JP2001082467A - 自動調心ころ軸受 - Google Patents
自動調心ころ軸受Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C25/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
- F16C25/06—Ball or roller bearings
- F16C25/08—Ball or roller bearings self-adjusting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/086—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements
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- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樽形ころのスキューや潤滑不良等を抑制した
自動調心ころ軸受を提供する。 【解決手段】 自動調心ころ軸受は、凹球面状の軌道1
を有する外輪3と、二列の凹円弧状の軌道5,7を有す
る内輪9と、外輪3の軌道1と内輪9の軌道5,7との
間に配設された二列の樽形ころ11,13と、略L字断
面形状のプレス保持器15とを備えており、内輪9の中
鍔部17とプレス保持器15との間には浮き案内輪19
が保持されている。浮き案内輪19は、一対の摺接リン
グ21,23と、これら摺接リング21,23の間に介
装された付勢手段たるウェーブワッシャ25とからなっ
ており、内輪9の中鍔部17およびプレス保持器15と
の間には微小な間隙が形成されている。ウェーブワッシ
ャ25はSK5等の素材をプレス加工したもので、両摺
接リング21,23を介して、その弾性により両樽形こ
ろ11,13を互いに離間する方向に付勢している。
自動調心ころ軸受を提供する。 【解決手段】 自動調心ころ軸受は、凹球面状の軌道1
を有する外輪3と、二列の凹円弧状の軌道5,7を有す
る内輪9と、外輪3の軌道1と内輪9の軌道5,7との
間に配設された二列の樽形ころ11,13と、略L字断
面形状のプレス保持器15とを備えており、内輪9の中
鍔部17とプレス保持器15との間には浮き案内輪19
が保持されている。浮き案内輪19は、一対の摺接リン
グ21,23と、これら摺接リング21,23の間に介
装された付勢手段たるウェーブワッシャ25とからなっ
ており、内輪9の中鍔部17およびプレス保持器15と
の間には微小な間隙が形成されている。ウェーブワッシ
ャ25はSK5等の素材をプレス加工したもので、両摺
接リング21,23を介して、その弾性により両樽形こ
ろ11,13を互いに離間する方向に付勢している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の支持等に
供される自動調心ころ軸受に係り、詳しくは樽形ころの
スキューや潤滑不良等を抑制する技術に関する。
供される自動調心ころ軸受に係り、詳しくは樽形ころの
スキューや潤滑不良等を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】軸とハウジングとの間の芯ずれが避けら
れない場合や、振動機械等で回転軸に撓みが生じやすい
場合等に用いられる軸受として、自動調心ころ軸受が多
用されている。自動調心ころ軸受は、軸受中心を曲率中
心とする凹球面状の軌道を有する外輪と、二列の凹円弧
状軌道を有する内輪と、内外輪の軌道間に配設された二
列の樽形ころとを備えており、外輪の中心軸線と内輪の
中心軸線との間には所定の交角が許容される。通常、自
動調心ころ軸受では、実開平5−30556号公報等に
記載されたように、ころのスキューを防止するべく保持
器と共に浮き案内輪を用いることが多い。浮き案内輪
は、高炭素クロム軸受鋼等を素材とするリング状部品で
あり、保持器の内輪側あるいは外輪側に配設されてい
る。
れない場合や、振動機械等で回転軸に撓みが生じやすい
場合等に用いられる軸受として、自動調心ころ軸受が多
用されている。自動調心ころ軸受は、軸受中心を曲率中
心とする凹球面状の軌道を有する外輪と、二列の凹円弧
状軌道を有する内輪と、内外輪の軌道間に配設された二
列の樽形ころとを備えており、外輪の中心軸線と内輪の
中心軸線との間には所定の交角が許容される。通常、自
動調心ころ軸受では、実開平5−30556号公報等に
記載されたように、ころのスキューを防止するべく保持
器と共に浮き案内輪を用いることが多い。浮き案内輪
は、高炭素クロム軸受鋼等を素材とするリング状部品で
あり、保持器の内輪側あるいは外輪側に配設されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
調心ころ軸受では、比較的大きなアキシャル荷重が作用
して外輪3と内輪9とが軸方向に相対移動した場合、図
7に示したように、一方のころ列の樽形ころ13は外輪
3および内輪9の軌道1,7に圧接するが、他方のころ
列の樽形ころ11が両軌道1,5間で遊動することにな
る。これにより、樽形ころ11がスキューを起こし、運
転騒音や回転抵抗の増大がもたらされたり、樽形ころ1
1や両軌道1,5が部分的に摩耗・損傷する虞があっ
た。また、図8に示したように、外輪3に潤滑油供給孔
27が形成された自動調心ころ軸受では、供給された潤
滑油が一方のころ列の樽形ころ11と両軌道1,5間の
間隙に流れ込み、他方のころ列の樽形ころ13と両軌道
1,7間の潤滑が円滑に行われなくなる問題もあった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、樽形ころの
スキューや潤滑不良等を抑制した自動調心ころ軸受を提
供することを目的とする。
調心ころ軸受では、比較的大きなアキシャル荷重が作用
して外輪3と内輪9とが軸方向に相対移動した場合、図
7に示したように、一方のころ列の樽形ころ13は外輪
3および内輪9の軌道1,7に圧接するが、他方のころ
列の樽形ころ11が両軌道1,5間で遊動することにな
る。これにより、樽形ころ11がスキューを起こし、運
転騒音や回転抵抗の増大がもたらされたり、樽形ころ1
1や両軌道1,5が部分的に摩耗・損傷する虞があっ
た。また、図8に示したように、外輪3に潤滑油供給孔
27が形成された自動調心ころ軸受では、供給された潤
滑油が一方のころ列の樽形ころ11と両軌道1,5間の
間隙に流れ込み、他方のころ列の樽形ころ13と両軌道
1,7間の潤滑が円滑に行われなくなる問題もあった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、樽形ころの
スキューや潤滑不良等を抑制した自動調心ころ軸受を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、軸受中心を曲率中心とする凹球面状の
軌道を有する外輪と、二列の凹円弧状の軌道を有する内
輪と、前記外輪の軌道と前記内輪の軌道との間に転動自
在に配設された二列の樽形ころと、これら二列の樽形こ
ろの間に介装された案内輪とを備えた自動調心ころ軸受
であって、前記案内輪が前記二列の樽形ころを互いに離
間させる方向に付勢する付勢手段を有するものを提案す
る。
解決するために、軸受中心を曲率中心とする凹球面状の
軌道を有する外輪と、二列の凹円弧状の軌道を有する内
輪と、前記外輪の軌道と前記内輪の軌道との間に転動自
在に配設された二列の樽形ころと、これら二列の樽形こ
ろの間に介装された案内輪とを備えた自動調心ころ軸受
であって、前記案内輪が前記二列の樽形ころを互いに離
間させる方向に付勢する付勢手段を有するものを提案す
る。
【0005】本発明によれば、二列の樽形ころが常に内
外輪の軌道に圧接することになるため、アキシャル荷重
に起因するスキューが起こらなくなると共に、外輪側の
潤滑油供給孔から供給された潤滑油が一方のころ列の樽
形ころ側にのみ流入することもなくなる。
外輪の軌道に圧接することになるため、アキシャル荷重
に起因するスキューが起こらなくなると共に、外輪側の
潤滑油供給孔から供給された潤滑油が一方のころ列の樽
形ころ側にのみ流入することもなくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施形
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係る自動調心ころ軸受を示す要部縦断面図で
ある。同図において、自動調心ころ軸受は、軸受中心を
曲率中心とする凹球面状の軌道1を有する外輪3と、二
列の凹円弧状の軌道5,7を有する内輪9と、外輪3の
軌道1と内輪9の軌道5,7との間に配設された二列の
樽形ころ(以下、単にころと記す)11,13と、これ
らのころ11,13を保持する略L字断面形状を有する
一対のプレス保持器15とを備えており、内輪9の中鍔
部17とプレス保持器15との間には浮き案内輪19が
保持されている。
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係る自動調心ころ軸受を示す要部縦断面図で
ある。同図において、自動調心ころ軸受は、軸受中心を
曲率中心とする凹球面状の軌道1を有する外輪3と、二
列の凹円弧状の軌道5,7を有する内輪9と、外輪3の
軌道1と内輪9の軌道5,7との間に配設された二列の
樽形ころ(以下、単にころと記す)11,13と、これ
らのころ11,13を保持する略L字断面形状を有する
一対のプレス保持器15とを備えており、内輪9の中鍔
部17とプレス保持器15との間には浮き案内輪19が
保持されている。
【0007】第1実施形態の場合、浮き案内輪19は、
図2に示したように、SUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
を切削加工してなる一対の摺接リング21,23と、こ
れら摺接リング21,23の間に介装された付勢手段た
るウェーブワッシャ25とからなっており、内輪9の中
鍔部17およびプレス保持器15との間には微小な間隙
が形成されている。尚、ウェーブワッシャ25はSK5
(炭素鋼工具鋼材)等の素材をプレス加工したもので、
両摺接リング21,23を介して、その弾性により両こ
ろ11,13を互いに離間する方向に付勢している。
図2に示したように、SUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
を切削加工してなる一対の摺接リング21,23と、こ
れら摺接リング21,23の間に介装された付勢手段た
るウェーブワッシャ25とからなっており、内輪9の中
鍔部17およびプレス保持器15との間には微小な間隙
が形成されている。尚、ウェーブワッシャ25はSK5
(炭素鋼工具鋼材)等の素材をプレス加工したもので、
両摺接リング21,23を介して、その弾性により両こ
ろ11,13を互いに離間する方向に付勢している。
【0008】第1実施形態の自動調心ころ軸受では、こ
のような構成を採ったことにより、両ころ11,13
は、所定の押圧力によって外輪3および内輪9の軌道
1,5,7に常時押し付けられる。これにより、外輪3
と内輪9との間に大きなアキシャル荷重が作用して外輪
3と内輪9とが軸方向に相対移動しても、図3に示した
ように、両ころ11,13は外輪3および内輪9の軌道
1,5,7から離脱しなくなり、回転抵抗の増大や部分
的な摩耗・損傷の要因となっていたスキューの発生を完
全に防止することができた。また、外輪3に潤滑油供給
孔が形成されている場合にも、潤滑油が両ころ11,1
3の一方にのみ多く流れこむことがなくなり、潤滑不良
に起因する摩耗等も防止されるようになった。
のような構成を採ったことにより、両ころ11,13
は、所定の押圧力によって外輪3および内輪9の軌道
1,5,7に常時押し付けられる。これにより、外輪3
と内輪9との間に大きなアキシャル荷重が作用して外輪
3と内輪9とが軸方向に相対移動しても、図3に示した
ように、両ころ11,13は外輪3および内輪9の軌道
1,5,7から離脱しなくなり、回転抵抗の増大や部分
的な摩耗・損傷の要因となっていたスキューの発生を完
全に防止することができた。また、外輪3に潤滑油供給
孔が形成されている場合にも、潤滑油が両ころ11,1
3の一方にのみ多く流れこむことがなくなり、潤滑不良
に起因する摩耗等も防止されるようになった。
【0009】図4は本発明の第2実施形態に係る自動調
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第2実施形態で
は、第1実施形態と略同一の構成が採られているが、浮
き案内輪19の構造等が異なっている。すなわち、第2
実施形態では、浮き案内輪19が、一対の摺接リング2
1,23と、これら摺接リング21,23の間に介装さ
れた付勢手段たる一対の皿ばね31,33とから構成さ
れている。また、本実施形態のプレス保持器15は、第
1実施形態のものと異なり、Z型断面形状に形成されて
いる。第2実施形態においても、両皿ばね31,33
は、両摺接リング21,23を介して、その弾性により
両ころ11,13を互いに離間する方向に付勢し、第1
実施形態と同様の作用をもたらす。
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第2実施形態で
は、第1実施形態と略同一の構成が採られているが、浮
き案内輪19の構造等が異なっている。すなわち、第2
実施形態では、浮き案内輪19が、一対の摺接リング2
1,23と、これら摺接リング21,23の間に介装さ
れた付勢手段たる一対の皿ばね31,33とから構成さ
れている。また、本実施形態のプレス保持器15は、第
1実施形態のものと異なり、Z型断面形状に形成されて
いる。第2実施形態においても、両皿ばね31,33
は、両摺接リング21,23を介して、その弾性により
両ころ11,13を互いに離間する方向に付勢し、第1
実施形態と同様の作用をもたらす。
【0010】図5は本発明の第3実施形態に係る自動調
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第3実施形態に
おいても、第1実施形態と略同一の構成が採られている
が、浮き案内輪19の構造が異なっている。すなわち、
第3実施形態では、浮き案内輪19が、内端面に環状溝
41が形成された一対の摺接リング21,23と、これ
ら摺接リング21,23の環状溝41に両端部が係合・
保持された付勢手段たる圧縮コイルばね43とから構成
されている。第3実施形態においても、圧縮コイルばね
43は、両摺接リング21,23を介して、その弾性に
より両ころ11,13を互いに離間する方向に付勢し、
第1実施形態と同様の作用をもたらす。
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第3実施形態に
おいても、第1実施形態と略同一の構成が採られている
が、浮き案内輪19の構造が異なっている。すなわち、
第3実施形態では、浮き案内輪19が、内端面に環状溝
41が形成された一対の摺接リング21,23と、これ
ら摺接リング21,23の環状溝41に両端部が係合・
保持された付勢手段たる圧縮コイルばね43とから構成
されている。第3実施形態においても、圧縮コイルばね
43は、両摺接リング21,23を介して、その弾性に
より両ころ11,13を互いに離間する方向に付勢し、
第1実施形態と同様の作用をもたらす。
【0011】図6は本発明の第4実施形態に係る自動調
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第4実施形態に
おいても、第1実施形態と略同一の構成が採られている
が、浮き案内輪19の構造が異なっている。すなわち、
第4実施形態では、浮き案内輪19が、SK5等の素材
をプレス加工した断面逆U字形状の環状体であり、アキ
シャル方向に所定の弾性を有している。第2実施形態に
おいては、浮き案内輪19は、それ自体が付勢手段とな
っており、その弾性により両ころ11,13を互いに離
間する方向に付勢し、第1実施形態と同様の作用をもた
らす。
心ころ軸受を示す要部縦断面図である。第4実施形態に
おいても、第1実施形態と略同一の構成が採られている
が、浮き案内輪19の構造が異なっている。すなわち、
第4実施形態では、浮き案内輪19が、SK5等の素材
をプレス加工した断面逆U字形状の環状体であり、アキ
シャル方向に所定の弾性を有している。第2実施形態に
おいては、浮き案内輪19は、それ自体が付勢手段とな
っており、その弾性により両ころ11,13を互いに離
間する方向に付勢し、第1実施形態と同様の作用をもた
らす。
【0012】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様は上記各実施形態に限られるものではな
く、例えば、付勢手段として耐油合成樹脂等の弾性素材
を用いてもよいし、浮き案内輪を外輪側に配置するよう
にしてもよい。また、保持器や内外輪等の具体的形状等
についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、
設計上の都合等により適宜変更可能である。
本発明の態様は上記各実施形態に限られるものではな
く、例えば、付勢手段として耐油合成樹脂等の弾性素材
を用いてもよいし、浮き案内輪を外輪側に配置するよう
にしてもよい。また、保持器や内外輪等の具体的形状等
についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、
設計上の都合等により適宜変更可能である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、軸受中心を曲率中心とする凹球面状の軌道を
有する外輪と、二列の凹円弧状の軌道を有する内輪と、
前記外輪の軌道と前記内輪の軌道との間に転動自在に配
設された二列の樽形ころと、これら二列の樽形ころの間
に介装された案内輪とを備えた自動調心ころ軸受であっ
て、前記案内輪が前記二列の樽形ころを互いに離間させ
る方向に付勢する付勢手段を有するようにしたため、二
列の樽形ころが常に内外輪の軌道に圧接することになる
ため、アキシャル荷重に起因するスキューが起こらなく
なると共に、外輪側の潤滑油供給孔から供給された潤滑
油が一方のころ列の樽形ころ側にのみ流入することもな
くなり、運転騒音の低減や耐久性の向上等が実現され
る。
によれば、軸受中心を曲率中心とする凹球面状の軌道を
有する外輪と、二列の凹円弧状の軌道を有する内輪と、
前記外輪の軌道と前記内輪の軌道との間に転動自在に配
設された二列の樽形ころと、これら二列の樽形ころの間
に介装された案内輪とを備えた自動調心ころ軸受であっ
て、前記案内輪が前記二列の樽形ころを互いに離間させ
る方向に付勢する付勢手段を有するようにしたため、二
列の樽形ころが常に内外輪の軌道に圧接することになる
ため、アキシャル荷重に起因するスキューが起こらなく
なると共に、外輪側の潤滑油供給孔から供給された潤滑
油が一方のころ列の樽形ころ側にのみ流入することもな
くなり、運転騒音の低減や耐久性の向上等が実現され
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動調心ころ軸受
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
【図2】第1実施形態における浮き案内輪の構成を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図3】第1実施形態の作用を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る自動調心ころ軸受
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る自動調心ころ軸受
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る自動調心ころ軸受
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
【図7】従来の自動調心ころ軸受の一例を示す半裁縦断
面図である。
面図である。
【図8】従来の自動調心ころ軸受の一例を示す半裁縦断
面図である。
面図である。
1‥‥軌道 3‥‥外輪 5,7‥‥軌道 9‥‥内輪 11,13‥‥樽形ころ 15‥‥プレス保持器 19‥‥浮き案内輪 21,23‥‥摺接リング 25‥‥ウェーブワッシャ 27‥‥潤滑油供給孔 31,33‥‥皿ばね 41‥‥環状溝 43‥‥圧縮コイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】軸受中心を曲率中心とする凹球面状の軌道
を有する外輪と、 二列の凹円弧状の軌道を有する内輪と、 前記外輪の軌道と前記内輪の軌道との間に転動自在に配
設された二列の樽形ころと、 これら二列の樽形ころの間に介装された浮き案内輪とを
備えた自動調心ころ軸受であって、 前記浮き案内輪が前記二列の樽形ころを互いに離間させ
る方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする自
動調心ころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25917399A JP2001082467A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 自動調心ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25917399A JP2001082467A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 自動調心ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001082467A true JP2001082467A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17330384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25917399A Withdrawn JP2001082467A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 自動調心ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001082467A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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