JP2002039194A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2002039194A
JP2002039194A JP2000226331A JP2000226331A JP2002039194A JP 2002039194 A JP2002039194 A JP 2002039194A JP 2000226331 A JP2000226331 A JP 2000226331A JP 2000226331 A JP2000226331 A JP 2000226331A JP 2002039194 A JP2002039194 A JP 2002039194A
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JP
Japan
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inner ring
diameter surface
bearing device
shaft
ring
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Pending
Application number
JP2000226331A
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English (en)
Inventor
Seizo Miyazaki
晴三 宮崎
Norio Moriya
徳郎 守屋
Toru Takamizawa
徹 高見沢
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受幅が狭い軸受装置であっても、内輪を軸
に圧入した際の内輪軌道の変形を低減する。 【解決手段】 外輪2と内輪3との間に多数の玉4が周
方向に沿って介装され、内輪3を軸6に圧入して使用さ
れる軸受装置であって、内輪3の内径面にホーニング加
工又は超仕上加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外輪と内輪との間
に多数の転動体が周方向に沿って介装され、内輪を軸に
圧入して使用される軸受装置に関し、例えばビデオテー
プレコーダ(VTR)用モータ、レーザビームプリンタ
(LBP)用モータ、磁気ディスク装置用モータ等の回
転支持部、或いは磁気ディスク装置のスイングアームの
揺動支持部等に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の軸受装置としては、例え
ば特開平7−167151号公報に記載のものが知られ
ている。この軸受装置は、内輪の内径面に軸方向に沿っ
て小径孔部と大径孔部とを設け、小径孔部を軸に圧入嵌
合すると共に軸に嵌合されない大径孔部に位置する内輪
外径面に内輪軌道を形成したものである。
【0003】このようにすると、内輪を軸に圧入した際
に、内輪内径面の円周方向のうねりが内輪外径面の内輪
軌道に達しにくくなるため、内輪軌道の変形(ひずみ)
が低減されて回転精度の向上を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸受装置においては、軸受幅が狭い場合には、内輪
を軸に圧入した際に、内輪内径面の円周方向のうねりの
内輪外径面の内輪軌道への影響が大きくなり、内輪軌道
の変形低減効果を充分に得ることができなくなるという
不都合がある。
【0005】本発明はこのような不都合を解消するため
になされたものであり、軸受幅が狭い場合においても内
輪を軸に圧入した際の内輪軌道の変形を低減することが
できる軸受装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る軸受装置は、外輪と内輪との間に多数
の転動体が周方向に沿って介装され、内輪を軸に圧入し
て使用される軸受装置であって、内輪の内径面にホーニ
ング加工又は超仕上加工を施したことを特徴とする。
【0007】ここで、ホーニング加工又は超仕上加工に
用いる砥石の内輪内径面に対する跨ぎ幅は、内輪内径面
の円周全長×(1/(転動体数−1))以上とすること
が好ましく、また、加工後の内輪内径面は、真円度測定
器(真円度形状ハーモニック解析)による測定で、転動
体数−1角成分から20角成分を半振幅で20nm以下
に抑えることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
ある軸受装置を説明するための説明的断面図、図2は内
輪内径面に超仕上加工を施す方法を説明するための説明
的断面図、図3は図2の右側面図、図4は内輪内径面に
ホーニング加工を施す方法を説明するための説明図、図
5(a)は内輪を軸に圧入する前の内輪内径面の円周方
向のうねりの状態を誇張して示した図、図5(b)は内
輪を軸に圧入した際に、内輪内径面のうねりが内輪外径
面に達した状態を誇張して示した図である。
【0009】図1において符号1は玉軸受である。この
玉軸受1は、外輪2と内輪3との間に多数の玉4が周方
向に沿って介装されており、玉4は保持器5によって転
動自在に保持され、また、内輪3は圧入(締り嵌め)に
より軸6に外嵌固定されている。外輪2の内径面の軸方
向の中央部には外輪軌道7が形成され、内輪3の外径面
の軸方向の中央部には内輪軌道8が形成されている。
【0010】また、玉軸受1の軸方向の両端部にはシー
ルド板9が配置されており、これにより、外部から軸受
内へ塵埃等が進入するのを防止すると共に、軸受内に充
填されたグリース等の潤滑剤が外部に飛散しないように
している。シールド板9の外周縁は外輪2の内径面に係
止され、内周縁は内輪3の外径面に接近配置されてい
る。
【0011】ここで、この実施の形態では、内輪3を軸
6に圧入した際に、内輪3の内径面の円周方向のうねり
(図5(a)参照)が、図5(b)に示すように、内輪
3の外径面に達して内輪軌道8が大きく変形(ひずみ)
するのを防止すべく、内輪3の内径面に超仕上加工又は
ホーニング加工を施し、これにより、内輪3の真円度の
向上させて軸受装置の回転精度の向上を図るようにして
いる。
【0012】内輪3の内径面に超仕上加工を施すには、
例えば図2及び図3に示すように、内輪3の内径面の一
部に砥石10を接触させ、この状態で該砥石10を内輪
3の軸方向に振動させつつ、内輪3を回転させて加工を
行う。また、内輪3の内径面にホーニング加工を施すに
は、例えば図4に示すように、回転軸11の周囲に径方
向に弾性変形可能なバネ等の弾性部材12を介して複数
の砥石13(図では3個)を周方向に所定の間隔をあけ
て配置して該砥石13で内輪3の内径面を押圧し、この
状態で回転軸11を回転させて加工を行う。
【0013】砥石10及び13共に内輪3の内径面に対
して円周方向に幅を持ち、且つ、該内径面の曲率に対応
した摺動面を有しており、これにより、内輪3の内径面
のうねりの高い部分が削り取られ、該内径面の円周方向
のうねりを低減することができる。ここで、砥石10及
び13の内輪3内径面に対する跨ぎ幅Bは、該内径面の
円周全長×(1/(玉数−1))以上とすることが好ま
しく、これにより、(玉数−1)角成分以上のうねりを
効率よく低減することができる。
【0014】また、加工後の内輪3内径面は、真円度測
定器(真円度形状ハーモニック解析)による測定で、玉
数−1角成分から20角成分を半振幅で20nm以下に
抑えることが好ましい。このようにこの実施の形態で
は、内輪3の内径面のうねりが低減するため、軸受幅が
狭い軸受装置であっても、内輪3を軸6に圧入した際の
内輪軌道8の変形を低減することができ、回転精度の向
上を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、内輪の内径面に超仕上加工又はホーニング加
工を施して内輪の真円度の向上させているため、軸受幅
が狭い軸受装置であっても、内輪を軸に圧入した際の内
輪軌道の変形を低減することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である軸受装置を説
明するための説明的断面図である。
【図2】内輪内径面に超仕上加工を施す方法を説明する
ための説明的断面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】内輪内径面にホーニング加工を施す方法を説明
するための説明図である。
【図5】(a)は内輪を軸に圧入する前の内輪内径面の
円周方向のうねりの状態を誇張して示した図、(b)は
内輪を軸に圧入した際に、内輪内径面のうねりが内輪外
径面に達した状態を誇張して示した図である。
【符号の説明】
1…玉軸受 2…外輪 3…内輪 4…玉(転動体) 5…保持器 6…軸 7…外輪軌道 8…内輪軌道 9…シールド板 10…砥石 11…回転軸 12…弾性部材 13…砥石 B…跨ぎ幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見沢 徹 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA02 AA62 BA53 DA12 FA15 GA53 5H605 AA03 BB05 CC04 EB10 EB28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と内輪との間に多数の転動体が周方
    向に沿って介装され、内輪を軸に圧入して使用される軸
    受装置であって、内輪の内径面にホーニング加工又は超
    仕上加工を施したことを特徴とする軸受装置。
JP2000226331A 2000-07-27 2000-07-27 軸受装置 Pending JP2002039194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226331A JP2002039194A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226331A JP2002039194A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 軸受装置

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JP2002039194A true JP2002039194A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18719968

Family Applications (1)

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JP2000226331A Pending JP2002039194A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 軸受装置

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