JP2002040641A - 感光性樹脂積層体およびそれからなる標識板用版材 - Google Patents

感光性樹脂積層体およびそれからなる標識板用版材

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JP2002040641A JP2000227431A JP2000227431A JP2002040641A JP 2002040641 A JP2002040641 A JP 2002040641A JP 2000227431 A JP2000227431 A JP 2000227431A JP 2000227431 A JP2000227431 A JP 2000227431A JP 2002040641 A JP2002040641 A JP 2002040641A
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Koji Ogi
浩二 小木
Hajime Koda
元 幸田
Yuji Taguchi
祐二 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示パネル、装飾用楯、ネームプレート、点字
表示板等の標識板に用いられる感光性樹脂積層体であっ
て、特に意匠性の優れた標識板を提供すること。 【解決手段】少なくとも支持体、接着層および感光性
樹脂層を有する感光性樹脂積層体であって、該感光性樹
脂積層体の全光線透過率が60%以上であることを特徴
とする感光性樹脂積層体。少なくとも支持体、接着層
および感光性樹脂層を有する感光性樹脂積層体であっ
て、該支持体の全光線透過率A%,該感光性樹脂積層体
の全光線透過率B%とした時に、下記式(1)を満足す
ることを特徴とする感光性樹脂積層体。感光性樹脂層
の厚みが500μm以上、ショア硬度が50以上である
前記または記載の感光性樹脂積層体。前記〜
のいずれかに記載の感光性樹脂積層体からなる標識板用
版材。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、展示パネル、装飾
用楯、ネームプレート、点字表示板等の標識板に用いら
れる感光性樹脂積層体およびそれからなる標識板用版材
に関するもので、特に意匠性の優れた標識板を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】感光性樹脂層をパターンを介して露光
し、その後現像することにより得られる標識板用感光性
樹脂積層体については、特開昭58-55927公報や
特開平9−6267号公報などに開示されており、レリ
ーフを有する展示パネルや点字を含む標識板に利用され
ている。しかし、昨今の標識板には表示板加工時に曲げ
加工を行ったり、透明な標識板を作成するなどの市場要
求がある。ところが一般的に使用されているフェノール
板を支持体とする感光性樹脂積層体は標識板加工時に曲
げ加工を行ったり、透明な標識板を作成するには不適で
あった。また、支持体を無色透明な基板を使用しても、
感光性樹脂自体が着色したものしかなく、そこで意匠性
にすぐれた標識板に加工するのに好適な感光性樹脂積層
体が求められていた。
【0003】一方、感光性樹脂組成物には熱重合禁止や
感度調整等の効果を目的にナフトキノン類化合物などを
添加しているが、これらの化合物自体が着色しているた
め、これらの化合物を添加した組成で製造すると、どう
しても着色のある感光性樹脂が出来てしまい、意匠性に
優れた標識板に使用するには問題があった。また着色を
押さえるためにこの添加量を減らしても、製造途中でポ
リマーのゲル化が起きてしまい、製造できなくなる等の
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は展示パネル、
装飾用楯、ネームプレート、点字表示板等に用いる感光
性樹脂積層体において、標識板加工時に曲げ加工を行っ
たり、透明な標識板を作成することが可能な、意匠性に
優れた標識板用感光性樹脂積層体を得ることを課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、鋭意、研究、検討した結果、遂に本
発明を完成するに到った。すなわち本発明は、少なく
とも支持体、接着層および感光性樹脂層を有する感光性
樹脂積層体であって、該感光性樹脂積層体の全光線透過
率が60%以上であることを特徴とする感光性樹脂積層
体。少なくとも支持体、接着層および感光性樹脂層を
有する感光性樹脂積層体であって、該支持体の全光線透
過率A%,該感光性樹脂積層体の全光線透過率B%とし
た時に、下記式(1)を満足することを特徴とする感光
性樹脂積層体。感光性樹脂層の厚みが500μm以
上、ショア硬度が50以上である前記または記載の
感光性樹脂積層体。前記〜のいずれかに記載の感
光性樹脂積層体からなる標識板用版材である。
【0006】
【数2】
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明について、さらに詳細
に説明する。本発明の特徴は、感光性樹脂積層体全体の
全光線透過率が60%以上であるが、本発明で用いられ
る感光性樹脂層の全光線透過率も60%以上であること
が好ましく、さらに70%以上が好ましく、特に75%
以上が望ましい。該感光性樹脂層として用いられる感光
性樹脂組成物としては公知のものを使用することが可能
であり、具体的には可溶性高分子化合物(例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリアミド、ポリエーテルエステル
アミド、ポリエーテルアミド、ポリウレタンなど)、光
重合性又は光架橋性モノマー(例えば、多価アルコール
のアクリレート、多価アルコールのエポキシアクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミドなど)、光重合開始
剤(例えば、ベンジルジメチルケタール、ベンゾインジ
メチルエーテル等)、必要によって可塑剤、界面活性
剤、染料等を配合してなる感光性樹脂組成物が挙げられ
る。
【0008】本発明で使用できる添加剤は、熱安定剤と
してフェノチアジンやクペロン誘導体等のヒドロキシル
アミン誘導体などの添加剤が挙げられる。これらの配合
比としては樹脂固形分0.005重量%未満であると熱重合
禁止効果がなく、製造途中でポリマーのゲル化が起きて
しまい、また0.05重量%を超えると製造された樹脂が着
色してしまい、透明性のある樹脂を製造するのは問題が
ある。したがって、感光性樹脂層を無色透明にするため
の配合比としては、樹脂固形分0.005〜0.05重量%が好
ましく、より好ましくは、0.01〜0.03重量%が良い。
【0009】その他、重合禁止剤としてハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノメチルエーテルや2、6ージ−
t−ブチル−p−クレゾール等を0.001〜5重量%
含有させてもよい。また、可塑剤としてエステルやアミ
ド等の低分子可塑剤、ポリエステルやポリエーテル、液
状ゴム類等のオリゴマーを含有させて光硬化物の物性を
変化させることができる。
【0010】なお、前記感光性樹脂層の厚みは500μ
m以上が好ましく、特に800〜1200μmが好まし
い。またショア硬度は50以上が好ましく、特に55〜
65が好ましい。
【0011】次に、本発明における支持体(以下、支持
板という場合もある)も、全光線透過率が60%以上で
あることが好ましく、さらに70%以上が好ましく、特
に80%以上が望ましい。具体的には、ガラス板の他、
ポリエチレンテレフタレート樹脂やアクリル樹脂などの
無色のポリマー成型板などが挙げられ、またこのポリマ
ー成形板の樹脂は共重合やブレンドで変性又は可塑剤な
どの添加剤を配合して改質した樹脂を使用した板であっ
てもかまわない。該支持体の厚みは1mm以上であり、
通常1mm〜10mmの範囲で用途・デザインに適した
厚みが選ばれる。厚みが1mm未満の支持体では樹脂製
板自身の反りが発生しやすく、標識板用途に向かない
し、厚みが10mmを超えると板を簡単に切りにくいこ
とや重量が重くなり不便となるので好ましくない。
【0012】本発明感光性樹脂積層体を得る方法として
は、前記支持板上に後述する接着剤を塗布し、感光性樹
脂層を積層するが、公知の方法で積層することができ
る。例えば熱プレス、注型、あるいは溶融押出し、溶液
キャスト、ラミネートなどの任意方法で前記支持体上に
積層することができる。
【0013】前記感光性樹脂層は、予め、例えばポリエ
チレンテレフタレート等の樹脂製フィルムを支持体とし
て、その上に積層したもの(以下、感光性樹脂積層体前
駆体という)を作成しておき、それを標識板とするとき
に、樹脂製フィルムをはがし、前記厚みが1mm以上の
支持板上に積層してもよい。
【0014】なお、前記感光性樹脂積層体前駆体の作成
方法としては、通常の印刷版用感光性樹脂積層体を製造
する方法が採用でき、例えば、前記樹脂製フィルム(こ
の場合、接着剤を付与しない方が好ましい)と、粘着性
のない透明で現像液に分散又は溶解する高分子(ポリビ
ニルアルコールやセルロース類等であり、スリップコー
ト層ともいう)を1〜3μmの厚みで塗布した、カバー
フィルムとなる例えば、ポリエステルの125μm厚み
のフイルムとの間に、感光性樹脂組成物を溶融押し出し
して積層し、つまり、下から順に、樹脂製フィルム、感
光性樹脂層、スリップコート層およびカバーフィルムか
らなる感光性樹脂積層体前駆体が得られる。
【0015】本発明において、前記支持板に、感光性樹
脂層(さらにスリップコート層やカバーフィルムを有し
ていてもよい)を貼り合わせる際に、使用する接着層と
しては、公知の接着剤を使用すること可能であり、具体
的には可溶なポリエステルを多価イソシアネートで硬化
させたポリエステルウレタン系接着剤、エポキシ系接着
剤などが挙げられる。その中でもポリエステルウレタン
系接着剤はポリエチレンテレフタレート樹脂及び変成ポ
リエチレンテレフタレート樹脂との接着に優れるために
好ましい。接着層組成物には、他の少量成分を添加する
ことができる。添加物としては、可塑剤、染料、紫外線
吸収剤、ハレーション防止剤、界面活性剤、光重合性ビ
ニルモノマーなどが挙げられる。
【0016】接着層を支持体上に設ける方法としては、
接着層用組成物溶液を所定の厚みに塗布した後溶剤を除
去するのが一般的である。塗布方法としては、ロールコ
ーター、カーテンフローコーター、スリットダイコータ
ー、グラビアコーター、スプレーなど公知の方法が使用
可能である。支持体にコートしたのちの接着層の乾燥処
理は、乾燥炉の中で熱風を吹きつける方法が一般的であ
る。本発明の接着層を乾燥する処理条件は30℃以上1
20℃以下の条件で最適な時間を設定すればよいが、支
持体の熱変形より70℃以下が好ましい。又処理時間は
1分〜30分の間が適当である。
【0017】接着層の厚みは、0.5μ〜100μの範
囲にあることが好ましい。厚みが0.5μ以下では感光
性樹脂層と接着層間の接着力が発現し難く、また接着層
の厚みが100μを超えると塗工液を乾燥する時に発泡
して気泡が混入する問題点が発生する。このような理由
から、接着層の厚みは0.5μ〜100μの範囲にある
ことが好ましく、特に1μ〜50μが好ましい。
【0018】以上、支持板、接着剤層および感光性樹脂
層(さらにスリップコート層やカバーフィルムを有して
いてもよい)を有する本発明感光性樹脂積層体の全光線
透過率は60%以上であり、好ましくは70%以上、特
に75%以上が望ましい。なお全光線透過率が60%未
満の場合は、該感光性樹脂積層体が着色や濁りを生じて
外観上見栄えが悪い、塗装などの後加工したときに色合
いが異なってくる、等の理由から好ましくない。また、
支持体の全光線透過率A%,該感光性樹脂積層体の全光
線透過率B%とした時に、前記式(1)を満足すること
が好ましく、さらには式(1)における右辺の値が10
以下、特に5以下が望ましい。なお前記式(1)を満足
しない場合も、該感光性樹脂積層体が着色や濁りを生じ
て外観上見栄えが悪い、塗装などの後加工したときに色
合いが異なってくる、等の理由から好ましくない。
【0019】次に本発明感光性樹脂積層体から標識板を
作成する方法としては、通常の印刷版を作成する方法を
採用することができ、例えば、感光性樹脂層上にスリッ
プコート層を介して、あるいは介さず、透明画像部を有
するネガフィルムまたはポジフィルムを密着して重ね合
せ、その上方から活性光線を照射して露光をおこなう
と、露光部のみが不溶化ならびに硬化する。活性光線は
通常300〜450nmの波長を中心とする高圧水銀
灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン
灯、ケミカルランプなどの光源を用いることができる。
【0020】次いで、適当な溶剤、特に本発明では中性
の水により非露光部分を溶解除去することによって、鮮
明な画像部を有するレリーフ板を得る。このためには、
スプレー式現像装置、ブラシ式現像装置などを用いるこ
とができる。
【0021】以上の方法により、レリーフを有する標識
板を作成することができ、レリーフの上には、さらに着
色剤や紫外線吸収剤等を含んだ塗料を塗布したり、文字
や画像の上に箔押しを施したり、塗料で色をつけたり、
支持体の裏側に色や模様を付けたり、化粧板などと張り
合わせたり、あるいは必要に応じて支持体を加熱しなが
ら曲げ加工をおこなったりする等の方法により、種々の
標識板が得られ、その用途を拡大することができる。
【0022】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものでない。
なお、実施例における全光線透過率は日本電色工業株式
会社製濁度計(ヘイズメーター、NDH−1001D
P)を使用して測定した値である。
【0023】参考例1 積層する感光性樹脂組成物としては、ε−カプロラクタ
ム525部、N−(2−アミノエチル)ピペラジンとア
ジピン酸とのナイロン塩400部、1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサンとアジピン酸とのナイロン塩
75部をオートクレーブ中で溶融重縮合して共重合ナイ
ロンを得た。得られたポリマー55部、N−ニトロソフ
ェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩0.01部、
ハイドロキノンモノエチルエーテル0.1部、N−エチ
ルトルエンスルホンアミド7部を60℃のメタノール4
7部、水96部の混合溶液に溶解した後、グリシジルメ
タクリレート2部を加えて2時間攪拌し、ポリマー末端
にグリシジルメタクリレートを反応させた。この溶液に
亜硫酸アンモニウム0.3部、シュウ酸0.3部とメタ
クリル酸4部を添加し、そののちトリメチロールプロパ
ンのトリグリシジルエーテルとアクリル酸との開付加反
応によって得られたアクリレート31部、ベンジルジメ
チルケタール1.0部を加え感光性樹脂組成物の溶液を
得た。この溶液をポリエステルフイルム上に流延しメタ
ノールを蒸発除去し、厚み約800μm の感光性樹脂組
成物aを得た。
【0024】参考例2 参考例1において、N−ニトロソフェニルヒドロキシル
アミンアルミニウム塩0.01部の代わりにフェノチア
ジン0.04部を添加した以外は全て参考例1と同様に
して感光性樹脂組成物bを得た。
【0025】参考例3 参考例1と同様に、共重合ナイロンポリマー55部、N
−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩
0.01部、ハイドロキノンモノエチルエーテル0.1
部、N−エチルトルエンスルホンアミド7部を60℃の
メタノール47部、水96部の混合溶液に溶解した後、
グリシジルメタクリレート2部を加えて2時間攪拌し、
ポリマー末端にグリシジルメタクリレートを反応させ
た。この溶液に亜硫酸アンモニウム0.3部、シュウ酸
0.3部とメタクリル酸4部を添加し、そののちトリメ
チロールプロパンのトリグリシジルエーテルとアクリル
酸との開付加反応によって得られたアクリレート31
部、ベンジルジメチルケタール1.0部、フェノチアジ
ン0.02部を加え、感光性樹脂組成物の溶液を得た。
この溶液をポリエステルフイルム上に流延しメタノール
を蒸発除去し、厚み約800μm の感光性樹脂組成物c
を得た。
【0026】参考例4 参考例1において−ニトロソフェニルヒドロキシルアミ
ンアルミニウム塩0.01部の代わりに1,4ーナフト
キノン0.04部を添加した以外は全て参考例1と同様
にして感光性樹脂組成物dを得た。
【0027】 参考例5〜7(支持体の作成)支持体として,厚み2mm
の下記表1に示す全光線透過率を有するアクリル樹脂
(三菱レイヨン(株)製アクリライト)、硬質塩化ビニ
ル樹脂(メイバン(株)製エンビバン)および変性ポリ
エチレンテレフタレート樹脂(アクリサンデー(株)製
サンデーPET)を使用した。接着層はポリエステルウ
レタン系接着材を用い、接着層用組成物溶液は次のよう
に調整した。東洋紡績(株)製ポリエステル系樹脂「バ
イロンRV−200」80重量部をトルエン/メチルエ
チルケトン=80/20(重量比)の混合溶剤1940
重量部に80℃で加熱溶解した。冷却後、イソシアヌレ
ート型多価イソシアネートとしてヘキサメチレンジイソ
シアネートとトルエンジイソシアネートを原料とする住
友バイエルウレタン(株)製「デスモジュールHL」を
20重量部、硬化触媒としてトリエチレンジアミン0.
06重量部を添加し、10分攪拌した。このようにして
得られた接着層用組成物溶液を膜厚みが7μm となるよ
うに、厚み2mmの前記支持体上にそれぞれ塗布し、50
℃で15分間乾燥キュアーして接着層を塗布した支持体
(以下アクリル板、塩ビ板、PET-Gという)を得た。
【0028】
【表1】
【0029】実施例1〜3 参考例1で得られた感光性樹脂組成物aと、参考例5〜
7で得られた接着層を塗布した各支持体とをそれぞれ貼
り合わせた後、その間に水を注入する。積層する厚みに
合わせてギャップクリアランスを調整したゴムローラー
を通して25℃の室温で感光性樹脂層の圧着を行い、無
色透明な感光性樹脂積層体を製造した。その結果を表2
に示す。
【0030】実施例4〜6 参考例2で得られた感光性樹脂組成物bと、参考例5〜
7で得られた接着層を塗布した各支持体とをそれぞれ貼
り合わせた後、その間に水を注入する。積層する厚みに
合わせてギャップクリアランスを調整したゴムローラー
を通して25℃の室温で感光性樹脂層の圧着を行い、無
色透明な感光性樹脂積層体を製造した。その結果を表2
に示す。
【0031】実施例7〜9 参考例3で得られた感光性樹脂組成物cと、参考例5〜
7で得られた接着層を塗布した各支持体とをそれぞれ貼
り合わせた後、その間に水を注入する。積層する厚みに
合わせてギャップクリアランスを調整したゴムローラー
を通して25℃の室温で感光性樹脂層の圧着を行い、無
色透明な感光性樹脂積層体を製造した。その結果を表2
に示す。
【0032】比較例1〜3 参考例4で得られた感光性樹脂組成物dと、参考例5〜
7で得られた接着層を塗布した各支持体とをそれぞれ貼
り合わせた後、その間に水を注入する。積層する厚みに
合わせてギャップクリアランスを調整したゴムローラー
を通して25℃の室温で感光性樹脂層の圧着を行い、無
色透明な感光性樹脂積層体を製造した。その結果を表3
に示す。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】参考例8 前記実施例1〜9で得られた本発明感光性樹脂積層体を
7日間以上保管した後に、125μmのポリエステルフ
イルムを剥離して、真空下でケミカルランプで3分間露
光した。次にブラシ式ウォッシャー(100 μmφナイロ
ンブラシ、日本電子精機(株)制作 JW-A2- PD型)で水
道水を現像液にして、23℃で2分間現像してレリーフ
画像を有する標識板を得ることができた。
【0036】
【発明の効果】以上かかる構成よりなる本発明標識板用
感光性樹脂積層体は、支持体の曲げ加工が容易で、かつ
支持体の厚みや無色透明性に特徴を有する意匠性に優れ
た、標識板に適した感光性樹脂積層体を提供し、産業界
に寄与すること大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G09B 21/00 G09B 21/00 B Fターム(参考) 2H025 AA11 AA13 AB11 AB20 AC01 AD01 BC13 BC31 BJ00 BJ07 DA35 4F100 AK25 AK25J AK41G AK42 AK48 AK48J AK51G AL01 AL01G AR00B AT00A BA02 CB00 GB90 JK20 JN08 JN17 JN17B YY00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも支持体、接着層及び感光性樹脂
    層を有する感光性樹脂積層体であって、該感光性樹脂積
    層体の全光線透過率が60%以上であることを特徴とす
    る感光性樹脂積層体。
  2. 【請求項2】少なくとも支持体、接着層及び感光性樹脂
    層を有する感光性樹脂積層体であって、該支持体の全光
    線透過率A%,該感光性樹脂積層体の全光線透過率B%
    とした時に、下記式(1)を満足することを特徴とする
    感光性樹脂積層体。 【数1】
  3. 【請求項3】感光性樹脂層の厚みが500μm以上、シ
    ョア硬度が50以上である請求項1または2記載の感光
    性樹脂積層体。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の感光性樹
    脂積層体からなる標識板用版材。
JP2000227431A 2000-07-26 2000-07-27 感光性樹脂積層体およびそれからなる標識板用版材 Withdrawn JP2002040641A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157010A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyobo Co Ltd 標識板用感光性樹脂積層体及びそれから得られる標識板

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JP2009157010A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Toyobo Co Ltd 標識板用感光性樹脂積層体及びそれから得られる標識板

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