JPH0443372A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機、レーザプリンタ等の電子写真プロ
セスを用いた画像形成装置に関し、特に複数の現像手段
を備えたカラー画像形成装置に関する。

〔従来の技術〕

レーザプリンタのような電子写真プロセスを用いた画像
形成装置においては、複数の現像手段を備え、その各現
像手段をある定められた順に用いて複数の色のトナーを
感光体上に順次付着させ、所望のフルカラーまたはマル
チカラーの画像を形成できるものがある。

このような画像形成装置では、各現像手段に対してそれ
と同じ数だけバイアス電圧印加用の高圧電源を備えてお
り、その具体例を第４図に示す。

同図において、２０〜２３はそれぞれイエローＹ、マゼ
ンダＭ、シアンＣ、ブラックＢＫのトナーを用いて現像
を行なう現像ユニットであり、それぞれトナー補給ロー
ラ２０ａ〜２３ａ及び現像ローラ２０ｂ〜２３ｂを備え
ている。

そのトナー補給ローラ２０ａ〜２３ａ及び現像ローラ２
０ｂ〜２３ｂは、それぞれ各色ごとに設けられた高圧電
源２４〜２７に接続され、図示しないシーケンス制御部
のオン・オフ信号により指定された高圧電源をオン状態
にすることによって、所望の色の現像ユニットにのみ現
像のためのバイアス電圧が供給されて現像が行なえるよ
うになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のこのような画像形成装置では、上
述したように複数の現像手段に対してそれと同じ数だけ
同種の高圧電源を必要としていたため、必然的にコスト
アップになるという問題があった。

この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、高圧
電源にかかるコストを最小限に迎えられるようにするこ
とを目的とする。

さらに、混色のない鮮明なカラー画像を得られるように
することも目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の目的を達成するため、前述のような電
子写真プロセスを用いた画像形成装置において、各現像
手段に現像のためのバイアス電圧を供給する高圧電源を
１つだけ設けると共に、その高圧電源から出力されるバ
イアス電圧を上記複数の現像手段のうちの現像を行なう
現像手段に順次切り替えて供給するバイアス電圧切替供
給回路を設けたものである。

また、各現像手段に現像のための第１のバイアス電圧を
供給する第１の高圧電源と感光体上のトナーのオフセッ
ト付着を防止するための第２のバイアス電圧を供給する
第２の高圧電源とを１つずつ設けると共に、第１の高圧
電源から出力される第１のバイアス電圧を上記複数の現
像手段のうちの現像を行なう現像手段に順次切り替えて
供給し、第２の高圧電源から出力される第２のバイアス
電圧を現像を行なわない各現像手段に切り替えて供給す
るバイアス電圧切替供給回路を設けたものも提供する。

〔作　用〕

請求項１の発明による画像形成装置では、バイアス電圧
切替供給回路が１つの高圧電源から出力されるバイアス
電圧を複数の現像手段のうちの現像を行なう現像手段に
順次切り替えて供給するので、高圧電源にかかるコスト
を大幅に削減することができる。

さらに、請求項２の発明による画像形成装置では、バイ
アス電圧切替供給回路が第１の高圧電源から出力される
現像のための第１のバイアス電圧を複数の現像手段のう
ちの現像を行なう現像手段に順次切り替えて供給し、さ
らに第２の高圧電源から出力される感光体上のトナーの
オフセット付着を防止するための第２のバイアス電圧を
現像を行なわない各現像手段に切り替えて供給するので
、高圧電源にかかるコストを最小限に抑えることができ
るうえに、混色のない鮮明なカラー画像を得ることもで
きる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に
説明する。

第２図は、この発明の一実施例である複数の現像ユニッ
トを備えたレーザプリンタの画像形成プロセス部の一例
を示す概略構成図である。

同図において、１は感光体ベルトであり、その周りに帯
電チャージャ２．書き込み用のレーザーダイオード３．
現像ユニット４〜７．転写チャージャ８．クリーニング
ユニット９．及び除電ランプ１０を順次配置している。

そのうち、現像ユニット４〜７はそれぞれイエローＹ、
マゼンダＭ、シアンＣ，ブラックＢＫのトナーを収容し
ており、それをトナー補給ローラ４ａ〜７ａ及び現・像
ローラ４ｂ〜７ｂを介して感光体ベルト１上に運んで現
像を行なえるようになっている。

感光体ベルト１は図示しないシーケンス制御部によるモ
ータ駆動により第２図の矢示方向に回動し、帯電チャー
ジャ２によって一様に帯電された表面に、レーザーダイ
オード３によって画像情報に応じて変調されたレーザビ
ームをベルト幅方向に主走査しながら照射して露光し、
そこに静電潜像が形成される。

そして、その潜像を現像ユニット４〜７のうちの指定さ
れた色のトナーを収容する現像ユニットによってそのト
ナーを付着して可視像化し、転写位置に送られてくる図
示しない中間転写体上に転写チャージャ８の作用によっ
て転写する（必要なら転写しない場合もある）。

その後、感光体ベルト１上に残留したトナーをクリーニ
ングユニット９により除去しく転写しない場合は省く）
、さらに除電ランプ１ｏにより残留電荷を除去して１次
の画像形成プロセスに備える。

以上のプロセス工程を必要な回数だけ繰り返し行なうこ
とによって中間転写体上に所望のカラー画像を作成する
ことができ、それを転写紙に転写した後定着ユニットへ
搬送して熱定着を行なう。

第１図は、各現像ユニットとその制御部の一例を示す図
である。

同図において、高圧電源１１は各現像ユニット４〜７に
現像のためのバイアス電圧を供給する高圧電源であり、
複数のパワーリレーによって構成されたパワーリレーア
レイ１２を介して各現像ユニット４〜７のトナー補給ロ
ーラ４ａ〜７ａ及び現像ローラ４ｂ〜７ｂにそれぞれ接
続される。

なお、トナー補給ローラ４ａ〜７ａに印加するバイアス
電圧は、現像ローラ４ｂ〜７ｂに印加するバイアス電圧
を分圧したものでもよい。

シーケンス制御部１３はマイクロコンピュータを備えて
おり、高圧電源１１のオン・オフ制御やパワーリレーア
レイ１２を用いて各現像ユニット４〜７に対する後述す
るバイアス電圧切替制御を行なったり、第２図に示した
帯電チャージャ２゜転写チャージャ８．クリーニングユ
ニット９．及び除電ランプ１ｏを含むシーケンス機器の
駆動制御を司る。

ここで今１図示しない画像コントローラにより現像用ト
ナー色としてブラックが指定されると、シーケンス制御
部１０はオン・オフ信号により高圧電源１１をオン状態
にすると共に、ブラック指定に応じたユニット切替信号
によりパワーリレーアレー１２内の各パワーリレーに対
するオン・オフ設定を行なって、高圧電源１１とブラッ
クのトナーを収容した現像ユニット７との接続のみをオ
ンにして、高圧電源１１から出力されるバイアス電圧を
現像ユニット７に供給する。

次いで、イエローが指定されると、再び高圧電源１１を
オン状態にすると共に、イエロー指定に応じたユニット
切替信号によりパワーリレーアレー１２内の各パワーリ
レーに対するオン・オフ設定を行なって、高圧電源１１
とイエローのトナーを収容した現像ユニット４との接続
のみをオンに切り替えて、高圧電源１１から出力される
バイアス電圧を現像ユニット４に供給する。

以後、トナー色が指定される毎に、高圧電源１１をオン
状態にすると共に、その指定色に応じたユニット切替信
号によりパワーリレーアレー１２内の各パワーリレーに
対するオン・オフ設定を行なって、高圧電源１１と指定
色のトナーを収容した現像ユニットとの接続のみをオン
にするように切り替えて、高圧電源１］から出力される
バイアス電圧を指定色の現像ユニットに供給する。

このように、この実施例においては、高圧電源１１から
出力される現像のためのバイアス電圧を現像ユニット４
〜７のうちの現像を行なう現像ユニットに順次切り替え
て供給するようにしたので、４個の現像ユニットに対し
て１つの高圧電源を共用できるので、高圧電源にかかる
コストを大幅に削減することができる。

第３図はこの発明の他の実施例における各現像ユニット
とその制御部の一例を示す構成図であり。

第１図と対応する部分には同一の符号を付してその説明
を省略する。

同図において、１５は各現像ユニット４〜７に第２図に
示した感光体ドラム１上のトナーのオフセット付着を防
止するための第２のバイアス電圧を供給する高圧電源で
あり、前述した高圧電源１１（ここから出力されるバイ
アス電圧は以後筒１のバイアス電圧と称す）と共に、複
数のパワーリレーによって構成されたパワーリレーアレ
イ１６を介して各現像ユニット４〜７のトナー補給ロー
ラ４ａ〜７ａ及び現像ローラ４ｂ〜７ｂにそれぞれ接続
される。

なお、トナー補給ローラ４ａ〜７ａに印加する第１．第
２のバイアス電圧は、それぞれ現像ローラ４ｂ〜７ｂに
印加するバイアス電圧を分圧したものでもよい。

シーケンス制御部１７は第１図のシーケンス制御部１３
と同様にマイクロコンピュータを備えており、高圧電源
１１’、１５のオン・オフ制御やパワーリレーアレイ１
６を用いて各現像ユニット４〜７に対する後述するバイ
アス電圧切替制御を行なったり、各シーケンス機器の駆
動制御も司る。

ここで今、図示しない画像コントローラにより現像用ト
ナー色としてブラックが指定されると、シーケンス制御
部１７はオン・オフ信号により高圧電源１１．１５をオ
ン状態にすると共に、ブラック指定に応じたユニット切
替信号によりパワーリレーアレー１６内の各パワーリレ
ーに対するオン・オフ設定を行なって、高圧電源１１と
ブラックのトナーを収容した現像ユニット７との接続を
オンにすると共に、高圧電源１５と現像を行なわない各
現像ユニット４〜６との接続をいずれもオンにして、高
圧電源１１から出力される第１のバイアス電圧を現像ユ
ニット７にのみ供給し、高圧電源１５から出力される第
２のバイアス電圧を現像ユニット４〜６にそれぞれ供給
する。

次いで、イエローが指定されると、再び高圧電源１１．
１５をオン状態にすると共に、イエロー指定に応じたユ
ニット切替信号によりパワーリレーアレー１６内の各パ
ワーリレーに対するオン・オフ設定を行なって、高圧電
源１１とイエローのトナーを収容した現像ユニット４と
の接続をオンに切り替える共に、高圧電源１５と他の現
像ユニット５〜７との接続をいずれもオンに切り替えて
、高圧電源１１から出力される第１のバイアス電圧を現
像ユニット４に供給し、高圧電源１５から出力される第
２のバイアス電圧を現像ユニット５〜７にそれぞれ供給
する。

以後、トナー色が指定される毎に、高圧電源１１．１５
をオン状態にすると共に、その指定色に応じたユニット
切替信号によりパワーリレーアレー１６内の各パワーリ
レーに対するオン・オフ設定を行なって、高圧電源１１
と指定色のトナーを収容した現像ユニットとの接続をオ
ンに切り替える共に、高圧電源１５と現像を行なわない
各現像ユニットとの接続をいずれもオンに切り替えて、
高圧電源１１から出力される第１のバイアス電圧を指定
色の現像ユニットに供給し、高圧電源１５から出力され
る第２のバイアス電圧を他の現像ユニットにそれぞれ供
給する。

このように、この実施例においては、高圧電源１１から
出力される現像のためのバイアス電圧を現像ユニット４
〜７のうちの現像を行なう現像ユニットに順次切り替え
て供給し、高圧電源１５から出力される感光体ベルト上
の１〜ナーのオフセット付着を防止するための第２のバ
イアス電圧を現像を行なわない各現像ユニットに切り替
えて供給するようにしたので、４個の現像ユニットに対
して高圧電源が２つで済み、高圧電源にかかるコストを
大幅に削減することができる。

しかも、指定色以外のトナーのオフセット付着を防止し
て、混色のない鮮明なカラー画像を得ることができる。

以上、この発明をレーザプリンタに適用した実施例につ
いて説明したが、この発明はＬＥＤプリンタ、液晶シャ
ッタプリンタ等の他の光プリンタには勿論、ワイヤドツ
トプリンタやサーマルプリンタ、インクジェットプリン
タ等のドツトプリンタ、さらにはデジタル複写機、ファ
クシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装
置に適用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、請求項１の発明によれば、複数の
現像手段に対して必要な高圧電源が最少の１つで済むの
で、高圧電源にかかるコストを大幅に削減することがで
きる。

また、請求項２の発明によれば、複数の現像手段に対し
て必要な高圧電源の数が２つで済むのでやはり高圧電源
にかかるコストを削減することができ、しかも指定色以
外のトナーのオフセット付着を防止して混色のない鮮明
なカラー画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図の各現像ユニットとその制御部の一例を
示す図、 第２図はこの発明の一実施例である複数の現像ユニット
を備えたレーザプリンタの画像形成プロセス部の一例を
示す概略構成図 第３図はこの発明の他の実施例における各現像ユニット
とその制御部の一例を示す図、 第４図は従来の画像形成装置に備えられた複数の現像ユ
ニットと電源ユニットとの接続関係を示す図である。 １・・・感光体ベルト　４〜７・・・現像ユニット４ａ
〜７ａ・・・トナー補給ローラ ４ｂ〜７ｂ・・・現像ローラ １１．１５・・・高圧電源 １２．１６・・・パワーリレーアレイ １３．１７・・・シーケンス制御部 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　複数の現像手段を備え、該現像手段をある定められ
   た順に用いて複数の色のトナーを感光体上に順次付着さ
   せ、所望のフルカラーまたはマルチカラーの画像を形成
   する電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、 前記各現像手段に現像のためのバイアス電圧を供給する
   高圧電源を１つだけ設けると共に、該高圧電源から出力
   される前記バイアス電圧を前記複数の現像手段のうちの
   現像を行なう現像手段に順次切り替えて供給するバイア
   ス電圧切替供給回路を設けたことを特徴とする画像形成
   装置。 ２　複数の現像手段を備え、該現像手段をある定められ
   た順に用いて複数の色のトナーを感光体上に順次付着さ
   せ、所望のフルカラーまたはマルチカラーの画像を形成
   する電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、 前記各現像手段に現像のための第１のバイアス電圧を供
   給する第１の高圧電源と前記感光体上のトナーのオフセ
   ット付着を防止するための第２のバイアス電圧を供給す
   る第２の高圧電源とを１つずつ設けると共に、 前記第１の高圧電源から出力される第１のバイアス電圧
   を前記複数の現像手段のうちの現像を行なう現像手段に
   順次切り替えて供給し、前記第２の高圧電源から出力さ
   れる第２のバイアス電圧を現像を行なわない各現像手段
   に切り替えて供給するバイアス電圧切替供給回路を設け
   たことを特徴とする画像形成装置。