JP2002036570A - 圧電セラミックスを用いた貼付構造体及びこれを用いたインクジェット記録ヘッド - Google Patents

圧電セラミックスを用いた貼付構造体及びこれを用いたインクジェット記録ヘッド

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JP2002036570A
JP2002036570A JP2000227824A JP2000227824A JP2002036570A JP 2002036570 A JP2002036570 A JP 2002036570A JP 2000227824 A JP2000227824 A JP 2000227824A JP 2000227824 A JP2000227824 A JP 2000227824A JP 2002036570 A JP2002036570 A JP 2002036570A
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Chitose Ueki
千歳 植木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも2つの部材を熱硬化性接着剤からな
る接着層を介して貼り付けてなり、少なくとも一方の部
材が圧電セラミックスからなる、アクチュエータ、ダイ
ヤフラム、ブザー等に用いられる貼付構造体において、
熱硬化性接着剤の加熱硬化時における接着層中への気泡
の巻き込みを防ぎ、接着強度の低下を防止する。 【解決手段】圧電セラミックスからなる板状体2と他の
板状体3とを熱硬化性接着剤からなる接着層を介して貼
り付けた貼付構造体1において、上記圧電セラミックス
からなる板状体2の接着面2aに存在する気孔や脱粒部
等の凹部開口部の占有面積率を50%以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ、
ダイヤフラム、ブザー等の如く、少なくとも2つの部材
を接着層を介して貼り付けてなり、少なくとも一方の部
材が圧電セラミックスからなる貼付構造体とこれを用い
たインクジェット記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクチュエータ、ダイヤフラム、
ブザーなどには、圧電セラミック板と、該圧電セラミッ
ク板を補強あるいは固定するための補助板とを熱硬化性
接着剤からなる接着層を介して貼り付けた貼付構造体が
用いられている。
【0003】このような貼付構造体を製造するには、ア
ルミナ、ジルコニア、フォルステライト等の絶縁性セラ
ミックスや圧電セラミックス、あるいは樹脂や金属から
なる補助板の接着面に、スクリーン印刷法、オフセット
印刷法、ディスペンサー等の方法にてペースト状の熱硬
化性接着剤を塗布した後、圧電セラミック板を重ね、加
圧しながら接着剤を加熱硬化させるようになっていた。
【0004】また、近年のマルチメディアの浸透ととも
に、各種情報を記録媒体に印刷するものとして、インク
ジェット方式の印刷装置が急速に拡がりつつあり、この
印刷装置に搭載されるインクジェット記録ヘッドのアク
チュエータとして、前記貼付構造体が用いられている。
【0005】図6に、従来のインクジェット記録ヘッド
40の一例を示す。このインクジェット記録ヘッド40
(以下、単にヘッド40という)は、絶縁セラミック板
と予め分極処理した2枚の圧電セラミック板をそれぞれ
熱硬化性接着剤からなる接着層を介して貼り付け、ダイ
ヤモンドホイ―ルを用いて圧電セラミック板側に、一端
が閉じられ、深さが絶縁セラミック板の表面まで達する
複数の溝を並設することにより、各溝をインクの流路3
3とするとともに、各溝を仕切る壁を隔壁32とした流
路部材31を製作し、次いで上記各隔壁32の側面及び
流路33の底面に金属膜を被着して駆動用電極34を形
成した後、各隔壁32の頂面に、各流路33と連通する
インク供給孔35を備えた天板36を、流路部材31の
開放端に、各流路33と連通するインク吐出孔37を備
えたノズル板38をそれぞれ熱硬化性接着剤からなる接
着層を介して貼り付けることにより製作したものがあっ
た。なお、39は駆動用電極34と駆動用回路(不図
示)とを接続するための流路部材31に形成された配線
である。また41,42は、隔壁32を構成する2つの
圧電セラミックスからなる壁部材で、それぞれ矢印の方
向に分極処理してあり、これらの圧電セラミックスには
チタン酸ジルコン酸鉛を主成分としたものが主に用いら
れていた。
【0006】そして、このヘッド40を用いて記録媒体
(不図示)へ印刷するには、まず、インクを不図示のイ
ンクタンクからインク供給孔35を介して各流路33へ
導入するとともに、駆動用電極34に通電して隔壁32
を屈曲変位させて流路33内のインクを加圧することに
より、インク吐出孔37よりインク滴を吐出させ、上記
隔壁32を逆方向に屈曲変位させて流路33内を減圧す
ることにより、インク供給孔35よりインクを流路33
内に導くようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクチュエ
ータ、ダイヤフラム、ブザーなどに用いられる貼付構造
体を形成する圧電セラミック板と補助板とを貼り付ける
にあたり、圧電セラミック板及び補助板の接着面に平面
研削加工を施して平滑かつ平坦に仕上げた後、例えば、
補助板の接着面にペースト状の熱硬化性接着剤を塗布
し、次いで圧電セラミック板を重ねた後、加圧しながら
接着剤を加熱硬化させるのであるが、この時、熱硬化性
接着剤の広がりが悪く、接着剤を接着面に広げていく際
に気泡が巻き込まれ、加熱硬化後において、接着層中に
気泡が残存し、この気泡の介在によって圧電セラミック
板の接着面や補助板の接着面との間に未接着部分ができ
るため、貼付構造体の接着強度が小さいといった課題が
あった。
【0008】そして、この接着強度の低下は、小型化さ
れたアクチュエータ、ダイヤフラム、ブザー等において
剥離を招き、信頼性の点で大きな問題となっていた。
【0009】また、図6に示すインクジェット記録ヘッ
ド40においても、絶縁セラミック板と2枚の圧電セラ
ミック板とを熱硬化性接着剤からなる接着層を介して貼
り付けると、接着層中に多数の気泡が残存して接着強度
が低いため、この後に行うダイヤモンドブレードを用い
た溝加工時に、隔壁32を構成する壁部材41,42間
の接着層や、隔壁32と絶縁セラミック板との間の接着
層が剥離し、酷い時には隔壁32が脱落するといった課
題があった。また、隔壁32の脱落がなかったとして
も、インクジェット記録ヘッド40を作製し、駆動用電
極34に通電して隔壁32を屈曲変位させると、この時
作用する応力によって接着層の剥離が発生し、長期信頼
性に劣るものであった。また、このような課題は、天板
36と隔壁32との間の接着層及びノズル板38と隔壁
32との間の接着層においても同様にあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に鑑み、少なくとも2つの部材を接着層を介して貼り
付けてなり、少なくとも一方の部材が圧電セラミックス
からなる貼付構造体において、上記圧電セラミックスか
らなる部材の接着面に存在する気孔や脱粒部等の凹部開
口部の占有面積率を50%以上としたことを特徴とす
る。
【0011】また、本発明は、駆動用電極を側面に備え
た圧電セラミックスからなる隔壁を複数個並設し、各隔
壁間をインクの流路とするとともに、上記流路の上部、
下部、端部を覆う部材のうち、少なくとも一つの部材と
上記隔壁とを接着層を介して貼り付けてなるインクジェ
ット記録ヘッドにおいて、上記圧電セラミックスからな
る隔壁の接着面に存在する気孔や脱粒部等の凹部開口部
の占有面積率を50%以上としたことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、上記インクジェット記
録ヘッドの隔壁を、2つ以上の圧電セラミックスからな
る壁部材を接着層を介して貼り付けて構成するととも
に、互いに貼り付ける少なくとも一方の壁部材の接着面
に存在する気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を
50%以上としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は、本発明に係る圧電セラミックスを
用いた貼付構造体の一例を示す一部を破断した斜視図で
ある。
【0015】この貼付構造体1は、圧電セラミックスか
らなる板状体2と、他の板状体3とを熱硬化性接着剤か
らなる接着層4を介して貼り付けたもので、例えば、こ
の貼付構造体1をブザーとして利用するには、他の板状
体3をアルミナ、ジルコニア、フォルステライト、窒化
珪素、圧電セラミックス等のセラミックス、あるいは金
属や樹脂により形成し、接着層4を導電性を有する熱硬
化性接着剤により形成するとともに、圧電セラミックス
からなる板状体2に厚み方向の分極処理を施し、板状体
2の接着面2aと反対側の表面に、銀、金、白金、ニッ
ケル、銅、アルミニウム、スズ等の金属あるいはこれら
の合金を、蒸着法やメッキ法にて被着して電極を形成す
れば良く、接着層4と電極との間に電圧を印加すれば、
板状体2の厚み方向に撓み振動を発生させ、ブザーとし
て機能させることができる。
【0016】そして、本発明の貼付構造体1は、圧電セ
ラミックスからなる板状体2の接着面2aに存在する気
孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を50%以上と
したことを特徴とする。
【0017】即ち、貼付構造体1を構成する2枚の板状
体2,3の接着面2aには、接着層4の厚みを高精度に
制御するために平面研削加工を施す必要があるのである
が、研削加工によって形成した接着面2aには、図3に
示すような結晶粒子が脱粒した脱粒部や気孔等の凹部2
bが存在する。
【0018】そして、本件発明者は、研削加工を施した
接着面2aが、図3に示すように、気孔や脱粒部等の凹
部2bが少ない平滑な表面であると、接着面2aに塗布
したペースト状の熱硬化性接着剤を加圧しながら加熱硬
化させる際に、粘度が比較的低い接着剤を用いたとして
も接着剤の広がりが悪く、硬化した接着層4中には多数
の気泡が残存して接着強度が低下することを知見し、種
々研究を繰り返したところ、その理由は明らかではない
が、図2に示すように、研削加工を施した接着面2aに
気孔や脱粒部等の凹部2bを多数形成することで、接着
剤が上記気孔や脱粒部の凹部2b中を流れ、貼り合わせ
る板状体3の接着面3aにおける面状態に関係なく、接
着剤の広がりが良くなるため、気泡の巻き込みを防ぎ、
接着層4中に残存する気泡を低減できることを見出し、
さらに実験を重ねたところ、接着面2aに存在する気孔
や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を50%以上とす
ることにより、硬化した接着層4中に残存する気泡の量
を微量とし、接着強度を大幅に向上させることができる
ことを見出し、本発明に至った。
【0019】なお、好ましくは、接着面2aに存在する
凹部開口部の占有面積率を80%以上、望ましくは接着
面2aに存在する凹部開口部の占有面積率を100%近
くまで高めることにより、接着剤の広がりをさらに高
め、接着層4中への気泡の残存を大幅に低減することが
でき、接着層本来の接着強度を得ることができる。
【0020】ここで、接着面2aに存在する凹部開口部
の占有面積率とは、圧電セラミックスからなる板状体2
の接着面2aを真上から見た時、各気孔の開口部が占め
る面積及び各脱粒部の開口部が占める面積の総和を、接
着面2a全体の面積で除した面積比率のことであるが、
本発明では、画像解析装置(Nireko製LUZEX
−FS)を用い、画像処理によって測定した視野内に存
在する気孔や脱粒部等の凹部開口部の総面積を、測定視
野全体の面積で除した面積比率によって求めた値を接着
面2aに存在する凹部開口部の占有面積率とした。
【0021】ところで、圧電セラミックスからなる板状
体2の接着面2aに存在する凹部開口部の占有面積率を
50%以上とするには、遊離砥粒として、粒径5〜10
μmの炭化珪素粒子を用いた両面ラップ盤によるラップ
加工を施すか、あるいは粒径が5〜10μmのダイヤモ
ンド砥粒を固着したダイヤモンドホイールを用いた平面
研削盤による平面研削加工を施す必要があるのである
が、これらの研削加工を施すだけでは達成することがで
きず、粒界破壊の発生し易い圧電セラミックスを用いる
ことが重要である。
【0022】即ち、貼付構造体1を構成する圧電セラミ
ックスとしては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT系)、
マグネシウムニオブ酸鉛(PMN系)、ニッケルニオブ
酸鉛(PNN系)、あるいはこれらを主成分とする圧電
セラミックスを用いることができるのであるが、これら
の主成分中には不純物としてAl23とSiO2が存在
する。そして、これらAl23及びSiO2は、圧電セ
ラミックスの焼結段階において、粒界に液相を生成し易
く、焼結終了後に粒界にPbO−SiO2−Al23
主体とするガラス相を生成するのであるが、このガラス
相は圧電セラミック粒子に比べて破壊靭性値が高いこと
から、Al23及びSiO2の含有量を少なくしてPb
O−SiO2−Al23を主体とするガラス相の生成を
抑えることにより、粒内破壊より粒界破壊の発生頻度を
高くできるため、前記研削加工を施した時、接着面2a
に発生する凹部開口部の占有面積率を高めることがで
き、具体的には不純物として含まれるAl23及びSi
2の合計含有量を0.08重量%以下とすれば、接着
面2aに発生する凹部開口部の占有面積率を比較的容易
に50%以上とすることができ好ましい。
【0023】さらに、凹部開口部の占有面積率を増大さ
せるには、圧電セラミック粒子の結晶粒径を小さくする
ことも効果的である。即ち、研削加工時の加工圧力によ
って発生する亀裂は、結晶粒径が大きいと、結晶粒子内
を破断して進行するために粒内破壊が発生し易くなるの
であるが、結晶粒径が小さいと、亀裂は結晶粒子の界面
に添って進行し、粒界破壊の発生頻度が高くなるから
で、好ましくは圧電セラミック粒子の結晶粒径を5μm
以下とすることが良い。
【0024】一方、接着層4を形成する熱硬化性接着剤
としては、エポキシ系接着剤、ポリイミド系接着剤、フ
ェノール系接着剤等の一般的な熱硬化性接着剤を用いる
ことができ、中でも高い接着強度が得られるエポキシ系
接着剤が好適である。
【0025】また、圧電セラミックスからなる板状体2
に貼り付ける他の板状体3としては、目的や用途にあわ
せて、金属、樹脂、セラミックス等の材料の中から適宜
選択して用いることができ、例えば、金属においては、
スズ、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、鉄、モリ
ブデン、あるいはこれらを含有した合金、さらにはステ
ンレス等を用いることができ、また、セラミックスとし
ては、アルミナ、ジルコニア、フォルステライト、窒化
珪素を主成分とする絶縁性セラミックスや、チタン酸ジ
ルコン酸鉛(PZT系)、マグネシウムニオブ酸鉛(P
MN系)ニッケルニオブ酸鉛(PNN系)、あるいはこ
れらを主成分とする圧電セラミックスを用いることがで
きる。特に、接着強度を高める観点から板状体2を形成
する圧電セラミックスとの熱膨張差ができるだけ近似し
た材料を用いることが好ましい。
【0026】次に、本発明に係る圧電セラミックスを用
いた貼付構造体の応用例であるインクジェット記録ヘッ
ドについて図4及び図5を用いて説明する。
【0027】このインクジェット記録ヘッド10は、絶
縁セラミック板20上に圧電セラミックスからなる複数
の隔壁12を並設してなり、各隔壁12間をインクの流
路13とするとともに、各流路13の一端が閉じられた
流路部材11と、各隔壁12の頂面に接着され、各流路
13と連通するインク供給孔15を備えた天板16と、
流路部材11の開放端側に接着され、各流路13と連通
するインク吐出孔17を備えたノズル板18と、上記各
隔壁12の側面及び流路13の底面に、その長手方向に
沿って形成された、白金、金、パラジウム、ロジウム、
ニッケル、アルミニウム等の金属、あるいは白金−金、
パラジウム−銀、白金−パラジウム等を主体とする合金
からなる駆動用電極14とからなるもので、各隔壁12
は分極方向を矢印の方向に異ならせた2つの圧電セラミ
ックスからなる壁部材21,22を接着することにより
形成してある。なお、19は駆動用電極14と駆動用回
路(不図示)とを接続するための流路部材11に形成さ
れた配線である。
【0028】そして、このヘッド10を用いて記録媒体
(不図示)へ印刷するには、まず、インクを不図示のイ
ンクタンクからインク供給孔15を介して各流路13へ
導入するとともに、図5(a)に示すように、ある流路
13b内の駆動用電極14bに正の電圧を、両隣の流路
13a,13cにそれぞれ形成された駆動用電極14
a,14cに各々負の電圧を印加すると、流路13bを
形成する隔壁12a,12bがそれぞれ圧電セラミック
スによる剪断モード変形を起こし、流路13b側に略く
字状に屈曲変位を起こして流路13b内のインクを加圧
し、インク吐出孔17よりインク滴を吐出するようにな
っており、また、駆動用電極14bと駆動用電極14
a,14cに印加する電圧の極性を反転させると隔壁1
2a,12bは流路13a,13c側にそれぞれ屈曲変
位するため、流路13b内が減圧され、インク供給孔1
5よりインクが供給されるようになっており、これらの
動作を繰り返すことでインク滴を適宜吐出することがで
きるようになっている。
【0029】そして、上記流路部材11は、絶縁セラミ
ック板20と予め分極処理した2枚の圧電セラミック板
をそれぞれ熱硬化性接着剤からなる接着層を介して貼り
付け、ダイヤモンドホイールを用いて圧電セラミック板
側に、一端が閉じられ、深さが絶縁セラミック板20の
表面まで達する複数の溝を並設することにより製作して
あり、上記絶縁セラミック板20及び壁部材21,22
を形成する2枚の圧電セラミック板をそれぞれ貼り付け
るにあたり、少なくとも圧電セラミック板の接着面に存
在する気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を50
%以上としてある。
【0030】その為、絶縁セラミック板20と圧電セラ
ミック板との間に塗布したペースト状の熱硬化性接着剤
及び2枚の圧電セラミック板間に塗布したペースト状の
熱硬化性接着剤をそれぞれ加圧しながら加熱硬化させる
にあたり、各接着剤を速やかに各接着面間全体に行き渡
らせることができるため、硬化後の接着層中に残存する
気泡の量を低減することができ、特に圧電セラミック板
として、不純物として含まれるAl23及びSiO2
合計含有量を0.08重量%以下とした、チタン酸ジル
コン酸鉛(PZT系)、マグネシウムニオブ酸鉛(PM
N系)ニッケルニオブ酸鉛(PNN系)、あるいはこれ
らを主成分とする圧電セラミックスを用いることにより
接着層中に残存する気泡の量をさらに低減できるため、
接着強度を大幅に向上させることができる。
【0031】その為、この後に行うダイヤモンドホイー
ルを用いた溝加工において、例えば、溝幅75μm、溝
高さ300μm、溝ピッチ141μmといった微小な溝
を形成しても、研削加工時に作用する応力によって隔壁
12を形成する壁部材21,22間の接着層や隔壁12
と絶縁セラミック板20との間の接着層が剥離すること
を防止できるとともに、前述したように、隔壁12を屈
曲変位させたとしてもその時に作用する応力によって隔
壁12を形成する壁部材21,22間の接着層や隔壁1
2と絶縁セラミック板20との間の接着層が剥離するこ
とがない。特に、図4に示すインクジェット記録ヘッド
10では、隔壁12を分極方向を異ならせた2つの圧電
セラミックスからなる壁部材21,22を接着すること
により形成してあることから、駆動用電極14に通電す
れば、隔壁12を構成する2つの壁部材21,22をそ
れぞれ剪断モード変形させることができるため、隔壁が
1つの圧電セラミックスからなるものと比較して大きく
変位させることができるため、大きな加圧力が得られ、
以てインク滴の吐出速度を高めることができる。
【0032】また、隔壁12の頂面及び端面に存在する
気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率も50%以上
とすることにより、隔壁12の頂面と天板16との間に
塗布したペースト状の熱硬化性接着剤及び隔壁12の端
面とノズル板18との間に塗布したペースト状の熱硬化
性接着剤をそれぞれ加圧しながら加熱硬化させるにあた
り、接着剤を速やかに接着面全体に行き渡らせることが
できるため、硬化した接着層中に残存する気泡の量を低
減できるため、天板16やノズル板18の剥離を防止
し、信頼性の高いヘッド10を提供することができる。
【0033】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、図1に示した貼付構造体1や図4に示し
たインクジェット記録ヘッド10に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、改良や
変更できることは言う迄もない。
【0034】
【実施例】(実施例1)ここで、接着面に存在する気孔
や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を異ならせた圧電
セラミックスからなる板状体と他の板状体とを熱硬化性
接着剤からなる接着層を介して貼り付けた貼付構造体を
製作し、硬化した接着層中の気泡の残存度合いについて
調べる実験を行った。
【0035】具体的には、チタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)を主成分とし、不純物として含まれるAl23とS
iO2の合計含有量を0.01重量%〜0.20重量%
の範囲で調整した圧電セラミックスからなる厚み0.7
mmの板状体を準備し、この板状体の上下面に銀の電極
膜をそれぞれ形成した後、電極層間に通電することによ
り、板状体の厚み方向に分極処理を行った後、上下の電
極膜を取り除き、表1に示すように、粒径の異なる炭化
珪素砥粒を用いてラップ加工を行い、接着面に存在する
気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を表1のよう
に調整した。次に、各板状体の上下面を、界面活性剤、
イオン交換水、IPA(イソプロピルアルコール)、及
びアセトンにて洗浄した後、板状体の接着面にエポキシ
系接着剤(商品名;EPOTEK353−ND)を転写
法にて塗布し、チタン酸ジルコン酸鉛からなる圧電セラ
ミックス、ジルコニアセラミックス、モリブデンからな
る他の板状体を貼り合わせ、真空チャンバー内にて、8
KPaの減圧下で、加圧しながら100〜150℃の温
度で熱処理することによって、エポキシ系接着剤を硬化
させ、試料としての貼付構造体を製作し、得られた貼付
構造体の接着層中に介在する気泡の量を測定した。
【0036】なお、接着層中に残存する気泡の量は、1
00MHzの超音波プローブを持つ超音波顕微鏡(日立
建機製HSAM)を用い、下側に位置する板状体と接着
層との界面に焦点を合わせて超音波を照射すると、接着
層中に気泡がある時反射波が減衰されるため、所定時間
内における反射強度の大きさを濃淡で表示し、画像解析
装置にて気泡の存在により黒くなった部分の占有面積率
を求めることにより気泡の度合いを測定した。
【0037】それぞれの結果は表1に示す通りである。
【0038】
【表1】
【0039】この結果、表1より判るように、試料A,
B,C,D,Kは、圧電セラミックスからなる双方の板
状体の接着面に存在する凹部開口部の占有面積率が50
%未満であるため、接着剤の硬化時における接着剤の広
がりが悪く、画像解析による占有面積率が3%以上と、
接着層中に多数の気泡が残存しており、接着強度が低か
った。
【0040】これに対し、試料E,F,G,H,I,J
は、圧電セラミックスからなる板状体の接着面に存在す
る凹部開口部の占有面積率が50%以上であるため、貼
り合わせる相手材の接着面における面状態に関係なく、
接着剤の硬化時における接着剤の広がりが良く、画像解
析による占有面積率が3%未満と少なく、接着層中に殆
ど気泡が残存しておらず、高い接着強度を得ることがで
きた。
【0041】また、試料Fと試料Dを比較すると判るよ
うに、試料Fのように、主成分であるチタン酸ジルコン
酸鉛中に不純物として存在するAl23とSiO2の合
計含有量を0.08重量%以下とすることにより、接着
面に形成される凹部開口部の占有面積比率を50%とで
きることが判る。
【0042】よって、圧電セラミックスからなる板状体
の接着面に形成される凹部開口部の占有面積率を50%
とするには、圧電セラミックス中に不純物として含まれ
るAl23とSiO2の合計含有量を0.08重量%以
下とすれば良いことが判る。 (実施例2)次に、表1のうち、試料G,Hを除く各試
料に用いた圧電セラミックスを用いて図4に示すインク
ジェット記録ヘッド10を製作し、剥離の発生状況とそ
れによるインク吐出性能について調べる実験を行った。
【0043】具体的には、各試料に用いた2枚の板状体
とアルミナセラミックスからなる板状体とをそれぞれエ
ポキシ接着剤を介して接着し、圧電セラミック板側の表
面に、粒径が5μmのダイヤモンド砥粒を固着したダイ
ヤモンドホイールを用い、加工速度5mm/secの条
件にて3000本の溝を研削加工することにより、各溝
をインクの流路13とするとともに、各溝を仕切る壁を
隔壁12とした流路部材11を作製した。なお、各流路
13の深さは300μm、各流路13の幅は75μm、
ピッチは141μmとなるようにした。
【0044】そして、溝加工を施した後、隔壁12を構
成する壁部材21,22間の剥離の有無、及び隔壁12
とアルミナセラミックスからなる絶縁セラミック板20
との間の剥離の有無をそれぞれ双眼顕微鏡にて観察し、
隔壁12の全本数に対する剥離が発生した隔壁12の本
数を隔壁剥離率として算出した。
【0045】しかる後、各流路部材11の必要箇所にマ
スキングを施したあと、隔壁12の側面及び流路13の
底面にその長手方向に沿って駆動用電極14を形成する
とともに、各駆動用電極14と連通する配線19を流路
13の終端から流路部材11の後端まで形成した。な
お、駆動用電極14や配線19は、アルミニウムをスパ
ッタリング法によって被着することにより形成した。
【0046】その後、各隔壁12の頂面に、インクを導
入するためのインク供給孔15を備えたアルミナセラミ
ックスからなる天板16を、流路部材11の開放端側
に、インクを吐出するためのインク吐出孔17を備えた
ポリイミド樹脂からなるノズル板18をそれぞれ熱硬化
性のエポキシ接着剤にて接着することによりインクジェ
ット記録ヘッド10を作製した。
【0047】そして、得られた各インクジェット記録ヘ
ッド10の駆動用電極14に30Vの電圧を印加して隔
壁12を8kHzの周波数で変位させることにより、1
0億回のインク滴を吐出させる試験を行った後、全ノズ
ル数に対するインク滴の吐出ができなくなったノズル数
をインク滴吐出不良率として算出した。それぞれの結果
は表2に示す通りである。
【0048】
【表2】
【0049】この結果、表2より判るように、試料No
1,2,3,4,9については、隔壁12を形成する各
壁部材21,22の接着面に存在する凹部開口部の占有
面積率が50%未満であるために接着強度が低く、壁部
材21,22間、隔壁12と絶縁セラミック板20との
間に多くの剥離が見られ、隔壁剥離率が0.01%を越
えていた。その為、これらの試料は、10億回のインク
滴吐出後のインク滴吐出不良率が0.005%以上と悪
く、インクジェット記録ヘッドの長期信頼性が劣る結果
となった。
【0050】これに対し、試料No5,6,7,8は、
圧電セラミックスからなる隔壁12の接着面に存在する
凹部開口部の占有面積率が50%以上であることから接
着強度が高く、壁部材21,22間、隔壁12と絶縁セ
ラミック板20との間には殆ど剥離が見られず、隔壁剥
離率を0.01%以下とすることができた。その結果、
これらの試料は、10億回のインク滴吐出後のインク滴
吐出不良率を0.001%以下に抑えることができ、長
期信頼性に優れたインクジェット記録ヘッドとできるこ
とが判る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、少なく
とも2つの部材を接着層を介して貼り付けてなり、少な
くとも一方の部材が圧電セラミックスからなる貼付構造
体において、上記圧電セラミックスからなる部材の接着
面に存在する気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率
を50%以上としたことによって、接着層中に残存する
気泡の量を大幅に低減することができるため、両部材間
の接着強度を大幅に向上させることができる。
【0052】また、本発明によれば、駆動用電極を側面
に備えた圧電セラミックスからなる隔壁を複数個並設
し、各隔壁間をインクの流路とするとともに、上記流路
の上部、下部、端部を覆う部材のうち、少なくとも一つ
の部材と上記隔壁とを接着層を介して貼り付けてなるイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、上記圧電セラミック
スからなる隔壁の接着面に存在する気孔や脱粒部等の凹
部開口部の占有面積率を50%以上としたことによっ
て、ヘッドの製作時や駆動中において圧電セラミックス
からなる隔壁と他の部材とが剥離することを防止するこ
とができるため、信頼性の高いヘッドを提供することが
できる。
【0053】さらに、本発明は、上記インクジェット記
録ヘッドの隔壁を、2つ以上の圧電セラミックスからな
る壁部材を接着層を介して貼り付けて構成するととも
に、互いに貼り付ける少なくとも一方の壁部材の接着面
に存在する気孔や脱粒部等の凹部開口部の占有面積率を
50%以上としたことによって、隔壁を形成する2つ以
上の壁部材が確実に接着されていることから、隔壁が一
つの圧電セラミックスにより形成されたものと比較して
インク滴の吐出速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼付構造体を示す一部を破断した
斜視図である。
【図2】本発明に係る圧電セラミックスからなる板状体
の接着面の状態を示すSEM写真である。
【図3】本発明範囲外の圧電セラミックスからなる板状
体の接着面の状態を示すSEM写真である。
【図4】(A)(B)は本発明に係る貼付構造体の応用
例であるインクジェット記録ヘッドを示す一部を破断し
た斜視図である。
【図5】図4に示すインクジェット記録ヘッドの駆動原
理を説明するための部分断面図である。
【図6】従来のインクジェット記録ヘッドを示す一部を
破断した斜視図である。
【符号の説明】
1:貼付構造体 2:圧電セラミックスからなる板状体
2a:接着面 2b:気孔や脱粒部等の凹部 3:他の板状体 3a:
接着面 4:接着層 10,40:インクジェット記録ヘッド 11,31:
流路部材 12,32:隔壁 13,33:流路 14,34:駆
動用電極 15,35:インク供給孔 16,36:天板 17,
37:インク吐出孔 18,38:ノズル板 19,39:配線 20:絶縁
セラミック板 21,22,41,42:壁部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの部材を接着層を介して貼
    り付けてなり、少なくとも一方の部材が圧電セラミック
    スからなる貼付構造体において、上記圧電セラミックス
    からなる部材の接着面に存在する凹部開口部の占有面積
    率が50%以上であることを特徴とする圧電セラミック
    スを用いた貼付構造体。
  2. 【請求項2】駆動用電極を側面に備えた圧電セラミック
    スからなる隔壁を複数個並設し、各隔壁間をインクの流
    路とするとともに、上記流路の上部、下部、端部を覆う
    部材のうち、少なくとも一つの部材と上記隔壁とを接着
    層を介して貼り付けてなるインクジェット記録ヘッドに
    おいて、上記圧電セラミックスからなる隔壁の接着面に
    存在する凹部開口部の占有面積率が50%以上であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】上記隔壁は、2つ以上の圧電セラミックス
    からなる壁部材を接着層を介して貼り付けたものであっ
    て、互いに貼り付ける少なくとも一方の壁部材の接着面
    に存在する凹部開口部の占有面積率が50%以上である
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121012A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Ngk Insulators Ltd 圧電/電歪デバイス
JP2011054593A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Brother Industries Ltd 圧電アクチュエータの製造方法、及び、液体移送装置の製造方法

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