JP2002036996A - 助手席用エアバッグ - Google Patents

助手席用エアバッグ

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JP2002036996A
JP2002036996A JP2000226664A JP2000226664A JP2002036996A JP 2002036996 A JP2002036996 A JP 2002036996A JP 2000226664 A JP2000226664 A JP 2000226664A JP 2000226664 A JP2000226664 A JP 2000226664A JP 2002036996 A JP2002036996 A JP 2002036996A
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bag body
cloth
rectifying cloth
bag
hole
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JP2000226664A
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Tadahiro Ikawa
忠弘 居川
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Original Assignee
Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッグ本体を適切な形状に素早く展開させる
ことができる、あるいは、比較的安価に製造することが
できる等の利点を有する助手席用エアバッグを提供す
る。 【解決手段】 助手席用エアバッグ装置1のバッグ本体
11は、布製の袋状体である。バッグ本体11の内部に
は、ガス流通孔13に被さるように整流布15が取り付
けられている。整流布15は、バッグ本体11と同質の
素材の糸を織った織布等から形成されている。整流布1
5の中央部17は、アーチ状に湾曲された状態でバッグ
本体11のガス流通孔13の上にドーム状に被さってい
る。整流布15の中央部17には、上方に向けて開口し
た上方開口15Aと、下方に向けて開口した下方開口1
5Bが形成される。上方開口15Aの開口面積は、下方
開口15Bの開口面積よりも広くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の衝突時に展
開して乗員を保護するための助手席用エアバッグに関す
る。特には、バッグ本体を適切な形状に素早く展開する
ことができる、あるいは、比較的安価に製造することが
できる等の利点を有する助手席用エアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両の
衝突時に乗員を保護するために、ドライバー用や助手席
用、後部座席用、サイド用等のエアバッグ装置が用いら
れている。これらの各種エアバッグ装置のうち、助手席
用のものは、エアバッグ装置全体が車内前側のインスツ
ルメントパネル内に収容されている。助手席用エアバッ
グ装置は、インスツルメントパネル内における配置位置
の違いにより、トップダッシュマウントタイプとミッド
マウントタイプとに区別される。トップダッシュマウン
トタイプは、インスツルメントパネル上部の、フロント
ガラスと対向する位置に配置される。ミッドマウントタ
イプは、インスツルメントパネル前面側の、乗員と対向
する位置に配置される。
【0003】図10は、従来の典型的なトップダッシュ
マウントタイプの助手席用エアバッグの展開形態を説明
するための模式的側面図である。図10に示す助手席用
エアバッグ装置は、車両のインスツルメントパネルP上
部における、フロントガラスFと対向する位置に配置さ
れるリテーナRを有する。同リテーナR内には、袋状の
バッグ103と、このバッグ本体103内に展開ガスを
供給するインフレータ105が配置されている。バッグ
本体103は、通常時はリテーナR内に折り畳まれて収
容されている。
【0004】このエアバッグ装置の作用は次の通りであ
る。車両の衝突時に、インフレータ105から展開ガス
がバッグ本体103内に供給される。すると、バッグ本
体103は、展開初期には、図10に実線で示すように
ほぼ水平に車両の後方に突出する。このとき、バッグ本
体103の下部xは、展開ガスのガス流により持ち上が
った状態となる。その後、バッグ本体103は、内圧の
上昇に伴って垂れ下がり、図10に2点鎖線で示す展開
完了形状となる。
【0005】このようなトップダッシュマウントタイプ
のエアバッグの展開プロセスを、図11を参照してさら
に詳しく説明する。図11(A)〜(F)は、それぞれ
従来の典型的なトップダッシュマウントタイプの助手席
用エアバッグの展開プロセスを説明するための模式的側
面図である。なお、図11(A)〜(F)の各図におい
て、黒矢印はバッグ本体内の展開ガスのガス流を示し、
白抜き矢印はバッグ本体の変位方向を示す。
【0006】(第0段階(展開前段階))図11(A)
に示すように、展開前の状態では、バッグ本体103が
折り畳まれてリテーナR内に収容されている。 (第1段階)図11(B)に示すように、折り畳まれて
いたバッグ本体103がインフレータ105の展開ガス
に押されて、エアバッグカバー104を開いて外に突出
する。 (第2段階)図11(C)に示すように、突出したバッ
グ本体103が、車両のフロントガラスFに沿って延び
出す。この時点では、バッグ本体103の下部xもフロ
ントガラスFに沿って上方に位置している。
【0007】(第3段階)図11(D)に示すように、
上方に延びきったバッグ本体103の下部xが、展開ガ
スのガス流により水平方向(乗員側)に突出しながら展
開する。 (第4段階)図11(E)に示すように、乗員側に延び
きったバッグ本体103の下部xが、突出時の反動によ
り下方向に垂れながら展開する。 (第5段階(展開完了段階))図11(F)に示すよう
に、バッグ本体103上部から下向きに変わったガス流
(バッグ本体内圧)により下部xが膨らむ。
【0008】しかしながら、このような従来の助手席用
エアバッグ装置は、図11(D)に示す展開プロセスの
第3段階(D)において、バッグ本体103の下部xが
乗員側に突出する分、展開時間が余計にかかる。このた
めに、乗員の前方移動に対し適切なタイミングでバッグ
本体103の展開を完了させようとすると、インフレー
タ105の出力を比較的高く設定する必要があった。あ
るいは、バッグ本体103の下部xが乗員側へ余計に突
出するのを防止するため、テザーストラップ(バッグ本
体103内部の根元(ガス導入口)と最先端(下部)を
結ぶひも状の部材)を追設する必要があった。
【0009】上記のようなトップダッシュマウントタイ
プの助手席用エアバッグの問題点を解決することをねら
ったものとして、特開平10−44914号公報や特開
平9−263203号公報に開示されたものがある。特
開平10−44914号公報の助手席用エアバッグ装置
は、バッグ本体の内部に、袋状をしたインナバッグが設
けられている。このインナバッグは、バッグ本体のガス
導入口を覆うように取り付けられている。同インナバッ
グには、2つの貫通孔(大貫通孔及び小貫通孔)が形成
されている。大貫通孔は、バッグ展開時に乗員の腰部側
に向く位置に形成されている。小貫通孔は、大貫通孔よ
りも上方に形成されている。この公報のエアバッグ装置
は、インナバッグを設けるために製造コストが嵩む。
【0010】特開平9−263203号公報の助手席用
エアバッグ装置のバッグ本体には、内部のガス導入口付
近にディフューザーが設けられている。このディフュー
ザーは、可撓性を有する帯体を楕円筒状に縫合したもの
である。ディフューザーは、バッグ本体の膨張時にイン
スツルメントパネルの上面から突出する突出部を備えて
いる。この突出部には、相互に対向する部位に2つのガ
ス流通孔が形成されている。これらガス流通孔は、上方
に向けて開いた上ガス流通孔と、下方に向けて開いた下
ガス流通孔である。下ガス流通孔は、上ガス流通孔より
も開口面積が大きくされている。
【0011】これらの公報のエアバッグ装置において
は、インフレータからの展開ガスが、インナバッグある
いはディフューザーの孔を通ってバッグ本体内に供給さ
れる。このとき、開口面積の大きい孔からはより多くの
展開ガスが供給されるため、バッグ本体は、上部よりも
下部が早く広がる。
【0012】上記公報のインナバッグやディフューザー
とは別に、バッグ本体内に整流布を設けたものも知られ
ている。図12(A)、(B)は、整流布を備えた従来
のミッドマウントタイプの助手席用エアバッグ装置の一
例を示す模式的側面図である。図13(A)〜(C)
は、整流布を備えた従来のトップダッシュマウントタイ
プの助手席用エアバッグ装置の一例を示す模式的側面図
である。これらの図に示す整流布110には、上方に向
けて開いた上ガス流通孔110Aと、下方に向けて開い
た下ガス流通孔110Bが形成されている。整流布11
0は、インナバッグやディフューザーよりも安価に製造
できる利点がある。
【0013】(a)ミッドマウントタイプの助手席用エ
アバッグ装置の場合 図12(A)は、整流布110の上下ガス流通孔110
A、110Bがほぼ同一の大きさに形成されたバッグ本
体103の展開形態を示している。この場合、バッグ本
体103は、上方と下方とにほぼ均等に広がる。図12
(B)は、整流布110の下ガス流通孔110Bが上ガ
ス流通孔110Aよりも大きく形成されたバッグ本体1
03の展開形態を示している。この場合、バッグ本体1
03は、展開初期には上方よりも下方により大きく広が
る。このように、ミッドマウントタイプの助手席用エア
バッグ装置においては、下ガス流通孔110Bを上ガス
流通孔110Aよりも大きく形成しなくても、バッグ本
体103の下部は素早く展開する。
【0014】(b)トップダッシュマウントタイプの助
手席用エアバッグ装置の場合 図13(A)は、整流布110の上下ガス流通孔110
A、110Bがほぼ同一の大きさに形成されたバッグ本
体103の展開形態を示している。一方、図13(B)
には、整流布110の下ガス流通孔110Bが上ガス流
通孔110Aよりも大きく形成されたバッグ本体103
の展開形態を示している。これらの場合、展開ガスは、
展開初中期においては、インスツルメントパネルPの端
部P´の接線Lよりも下側にはほとんど流れない。した
がって、バッグ本体103は、下方に素早く展開できな
い。これを回避しようとすると、図13(C)に示すよ
うに、整流布111をインスツルメントパネルPの端部
P´よりも極力乗員側に出っ張ったインナーバッグに近
い形状にし、上ガス流通孔を小さくするかあるいは塞い
で、下ガス流通孔111Bを大きく形成する必要があ
る。
【0015】さらに、整流布の従来例として、図14に
示すものも知られている。図14は、従来の助手席用エ
アバッグ装置の整流布の一例を示す模式的展開図であ
る。図14に示すバッグ本体103には、ガス導入口に
ループ状(半円筒状)の整流布112を備えている。こ
のような整流布112を用いると、インフレータからの
展開ガスは、開口部112A、112Bから左右に分流
される。このような整流布112は、図11(D)で説
明したような、バッグ展開途中での乗員側への余計な突
出を抑えることができる。しかしながら、バッグ本体の
下方への展開がさほど早くはならない。したがって、バ
ッグ本体が展開完了形状に達するのもそれほど早くはな
い。
【0016】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであって、バッグ本体を適切な形状に素早く展開させ
ることができる、あるいは、比較的安価に製造すること
ができる等の利点を有する助手席用エアバッグを提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の助手席用エアバッグは、自動車のインスツ
ルメントパネル上部から助手席前面に展開するエアバッ
グであって、 バッグ本体と、 該バッグ本体内に配置
された、展開ガスの流れを整える整流布と、を具備し、
該整流布には、前記展開ガスが前記バッグ本体内の上
方に噴き出す上方開口、及び、前記展開ガスが前記バッ
グ本体内の下方に噴き出す下方開口が形成されており、
前記上方開口の開口面積が、前記下方開口の開口面積
よりも広いことを特徴とする。
【0018】バッグ本体が展開する際、整流布により分
流された展開ガスは、バッグ本体上部により多く流れ
る。このため、バッグ展開初期には、バッグ本体の上部
が下部よりも早く展開し、その後、バッグ本体下部が展
開する。これにより、バッグ本体の展開途中において、
バッグ本体下部が乗員側に余計に飛び出さず、バッグ本
体は早急に展開完了形状となる。
【0019】本発明の助手席用エアバッグにおいては、
前記整流布が、シート状の布をループ状に形成し、上下
方向に開口を向けたものであることができる。この場
合、一枚の布状体をループさせてバッグ本体に縫合すれ
ばよい。したがって、構成が簡単で安価に製造できる。
【0020】さらに、本発明の助手席用エアバッグにお
いては、前記整流布が、予め、両端開口を有する円筒状
に形成された部材からなるものとすることができる。こ
のような部材は、バッグ本体内に組み付ける、縫合する
あるいは溶着する等の方法によって取り付けることがで
きる。
【0021】本発明の助手席用エアバッグにおいては、
前記整流布の上方開口近傍の側面に貫通孔が形成されて
いることが好ましい。この場合、展開ガスをバッグ本体
上部により多く流すことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1(A)は本発明の1実施例に係る助手席用エア
バッグ装置のバッグ本体の構成を示す斜視図であり、図
1(B)は図1(A)のA−A線に沿う断面図であり、
図1(C)は図1(B)のB−B線に沿う断面図であ
り、図1(D)は同バッグ本体の整流布の構成を示す平
面展開図である。図2(A)は同助手席用エアバッグ装
置の展開初期の形態を説明するための側面図であり、図
2(B)は同正面図である。図3(A)は同助手席用エ
アバッグ装置の展開完了時の形態を説明するための側面
図であり、図3(B)は同正面図である。本実施例の助
手席用エアバッグ装置1は、トップダッシュマウントタ
イプであり、インスツルメントパネルP上部の、車両の
フロントガラスFと対向する位置に配置されている。
【0023】図1(A)に示すように、バッグ本体11
は、布製の袋状体である。このバッグ本体11の中央部
には、インフレータ(図2(A)、図3(A)参照)に
連通するガス流通孔13が開けられている。バッグ本体
11の内部には、ガス流通孔13に被さるように整流布
15が取り付けられている。この整流布15は、図1
(D)に分かり易く示すように、扇弧状の布からなる。
整流布15は、バッグ本体11と同質の素材の糸を織っ
た織布等から形成されている。整流布15の左右両端部
には、縫製ライン16が形成されている。
【0024】整流布15は、図1(A)〜(C)に示す
ように、矩形枠状の補強布19を介して、バッグ本体1
1内部に縫い合わされている。補強布19の内孔19a
は、バッグ本体11のガス流通孔13と同じ形である。
この補強布19は、内孔19aにバッグ本体11のガス
流通孔13を合わせた状態で、外周及び内周端縁に沿っ
てバッグ本体11に重ねて縫い合わされている。そし
て、整流布15は、左右端部の縫製ライン16に沿っ
て、補強布19及びバッグ本体11に重ねて縫い合わさ
れている。縫製後の状態において、整流布15の中央部
17は、図1(A)及び(C)に示すように、アーチ状
に湾曲された状態となっており、バッグ本体11のガス
流通孔13(及び補強布19の内孔19a)の上にドー
ム状に被さっている。
【0025】図1(B)に分かり易く示すように、整流
布15の中央部17は、縫製後の取り付け状態では上方
(フロントガラス側)から下方(乗員側)に向けて徐々
に細く絞られた状態となり、上方に向けて開口した上方
開口15Aと、下方に向けて開口した下方開口15Bが
形成される。上方開口15Aの開口面積は、下方開口1
5Bの開口面積よりも広くなっている。
【0026】図2(A)、図3(A)に示すように、バ
ッグ本体11のガス流通孔13はインフレータ20のあ
る空間に繋がっており、このインフレータ20からバッ
グ本体11内に展開ガスが供給されるようになってい
る。バッグ本体11とインフレータ20は、車両のイン
スツルメントパネルP上部に配置されるリテーナR内に
収容されている。バッグ本体11は、通常時はリテーナ
R内に折り畳まれて収容されている。
【0027】次に、上記の構成を有する助手席用エアバ
ッグ装置1の作用について説明する。車両の通常時に
は、バッグ本体11が折り畳まれてリテーナRに収めら
れている。車両が衝突すると、図示せぬセンサがこれを
検知して、インフレータ20のイニシエータに発火信号
が送られる。このイニシエータが点火してプロペラント
が燃焼し、インフレータ20から展開ガスが発生する。
なお、蓄圧された不活性ガスを用いて展開するものもあ
る。
【0028】発生した展開ガスは、ガス流通孔13を経
て整流布15の中央部17内側に当たり、整流布15の
上方開口15A及び下方開口15Bに分れてバッグ本体
11内に流れる。このとき、開口面積の大きい上方開口
15Aからは、開口面積の小さい下方開口15Bよりも
多くの展開ガスが流れる。すると、図2(A)及び
(B)に示すように、バッグ本体11は、展開初期には
上部に先に展開ガスが充満されるので、フロントガラス
Fに沿って上方に広がる。
【0029】その後、バッグ本体103内のガス流は、
バッグ本体11上部から下向きに変わる。これにより、
バッグ本体11は、図3(A)及び(B)に実線で示す
ように、乗員側には余計に突出することなく下方に向け
て展開する。さらにバッグ内圧が上昇するに伴い、図3
(A)及び(B)に2点鎖線で示す展開完了形状とな
る。
【0030】このようなバッグ本体11の展開プロセス
を、図4を参照してさらに詳しく説明する。図4(A)
〜(F)は、それぞれ本発明に係る助手席用エアバッグ
の展開プロセスを説明するための模式的側面図である。
なお、図4(A)〜(F)の各図において、黒矢印はバ
ッグ本体内の展開ガスのガス流を示し、白抜き矢印はバ
ッグ本体の変位方向を示す。
【0031】(第0段階(展開前段階))図4(A)に
示すように、展開前の状態では、バッグ本体11が折り
畳まれてリテーナR内に収容されている。 (第1段階)図4(B)に示すように、折り畳まれてい
たバッグ本体11が、インフレータ20の展開ガスによ
りエアバッグカバー14を押して開いて上方に突出す
る。このとき、バッグ本体11内の整流布15により、
上方開口15Aへは下方開口15Bよりも多くの展開ガ
スが流れるので、バッグ本体11は上方に沿って延び出
す。 (第2段階)図4(C)に示すように、上方に延びきっ
たバッグ本体11の上部は、上向きのガス流により早期
に膨張が完了する。
【0032】(第3段階)図4(D)に示すように、バ
ッグ本体11の上部がほぼ展開完了の形になる。このと
き、バッグ本体11の下部は上向きのガス流にあおら
れ、下方には延び出ない。 (第4段階)図4(E)に示すように、展開ガスがバッ
グ内圧の低い下方へと流れを変える。このガス流によ
り、バッグ本体11が下方向に垂れながら展開する。 (第5段階(展開完了段階))図4(F)に示すよう
に、下向きに変わったガス流によりバッグ本体11の下
部が展開する。このように、バッグ本体11の展開途中
(第3段階)において、バッグ本体11の下部は乗員側
に飛び出さない。したがって、バッグ本体11の展開に
余計な時間がかからず、早急に展開完了形状に達するこ
とができる。
【0033】なお、上述の説明においては、整流布15
が扇弧状の布状体からなるものとして説明したが、これ
に限らず図5及び図6に示すようなものも用いることも
できる。図5(A)〜(L)は、整流布の他の例を示す
平面展開図及び取り付け状態の斜視図である。図6
(A)〜(D)は、整流布の他の例を示す平面展開図で
ある。
【0034】図5(A)に示す整流布31は、展開形状
が長方形をしている。この整流布31をバッグ本体11
へ取り付ける際には、図5(B)に示すように、長手方
向に沿ってアーチ状に湾曲させる。図5(C)に示す整
流布32は、長方形の長手方向に沿う両辺が円弧状に広
がった展開形状を有する。つまり、この整流布32は、
ほぼ楕円形状をしている。この整流布32をバッグ本体
11へ取り付ける際には、図5(D)に示すように、円
弧部に沿ってアーチ状に湾曲させる。図5(E)に示す
整流布33は、長方形の長手方向に沿う両辺が円弧状に
切り欠かれた展開形状を有する。この整流布33をバッ
グ本体11へ取り付ける際には、図5(F)に示すよう
に、切欠き部に沿ってアーチ状に湾曲させる。
【0035】図5(G)に示す整流布34は、図5
(C)に示す整流布32において、長方形の長手方向に
沿う一方の辺が円弧状に広がり、他方の辺が直線状にな
っているものである。この整流布34をバッグ本体11
へ取り付ける際には、図5(H)に示すように、直線部
側を上方に、円弧部側を下方にしてアーチ状に湾曲させ
る。図5(I)に示す整流布35は、図5(G)に示す
整流布34において、直線状の辺が円弧状に切り欠かれ
たものである。この整流布35をバッグ本体11へ取り
付ける際には、図5(J)に示すように、直線部側を上
方に、切欠き部側を下方にしてアーチ状に湾曲させる。
図5(K)に示す整流布36は、展開形状が台形をして
いる。この整流布36をバッグ本体11へ取り付ける際
には、図5(L)に示すように、長い方の辺を上方に、
短い方の辺を下方にしてアーチ状に湾曲させる。
【0036】図6(A)に示す整流布41は、図5
(A)と同様の長方形の整流布に、孔41a、41bが
2つずつ形成されたものである。孔41aは孔41bよ
りも大径である。整流布41をバッグ本体11へ取り付
ける際には、孔41aの側を上方にし、孔41bの側を
下方にする。図6(B)に示す整流布42は、図5
(C)と同様の整流布に、孔42aが形成されたもので
ある。整流布42をバッグ本体11へ取り付ける際に
は、孔42aの側を上方にする。なお、これらの整流布
41、42は、上方に向けて設置する側に大径の孔を形
成したり、孔の個数を多く形成したりすることにより、
様々の変形が可能である。
【0037】整流布を織布から形成する場合は、図6
(C)に示すような上下左右方向に平行に織られた織布
や、図6(D)に示すような斜行状に織られた織布を用
いることができる。平行に織られた織布は、張力に対し
て伸びにくく、ガスが作用したときのアーチ形状を設計
しやすいという特徴がある。一方、斜行状に織られた織
布は、過大な張力が作用したとき伸びて外力を吸収する
ことにより、破損を防ぎやすいという特徴がある。
【0038】上述した実施例では、整流布15をバッグ
本体11の中央に取り付けるものとして説明したが、図
7に示すようなものを用いることもできる。図7(A)
はバッグ本体の他の例を示す斜視図であり、図7(B)
は図7(A)のA−A線に沿う断面図であり、図7
(C)は図7(B)のB−B線に沿う断面図である。
【0039】この例のバッグ本体71は、1枚の正面布
71aを挟んで2枚の側面布71bが縫製された3ピー
ス構成のバッグである。このバッグ本体71は、根元に
細く絞られた矩形の開口端(ガス流通孔)71cを有す
る。バッグ本体71の側面布71bには、排気孔71e
が形成されている。この開口端71cの内側には、アー
チ状に湾曲された整流布15が縫い合わされている。同
開口端71cの外側には、補強布73が縫い合わされて
いる。これら開口端71c、整流布15及び補強布73
が縫製されて重なり合った部分には、孔71dが形成さ
れている。このようなバッグ本体71は、インフレータ
の端部に開口部71cを被せて、孔71dにねじやリベ
ット等を挿入して固定する。
【0040】上述した実施例では、整流布をバッグ本体
に縫合する場合を説明したが、図8に示すような固定具
及びリテーナを用いて取り付けることもできる。図8
(A)はバッグ本体に整流布を取り付けるための固定具
及びリテーナの例を示す分解斜視図であり、図8(B)
は整流布固定部(バッグ本体開口端)の断面図である。
【0041】この図に示す固定具55は、枠体55aの
四隅近傍に複数(図では8本)のボルト55bが植設さ
れたものである。一方、リテーナ56は、有底枠状体の
基部56aの底部に、筒状の挿入部56cが一体に形成
されたものである。基部56aの底部には、固定具55
のボルト55bに対応したボルト孔56bが形成されて
いる。このリテーナ56の基部56a内側には、固定具
55が配置される。挿入部56cには、図8(B)に示
すように、貫通孔56dが形成されている。挿入部56
c内にはインフレータの端部が挿入され、インフレータ
からの展開ガスが貫通孔56dを経てバッグ本体11内
に供給される。なお、整流布15や補強布19、バッグ
本体11は、図1に示すものと殆ど同じであるが、整流
布15の両端や補強布19(バッグ本体11のガス流通
孔13周縁部)には、固定具55のボルト55bに対応
した孔が形成されている。
【0042】次いで、このような固定具55及びリテー
ナ56を用いた固定方法について説明する。バッグ本体
11内において、固定具55とバッグ本体11のガス流
通孔13周囲の補強布19との間で、整流布15を挟む
ようにして組み付ける。さらに、この固定具55を整流
布15及びバッグ本体11とともにリテーナ56の基部
56a内に組み付け配置し、リテーナ56の外側から突
出した固定具55のボルト55bにナット57を締め付
ける。この場合、インフレータからの展開ガスは、リテ
ーナ56の挿入部56cの貫通孔56dからバッグ本体
11内へと供給される。
【0043】図8のような固定具及びリテーナを用い
て、図9に示すような整流布を用いることもできる。図
9(A)〜(C)は、それぞれ整流布の他の例を示す斜
視図であり、図9(D)は、図9(A)の整流布の取り
付け形態を示す分解斜視図である。図9(A)に示す整
流布51は、予め、両端開口を有する円筒状に形成され
たものであり、両端開口部が上方開口51A、下方開口
51Bとなっている。この整流布51の上方開口51A
側寄りの側面には、貫通孔51aが形成されている。同
整流布51の中央部には、図9(D)に示すように、ガ
ス流通孔51Cが開けられている。ガス流通孔51Cの
四隅には、ボルト孔51bが形成されている。
【0044】このような整流布51の変形例を図9
(B)、図9(C)に示す。図9(B)の整流布52
は、円錐チューブ状をしたものである。この場合、大径
側が上方開口となり、小径側が下方開口となる。一方、
図9(C)に示す整流布53は、平布が丸められてチュ
ーブ状に形成されたものである。この整流布53には、
図9(A)の整流布51と同様に、貫通孔やガス流通
孔、ボルト孔等が形成される。
【0045】次いで図9(D)を参照してチューブ状の
整流布のバッグ本体への取り付け形態について説明す
る。このようなチューブ状の整流布51は、図8と同形
態の固定具55及びリテーナ56を用いて、次のように
組み付ける。まず整流布51内に固定具55を配置し、
固定具55のボルト55bを整流布51のボルト孔51
bに挿通する。次いで、この整流布51をバッグ本体1
1のリテーナ56に配置し、整流布51外面から突出し
た固定具55のボルト55bをリテーナ56のボルト孔
56bに挿通する。この際、整流布51の貫通孔51a
が形成された側を上方に向けて取り付ける。そして、バ
ッグ本体11の外側から突出したボルト55bにナット
57を締め付ける。
【0046】インフレータからの展開ガスは、リテーナ
56の挿入部56cの貫通孔56dから整流布51のガ
ス流通孔51Cを経て、上下の開口51A、51B及び
貫通孔51aからバッグ本体11内へと供給される。こ
の際、貫通孔51aが形成された上方側からはより多く
の展開ガスが供給されるので、上述した場合と同様に、
バッグ本体11を早急に展開完了形状とすることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、バッグ本体を適切な形状に素早く展開させる
ことができる、あるいは、比較的安価に製造することが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の1実施例に係る助手席用
エアバッグ装置のバッグ本体の構成を示す斜視図であ
り、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿う断面図で
あり、図1(C)は図1(B)のB−B線に沿う断面図
であり、図1(D)は同バッグ本体の整流布の構成を示
す平面展開図である。
【図2】図2(A)は同助手席用エアバッグ装置の展開
初期の形態を説明するための側面図であり、図2(B)
は同正面図である。
【図3】図3(A)は同助手席用エアバッグ装置の展開
完了時の形態を説明するための側面図であり、図3
(B)は同正面図である。
【図4】図4(A)〜(F)は、それぞれ本発明に係る
助手席用エアバッグの展開プロセスを説明するための模
式的側面図である。
【図5】図5(A)〜(L)は、整流布の他の例を示す
平面展開図及び取り付け状態の斜視図である。
【図6】図6(A)〜(D)は、整流布の他の例を示す
平面展開図である。
【図7】図7(A)はバッグ本体の他の例を示す斜視図
であり、図7(B)は図7(A)のA−A線に沿う断面
図であり、図7(C)は図7(B)のB−B線に沿う断
面図である。
【図8】図8(A)はバッグ本体に整流布を取り付ける
ための固定具及びリテーナの例を示す分解斜視図であ
り、図8(B)は整流布固定部(バッグ本体開口端)の
断面図である。
【図9】図9(A)〜(C)は、それぞれ整流布の他の
例を示す斜視図であり、図9(D)は、図9(A)の整
流布の取り付け形態を示す分解斜視図である。
【図10】従来の典型的なトップダッシュマウントタイ
プの助手席用エアバッグの展開形態を説明するための模
式的側面図である。
【図11】図11(A)〜(F)は、それぞれ従来の典
型的なトップダッシュマウントタイプの助手席用エアバ
ッグの展開プロセスを説明するための模式的側面図であ
る。
【図12】図12(A)、(B)は、整流布を備えた従
来のミッドマウントタイプの助手席用エアバッグ装置の
一例を示す模式的側面図である。
【図13】図13(A)〜(C)は、整流布を備えた従
来のトップダッシュマウントタイプの助手席用エアバッ
グ装置の一例を示す模式的側面図である。
【図14】従来の助手席用エアバッグ装置の整流布の一
例を示す模式的展開図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 11 バッグ本体 13 ガス
流通孔 15 整流布 15A 上方開口 15B 下
方開口 16 縫製ライン 17 中央
部 19 補強布 19a 内
孔 20 インフレータ 31、32、33、34、35、36、41、42 整
流布 41a、41b、42a 孔 P インスツルメントパネル F フロント
ガラス R リテーナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインスツルメントパネル上部か
    ら助手席前面に展開するエアバッグであって、 バッグ本体と、 該バッグ本体内に配置された、展開ガスの流れを整える
    整流布と、 を具備し、 該整流布には、前記展開ガスが前記バッグ本体内の上方
    に噴き出す上方開口、及び、前記展開ガスが前記バッグ
    本体内の下方に噴き出す下方開口が形成されており、 前記上方開口の開口面積が、前記下方開口の開口面積よ
    りも広いことを特徴とする助手席用エアバッグ。
  2. 【請求項2】 前記整流布が、シート状の布をループ状
    に形成し、上下方向に開口を向けたものであることを特
    徴とする請求項1記載の助手席用エアバッグ。
  3. 【請求項3】 前記整流布が、予め、両端開口を有する
    円筒状に形成された部材からなることを特徴とする請求
    項2記載の助手席用エアバッグ。
  4. 【請求項4】 前記整流布の上方開口近傍の側面に貫通
    孔が形成されていることを特徴とする請求項2又は3記
    載の助手席用エアバッグ。
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