JP2002037506A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002037506A
JP2002037506A JP2000227279A JP2000227279A JP2002037506A JP 2002037506 A JP2002037506 A JP 2002037506A JP 2000227279 A JP2000227279 A JP 2000227279A JP 2000227279 A JP2000227279 A JP 2000227279A JP 2002037506 A JP2002037506 A JP 2002037506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
discharge
discharged
image forming
stacking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000227279A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Miyazawa
宮澤  英朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000227279A priority Critical patent/JP2002037506A/ja
Publication of JP2002037506A publication Critical patent/JP2002037506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出されたシートの整列性を乱すことなく、
且つ排出可能シート枚数を増やすことのできる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 原稿の画像を読み取る画像読取部1B
と、画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部1C
との間に設けられた空間Mに画像が形成されたシートP
を排出すると共に、排出されたシートPをシート排出方
向に移動可能な排出シート積載手段21に積載するよう
にする。そして、位置制御手段により、この排出シート
積載手段21を、シート積載状態に応じてシートを積載
する位置からシートの排出方向長さよりも離れた位置に
移動させた後、シートPを排出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に画像読取部と画像形成部との間に画像が形成さ
れたシートを排出する空間を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、設置ス
ペースの縮小を目的として、原稿の画像を読み取る画像
読取部と、画像情報に基づいて画像を形成する画像形成
部との間に空間を設け、この空間に画像が形成されたシ
ートを排出するようにしたものがある。
【0003】図17は、このような従来の画像形成装置
の概略構成を示す図であり、シートは装置下部のシート
収納部210に収納され、画像形成部211、定着部2
12を通じて転写、定着が実行され、その後、排紙部2
13により排紙口214から排出され、装置本体内部に
設けられた排紙積載部252に積載されるようになって
いる。
【0004】そして、このように装置本体より突出して
設置された排紙台にシートを排出する代わりに装置本体
の投影面積内に配置された排紙積載部252にシートを
排出することにより、設置スペースを縮小することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の従来の画像形成装置においては、排紙口214の
高さ方向に上限があるため、一度、排紙積載部252に
シートが積み上がると、排紙積載部252のシート排出
方向奥側に空間254がある場合でもシートPは排紙口
214の上限高さまでしか積むことができない。ところ
が、最近では同図に示すような小型の画像形成装置にお
いても、高速化がなされており、これに伴いシート収納
部210のシート収納量も増えていることから、排紙積
載容量を大きくする必要がある。
【0006】さらに、近年の画像形成装置、例えば複写
機はプリンタ、ファックスの機能を有しており、近くに
人がいないときでもシートPは排出される。ここで、こ
のように近くに人がいない場合、排紙積載部252が満
載状態になると、後から排出されるシートにシート束が
押されてシート束が崩れてしまい、排紙順番が変わった
り、またシートがつまりジャムが発生する可能性があ
る。
【0007】また、排紙されるシート量が多い場合、同
図に示すようにフィニッシャ、ソータと言った複写機外
付けのアプリケーション53を装着する必要があり、結
果的に設置面積は大きくなる。
【0008】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、排出されたシートの整列性を乱す
ことなく、且つ排出可能シート枚数を増やすことのでき
る画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿の画像を
読み取る画像読取部と、画像情報に基づいて画像を形成
する画像形成部とを備えると共に、前記画像読取部と前
記画像形成部との間に空間を設け、該空間に画像が形成
されたシートを排出するようにした画像形成装置におい
て、前記空間に設けられ、前記排出されたシートを積載
すると共にシート排出方向に移動可能な排出シート積載
手段と、シート積載状態に応じて前記排出シート積載手
段を、前記排出されるシートを積載する位置から前記シ
ートの排出方向長さよりも離れた位置に移動させる位置
制御手段と、を備え、前記位置制御手段により前記排出
シート積載手段を移動させた後、前記シートを排出する
ことを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記排出シート積載手段の
シート積載状態を検知する積載状態検知手段と、前記排
出シート積載手段が前記シートの排出方向長さよりも離
れた位置に移動したことを検知する移動検知手段と、を
備え、前記位置制御手段は前記積載状態検知手段からの
検知信号に基づき前記排出シート積載手段を前記シート
の排出方向長さよりも離れた位置に移動させ、前記移動
検知手段からの検知信号に基づき前記排出シート積載手
段の移動を停止することを特徴とするものである。
【0011】また本発明は、前記積載状態検知手段は、
前記排出シート積載手段が移動した後に排出されるシー
トの積載状態を検知すると共に、前記位置制御手段は前
記排出シート積載手段を移動した後、該積載状態検知手
段からの検知情報に基づきシート積載状態を報知するこ
とを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記積載状態検知手段は、
前記シートの満載状態を検知するものであることを特徴
とするものである。
【0013】また本発明は、前記排出シート積載手段
は、前記排出されたシートの排出側端と当接して該シー
トの位置を規制する規制部材と、前記規制部材により位
置が規制されたシートを積載するシート積載部材とを備
えたトレイであることを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記規制部材は、前記シー
ト積載部材に起伏可能に保持されていることを特徴とす
るものである。
【0015】また本発明は、前記排出シート積載手段
は、搬送ベルトであることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記搬送ベルトは、前記排
出されたシートの排出側端と当接して該シートの位置を
規制する規制部材を起伏可能に備えていることを特徴と
するものである。
【0017】また本発明のように、原稿の画像を読み取
る画像読取部と、画像情報に基づいて画像を形成する画
像形成部との間に設けられた空間に画像が形成されたシ
ートを排出すると共に、排出されたシートをシート排出
方向に移動可能な排出シート積載手段に積載するように
する。そして、位置制御手段により、この排出シート積
載手段を、シート積載状態に応じてシートを積載する位
置からシートの排出方向長さよりも離れた位置に移動さ
せた後、シートを排出するようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の一例である多機能デジタル複写機の全体構
成を説明する図である。
【0020】同図において、1は多機能デジタル複写
機、1Aは多機能デジタル複写機本体(以下、装置本体
という)であり、この装置本体1Aの上部には画像読取
部であるスキャナ部1Bが、中央部にはシートに画像を
形成する画像形成部1Cが、更に下部には画像形成部1
Cにシートを給紙する給紙部1Dがそれぞれ配置されて
いる。
【0021】さらに、装置本体1Aの一側面には画像形
成部1Cにて画像が形成されたシートを複数のビンに振
り分けて排出する排紙部であるソータ1Eとが設けられ
ている。なお、このソータ1Eは小型のものであり、設
置面積に影響を与えるものではない。
【0022】ここで、画像形成部1Cは、電子写真感光
体ドラム(以下、感光体ドラムという)112、帯電器
113、現像器114、転写帯電器115等を有してい
る。そして、帯電器113により一様に帯電された感光
体ドラム112の表面に、レーザスキャナ111から射
出された画像情報に対応するレーザ光が走査されると感
光体ドラム表面には潜像が形成され、さらにこの潜像を
現像器114によって現像することにより、感光体ドラ
ム表面にトナー画像が形成されるようになっている。
【0023】またこの後、感光体ドラム112と転写帯
電器115とのニップ部に後述するようにシートが搬送
されると、感光体ドラム112に形成されたトナー画像
がシートに転写されるようになっている。
【0024】また給紙部1Dは、シートカセット2、シ
ートカセット2に収容されたシートをピックアップする
ピックアップローラ3、分離パッド4等を有している。
そして、ピックアップローラ3によりシートをピックア
ップした後、分離パッド4とピックアップローラ3との
協働作用によりシートを1枚ずつ分離、給送するように
している。
【0025】さらに、このように1枚ずつ分離されたシ
ートは、この後、搬送ローラ対104,105によって
レジストローラ対106に導かれた後、レジストローラ
対106によって画像形成動作に同期するようにして画
像形成部1C(の感光体ドラム112と転写帯電器11
5とのニップ部)に給送され、トナー画像が転写される
ようになっている。なお、トナー画像が転写されたシー
トは定着装置118に搬送され、この定着装置118を
通過する際、加熱及び加圧されることにより、トナー画
像がシート表面に定着されるようになっている。
【0026】ところで、同図において、Mはスキャナ部
1Bと画像形成部1Cとの間に設けられた空間である排
紙空間、602は定着を終えたシートの排紙方向を切り
替えるよう排紙通路601aの排出分岐部に設けられた
フラッパである。そして、ソータ1Eを使用しないとき
には定着を終えたシートはフラッパ602によって選択
的に機内排出方向へ導かれ、排出ローラ対119によ
り、排紙空間Mに設けられた排出シート積載手段である
排紙トレイ21に排出、積載されようになっている。な
お、ソータ1Eを使用するときは、フラッパ602は定
着を終えたシートSをソータ排出方向へ導く状態に切り
替わるようになっている。
【0027】次に、このように構成された多機能デジタ
ル複写機1の画像形成動作について説明する。
【0028】まず、スキャナ部1Bにより不図示の原稿
の画像情報が読み取られ、この画像情報は画像処理され
た後、電気信号に変換されて画像形成部1Cのレーザス
キャナ111に伝送される。なお、画像情報は不図示の
パソコン等の外部機器から画像形成部1Cに入力される
場合もある。
【0029】さらに、画像形成部1Cでは、帯電器11
3により一様に帯電された感光体ドラム112の表面を
レーザスキャナ111から射出された画像情報に対応す
るレーザ光により走査して潜像を形成し、この後、この
潜像を現像器114により現像することにより、感光体
ドラム112の表面にトナー画像が形成される。
【0030】一方、このトナー画像形成動作に並行して
シートカセット2に収容されたシートは、ピックアップ
ローラ3によりピックアップされた後、ピックアップロ
ーラ3と分離パッド4との協働作用により1枚ずつ分
離、給送され、この後、搬送ローラ104,105によ
ってレジストローラ106に導かれる。
【0031】更にこの後、このシートはレジストローラ
106によって画像形成動作に同期するようにして画像
形成部1Cの感光体ドラム112と転写帯電器115と
のニップ部へと給送され、このニップ部を通過する際、
感光体ドラム上のトナー画像がシートに転写される。そ
して、このようにしてトナー画像が転写されたシートは
定着装置118に搬送され、この定着装置118におい
て加熱及び加圧されてトナー画像がシート表面に定着さ
れる。
【0032】次に、ソータ1Eを使用しないとき、定着
を終えたシートはフラッパ602によって選択的に機内
排出方向へ導かれ、排出ローラ対119により排紙空間
Mの排紙トレイ21に排出、積載される。また、ソータ
1Eを使用するとき、定着を終えたシートはフラッパ6
02によってソータ1Eに排出される。
【0033】ところで、排紙トレイ21は通常は、同図
において実線で示す位置にあって排出されたシートPが
積載されるが、シートPが満載状態となると、破線で示
す位置に移動する。ここで、このように排紙トレイ21
が移動すると、シートPを排出するための空間が形成さ
れ、更にシートPを排紙空間Mに排出することができ
る。なお、この排紙トレイ21の動作については後述す
る。
【0034】一方、同図において、31は排紙トレイ2
1の位置を検知するためのトレイ位置検知センサ、32
は排紙トレイ21の位置及び破線に示す位置に移動した
排紙トレイ内のシートPの有無を検知するための移動検
知手段であるシート検知センサ、33は排紙トレイ21
に積載されたシートの満載を検知する積載状態検知手段
である満載検知センサである。
【0035】ここで、トレイ位置検知センサ31は排紙
空間Mの正面図である図2の(a)に示すように排紙口
30側に、シート検知センサ32はシート排出方向下流
側に設けられている。なお、これら2つのセンサ31,
32は排紙空間Mの側面図である図2の(b)に示すよ
うにシート排出方向と直交する方向にずらして設けられ
ている。また、満載検知センサ33は、(a)及び
(b)に示すように排紙空間Mの排紙口近傍の上部中央
位置に設けられている。
【0036】なお、図2において、31a、32a、3
3aは各センサ31,32,33のフラグであり、各セ
ンサ31,32,33は、このフラグ31a,32a,
33aの移動に基づき、シート或いは排紙トレイ21の
位置を検知するようになっている。また、M1は排紙空
間Mに設けられ、排紙トレイ21を移動可能に支持する
支持面であり、トレイ位置検知センサ31及びシート検
知センサ32のフラグ31a,32aは、不図示の付勢
手段によりこの支持面M1から突出するように付勢され
ている。
【0037】一方、排紙トレイ21は図3に示すように
排紙口30から排出されたシートの排出側端と当接して
シートの位置を規制する規制部材である先端規制板21
aと、排紙口30から排出されるシートの後端を規制す
る後端規制板21bと、シートが積載されるシート積載
部材である底板21cとを備えている。
【0038】ここで、後端規制板21bの上端中央部に
は後述するように排紙トレイ21が支持面M1上を移動
する際、満載検知センサ33のフラグ33aに接触する
ことがないようにするための溝43aが形成されてお
り、底板21cには排紙トレイ21が移動する際、シー
ト検知センサ32のフラグ32aに接触することがない
ようにするための溝42が形成されている。
【0039】また、先端規制板21aは、底板21cに
軸21dを支点として起伏可能に設けられており、排出
するシートのサイズが底板21cのシート排出方向のサ
イズよりも大きい場合には、倒されるようになってい
る。
【0040】さらに、底板21cの下面にはラック41
が取り付けられており、また装置本体1Aには図2の
(a)及び(b)に示すようにラック41と噛合するギ
ヤ22が取り付けられている。
【0041】ここで、このギヤ22は、正逆転可能なス
テッピングモータ23により回転するようになってお
り、ステッピングモータ23の回転及び回転方向を制御
することにより、排紙トレイ21を所定位置に移動する
ことができる。なお、このようにラック41とギヤ22
とを噛合することにより、排紙トレイ21がシート排出
方向及びシート排出方向と直交する方向にずれるのを防
いでいる。
【0042】一方、図4は、既述したように排紙トレイ
21を移動させるための位置制御手段を構成する制御装
置50のブロック構成図であり、制御装置50は、各セ
ンサ31,32,33からの検知信号に基づいてステッ
ピングモータ23を駆動制御し、排紙トレイ21をシー
トの排出方向長さよりも離れた位置に移動するようにし
ている。
【0043】次に、このような制御装置50の排紙トレ
イ移動制御について図5に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0044】通常、排紙動作が開始されるとき、排紙ト
レイ21は排紙口30から排出されるシートを積載する
ことができるよう図6に示す排紙空間Mの排紙口側部分
61に位置している。なお、同図において、62はシー
トPを積載する位置である排紙口側部分61からシート
Pの排出方向長さよりも離れた位置である排紙空間Mの
シート排出方向下流側部分(以下、下流側部分という)
を示している。
【0045】そして、排紙トレイ21が、この排紙口側
部分61に位置しているとき、同図に示すようにトレイ
位置検知センサ31のフラグ31aは排紙トレイ21に
より押圧されて倒れるようになっており、このようにフ
ラグ31aが倒れた場合、トレイ位置検知センサ31
は、これを検知し、検知信号を制御装置50に入力する
ようにしている。
【0046】ここで、このようにトレイ位置検知センサ
31から検知信号が入力されると、制御装置50は、排
紙口側部分61に排紙トレイ21が位置していると判断
し、排紙を停止することなく(S50のN)、排紙を行
う(S51)。
【0047】次に、このようにして排紙トレイ21にシ
ートPが排出され、やがてシートPが満載状態になる
と、図7に示すように満載検知センサ33のフラグ33
aがシートPにより押圧されて倒れ、これを検知した満
載検知センサ33からの検知信号により制御装置50は
満載を検知する(S52のY)。
【0048】そして、このように満載を検知すると、制
御装置50は、排紙を一時停止する(S53)と共に、
シート検知センサ32から検知信号が入力されているか
否か、即ちシート検知センサ32がシートを検知してい
るか否かを判断する(S54)。ここで、シート検知セ
ンサ32がシートを検知していない場合には(S54の
N)、排紙トレイ21が満載状態であると判断してステ
ッピングモータ23を駆動すると共に、タイマ51(図
4参照)による計時を開始する。
【0049】これにより、ギヤ22が回転し、このギア
22の回転に伴い排紙トレイ21が移動を開始する(S
55)。さらに、タイマ51により排紙トレイ21の下
流側部分62への移動時間をカウントし(S56)、こ
の移動時間カウントにより排紙トレイ21の下流側部分
62への移動が完了したと判断すると、ステッピングモ
ータ23の駆動を停止して排紙トレイ21の移動を停止
する(S57)。
【0050】ここで、このようにシートPを満載した排
紙トレイ21が下流側部分62へ移動すると、図8に示
すようにトレイ位置検知センサ31及び満載検知センサ
33の各フラグ31a,33aが起き上がる。また、こ
の後、排紙トレイ21の移動に伴いシート検知センサ3
2のフラグ32aが倒れるようになる。
【0051】そして、このようにフラグ31a,33a
が起き上がり、これを検知したトレイ位置検知センサ3
1及び満載検知センサ33から検知信号が制御装置50
に入力され、またフラグ32aが倒れたことを検知した
シート検知センサ32から検知信号が入力されると、制
御装置50は、排紙口側部分61に満載状態の排紙トレ
イ21が存在せず、排紙が可能と判断する。これによ
り、排紙を停止することなく(S50N)、図9に示す
ように新たにシートPを排紙する(S51)。
【0052】ところで、この後、排紙口側部分61にシ
ートPが満載状態まで排紙されると図10に示すように
満載検知センサ33のフラグ33aが倒れ、これを満載
検知センサ33が検知し、この満載検知センサ33から
の検知信号によりシートPが満載されたと判断すると
(S52のY)、制御装置50は排紙を一次停止する
(S53)と共に、シート検知センサ32がシートを検
知しているか否かを判断する(S54)。
【0053】ここで、この場合は、同図に示すようにシ
ート検知センサ32がシートPを検知しているので(S
54のY)、排紙口側部分61がシート満載状態と判断
し(S58)、排紙空間Mがシート満載状態となったこ
とを図11に示す装置操作部55に設けられた不図示の
液晶パネルに表示する。
【0054】そして、このようにシートPの満載を表示
(報知)することにより、排紙空間Mのシートは、ユー
ザにより同図の矢印方向に示すように排紙空間Mから装
置本体1Aの前方に取り出されるようになる。なお、排
紙空間MにシートPが満載される前に、即ち満載が検知
される前に(S52のN)排紙が停止された場合には
(S50のY)、その時点で制御を終了する。
【0055】一方、ユーザによりシートが取り出される
と、図12に示すようにシート検知センサ32のフラグ
32aは底板21cに設けられた溝42(図3参照)に
より起き上がった状態になり、この結果、各センサ3
1,32,33のフラグ31a,32a,33aはすべ
て起き上がった状態になる。
【0056】ここで、このような状態となったとき、制
御装置50は各センサ31,32,33からの検知信号
により、この時排紙トレイ21は空の状態であり、かつ
排紙口側部分61にないと判断し、ステッピングモータ
23を逆回転させることにより、空の排紙トレイ21を
図13に示すように排紙口側部分61に移動する。そし
て、このように空の排紙トレイ21を排紙口側部分61
に移動させることにより、次の排紙動作に備えることが
できる。
【0057】このように、排紙空間Mに、シート排出方
向に移動可能な排出トレイ21を設け、シートが満載状
態となったときに排出トレイ21を、排紙口側部分61
から下流側位置62に移動させることにより、新たにシ
ートPを排紙することが可能となり、排紙可能シート枚
数を増やすことができる。これにより、排紙空間Mを効
率よく使用することができるようになり、省スペース化
を図ることができる。
【0058】また、このように排出トレイ21を移動さ
せることにより、一旦排出されたシートの整列性が乱れ
ることなく、また排紙順が変わることなく、シート束を
整理して移動させることができる。さらに、満載検知セ
ンサ33によりシートの満載を検知することにより、大
量のコピーを行っている場合や、ファクシミリのように
ユーザ不在の状態で大量の排出シートが積載されるよう
な場合でも、シート束を排紙トレイ21から溢れさせる
ことを防ぐことができると共にジャムの発生を防ぐこと
ができる。
【0059】一方、シートのサイズが底板21cのシー
ト排出方向のサイズよりも大きい場合、図14に示すよ
うに先端規制板21aを倒すようにしている。なお、こ
のように先端規制板21aが倒れると、この時シート検
知センサ32が倒れるため、シートが満載になるとセン
サパターンは図10と同じ事になる。したがって、この
場合には、満載となっても排紙を止めるだけで排紙トレ
イ21は移動しない。
【0060】また、例えば何らかの理由で排紙トレイ2
1が下流側部分62に移動する間にシートが取り除かれ
る場合がある。この場合、例えば図15に示すように空
の排紙トレイ21が途中に位置する場合には、一旦図1
2のように下流側部分62に排紙トレイ21を移動させ
た後、図13に示すように排紙口側部分61に移動させ
るようにする。
【0061】なお、排紙トレイ内のシートが満載になら
なくても、ユーザの望むタイミングで排紙トレイ21を
移動させる事ができるように装置操作部55(図11参
照)にスイッチをつけても良い。これにより、ユーザは
力を労することなく任意のタイミングで、排紙トレイ2
1を自動的に移動させることができる。
【0062】また、シートの大きさによってはトレイ位
置検知センサ31及びシート検知センサ32の配置位置
をシート排出方向にずらすようにしても良い。なお、こ
の場合、排紙トレイ21の移動範囲は、図6の符号63
に示すように装置本体1Aより、はみ出しても構わない
ものとする。
【0063】ところで、これまでの説明においては、排
出されたシートを排紙トレイ上に積載する場合について
述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば積載ベル
トの上に排出するようにしても良い。
【0064】図16はこのような本発明の第2の実施の
形態に係る画像形成装置の排紙空間Mの、(a)は平面
図、(b)は側面図である。なお、同図において、図2
と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0065】同図において、24は駆動軸42と、従動
軸43に間に適当な張力で張設されている2本のエンド
レスベルトである。なお、駆動軸42はギヤ41を介し
てステッピングモータ23につながっており、ステッピ
ングモータ23からの駆動はギヤ41を介してエンドレ
スベルト24に伝達されるようになっている。
【0066】そして、本実施の形態においては、排紙口
30から排出されたシートをエンドレスベルト24上に
排出積載すると共に、満載状態となった場合は、ステッ
ピングモータ23を駆動してエンドレスベルト24をシ
ート排出方向に、シートの排出方向長さよりも離れた位
置に移動させるようにしている。また、このようにエン
ドレスベルト24を移動した後、更にシートをエンドレ
スベルト24上に排出積載するようにしている。
【0067】ここで、このようにシートをエンドレスベ
ルト24に排出すると共に、満載状態となったときにエ
ンドレスベルト24を移動させることにより、排紙可能
シート枚数を増やすことができ、これにより排紙空間M
を効率よく使用することができるようになり、省スペー
ス化を図ることができる。
【0068】さらに、このようにシートをエンドレスベ
ルト24に排出することにより、エンドレスベルト24
の位置に応じてシートを任意の位置に積載することがで
きるようになるため、複数の位置にシート束を積載する
ことが可能となる。さらに、エンドレスベルト24をシ
ートの仕分け手段としても使用できると共に、シートサ
イズを気にしなくてもよく、構成も簡易になる。
【0069】なお、例えば同図の(b)に示すようにエ
ンドレスベルト24に、排出されたシートの排出側端と
当接してシートの位置を規制する規制部材24aを起伏
可能に設け、必要に応じてこの規制部材24aを起き上
がらせるようにすることにより、シート束を整列性良く
積載することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、画
像読取部と画像形成部との間に設けられた空間にシート
を排出すると共に排出されたシートを積載する排出シー
ト積載手段を、シート積載状態に応じてシートを積載す
る位置からシートの排出方向長さよりも離れた位置に移
動させた後、シートを排出するようにすることにより、
排出されたシートの整列性を乱すことなく、且つ排紙可
能シート枚数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例である多機能デジタル複写機の全体構成を説明す
る図。
【図2】上記多機能デジタル複写機のスキャナ部と画像
形成部との間に設けられた排紙空間の(a)は正面図、
(b)は側面図。
【図3】上記多機能デジタル複写機の排紙トレイの斜視
図。
【図4】上記多機能デジタル複写機の制御ブロック図。
【図5】上記排紙トレイの移動制御を説明するフローチ
ャート。
【図6】上記排紙空間の排紙口側部分に位置している排
紙トレイに対してシートを排出する状態を示す図。
【図7】上記排紙空間の排紙口側部分に位置している排
紙トレイが満載となったときの状態を示す図。
【図8】上記満載となった排紙トレイが排紙空間の下流
側部分に移動したときの状態を示す図。
【図9】上記排紙トレイが排紙空間の下流側部分に移動
した後、排紙空間の排紙口側部分にシートが排紙される
状態を示す図。
【図10】上記排紙トレイが排紙空間の下流側部分に移
動した後、排紙空間の排紙口側部分に排出されたシート
が満載状態となったときの状態を示す図。
【図11】上記多機能デジタル複写機の斜視図。
【図12】上記排紙空間に満載されたシートを取り出し
たときの状態を示す図。
【図13】上記排紙空間に満載されたシートを取り出し
た後、排紙トレイを排紙口側部分に移動させたときの状
態を示す図。
【図14】上記排紙トレイの先端規制板を倒した状態を
示す図。
【図15】上記空の排紙トレイが途中に位置する場合を
示す図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装
置の排紙空間の、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図17】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 多機能デジタル複写機 1A 装置本体 1B スキャナ部 1C 画像形成部 21 排紙トレイ 21a 先端規制板 21c 底板 24 エンドレスベルト 24a 規制部材 31 トレイ位置検知センサ 32 シート検知センサ 33 満載検知センサ 50 制御装置 M 排紙空間 P シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取部と、画
    像情報に基づいて画像を形成する画像形成部とを備える
    と共に、前記画像読取部と前記画像形成部との間に空間
    を設け、該空間に画像が形成されたシートを排出するよ
    うにした画像形成装置において、 前記空間に設けられ、前記排出されたシートを積載する
    と共にシート排出方向に移動可能な排出シート積載手段
    と、 シート積載状態に応じて前記排出シート積載手段を、前
    記排出されるシートを積載する位置から前記シートの排
    出方向長さよりも離れた位置に移動させる位置制御手段
    と、 を備え、 前記位置制御手段により前記排出シート積載手段を移動
    させた後、前記シートを排出することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記排出シート積載手段のシート積載状
    態を検知する積載状態検知手段と、 前記排出シート積載手段が前記シートの排出方向長さよ
    りも離れた位置に移動したことを検知する移動検知手段
    と、 を備え、 前記位置制御手段は前記積載状態検知手段からの検知信
    号に基づき前記排出シート積載手段を前記シートの排出
    方向長さよりも離れた位置に移動させ、前記移動検知手
    段からの検知信号に基づき前記排出シート積載手段の移
    動を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記積載状態検知手段は、前記排出シー
    ト積載手段が移動した後に排出されるシートの積載状態
    を検知すると共に、前記位置制御手段は前記排出シート
    積載手段を移動した後、該積載状態検知手段からの検知
    情報に基づきシート積載状態を報知することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記積載状態検知手段は、前記シートの
    満載状態を検知するものであることを特徴とする請求項
    2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記排出シート積載手段は、前記排出さ
    れたシートの排出側端と当接して該シートの位置を規制
    する規制部材と、前記規制部材により位置が規制された
    シートを積載するシート積載部材とを備えたトレイであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記規制部材は、前記シート積載部材に
    起伏可能に保持されていることを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記排出シート積載手段は、搬送ベルト
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送ベルトは、前記排出されたシー
    トの排出側端と当接して該シートの位置を規制する規制
    部材を起伏可能に備えていることを特徴とする請求項7
    記載の画像形成装置。
JP2000227279A 2000-07-27 2000-07-27 画像形成装置 Pending JP2002037506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227279A JP2002037506A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227279A JP2002037506A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002037506A true JP2002037506A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18720755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000227279A Pending JP2002037506A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002037506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338126A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd 排紙装置・排紙方法・画像形成装置
CN106515232A (zh) * 2016-12-01 2017-03-22 昆明富新春彩色印务有限公司 打印机自动弹性排纸装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338126A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd 排紙装置・排紙方法・画像形成装置
JP4689073B2 (ja) * 2001-05-14 2011-05-25 東北リコー株式会社 排紙装置及び画像形成装置
CN106515232A (zh) * 2016-12-01 2017-03-22 昆明富新春彩色印务有限公司 打印机自动弹性排纸装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6408147B1 (en) Image forming apparatus and sheet stacking system
EP1326420B1 (en) Image reading apparatus and image copying apparatus comprising the same
JP2001310859A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
US7043191B2 (en) Image forming apparatus
US7364155B2 (en) Sheet feeding apparatus, image reading apparatus and image forming apparatus
US6381442B1 (en) Image forming apparatus with paper post-treatment device
JP3160178B2 (ja) タブ紙挿入可能な画像形成装置
US11477338B2 (en) Original feeding device
US7197273B2 (en) Sheet feeding apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
JP3680510B2 (ja) 原稿搬送装置
US6456801B1 (en) Image forming apparatus with a sheet-size specifying function
JPH08262953A (ja) 画像形成装置およびその駆動方法
JP2002037506A (ja) 画像形成装置
JP4316459B2 (ja) シート仕訳装置およびそれを備えてなる画像形成装置
JPH1144977A (ja) 画像形成装置
JP3748382B2 (ja) 画像形成装置の排紙処理装置
JP3698890B2 (ja) 画像読取装置
JP4175909B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2738872B2 (ja) 複写装置における給紙選択方法
US20240109743A1 (en) Sheet conveyance apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
JPH10173864A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法
JP3728139B2 (ja) シート排出装置及び画像形成装置
JP3301899B2 (ja) 画像複写装置
JPH09188443A (ja) 画像形成装置の手差しトレイ
JPH11331511A (ja) 画像読取装置と画像形成装置