JP2002036182A - プリント基板分割装置 - Google Patents
プリント基板分割装置Info
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- JP2002036182A JP2002036182A JP2000222406A JP2000222406A JP2002036182A JP 2002036182 A JP2002036182 A JP 2002036182A JP 2000222406 A JP2000222406 A JP 2000222406A JP 2000222406 A JP2000222406 A JP 2000222406A JP 2002036182 A JP2002036182 A JP 2002036182A
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Abstract
できると同時に基板保持力をも十分に確保できるプリン
ト基板分割装置を提供する。 【解決手段】 本発明のプリント基板分割装置では、プ
リント基板1を保持する受け治具部に、基板と平行な平
板3を配置し、基板と平板とで形成される間隙の片面に
エア吹き出し口5を設けると共に、吹き出し口と対向す
る平板の側部近辺にエア吸引口6を穿設し、エアの吹き
出しとエアの吸い込みとを同時に行うことで、基板の綴
り部1aを切断する際に発生する切粉を基板に付着させ
ることなく効果的に除去する。
Description
された複数枚綴りのプリント基板を、切粉を飛散するこ
となく分割できるようにしたルーター方式のプリント基
板分割装置に関する。
いう)は、複数枚の基板を綴りにして1枚の複合基板と
なっており、基板1の外周部には加工工程でチャッキン
グ部等となるダミー部1cがあり、また基板の分割部は
綴り部1aを除きスリット1bにより分断されている。
基板1は、分割前の複数枚綴りの状態で電子部品等が実
装され、はんだ付けされた後に基板分割装置により分割
される。
置では、分割時に発生する切粉を除去するために、特開
平9−309098号公報に記載のようにルータービッ
ト部分或いは基板の下面に切粉の吸引口を設けて、掃除
機あるいは集塵機にて切粉を吸引して、切粉を除去して
いた。即ち、図3及び図4に示すように、基板1の綴り
部1aをルータービット2により切断する場合に、発生
する切粉が散らばらないように、基板1の下方にエア吸
引口6を設けて切粉を吸引するようにしていた。なお、
符号1bは基板1のスリットで、1cはダミー部であ
り、符号4は、基板受け治具を示している。しかしなが
ら、切削によって飛散した切粉は、静電気を帯びて基板
表面に付着するために吸引だけでは、切粉を完全に除去
することは難しかった。
除去する方法もあるが、この方法は、切粉の除去には非
常に効果的である反面、エアブローによって飛散した切
粉を回収することが困難であると同時に、エアブローに
よって基板にばたつきが生じ易くなるため、基板をしっ
かりと受け治具に固定する必要があった。しかし、携帯
電話のような高密度に部品が実装されたプリント回路基
板においては、治具に基板を押さえ付けるスペースがな
く、治具に基板をしっかり固定することが困難であっ
た。
の問題に鑑み、基板分割の際に発生する切粉を効果的に
除去できると同時に基板受け治具への保持力も確保する
ことができるプリント基板分割装置を提供することであ
る。
決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に
記載のプリント基板分割装置を提供する。請求項1に記
載のプリント基板分割装置は、プリント基板下面に該基
板と平行方向のエアブローを流すと共に、その反対側の
端面よりエア吸引を行うことにより、複数枚綴りのプリ
ント基板の綴り部の切断の際に発生する切粉を除去する
ようにしたものである。エアブローとエア吸引の両者を
併用することにより、静電気を帯びた切粉も除去、回収
することができると同時に、基板に対する受け治具の保
持力も確保できる。請求項2に記載のプリント基板分割
装置は、エアの吹き出し量よりもエアの吸込み量を多く
したもので、これにより、基板が持ち上げられたり、基
板の隙間よりエアが漏れたりせず、基板の保持力を一層
高めることができる。
ント基板分割装置について説明する。プリント基板分割
装置は、複数枚綴りの基板1に電子部品等が実装され、
はんだ付けされた基板1を分割する装置であり、基本的
に工具ユニットA、基板保持ユニットB及び吸塵構造等
から構成されている。
ービット2を回転可能に保持すると共に、工具ユニット
をZ軸(上下)方向及びX軸(左右)方向に移動させる
ことができる。この実施例では、ルータービット2は、
基板1の綴り部1aを切断する際に発生する切粉が下側
に排出されるタイプのものを使用する。基板保持ユニッ
トBは、分割する基板1を固定する装置であり、基板1
のダミー部1cを基板受け部(図示されていない)に圧
着保持すると共に、基板保持ユニットBをY軸(前後)
方向に移動させることができる。
基板分割装置に設けられた吸塵構造を示すもので、この
吸塵構造は、基板保持ユニットBに設けられている。図
1は、吸塵構造の分解斜視図であり、図2は、その断面
図である。この吸塵構造においては、多数の基板受け治
具4が表面に設けられた平板3が、基板1の下方に、基
板1と平行になるように配置されている。従って基板1
が基板受け治具4にセットされると、平板3との間に間
隙が作られる。この間隙にエアを流すために、平板3の
下部の一方の側面にエア吹き出し口5が設けられ、図示
されていない送風機からのエアが、ここから吹き出され
る。エア吹き出し口5と対向する、平板3の側部近辺に
は、エア吸引口6が穿設されており、ここから図示され
ていない集塵機等によりエアを吸引する。また、平板3
のエアの流れと平行な両側面には、側板7が設けられて
おり、エアがこれらの側面から漏れないようにする。
り、基板1の綴り部1aを切断して基板1を分割する際
には、エア吹き出し口5からエアを吹き出すと同時に、
エア吸引口6よりエアを吸い込むようにする。このと
き、エア吹き出し口5からのエアが基板1を持ち上げた
り、基板1の隙間よりエアが漏れないようにするために
エアの吹き出し量よりもエアの吸込み量を多くしてや
る。従って、ルータービット2によって基板1の綴り部
1aを切削した際に発生する切粉は、エア吹き出し口5
から高速で吹き出すエアによって基板1の表面に付着す
ることなく、エア吸引口6まで運ばれ、ここから排出さ
れる。
図3、図4に示すようにルータービット2により基板1
の綴り部1aを切削した際に発生する切粉のうち静電気
により基板の表面に付着してしまったものは、基板の裏
面のエアの滞留により除去することが困難であったが、
本発明のプリント基板分割装置では、基板表面に切粉を
残すことなく回収することが可能となる。また、従来の
構成において集塵機等によるエアの吸い込みは、基板1
を受け治具4に保持する役目も果たしていた。この点に
関しても、本発明では、基板1と平板3の間を高速で流
れるエアの圧力エネルギーの低下により、基板を平板3
側に引き付ける力が発生し、従来と同様の基板保持力を
確保することができる。
設けられている吸塵構造の分解斜視図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数枚綴りのプリント基板に設けられた
綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板を分
割するプリント基板分割装置において、 前記プリント基板を保持する受け治具部に、前記プリン
ト基板と平行な平板を配置し、 前記プリント基板と前記平板とで形成される間隙の片面
よりエアブローによりエアを供給し、その反対側の端面
よりエア吸引を行う吸塵手段を設けたことを特徴とする
プリント基板分割装置。 - 【請求項2】 前記エアブローによるエアの吹き出し量
よりも、前記エア吸引によるエアの吸込み量を多くする
ことを特徴とする請求項1に記載のプリント基板分割装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222406A JP3770059B2 (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | プリント基板分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222406A JP3770059B2 (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | プリント基板分割装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002036182A true JP2002036182A (ja) | 2002-02-05 |
JP3770059B2 JP3770059B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=18716651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000222406A Expired - Fee Related JP3770059B2 (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | プリント基板分割装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3770059B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100050365A1 (en) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | Fujitsu Limited | Substrate fixture pallet and substrate processor |
JP2010073846A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Fujitsu Ltd | 基板加工装置及び基板加工方法 |
JP2011036942A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Fujitsu Ltd | 基板固定治具及び基板加工装置 |
-
2000
- 2000-07-18 JP JP2000222406A patent/JP3770059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20100050365A1 (en) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | Fujitsu Limited | Substrate fixture pallet and substrate processor |
JP2010052097A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Fujitsu Ltd | 基板固定パレット及び基板加工装置 |
JP2010073846A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Fujitsu Ltd | 基板加工装置及び基板加工方法 |
JP2011036942A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Fujitsu Ltd | 基板固定治具及び基板加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3770059B2 (ja) | 2006-04-26 |
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