JP2002040753A - タンデム式フルカラー画像形成装置に使用される転写ベルトユニット - Google Patents

タンデム式フルカラー画像形成装置に使用される転写ベルトユニット

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JP2002040753A
JP2002040753A JP2000231127A JP2000231127A JP2002040753A JP 2002040753 A JP2002040753 A JP 2002040753A JP 2000231127 A JP2000231127 A JP 2000231127A JP 2000231127 A JP2000231127 A JP 2000231127A JP 2002040753 A JP2002040753 A JP 2002040753A
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transfer
transfer belt
roller
housing frame
transfer roller
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JP2000231127A
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English (en)
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Akihiro Ozaki
彰洋 尾崎
Sueaki Okamoto
季明 岡本
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写ベルトや転写ローラ等の部材の交換を極め
て容易に行うことができ、また組み立て作業も、複数の
ローラの同時組み込みや格別の治具を必要とせずに行う
ことが可能な転写ベルトユニットを提供すること。 【解決手段】適当な間隔を置いて配置された一対のベル
ト駆動ローラと、一対のベルト駆動ローラに張架された
転写ベルトとから成り、張架された転写ベルトの内部に
は、モノクロトナー像転写用ローラと、複数のカラート
ナー像転写用ローラとが、サイドバイサイドに且つロー
ラ軸が平行となるように配置されているタンデム式フル
カラー画像形成装置用転写ベルトユニットにおいて、一
方のベルト駆動ローラの軸が回転可能に支持され且つ内
部にモノクロ像転写用ローラが収容された第1のハウジ
ング枠と、他方のベルト駆動ローラの軸が回転可能に支
持され且つカラートナー像転写用ローラとが収容された
第2のハウジング枠とを備え、第1のハウジング枠と第
2のハウジング枠とは、互いに旋回可能又はスライド可
能に連結されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色の異なる画像形
成を行うための複数の感光体ドラムが転写ベルト上に並
置されたタンデム式フルカラー画像形成装置に使用され
る転写ベルトユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法によるフルカラー画像を形成
する装置では、例えば、黒トナー、シアントナー、マゼ
ンタトナー、イエロートナーなどの各色のトナーによっ
て感光体ドラム表面に形成されたトナー像を、所定の転
写紙上に転写して重ね合わせることによりフルカラーの
転写画像を形成し、このような転写画像を有する転写紙
を、転写ベルトの排紙側に配置された定着装置に導入
し、該転写画像を転写紙に定着することによって画像形
成が行われる。このようなフルカラー画像形成装置にお
いて、各色のトナー毎に専用の感光体ドラムを使用し、
これらの感光体ドラムを、一対のベルト駆動用ローラ間
に張架された転写紙搬送用の転写ベルト上に並置した所
謂タンデム式フルカラー画像形成装置が実用に供されて
いる。このタイプのフルカラー画像形成装置は、転写紙
を転写ベルトによって連続的に搬送しながら画像形成を
行うことができるという利点を有している。
【0003】このようなタンデム式フルカラー画像形成
装置においては、転写ベルト上に配置されている複数の
感光体ドラム毎でトナー像が形成され、且つ形成された
トナー像の転写が行われるため、張架された転写ベルト
の内部には、転写ベルトの上側に配置されている複数の
感光体ドラムのそれぞれに対面させて、転写ローラが複
数配置されている。即ち、各感光体ドラム上に形成され
た所定の色のトナー像は、転写ベルトを間に挟んで各感
光体ドラムに対面して配置されている転写ローラに、該
トナー像の帯電極性とは逆極性のバイアス電圧を印加さ
せながら、転写ベルトによって転写紙を感光体ドラムと
転写ローラとの間を通過させることにより、転写紙上に
転写される。
【0004】一般に、上述した転写ベルトと転写ローラ
とはユニット化されて、転写ベルトユニットとして複写
機等の画像形成装置内に組み込まれるようになってい
る。このような転写ベルトユニットとしては、例えば、
複数のステーで連結された2枚乃至それ以上の枚数の側
板に、各転写ローラ及び転写ベルト駆動用のローラが回
転可能に支持された構造のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たタンデム式フルカラー画像形成装置に使用される公知
の転写ベルトユニットでは、その組み立て作業が困難で
あったり、転写ベルトや転写ローラ等の部材の交換が困
難であるという問題がある。即ち、転写ベルトは、一対
のベルト駆動用ローラ間に張架されており、このベルト
が弛まずにテンションがかかるように、ベルト駆動用ロ
ーラ間の間隔が設定されている。このため、このような
ローラ間に張架されたベルトを取り外すのに手間がかか
り、また、このようなローラ間にベルトを張架する作業
も、極めて手間がかかる。また、タンデム式フルカラー
画像形成装置においては、フルカラー画像を形成する時
には、全ての転写ローラが転写ベルトを介して感光体ド
ラムを押圧するようにして転写ニップが形成されるが、
モノクロ画像を形成する場合には、モノクロ画像形成用
の感光体ドラムに対面する転写ローラ(モノクロ画像転
写用ローラ)は、上記と同様に転写ニップを形成するよ
うに位置しているが、マゼンタ、シアン、イエロー等の
カラー画像形成用の感光体ドラムに対面する転写ローラ
(カラー画像転写用ローラ)は、感光体ドラムから離れ
た位置に退避するようになっている。従って、このよう
なカラー画像形成用ローラの動作を行うための機構を持
たせるために、ユニット内の構造が制約され、転写ベル
トユニットを組み立てる際に、複数のカラー画像転写用
ローラを同時に組み込むことが必要となったり、格別の
治具を使用しなければならないなど、その作業が極めて
面倒であるという問題がある。
【0006】従って本発明の目的は、転写ベルトや転写
ローラ等の部材の交換を極めて容易に行うことができ、
また組み立て作業も、複数のローラの同時組み込みや格
別の治具を必要とせずに行うことが可能な転写ベルトユ
ニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、適当な
間隔を置いて配置された一対のベルト駆動ローラと、一
対のベルト駆動ローラに張架された転写ベルトとから成
り、張架された転写ベルトの内部には、モノクロトナー
像転写用ローラと、複数のカラートナー像転写用ローラ
とが、サイドバイサイドに且つローラ軸が平行となるよ
うに配置されているタンデム式フルカラー画像形成装置
用転写ベルトユニットにおいて、一方のベルト駆動ロー
ラの軸が回転可能に支持され且つ内部にモノクロ像転写
用ローラが収容された第1のハウジング枠と、他方のベ
ルト駆動ローラの軸が回転可能に支持され且つカラート
ナー像転写用ローラとが収容された第2のハウジング枠
とを備え、第1のハウジング枠と第2のハウジング枠と
は、互いに旋回可能又はスライド可能に連結されている
ことを特徴とする転写ベルトユニットが提供される。
【0008】即ち、本発明の転写ベルトユニットは、一
対のベルト駆動ローラ(駆動ローラと従動ローラ)、複
数の転写用ローラ及び除電ローラ等が、第1のハウジン
グ枠と第2のハウジング枠との2つに分けて支持されて
おり、しかも、これらのハウジング枠が互いに旋回可能
又はスライド可能に連結されている。従って、第1のハ
ウジング枠と第2のハウジング枠とを旋回或いはスライ
ドさせることにより、一対のベルト駆動ローラに張架さ
れている転写ベルトを弛ませて容易に取り外すことがで
きる。また、一対のベルト駆動ローラ間に転写ベルトを
巻いた状態で2つのハウジング枠を旋回もしくはスライ
ドさせることにより、弛んだ転写ベルトを緊張させるこ
とができる。このことから理解されるように、本発明の
転写ベルトユニットにおいては、転写ベルトの交換を極
めて容易に行うことができ、しかも、転写ベルトの取り
外しを容易に行うことができるため、張架された転写ベ
ルト内部に配置されている転写用ローラの交換も容易に
行うことができる。また、本発明においては、複数のカ
ラー画像転写用ローラは、第2のハウジング枠内に収容
されているため、例えば、これらのカラー画像転写用ロ
ーラの軸を共通の側板に支持させることにより、このユ
ニットを組み立てる時に、2本以上のカラー画像転写ロ
ーラを同時に第2のハウジング枠内に挿入したり、或い
は特別の治具を用いて、これらローラを挿入しなければ
ならない等の不都合を生じることはない。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、添付図面に示す具体例に基
づいて本発明を説明する。図1は、本発明の転写ベルト
ユニットを備えたタンデム式画像形成装置の要部概略構
造を示す図であり、図2は、本発明の転写ベルトユニッ
トの一例を示す平面図であり、図3は、図1の転写ベル
トユニットの側断面図であり、図4は、図1の転写ベル
トユニットにおいて、第1のハウジング枠と第2のハウ
ジング枠とを互いに旋回させた状態を示す図であり、図
5は、本発明の転写ベルトユニットの他の例を示す平面
図であり、図6は、図5の転写ベルトユニットの側断面
図であり、図7は、図5の転写ベルトユニットにおい
て、第1のハウジング枠と第2のハウジング枠とを互い
にスライドさせた状態を示す図である。
【0010】図1において、本発明の転写ベルトユニッ
トが適用されるタンデム式画像形成装置は、全体として
1で示す転写ベルトユニット上に、右から順に、モノク
ロ画像形成領域B,シアン(青)画像形成領域C,マゼ
ンタ(赤)画像形成領域M,及びイエロー(黄)画像形
成領域Yが設けられており、各画像形成領域のそれぞれ
に、感光体ドラムが配置されている。即ち、モノクロ画
像形成領域Bには、感光体ドラム3B、シアン画像形成
領域Cには、感光体ドラムは3C、マゼンタ画像形成領
域Mには、感光体ドラムは3M、イエロー画像形成領域
Yには、感光体ドラム3Yが設けられている。また、図
1では省略されているが、各色の画像形成領域における
感光体ドラム3B,3C,3M,3Yの周囲には、それ
ぞれ、画像形成するために必要な装置、即ち、主帯電装
置、画像露光のための光学系、各色のトナーが充填され
ている現像装置、並びに、除電装置及びクリーニング装
置が配置されている。
【0011】一方、図1から明らかな通り、転写ベルト
ユニット1は、一対のベルト駆動ローラ5a,5b(5
aが従動/テンションローラであり、5bが駆動ローラ
である)に張架された転写ベルト6を有しており、この
転写ベルト6上に、前述した各色の画像形成領域におけ
る感光体ドラム3B,3C,3M,3Yが配置されてお
り、図中右側から転写紙8が導入され、転写ベルト6に
よって搬送される転写紙8上に、各色の画像形成領域に
おける感光体ドラム3B,3C,3M,3Yによって形
成されたトナー像が転写され、転写トナー像を有する転
写紙8は、図中左側に排出される構造となっている。
(尚、上記の画像形成領域の配置順は、特に限定される
ものではなく、この配置は、適宜変更し得る。)従っ
て、転写ベルト6の下側には、上記感光体ドラム3B,
3C,3M,3Yのそれぞれに対面するように、それぞ
れ、モノクロ画像転写用ローラ10B,シアン画像転写
用ローラ10C,マゼンタ画像転写用ローラ10M,及
びイエロー画像転写用ローラ10Mが配置され、これら
の転写用ローラによって、各色の画像形成領域におい
て、感光体ドラムに形成されたトナー像の転写紙8への
転写が行われるようになっている。トナー像の転写が行
われ、図中左側に転写ベルト6から排出された転写紙8
は、定着装置9に導入され、これにより、転写紙8上に
所定の画像が定着される。
【0012】各画像形成領域での画像形成サイクルを、
モノクロ画像形成領域Bを例にとって説明する。先ず、
コロナ帯電器或いは接触帯電ローラ等から成る主帯電器
により、感光体ドラム3Bが、所定極性に一様に帯電さ
れる。次いで、LED等の光学系からの光照射により画
像露光が行われ、感光体ドラム3B表面に静電潜像が形
成される。この静電潜像は、黒トナーが充填されたモノ
クロ現像器によって現像され、感光体ドラム3B表面に
トナー像が形成される。このトナー像の帯電極性は、所
謂反転現像により現像を行う場合には、主帯電器によっ
て帯電される感光体ドラム3Bの帯電極性と同極性であ
り、所謂正規現像により現像を行う場合には、感光体ド
ラム3Bの帯電極性と逆極性となる。このようにして感
光体ドラム3B表面に形成されたトナー像は、前述した
モノクロ画像転写用ローラ10Bと対面する領域(転写
領域)において、転写ベルト6上を搬送されてきた転写
紙8上に転写される。この転写は、転写ローラ10B
に、トナー像とは逆極性のバイアス電圧を印加すること
により行われる。転写終了後は、除電器及びクリーニン
グ装置により、感光体ドラム3Bの除電及び該ドラム3
B表面に残存するトナーのクリーニングが行われ、次の
画像形成サイクルが行われる。
【0013】以上のようにして、モノクロ画像形成領域
Bでは、転写紙8上に黒トナーから成るモノクロ画像が
形成され、同様にして、シアン画像形成領域Cでは、シ
アントナーから成る青色画像、マゼンタ画像形成領域M
では、マゼンタトナーからなる赤色画像、及びイエロー
画像形成領域Yでは、イエロートナーから成る黄色画像
が、転写紙8上に形成される。即ち、モノクロ画像を形
成する場合には、モノクロ画像形成領域Bにおいての
み、上述した画像形成サイクルが実行されて転写紙8上
にモノクロ画像が形成される。また、フルカラー画像を
形成する場合には、各画像形成領域B,C,M,Yにお
いて、上述した画像形成サイクルがそれぞれ実行され、
各色のトナー像が重ね合わされて、転写紙8上にフルカ
ラー画像が形成される。上述した画像が形成された転写
紙8は、転写ベルト8から排出され、定着装置9に導入
され、熱、圧力等によって画像の定着が行われて排紙さ
れる。
【0014】上述したように、転写紙8の搬送及び各色
の画像形成領域で感光体ドラム表面に形成されたトナー
像を転写紙8上に転写するための転写ベルトユニット1
は、駆動ローラ5bと従動/テンションローラ5aとの
ベルト駆動ローラ対と、この駆動ローラ対に張架された
転写ベルト1と、張架された転写ベルト1内に配置され
た転写用ローラ10B,10C,10M,10Yとを有
しているが、本発明の転写ベルトユニット1において
は、互いに旋回可能或いはスライド可能に接続された2
つのハウジング枠を使用し、転写ベルト6が張架される
ベルト駆動ローラ5a,5b、及び各種の転写用ローラ
10B,10C,10M,10Yを、これらの2つのハ
ウジング枠の何れかに取り付けられている。
【0015】即ち、本発明の転写ベルトユニット1の一
例を示す図2及び図3において(図2は平面図、図3は
側面図であり、図2では転写ベルト6が省略されてい
る)、このユニット1は、第1のハウジング枠20と、
第2のハウジング枠30とを備えている。
【0016】第1のハウジング枠20は、一対の側壁2
1,21を有しており、図2から明らかな通り、側壁2
1,21は、一対の縦壁22、22によって一体に繋げ
られており、その内部に、モノクロ画像形成領域Bの感
光体ドラム3Bに対面して配置されるモノクロ画像転写
用ローラ(以下、単にモノクロ転写ローラと呼ぶ)10
Bが収容されている。また、一方のベルト駆動ローラ5
aの軸の両端が、側壁21,21の一方側端部に回転可
能に保持されている。特に図3の側面図から明らかな通
り、この駆動ローラ5aの軸は、側板21に取りつけら
れているバネ23によって、外方に賦勢されている。上
述した第1のハウジング枠20内に収容されているモノ
クロ転写ローラ10Bの軸の両端は、該枠20内に位置
固定されている側板24によって回転可能に支持されて
おり(図2参照)、且つ側板24に取りつけられたバネ
25によって上方に賦勢されている(図3参照)。尚、
モノクロ転写ローラ10Bを支持している側板24は、
例えば、側壁21,21の下端部を内側に張り出し、こ
の張り出し部分に固定される。勿論、適当な底壁を設
け、この底壁に側板24を固定することもできる。
【0017】第2のハウジング枠30は、一対の側壁3
1,31を有しており、この側壁31は、縦壁32によ
って一体に繋げられている。また、図2から明らかな通
り、ベルト駆動ローラ5bの軸の両端が、上記の側壁3
1,31の一方側の端部(第1のハウジング枠20とは
反対側に位置する端部)に回転可能に支持されている。
上記側壁31,31の間の空間には、各カラー画像形成
領域の感光体ドラムに対面して設けられる転写用ロー
ラ、即ち、シアン画像転写用ローラ(以下、単にシアン
転写ローラと呼ぶ)10C,マゼンタ画像転写用ローラ
(以下、マゼンタ転写ローラと呼ぶ)10M,及びイエ
ロー画像転写用ローラ(以下、単にイエロー転写ローラ
と呼ぶ)10Yが配置されている。これらの転写ローラ
の回転軸の両端は、図2から明らかな通り、それぞれ、
共通の側板34によって回転可能に保持されており、且
つ図3に示されているように、側板34に取り付けられ
ているバネ35によって、それぞれ、上方に賦勢されて
いる。尚、側板34は、例えば、側壁31,31の下端
部を内側に張り出し、この張り出し部分に取り付けられ
るが、勿論、適当な底壁を設け、この底壁に側板34を
取りつけることもできる。更に、図3に示されている様
に、第2のハウジング枠30の下部には、除電ローラ3
6が設けられている。即ち、図2では示されていない
が、側壁31,31の下部には、除電ローラ36の軸が
回転可能に支持されている。
【0018】上述した本発明の転写ベルトユニット1に
おいては、第1のハウジング枠20の側壁21,21
が、第2のハウジング枠30の側壁31,31の間に嵌
め込まれ(図2参照)、且つ、側壁21と側壁31とを
貫通するようにヒンジピン40が設けられている。即
ち、第1のハウジング枠20と第2のハウジング枠30
とは互いに旋回可能に連結されている。このような第1
のハウジング枠20及び第2のハウジング枠30に設け
られているベルト駆動ローラ5a,5bに転写ベルト1
を張架させることにより、転写ベルトユニット1が構成
される。
【0019】このような構造の本発明の転写ベルトユニ
ット1においては、転写ベルト6の装着や脱着を容易に
行うことができる。即ち、図4に示す様に、第1のハウ
ジング枠20を第2のハウジング枠30に対して旋回さ
せることにより、ベルト駆動ローラ5a,5bに張架さ
れている転写ベルト6を弛ませることができるため、張
架された転写ベルト6を容易に取り外すことができる。
また、図4に示す様に、第1のハウジング枠20を旋回
させた状態に保持しておけば、ベルト駆動ローラ5a,
5bに転写ベルト6を容易に巻き付けることができ、こ
の後に、図3に示す様に、第1のハウジング枠20と第
2のハウジング枠とが水平状態となるように旋回させる
ことにより、転写ベルト6を緊張させ、駆動ローラ5
a,5bの駆動回転により、転写ベルト6を駆動させる
ことができる。このように、本発明によれば、転写ベル
ト6の交換を極めて容易に行うことができる。また、転
写ベルト6の取り外しを容易に行うことができるため、
張架された転写ベルト6の内部に配置された各種の転写
用ローラの交換等も容易に行うことができる。
【0020】更に、シアン転写ローラ10C,マゼンタ
転写ローラ10M及びイエロー転写ローラ10Mが共通
の側板34に支持されているため、例えば、この側板3
4を公知の手段により、上下にスライド可能に設けてお
くことにより、図1に示す構造の画像形成装置におい
て、フルカラー画像の形成を行う場合には、モノクロ転
写ローラ10B,シアン転写ローラ10C,マゼンタ転
写ローラ10M及びイエロー転写ローラ10Yの全てが
転写ベルト6を介して各感光体ドラムに当接させ、モノ
クロ画像の形成を行う場合には、シアン転写ローラ10
C,マゼンタ転写ローラ10M及びイエロー転写ローラ
10Yを下方に退避させ、モノクロ転写ローラ10Bの
みを、転写ベルト6を介して、対面する感光体ドラム3
Bに当接させることができる。しかも、この場合、シア
ン転写ローラ10C,マゼンタ転写ローラ10M及びイ
エロー転写ローラ10Yのそれぞれが対面している感光
体ドラム3C,3M,3Yに対する位置関係が常に互い
に同じ状態となるようにするために、これらローラ10
C,10M及び10Yを、同時に第2のハウジング枠3
0内に収容させなどの面倒な作業を行う必要はない。従
って、この転写ベルトユニット1の組み立ても至って容
易に行うことができる。
【0021】上述した図2乃至図4に示された転写ベル
トユニット1では、第1のハウジング枠20と第2のハ
ウジング枠30とが互いに旋回可能に連結されている
が、両者を互いにスライド可能に連結することもでき、
この場合にも、上記と全く同じ利点を享受することがで
きる。この例を図5乃至図7に示した。 図5は平面図
(転写ベルト6は省略)、図6は側面図であり、図7
は、第1のハウジング枠20を第2のハウジング枠30
に対してスライドさせ、転写ベルト6を取り外した状態
を示す側面図である。
【0022】この例の転写ベルトユニット1は、第1の
ハウジング枠20と第2のハウジング枠30とが互いに
スライド可能に設けられている点を除けば、図2乃至図
4に示した例の転写ベルトユニットと全く同じ構造を有
している。即ち、この転写ベルトユニット1において
も、第1のハウジング枠20の側壁21、21(縦壁2
2によって一体に接続されている)には、ベルト駆動ロ
ーラ5aの軸が回転可能に支持され、且つバネ23によ
って賦勢され、且つ側壁21,21の間に位置固定され
た側板24に、モノクロ転写ローラ10Bの軸が回転可
能に保持され、且つバネ25によって上方に賦勢されて
いる。また、第2のハウジング枠30の側壁31,31
(縦壁32,32によって一体に接続されている)に
は、ベルト駆動ローラ5bの回転軸が回転可能に支持さ
れており、シアン転写ローラ10C,マゼンタ転写ロー
ラ10M及びイエロー転写ローラ10Yの各回転軸は、
側壁31,31の間に設けられた共通の側板34に回転
可能に支持され、且つバネ35によって、それぞれ上方
に賦勢されている。また、側壁31、31の下方には、
除電ローラ36の軸が回転可能に支持されている。
【0023】かかる態様の転写ベルトユニット1におい
て、第2のハウジング枠30の側壁31,31は、第1
のハウジング枠20の側壁21,21の間に嵌め込まれ
ており、且つ側壁31の外面には、係合突起42が形成
されている。一方、第1のハウジング枠20の側壁21
には、長孔43が形成されており、上記の係合突起42
が、この長孔43内をスライドし得るように延びてい
る。
【0024】従って、このベルトユニット1において
も、図6に示されているように、第1のハウジング枠2
0と第2のハウジング枠30とを互いにスライドさせ
て、両者を最大限に引き伸ばすことにより、ベルト駆動
ローラ5a,5bに巻かれた転写ベルト6を緊張させ
て、該ローラ5a,5bの駆動回転により、転写ベルト
6を駆動させることができる。また、図7に示すよう
に、第1のハウジング枠20と第2のハウジング枠30
とを互いにスライドさせて、両者を短縮させることによ
り、張架されたベルト6を弛ませて、その取り外しを容
易に行うことができる。また、この状態で転写ベルト6
をベルト駆動ローラ5a,5bに巻き付け、次いで図6
に示すようにハウジング枠20,30を伸張させること
により、転写ベルト6を緊張させることができる。この
ように、この転写ベルトユニット1においても、図2乃
至4に示されたものと全く同様、転写ベルト6や、各転
写ローラ等の交換を容易に行うことができ、その組み立
ても容易に行うことができる。勿論、このユニットにお
いても、側板34を上下にスライド可能に設けることに
より、シアン転写ローラ10C,マゼンタ転写ローラ1
0M及びイエロー転写ローラ10Yを一体に動作させ、
これらローラと、各ローラと対面する感光体ドラムとの
位置関係を、常に同じ状態に保持させることができる。
【0025】上述した図2乃至図7に示された転写ベル
トユニット1の構造は、これらの図に示されたものに限
定されるものではなく、当然のことながら、種々の設計
変更が可能である。例えば図2の例では、第1のハウジ
ング枠20の側板21,21が第2のハウジング枠30
の側板31,31の内側に嵌め込まれているが、これと
は逆に、第2のハウジング枠30の側板31,31を、
第1のハウジング枠20の側板21,21の内側に嵌め
込むことも可能である。このことは、図5に示されてい
る転写ベルトユニットについても全く同様である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、転写ベルトや転写ロー
ラ等の部材の交換を極めて容易に行うことができ、また
組み立て作業も、複数のローラの同時組み込みや格別の
治具を必要とせずに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写ベルトユニットを備えたタンデム
式画像形成装置の要部概略構造を示す図。
【図2】本発明の転写ベルトユニットの一例を示す平面
図。
【図3】図1の転写ベルトユニットの側断面図。
【図4】図1の転写ベルトユニットにおいて、第1のハ
ウジング枠と第2のハウジング枠とを互いに旋回させた
状態を示す図。
【図5】本発明の転写ベルトユニットの他の例を示す平
面図。
【図6】図5の転写ベルトユニットの側断面図。
【図7】図5の転写ベルトユニットにおいて、第1のハ
ウジング枠と第2のハウジング枠とを互いにスライドさ
せた状態を示す図。
【符号の説明】
1:転写ベルトユニット 5a,5b:ベルト駆動ローラ 6:転写ベルト 10B:モノクロ画像転写用ローラ 10C:シアン画像転写用ローラ 10M:マゼンタ画像転写用ローラ 10Y:イエロー画像転写用ローラ 20:第1のハウジング枠 21:側壁 22:縦壁 23:バネ 24:側板 30:第2のハウジング枠 31:側壁 32:縦壁 34:側板 36:除電ローラ 40:ヒンジピン 42:係合突起 43:長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 AB02 AD05 BB02 BB44 BB46 2H032 AA05 AA15 BA18 BA23 2H071 BA03 BA14 BA27 CA01 CA05 DA09 DA15 DA23 DA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当な間隔を置いて配置された一対のベ
    ルト駆動ローラと、一対のベルト駆動ローラに張架され
    た転写ベルトとから成り、張架された転写ベルトの内部
    には、モノクロトナー像転写用ローラと、複数のカラー
    トナー像転写用ローラとが、サイドバイサイドに且つロ
    ーラ軸が平行となるように配置されているタンデム式フ
    ルカラー画像形成装置用転写ベルトユニットにおいて、 一方のベルト駆動ローラの軸が回転可能に支持され且つ
    内部にモノクロ像転写用ローラが収容された第1のハウ
    ジング枠と、他方のベルト駆動ローラの軸が回転可能に
    支持され且つカラートナー像転写用ローラとが収容され
    た第2のハウジング枠とを備え、 第1のハウジング枠と第2のハウジング枠とは、互いに
    旋回可能又はスライド可能に連結されていることを特徴
    とする転写ベルトユニット。
  2. 【請求項2】 モノクロトナー像転写用ローラの軸は、
    第1のハウジング枠内に位置固定された側板に回転可能
    に支持されていると共に、カラートナー像転写用ローラ
    は、第2のハウジング内に上下にスライド可能に保持さ
    れた側板に回転可能に支持されている請求項1に記載の
    転写ベルトユニット。
  3. 【請求項3】 複数のカラー像転写用ローラは、同じ側
    板に回転可能に保持されており、一体に上下にスライド
    可能となっている請求項2に記載の転写ベルトユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 カラートナー像転写用ローラとして、マ
    ゼンタトナー像転写用ローラと、シアントナー像転写用
    ローラと、イエロートナー像転写用ローラとを備えてい
    る請求項1乃至3の何れかに記載の転写ベルトユニッ
    ト。
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