JP2002036549A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JP2002036549A
JP2002036549A JP2000230647A JP2000230647A JP2002036549A JP 2002036549 A JP2002036549 A JP 2002036549A JP 2000230647 A JP2000230647 A JP 2000230647A JP 2000230647 A JP2000230647 A JP 2000230647A JP 2002036549 A JP2002036549 A JP 2002036549A
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流路以外の独立空間が存在するセラミック製の
記録ヘッドにおいて、上記独立空間の周辺に歪等が生じ
にくい液体噴射装置を提供する。 【解決手段】ノズル開口3が穿設されたノズルプレート
17と、上記ノズル開口3に連通する圧力発生室2なら
びに上記圧力発生室2に供給するインクを貯留するイン
ク貯留室4が形成されて上記ノズルプレート17に積層
された流路形成部30と、上記流路形成部30に積層さ
れた振動板11とを備え、上記流路形成部30に存在す
るダンパ室7や列両端部の圧力発生室2Aのような流路
以外の独立空間を外部に連通させる第1および第2外部
連通孔24,25を形成したことにより、上記独立空間
が大気開放され、グリーンシート積層時や焼成時に独立
空間内に閉じ込められた空気が排出され、独立空間周辺
のプレートの接合部に歪が生じたり、プレート同士の接
合が不十分になるようなことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子の振動
等によりノズル開口から液体を吐出させる液体噴射装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子を用いた液体噴射装置(以下
の説明では、インクジェット式記録ヘッドに適用した例
を示し、「記録ヘッド」という)は、一般に、図9に示
すように、上面に圧電振動子6が貼着され、上記圧電振
動子6に対応する圧力発生室2が形成されたアクチュエ
ータユニット1と、ノズル開口3およびインク貯留室4
が形成され上記アクチュエータユニット1の下面に貼着
された流路ユニット5とを備え、上記圧電振動子6の振
動により圧力発生室2に圧力を発生させ、ノズル開口3
からインク滴を吐出させるようになっている。
【0003】上記アクチュエータユニット1は、圧力発
生室2を形成する空間が形成された圧力発生室形成板1
0と、この圧力発生室形成板10の上面に位置して上記
空間の上面開口を塞ぐ振動板11と、上記圧力発生室形
成板10の下面に位置する連通穴形成板14とを備えて
いる。この連通穴形成板14には、インク貯留室4と圧
力発生室2を連通させる連通穴12と、圧力発生室2と
ノズル開口3を連通させるノズル連通路8とが形成され
ている。
【0004】上記アクチュエータユニット1には、その
振動板11の上面に、共通の下部電極19が形成されて
いる。そして、上記下部電極19の上面に、平板状の圧
電振動子6が形成され、上記圧電振動子6の上面には、
個別の上部電極20が形成されている。そして、上記下
部電極19および上部電極20を介して圧電振動子6に
駆動信号を入力するようになっている。
【0005】一方、上記流路ユニット5は、インク貯留
室4を形成する空間が形成されたインク貯留室形成板1
6と、ノズル開口3が穿設され、上記インク貯留室形成
板16の下面に位置するノズルプレート17と、上記イ
ンク貯留室形成板16の上面に位置する供給口形成板1
8とから構成されている。上記インク貯留室形成板16
には、圧力発生室2とノズル開口3を連通させるノズル
連通路8が形成されている。また、上記供給口形成板1
8には、インク貯留室4から連通穴12を介して圧力発
生室2にインクを供給するインク供給口9が穿設される
とともに、圧力発生室2とノズル開口3を連通させるノ
ズル連通路8が形成されている。
【0006】また、上記供給口形成板18には、そのイ
ンク貯留室4に対応する部分に、インク貯留室4内の圧
力変動を逃がすダンパ室7となる空間が形成されてい
る。そして、上記供給口形成板18とインク貯留室形成
板16との間には、上記ダンパ室7の開口を塞ぐダンパ
板13が挟まれている。
【0007】上記アクチュエータユニット1は、セラミ
ックスから形成された振動板11,圧力発生室形成板1
0,連通穴形成板14が積層され、一体的に焼成されて
形成されている。一方、上記流路ユニット5は、ステン
レス鋼から形成された供給口形成板18,ダンパ板1
3,インク貯留室形成板16,ノズルプレート17が、
接着剤層15を介して積層されている。そして、アクチ
ュエータユニット1と流路ユニット5とは、接着剤層1
5を介して接合されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記記録ヘ
ッドでは、圧力発生室2はアクチュエータユニット1に
設けられ、圧力発生室2にインクを供給するインク貯留
室4と、圧力発生室2のインクを吐出するノズル開口3
が流路ユニット5に設けられている。しかも、アクチュ
エータユニット1はセラミックス製で流路ユニット5は
ステンレス鋼製である。このため、圧力発生室2とイン
ク貯留室4ならびにノズル開口3を連通させるために複
数のパーツを接着剤で貼り合わせて積層する必要があ
り、構造や製造工程が複雑化してコストアップの要因に
なっている。また、貼り合わせ部の熱収縮率や線膨張係
数の相違により歪や剥離が発生するおそれがある。さら
に、インクがステンレス鋼や接着剤と直接接触するた
め、例えば、ステンレス鋼に対してエッチング作用のあ
るインクや、接着剤を溶出させるようなインクを用いる
ことができず、使用するインクの特性や、適用分野にど
うしても制限があるのが実情である。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、噴射する液体の特性や、適用分野に制限を受け
ない液体噴射装置の提供を第1の目的とし、流路以外の
独立空間が存在するセラミック製の液体噴射装置におい
て、上記独立空間の周辺に歪等が生じにくい液体噴射装
置の提供を第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体噴射装置は、ノズル開口が穿設された
セラミックス製のノズルプレートと、上記ノズル開口に
連通する圧力発生室ならびに上記圧力発生室に供給する
液体を貯留する液体貯留室が形成されて上記ノズルプレ
ートに積層されたセラミックス製の流路形成部と、上記
流路形成部に積層されて圧力発生室の開口を封止するセ
ラミックス製の封止板と、上記圧力発生室に圧力を発生
させる圧力発生素子とを備え、上記流路形成部に存在す
る流路以外の独立空間を外部に連通させる外部連通孔が
形成されていることを要旨とする。
【0011】すなわち、本発明の液体噴射装置は、流路
形成部に存在する流路以外の独立空間を外部に連通させ
る外部連通孔が形成されている。このため、液体と接触
する流路がすべてセラミックスから形成されるため、流
路の耐液体性が向上する。したがって、使用する液体の
種類に制限を受けず、例えば、ステンレス鋼に対してエ
ッチング作用のある液体や、接着剤を溶出させるような
特性の液体でも使用が可能になる。また、例えば、ダン
パ室のような液体の流路ではない独立空間が存在したと
しても、上記独立空間は、外部連通孔を介して大気開放
されるため、グリーンシートを積層する段階で独立空間
内の空気が十分逃げる。そして、積層体を焼成する段階
で独立空間内に閉じ込められた空気が膨張しても外部連
通孔から排出される。したがって、独立空間周辺のプレ
ートの接合部に歪が生じたり、プレート同士の接合が不
十分になるようなことがほとんどなくなる。
【0012】本発明の液体噴射装置において、上記外部
連通孔がノズルプレートと反対側に開口している場合に
は、外部連通孔からダンパ室内等に液体が進入してダン
パ効果に支障をきたす等の不具合が生じない。
【0013】本発明の液体噴射装置において、上記流路
形成部,封止板,ノズルプレートの積層体が、接着層を
介さずに一体的に形成されている場合には、貼り合わせ
の作業が不要になるうえ、熱収縮率や線膨張係数の相違
による歪の発生や剥離のおそれがない。
【0014】本発明の液体噴射装置において、上記流路
形成部,封止板,ノズルプレートの積層体が、セラミッ
クス材料のグリーンシートが積層され焼成されて形成さ
れている場合には、グリーンシートの積層体を焼成する
セラミックス製品の製造に適している。
【0015】本発明の液体噴射装置において、流路形成
部に存在する流路以外の独立空間が、ノズル開口および
液体貯留室と連通しない圧力発生室である場合には、例
えば、圧力発生素子に駆動信号を入力する電極を引き回
すために外部と連通しない圧力発生室が形成されたと
き、上記圧力発生室が外部連通孔を介して大気開放され
るため、圧力発生室周辺のプレートの接合部に歪が生じ
たり、プレート同士の接合が不十分になることがほとん
どなくなる。
【0016】本発明の液体噴射装置において、上記ノズ
ル開口および液体貯留室と連通しない圧力発生室が、列
設された圧力発生室の列の両端部に位置する圧力発生室
である場合には、液体が噴射される圧力発生室が必ず両
側を他の圧力発生室で挟まれることとなり、液体を噴射
する圧力発生室が製造上安定して得られ、噴射特性も安
定する。
【0017】本発明の液体噴射装置において、流路形成
部が、圧力発生室が形成された圧力発生室形成板と、上
記圧力発生室とノズル開口を連通させるノズル連通路な
らびに液体貯留室が形成された液体貯留室形成板と、上
記液体貯留室から圧力発生室に液体を供給する供給口な
らびにノズル開口と圧力発生室を連通させるノズル連通
路が形成された供給口形成板を含む場合には、外部と連
通しない圧力発生室が外部連通孔を介して大気開放され
るため、圧力発生室周辺の振動板や供給口形成板等のプ
レートの接合部に歪が生じたり、プレート同士の接合が
不十分になることがほとんどなくなる。
【0018】本発明の液体噴射装置において、流路形成
部に存在する流路以外の独立空間が、液体貯留室内の圧
力変動を吸収するダンパ室である場合には、上記ダンパ
室が外部連通孔を介して大気開放されるため、ダンパ室
周辺のプレートの接合部に歪が生じたり、プレート同士
の接合が不十分になることがほとんどなくなる。
【0019】本発明の液体噴射装置において、流路形成
部が、ダンパ室が形成されたダンパ室形成板と、上記ダ
ンパ室と液体貯留室との間に挟まれるダンパ板とを含む
場合には、ダンパ室周辺のダンパ板等のプレートの接合
部に歪が生じたり、プレート同士の接合が不十分になる
ことがほとんどなくなる。
【0020】本発明の液体噴射装置において、上記圧力
発生素子が圧電振動子である場合には、圧力発生素子と
して圧電振動子を用いた液体噴射装置において、独立空
間の周辺に歪や接合不良等が生じにくい液体噴射装置と
なる。
【0021】本発明の液体噴射装置において、上記圧電
振動子が撓み振動モードの圧電振動子である場合には、
圧力発生素子として撓み振動モードの圧電振動子を用い
た液体噴射装置において、独立空間の周辺に歪や接合不
良等が生じにくい液体噴射装置となる。
【0022】本発明の液体噴射装置において、上記圧力
発生素子が流路内の液体を加熱する加熱素子である場合
には、圧力発生素子として加熱素子を用いた液体噴射装
置において、独立空間の周辺に歪や接合不良等が生じに
くい液体噴射装置となる。
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0024】図1および図2は、本発明の液体噴射装置
の基本構造を示す図である。この実施の形態では、本発
明の液体噴射装置をインクジェット式記録ヘッドに適用
した例を示している。この記録ヘッドは、ノズル開口3
が穿設されたノズルプレート17と、上記ノズル開口3
から吐出されるインクの流路が形成されて上記ノズルプ
レート17の上に積層された流路形成部30と、上記流
路形成部30の上に積層された振動板(封止板)11と
を備えている。ここで、図3および図4に、上記ノズル
プレート17,振動板11ならびに流路形成部30を構
成する各プレートの平面図を示している。
【0025】上記流路形成部30は、上記ノズル開口3
に連通する圧力発生室2が形成された圧力発生室形成板
10と、上記圧力発生室2に供給するインクが貯留され
るインク貯留室4が形成されたインク貯留室形成板16
と、上記インク貯留室4内の圧力変動を吸収するダンパ
室7が形成されたダンパ室形成板21とを備えている。
【0026】また、上記流路形成部30は、圧力発生室
2の下部開口を塞ぐとともに、インク貯留室4に貯留さ
れたインクを圧力発生室2に供給するインク供給口9が
穿設された供給口形成板18を備えている。
【0027】さらに、上記流路形成部30は、上記ダン
パ室形成板21とインク貯留室形成板16との間に積層
され、ダンパ室7とインク貯留室4との間に挟まれてダ
ンパ室7の上部開口を塞ぎ、インク貯留室4内の圧力変
動によって弾性変形することにより上記圧力変動をダン
パ室7に逃がすダンパ板13を備えている。
【0028】そして、上記流路形成部30は、ノズルプ
レート17側から、ダンパ室形成板21,ダンパ板1
3,インク貯留室形成板16,供給口形成板18,圧力
発生室形成板10の順に積層されて構成されている。こ
こで、上記ダンパ室形成板21,ダンパ板13,インク
貯留室形成板16,供給口形成板18には、それぞれ、
ノズル開口3と圧力発生室2とを連通させるノズル連通
路8が穿設されている。
【0029】一方、上記振動板11の上面には、櫛歯状
の下部電極19が形成されている。この下部電極19の
各櫛歯部19Aは、それぞれ圧力発生室2の上部を覆う
部分に形成されている。また、上記下部電極19の各櫛
歯部19A上面に、それぞれ平板状の圧電振動子6が形
成され、上記圧電振動子6の上面には、個別の上部電極
20が形成されている。上記上部電極20および下部電
極19を介して各圧電振動子6に駆動信号を印加するよ
うになっている。
【0030】そして、ノズルプレート17上に流路形成
部30が積層され、この流路形成部30上に、圧電振動
子6および上部電極20,下部電極19が形成された振
動板11が積層されている。
【0031】図において、26はインクカートリッジ
(図示せず)等からインク貯留室4にインクを補給する
インク補給口である。また、22は、ノズルプレート1
7,ダンパ室形成板21,ダンパ板13,インク貯留室
形成板16,供給口形成板18を積層する際に各プレー
トの位置決めを行なう第1位置決め穴である。また、2
3は、インク貯留室形成板16,供給口形成板18,圧
力発生室形成板10,振動板11を積層する際に各プレ
ートの位置決めを行なう第2位置決め穴である。
【0032】上記記録ヘッドにおいて、圧電振動子6に
駆動信号が印加されると、圧電振動子6が横方向に収縮
する。このとき、圧電振動子6の振動板11に固定され
た下面側は収縮せず、上面側だけが収縮するため、圧電
振動子6および振動板11が下方にたわみ、圧力発生室
2を圧縮する。そして、圧力発生室2内の圧力上昇によ
り、圧力発生室2内のインクがノズル開口3からインク
滴として吐出され、記録紙等にドットが形成されて印刷
が行われる。ついで、圧電振動子6が放電されて元の状
態に戻ると、圧力発生室2内が減圧され、インク貯留室
4からインク供給口9を通して圧力発生室2へ新しいイ
ンクが供給される。
【0033】この記録ヘッドでは、圧力発生室2が2列
の列をなすように列設されている。そして、図5に示す
ように、下部電極19の各櫛歯部19A先端は、端子嵩
上げ部材27の上に配置されるとともに、圧力発生室2
の列の両端部を除く各櫛歯部19A先端は、絶縁部29
によって絶縁され、上部電極20と接続されてセグメン
ト電極端子となる。そして、圧力発生室2の列の両端部
に位置する櫛歯部19A先端は、下部電極19に駆動信
号を入力する際の共通端子28として用いられる。した
がって、各共通端子28に対応する列両端部の圧力発生
室2Aは駆動されることがなく、インク滴を吐出しない
ようになっている。
【0034】そして、ダンパ室形成板21,ダンパ板1
3,インク貯留室形成板16,供給口形成板18それぞ
れの、列両端部の圧力発生室2Aに対応する部分には、
それぞれノズル連通路8が形成されていない。また、供
給口形成板18の、列両端部の圧力発生室2Aに対応す
る部分にはインク供給口9が形成されておらず、ノズル
プレート17の、列両端部の圧力発生室2Aに対応する
部分にはノズル開口3が形成されていない。
【0035】これにより、列両端部の圧力発生室2A
は、図6に示すように、ノズル開口3およびインク貯留
室4と連通せず、インク流路以外の独立空間となってい
る。一方、ダンパ室7も、インク流路と連通しない流路
以外の独立空間となっている。
【0036】ここで、上記記録ヘッドでは、ノズルプレ
ート17、流路形成部30(インク貯留室形成板16,
ダンパ板13,ダンパ室形成板21,供給口形成板1
8,連通穴形成板14,圧力発生室形成板10)、振動
板11がすべてセラミックスから形成されている。
【0037】上記のような記録ヘッドは、例えば、つぎ
のようにしてつくられる。すなわち、まず、セラミック
スのグリーンシートを準備し、上記グリーンシートを打
ち抜いて、ノズルプレート17,インク貯留室形成板1
6,ダンパ板13,ダンパ室形成板21,供給口形成板
18,圧力発生室形成板10,振動板11にそれぞれ対
応するプレートを形成する。このとき、インク貯留室
4,ダンパ室7,インク供給口9,圧力発生室2,ノズ
ル連通路8にそれぞれ対応する空間を打ち抜き等で形成
しておく。
【0038】そして、上記ノズルプレート17,インク
貯留室形成板16,ダンパ板13,ダンパ室形成板2
1,供給口形成板18,圧力発生室形成板10,振動板
11に対応するグリーンシートを所定の順序で積層した
のち焼成することにより、接着剤を介することなくセラ
ミックスで一体的に形成された記録ヘッドを得ることが
できる。
【0039】このとき、上記記録ヘッドでは、列両端部
の圧力発生室2Aおよびダンパ室7が、インク流路と連
通しない流路以外の独立空間となっているため、これら
の独立空間を閉塞状態で存在させると、グリーンシート
を積層する工程で上記独立空間内の空気が十分逃げな
い。そして、積層体を焼成する工程では、上記独立空間
内に閉じ込められた空気が膨張し、独立空間周辺のプレ
ートの接合部に歪が生じ、プレート同士が十分接合され
なかったり接合部が剥離しやすい。
【0040】そこで、上記記録ヘッドでは、図7に示す
ように、振動板11の列両端部の圧力発生室2Aに対応
する部分に、独立空間である圧力発生室2Aを外部と連
通させる第1外部連通孔24が穿設され、上記圧力発生
室2Aがノズルプレート17と反対側に大気開放される
ようになっている。また、ダンパ室7の端部がインク貯
留室4と重ならない部分まで延設されるとともに、図8
に示すように、ダンパ板13,インク貯留室形成板1
6,供給口形成板18の、上記ダンパ室7の延設部分に
対応する箇所に、独立空間であるダンパ室7を外部と連
通させる第2外部連通孔25が穿設され、上記ダンパ室
7をノズルプレート17と反対側に大気開放させるよう
になっている。
【0041】このようにすることにより、列両端部の圧
力発生室2Aやダンパ室7のようなインク流路ではない
独立空間が存在したとしても、上記独立空間は、第1お
よび第2外部連通孔24,25を介して大気開放される
ため、グリーンシートを積層する段階で独立空間内の空
気が十分逃げ、積層体を焼成する段階で独立空間内に閉
じ込められた空気が膨張しても上記第1および第2外部
連通孔24,25から空気が排出される。したがって、
独立空間周辺のプレートの接合部に歪が生じたり、プレ
ート同士の接合が不十分になるようなことがほとんどな
くなる。
【0042】また、上記第1および第2外部連通孔2
4,25をノズルプレート17と反対側に開口させてい
るため、第1および第2外部連通孔24,25からダン
パ室7等にインクが進入してダンパ効果に支障をきたす
等の不具合が生じない。しかも、列設された圧力発生室
2の列の両端部に位置する圧力発生室2Aをノズル開口
3と連通させず、インク滴を吐出しないようにしたこと
により、インク滴が吐出される圧力発生室2が必ず両側
を他の圧力発生室2,2Aで挟まれることとなり、イン
ク滴を吐出する圧力発生室2が製造上安定して得られ、
吐出特性も安定する。
【0043】ここで、図8に示した場合のように、上記
外部連通孔25が複数のプレートに渡って設けられてい
る場合には、いずれかのプレート(例えばダンパ板1
3)の外部連通孔25を他のプレートの外部連通孔25
より大径に設定することにより、プレート同士の位置が
ずれた場合でも確実に独立空間であるダンパ室7を外部
と連通させることができる。また、いずれかのプレー
ト、好ましくは最も外側のプレート(この例では供給口
形成板18)の外部連通孔25の径を小さく設定するこ
とにより、異物の進入を極力防ぐことができるようにな
る。
【0044】なお、上記記録ヘッドを構成するセラミッ
クス材料としては、特に限定するものではなく、各種の
材料を用いることができる。例えば、炭化珪素,炭化チ
タン,炭化クロム,炭化ニオブ,炭化バナジウム,炭化
ジルコニウム,炭化モリブデン,炭化ボロン等の各種炭
化物、酸化ジルコニウム(ジルコニア),酸化アルミニ
ウム,酸化マグネシウム,酸化珪素,酸化チタン,酸化
ベリリウム等の各種酸化物、窒化アルミニウム,,窒化
珪素,窒化ベリリウム,窒化ボロン等の各種窒化物,ほ
う化ジルコニウム,ほう化クロム,ほう化チタン等の各
種ほう化物、サイアロン等のような複合化合物等をあげ
ることができる。これらは、単独でもしくは併せて用い
られる。これらのなかでも、ジルコニアは、機械的強度
や靭性に優れるうえ耐食性にも優れ、液体噴射装置を構
成する材料として好適である。
【0045】上記記録ヘッドでは、流路形成部30,振
動板11,ノズルプレート17がそれぞれセラミックス
から形成されているため、インクと接触する流路がすべ
てセラミックスから形成されることとなり、流路の耐イ
ンク性が飛躍的に向上する。したがって、使用するイン
クの種類に制限を受けず、例えば、ステンレス鋼に対し
てエッチング作用のあるインクや、接着剤を溶出させる
ようなインクも使用でき、使用するインクの特性に制限
がほとんどなくなる。また、流路の化学的安定性が向上
して有機物の溶出等がなくなるため、例えば、食品分野
や医療分野等にも使用できるようになり、適用分野の制
限もほとんどなくなる。
【0046】さらに、上記記録ヘッドでは、上記流路形
成部30,振動板11,ノズルプレート17の積層体
が、接着層を介さずに一体的に形成されているため、貼
り合わせの作業が不要になるうえ、熱収縮率や線膨張係
数の相違による歪の発生や剥離のおそれがない。さら
に、積層構造であるため、セラミックスのグリーンシー
トからの製造に適している。
【0047】なお、上記各実施の形態では、本発明を撓
み振動モードの圧電振動子が用いられた液体噴射装置に
適用した例を示したが、これに限定するものではなく、
縦振動モードの圧電振動子が用いられた液体噴射装置に
適用することもできるし、圧力発生素子として流路内の
インクを加熱する加熱素子が用いられた記録ヘッドに適
用することも可能である。
【0048】また、上記各実施の形態では、本発明の液
体噴射装置を、インクジェット式記録ヘッドに適用した
例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、
吐出する液体をガソリン等の燃料とし、内燃機関の燃料
噴射装置として用いることもできる。さらに、透明基板
上にマトリックス状に形成された透明電極の上に有機発
光層を形成する表示体の、有機発光層の形成等にも応用
することができる。このように、本発明の液体噴射装置
では、噴射する液体として各種の液体を適用することが
でき、各種の産業分野に応用することが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体噴射装置に
よれば、液体と接触する流路がすべてセラミックスから
形成されるため、流路の耐液体性が向上する。したがっ
て、使用する液体の種類に制限を受けず、例えば、ステ
ンレス鋼に対してエッチング作用のある液体や、接着剤
を溶出させるような特性の液体でも使用が可能になる。
また、例えば、ダンパ室のような液体の流路ではない独
立空間が存在したとしても、上記独立空間は、外部連通
孔を介して大気開放されるため、グリーンシートを積層
する段階で独立空間内の空気が十分逃げる。そして、積
層体を焼成する段階で独立空間内に閉じ込められた空気
が膨張しても外部連通孔から排出される。したがって、
独立空間周辺のプレートの接合部に歪が生じたり、プレ
ート同士の接合が不十分になるようなことがほとんどな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体噴射装置の基本構造を示す分解斜
視図である。
【図2】上記液体噴射装置のA−A断面図である。
【図3】上記液体噴射装置を構成するプレートを示す平
面図であり、(a)はノズルプレート、(b)はダンパ
室形成板、(c)はダンパ板である。
【図4】上記液体噴射装置を構成するプレートを示す平
面図であり、(a)はインク貯留室形成板、(b)は供
給口形成板、(c)は圧力発生室形成板、(d)は振動
板である。
【図5】上記液体噴射装置の下部電極と圧力発生室の位
置関係を示す説明図である。
【図6】上記液体噴射装置の圧力発生室,ダンパ室と第
1,第2外部連通孔の位置関係を示す説明図である。
【図7】上記液体噴射装置のB−B断面図である。
【図8】上記液体噴射装置のC−C断面図である。
【図9】従来例の液体噴射装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2,2A 圧力発生室 3 ノズル開口 4 インク貯留室 7 ダンパ室 11 振動板 17 ノズルプレート 24 第1外部連通孔 25 第2外部連通孔 30 流路形成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口が穿設されたセラミックス製
    のノズルプレートと、上記ノズル開口に連通する圧力発
    生室ならびに上記圧力発生室に供給する液体を貯留する
    液体貯留室が形成されて上記ノズルプレートに積層され
    たセラミックス製の流路形成部と、上記流路形成部に積
    層されて圧力発生室の開口を封止するセラミックス製の
    封止板と、上記圧力発生室に圧力を発生させる圧力発生
    素子とを備え、上記流路形成部に存在する流路以外の独
    立空間を外部に連通させる外部連通孔が形成されている
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 上記外部連通孔がノズルプレートと反対
    側に開口している請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記流路形成部,封止板,ノズルプレー
    トの積層体が、接着層を介さずに一体的に形成されてい
    る請求項1または2記載の液体噴射装置。
  4. 【請求項4】 上記流路形成部,封止板,ノズルプレー
    トの積層体が、セラミックス材料のグリーンシートが積
    層され焼成されて形成されている請求項3記載の液体噴
    射装置。
  5. 【請求項5】 流路形成部に存在する流路以外の独立空
    間が、ノズル開口および液体貯留室と連通しない圧力発
    生室である請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴
    射装置。
  6. 【請求項6】 上記ノズル開口および液体貯留室と連通
    しない圧力発生室が、列設された圧力発生室の列の両端
    部に位置する圧力発生室である請求項5記載の液体噴射
    装置。
  7. 【請求項7】 流路形成部が、圧力発生室が形成された
    圧力発生室形成板と、上記圧力発生室とノズル開口を連
    通させるノズル連通路ならびに液体貯留室が形成された
    液体貯留室形成板と、上記液体貯留室から圧力発生室に
    液体を供給する供給口ならびにノズル開口と圧力発生室
    を連通させるノズル連通路が形成された供給口形成板を
    含む請求項6記載の液体噴射装置。
  8. 【請求項8】 流路形成部に存在する流路以外の独立空
    間が、液体貯留室内の圧力変動を吸収するダンパ室であ
    る請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. 【請求項9】 流路形成部が、ダンパ室が形成されたダ
    ンパ室形成板と、上記ダンパ室と液体貯留室との間に挟
    まれるダンパ板とを含む請求項8記載の液体噴射装置。
  10. 【請求項10】 上記圧力発生素子が圧電振動子である
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  11. 【請求項11】 上記封止板が振動板であり、圧電振動
    子が撓み振動モードの圧電振動子である請求項10記載
    の液体噴射装置。
  12. 【請求項12】 上記圧力発生素子が流路内の液体を加
    熱する加熱素子である請求項1〜9のいずれか一項に記
    載の液体噴射装置。
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