JP2007288774A - 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路 - Google Patents

低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007288774A
JP2007288774A JP2007074030A JP2007074030A JP2007288774A JP 2007288774 A JP2007288774 A JP 2007288774A JP 2007074030 A JP2007074030 A JP 2007074030A JP 2007074030 A JP2007074030 A JP 2007074030A JP 2007288774 A JP2007288774 A JP 2007288774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
semiconductor substrate
switching circuit
semiconductor
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007074030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4971848B2 (ja
Inventor
Makoto Kuwabara
誠 桑原
Yoshikuni Hatsutori
佳晋 服部
Kyoko Okada
京子 岡田
Shoji Mizuno
祥司 水野
Takaaki Aoki
孝明 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to DE102007013824A priority Critical patent/DE102007013824B4/de
Application filed by Denso Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007074030A priority patent/JP4971848B2/ja
Priority to US11/723,967 priority patent/US7671636B2/en
Priority to DE102007063721.9A priority patent/DE102007063721B4/de
Priority to DE102007063687A priority patent/DE102007063687B4/de
Publication of JP2007288774A publication Critical patent/JP2007288774A/ja
Priority to US12/654,323 priority patent/US7982508B2/en
Priority to US13/105,021 priority patent/US8179169B2/en
Priority to US13/433,624 priority patent/US8519748B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4971848B2 publication Critical patent/JP4971848B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】MOSFETを含むスイッチング回路においてサージ電圧を抑制する。
【解決手段】ゲート端子に入力される制御電圧によってドレイン電流を制御するMOSFET30を含むスイッチング回路100であって、コンデンサ42を介してMOSFET30のドレイン端子をダイオード40のアノード端子に接続し、MOSFET30のゲート端子をダイオード40のカソード端子に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランジスタのスイッチング損失及びノイズを共に低減させたスイッチング回路に関する。
トランジスタ(MOSFET)を備えたスイッチング回路では、MOSFETをターンオフ状態とした場合のサージ電圧の影響を低減することが必要とされる。
特許文献1には、図7に示すように、回路単体でMOSFETをサージ電圧から保護する負荷駆動回路が開示されている。分岐線10には、ダイオード12及びツェナーダイオード14が向かい合わせの状態で直列接続されている。ダイオード12は、制御回路16の出力端18から出力されるオン信号によってMOSFET20がオンされたときに分岐線10への電流の流れを抑止する役目を果たす。ツェナーダイオード14は、MOSFET20のターンオフ時に電源ライン22にツェナー電圧VZD+ダイオード順方向閾値電圧Vf以上の正サージ電圧が加わった場合に、MOSFET20のゲートGの電圧を持ち上げる役目を果たす。これによって、MOSFET20はオン状態となり、ドレイン−ソース間が導通され、サージ電圧を逃がすことができる。
特開平6−326579号公報
しかしながら、ツェナーダイオードのツェナー電圧VZDには通常±10%程度のばらつきがあるため、上記従来技術のようにツェナーダイオードを用いた場合にはサージ電圧を抑制するための基準電圧(VZD+Vf)を所定値に正確に設定することが困難である。
図8は、電源22の電圧を100Vに設定した際のMOSFETのターンオフ時のドレイン電圧Vdの時間変化をシミュレーションした結果を示す。図8には、スイッチング回路にサージ電圧抑制対策を施さない場合(ラインa)、上記従来技術の負荷駆動回路のようなツェナーダイオード14を用いたサージ電圧抑制対策を施してVZD+Vfを100Vに設定した場合(ラインb)、及び、上記従来技術の負荷駆動回路のようなツェナーダイオード14を用いたサージ電圧抑制対策を施したがツェナー電圧VZDのばらつきによりVZD+Vfが90V及び110Vに変動した場合(ラインc,d)を示している。
サージ電圧をドレイン電圧Vdのピークから定常状態時の値までの差と定義すると、サージ電圧抑制対策を施さない場合にはサージ電圧は22Vであり、VZD+Vfを100Vに設定した場合にはサージ電圧は3Vとなりサージ電圧の抑制効果が見られるが、VZD+Vfが110Vとなるとサージ電圧は13Vとなりサージ電圧の抑制効果は著しく低下する。また、VZD+Vfが90Vとなるとドレイン電圧Vdが電源電圧である100Vまで回復しなくなる。
以上のように、ツェナーダイオードを用いたサージ電圧抑制回路では、VZD+Vfを所定値に正確に制御できた場合には効果が得られるが、上記のようにツェナー電圧VZDにはばらつきがあるので、サージ電圧の抑制効果を十分に得ることができなかったり、ドレイン電圧Vdが電源電圧まで回復しなかったりする問題を生ずる。
そこで、本発明は、安定してサージ電圧を抑制することができるスイッチング回路を提供することを目的とする。
本発明は、ゲート又はベース端子に入力される信号によってドレイン又はコレクタ電流を制御するトランジスタを含むスイッチング回路であって、前記トランジスタのドレイン又はコレクタ端子は、コンデンサを介してダイオードのアノード端子に接続され、前記トランジスタのゲート又はベース端子は、前記ダイオードのカソード端子に接続されていることを特徴とする。
上記のダイオードとコンデンサを入れ替えてもよい。すなわち、前記トランジスタのゲート又はベース端子は、コンデンサを介してダイオードのカソード端子に接続され、前記トランジスタのドレイン又はコレクタ端子は、前記ダイオードのアノード端子に接続されていることを特徴とするスイッチング回路としてもよい。
ここで、前記トランジスタは、MOSFET又はIGBTである場合に本発明の作用が顕著となる。
また、前記コンデンサの容量は、ドレイン電圧が0Vでのゲート−ドレイン間容量の0.01倍〜100倍であることが好適である。前記コンデンサの容量がこの範囲内にある場合に、サージ電圧の低減効果を得ることができる。
また、本発明におけるスイッチング回路では、前記トランジスタと、前記ダイオードと、前記コンデンサと、は同一の半導体基板に設けられていることを特徴とするスイッチング回路。ここで「同一の半導体基板に設けられている」とは、各回路素子が半導体基板内に作り込まれている場合、各回路素子の一部又は全部が半導体基板上に作り込まれている場合を含む。すなわち、「同一の半導体基板に設けられている」とは、前記トランジスタと前記ダイオードと前記コンデンサの回路素子が半導体基板を利用して一体で構成されていることをいう。
この場合、スイッチング回路を構成する部品点数は増加しない。また、前記トランジスタと前記ダイオードと前記コンデンサとは、一般的な半導体製造技術を利用して半導体基板に形成し易い。すなわち、同一の半導体基板に、前記トランジスタと前記ダイオードと前記コンデンサとを無理なく形成することができる。
例えば、前記ダイオードは、前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられているp型の不純物を含むアノード半導体領域と、前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられていると共に前記アノード半導体領域に接しているn型の不純物を含むカソード半導体領域と、を有していることが好適である。この場合、前記アノード半導体領域と、前記カソード半導体領域と、は多結晶シリコンで構成されていることがより好適である。
また、前記ダイオードは、前記半導体基板の表面に埋込み構造として設けられており、p型の不純物を含むアノード半導体領域と、前記アノード半導体領域に接しているn型の不純物を含むカソード半導体領域と、を有しているものとしてもよい。
また、例えば、前記コンデンサは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有していることが好適である。
より具体的には、前記ダイオードは、前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられており、p型の不純物を含むアノード半導体領域と、前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられており、記アノード半導体領域に接していると共にn型の不純物を含むカソード半導体領域と、を有しており、前記コンデンサは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、前記カソード半導体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、前記アノード半導体領域は、前記埋込み導電体領域に接続されており、前記埋込み半導体領域と、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと、は前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されているものとしてもよい。
また、前記ダイオードは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、前記コンデンサは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、前記カソード半導体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、前記アノード半導体領域は、前記埋込み導電体領域に接続されており、前記埋込み半導体領域と、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと、は前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されているものとしてもよい。
また、前記ダイオードは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、前記コンデンサは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、前記埋込み導電体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、前記カソード半導体領域は、前記埋込み半導体領域と前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されており、前記アノード半導体領域は、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと電気的に接続されているものとしてもよい。
また、前記ダイオードは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、前記コンデンサは、前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、前記埋込み導電体領域は、前記トランジスタのゲートと前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されており、前記カソード半導体領域は、前記埋込み半導体領域と電気的に接続されており、前記アノード半導体領域は、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと電気的に接続されているものとしてもよい。
ここで、前記トランジスタは、スーパージャンクション構造とすることも好適である。
本発明によれば、トランジスタを含むスイッチング回路において正確かつ安定してサージ電圧を抑制することができる。
本発明の実施の形態におけるスイッチング回路100は、図1に示すように、トランジスタ(MOSFET)30、負荷抵抗32、ゲート制御回路34、ゲート抵抗36、電源38、ダイオード40及びコンデンサ42を含んで構成される。
スイッチング回路100は、スイッチング素子であるMOSFET30を含む。MOSFET30はNチャネル型である。MOSFET30のドレイン端子Dは、負荷抵抗32を介して、電源38の正極側に接続される。MOSFET30のソース端子S、電源38の負極側及びゲート制御回路34の接地端子Yは接地される。MOSFET30のゲート端子Gは、ゲート抵抗36を介して、ゲート制御回路34の制御電圧出力端子Xに接続される。
スイッチング回路100は、さらに、ダイオード40及びコンデンサ42の直列回路であるサージ電圧抑制回路を含む。サージ電圧抑制回路は、MOSFET30のドレイン−ゲート間を接続する。MOSFET30のドレイン端子は、コンデンサ42を介して、ダイオード40のアノード端子に接続される。MOSFET30のゲート端子は、ダイオード40のカソード端子に接続される。
ゲート制御回路34は、制御電圧出力端子XからMOSFET30のゲート端子に対して、MOSFET30をオン・オフさせるための制御電圧(ゲート電圧)Vgを出力する。ゲート電圧Vgが閾値電圧未満であるときはMOSFET30がオフ状態となり、ゲート電圧Vgが閾値電圧以上(例えば、5V〜15V)であるときはMOSFET30がオン状態となる。
MOSFET30がオフ状態である場合、ドレイン端子のドレイン電圧Vdは電源電圧VDDに維持される。したがって、ダイオード40には順方向バイアスが印加されて導通状態となる。したがって、MOSFET30のゲート−ドレイン端子間の電位差は電源電圧VDDと等しくなり、コンデンサ42の充電電圧Vcは、電源電圧VDDからダイオード40の順方向電圧Vfを引いた値となる。なお、ダイオード40の順方向電圧Vfは通常電源電圧と比べて十分に低い(例えば、シリコンダイオードでは0.7V程度)ので、コンデンサ42の端子間の充電電圧Vcはほぼ電源電圧VDDと等しくなる。
次に、MOSFET30がオン状態になると、ドレイン端子のドレイン電圧Vdは、電源電圧VDDから数V程度のソース−ドレイン間の電圧Vdsまで低下する。このとき、コンデンサ42の充電電圧Vcは電源電圧VDDを保持し、ダイオード40には逆方向バイアスが印加されて遮断状態となる。
次に、ゲート電圧Vgが低下し、MOSFET30がターンオフに転じるとドレイン電圧Vdが上昇する。スイッチング回路100には、図2に示すように、寄生インダクタンスLが含まれるので、これによりサージ電圧が発生して、ドレイン電圧Vdが電源電圧VDD以上に上昇する。ドレイン電圧Vdの上昇に伴って、ゲート−ドレイン間の電圧Vdgがコンデンサ42に保持されている電圧Vcとダイオード40の順方向電圧Vfの和以上となると、ダイオード40が順方向バイアスされて導通し、ゲート抵抗36に電流が流れ、ゲート端子の電圧が上昇する。これによって、MOSFET30のソース−ドレイン間の電流Idが増加し、ソース−ドレイン間の電流Idの低下速度が遅速化しドレイン電圧Vdを低下させる。
以上のように、ダイオード40及びコンデンサ42の直列回路を介してドレイン電圧Vdの上昇をゲート端子へ負帰還させることによって、MOSFET30のソース−ドレイン間の電流Idを増加させ、サージ電圧によるドレイン電圧Vdの上昇が抑制される。
なお、スイッチング回路100は、本願発明の基本的構成を説明するための例示であり、インバータ回路や直流−直流コンバータ回路等にスイッチング回路100を応用することができる。
<実施例>
Nチャネル型のMOSFET30を備えたスイッチング回路100の実施例について説明する。ここでは、電源電圧VDDを100Vとし、コンデンサ42を1nFとした場合とコンデンサ42を10nFとした場合のサージ電圧の抑制効果について示す。
MOSFET30がオフ状態である場合、ダイオード40は導通状態となり、MOSFET30のゲート−ドレイン間の電位差は電源電圧VDDと等しくなる。コンデンサ42には、電源電圧VDDの100Vからダイオード40の順方向電圧Vf(約0.7V)を引いた電圧Vcが保持される。MOSFET30がオン状態となると、ドレイン電圧Vdは数V程度に低下し、コンデンサ42は略100Vを保持し、ダイオード40には逆方向バイアスが印加されて遮断状態となる。制御電圧Vgが低下し、MOSFET30がターンオフに転じるとドレイン電圧Vdが上昇する。
図3は、MOSFET30がターンオフに転じ、ドレイン端子にサージ電圧が生じたときに、ダイオード40を流れる電流の時間変化を示す。また、図4は、ドレイン端子にサージ電圧が生じたときのゲート端子に印加されるゲート電圧Vgの時間変化を示す。なお、図4には、比較例としてサージ電圧抑制回路を設けなかった場合のゲート電圧の時間変化も示している。
時刻1.57×10−6〜1.60×10−6(秒)の間にサージ電圧が発生し、ゲート−ドレイン間の電圧Vdgがコンデンサ42に保持されている電圧Vcとダイオード40の順方向電圧Vfの和、すなわち電源電圧VDDの100V以上となると、ダイオード40が順方向バイアスされて導通し、ゲート抵抗36に電流が流れ、ゲート端子の電圧Vgが上昇する。このとき、図3に示すように、サージ電圧抑制回路のコンデンサ42の容量値が1nFの場合(ラインe)よりも10nFの場合(ラインf)の方が回路のインピーダンスがより小さくなるのでより大きな電流が流れる。その結果、図4に示すように、MOSFET30のゲート端子には、コンデンサ42の容量値が1nFの場合(ラインg)よりも10nFの場合(ラインh)の方が高いゲート電圧Vgが印加される。なお、サージ電圧抑制回路を設けなかった場合には、ゲート抵抗36には電流は流れず、ゲート電圧Vgは上昇しない。
図5は、MOSFETのターンオフ時のドレイン電圧Vdの時間変化を示す。ゲート電圧Vgの上昇によりMOSFET30のソース−ドレイン間の電流Idが増加すると、ドレイン電圧Vdが低下してサージ電圧の影響が抑制される。このとき、図5に示すように、サージ電圧抑制回路のコンデンサ42の容量値が1nFの場合(ラインi)よりも10nFの場合(ラインj)の方がサージ電圧の抑制効果が高い。なお、サージ電圧抑制回路を設けなかった場合には、ゲート抵抗36には電流は流れず、ゲート電圧Vgは上昇しない。
サージ電圧の抑制回路を設けない場合には、図6に示すように、サージ電圧とMOSFET30のターンオフ時の損失とはトレードオフの関係にある。ここでは、ドレイン電圧Vdとドレイン電流Idの積をターンオフ期間において積分したものをターンオフ時の損失と定義する。すなわち、ターンオフ時の損失を低減させるためにはターンオフ時間を短縮させる必要があるが、ターンオフ時間を短縮することによって寄生インダクタンスによるサージ電圧が上昇してしまう。一方、本実施の形態のサージ電圧抑制回路を設けることによって、図6に示すように、ターンオフ時の損失を低く抑えつつ、サージ電圧を低減させることができる。このとき、サージ電圧抑制回路のコンデンサ42の容量値が1nFの場合(点k)よりも10nFの場合(点l)の方がサージ電圧の抑制効果が高い。
<素子構造>
スイッチング回路100の一部は、図9〜図18に示すように、MOSFET30とダイオード40とコンデンサ42とを同一の半導体基板50に設けることによって構成することができる。図9〜図18に示す例はいずれも、MOSFET30とコンデンサ42が半導体基板50内に設けられ、ダイオード40が半導体基板50上に設けられている態様である。MOSFET30とダイオード40とコンデンサ42とは、半導体基板50を利用して一体に構成されており、1つのチップとして構成されている。なお、半導体基板50には、単結晶シリコンが用いられている。
図9に示す形態は、ダイオード40とコンデンサ42の直列回路が、MOSFET30のドレインDとゲートGとの間に接続されていると共に、コンデンサ42がトランジスタのドレインDとダイオード40との間に挿入されている例である。図9(a)は半導体基板50の要部断面図を模式的に表したものであり、図9(b)はその等価回路を示すものである。
図9(a)は、素子領域と周辺領域の境界近傍を示している。素子領域とは、主電極間(ドレインDとソースS)を導通状態と非導通状態の間で時間的に切り替えるために必要とされる半導体領域群が作り込まれている領域である。素子領域は、半導体基板50の中心側に配置されている。周辺領域は、中心領域の周囲を取り囲むように配置されている。周辺領域には、終端領域が含まれる。終端領域は、中心領域の周囲を取り囲むように配置されている。終端領域は、MOSFET30がオフ状態のときに、空乏層を素子領域から側方に向けて伸展させることによって、MOSFET30に印加される電圧を横方向で負担する領域である。なお、図9(a)に示す終端領域の横方向の幅は図中で明確に示すために縮小して記載されている。
半導体基板50は、裏面に設けられているn型のドレイン領域52と、ドレイン領域52上に設けられているn型のドリフト領域54を備えている。ドレイン領域52とドリフト領域54は、半導体基板50を素子領域から周辺領域に亘って横方向に連続して設けられている。
素子領域の半導体基板50の表面には、p型のボディ領域106とn型のソース領域102とp型のボディコンタクト領域104が設けられている。ボディ領域106は、素子領域の半導体基板50の表面に横方向に連続して設けられている。ソース領域102とボディコンタクト領域104は、半導体基板50の表面に選択的に設けられている。ソース領域102は、ボディ領域106によって、ドリフト領域54から隔てられている。ボディコンタクト領域104は、ボディ領域106よりもドーパントの濃度が高い。ソース領域102とボディコンタクト領域104とは、半導体基板50上に設けられているソースSに電気的に接続されている。
素子領域の半導体基板50の表面には、さらに、トレンチゲート電極94とゲート絶縁膜92が設けられている。トレンチゲート電極94は、半導体基板50の表面から裏面へ向けて伸びており、ボディ領域106を貫通してドリフト領域54へ達している。ゲート絶縁膜92は、トレンチゲート電極94を被覆しており、トレンチゲート電極94を半導体基板50から電気的に絶縁している。トレンチゲート電極94は、ソース領域102とドリフト領域54とを隔てているボディ領域106にゲート絶縁膜92を介して対向している。トレンチゲート電極94には、多結晶シリコンが用いられている。ゲート絶縁膜92には、酸化シリコンが用いられている。
周辺領域の半導体基板50の表面には、選択酸化膜72(絶縁膜の一例)が設けられている。選択酸化膜72には、酸化シリコンが用いられている。選択酸化膜72は、終端領域の半導体基板50の表面の電界を緩和することができる。一般的に、選択酸化膜72の下方の半導体基板50内には、例えば、リサーフ層やガードリングといった構造が設けられていることが多い。これらの構造は、素子領域の周縁の電界集中を緩和し、MOSFET30の耐圧を向上させるために設けられている。図9(a)では、図を明確に示すためにこれらの微細な構造は省略している。
終端領域よりもさらに側方の半導体基板50の表面には、n型の拡散半導体領域68とn型の表面拡散半導体領域62とが設けられている。n型の拡散半導体領域68とn型の表面拡散半導体領域62とは、平面視したときのレイアウトにおいて、終端領域よりもさらに側方の半導体基板50の表面の少なくとも一部に設けられている。すなわち、n型の拡散半導体領域68とn型の表面拡散半導体領域62とは、終端領域の周囲を取り囲むように設けられている必要はない。
終端領域のさらに側方の半導体基板50の表面の一部には、さらに、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とが設けられている。埋込み導電体領域66は、半導体基板50の表面から裏面に向けて伸びており、拡散半導体領域68内に留まっている。被覆絶縁体領域64は、埋込み導電体領域66を被覆しており、埋込み導電体領域66を半導体基板50から電気的に絶縁している。埋込み導電体領域66には、多結晶シリコンが用いられている。被覆絶縁体領域64には、酸化シリコンが用いられている。
埋込み導電体領域66と拡散半導体領域68は、被覆絶縁体領域64を介して対向している。したがって、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64と拡散半導体領域68とによってコンデンサ42が構成されている。なお、拡散半導体領域68は、被覆絶縁体領域64との界面に空乏層が発生するのを抑制し、コンデンサ42の容量を安定化させるために設けられている。
埋込み導電体領域66は、素子領域のトレンチゲート電極94と同一の深さを有している。被覆絶縁体領域64は、素子領域のゲート絶縁膜92と同一の厚みを有している。したがって、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とは、素子領域のトレンチゲート電極94とゲート絶縁膜92とを形成するプロセスを利用して同時に形成することができる。
選択酸化膜72の表面には、ダイオード40が形成されている。ダイオード40は、p型のドーパントを含むアノード半導体領域82とn型のドーパントを含むカソード半導体領域84を備えている。アノード半導体領域82とカソード半導体領域84とは、選択酸化膜72の表面に配置されており、アノード半導体領域82とカソード半導体領域84は直接接している。アノード半導体領域82とカソード半導体領域84の材料には多結晶シリコンが用いられている。
図9に示すように、ダイオード40のカソード半導体領域84は、MOSFET30のトレンチゲート電極94に電気的に接続されている。ダイオード40のアノード半導体領域82は、コンデンサ42の埋込み導電体領域66に電気的に接続されている。すなわち、ダイオード40のアノード半導体領域82は、コンデンサ42の一端に電気的に接続されている。拡散半導体領域68は、表面拡散半導体領域62を介して、ドレインDに電気的に接続されている。また、拡散半導体領域68は、ドリフト領域54及びドレイン領域52を介して、ドレインDに電気的に接続されている。したがって、コンデンサ42の他端は、MOSFET30のドレインDに電気的に接続されている。これらの電気的な接続によって、図9(b)に示す等価回路を具現化したスイッチング回路用のチップが構成されている。なお、電気的な配線は、例えば、アルミ配線とすることができる。
このように、ダイオード40とコンデンサ42とをMOSFET30と同一の半導体基板50に形成すれば、ダイオード40とコンデンサ42を別個に用意する必要がない。このため、部品点数を増加させることなく、スイッチング回路100用のチップを構成することができる。さらに、ダイオード40とコンデンサ42とMOSFET30とを同一の半導体基板50に形成すれば、スイッチング回路100をより少ない部品点数で構成することができ、小型化が可能である。
図10及び図11は、コンデンサ42の容量を変更した構成を示す。コンデンサ42の容量は、被覆絶縁体領域64の厚み及び面積によって調整することができる。コンデンサ42の容量は、被覆絶縁体領域64の厚みに反比例し、被覆絶縁体領域64の面積に比例する。
図10に示すように、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とを半導体基板50の深い位置にまで延ばして形成し、被覆絶縁体領域64の面積を大きくすると、コンデンサ42の容量を増加させることができる。一方、図11に示すように、被覆絶縁体領域64の厚みを大きくすると、コンデンサ42の容量を減少させることができる。このように、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64との形態を工夫することによって、コンデンサ42の容量を容易に調整することができる。もちろん、被覆絶縁体領域64の厚みを大きくすると共に、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とを半導体基板50の深い位置にまで延ばしてもよい。
図12は、素子領域のドリフト領域54にスーパージャンクション構造が設けられている例である。スーパージャンクション構造のドリフト領域54は、n型のドーパントを含むn型コラム54aとp型のドーパントを含むp型コラム54bの繰り返し構造で構成されている。p型コラム54bの不純物濃度は、ボディ領域106の不純物濃度に略等しい。スーパージャンクション構造は、MOSFET30がオフしたときに、n型コラム54aとp型コラム54bのpn接合から空乏層を伸展させ、ドリフト領域54を実質的に完全空乏化することができる。このため、n型コラム54aとp型コラム54bのピッチ幅を調整すれば、不純物濃度を濃くしたとしてもドリフト領域54を実質的に完全空乏化することができる。これにより、n型コラム54aとp型コラム54bの不純物濃度を濃くすることができるので、スーパージャンクション構造は、MOSFET30のオン抵抗(又はオン電圧)と耐圧の間に存在するトレードオフ関係を打破する技術として有用である。
一般的に、スーパージャンクション構造は、n型のドーパントを比較的に高濃度に含む半導体基板50を利用して作成される。具体的には、半導体基板50の表面から異方性エッチングによって複数のトレンチを形成し、そのトレンチ内にp型コラム54bを結晶成長させる。複数のトレンチを形成したときの残部がn型コラム54aになる。これにより、n型コラム54aとp型コラム54bが繰り返し配置されているスーパージャンクション構造が得られる。
素子領域のドリフト領域54にスーパージャンクション構造を採用する場合、n型のドーパントを比較的に高濃度に含む半導体基板50が用いられる。このため、素子領域のドリフト領域54にスーパージャンクション構造を採用する場合、周辺領域のドリフト領域54に不純物濃度が濃くなる。したがって、この例では、図9の場合に設けられていたn型拡散半導体領域68を設けなくても、被覆絶縁体領域64の界面に空乏層が発生する現象を抑制することができる。
このように、MOSFET30とダイオード40とコンデンサ42とを同一の半導体基板50に設ける技術は、様々な種類のトランジスタに適用することができる。一般的に、トランジスタの周辺領域は、選択酸化膜72を備えていることが多い。この選択酸化膜72の表面にダイオード40を設ければ、トランジスタの種類に制限されることなく、周辺領域の半導体基板50の上方にダイオード40を設けることができる。選択酸化膜72の表面のスペースを利用するので、素子面積の増大を抑えながら、ダイオード40を半導体基板50に容易に一体化することができる。また、埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とを利用すれば、周辺領域の半導体基板50内に容易にコンデンサ42を設けることができる。埋込み導電体領域66と被覆絶縁体領域64とは、トレンチ形状をしているので、素子面積の増大を抑えながら、コンデンサ42を半導体基板50に容易に一体化することができる。
図13は、ダイオード40を選択酸化膜72の表面上に設けるのではなく、半導体基板50に埋め込んで設ける例である。この例において、ダイオード40は、MOSFET30の側方に延設されているp型のボディ領域106の表面にn型のドーパントを含むn型カソード半導体領域110とp型のドーパントを含むp型アノード半導体領域112とを配置することによって構成されている。n型カソード半導体領域110及びp型アノード半導体領域112はそれぞれn型及びp型のドーパントを熱拡散法等によって半導体基板50の表面に拡散させることによって形成することができる。したがって、n型カソード半導体領域110及びp型アノード半導体領域112は単結晶シリコン層とすることができる。
図13に示すように、ダイオード40のn型カソード半導体領域110は、MOSFET30のトレンチゲート電極94に電気的に接続されている。ダイオード40のp型アノード半導体領域112は、コンデンサ42の埋込み導電体領域66に電気的に接続されている。すなわち、ダイオード40のp型アノード半導体領域112は、コンデンサ42の一端に電気的に接続されている。なお、電気的な配線は、例えば、アルミ配線とすることができる。
また、p型アノード半導体領域112の側方における半導体基板50の表面には、選択酸化膜114(絶縁膜の一例)が設けられている。選択酸化膜114には、酸化シリコンが用いられている。選択酸化膜114は、半導体基板50の表面の電界を緩和することができる。一般的に、選択酸化膜114の下方の半導体基板50内には、例えば、リサーフ層やガードリングといった構造が設けられていることが多い。図13では、図を明確に示すためにこれらの微細な構造は省略している。
図14は、図13におけるダイオード40の埋込み領域と選択酸化膜114による素子分離領域との位置を入れ替えた構造とした例である。この例において、MOSFET30の素子領域の側方における半導体基板50の表面には、選択酸化膜114が設けられている。その選択酸化膜114のさらに側方には、p型のドーパントを熱拡散等により拡散させたp型ウェル領域116が設けられている。ダイオード40は、このp型ウェル領域116の表面にn型のドーパントを含むn型カソード半導体領域110とp型のドーパントを含むp型アノード半導体領域112とを配置することによって構成されている。n型カソード半導体領域110及びp型アノード半導体領域112はそれぞれn型及びp型のドーパントを熱拡散法等によって半導体基板50の表面に拡散させることによって形成することができる。
また、図13と同様に、ダイオード40のn型カソード半導体領域110は、MOSFET30のトレンチゲート電極94に電気的に接続されている。ダイオード40のp型アノード半導体領域112は、コンデンサ42の埋込み導電体領域66に電気的に接続されている。すなわち、ダイオード40のp型アノード半導体領域112は、コンデンサ42の一端に電気的に接続されている。
図15は、図13におけるダイオード40とコンデンサ42との位置を入れ替えた構造とした例である。この例において、MOSFET30の素子領域の側方における半導体基板50の表面には、選択酸化膜114が設けられている。また、MOSFET30の素子領域の側方におけるボディ領域106の表面にはp型のドーパントを含む電位制御層118を設けてもよい。
選択酸化膜114の側方における半導体基板50の表面には、埋込み導電体領域66と拡散半導体領域68と被覆絶縁体領域64とからなるコンデンサ42が形成されている。コンデンサ42は、図9以降の他の例と同様に形成することができる。
また、コンデンサ42のさらに側方の半導体基板50の表面には、p型のドーパントを熱拡散等により拡散させたp型ウェル領域116が設けられている。ダイオード40は、このp型ウェル領域116の表面にn型のドーパントを含むn型カソード半導体領域110とp型のドーパントを含むp型アノード半導体領域112とを配置することによって構成されている。n型カソード半導体領域110及びp型アノード半導体領域112はそれぞれn型及びp型のドーパントを熱拡散法等によって半導体基板50の表面に拡散させることによって形成することができる。
図15の構成では、MOSFET30のトレンチゲート電極94は、コンデンサ42の埋込み導電体領域66に電気的に接続されている。ダイオード40のカソード半導体領域110は、コンデンサ42の表面拡散半導体領域62に電気的に接続されている。ダイオード40のアノード半導体領域112は、ドレインDに電気的に接続されている。すなわち、図15に示す形態は、図9(b)の等価回路においてダイオード40とコンデンサ42を入れ替えた構成となる。すなわち、図15(b)に示すように、MOSFET30のドレインDにダイオード40のアノードが接続され、MOSFET30のゲートがコンデンサ42を介してダイオード40のカソードと接続される等価回路で表される。
図16は、図15におけるMOSFET30のトレンチゲート電極94とコンデンサ42の埋込み導電体領域66との接続、及び、ダイオード40のカソード半導体領域110とコンデンサ42の表面拡散半導体領域62との接続とを入れ替えた構成となっている。すなわち、MOSFET30のトレンチゲート電極94は、コンデンサ42の表面拡散半導体領域62に電気的に接続されている。ダイオード40のカソード半導体領域110は、コンデンサ42の埋込み導電体領域66に電気的に接続されている。ダイオード40のアノード半導体領域112は、ドレインDに電気的に接続されている。図16に示す形態も図15(b)に示す等価回路で表される。
なお、他の構成においてもコンデンサ42の埋込み導電体領域66と表面拡散半導体領域62と他の構成部との接続を入れ替えた構成としてもよい。接続は、半導体基板50の表面上における配線パターン等の都合により変更することができる。
図17は、図14における素子領域のドリフト領域54にスーパージャンクション構造を適用した例である。また、図18は、図13における素子領域のドリフト領域54にスーパージャンクション構造を適用した例である。スーパージャンクション構造のドリフト領域54は、図12に示したように、n型のドーパントを含むn型コラム54aとp型のドーパントを含むp型コラム54bの繰り返し構造で構成されている。スーパージャンクション構造のドリフト領域54は、図12の場合と同様に形成することができる。スーパージャンクション構造とすることによって、n型コラム54aとp型コラム54bの不純物濃度を濃くすることができるので、MOSFET30のオン抵抗(又はオン電圧)と耐圧の間に存在するトレードオフ関係を打破する技術として有用である。
図13〜図18に示したように、ダイオード40を半導体基板50に埋め込む構成としても、コンデンサ42又はMOSFET30と同一の半導体基板50に形成することができ、ダイオード40とコンデンサ42を別個に用意する必要がない。このため、部品点数を増加させることなく、スイッチング回路100用のチップを構成することができる。さらに、ダイオード40とコンデンサ42とMOSFET30とを同一の半導体基板50に形成すれば、スイッチング回路100をより少ない部品点数で構成することができ、小型化が可能である。
また、選択酸化膜72上にダイオード40を形成した場合には半導体基板50の表面において使用する面積効率が良くなるのに対して、ダイオード40を埋込み構造とした場合にはダイオード40を単結晶シリコンで構成することができるので整流特性をより良好なものとすることができる。
なお、上記具体例では、トランジスタをMOSFETとして説明したがバイポーラトランジスタやIGBTに置き換えても同様の作用・効果を得ることができる。バイポーラトランジスタに置き換えた場合、ゲートGをベースB、ドレインDをコレクタC、ソースSをエミッタEに置き換えるようにトランジスタを構成する。
本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の等価回路を示す図である。 ターンオフ時におけるダイオードを流れる電流の時間変化を示す図である。 ターンオフ時におけるゲート電圧の時間変化を示す図である。 ターンオフ時におけるドレイン電圧の時間変化を示す図である。 ターンオフ損失とサージ電圧との関係を示す図である。 従来のサージ電圧抑制回路を含む負荷駆動回路の構成を示す図である。 従来の負荷駆動回路のターンオフ時におけるドレイン電圧の時間変化を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図及びその等価回路を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図及びその等価回路を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング回路の1つの変形例のトランジスタ、ダイオード及びコンデンサが設けられている半導体基板の要部断面図を模式的に示す図である。
符号の説明
10 分岐線、12 ダイオード、14 ツェナーダイオード、16 制御回路、18 出力端、20 トランジスタ(MOSFET)、22 電源ライン、30 トランジスタ(MOSFET)、32 負荷抵抗、34 ゲート制御回路、36 ゲート抵抗、38 電源、40 ダイオード、42 コンデンサ、50 半導体基板、52 ドレイン領域、54 ドリフト領域、54a n型コラム、54b p型コラム、62 表面拡散半導体領域、64 被覆絶縁体領域、66 埋込み導電体領域、68 拡散半導体領域、72 選択酸化膜、82 アノード半導体領域、84 カソード半導体領域、92 ゲート絶縁膜、94 トレンチゲート電極、100 スイッチング回路、102 ソース領域、104 ボディコンタクト領域、106 ボディ領域、110 カソード半導体領域、112 アノード半導体領域、114 選択酸化膜、116 ウェル領域、118 電位制御層。

Claims (14)

  1. ゲート又はベース端子に入力される信号によってドレイン又はコレクタ電流を制御するトランジスタを含むスイッチング回路であって、
    前記トランジスタのドレイン又はコレクタ端子は、コンデンサを介してダイオードのアノード端子に接続され、
    前記トランジスタのゲート又はベース端子は、前記ダイオードのカソード端子に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  2. ゲート又はベース端子に入力される信号によってドレイン又はコレクタ電流を制御するトランジスタを含むスイッチング回路であって、
    前記トランジスタのゲート又はベース端子は、コンデンサを介してダイオードのカソード端子に接続され、
    前記トランジスタのドレイン又はコレクタ端子は、前記ダイオードのアノード端子に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  3. 請求項1又は2に記載のスイッチング回路であって、
    前記トランジスタは、MOSFET又はIGBTであることを特徴とするスイッチング回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスイッチング回路であって、
    前記コンデンサの容量は、ドレイン電圧が0Vでのゲート−ドレイン間容量の0.01倍〜100倍であることを特徴とするスイッチング回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のスイッチング回路であって、
    前記トランジスタと、前記ダイオードと、前記コンデンサと、は同一の半導体基板に設けられていることを特徴とするスイッチング回路。
  6. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられているp型の不純物を含むアノード半導体領域と、
    前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられていると共に前記アノード半導体領域に接しているn型の不純物を含むカソード半導体領域と、
    を有していることを特徴とするスイッチング回路。
  7. 請求項6に記載のスイッチング回路であって、
    前記アノード半導体領域と、前記カソード半導体領域と、は多結晶シリコンで構成されていることを特徴とするスイッチング回路。
  8. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板の表面に埋込み構造として設けられており、p型の不純物を含むアノード半導体領域と、前記アノード半導体領域に接しているn型の不純物を含むカソード半導体領域と、を有していることを特徴とするスイッチング回路。
  9. 請求項5〜8のいずれか1つに記載のスイッチング回路であって、
    前記コンデンサは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、
    前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、
    を有していることを特徴とするスイッチング回路。
  10. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられているp型の不純物を含むアノード半導体領域と、
    前記半導体基板上に絶縁膜を介して設けられていると共に記アノード半導体領域に接しているn型の不純物を含むカソード半導体領域と、を有しており、
    前記コンデンサは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、
    前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、
    前記カソード半導体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、
    前記アノード半導体領域は、前記埋込み導電体領域に接続されており、
    前記埋込み半導体領域と、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと、は前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  11. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、
    前記コンデンサは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、
    前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、
    前記カソード半導体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、
    前記アノード半導体領域は、前記埋込み導電体領域に接続されており、
    前記埋込み半導体領域と、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと、は前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  12. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、
    前記コンデンサは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、
    前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、
    前記埋込み導電体領域は、前記トランジスタのゲートに電気的に接続されており、
    前記カソード半導体領域は、前記埋込み半導体領域と前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されており、
    前記アノード半導体領域は、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  13. 請求項5に記載のスイッチング回路であって、
    前記ダイオードは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて広がったp型の不純物を添加したpウェル領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にp型の不純物を添加したアノード半導体領域と、
    前記半導体基板の前記pウェル領域の表面層にn型の不純物を添加したカソード半導体領域と、を有しており、
    前記コンデンサは、
    前記半導体基板の表面から裏面に向けて伸びている埋込み導電体領域と、
    前記埋込み導電体領域を被覆しており、前記埋込み導電体領域を前記半導体基板から電気的に絶縁している被覆絶縁体領域と、を有しており、
    前記埋込み導電体領域は、前記トランジスタのゲートと前記被覆絶縁体領域を介して電気的に接続されており、
    前記カソード半導体領域は、前記埋込み半導体領域と電気的に接続されており、
    前記アノード半導体領域は、前記トランジスタのドレイン又はコレクタと電気的に接続されていることを特徴とするスイッチング回路。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つに記載のスイッチング回路であって、
    前記トランジスタは、スーパージャンクション構造であることを特徴とするスイッチング回路。
JP2007074030A 2006-03-22 2007-03-22 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路 Active JP4971848B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007074030A JP4971848B2 (ja) 2006-03-22 2007-03-22 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路
US11/723,967 US7671636B2 (en) 2006-03-22 2007-03-22 Switching circuit and driving circuit for transistor
DE102007063721.9A DE102007063721B4 (de) 2006-03-22 2007-03-22 Schaltkreis mit einem Transistor und einer Ansteuerschaltung zur Ansteuerung des Transistors
DE102007063687A DE102007063687B4 (de) 2006-03-22 2007-03-22 Schaltkreis mit einem Transistor
DE102007013824A DE102007013824B4 (de) 2006-03-22 2007-03-22 Schaltkreis mit einem Transistor
US12/654,323 US7982508B2 (en) 2006-03-22 2009-12-17 Switching circuit and driving circuit for transistor
US13/105,021 US8179169B2 (en) 2006-03-22 2011-05-11 Driving circuit with variable resistor for transistor
US13/433,624 US8519748B2 (en) 2006-03-22 2012-03-29 Driving circuit for driving transistor based on control current

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006079382 2006-03-22
JP2006079382 2006-03-22
JP2007074030A JP4971848B2 (ja) 2006-03-22 2007-03-22 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007288774A true JP2007288774A (ja) 2007-11-01
JP4971848B2 JP4971848B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38760077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007074030A Active JP4971848B2 (ja) 2006-03-22 2007-03-22 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4971848B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067140A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toyota Central R&D Labs Inc スイッチング回路
JP2010206109A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置及び電力変換装置
JP2012235378A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Sharp Corp 半導体装置および電子機器
CN103022998A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 株式会社东芝 半导体装置
JP2013201590A (ja) * 2012-03-24 2013-10-03 Toshiba Corp Fet駆動回路およびfetモジュール
WO2017216974A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 日産自動車株式会社 駆動装置
JP2018511168A (ja) * 2015-02-27 2018-04-19 ディー スリー セミコンダクター エルエルシー 縦型電力装置内の表面装置
WO2024053215A1 (ja) * 2022-09-08 2024-03-14 ローム株式会社 信号送信装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225107A (ja) * 1988-07-13 1990-01-26 Fuji Electric Co Ltd 半導体スイッチ素子の過電圧抑制回路
JPH02137417A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Hitachi Ltd スイッチ回路
JPH02103927U (ja) * 1989-02-04 1990-08-17
JPH02228123A (ja) * 1989-03-01 1990-09-11 Mitsubishi Electric Corp 半導体スイッチ装置
JPH0870572A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Nec Corp スイッチング電源回路
JP2003115752A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Mitsubishi Electric Corp レベルシフト回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225107A (ja) * 1988-07-13 1990-01-26 Fuji Electric Co Ltd 半導体スイッチ素子の過電圧抑制回路
JPH02137417A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Hitachi Ltd スイッチ回路
JPH02103927U (ja) * 1989-02-04 1990-08-17
JPH02228123A (ja) * 1989-03-01 1990-09-11 Mitsubishi Electric Corp 半導体スイッチ装置
JPH0870572A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Nec Corp スイッチング電源回路
JP2003115752A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Mitsubishi Electric Corp レベルシフト回路

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067140A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toyota Central R&D Labs Inc スイッチング回路
JP2010206109A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置及び電力変換装置
JP2012235378A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Sharp Corp 半導体装置および電子機器
CN103022998A (zh) * 2011-09-22 2013-04-03 株式会社东芝 半导体装置
JP2013201590A (ja) * 2012-03-24 2013-10-03 Toshiba Corp Fet駆動回路およびfetモジュール
JP2018511168A (ja) * 2015-02-27 2018-04-19 ディー スリー セミコンダクター エルエルシー 縦型電力装置内の表面装置
WO2017216974A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 日産自動車株式会社 駆動装置
KR20190007024A (ko) * 2016-06-17 2019-01-21 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 구동 장치
JPWO2017216974A1 (ja) * 2016-06-17 2019-05-23 日産自動車株式会社 駆動装置
KR101986475B1 (ko) 2016-06-17 2019-06-05 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 구동 장치
US10476495B2 (en) 2016-06-17 2019-11-12 Nissan Motor Co., Ltd. Drive device
WO2024053215A1 (ja) * 2022-09-08 2024-03-14 ローム株式会社 信号送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4971848B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107452800B (zh) Ldmos晶体管及相关系统和方法
JP5070693B2 (ja) 半導体装置
KR101157759B1 (ko) 집적 레지스터를 가진 고전압 트랜지스터 장치
US9768160B2 (en) Semiconductor device, electronic circuit and method for switching high voltages
JP4971848B2 (ja) 低スイッチング損失、低ノイズを両立するパワーmos回路
JP4772843B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US9136362B2 (en) Semiconductor device having lateral element
JP2002305207A (ja) 薄膜soi技術でのラテラル半導体構成要素
US20120119318A1 (en) Semiconductor device with lateral element
US8017996B2 (en) Semiconductor device, and energy transmission device using the same
JP4995873B2 (ja) 半導体装置及び電源回路
US9252144B2 (en) Field effect transistor and a device element formed on the same substrate
US7701006B2 (en) Method of producing a low-voltage power supply in a power integrated circuit
US20120139005A1 (en) Semiconductor device
JP6627452B2 (ja) 半導体装置
JP4858253B2 (ja) トランジスタの駆動回路
US20230042174A1 (en) Semiconductor device
JP5493435B2 (ja) 高耐圧半導体装置および高電圧集積回路装置
US10192870B2 (en) Semiconductor device
US8294215B2 (en) Low voltage power supply
US8466515B2 (en) Semiconductor device
CN109309087B (zh) 具有在场电极和源极电极之间的整流器元件的晶体管器件
JP2007295543A (ja) スイッチング回路
JP2007124743A (ja) 電力変換装置
JP2005093809A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4971848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250