JP2002036527A - インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用インクカートリッジ - Google Patents

インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用インクカートリッジ

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JP2002036527A
JP2002036527A JP2000221440A JP2000221440A JP2002036527A JP 2002036527 A JP2002036527 A JP 2002036527A JP 2000221440 A JP2000221440 A JP 2000221440A JP 2000221440 A JP2000221440 A JP 2000221440A JP 2002036527 A JP2002036527 A JP 2002036527A
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真司 四方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクカートリッジの再使用を防止して、粗悪
インクの詰め替え等によるプリンタトラブルの防止及び
プリンタ出力の品質の保持を図り得るインクジェットプ
リンタの提供。 【解決手段】インクを収容したカートリッジbをプリン
タ本体Aに交換可能に装着してなるインクジェットプリ
ンタにおいて、上記カートリッジに該カートリッジ毎に
特有の識別情報を記録した識別手段b3を設けると共に、
上記プリンタ本体に、上記カートリッジの装着時にその
識別手段に記録された識別情報を検出する検出手段100
と、上記カートリッジ内のインク切れを検知するインク
残量検知手段500と、上記識別情報を記憶可能な記憶手
段300と、上記検出手段により検出された識別情報が上
記記憶手段に記憶されている識別情報であるか否かを判
断し、記憶されていないと判断された場合、上記インク
残量検知手段によりインク切れが検知された時に上記識
別情報を上記記憶手段に記憶させ、記憶されていると判
断された場合、プリンタの動作を停止させる制御手段20
0とを設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ及びインクジェットプリンタ用インクカートリッ
ジに関し、詳しくは、インクカートリッジの再使用を防
止して、粗悪インクの詰め替え等によるプリンタトラブ
ルの防止及びプリンタ出力の品質の保持を図り得るイン
クジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用イン
クカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、一般に、回
転ドラムの外周に巻き付けられて回転搬送される記録媒
体、或いは搬送路を搬送される記録媒体の表面に、それ
ら記録媒体の搬送方向と略直交する方向に沿って走査す
る記録ヘッドのノズルから液滴状のインクを噴射するこ
とにより、上記記録媒体表面に画像を記録形成するよう
になっている。
【0003】かかるインクジェットプリンタには、通
常、プリンタ本体に、例えばY(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等のインクをそ
れぞれ収容したインクカートリッジが交換可能に装着さ
れており、記録媒体への画像記録によってインクが消費
されることによりインク切れが発生すると、オペレータ
によって、そのインク切れとなったインクカートリッジ
が新規のインクカートリッジと交換されることで画像記
録を継続することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タにおけるインクは消耗品であり、そのインクは各社各
様に製造され、販売されている。このためプリンタのユ
ーザー自身又は専門業者が、インク切れとなったインク
カートリッジに、インクを新たに詰め替えてそのインク
カートリッジを再使用することがある。
【0005】しかし、インクジェットプリンタは、その
プリンタのメーカーにおいて、純正インクを使用した状
態で最も高品質の画像を記録形成することができるよう
に調整されているため、メーカーが指定しないインクを
詰め替えて再使用することにより、プリンタの能力が有
効に発揮されず、プリンタ出力の品質を維持することが
できなくなる問題がある。
【0006】また、詰め替えられたインクがプリンタに
適合しない組成を有するものである場合や、詰め替えら
れたインクそのものが粗悪品であるような場合には、プ
リンタ出力の品質を維持することができないばかりか、
プリンタ自体を損傷する虞れすらもあり、プリンタトラ
ブルの原因ともなる。
【0007】そこで、本発明の課題は、インクカートリ
ッジの再使用を防止して、粗悪インクの詰め替え等によ
るプリンタトラブルの防止及びプリンタ出力の品質の保
持を図り得るインクジェットプリンタを提供することに
ある。
【0008】また、本発明の他の課題は、特定のインク
カートリッジ以外の使用を防止して、プリンタトラブル
の防止及びプリンタ出力の品質の保持を図り得るインク
ジェットプリンタを提供することにある。
【0009】更に、本発明の他の課題は、インクカート
リッジの再使用を防止して、粗悪インクの詰め替え等に
よるプリンタトラブルの防止及びプリンタ出力の品質の
保持を図り得るインクジェットプリンタ用インクカート
リッジを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インクを収容したカートリッジをプリンタ本体に交換可
能に装着してなるインクジェットプリンタにおいて、上
記カートリッジに該カートリッジ毎に特有の識別情報を
記録した識別手段を設けると共に、上記プリンタ本体
に、上記カートリッジの装着時にその識別手段に記録さ
れた識別情報を検出する検出手段と、上記カートリッジ
内のインク切れを検知するインク残量検知手段と、上記
識別情報を記憶可能な記憶手段と、上記検出手段により
検出された識別情報が上記記憶手段に記憶されている識
別情報であるか否かを判断し、記憶されていないと判断
された場合、上記インク残量検知手段によりインク切れ
が検知された時に上記識別情報を上記記憶手段に記憶さ
せ、記憶されていると判断された場合、プリンタの動作
を停止させる制御手段と、を設けたことを特徴とするイ
ンクジェットプリンタである。
【0011】請求項2記載の発明は、前記識別手段はバ
ーコードであり、前記検出手段は該バーコードに記録さ
れた識別情報を読み取るバーコードリーダーであること
を特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタで
ある。
【0012】請求項3記載の発明は、前記識別手段はI
Cチップであり、前記検出手段は該ICチップに記録さ
れた識別情報を読み取るセンサーであることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェットプリンタである。
【0013】請求項4記載の発明は、前記識別手段は磁
気インクにより形成したマークであり、前記検出手段は
該マークに記録された識別情報を検出する磁気センサー
であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
プリンタである。
【0014】請求項5記載の発明は、前記識別手段は特
定波長を有する着色剤により形成したマークであり、前
記検出手段は該マークに記録された識別情報を検出する
光センサーであることを特徴とする請求項1記載のイン
クジェットプリンタである。
【0015】請求項6記載の発明は、インクを収容した
カートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してなる
インクジェットプリンタにおいて、上記カートリッジに
情報を書込み可能且つ読出し可能な識別手段を設けると
共に、上記プリンタ本体に、上記カートリッジの装着時
にその識別手段に対して識別情報を読取り及び書込み可
能な読取/書込手段と、上記カートリッジ内のインク切
れを検知するインク残量検知手段と、上記インク残量検
知手段によりインク切れが検知された時に上記読取/書
込手段を作動させて上記識別手段にインク切れ情報を書
き込むと共に、上記カートリッジの装着時に上記読取/
書込手段を作動させて上記識別手段に記録されている情
報を読取り、その結果インク切れ情報が記録されている
と判断された場合、プリンタの動作を停止させる制御手
段と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
タである。
【0016】請求項7記載の発明は、前記識別手段は、
ICチップであることを特徴とする請求項6記載のイン
クジェットプリンタである。
【0017】請求項8記載の発明は、前記識別手段は、
磁気記録媒体であることを特徴とする請求項6記載のイ
ンクジェットプリンタである。
【0018】請求項9記載の発明は、インクを収容した
カートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してなる
インクジェットプリンタにおいて、上記カートリッジに
折損可能な突起部を設けると共に、上記プリンタ本体
に、上記カートリッジの装着時に上記突起部の有無を検
出する検出手段と、上記カートリッジの突起部を折損さ
せてカートリッジから切除する切除手段と、上記カート
リッジ内のインク切れを検知するインク残量検知手段
と、上記検出手段がカートリッジの突起部を検出した場
合、上記インク残量検知手段によりインク切れが検出さ
れた時に上記切除手段を動作させて該突起部を折損させ
て切除し、突起部を非検出の場合、プリンタの動作を停
止させる制御手段と、を設けたことを特徴とするインク
ジェットプリンタである。
【0019】請求項10記載の発明は、インクを収容し
たカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してな
るインクジェットプリンタにおいて、上記カートリッジ
に折損可能な突起部を設けると共に、上記プリンタ本体
に、上記カートリッジの装着時に上記突起部を折損させ
てカートリッジから切除する切除手段と、上記切除手段
により上記カートリッジから切除された突起部の有無を
検出する検出手段と、上記検出手段がカートリッジの突
起部を非検出の場合、プリンタの動作を停止させる制御
手段と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリ
ンタである。
【0020】請求項11記載の発明は、インクを収容し
たカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してな
るインクジェットプリンタにおいて、上記プリンタ本体
に、上記カートリッジ内のインク切れを検知するインク
残量検知手段と、プリンタ本体に装着されたカートリッ
ジを破壊する破壊手段と、上記インク残量検知手段によ
ってインク切れを検知した場合、上記破壊手段を動作さ
せてカートリッジを破壊する制御手段と、を設けたこと
を特徴とするインクジェットプリンである。
【0021】請求項12記載の発明は、インクを収容し
たカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してな
るインクジェットプリンタにおいて、上記プリンタ本体
に、上記カートリッジ内のインク切れを検知するインク
残量検知手段と、プリンタ本体に装着されたカートリッ
ジのインク導出部に経時的に固化する充填剤を注入して
インクの流通を阻止する充填手段と、上記インク残量検
知手段によってインク切れを検知した場合、上記充填手
段を動作させてインク導出部に充填剤を注入する制御手
段と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
タである。
【0022】請求項13記載の発明は、内部にインクを
充填したインク包材を収容したカートリッジをプリンタ
本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリンタ
において、上記プリンタ本体に、上記カートリッジ内の
インク切れを検知するインク残量検知手段と、プリンタ
本体に装着されたカートリッジ内のインク包材を切り裂
く切裂手段と、上記インク残量検出手段によってインク
切れを検知した場合、上記切裂手段を動作させてインク
包材を切り裂く制御手段と、を設けたことを特徴とする
インクジェットプリンタである。
【0023】請求項14記載の発明は、内部にインクを
充填したインク包材を収容したカートリッジをプリンタ
本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリンタ
において、上記プリンタ本体に、上記カートリッジ内の
インク切れを検知するインク残量検知手段と、プリンタ
本体に装着されたカートリッジ内のインク包材をヒート
シールするシール手段と、上記インク残量検出手段によ
ってインク切れを検出した場合、上記シール手段を動作
させてインク包材をヒートシールする制御手段と、を設
けたことを特徴とするインクジェットプリンタである。
【0024】請求項15記載の発明は、インクを収容し
たカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してな
るインクジェットプリンタにおいて、上記カートリッジ
における繋ぎ目に、一度剥離すると剥離跡を残して再貼
着不能な封緘シールを設けると共に、上記プリンタ本体
に、装着されたカートリッジの上記封緘シールの剥離跡
を検出する検出手段と、上記検出手段により剥離跡が検
出された場合、プリンタの動作を停止させる制御手段
と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリンタ
である。
【0025】請求項16記載の発明は、インクを収容し
たカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着してな
るインクジェットプリンタにおいて、上記カートリッジ
に特定の文字及び/又は図形を設けると共に、上記プリ
ンタ本体に、予め上記特定の文字及び/又は図形を記憶
した記憶手段と、上記カートリッジの装着時に該カート
リッジに設けられた上記特定の文字及び/又は図形を読
み取る読取手段と、上記読取手段により読み取られた結
果が上記記憶手段に記憶されている特定の文字及び/又
は図形であるか否かを判断し、判断結果が否である場
合、プリンタの動作を停止させる制御手段と、を設けた
ことを特徴とするインクジェットプリンタである。
【0026】請求項17記載の発明は、内部にインクを
充填したインク包材を収容してなるインクジェットプリ
ンタ用インクカートリッジにおいて、上記インク包材の
内面に、内部に充填されるインクの極性と異なる極性を
有する接着剤層を形成し、インクが消費されてインク包
材が潰れた際に上記接着剤層同士が接してインク包材内
面が接着されるようにしたことを特徴とするインクジェ
ットプリンタ用インクカートリッジである。
【0027】請求項18記載の発明は、内部にインクを
充填したインク包材を収容してなるインクジェットプリ
ンタ用インクカートリッジにおいて、上記インク包材は
伸張性を有する材質で形成されており、該包材内にイン
クが高圧力で充填されることにより上記包材が伸張され
ていることを特徴とするインクジェットプリンタ用イン
クカートリッジである。
【0028】請求項19記載の発明は、内部にインクを
充填したインク包材を収容してなるインクジェットプリ
ンタ用インクカートリッジにおいて、上記インク包材内
にインクよりも比重の軽い浮きを設け、インクが消費さ
れてインク残量がなくなると、該浮きがインク導出部に
詰まって固化し、インクの流通を阻止するようにしたこ
とを特徴とするインクジェットプリンタ用インクカート
リッジである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、インクジェットプリンタの外観構
成を示す斜視図であり、図中、Aはプリンタ本体、Bは
インクカートリッジ装着部を示している。
【0031】プリンタ本体Aは、図示しないが、記録媒
体表面に記録ヘッドからインクを噴射することにより画
像を記録形成する記録部を内部に有している。
【0032】インクカートリッジ装着部Bは、図示例で
はプリンタ本体Aの左右にそれぞれ設けられている。各
インクカートリッジ装着部Bには、例えばY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
のインクをそれぞれ収容したインクカートリッジbが交
換可能に装着されており、図示しないインク供給手段に
より、上記プリンタ本体Aの記録部に各インクカートリ
ッジbから各色のインクを記録ヘッドへ供給するように
なっている。なお、図示例では、インクカートリッジb
が左右の各インクカートリッジ装着部Bに4色ずつ装着
可能に構成されているものを示しているが、インクカー
トリッジ装着部の数及び装着可能なインクカートリッジ
の数はこれに限定されない。
【0033】インクカートリッジbは、図2に示すよう
に、内部にインクを充填したインク包材b1を筐体内に
収容してなり、その底面側にインク包材b1内のインク
をカートリッジb外へ取り出すインク導出部b2が形成
されている。
【0034】インクカートリッジbは、図3に示すよう
に、プリンタ本体Aのインクカートリッジ装着部Bにそ
れぞれ装着される。インクカートリッジ装着部Bには、
インクカートリッジbのインク導出部b2に適合するイ
ンク取出部B1を有しており、インクカートリッジbが
インクカートリッジ装着部Bに装着された際、内部に収
容されたインクがインク導出部b2からインク取出部B
1に流出し、プリンタ本体Aに供給されるようになって
いる。
【0035】本発明に係るインクジェットプリンタの第
1の実施形態について説明する。
【0036】図4(A)に示すように、インクカートリ
ッジbには識別手段b3が設けられている。識別手段b
3には、該インクカートリッジbに特有の識別情報、例
えば、製造番号、製造地、製造年月日時分、各インクカ
ートリッジ毎に異なるマーク等、そのインクカートリッ
ジbを特定して識別することができる情報が記録されて
いる。
【0037】かかる識別手段b3としては、識別情報を
記録したバーコード、識別情報を記録したICチップ、
識別情報を磁気インクにより記録形成した文字、図形等
のマーク、識別情報を特定波長を有する着色剤により記
録形成した文字、図形等のマーク等が挙げられる。
【0038】一方、インクカートリッジ装着部Bには、
インクカートリッジbが装着された際に上記識別手段b
3に対応する位置に、該識別手段b3に記録されている
識別情報を検出するための検出手段100が設けられて
おり、インクカートリッジbの装着時に検出手段100
を起動させてインクカートリッジbに設けられた識別手
段b3の識別情報を自動的に検出することができるよう
になっている。
【0039】上記検出手段100としては、識別手段b
3の態様に応じて、バーコードを読み取るバーコードリ
ーダー、ICチップに記録された識別情報を読み取るセ
ンサー、磁気センサー、光センサー等が挙げられる。
【0040】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図5に示す構成ブロック図を用い説明する。
【0041】まず、インクカートリッジbがプリンタ本
体Aのインクカートリッジ装着部Bに装着されると、検
出手段100によりインクカートリッジbの識別手段b
3に記録されている該カートリッジ特有の識別情報を検
出し、その検出信号を制御手段200に出力する。
【0042】制御手段200は、上記検出手段100か
らの検出信号を受けて、該検出信号と記憶手段300に
記憶されている記憶データとの比較を行い、上記検出信
号が記憶手段300に記憶されている記憶データ中に存
在するか否かの判断を行う。
【0043】その結果、上記検出信号が記憶手段300
に記憶されていないと判断された場合、インク残量検知
手段500からインク切れ信号が出力されているか否か
を判断し、出力されていない場合は、プリンタ動作を開
始させる動作開始信号を駆動手段400に出力し、イン
ク残量検知手段500からインク切れ信号の出力がある
まで待機する。このため、制御手段200内には、検出
手段100から出力された検出信号を一時的に記憶して
おくための記憶手段を設けておくようにするとよい。そ
して、インク残量検知手段5からインク切れ信号が出力
されると、上記検出信号を記憶手段300に出力し、そ
の識別情報を記憶させる。
【0044】一方、上記検出信号が記憶手段に記憶され
ていると判断された場合、その識別情報を有するインク
カートリッジbは既にプリンタ本体Aに装着されて過去
に使用されたことによりインク切れを発生したものであ
ると判断され、駆動手段400に動作停止信号を出力
し、プリンタの動作を停止させる。
【0045】この駆動手段400に動作停止信号が出力
されることによって制御されるプリンタ動作としては、
プリンタの電源をOFFにすること、記録ヘッドの走査
を停止させること、記録用紙の搬送を停止させること等
がある。同時に制御手段200からは、警告信号を出力
して、警報ランプ、警報ブザー、モニタへの警告表示等
によってオペレータにインクカートリッジの異常、即ち
既に使用されたものであることを知らせるようにするこ
とも好ましい。
【0046】このようにプリンタ本体Aがインクカート
リッジbの装着により、既に装着されて一度空になった
インクカートリッジであるか否かを検出することができ
るので、一度空になったインクカートリッジが一旦取り
外された後にインクが詰め替えられて再装着されてイン
クが詰め替えられたものであると判断することができ、
プリンタに適合しないインクが使用されること等による
悪影響を未然に防ぐことができる。
【0047】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第2の実施形態について説明する。
【0048】図6に示すように、インクカートリッジb
にの底面には、識別手段b4としてICチップや、磁気
記録媒体等の情報を任意に読取り及び書込み可能な情報
記憶媒体が設けられており、インクカートリッジ装着部
Bには、上記識別手段b4に対応する位置に、上記情報
記憶媒体に情報を読取り及び書込みするための読取/書
込手段101を設けている。従って、インクカートリッ
ジbがインクカートリッジ装着部Bに装着されると、読
取/書込手段101によって上記識別手段b4に記録さ
れている情報を読み取り、更に新たな情報を書込みする
ことができるようになっている。
【0049】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図7に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0050】まず、インクカートリッジ装着部Bに装着
されたインクカートリッジbに使用によりインク切れが
発生すると、インク残量検知手段501によってインク
切れが検出され、インク切れ信号が制御手段201に出
力される。制御手段201は、このインク切れ信号を受
けて、読取/書込手段101によりインクカートリッジ
bの識別手段b4にインク切れ情報を書き込む。
【0051】また、インクカートリッジ装着部Bに新た
にインクカートリッジbが装着されると、読取/書込手
段101によってインクカートリッジbの識別手段b4
に書き込まれている情報を読み取り、その読取り結果を
制御手段201に出力する。
【0052】制御手段201は、上記読取/書込手段1
01からの信号を受けて、識別手段b4に記録されてい
る情報、特に既にインク切れが発生してインク切れ情報
が書き込まれているか否かを判断する。その結果、イン
ク切れ情報が書き込まれていないと判断された場合、駆
動手段401にプリンタ動作を開始させる動作開始信号
を出力し、インク残量検知手段501からインク切れ信
号の出力があるまで待機する。その後、インク残量検知
手段501からインク切れ信号が出力されると、上記同
様にして読取/書込手段101によりインクカートリッ
ジbの識別手段b4にインク切れ情報を書き込む。
【0053】一方、既にインク切れ情報が書き込まれて
いると判断された場合、そのインクカートリッジbは既
にプリンタ本体Aに装着されて過去に使用されたことに
よりインク切れを発生したものであると判断され、駆動
手段401に動作停止信号を出力し、プリンタの動作を
停止させる。
【0054】このようにプリンタ本体Aがインクカート
リッジbの装着により、既に装着されて一度空になった
インクカートリッジであるか否かを検出することができ
るので、一度空になったインクカートリッジが一旦取り
外された後にインクが詰め替えられて再装着されてイン
クが詰め替えられたものであると判断することができ、
プリンタに適合しないインクが使用されること等による
悪影響を未然に防ぐことができる。特に、この態様で
は、設置場所の異なるプリンタ相互でインクカートリッ
ジが交換されても、インクカートリッジに書き込まれた
識別情報によって再装着品であることを検出することが
でき、より一層効果的である。
【0055】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第3の実施形態について説明する。
【0056】図8に示すように、インクカートリッジb
には、その一部に突起部b5が設けられている。突起部
b5はインクカートリッジbの一側面から側方へ突出形
成され、外力が加わることにより容易に折損可能であ
り、折損することによりインクカートリッジbから脱離
するように設けられている。
【0057】一方、インクカートリッジ装着部Bには切
除手段600が設けられている。切除手段600はイン
クカートリッジbの突起部b5を切除する可動片61か
らなり、該可動片61には、インクカートリッジ装着部
Bに装着されたインクカートリッジbの突起部b5を挿
入させる開口62が形成されており、インクカートリッ
ジ装着部Bに図示上下方向に移動可能に設けられてい
る。
【0058】上記開口62の上側内縁には、突起部b5
を切断可能なカッタ刃62aが形成されており、図示し
ない適宜の駆動手段によって可動片61を下動させた際
にインクカートリッジ装着部Bに装着されたインクカー
トリッジbの突起部b5を該カッタ刃62aで折損させ
て切除する。
【0059】突起部b5には、折損容易とするための薄
肉部等の脆弱部を予め設けておき、上記可動片61の下
動によって該突起部b5の脆弱部を折損させて切除する
ようにしてもよい。この場合、カッタ刃62aを必ずし
も設けなくてもよい。
【0060】なお、図中、102は、検出光を出射する
投光部21aと該投光部21aからの出射光を受光する
受光部21bからなる突起部b5の検出手段であり、イ
ンクカートリッジbの突起部b5を間に挿むように配設
されている。この態様では、投光部21aからの検出光
が突起部b5により遮られて受光部21bに受光されな
いことで、該突起部b5の存在を検出するようになって
いるが、受光部21bを投光部21aと同じ側に配設
し、投光部21aからの検出光が突起部b5で反射した
反射光を受光部21bで受光することで、突起部b5の
存在を検出するようにしてもよい。
【0061】また、図9に切除手段6の別の態様を示
す。この態様では、インクカートリッジbの突起部b5
を切除する上記可動片61に代えて固定片63を設けて
いる。該固定片63には、インクカートリッジ装着部B
に装着されたインクカートリッジbの突起部b5を挿入
させる開口64が形成されており、インクカートリッジ
装着部Bに移動不能に固定されている。また、開口64
の上側内縁には、上記可動片61同様、突起部b5を切
断可能なカッタ刃64aが形成されている。
【0062】一方、インクカートリッジ装着部Bには、
インクカートリッジbを図示上下方向に移動させるため
の昇降機構65が設けられており、突起部b5が上記固
定片63の開口64に挿入されて装着されたインクカー
トリッジbごと上昇動させることにより、該インクカー
トリッジbに設けられた突起部b5を、固定片63の開
口64のカッタ刃64aによって折損させてインクカー
トリッジbから切除する。
【0063】この態様においても、突起部b5には、折
損容易とするための薄肉部等の脆弱部を予め設けてお
き、上記昇降機構65の上昇動によって該突起部b5の
脆弱部を折損させて切除するようにしてもよい。この場
合も、カッタ刃64aを必ずしも設けなくてもよい。
【0064】図10に、かかるインクジェットプリンタ
の構成ブロック図を示す。
【0065】検出手段102は、インクカートリッジb
がプリンタ本体Aのインクカートリッジ装着部Bに装着
されると、インクカートリッジbに設けられた突起部b
5の有無を検出し、その検出結果を制御手段202に出
力する。
【0066】制御手段202は、上記検出手段102か
らの検出結果を受け、その結果が突起部有りの場合、駆
動手段402にプリンタ動作を開始させる動作開始信号
を出力し、インク残量検知手段502からインク切れ信
号の出力があるまで待機する。
【0067】その後、インク残量検知手段502からイ
ンク切れ信号が出力されると、切除手段600に作動命
令信号を出力する。切除手段600は制御手段202か
らの作動命令信号を受けて作動開始し、インクカートリ
ッジbに設けられている突起部b5を折損させてインク
カートリッジbから切除する。
【0068】一方、上記検出結果が突起部無しの場合、
そのインクカートリッジbは既にプリンタ本体Aに装着
されて過去に使用されたことによりインク切れが発生し
て突起部b5が切除手段600によって切除されたもの
であると判断され、駆動手段402に動作停止信号を出
力し、プリンタの動作を停止させる。
【0069】このようにプリンタ本体Aが、インクカー
トリッジbの装着により該インクカートリッジbに設け
られた突起部b5の有無を検出することで、既に装着さ
れて一度使用されることによりインク切れが発生したイ
ンクカートリッジであることを検出することができるの
で、当該インクカートリッジは確実にインクが詰め替え
られたものであると判断することができ、プリンタに適
合しないインクが使用されること等による悪影響を未然
に防ぐことができる。
【0070】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第4の実施形態について説明する。
【0071】図11に示すように、インクカートリッジ
bに突起部b5を有し、該突起部b5を切除手段600
によって切除する点で、第3の実施形態におけるインク
カートリッジと同一であるが、この態様においては、イ
ンクカートリッジbから切除された後の突起部b5を検
出するようにしている。同図において、切除手段600
は、図6に示す可動片61からなる切除手段を用いた例
を示している。
【0072】図示するように、可動片61の開口62か
ら突出した突起部b5を覆うようにガイド筒66が設け
られており、切除手段600によりインクカートリッジ
bから切除されて脱離した突起部b5の落下を案内する
べく、インクカートリッジbに設けられている突起部b
5の突設位置から下方に延びている。
【0073】インクカートリッジbから脱離してガイド
筒66内を落下した突起部b5は、ガイド筒66の下端
の底蓋67上に載置される。そして、ガイド筒66の下
端に検出手段103(投光部31a及び受光部31b)
が配設されており、上記底蓋67上に載置されている突
起部b5を光学的に検出することができるようになって
いる。これによりインクカートリッジbから切除された
突起部b5の有無を検出する。
【0074】上記底蓋67は、図示しない駆動手段によ
って開閉可能に構成されており、底蓋67が開放動作す
ると、次の突起部b5を受け入れるべく底蓋67上に載
置されている突起部b5が排出されるようになってい
る。
【0075】なお、ここでは検出手段103によりガイ
ド筒66の底蓋67上に載置されている突起部b5を検
出するようにしたが、検出手段103をガイド筒66の
途中に配設して突起部b5の通過の有無を検出可能に
し、インクカートリッジbから脱離してガイド筒66内
を落下する突起部b5の有無を、その落下途上で検出す
るようにしてもよい。
【0076】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図12に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0077】インクカートリッジbがプリンタ本体Aの
インクカートリッジ装着部Bに装着されると、まず切除
手段600が作動してインクカートリッジbに設けられ
た突起部b5を折損させて切除する。切除された突起部
b5は、インクカートリッジbから脱離され、ガイド筒
66内を落下する。
【0078】次いで、検出手段103は、そのインクカ
ートリッジbから脱離された突起部b5の有無を検出
し、その検出結果を制御手段203に出力する。
【0079】制御手段203は、上記検出手段103か
らの検出結果を受け、その結果が突起部有りの場合、プ
リンタを動作させてもよいと判断し、駆動手段403に
動作開始信号を出力する。その後、インク残量検知手段
503からインク切れ信号が出力されると、底蓋67を
開放して、上記突起部b5を検出手段103による検出
位置から排出して、次の突起部を受け入れるべく待機す
る。
【0080】一方、インクカートリッジbが既にプリン
タ本体Aに装着されて過去に使用され、突起部b5が切
除手段600によって切除されたことによりインクカー
トリッジbに存在せず、従って切除手段600によって
切除されなかった場合、上記検出結果は突起部無しとな
る。この場合、制御手段203は駆動手段403に動作
停止信号を出力し、プリンタの動作を停止させる。
【0081】このようにプリンタ本体Aが、インクカー
トリッジbの装着により該インクカートリッジbに設け
られた突起部b5を切除し、その切除された突起部b5
の有無を検出することで、既に装着されて一度使用され
ることにより突起部b5が切除されたインクカートリッ
ジであることを検出することができるので、当該インク
カートリッジはインクが詰め替えられたものであると判
断することができ、プリンタに適合しないインクが使用
されること等による悪影響を未然に防ぐことができる。
【0082】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第5の実施形態について説明する。
【0083】図13に示すように、この態様では、プリ
ンタ本体Aに、インクカートリッジ装着部Bに装着され
ているインクカートリッジbを破壊するための破壊手段
700が装備されている。
【0084】破壊手段700は、インクカートリッジb
を破壊するためのハンマー71(図示例ではインクカー
トリッジbを挟むように一対設けられている。)からな
り、図示しないシリンダー等の駆動機構によって作動
し、インクカートリッジbを破壊する。なお、ここでい
う破壊とは、インクカートリッジbを完全に粉砕した
り、複数に分断したりすることに限らず、再使用が不可
能となる程度に破壊されていればよい。例えばカートリ
ッジの形態を維持することができない程度に壁面の一部
が壊されている場合や、インクカートリッジ装着部Bに
適正に装着できない程度に装着面の一部が壊されている
場合等がある。
【0085】このハンマー71によるインクカートリッ
ジbの破壊を容易にするため、該ハンマー71によって
破壊されるインクカートリッジbの壁面には、部分的に
薄肉状に形成すること等によって脆弱部を設けておくよ
うにし、上記ハンマー71によって脆弱部が容易に破壊
されるようにすることも好ましい。
【0086】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図14に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0087】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着され、その後プリンタ動作が開
始される。プリンタ動作中に、インク残量検知手段50
4はインクカートリッジb内のインク残量を監視し、イ
ンク切れを検出すると制御手段204にインク切れ信号
を出力する。
【0088】制御手段204は、上記インク切れ信号を
受け取ると、インク切れ発生と判断し、破壊手段700
に作動信号を出力する。破壊手段700はこの制御手段
204からの作動信号を受けて動作開始し、ハンマー7
1によって空のインクカートリッジbを破壊する。
【0089】このようにプリンタ本体Aは、インクカー
トリッジbのインク切れが発生すると、破壊手段700
によってインクカートリッジ装着部Bに装着されている
空のインクカートリッジbを破壊するようにしたので、
インクカートリッジbの再使用を不可能にし、当該イン
クカートリッジbにインクが詰め替えられて再使用され
ることを完全に防止することができる。
【0090】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第6の実施形態について説明する。
【0091】図15に示すように、プリンタ本体Aに
は、インクカートリッジbのインク導出部b2に、経時
的に固化する充填剤を注入する充填手段800が設けら
れている。
【0092】この充填手段800はインクカートリッジ
装着部Bの背面側に配置されており、インク導出部b2
まで延びる充填剤注入管81と充填剤を収容する充填剤
収容部82とを有して構成されている。この充填手段8
00が作動信号を受け取ると、図示しない駆動手段によ
り、充填剤収容部82内の充填剤を充填剤注入管81を
通してインク導出部b2に注入するように作動する。そ
して、該充填剤が経時的に固化することにより、以後の
インクの流通が阻止され、当該インクカートリッジbの
再使用を不可能にする。
【0093】この目的で使用できる充填剤としては、経
時的に固化してインク導出部b2を埋め、インクの流通
を阻止し得るものであれば任意に使用でき、例えばシリ
コン系の接着剤等を用いることができる。
【0094】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図16に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0095】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着され、その後プリンタ動作が開
始される。プリンタ動作中に、インク残量検知手段50
5はインクカートリッジb内のインク残量を監視し、イ
ンク切れを検出すると制御手段205にインク切れ信号
を出力する。
【0096】制御手段205は、上記インク切れ信号を
受け取ると、インク切れ発生と判断し、充填手段800
に作動信号を出力する。充填手段800はこの制御手段
205からの作動信号を受けて動作開始し、インクカー
トリッジbのインク導出部b2に充填剤を注入する。
【0097】このようにプリンタ本体Aは、インクカー
トリッジbのインク切れが発生すると、充填手段800
によってインクカートリッジ装着部Bに装着されている
空のインクカートリッジbのインク導出部b2に充填剤
を注入してインクの流通を阻止するようにしたので、イ
ンクカートリッジbの再使用を不可能にし、当該インク
カートリッジbにインクが詰め替えられて再使用される
ことを完全に防止することができる。
【0098】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第7の実施形態について説明する。
【0099】この態様において、図17に示すように、
プリンタ本体Aには、インクカートリッジbに収容され
たインク包材b1を切り裂くための切裂手段900が設
けられている。
【0100】切裂手段900はインクカートリッジ装着
部Bの背面側に配置されたカッタ刃91(図示例では2
つのカッタ刃91を並列的に配置している。)と、該カ
ッタ刃91を移動させるコンベア92とで構成されてい
る。各カッタ刃91はコンベア92に取り付けられてお
り、図示しない駆動手段によりコンベア92が駆動する
ことで、カッタ刃91を移動させるようになっている。
【0101】インクカートリッジ装着部Bの装着面には
カッタ刃91が移動可能なスリットB2が形成され、カ
ッタ刃91はこのスリットB2から装着面に突出し、且
つコンベア92の駆動によりスリットB2に沿って移動
することにより、インクカートリッジ装着部Bに装着さ
れたインクカートリッジb内のインク包材b1を切り裂
くことができるようになっている。
【0102】このときインクカートリッジbには、イン
クカートリッジ装着部Bに装着された際に上記カッタ刃
91によって内部のインク包材b1が容易に切り裂かれ
るようにするため、その底面側に上記インクカートリッ
ジ装着部BのスリットB2に対応するようにカッタ刃9
1が挿入可能なスリットを形成しておくとよい。
【0103】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図18に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0104】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着され、その後プリンタ動作が開
始される。プリンタ動作中に、インク残量検知手段50
6はインクカートリッジb内のインク残量を監視し、イ
ンク切れを検出すると制御手段206にインク切れ信号
を出力する。
【0105】制御手段206は、上記インク切れ信号を
受け取ると、インク切れ発生と判断し、切裂手段900
に作動信号を出力する。切裂手段900はこの制御手段
206からの作動信号を受けて動作開始し、カッタ刃9
1によって空のインクカートリッジb内のインク包材b
1を切り裂き、再度のインクの充填を不可能にする。
【0106】このようにプリンタ本体Aは、インクカー
トリッジbのインク切れが発生すると、切裂手段900
によってインクカートリッジ装着部Bに装着されている
空のインクカートリッジb内のインク包材b1を切り裂
いてインクの再充填を不可能にしたので、当該インクカ
ートリッジbにインクが詰め替えられて再使用されるこ
とを完全に防止することができる。
【0107】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第8の実施形態について説明する。
【0108】図19に示すように、この態様において、
プリンタ本体Aには、インクカートリッジbに収容され
たインク包材b1をヒートシールするためのシール手段
901が設けられている。
【0109】シール手段901は、インクカートリッジ
b内のインク包材b1を上下から挟みつけるようにして
ヒートシールする一対のヒーターブロック93、94に
よって構成されている。ヒーターブロック93、94
は、図示しない適宜の加熱手段によって加熱され、図示
しないシリンダ等の適宜の駆動手段によってインク包材
b1を挟みつけるように駆動される。
【0110】インクカートリッジ装着部Bの装着面に
は、下側のヒーターブロック94が挿通可能な開口B3
が形成されており、一方、インクカートリッジbにも、
上記各ヒーターブロック93、94が内部のインク包材
b1をヒートシールし得るように、インクカートリッジ
bの筐体の上下面にそれぞれヒーターブロック93、9
4が挿通可能な開口b6が形成されている。
【0111】このシール手段901は、図20に示すよ
うに、ヒーターブロック93、94が互いが当接する方
向に移動し、インクカートリッジb内のインク包材b1
を上下から挟みつけてヒートシールするように作動す
る。
【0112】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図21に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0113】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着され、その後プリンタ動作が開
始される。プリンタ動作中に、インク残量検知手段50
7はインクカートリッジb内のインク残量を監視し、イ
ンク切れを検出すると制御手段207にインク切れ信号
を出力する。
【0114】制御手段207は、上記インク切れ信号を
受け取ると、インク切れ発生と判断し、シール手段90
1に作動信号を出力する。シール手段901はこの制御
手段207からの作動信号を受けて動作開始し、図20
の如くインクカートリッジb内のインク包材b1をヒー
トシールして、再度のインクの充填を不可能にする。
【0115】このようにプリンタ本体Aは、インクカー
トリッジbのインク切れが発生すると、シール手段90
1によってインクカートリッジ装着部Bに装着されてい
る空のインクカートリッジb内のインク包材b1をヒー
トシールしてインクの再充填を不可能にしたので、当該
インクカートリッジbにインクが詰め替えられて再使用
されることを完全に防止することができる。
【0116】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第9の実施形態について説明する。
【0117】図22に示すように、この態様において、
インクカートリッジbの表面には、該インクカートリッ
ジbにおける繋ぎ目b8(分割形成された筐体部品を組
立ててインクカートリッジの筐体を構成した際の部品間
の繋ぎ目)を跨ぐように封緘シールb7が設けられてい
る。封緘シールb7は、一度剥離すると剥離跡を残して
再貼着不能に形成されているシールであり、インクカー
トリッジbにおける繋ぎ目b8を跨ぐように設けること
で、例えばインクの詰め替え作業等の目的でインクカー
トリッジbの筐体が一度開けられてその繋ぎ目b8が開
放されると、封緘シールb7が剥離され、そのとき筐体
表面に図22(B)の如く剥離跡b7’を残し、再度筐
体を閉じても剥離跡によって一度開けられたものである
ことを識別することができる。
【0118】プリンタ本体Aには、インクカートリッジ
bに設けられた上記封緘シールb7の剥離跡を検出する
ための検出手段903が設けられている。この検出手段
903としては、剥離跡を画像として検出するCCD等
のイメージセンサー、剥離跡に照射した検出光の反射光
を光学的に検出する投光部及び受光部からなる光学式セ
ンサー等を用いることができる。
【0119】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図23に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0120】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着され、その後、検出手段903
により、装着されたインクカートリッジbにおける封緘
シールb7の貼着部分に対する検出を行う。その検出信
号は制御手段208に出力され、その検出信号から、制
御手段208において剥離跡の有無を判断する。その結
果、剥離跡が有ると判断された場合、制御手段208は
駆動手段408に駆動停止信号を出力し、プリンタ動作
を停止させる。一方、剥離跡が無いと判断された場合、
制御手段208は駆動手段408にプリンタ動作を開始
させる動作開始信号を出力する。
【0121】このようにプリンタ本体Aは、インクカー
トリッジbにおける繋ぎ目b8に設けられた封緘シール
b7の剥離跡を検出すると、プリンタ動作を停止するよ
うにしたので、当該インクカートリッジbにインクが詰
め替えられて再使用されることを完全に防止することが
できる。
【0122】次に、本発明に係るインクジェットプリン
タの第10の実施形態について説明する。
【0123】図24に示すように、この態様において、
インクカートリッジbには、その表面の一部に特定の文
字及び/又は図形b9が設けられている。この特定の文
字及び/又は図形b9としては、会社名やロゴマーク、
商標等がある。
【0124】プリンタ本体Aには、上記特定の文字及び
/又は図形b9を読み取る読取手段904が設けられて
いる。この読取手段904としては、CCD等のイメー
ジセンサーが好ましく用いられる。
【0125】かかるインクジェットプリンタの作用につ
いて、図25に示す構成ブロック図を用いて説明する。
【0126】まず、インクカートリッジbがインクカー
トリッジ装着部Bに装着されると、読取手段904によ
り、装着されたインクカートリッジbにおける特定の文
字及び/又は図形b9が読み取られ、その読取信号が制
御手段に出力される。
【0127】制御手段209は、上記読取手段904か
ら出力された読取信号と記憶手段309に記憶されてい
る記憶データとの比較を行う。記憶手段309は、予め
上記特定の文字及び/又は図形b9を読み取った際のデ
ータが記憶保持されており、制御手段209においてそ
の記憶データと比較することで、読取手段904によっ
て読み取られた読取信号が記憶データと同一であるか否
かの判断を行う。
【0128】その結果、同一であると判断された場合、
駆動手段409にプリンタ動作を開始させる動作開始信
号を出力させ、プリンタ動作を行う。
【0129】一方、同一でないと判断された場合、駆動
手段409に駆動停止信号を出力し、プリンタ動作を停
止させる。
【0130】これにより、特定のインクカートリッジ以
外の使用、例えば自社名や自社ブランド名が付されてい
ない他社メーカー品のインクカートリッジの使用を不可
能にし、プリンタと適合しないインクが使用されること
による不具合を未然に防止することができる。
【0131】次に、本発明に係るインクカートリッジの
第1の実施形態について説明する。
【0132】この発明は、インクカートリッジb内にお
いてインクを充填しているインク包材b1(図2参照)
の内面に、接着剤層を設けることである。この接着剤層
は、内部に充填されるインクの極性と異なる極性を有す
る接着剤層であることが必要であり、インクが充填され
てインク包材b1が膨らんでいる状態から、インクが消
費されて該インク包材b1が潰れた際に、その内面の接
着剤層同士が接することにより接着される。
【0133】これにより一度インクが空になると、イン
ク包材b1内にはインクを再充填できなくなり、インク
の詰め替えを防止することができる。
【0134】次に、本発明に係るインクカートリッジの
第2の実施形態について説明する。
【0135】この発明は、インクカートリッジb内にお
いてインクを充填しているインク包材b1(図2参照)
が、伸張性を有する材質、例えばゴム等によって形成さ
れており、そのインク包材b1内にインクが高圧力で充
填されることにより、その包材が伸張されていることで
ある。このインク包材b1は、インクが未充填のときに
は、極めて小さな内部空間を有しているにすぎず、高圧
力でインクが充填されることで大きく膨らみ、内部に適
量のインクが充填されるように構成される。
【0136】従って、一度インクが空になると、高圧力
でインクを充填しない限りインクの再充填が困難とな
り、インクの詰め替えを防止することができる。
【0137】次に、本発明に係るインクカートリッジの
第3の実施形態について説明する。
【0138】この発明は、図26(A)に示すように、
インクカートリッジb内においてインクを充填している
インク包材b1内に、インクよりも比重の軽い浮きb1
0を設け、インクが消費されてインク残量がなくなる
と、図26(B)の如く浮きb10がインク導出部b2
に詰まって固化し、インクの流通を阻止するようにした
ことである。浮きb10は1つでも2つ以上でもよい。
【0139】かかる浮きb10としては、インク内に浮
遊している時には粘着性を示さず、インクがなくなって
乾燥状態となると粘着性を示し、インク導出部b2を塞
ぐように詰まって固化するもの等が挙げられる。
【0140】これにより一度インクが空になると再使用
ができなくなり、インクの詰め替え、再使用を防止する
ことができる。
【0141】
【発明の効果】本発明によれば、インクカートリッジの
再使用を防止して、粗悪インクの詰め替え等によるプリ
ンタトラブルの防止及びプリンタ出力の品質の保持を図
り得るインクジェットプリンタを提供することができ
る。
【0142】また、本発明によれば、特定のインクカー
トリッジ以外の使用を防止して、プリンタトラブルの防
止及びプリンタ出力の品質の保持を図り得るインクジェ
ットプリンタを提供することができる。
【0143】更に、本発明によれば、インクカートリッ
ジの再使用を防止して、粗悪インクの詰め替え等による
プリンタトラブルの防止及びプリンタ出力の品質の保持
を図り得るインクジェットプリンタ用インクカートリッ
ジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタを示す斜視図
【図2】インクカートリッジの構造を示す説明図
【図3】インクカートリッジの装着構造を示す説明図
【図4】インクジェットプリンタの第1の実施形態を示
す説明図
【図5】インクジェットプリンタの第1の実施形態を示
す構成ブロック図
【図6】インクジェットプリンタの第2の実施形態を示
す説明図
【図7】インクジェットプリンタの第2の実施形態を示
す構成ブロック図
【図8】インクジェットプリンタの第3の実施形態の一
例を示す説明図
【図9】インクジェットプリンタの第3の実施形態の他
の例を示す説明図
【図10】インクジェットプリンタの第3の実施形態を
示す構成ブロック図
【図11】インクジェットプリンタの第4の実施形態を
示す説明図
【図12】インクジェットプリンタの第4の実施形態を
示す構成ブロック図
【図13】インクジェットプリンタの第5の実施形態を
示す説明図
【図14】インクジェットプリンタの第5の実施形態を
示す構成ブロック図
【図15】インクジェットプリンタの第6の実施形態を
示す説明図
【図16】インクジェットプリンタの第6の実施形態を
示す構成ブロック図
【図17】インクジェットプリンタの第7の実施形態を
示す説明図
【図18】インクジェットプリンタの第7の実施形態を
示す構成ブロック図
【図19】インクジェットプリンタの第8の実施形態を
示す説明図
【図20】シール手段の動作を示す説明図
【図21】インクジェットプリンタの第8の実施形態を
示す構成ブロック図
【図22】インクジェットプリンタの第9の実施形態を
示す説明図
【図23】インクジェットプリンタの第9の実施形態を
示す構成ブロック図
【図24】インクジェットプリンタの第10の実施形態
を示す説明図
【図25】インクジェットプリンタの第10の実施形態
を示す構成ブロック図
【図26】インクカートリッジの第3の実施形態を示す
説明図
【符号の説明】
A:プリンタ本体 B:インクカートリッジ装着部 b:インクカートリッジ b1:インク包材 b2:インク導出部 b3:識別手段 100:検出手段 200:制御手段 300:記憶手段 400:駆動手段 500:インク残量検知手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを収容したカートリッジをプリンタ
    本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリンタ
    において、上記カートリッジに該カートリッジ毎に特有
    の識別情報を記録した識別手段を設けると共に、上記プ
    リンタ本体に、上記カートリッジの装着時にその識別手
    段に記録された識別情報を検出する検出手段と、上記カ
    ートリッジ内のインク切れを検知するインク残量検知手
    段と、上記識別情報を記憶可能な記憶手段と、上記検出
    手段により検出された識別情報が上記記憶手段に記憶さ
    れている識別情報であるか否かを判断し、記憶されてい
    ないと判断された場合、上記インク残量検知手段により
    インク切れが検知された時に上記識別情報を上記記憶手
    段に記憶させ、記憶されていると判断された場合、プリ
    ンタの動作を停止させる制御手段と、を設けたことを特
    徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記識別手段はバーコードであり、前記検
    出手段は該バーコードに記録された識別情報を読み取る
    バーコードリーダーであることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】前記識別手段はICチップであり、前記検
    出手段は該ICチップに記録された識別情報を読み取る
    センサーであることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】前記識別手段は磁気インクにより形成した
    マークであり、前記検出手段は該マークに記録された識
    別情報を検出する磁気センサーであることを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】前記識別手段は特定波長を有する着色剤に
    より形成したマークであり、前記検出手段は該マークに
    記録された識別情報を検出する光センサーであることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】インクを収容したカートリッジをプリンタ
    本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリンタ
    において、上記カートリッジに情報を書込み可能且つ読
    出し可能な識別手段を設けると共に、上記プリンタ本体
    に、上記カートリッジの装着時にその識別手段に対して
    識別情報を読取り及び書込み可能な読取/書込手段と、
    上記カートリッジ内のインク切れを検知するインク残量
    検知手段と、上記インク残量検知手段によりインク切れ
    が検知された時に上記読取/書込手段を作動させて上記
    識別手段にインク切れ情報を書き込むと共に、上記カー
    トリッジの装着時に上記読取/書込手段を作動させて上
    記識別手段に記録されている情報を読取り、その結果イ
    ンク切れ情報が記録されていると判断された場合、プリ
    ンタの動作を停止させる制御手段と、を設けたことを特
    徴とするインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】前記識別手段は、ICチップであることを
    特徴とする請求項6記載のインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】前記識別手段は、磁気記録媒体であること
    を特徴とする請求項6記載のインクジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】インクを収容したカートリッジをプリンタ
    本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリンタ
    において、上記カートリッジに折損可能な突起部を設け
    ると共に、上記プリンタ本体に、上記カートリッジの装
    着時に上記突起部の有無を検出する検出手段と、上記カ
    ートリッジの突起部を折損させてカートリッジから切除
    する切除手段と、上記カートリッジ内のインク切れを検
    知するインク残量検知手段と、上記検出手段がカートリ
    ッジの突起部を検出した場合、上記インク残量検知手段
    によりインク切れが検出された時に上記切除手段を動作
    させて該突起部を折損させて切除し、突起部を非検出の
    場合、プリンタの動作を停止させる制御手段と、を設け
    たことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】インクを収容したカートリッジをプリン
    タ本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリン
    タにおいて、上記カートリッジに折損可能な突起部を設
    けると共に、上記プリンタ本体に、上記カートリッジの
    装着時に上記突起部を折損させてカートリッジから切除
    する切除手段と、上記切除手段により上記カートリッジ
    から切除された突起部の有無を検出する検出手段と、上
    記検出手段がカートリッジの突起部を非検出の場合、プ
    リンタの動作を停止させる制御手段と、を設けたことを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】インクを収容したカートリッジをプリン
    タ本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリン
    タにおいて、上記プリンタ本体に、上記カートリッジ内
    のインク切れを検知するインク残量検知手段と、プリン
    タ本体に装着されたカートリッジを破壊する破壊手段
    と、上記インク残量検知手段によってインク切れを検知
    した場合、上記破壊手段を動作させてカートリッジを破
    壊する制御手段と、を設けたことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  12. 【請求項12】インクを収容したカートリッジをプリン
    タ本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリン
    タにおいて、上記プリンタ本体に、上記カートリッジ内
    のインク切れを検知するインク残量検知手段と、プリン
    タ本体に装着されたカートリッジのインク導出部に経時
    的に固化する充填剤を注入してインクの流通を阻止する
    充填手段と、上記インク残量検知手段によってインク切
    れを検知した場合、上記充填手段を動作させてインク導
    出部に充填剤を注入する制御手段と、を設けたことを特
    徴とするインクジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】内部にインクを充填したインク包材を収
    容したカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着し
    てなるインクジェットプリンタにおいて、上記プリンタ
    本体に、上記カートリッジ内のインク切れを検知するイ
    ンク残量検知手段と、プリンタ本体に装着されたカート
    リッジ内のインク包材を切り裂く切裂手段と、上記イン
    ク残量検出手段によってインク切れを検知した場合、上
    記切裂手段を動作させてインク包材を切り裂く制御手段
    と、を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  14. 【請求項14】内部にインクを充填したインク包材を収
    容したカートリッジをプリンタ本体に交換可能に装着し
    てなるインクジェットプリンタにおいて、上記プリンタ
    本体に、上記カートリッジ内のインク切れを検知するイ
    ンク残量検知手段と、プリンタ本体に装着されたカート
    リッジ内のインク包材をヒートシールするシール手段
    と、上記インク残量検出手段によってインク切れを検出
    した場合、上記シール手段を動作させてインク包材をヒ
    ートシールする制御手段と、を設けたことを特徴とする
    インクジェットプリンタ。
  15. 【請求項15】インクを収容したカートリッジをプリン
    タ本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリン
    タにおいて、上記カートリッジにおける繋ぎ目に、一度
    剥離すると剥離跡を残して再貼着不能な封緘シールを設
    けると共に、上記プリンタ本体に、装着されたカートリ
    ッジの上記封緘シールの剥離跡を検出する検出手段と、
    上記検出手段により剥離跡が検出された場合、プリンタ
    の動作を停止させる制御手段と、を設けたことを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  16. 【請求項16】インクを収容したカートリッジをプリン
    タ本体に交換可能に装着してなるインクジェットプリン
    タにおいて、上記カートリッジに特定の文字及び/又は
    図形を設けると共に、上記プリンタ本体に、予め上記特
    定の文字及び/又は図形を記憶した記憶手段と、上記カ
    ートリッジの装着時に該カートリッジに設けられた上記
    特定の文字及び/又は図形を読み取る読取手段と、上記
    読取手段により読み取られた結果が上記記憶手段に記憶
    されている特定の文字及び/又は図形であるか否かを判
    断し、判断結果が否である場合、プリンタの動作を停止
    させる制御手段と、を設けたことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  17. 【請求項17】内部にインクを充填したインク包材を収
    容してなるインクジェットプリンタ用インクカートリッ
    ジにおいて、上記インク包材の内面に、内部に充填され
    るインクの極性と異なる極性を有する接着剤層を形成
    し、インクが消費されてインク包材が潰れた際に上記接
    着剤層同士が接してインク包材内面が接着されるように
    したことを特徴とするインクジェットプリンタ用インク
    カートリッジ。
  18. 【請求項18】内部にインクを充填したインク包材を収
    容してなるインクジェットプリンタ用インクカートリッ
    ジにおいて、上記インク包材は伸張性を有する材質で形
    成されており、該包材内にインクが高圧力で充填される
    ことにより上記包材が伸張されていることを特徴とする
    インクジェットプリンタ用インクカートリッジ。
  19. 【請求項19】内部にインクを充填したインク包材を収
    容してなるインクジェットプリンタ用インクカートリッ
    ジにおいて、上記インク包材内にインクよりも比重の軽
    い浮きを設け、インクが消費されてインク残量がなくな
    ると、該浮きがインク導出部に詰まって固化し、インク
    の流通を阻止するようにしたことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ用インクカートリッジ。
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