JP2005059162A - プリント基板分割装置 - Google Patents
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- JP2005059162A JP2005059162A JP2003294116A JP2003294116A JP2005059162A JP 2005059162 A JP2005059162 A JP 2005059162A JP 2003294116 A JP2003294116 A JP 2003294116A JP 2003294116 A JP2003294116 A JP 2003294116A JP 2005059162 A JP2005059162 A JP 2005059162A
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Abstract
【課題】電子部品を実装したプリント基板の分割装置の構造を複雑にせず、吸
引ダクトの面積を小さくし、空気の吸引流速を大きくすることで、切削屑の吸
引能力を大幅に向上することである。
【解決手段】スピンドルの移動がＸ方向に限定されることを利用して、プリン
ト基板固定治具の下に吸引部の面積が細長く小さい固定された吸引口を設け、
空気の吸引流速を従来の６倍として切削屑をほぼ１００％吸引するようにし、
切削の位置に合せプリント基板及びプリント基板固定治具を移動させることを
最も主要な特徴とする。
【選択図】 図１
Description
本発明は、切断屑を集塵する能力を高めたプリント基板分割装置に関するもの
である。
である。
回転スピンドルを用いて切断するプリント基板分割装置は、切断時のストレス
が小さいという利点があるので、電子部品等を実装後にプリント基板を分割する
方法として実用に供されている。プリント基板を固定して、サーボモータ等を使
いスピンドルをＸＹＺ方向に移動させる方式で切断機能としては実用上十分であ
った。切断時に切削屑が発生するが、プリント基板を保持する治具の下に全体を
覆うダクトを設け吸引するなどの方法で対処している。
しかし、電子部品が実装された基板の切断においては、集塵能力が不十分なた
め、切断後、切削屑がプリント基板や実装された電子部品に付着しており、品質
上の問題があるため切削屑を手作業で取り除くことが必要であるという欠点があ
った。
が小さいという利点があるので、電子部品等を実装後にプリント基板を分割する
方法として実用に供されている。プリント基板を固定して、サーボモータ等を使
いスピンドルをＸＹＺ方向に移動させる方式で切断機能としては実用上十分であ
った。切断時に切削屑が発生するが、プリント基板を保持する治具の下に全体を
覆うダクトを設け吸引するなどの方法で対処している。
しかし、電子部品が実装された基板の切断においては、集塵能力が不十分なた
め、切断後、切削屑がプリント基板や実装された電子部品に付着しており、品質
上の問題があるため切削屑を手作業で取り除くことが必要であるという欠点があ
った。
この対策として、大容量の集塵機を使用しているものもあるが、基板全体から
吸引するため吸引力を高めるには切断部での空気流速が上げにくく、集塵効果を
上げ難い。
この改善策として、開口面積の小さい吸引ダクトを設け、スピンドルの移動と
同期して移動させることが考えられるが、構造的に複雑になり、実用的でない。
特開２００２−１７８２９５
特開２００２−３３５６３
特開２００２−３６１８２
特開平０９−３０９０９８
吸引するため吸引力を高めるには切断部での空気流速が上げにくく、集塵効果を
上げ難い。
この改善策として、開口面積の小さい吸引ダクトを設け、スピンドルの移動と
同期して移動させることが考えられるが、構造的に複雑になり、実用的でない。
課題は、構造を複雑にせず、吸引ダクトの面積を小さくし、空気流速を大きく
することで、切削屑の吸引能力を大幅に向上することである。
することで、切削屑の吸引能力を大幅に向上することである。
本発明は、プリント基板保持治具の下に吸引部の面積が小さい固定吸引部を設
け、プリント基板及びプリント基板固定治具を移動させることにより、簡単な構
造のままで切削屑の吸引力を高めたことを最も主要な特徴とする。
け、プリント基板及びプリント基板固定治具を移動させることにより、簡単な構
造のままで切削屑の吸引力を高めたことを最も主要な特徴とする。
本発明のプリント基板分割装置は、切断屑を集塵する能力を高めたことによっ
て、従来後工程で行っていたクリーニング作業を簡素化できる。
て、従来後工程で行っていたクリーニング作業を簡素化できる。
図１は、本発明装置１の実施例の断面図であって、図２は吸引ダクト４の詳細
で、図３は装置全体の正面図である。図１によって概略の構成を説明する。図１の
前後方向即ちＸ方向及び上下方向即ちＺ方向に移動させるスピンドル１とプリン
ト基板２とプリント基板２を取り付けるプリント基板固定治具３を左右方向即ち
Ｙ方向に移動させる軸がある。更にプリント基板固定治具３の下に固定された吸
引ダクト４があって集塵機５につながり、吸引口６がスピンドル１の真下に細長
い構造で設置され構成されている。
で、図３は装置全体の正面図である。図１によって概略の構成を説明する。図１の
前後方向即ちＸ方向及び上下方向即ちＺ方向に移動させるスピンドル１とプリン
ト基板２とプリント基板２を取り付けるプリント基板固定治具３を左右方向即ち
Ｙ方向に移動させる軸がある。更にプリント基板固定治具３の下に固定された吸
引ダクト４があって集塵機５につながり、吸引口６がスピンドル１の真下に細長
い構造で設置され構成されている。
スピンドル１はＸステージ駆動用モータ７及びＺステージ駆動用モータ８と一
体になって動き、Ｙ方向には動かない。プリント基板固定治具３にはプリント基
板２はＹステージ駆動用モータ９によってＹ方向のみ動きＸ及びＺ方向には動か
ない。吸引ダクト４の開口部６はスピンドル１のＸ方向動作範囲内にあわせた長
さ方向とＹ方向には十分に幅を狭くしてある。プリント基板固定治具３にはプリ
ント基板２の切断形状に合わせた貫通溝（図示せず）が加工されており、プリン
ト基板２の切断時に切削屑がプリント基板２に加工された直近の穴溝を通して吸
引口６に吸引される。吸引する力は集塵機５で発生する。
体になって動き、Ｙ方向には動かない。プリント基板固定治具３にはプリント基
板２はＹステージ駆動用モータ９によってＹ方向のみ動きＸ及びＺ方向には動か
ない。吸引ダクト４の開口部６はスピンドル１のＸ方向動作範囲内にあわせた長
さ方向とＹ方向には十分に幅を狭くしてある。プリント基板固定治具３にはプリ
ント基板２の切断形状に合わせた貫通溝（図示せず）が加工されており、プリン
ト基板２の切断時に切削屑がプリント基板２に加工された直近の穴溝を通して吸
引口６に吸引される。吸引する力は集塵機５で発生する。
吸引口６の開口部を小さくすることで、吸引時の流速が増加し、切削屑の集塵
能力が大幅に向上する。基板サイズ巾３３cm、奥行き２５cmの場合を例にとる
と、従来の方式では８２５平方cmのエリアから吸引する。本発明では、巾を４cm
程にしているので開口部は１３２平方cmと約１／６となり流速は６倍となる。
全体を覆っているカバー１２の左右に空気吸入口１０を設けている。このこと
によってプリント基板上部から空気の流れができ、さらに集塵能力が高まる。プ
リント基板２の品種によっては、プリント基板固定治具３の厚みを変化しなけれ
ばならないことがある。その場合にも対応できるよう吸引ダクト４と吸引口６は
高さを可変できるようにしている。更にプリント基板の寸法に合せて吸引口６の
開口巾や長さ（開口面積）も可変できるようにしている。本発明の実施にあたり
前記の空気流速となって切削屑除去作業は殆ど不要となり製品を監視するのみと
なっている。
能力が大幅に向上する。基板サイズ巾３３cm、奥行き２５cmの場合を例にとる
と、従来の方式では８２５平方cmのエリアから吸引する。本発明では、巾を４cm
程にしているので開口部は１３２平方cmと約１／６となり流速は６倍となる。
全体を覆っているカバー１２の左右に空気吸入口１０を設けている。このこと
によってプリント基板上部から空気の流れができ、さらに集塵能力が高まる。プ
リント基板２の品種によっては、プリント基板固定治具３の厚みを変化しなけれ
ばならないことがある。その場合にも対応できるよう吸引ダクト４と吸引口６は
高さを可変できるようにしている。更にプリント基板の寸法に合せて吸引口６の
開口巾や長さ（開口面積）も可変できるようにしている。本発明の実施にあたり
前記の空気流速となって切削屑除去作業は殆ど不要となり製品を監視するのみと
なっている。
切削屑の付着量が大幅に減少しプリント基板切断後の切削屑除去作業が殆ど必
要なくなることは、生産性の向上に大いに寄与するため、電子回路を利用してい
る大半の製品に適用可能であって、採択・利用されることが確実である。
要なくなることは、生産性の向上に大いに寄与するため、電子回路を利用してい
る大半の製品に適用可能であって、採択・利用されることが確実である。
１ スピンドル
２ プリント基板
３ プリント基板固定治具
４ 吸引ダクト
５ 集塵機
６ 吸引口
７ Ｘステージ駆動用モータ
８ Ｚステージ駆動用モータ
９ Ｙステージ駆動用モータ
10 空気吸入口
11 流入空気
12 カバー
２ プリント基板
３ プリント基板固定治具
４ 吸引ダクト
５ 集塵機
６ 吸引口
７ Ｘステージ駆動用モータ
８ Ｚステージ駆動用モータ
９ Ｙステージ駆動用モータ
10 空気吸入口
11 流入空気
12 カバー
Claims (1)
- プリント基板上に電子部品を実装した後、複数の単位に分割でき
る様設計されたプリント基板の分割装置において、前記プリント基板を所定の位
置に位置決めするプリント基板固定治具と、前記プリント基板の切断位置に合せ
てスピンドルを動かすＸ，Ｚステージ部及びプリント基板を動かすＹステージ部
とプリント基板固定治具の下部に取りつけられた集塵用吸引口から構成されてお
り、前記集塵用吸引口の開口面積を小さくして集塵能力を向上したことを特徴と
するプリント基板分割装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003294116A JP2005059162A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | プリント基板分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003294116A JP2005059162A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | プリント基板分割装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005059162A true JP2005059162A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34370761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003294116A Withdrawn JP2005059162A (ja) | 2003-08-18 | 2003-08-18 | プリント基板分割装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005059162A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100811211B1 (ko) | 2006-04-27 | 2008-03-07 | 이주영 | 라우팅 머신용 다기능 석션장치 |
| KR101446214B1 (ko) | 2014-02-10 | 2014-10-02 | 주식회사 기흥에프에이 | 가변식 석션부재를 갖는 라우터 |
| CN108500601A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-09-07 | 合肥研力电子科技有限公司 | 一种稳定且精确的螺丝旋转夹具 |
| CN109571592A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-04-05 | 于德泉 | 一种防尘式覆铜板裁切机 |
| CN115209627A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-18 | 赣州邦德电路科技有限公司 | 一种集成电路板钻孔用定位装置 |
-
2003
- 2003-08-18 JP JP2003294116A patent/JP2005059162A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100811211B1 (ko) | 2006-04-27 | 2008-03-07 | 이주영 | 라우팅 머신용 다기능 석션장치 |
| KR101446214B1 (ko) | 2014-02-10 | 2014-10-02 | 주식회사 기흥에프에이 | 가변식 석션부재를 갖는 라우터 |
| CN108500601A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-09-07 | 合肥研力电子科技有限公司 | 一种稳定且精确的螺丝旋转夹具 |
| CN109571592A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-04-05 | 于德泉 | 一种防尘式覆铜板裁切机 |
| CN115209627A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-18 | 赣州邦德电路科技有限公司 | 一种集成电路板钻孔用定位装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |