってもよい。トランジスタ50がオンしているときの第3接続点33の電圧V1が電圧Vtまで降下すると、図2(C)に示すように、第1キャパシタ32に充電電流が流れ始めるタイミングTcが早くなる。即ち、ドレイン電極Dの電圧VDが低いときに、第1キャパシタ32に充電電流が流れ始め、トランジスタ50のゲート電極Gの電圧の低下速度が遅速化し、トランジスタ50のドレイン電流IDの低下速度が遅速化し、ドレイン電極Dの電圧の変化速度が遅速化される。すなわち、サージ電圧がピークとなるタイミングより充分に早いタイミングで第1キャパシタ32に充電電流が流れ始め、ゲート電極Gの電圧の低下速度が遅速化し、トランジスタ50のドレイン電流IDの低下速度が遅速化し、ドレイン電極Dの電圧の変化速度が遅速化される。この結果、サージ電圧の増大を顕著に抑制することができる。
なお、第1キャパシタ32がトランジスタ50のドレイン電極D側に配置され、第1ダイオード34がトランジスタ50のゲート電極G側に配置されていて、電圧調整回路20を付加すると、サージ電圧がピークとなるタイミングより充分に早いタイミングで第1キャパシタ32に充電電流が流れ始め、ゲート電極Gの電圧の低下速度が遅速化し、ドレイン電極Dの電圧の変化速度が遅速化される現象が得られ、サージ電圧の増大を顕著に抑制することができる。
図3に、電圧調整回路20の具体的な回路図を示す。
電圧調整回路20は、第1キャパシタ32と第1ダイオード24を接続する第3接続点33と、第1ダイオード34のアノードの間に接続されている。電圧調整回路20は、第2キャパシタ22と第2ダイオード24が直列に接続されている回路を備えている。第2ダイオード24のカソードは第1ダイオードのアノード側に接続されており、第2ダイオード24のアノードは第3接続点33側に接続されている。
図4に、図3のスイッチング回路10を用いてトランジスタ50を駆動させた場合のシミュレーション結果を示す。図4(A)に、トランジスタ50のゲート電極Gの電圧VG、ドレイン電極Dの電圧VD、及び電圧V1、V2、の経時的な変化を示す。なお、電圧V1は第3接続点33の電圧であり、電圧V2は第2ダイオード22と第2キャパシタ24の間の接続線の電圧である。図4(B)に、トランジスタ50のドレイン電流ID、及び電流I1、I2の経時的な変化を示す。電流I1は第1ダイオード34を流れる電流であり、電流I2は第2ダイオード24を流れる電流である。図4は、第1キャパシタ32の静電容量C1が1nFであり、第2キャパシタ22の静電容量C2が0.5nFであり、電源電圧Vddが100Vであり、第1ダイオード32と第2ダイオード22の順方向電圧VFが0.8Vのときの結果である。
まず、トランジスタ50がオフで安定している期間T1を考える。スイッチング回路10では、トランジスタ50がオフで安定しているときに、電源電圧Vddから第1ダイオード34の順方向電圧VFを引いた電圧(Vdd−VF)が第1キャパシタ32及び第2キャパシタ22に印加される。トランジスタ50がオフしているときの第1キャパシタ32の充電電圧は(Vdd−VF)であり、第3接続点33の電圧V1は、(Vdd−VF)になる。なお、第2キャパシタ22と第2ダイオード24の間の電圧V2も、(Vdd−VF)になる。すなわち、第2キャパシタ22は充電されない。図4に示すように、期間T1の電圧V1及び電圧V2は、概ね100Vになっている。
次に、トランジスタ50がターンオンする期間T2を考える。期間T2では、まずトランジスタ50のゲート電極Gの電圧VGが上昇する。電圧V1と電圧V2は、ゲート電圧VGの上昇に追随して上昇する。ゲート電極Gの電圧VGが閾値を超えると、トランジスタ50のドレイン電極Dとソース電極S間にドレイン電流IDが流れ、トランジスタ50がオンする。トランジスタ50がオンすると、ドレイン電極Dの電圧VDが降下する。ドレイン電極Dの電圧VDが降下すると、第1ダイオード34には逆バイアス電圧が加わるようになるので、第1ダイオード34は遮断される。一方、第2ダイオード24には順方向電圧が加わる。電圧V2とドレイン電極Dの電圧VDの差が、第2ダイオード24の順方向電圧VFを越えると、第2ダイオード24が導通する。
図3を参照して、このときの現象をより詳細に説明する。トランジスタ50がオフしているときは、第3接続点33と第1接続点41の間に存在する第1キャパシタ32が充電されている。第3接続点33が高電圧側であり、第1接続点41が低電圧側である。このとき、第3接続点33の電位V1と第2キャパシタ22と第2ダイオード24の間の接続線の電位V2は等しく、第2キャパシタ22の充電電圧はゼロである。次にトランジスタ50がオンすると、前記したように、第2ダイオード24が導通し、第1キャパシタ32を充電していた電荷の一部が、第2キャパシタ22に移動して第2キャパシタ24を充電する。このとき、トランジスタ50がオンしているので、第2接続点51は第3接続点33に対して低電圧側である。したがって、トランジスタ50がオンすると、第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の並列回路が形成されると評価することができる。即ち、第1接続点41と第2接続点51の間の静電容量が、第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の直列静電容量になる。この結果、第3接続点33の電圧V1が降下する。換言すると、第1キャパシタ32を充電していた電荷の一部が第2キャパシタ22に移動し、その結果、第3接続点33の電圧V1が降下する。図4(B)に示すように、トランジスタ50がターンオンする過渡期では、第1キャパシタ32、第2キャパシタ22、第2ダイオード24、第2接続点51を介して電流I2が流れ、第3接続点33の電圧V1が降下する。第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量の比率を調整することによって、第3接続点33の電圧V1の降下量が調整できることが分かる。
トランジスタ50が完全にオンしている期間T3では、第1ダイオード32及び第2ダイオード22の双方がオフになり、電圧V1及び電圧V2が保持される。
次に、トランジスタ50がターンオフする期間T4を説明する。トランジスタ50がターンオフすると、ドレイン電極Dの電圧VDが上昇する。ドレイン電極Dの電圧VDが第1キャパシタ32に充電されている充電電圧V1と第1ダイオード34の順方向電圧VFの合計(V1+VF=Vt+VF)を超えると、第1ダイオード34が導通する。第1ダイオード34が導通すると、第1キャパシタ32に電流I1が流れ始め、トランジスタ50のゲート電極Gの電圧の下降速度が遅速化し、トランジスタ50のドレイン電流IDの下降速度が遅速化する。このため、それ以降は、ドレイン電極Dの電圧VDの急峻な上昇が抑えられ、サージ電圧を低く抑えることができる。
これらの動作を繰返すことによって、スイッチング回路10はサージ電圧を抑制しながらトランジスタ50を駆動することができる。
図5に、ターンオフした過渡期のトランジスタ50のドレイン電極Dの電圧VDの変動を示す。第1キャパシタ32の静電容量C1と第2キャパシタ22の静電容量C2を変えた場合の結果も併せて示す。なお、「対策なし」は、サージ電圧対策回路12が設けられていない場合の結果である。
図5に示すように、第1キャパシタ32の静電容量C1が1nFの場合と0.5nFの場合を比較すると、ドレイン電極Dの電圧VDの傾きが異なることが分かる。第1キャパシタ32の静電容量C1の大きさは、ドレイン電極Dの電圧VDの傾きを決定する。
図5に示すように、第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量の比が1:1の場合と1:0.5の場合を比較すると、ドレイン電極Dの電圧VDが傾き始めるタイミングが異なる。第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量の比は、ドレイン電極Dの電圧VDが傾き始めるタイミングを決定する。
図6に、ターンオフした過渡期のトランジスタ50のドレイン電流IDの変動を示す。
図6に示すように、第1キャパシタ32の静電容量C1が1nFと0.5nFの場合を比較すると、トランジスタ50のドレイン電流IDの傾きが異なることが分かる。第1キャパシタ32の静電容量C1の大きさは、トランジスタ50のドレイン電流IDの傾きを決定する。
図6に示すように、第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量の比が1:1の場合と1:0.5の場合を比較すると、トランジスタ50のドレイン電流IDが傾き始めるタイミングが異なる。第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量の比は、トランジスタ50のドレイン電流IDが傾き始めるタイミングを決定する。
図5及び図6の結果から、第1キャパシタ32と第2キャパシタ22の静電容量を調整することによって、トランジスタ50がターンオフした過渡期の特性が改善されることが分かる。
特に、本実施例のスイッチング回路10は、図5に示すように、トランジスタ50がターンオフした過渡期の序盤でドレイン電極Dの電圧VDを急峻に変動させ、過渡期の終盤でドレイン電極Dの電圧VDを緩慢に変動させることができる。このため、過渡期の序盤でドレイン電極Dの電圧VDを急峻に変動させることによってターンオフ損失の増大を抑制し、過渡期の終盤でドレイン電極Dの電圧VDを緩慢に変動させることによってサージ電圧の増大を抑制することができる。
図7に、トランジスタ50を駆動する場合に存在するターンオフ損失とサージ電圧の間のトレードオフ曲線を示す。図中の破線は、「対策なし」の場合のトレードオフ曲線である。
図7に示すように、本実施例のスイッチング回路10は、ターンオフ損失をほとんど増大させることなく、サージ電圧を低減できていることが分かる。本実施例のスイッチング回路10は、ターンオフ損失とサージ電圧の間に存在しているトレードオフ関係を打破することができる。
以下の比較例では、第1キャパシタ32又は第2キャパシタ22に、静電容量の値が極端なものを採用した場合のシミュレーション結果を示す。なお、以下の比較例のスイッチング回路の構成は、図3に示すスイッチング回路10と同一である。
(比較例1)
図8の結果は、第1キャパシタ32の静電容量C1が1nFであり、第2キャパシタ22の静電容量C2が0.1pFの場合である。第2キャパシタ22の静電容量C2が極めて小さい。したがって、比較例1は、第2キャパシタ22が存在していない場合と実質的に等価である。
図8に示すように、比較例1では、トランジスタ50がターンオンする過渡期に電流I2が流れない。このため、第3接続点33の電圧V1が降下しない。
(比較例2)
図9の結果は、第1キャパシタ32の静電容量C1が0.1pFであり、第2キャパシタ22の静電容量C2が1nFの場合である。第1キャパシタ32の静電容量C1が極めて小さい。
図9に示すように、比較例2では、トランジスタ50がターンオンする過渡期に電流I2が流れない。さらに、トランジスタ50がターンオフする過渡期においても、電流I1が流れない。したがって、比較例2は、サージ電圧対策回路12が設けられていない場合と等価であると評価できる。
(比較例3)
図10の結果は、第1キャパシタ32の静電容量C1が1nFであり、第2キャパシタ22の静電容量C2が10nFの場合である。第2キャパシタ22の静電容量C2が極めて大きい。
図10に示すように、比較例3では、トランジスタ50がターンオンする過渡期に過剰な電流I2が流れ、第3接続点33の電圧V1が下がり過ぎてしまう。このため、トランジスタ50がターンオフする過渡期では、その序盤から第2接続点の電圧VDが傾斜する。比較例3のスイッチング回路は、オフ損失が大きい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、図3のスイッチング回路10において、第2キャパシタ22と第2ダイオード24の直列回路と、第1ダイオード34で構成される並列回路と、第1キャパシタ32は、第1接続点41と第2接続点51の間でその位置関係が逆に配置されてもよい。
また、第2キャパシタ22と第2ダイオード24の配置順序は逆であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
スイッチング回路の基本的な回路図を示す。 (A)サージ電圧対策回路が設けられていないスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電極の電圧の変動を示す。(B)サージ電圧対策回路のうち直列回路のみが設けられているスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電極の電圧の変動を示す。(C)本実施例のスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電極の電圧の変動を示す。 スイッチング回路の具体的な回路図を示す。 (A)本実施例のスイッチング回路において、トランジスタのゲート電極の電圧VG、ドレイン電極Dの電圧VD、及び電圧V1、V2、の経時的な変化を示す。(B)本実施例のスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電流ID、及び電流I1、I2の経時的な変化を示す。 ターンオフした過渡期のドレイン電極の電圧の変動を示す。 ターンオフした過渡期のドレイン電流の変動を示す。 本実施例のスイッチング回路のオフ損失とサージ電圧の間の関係を示す。 (A)比較例1のスイッチング回路において、トランジスタのゲート電極の電圧VG、ドレイン電極Dの電圧VD、及び電圧V1、V2、の経時的な変化を示す。(B)比較例1のスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電流ID、及び電流I1、I2の経時的な変化を示す。 (A)比較例2のスイッチング回路において、トランジスタのゲート電極の電圧VG、ドレイン電極Dの電圧VD、及び電圧V1、V2、の経時的な変化を示す。(B)比較例2のスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電流ID、及び電流I1、I2の経時的な変化を示す。 (A)比較例3のスイッチング回路において、トランジスタのゲート電極の電圧VG、ドレイン電極Dの電圧VD、及び電圧V1、V2、の経時的な変化を示す。(B)比較例3のスイッチング回路において、トランジスタのドレイン電流ID、及び電流I1、I2の経時的な変化を示す。 直列回路のみが設けられているスイッチング回路の回路図を示す。
符号の説明
10:スイッチング回路
12:サージ電圧対策回路
20:電圧調整回路
22:第2キャパシタ
24:第2ダイオード
30:直列回路
32:第1キャパシタ
34:第1ダイオード
40:制御回路
50:トランジスタ
60:寄生のインダクタンス
70:負荷
80:電源

Claims (5)

  1. トランジスタを備えているスイッチング回路であり、
    一対の主電極の間に電源と負荷を直列に接続して用いるトランジスタと、
    そのトランジスタの制御電極に接続されているとともにそのトランジスタをオンさせる電圧とオフさせる電圧を交互に出力する制御回路と、
    そのトランジスタの制御電極と高電圧側の主電極の間に接続されているとともに第1キャパシタと第1ダイオードが直列に接続されている回路であって、その第1ダイオードのカソードが前記制御電極側に接続されており、その第1ダイオードのアノードが前記高電圧側の主電極側に接続されている直列回路と、
    その第1キャパシタと第1ダイオードを接続する接続線に接続されているとともにその接続線の電圧を調整する電圧調整回路と、
    を備えていることを特徴とするスイッチング回路。
  2. その電圧調整回路は、トランジスタがオンしているときの第1キャパシタの充電電圧を、トランジスタがオフしているときの充電電圧から低下させることを特徴とする請求項1のスイッチング回路。
  3. その電圧調整回路は、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が低下したときの第1キャパシタの充電電圧を、トランジスタの高電圧側の主電極の電圧が電源電圧に等しいときの充電電圧から低下させることを特徴とする請求項1のスイッチング回路。
  4. その電圧調整回路は、第1キャパシタと第1ダイオードを接続する接続線と第1ダイオードのアノードの間に接続されているとともに第2キャパシタと第2ダイオードが直列に接続されている回路を有しており、
    その第2ダイオードのカソードが第1ダイオードのアノード側に接続されており、その第2ダイオードのアノードが前記接続線側に接続されていることを特徴とする請求項1のスイッチング回路。
  5. 第2コンデンサの静電容量が、第1コンデンサの静電容量以下であることを特徴とする請求項4のスイッチング回路。
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