JP2000135796A - インクカートリッジ装置およびこれを備えたインクジェットプリンタ - Google Patents

インクカートリッジ装置およびこれを備えたインクジェットプリンタ

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JP2000135796A
JP2000135796A JP31256498A JP31256498A JP2000135796A JP 2000135796 A JP2000135796 A JP 2000135796A JP 31256498 A JP31256498 A JP 31256498A JP 31256498 A JP31256498 A JP 31256498A JP 2000135796 A JP2000135796 A JP 2000135796A
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ink
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Masahiko Kayano
正彦 茅野
Nobutoshi Otsuka
信敏 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着したインクカートリッジが新品か否かを
検出可能なインクカートリッジ装置およびこれを備えた
インクジェットプリンタを提供することを目的とする。 【解決手段】 印刷ヘッド31に連なるカートリッジホ
ルダ34と、カートリッジホルダ34に着脱自在に装着
されるインクカートリッジ3とを備えたインクカートリ
ッジ装置において、カートリッジホルダ34に設けら
れ、インクカートリッジ3の装着を検出する検出部42
と、インクカートリッジ3に設けられ、検出部42によ
り検出される被検出部51と、カートリッジホルダ34
に設けられ、検出部42に検出された後のインクカート
リッジ34の装着動作または離脱動作で、被検出部51
を検出不能となるように破壊する破壊部材45と、を備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ヘッドに連な
るカートリッジホルダと、カートリッジホルダに着脱自
在に装着されるインクカートリッジとから成るインクカ
ートリッジ装置およびこれを備えたインクジェットプリ
ンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタでは、印
刷時の印刷ドット数や印刷ヘッドのクリーニング回数な
どから、インクカートリッジ内のインクの消費量(残
量)をカウントし、インクが少なくなった段階で、イン
クカートリッジの交換をランプの点滅などで促すように
している。一方、ユーザーは、ランプの点滅を見て、イ
ンクカートリッジの交換時期を認識し、これを新品のイ
ンクカートリッジと交換するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1回でも使
用したインクカートリッジを再装着すると、インクが残
っている場合でもインクにエアーが混入するため、必要
以上のクリーニングを強いられ、インクの消耗がおおく
なると共に、混入したエアーにより印刷不良が生ずるお
それがある。また、いったんインクカートリッジを外す
と、上記のカウント値がリセットされてしまうため、こ
れを再装着するとインクの残量とカウント値とが合わな
くなり、正常なカートリッジ交換表示が行えなくなる問
題がある。このため、取扱説明書に、インクカートリッ
ジの再装着を禁止する注意書きを行っているが、これを
徹底させることは不可能であった。
【0004】本発明は、装着したインクカートリッジが
新品か否かを検出可能なインクカートリッジ装置および
これを備えたインクジェットプリンタを提供することを
その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインクカートリ
ッジ装置は、印刷ヘッドに連なるカートリッジホルダ
と、カートリッジホルダに着脱自在に装着されるインク
カートリッジとを備えたインクカートリッジ装置におい
て、カートリッジホルダに設けられ、インクカートリッ
ジの装着を検出する検出部と、インクカートリッジに設
けられ、検出部により検出される被検出部と、カートリ
ッジホルダに設けられ、検出部に検出された後のインク
カートリッジの装着動作または離脱動作で、被検出部を
検出不能となるように破壊する破壊部材と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0006】この構成によれば、カートリッジホルダに
インクカートリッジを装着すると、カートリッジホルダ
の検出部が、インクカートリッジの被検出部を検出して
その装着を検出する。また、インクカートリッジの検出
後、その装着動作または離脱動作で、破壊部材が被検出
部を破壊する。このため、同一のインクカートリッジを
外した後、再装着すると、検出部は被検出部を検出せ
ず、結局再装着されたインクカートリッジを検出するこ
とになる。
【0007】この場合、検出部は、スイッチ本体と被検
出部に当接するスイッチ端とから成る検出スイッチを有
し、スイッチ端は、破壊部材を兼ねていることが、好ま
しい。
【0008】この構成によれば、機械的に作動する検出
スイッチに破壊部材を兼ねさせることができるため、部
品点数を削減することができ、且つこの部分の組み付け
を簡単に行うことができる。
【0009】これらの場合、被検出部は、インクカート
リッジに形成した舌片であり、舌片は、破壊部材により
その基部が折れ曲げられて破壊されることが、好まし
い。
【0010】この構成によれば、破壊された舌片(被検
出部)がインクカートリッジから離脱することがないた
め、舌片がカートリッジホルダ内に残ることがない。
【0011】同様に、被検出部は、インクカートリッジ
に貼着したフィルムであり、フィルムは、破壊部材によ
り突き破られて破壊されることが、好ましい。
【0012】この構成によれば、被検出部をインクカー
トリッジに簡単に作り込むことができる。この場合も、
破壊された被検出部がカートリッジホルダ内に残ること
がない。なお、フィルムを突き破る破壊部材は、先端部
が鋭利に形成されていることが好ましく、またフィルム
の突き破られる部分には、破られ易いようにミシン目な
どを入れることが、好ましい。
【0013】これらの場合、検出スイッチは、カートリ
ッジホルダの内側に配設され、インクカートリッジのカ
ートリッジホルダの挿入動作で、被検出部を検出し且つ
破壊することが、好ましい。
【0014】この構成によれば、インクカートリッジの
カートリッジホルダへの単純な挿入動作で、インクカー
トリッジを検出することができる。なお、検出スイッチ
は、カートリッジホルダの内側部或いは底部に設けるこ
とが、好ましい。
【0015】同様に、カートリッジホルダは、カートリ
ッジホルダに挿入したインクカートリッジを離脱不能に
押さえる押さえ部材を有し、検出スイッチは、押さえ部
材の内側に配設され、押さえ部材の押さえ動作で被検出
部を検出し且つ破壊することが、好ましい。
【0016】この構成によれば、押さえ部材の押さえ動
作でインクカートリッジを検出することができると共
に、被検出部を確実に破壊することができる。特に、イ
ンクカートリッジの装着不良(装着が浅い)により、被
検出部が破壊されないなどの不具合を回避することがで
きる。なんとなれば、押さえ部材を元に戻すだけで被検
出部の破壊を確認することもできる。
【0017】これらの場合、検出部は、インクカートリ
ッジの交換完了信号を前提とし、その検出信号の有無に
より、インクカートリッジが新品か否かを検出すること
が、好ましい。
【0018】この構成によれば、インクカートリッジの
交換完了信号を前提として、インクカートリッジの検出
の有無を処理することで、インクカートリッジが新品か
否かを確実に検出することができる。
【0019】一方、本発明のインクジェットプリンタ
は、請求項1ないし7のいずれかに記載のインクカート
リッジ装置を備えたことを特徴とする。
【0020】この構成によれば、インクジェットプリン
タに、装着されたインクカートリッジが新品か否かを認
識させることができるため、その旨、ユーザーに報知す
るなどの対策を講ずることができる。
【0021】この場合、インクカートリッジのインクの
残量をカウントする残量カウンタと、検出部が装着した
インクカートリッジの被検出部を検出しない場合であっ
て、残量カウンタのカウント値が再使用可能な値である
場合に、残量カウンタのリセットをキャンセルするリセ
ットキャンセル手段と、検出部が装着したインクカート
リッジの被検出部を検出しない場合であって、残量カウ
ンタのカウント値が再使用不能な値である場合に、イン
クカートリッジの交換を報知する報知手段と、を備える
ことが好ましい。
【0022】この構成によれば、再使用のインクカート
リッジが使用できない場合には、これを報知することが
できると共に、使用できる場合には、残量カウンタを正
常にカウントさせながら、使用を許容することができ
る。これにより、誤って外したインクカートリッジの再
使用を可能にすると共に、インク残量のないインクカー
トリッジにより、印刷が開始されてしまうのを防止する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係るインクカートリッジ装置および
インクジェットプリンタを、テープ印刷装置に適用した
場合について説明する。このテープ印刷装置は、キー入
力した所望の文字などを、印刷対象物であるテープにイ
ンクジェット方式でカラー印刷を行い、このテープの印
刷した部分を切断してラベルを作成するものである。
【0024】図1はインクカートリッジおよびテープカ
ートリッジを装着した状態のテープ印刷装置の断面図で
ある。同図に示すように、このテープ印刷装置1は、複
数色のインクを充填したインクカートリッジ3と、テー
プTを収容したテープカートリッジ4と、これらが着脱
自在に装着された装置本体2とで構成されている。装置
本体2は、装置ケース5によりその外殻が形成され、そ
の前部上面には、各種のキー6aなどから成るキーボー
ド6が配設され、後部上面には、図示しないが液晶ディ
スプレイなどが配設されている。
【0025】装置ケース5の後面には、テープカートリ
ッジ4が装着されるテープカートリッジ装着部7に面し
て、テープカートリッジ4を着脱するための第1開閉蓋
8が設けられている。また、第1開閉蓋8の上側に位置
して装置ケース5の後面には、印刷済みのテープTを外
部に排出するスリット状のテープ排出口9が設けられて
いる。さらに、装置ケース5の下面には、後述する印刷
ヘッドユニット10に面して、インクカートリッジ3を
着脱するための第2開閉蓋11が設けられいる。
【0026】一方、装置ケース5の内部には、前部に情
報処理部(図示省略)が、中間部にインクカートリッジ
3が装着される印刷ヘッドユニット10、印刷の際に印
刷ヘッドユニット10を移動(走査)させるヘッド走査
部12および印刷ヘッドユニット10からインクを吸引
してこれを清掃するクリーニング部が、そして後部にテ
ープカートリッジ4からテープTを繰り出すテープ供給
部13および印刷後のテープTを外部に送り出すテープ
排出部14などが、それぞれ配設されている。また、こ
れら印刷ヘッドユニット10、ヘッド走査部12および
テープ供給部13などは、ベースフレーム15に支持さ
れて、ユニット化された状態で装置本体2に組み込まれ
ている。
【0027】キー6a入力により液晶ディスプレイ上で
印刷する内容が確定した後、印刷が指令されると、テー
プ供給部13によりテープカートリッジ4からテープT
が繰り出される。繰り出されたテープTは、印刷ヘッド
ユニット10の前面を通過し、さらにテープ排出部14
により適宜切断された後、外部に送り出される。このテ
ープTの走行に伴って、印刷ヘッドユニット10はイン
クカートリッジ3から供給されたインクIを吐出しなが
ら、ヘッド走査部12により、左右方向に往復動を繰り
返して、テープTに印刷を行う。すなわち、印刷ヘッド
ユニット10の移動方向を主走査方向とし、テープTの
送り方向を副走査方向としてテープTに所望の印刷が行
われる。
【0028】次に、図2を参照して、印刷ヘッドユニッ
ト10およびインクカートリッジ3について説明する
が、印刷ヘッドユニット10(10a,10b)とイン
クカートリッジ3(3a,3b)の接続形態には、面接
触形式と針形式との2種類のものがあるため、ここで
は、最初に面接触形式のものについて詳細に説明し、そ
の後これと異なる部分を中心に針形式のものについて説
明する。
【0029】同図に示すように、面接触形式のインクカ
ートリッジ3aは、下ケース21aと、下ケース21a
の上端を閉塞するように設けた上ケース21bとから成
るカートリッジケース21を備えている。カートリッジ
ケース21は、いわゆるインクタンクであり、内部には
インクを吸収するようにして貯留するインク吸収材22
が充填されている。下ケース21aの下端部は、インク
を供給するインク供給口23が突出形成されており、イ
ンクカートリッジ3aは、このインク供給口23で印刷
ヘッドユニット10に接続(着脱)されるようになって
いる。なお、同図の符号24は、インク吸収材22の下
流側に設けたフィルタである。
【0030】一方、これに対応する面接触形式の印刷ヘ
ッドユニット10aは、先端に多数のノズル31aを整
列配置した印刷ヘッド31と、印刷ヘッド31の内側に
取り付けたヘッド針32と、ヘッド針32を覆うように
装着した接続キャップ33と、インクカートリッジ3a
が装着されるケース状のカートリッジホルダ34とで構
成されおり、これらは上記のヘッド駆動部12に連結し
たキャリッジ35に搭載されている。なお、図中の符号
36は、カートリッジホルダ34に装着したインクカー
トリッジ3aを印刷ヘッド31側に押圧する押圧蓋(押
さえ部材)であり、カートリッジホルダ34にインクカ
ートリッジ3aを挿入し、この押圧蓋を閉塞することに
より、インクカートリッジ3aは装着状態となる。
【0031】そして、このように構成された印刷ヘッド
ユニット10aのカートリッジホルダ34に、インクカ
ートリッジ3aを装着すると、インクカートリッジ3a
のインク供給口23が、印刷ヘッドユニット10aの接
続キャップ33に接合し、インクカートリッジ3aの内
部と印刷ヘッド31の内部とが連通して、インクの供給
が可能になる。
【0032】次に、針形式のインクカートリッジ3bお
よび印刷ヘッドユニット10bについて説明する。図2
の円で囲った部分に示すように、針形式のインクカート
リッジ3bでは、インク供給口23の内側にゴムシール
25が装着されている。一方、印刷ヘッドユニット10
bには、その印刷ヘッド31の内側に、上記の接続キャ
ップ33が無く、先端に複数のインク孔32aを有する
ヘッド針32が取り付けられている。インクカートリッ
ジ3bを印刷ヘッドユニット10bのカートリッジホル
ダ34に装着すると、ヘッド針32が供給口フィルム2
6を突き破ってゴムシール25に刺し通され、インクカ
ートリッジ3bの内部と印刷ヘッド31の内部とが連通
する。
【0033】一方、カートリッジホルダ34の内側、お
よび上記の押圧蓋36の内側には、インクカートリッジ
3の装着を検出する主検出スイッチ41および副検出ス
イッチ42が、それぞれ組み込まれている。主検出スイ
ッチ41に対しては、インクカートリッジ3の下ケース
21aの側壁部が被検出部となっており、また副検出ス
イッチ42に対しては、上ケース21bに形成した舌片
51が被検出部となっている。
【0034】この場合、副検出スイッチ42は、スイッ
チ本体44と、舌片51に直接当接するスイッチ端45
と、スイッチ端45を先方に付勢するばね46とから成
る機械的なスイッチで構成されている。舌片51は、上
ケース21bの上面に形成した溝部52に張り出すよう
に一体に形成されており、その基部は舌片が簡単に折曲
げられ得るように薄肉部51aとなっている。なお、主
検出スイッチ41はマイクロスイッチなどで構成されて
いる。
【0035】インクカートリッジ3を挿入してゆくと、
主検出スイッチ41がONしてインクカートリッジ3の
装着(挿入)が検出される。続いて、図3に示すよう
に、図3(a)の状態から押圧蓋36を閉塞してゆく
と、副検出スイッチ42のスイッチ端45がインクカー
トリッジ3の舌片51に当接して後退し、スイッチ本体
44をONさせる。これにより、舌片51の有るインク
カートリッジ3が検出される(同図(b))。さらに、
押圧蓋36の閉塞が進むと、スイッチ端45が舌片51
を折曲げるようにして、これを破壊する(同図
(c))。この状態で、舌片51は曲がり、折り取られ
ることなくインクカートリッジ3に付着している。
【0036】次に、図4を参照して、上記の検出に基づ
いて各種の制御動作を行うテープ印刷装置の制御ユニッ
トについて説明する。制御ユニット60は、制御部本体
となるCPU61、各種データを記憶するメモリ部6
2、印刷のための所望の文字等のテキストデータや各種
指令を入力するキーボード6、キーボード6からの入力
結果や編集結果を表示する液晶ディスプレイ63などを
備え、CPU61には、インターフェース(図示省略)
を介して、前述のヘッド走査部12、テープ供給部1
3、テープ排出部14、クリーニング部64などの駆動
系が接続されると共に、印刷ヘッドユニット10のヘッ
ド駆動部65、主検出スイッチ41および副検出スイッ
チ42などが接続されている。
【0037】メモリ部62は、ROM66およびRAM
67を備え、ROM66には、画像表示処理や検出スイ
ッチ41,42の検出処理などの種々の制御プログラム
の他、システム立上げ用のプログラムなどが記憶されて
いる。RAM67は、各種制御フラグに使用されるレジ
スタ群領域68と、キー入力した文字等のテキストデー
タなどを含む各種データを記憶するデータ領域69を有
し、各種フラグをセットしたり各種データを格納するた
めの作業領域として使用される。CPU62は、これら
の構成により、ROM66内の制御プログラムに従っ
て、キーボード6からキー入力された各種指令あるいは
主検出スイッチ41や副検出スイッチ42などの各種検
出スイッチ等からの検出信号に応じて、RAM67内の
各種データを処理するとともに、ヘッド走査部12、テ
ープ供給部13、テープ排出部14、クリーニング部6
4、ヘッド駆動部65などの各部を駆動することによ
り、テープ印刷装置1の全体を制御している。
【0038】次に、図5を参照して、インクカートリッ
ジ3が装着された場合の制御フローについて説明する。
キーボード6上でカートリッジ交換キー6aが操作され
る(S1)と、印刷ヘッドユニット10は、上記の第2
開閉蓋11のある交換ポジションに移動する(S2)。
次に、第2開閉蓋11を開放してインクカートリッジ3
を引き抜くと、主検出スイッチ41がOFFして、イン
クカートリッジ3が取り外されたことが、検出され(S
3)、且つ新品インクカートリッジフラグがリセットさ
れフラグ=0となる(S4)。この状態から、交換用の
インクカートリッジ3が装着されると、主検出スイッチ
41がONし、交換用のインクカートリッジ3が装着さ
れたことが検出される(S5)。
【0039】ここで、副検出スイッチ42がONしたか
否か判別し(S6)、ONした場合には、新品インクカ
ートリッジフラグをフラグ=1として次のフローに移行
し(S7)、ONしない場合には、フラグ=0のまま次
のフローに移行する。次に、交換を完了した旨の意思表
示となるカートリッジ交換キー6aの再操作が行われる
(S8)と、副検出スイッチ42がフラグ=1かフラグ
=0かを判別する(S9)。フラグ=1の場合には、新
品のインクカートリッジ3が装着されたものとして、イ
ンクの消費カウンタをリセットすると共に(S10)、
印刷ヘッドユニット10を移動させてクリーニングを実
行し(S11)、さらに印刷ヘッドユニット10をホー
ムポジションに移動させる(S12)。これにより、印
刷ヘッドユニット10は印刷待機状態となる。
【0040】一方、フラグ=0の場合には、同一のイン
クカートリッジ3が再装着されたものとし、次に消費カ
ウンタにより所定量の残インクが残っているか否かを判
別する(S13)。所定量の残インクが残っていない場
合には、液晶ディスプレイに警告表示を行うと共に印刷
処理の指令をキャンセルし(S14)、印刷ヘッドユニ
ット10をホームポジションに移動させる(S15)。
そして、このインクカートリッジが、新品のインクカー
トリッジに交換されるまで、印刷指令を受け付けないよ
うにする。なお、インクカートリッジ3が再交換する場
合には、再度カートリッジ交換キー6aを操作して上記
のフローを再度実行する。
【0041】また、所定量の残インクが残っている場合
には、印刷ヘッドユニット10を移動させてクリーニン
グを実行し(S16)、さらに印刷ヘッドユニット10
をホームポジションに移動させる(S17)。これによ
り、印刷ヘッドユニット10は印刷待機状態となる。な
お、この場合のクリーニングは、エアーの混入を想定し
て、通常より強力なクリーニング(多量のインクを吸引
する)を行うようにする。
【0042】次に、図6を参照して、第2実施形態につ
いて説明する。この実施形態では、副検出スイッチ42
が、カートリッジホルダ34の内側底部に配設されてい
る。また、この副検出スイッチ42に対応して、舌片5
1がインクカートリッジ(下ケース21a)3の下面に
形成されている。この場合には、インクカートリッジ3
を挿入してゆくと、主検出スイッチ41がONしてイン
クカートリッジ3の装着(挿入)が検出される。続い
て、副検出スイッチ42がONして、舌片51の有るイ
ンクカートリッジ3が検出される。さらに、挿入の最終
段階で、スイッチ端45が舌片51を折曲げるようにし
て、これを破壊する。
【0043】次に、図7および図8を参照して、第3実
施形態および第4実施形態について説明する。これらの
実施形態では、インクカートリッジ3の上ケース21b
には、上記の舌片51に代えて、溝部52を閉蓋するよ
うにフィルム53が熱圧着されている。第3実施形態で
は、フィルム53にミシン目などの小孔53aが形成さ
れ、副検出スイッチ42のスイッチ端45が、フィルム
53を簡単に突き破れるようになっている。また、第4
実施形態では、副検出スイッチ42のスイッチ端45の
先端部45aが鋭利に形成され、フィルム53を簡単に
突き破れるようになっている。
【0044】これらの実施形態でも、インクカートリッ
ジ3を挿入してゆくと、主検出スイッチ41がONして
インクカートリッジ3の装着(挿入)が検出される。続
いて、図7(a)および図8(a)の状態から押圧蓋3
6を閉塞してゆくと、副検出スイッチ42のスイッチ端
45が、インクカートリッジ3のフィルム53に当接し
てスイッチ本体44をONさせる(図7(b)および図
8(b))。さらに、押圧蓋36の閉塞が進むと、スイ
ッチ端45がフィルム53を突き破って、これを破壊す
る(図7(c)および図8(c))。この状態でフィル
ム53は、インクカートリッジ3に付着している。な
お、第2実施形態のように、フィルム53をインクカー
トリッジ3の下面に貼着し、副検出スイッチ41をカー
トリッジホルダ34の底部に配設するようにしてもよ
い。
【0045】次に、図9および図10を参照して、第5
実施形態について説明する。この実施形態では、副検出
スイッチ42がマイクロスイッチで構成され、カートリ
ッジホルダ34の側壁に形成した凹溝34aに配設さ
れ、またインクカートリッジ3のフィルム55を突き破
る一対の破壊片48,48が、副検出スイッチ42の下
方のカートリッジホルダ34の底部に立設されている
(図9参照)。一方、カートリッジホルダ34の凹溝3
4aに対応して、インクカートリッジ3には縦断溝54
が形成されている。また、インクカートリッジ3の下面
には、縦断溝54を下側から塞ぐようにフィルム55が
熱圧着され、フィルムには2本のミシン目55a,55
aが形成されている。また、縦断溝54の溝底には、フ
ィルム55に近接して両面粘着テープ56が貼着されて
いる。
【0046】この構成では、インクカートリッジ3をカ
ートリッジホルダ34に挿入してゆくと、主検出スイッ
チ41がONし、続いてフィルム55により、副検出ス
イッチ42が瞬間ONする。さらに、インクカートリッ
ジ3を深く挿入すると、一対の破壊片48,48がフィ
ルム55を突き破って、これを破壊する。破壊されたフ
ィルム55は、破壊片48により折曲げられて両面粘着
テープ56に貼着する。
【0047】以上のように、これらの実施形態によれ
ば、交換完了のキー操作を前提として、副検出スイッチ
42がONしたか否かで、装着したインクカートリッジ
が新品か否かを検出することができる。このため、再装
着されたインクカートリッジが使用に耐えない場合に
は、これを警告することができ、耐え得る場合には、消
費カウンタを正常に作動させることができる。したがっ
て、テープ印刷装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0048】なお、本実施形態では、本発明のカートリ
ッジ装置をテープ印刷装置に搭載した場合について説明
したが、一般的なインクジェットプリンタに適用できる
ことは、いうまでもない。また、検出スイッチ類を、光
センサで構成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明のインクカートリッ
ジ装置およびインクジェットプリンタによれば、同一の
インクカートリッジを外した後、再装着すると、検出部
は被検出部を検出せず、結局再装着されたインクカート
リッジを検出することになり、装着したインクカートリ
ッジが新品か否かを検出することができる。このため、
再装着されたインクカートリッジを使用するか否かなど
の対応策を、装置自身に判断させることができ、装置の
信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ
装置およびインクジェットプリンタを適用したテープ印
刷装置の断面図である。
【図2】実施形態のテープ印刷装置の印刷ヘッドユニッ
トおよびインクカートリッジ廻りの拡大断面図である。
【図3】実施形態における新品インクカートリッジの検
出動作(副検出スイッチ)を示す説明図である。
【図4】実施形態のテープ印刷装置における制御ユニッ
トのブロック図である。
【図5】実施形態のテープ印刷装置における新品インク
カートリッジ検出のフローチャートである。
【図6】第2実施形態の印刷ヘッドユニットおよびイン
クカートリッジ廻りの拡大断面図である。
【図7】第3実施形態における新品インクカートリッジ
の検出動作(副検出スイッチ)を示す説明図である。
【図8】第4実施形態における新品インクカートリッジ
の検出動作(副検出スイッチ)を示す説明図である。
【図9】第5実施形態におけるカートリッジホルダの斜
視図である。
【図10】第5実施形態におけるインクカートリッジの
斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 装置本体 3 インクカートリッジ 10 印刷ヘッドユニット 21 カートリッジケース 21a 下ケース 21b 上ケース 23 インク供給口 31 印刷ヘッド 34 カートリッジホルダ 36 押圧蓋 41 主検出スイッチ 42 副検出スイッチ 44 スイッチ本体 45 スイッチ端 48 破壊片 51 舌片 53 フィルム 55 フィルム 60 制御ユニット 61 CPU 63 液晶ディスプレイ 64 クリーニング部 67 RAM 68 レジスタ群領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドに連なるカートリッジホルダ
    と、 前記カートリッジホルダに着脱自在に装着されるインク
    カートリッジとを備えたインクカートリッジ装置におい
    て、 前記カートリッジホルダに設けられ、前記インクカート
    リッジの装着を検出する検出部と、 前記インクカートリッジに設けられ、前記検出部により
    検出される被検出部と、 前記カートリッジホルダに設けられ、前記検出部に検出
    された後の前記インクカートリッジの装着動作または離
    脱動作で、前記被検出部を検出不能となるように破壊す
    る破壊部材と、を備えたことを特徴とするインクカート
    リッジ装置。
  2. 【請求項2】 前記検出部は、スイッチ本体と前記被検
    出部に当接するスイッチ端とから成る検出スイッチを有
    し、 前記スイッチ端は、前記破壊部材を兼ねていることを特
    徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ装置。
  3. 【請求項3】 前記被検出部は、前記インクカートリッ
    ジに形成した舌片であり、 前記舌片は、前記破壊部材によりその基部が折れ曲げら
    れて破壊されることを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクカートリッジ装置。
  4. 【請求項4】 前記被検出部は、前記インクカートリッ
    ジに貼着したフィルムであり、 前記フィルムは、前記破壊部材により突き破られて破壊
    されることを特徴とする請求項1または2に記載のイン
    クカートリッジ装置。
  5. 【請求項5】 前記検出スイッチは、前記カートリッジ
    ホルダの内側に配設され、 前記インクカートリッジの前記カートリッジホルダの挿
    入動作で、前記被検出部を検出し且つ破壊することを特
    徴とする請求項2、3または4に記載のインクカートリ
    ッジ装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジホルダは、当該カート
    リッジホルダに挿入した前記インクカートリッジを離脱
    不能に押さえる押さえ部材を有し、 前記検出スイッチは、前記押さえ部材の内側に配設さ
    れ、前記押さえ部材の押さえ動作で前記被検出部を検出
    し且つ破壊することを特徴とする請求項2、3または4
    に記載のインクカートリッジ装置。
  7. 【請求項7】 前記検出部は、前記インクカートリッジ
    の交換完了信号を前提とし、その検出信号の有無によ
    り、前記インクカートリッジが新品か否かを検出するこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のイ
    ンクカートリッジ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のイ
    ンクカートリッジ装置を備えたことを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記インクカートリッジのインクの残量
    をカウントする残量カウンタと、 前記検出部が装着した前記インクカートリッジの前記被
    検出部を検出しない場合であって、前記残量カウンタの
    カウント値が再使用可能な値である場合に、前記残量カ
    ウンタのリセットをキャンセルするリセットキャンセル
    手段と、 前記検出部が装着した前記インクカートリッジの前記被
    検出部を検出しない場合であって、前記残量カウンタの
    カウント値が再使用不能な値である場合に、前記インク
    カートリッジの交換を報知する報知手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項8に記載のインクジェットプリン
    タ。
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