JP2002036072A - 回転テーブルを利用した生産システム - Google Patents

回転テーブルを利用した生産システム

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JP2002036072A
JP2002036072A JP2000221003A JP2000221003A JP2002036072A JP 2002036072 A JP2002036072 A JP 2002036072A JP 2000221003 A JP2000221003 A JP 2000221003A JP 2000221003 A JP2000221003 A JP 2000221003A JP 2002036072 A JP2002036072 A JP 2002036072A
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rotary table
production system
workers
worker
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JP2000221003A
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Takashi Oguchi
貴 小口
Yoshiji Nomura
義嗣 野村
Koichi Saito
弘一 斉藤
Shigeru Kimura
茂 木村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間が作業を行う生産ラインにおいて生産性
の向上を図る。 【解決手段】 複数の作業者によって所定の製品を生産
する生産システムにおいて、一定速度で連続的に回転
し、机上面が作業者の数に対応した複数の載置エリアに
区分された回転テーブルを利用する。回転テーブルの周
囲の複数の作業エリアでは、複数の作業者が同一の作業
を並行して行い、作業済みの仕上がり品を回転テーブル
に載置する。回転テーブルに載置された仕上がり品はピ
ックアップ部から取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転テーブルを利
用した生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場における製品の大量生産で
は、全生産工程を複数に分割して、異なる作業者(また
は作業機械)が各工程を担当することにより、手分けし
て製品を生産する方法、いわゆる流れ作業が行われてい
る。このような生産方式としては、通常、いわゆるライ
ン方式が採られる。
【0003】図18は、ライン方式の生産システムの一
例を示す説明図である。図18(a)に示した生産シス
テムでは、3人の作業者が連続的に異なる3つの工程の
それぞれを担当する。即ち、作業者Aは、全生産工程の
うちの工程Aを行い、作業者Bは、工程Aが終了した仕
上がり品に対して工程Bを行い、作業者Cは、工程Bが
終了した仕上がり品に対して工程Cを行い、製品が完成
する。各工程間の仕上がり品の搬送は、ベルトコンベア
等の搬送手段によって行われる。この生産システムで
は、各作業者は、ベルトコンベアから部品を取り上げ、
作業を施し、再びベルトコンベアに戻すことを繰り返
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生産量を増やすために
は、作業者の数を増やすことが必要である。ライン方式
で、作業者数を増やす場合には、各作業者の工程を細分
化するのが通常であった。例えば、図18(a)に示し
た生産ラインを6つの工程A1,A2,B1,B2,C
1,C2に細分化して6人の作業者A1,A2,B1,
B2,C1,C2で行う場合を図18(b)に示す。作
業の細分化によって、1工程における1人当たりの作業
時間は短くなる。この結果、単位時間当たりの作業者1
人の作業回数が増加し、生産量も増加する。しかし、こ
のように1人当たりの作業時間が短くなると、各作業者
の全作業時間に対する搬送されてきた部品をベルトコン
ベアがら取り上げる時間、および、作業後の仕上がり品
をベルトコンベアに戻す時間の占有率が高くなる。この
ため、必要以上の作業の細分化は、かえって生産効率の
低下を招く。また、一般にライン方式では、搬送距離が
長いため1人当たりの占有面積が広くなる。
【0005】上記観点から、生産効率向上のためには、
全作業時間に対する部品や仕上がり品の取り置き時間の
占有率を増加させずにライン数を増やす必要があるが、
複数のラインを用意すると、更にスペースや大型の搬送
設備が必要となる。また、作業者ごとの作業時間のバラ
ツキや、ライン上の一部の工程での不具合が全体の生産
効率の低下を招く。つまり、上流工程での作業の遅れ
が、下流工程全体の作業を遅らせることになる。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、主として人間が作業を行う生産ライ
ンにおいて生産性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、以下の構成を採用した。本発明の生産システムは、
複数の作業者によって所定の製品を生産する生産システ
ムであって、一定速度で回転し、机上面が前記作業者の
数に対応した複数の載置エリアに区分けされた回転テー
ブルと、前記回転テーブルの周囲に設けられ、前記作業
者が同一作業を行うための複数の作業エリアと、前記回
転テーブルに載置された前記作業済みの仕上がり品をピ
ックアップするためのピックアップ部と、を備えること
を要旨とする。
【0008】本発明の回転テーブルを用いた生産システ
ムでは、複数の作業者の作業エリアに対応して区分けさ
れた回転テーブルが一定速度で連続的に回転する。作業
済みの仕上がり品は、作業者によって回転テーブルに載
置されて、ピックアップ部まで搬送され、取り出され
る。仕上がり品の取り出しは、人間が行ってもよいし、
機械が行ってもよい。
【0009】上記生産システムによれば、各作業者は、
区分けされた回転テーブルの回転を指標として作業を行
うことができる。この結果、各作業者は、指標を見なが
ら所望の作業速度を維持しやすくなる。なお、「区分
け」は、必ずしも明確になされている必要はなく、作業
者が指標として認識できる程度にされていればよい。ま
た、ここで「作業」とは、部品の組立てや加工や検査、
製品の製造や検査等を含んでいる。
【0010】また、回転テーブルを囲んで複数の作業者
が同一の作業を行うので、各作業者の作業時間のバラツ
キがあっても、互いに補助しあうことが可能となる。例
えば、4人の作業者が同一作業を行っている場合、その
うちの1人の作業が遅いときには、両隣の作業者が手伝
うことができる。このように、1人の作業者の作業が遅
くても残りの3人の作業によって一定の間隔で仕上がり
品が流れるため、下流工程に与える影響は小さい。
【0011】また、各作業者は、ある程度のまとまった
時間を要する複数作業によって並列生産を行うので、上
述したライン方式の生産システムと比較して、部品や製
品の取り置き時間の占有率を減少でき、生産性を向上す
ることができる。
【0012】また、本発明の生産システムによって、ラ
イン方式と比較して、比較的簡単で安価な設備で生産ラ
インを設計することが可能となる。また、設備設置のた
めの省スペース化を図ることもできる。また、ライン方
式と比較して、大型の搬送設備を必要としないため、工
場内のレイアウト変更が容易という効果もある。
【0013】本発明の生産システムにおいて、更に、前
記全作業者に対し、前記作業に応じた主要な作業対象物
を供給するための前記作業者数よりも少数の供給部を備
えるようにしてもよい。
【0014】「主要な作業対象物」とは、複数の作業者
がそれぞれ準備するには広いスペースを占有してしまう
比較的大型の作業対象物や在庫数の管理に対する要請が
高い作業対象物を意味している。上記生産システムによ
れば、比較的大型の作業対象物を例えば1ヶ所から複数
の作業者に供給することができる。この結果、各作業者
は、個々に大型の作業対象物を持つ必要がなくなり、生
産ラインの省スペース化を図ることができる。また、予
め各作業者に必要な大型の作業対象物を分配する負担が
軽減される。また、作業対象物の在庫管理をまとめて行
うことができるため、在庫管理の負担が軽減される。
【0015】上記生産システムにおいて、更に、前記供
給部に供給すべき作業対象物に対する前加工を施すため
の加工エリアを前記供給部近傍に備えるようにしてもよ
い。
【0016】例えば、部品の製造、加工と製品の組立て
とを同じ工場内で行う場合がある。このような場合に、
それぞれを全く異なる場所で行うと、必要以上に部品の
在庫を抱え、在庫管理の負担が増大する。また、一般に
加工済みの部品は嵩張ったり、破損を招きやすかったり
することが多いため、部品加工エリアから回転テーブル
の供給部まで部品を搬送する負担がかかる。上記生産シ
ステムによれば、回転テーブル近傍で部品を加工して、
直接供給部に供給できる。この結果、部品搬送の負担を
軽減することができる。
【0017】本発明の生産システムにおいて、前記回転
テーブルの回転速度は、1〜3分ごとに前記作業エリア
と該作業エリアに対応した前記載置エリアとが対向する
速度であることが好ましい。
【0018】本願の発明者は、作業者が行う一連の作業
の周期を1〜3分、特に2分前後とすると、長時間にわ
たって品質のよい作業を継続することができることを見
出した。作業時間が短過ぎると、作業者1人当たりの取
り置き時間の占有率が高くなるため生産性が低下する。
一方、作業時間が長過ぎると、取り置き時間の占有率は
低下するが、各作業者の作業の習熟に時間がかかった
り、作業者ごとの作業時間のバラツキが顕著に現われる
ため、生産の円滑性が損なわれる。上記生産システムに
よれば、作業者は1〜3分ごとに一連の作業を繰り返す
ので、効率的に生産性を向上することができる。なお、
「1〜3分ごとに前記作業エリアと該作業エリアに対応
した前記載置エリアとが対向する速度」とは、回転テー
ブルが1〜3分で1回転することのみを意味しているの
ではなく、例えば、1〜3分で2回転する速度であって
もよい。
【0019】一般に、生産ラインにおける流れ作業は、
製品の組立て工程に適用されることが多いが、本発明の
生産システムにおいて、前記作業エリアは、前記製品の
品質を検査するエリアであるものとしてもよい。
【0020】製品の品質の検査に本発明の生産システム
を適用しても生産性を向上することができる。例えば、
製品が所定の品質基準に満たないため微調整が必要とな
る品質検査では、各作業者ごとに作業時間のバラツキが
生じやすい。このような場合に、本発明の生産システム
を適用すれば、こうしたバラツキを吸収することができ
る。
【0021】また、本発明の生産システムは、複数の工
程を経て所定の製品を生産する生産システムであって、
一定速度で回転し、机上面が各工程ごとに定められた所
定数の載置エリアに区分けされ、周囲には該所定数の作
業者が同一作業を行うための所定数の作業エリアが設け
られた回転テーブルを前記工程に応じた数備え、各回転
テーブルの間に、上流工程の回転テーブルにおける仕上
がり品を取り上げるとともに、該仕上がり品を作業対象
物として下流工程の回転テーブルに供給する中継エリア
を備えるようにしてもよい。これは、回転テーブルを複
数並べて1つの生産ラインを構築する態様に相当する。
【0022】こうすることによって、製品の完成までの
全生産工程における生産性をより向上することができ
る。なお、「回転テーブルを前記工程に応じた数備
え、」とは、製品の生産工程全てに回転テーブルを備え
ていることを意味するのではなく、必要に応じて複数備
えることを意味している。
【0023】なお、上記生産システムにおいて、更に、
各工程からの仕上がり品の取り上げタイミングがほぼ同
期するように、それぞれの回転テーブルの回転速度を制
御する制御部を備えるようにすることが好ましい。
【0024】各工程間で仕上がり品の取り上げタイミン
グの同期が取れていない場合には、生産ライン上のいず
れかの箇所に仕掛り品が滞留してしまい、本発明の生産
システムを有効に活用できない場合がある。上記生産シ
ステムによれば、複数の回転テーブル間における作業の
円滑性を確保することができる。この結果、生産性を向
上することができる。
【0025】なお、制御部は、1つの制御ユニットで複
数の回転テーブルの回転速度を統合的に制御することが
できる。あるいは、制御ユニットを各回転テーブルに設
けて、それぞれの回転テーブルを独立に制御するように
してもよい。
【0026】上記生産システムにおいて、上流側の回転
テーブルにおける作業者数をm(mは2以上の整数)、
下流側の回転テーブルにおける作業者数をn(nは2以
上の整数)とするとき、下流側の回転テーブルの回転速
度が、上流側の回転テーブルの回転速度の略s・m/n
倍(sは自然数)となる関係で、各回転テーブルの回転
速度が設定されているようにしてもよい。
【0027】このように回転テーブルの回転速度を設定
することによって、中継エリアによって中継される各工
程からの仕上がり品の取り上げタイミングを同期させる
ことができる。
【0028】本発明は、生産システムの発明の他、上述
した生産システムに用いられる回転テーブルの発明とし
て構成することもできる。即ち、本発明の回転テーブル
は、複数の作業者が作業を行う複数の作業エリアを周囲
に備える回転テーブルであって、前記複数の作業エリア
に対応して周方向に等間隔に配置された載置エリアを有
する天板と、該天板を一定速度で回転させる回転機構
と、を備えることを要旨とする。
【0029】本発明の回転テーブルによって、各作業者
は、区分けされた回転テーブルの回転を指標として一定
の作業速度を維持することができる。
【0030】本発明の回転テーブルにおいて、前記載置
エリアは、2種類以上のエリアが含まれ、該エリアは各
種類ごとに前記各作業エリアに対応して周方向に等間隔
に配置されているものとしてもよい。
【0031】こうすることによって、作業対象物および
仕上がり品を回転テーブル上に整然と並べることができ
る。この結果、作業者は、自分が対象とする作業物を正
確に認識することができる。
【0032】上記回転テーブルにおいて、前記載置エリ
アのうち、少なくとも2種類のエリアは、周方向にずれ
て配置されているものとしてもよい。
【0033】例えば、ある製品に第1の部品を組み付け
た後、第2の部品を組み付ける場合を考える。この場
合、第2の部品は、これを組み付ける直前に作業エリア
内に供給されるのが効率的である。第1の部品を組み付
けている間は、第2の部品が作業エリア内にあると、第
1の部品の組み付けの妨げとなる場合があるからであ
る。
【0034】周方向にずれた載置エリアは、異なるタイ
ミングで作業者の前に至るから、本発明の回転テーブル
によれば、第1と第2の作業対象物を異なる適当なタイ
ミングで各作業者に供給することができる。この結果、
作業者は、自分の作業エリアに搬送されてきた第1と第
2の作業対象物を作業に必要なタイミングで受け取るこ
とができる。また、作業者は所定の間隔で搬送されてく
る作業対象物を見ながら作業時間を適宜調整して作業を
行うことができる。
【0035】本発明の回転テーブルにおいて、前記載置
エリアは色で区分けされているものとしてもよい。
【0036】こうすることによって、載置エリアの視認
性を向上することができるため、作業者は作業対象物や
作業のタクトタイムを認識しやすくなる。
【0037】なお、本発明の回転テーブルの形状は、特
に限定されるものではないが、前記天板は円形であるも
のとしてもよい。
【0038】こうすることによって、回転テーブルが回
転しているときに、供給部での作業対象物の供給や、作
業エリアでの作業者の作業対象物、仕上がり品の取り置
きや、ピックアップ部での仕上がり品の取り出しをしや
すくすることができる。
【0039】本発明の回転テーブルにおいて、前記作業
エリアに前記天板と同じ高さの作業台を備えるようにし
てもよい。
【0040】こうすることによって、各作業者は、作業
対象物、仕上がり品の取り置きを円滑に行うことができ
る。
【0041】また、本発明の回転テーブルにおいて、前
記天板は、周囲に張り出しを有する状態で前記回転機構
に支持されており、前記作業エリアにおいて、前記張り
出しとの間に空隙を形成する状態で、前記天板の高さよ
りも低い作業台を備えるようにしてもよい。
【0042】こうすることによって、回転テーブルの回
転面と作業台との間の空間に比較的小さな部品や工具等
を置くことができるので、スペースを立体的に有効に活
用することができる。
【0043】また、本発明は、生産方法の発明として構
成することもできる。即ち、本発明の生産方法は、複数
の作業者によって所定の製品を生産する生産方法であっ
て、作業対象物の搬送手段として用意された一定速度で
回転する回転テーブルの周囲に配置された複数の作業者
が、該回転テーブルの回転に同期して同一作業を並行し
て行うことを要旨とする。
【0044】こうすることによって、主として人間が作
業を行う生産ラインにおいて生産性の向上を図ることが
できる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき以下の順で説明する。 A.生産システムの第1実施例: B.第1実施例の生産方法: C.回転テーブルの変形例: D.生産システムの第2実施例: E.第2実施例の変形例: F.生産システムの第3実施例: G.生産システムの第4実施例: H.生産システムの第5実施例: I.その他の変形例:
【0046】A.生産システムの第1実施例:図1は、
本発明の第1実施例としての生産システムの構成を示す
説明図である。この生産システムは、大型部品や製品を
搬送するための円形の天板を有する回転テーブル100
と、4人の作業者A,B,C,Dが組立て作業を行うた
めの作業エリア200a,200b,200c,200
dを備える作業台200とから構成されている。回転テ
ーブル100の周囲には、4人の作業者A,B,C,D
が配置されている。また、作業者Bと作業者Cの間に
は、組立て作業が終了した仕上がり品を回転テーブル1
00から取り出す作業者PUも配置されている。4人の
作業者A,B,C,Dの近傍には、部品が配置されてい
る。
【0047】回転テーブル100は、4つの作業エリア
200a,200b,200c,200dに対応した4
つの載置エリア100a,100b,100c,100
dに区分けされている。この区分けについては後述す
る。
【0048】図2は、回転テーブル100および作業台
200を側面から見た概略説明図である。図示したよう
に、回転テーブル100は、作業台200よりも高く、
かつ、回転テーブル100と作業台200との間に空間
120ができるように設置されている。この空間120
は、組立て作業を行うための工具や、ネジ等の小型部品
を置いておくためのスペースとして利用される。
【0049】回転テーブル100は、回転軸150と、
モータ300と、図示しないギア等からなる回転機構に
よって一定速度で時計回りに回転する。回転テーブル1
00の回転速度は、制御手段400によって任意に調整
可能である。なお、回転テーブル100は、反時計回り
に回転させてもよい。
【0050】図3は、回転テーブル100の区分けを示
す説明図である。回転テーブル100は、作業台200
の4つの作業エリア200a,200b,200c,2
00dに対応して周方向に4つの載置エリア100a,
100b,100c,100dに区分けされている。そ
して、これらは時計回りにこの順に並んでいる。これら
の載置エリア100a〜100dは、それぞれ赤、黄、
青、白の4色のカラーテープを回転テーブル100の表
面に貼ることによって区分けされている。ここでは、予
め赤、黄、青、白で区分けされた載置エリア100a〜
100dを、それぞれ作業者A,B,C,Dが使用する
ことに決められている。作業者A,B,C,Dは、自分
が何色の載置エリアを担当するか分かっているため、回
転テーブル100が回転しているときに、この色分けさ
れた載置エリアを視認することによって部品や製品の取
り置きを行うことができる。また、色を指標として、自
らの作業スピードを感覚的に調整し、維持することもで
きる。
【0051】B.第1実施例における生産方法:第1実
施例の生産システムでは、4人の作業者A,B,C,D
が同一の組立て作業を並行して行い、作業者PUが組立
て作業が終了した仕上がり品を取り出す。作業者A,
B,C,Dが組立て作業を行うのに必要なタクトタイム
は、2分に設定されている。回転テーブル100は、タ
クトタイムに合わせて、回転機構によって回転周期が2
分となる回転速度で回転する。タクトタイムが2分に設
定されているのは、作業者は適度にまとまった作業を繰
り返す方が長時間にわたって品質のよい作業を継続する
ことができるからである。タクトタイムが長過ぎても短
過ぎても、生産性は低下してしまう。
【0052】作業者Aは、作業台200の作業エリア2
00aで、回転テーブル100が1周する2分の間に所
定の部品の組立て作業を行い、回転テーブル100の載
置エリア100aに載置することを繰り返す。作業者
B,C,Dも同様である。
【0053】図4は、第1実施例における製品の生産の
様子を示す説明図である。回転テーブル100上の
「●」は、仕上がり品を表している。また、図5は、作
業者A,B,C,Dの作業と作業者PUの仕上がり品の
取り上げのタイミングを示すタイムチャートである。
【0054】時刻t1において、作業者A,B,C,D
は、仕上がり品を所定の載置エリア100a〜100d
に載置する(図4(a))。この後、各作業者は、次の
組立作業に取り掛かる。回転テーブル100の回転に連
れて、時刻t1とt2の間のt1’では載置エリア10
0bの仕上がり品が、時刻t2とt3の間のt2’では
載置エリア100aの仕上がり品が、時刻t3とt4の
間のt3’では載置エリア100dの仕上がり品が、時
刻t4とt1の間のt4’では載置エリア100cの仕
上がり品が、それぞれピックアップ部で作業者PUによ
って取り出される(図4(b)〜図4(d)、図5)。
各作業者は、これらの作業を繰り返して製品の生産を行
う。
【0055】なお、各作業者A,B,C,Dは、作業ス
ピードにバラツキがあるとき、各載置エリア100a〜
100dが自分の作業エリア200a〜200dと対向
する時刻t4’〜t1’の間に仕上がり品を載置エリア
100a〜100dに載置することが可能である。
【0056】また、図5から分かるように、作業者A,
B,C,Dは、ほぼ同じタイミングで並列作業を行って
おり、一定間隔で仕上がり品が取り上げられる。
【0057】このように、第1実施例では、回転テーブ
ル100を囲んで複数の作業者が同一の作業を行うの
で、各作業者の作業スピードのバラツキがあっても、互
いに補助しあうことができる。例えば、作業者Aの作業
スピードが遅いときには、作業者Dまたは作業者Bが手
伝うことが可能である。また、このとき、作業者Aの作
業が取り置きタイミングから遅れてしまっても、作業者
B,C,Dの仕上がり品は正常に作業者PUによって取
り出されるため、下流の工程に大きな影響を及ぼすこと
はない。
【0058】また、作業者A,B,C,Dは、並列作業
を行うので、各作業者のタクトタイムを2分と比較的長
く設定することができ、ライン方式の生産システムと比
較して、部品や製品の取り置き時間の占有率を低減でき
る。この結果、生産性を向上することができる。また、
作業者A、B,C,Dは、時刻t1’〜t4’という時
間幅に組立て作業を終えればよい。このため、作業者ご
との作業時間にある程度のバラツキが生じても、作業者
PUが仕上がり品を取り出す間隔は、一定に保つことが
可能であり、生産性に影響を与えない。
【0059】C.回転テーブルの変形例:図6は、回転
テーブル100の変形例を示す説明図である。回転テー
ブル100の回転機構および回転速度の制御は図2に示
したものと同じである。図2に示した回転テーブル10
0は、作業台200よりも高く設置されていたが、図6
(a)に示すように、作業台200と同じ高さに設置し
てもよい。このように回転テーブル100と作業台20
0との段差をなくすことによって、回転テーブル100
と作業台200との間の部品や製品の取り置きを円滑に
行うことができる。
【0060】また、図6(b)に示したように、回転テ
ーブル100の周囲に回転テーブル100とともに回転
する溝状部を有する棚を設けてもよい。こうすることに
よって、回転テーブル100の上に置いたときに転がり
やすい部品の転がり落下を防止することができる。
【0061】D.生産システムの第2実施例:図7は、
第2実施例の生産システムに用いる回転テーブル100
の区分けを示す説明図である。図3では、回転テーブル
100を4つの載置エリアに区分けしたが、変形例で
は、8つの載置エリアに区分けする。図7(a)は、回
転テーブル100を周方向に8等分する場合について示
している。8つの載置エリア101a,101a’,1
01b,101b’,101c,101c’,101
d,101d’は、時計回りにこの順で並んでいる。そ
して、載置エリア101a,101a’は赤のテープ
で、載置エリア101b,101b’は黄色のテープ
で、載置エリア101c,101c’は青のテープで、
載置エリア101d,101d’は白のテープで、それ
ぞれ区分けされている。
【0062】なお、第2実施例では、4人の組立て作業
者A,B,C,Dの配置は、第1実施例と同じである。
作業者Aと作業者Dとの間には、作業者PU1が配置さ
れている。また、作業者Bと作業者Cとの間には、作業
者PU2が配置されている。作業者PU1は、回転テー
ブル100の載置エリア101a,101b,101
c,101dに組立て作業前の大型部品を載置し、作業
者A,B,C,Dに一括して部品を供給する。組立て作
業者A,B,C,Dは、回転テーブル100によって搬
送された大型部品をこれらの載置エリアから受け取り、
組立て作業後の仕上がり品をそれぞれ載置エリア101
a’,101b’,101c’,101d’に戻す。こ
れらの仕上がり品は、回転テーブル100によって搬送
され、作業者PU2によって取り出される。
【0063】図8は、図7(a)に示した回転テーブル
100を用いた製品の生産の様子を示す説明図である。
回転テーブル100上の「●」は、仕上がり品を表して
いる。また、「□」は、大型部品を表している。パッチ
ング部分は、作業者A用の載置エリア101a,101
a’を示している。図9は、作業者A,B,C,Dの作
業と、作業者PU1の大型部品の供給のタイミングと、
作業者PU2の仕上がり品の取り上げタイミングを示す
タイムチャートである。
【0064】いま、作業者Aに着目する。時刻t0にお
いて、作業者Aは、仕上がり品を載置エリア101aに
載置し、載置エリア101a’から大型部品を受け取る
(図8(h))。そして、組立て作業を行う。回転テー
ブル100は、時計回りに回転している。時刻t3とt
4の間のt3’において、載置エリア101a上の仕上
がり品が作業者PU2によって取り出される(図8
(c)、(d))。時刻t6とt7の間のt6’におい
て、次の作業対象となる大型部品が作業者PU1によっ
て載置エリア101a’に供給される(図8(f)、
(g))。作業者B,C,Dについても、作業者Aの場
合と同様に作業が進められる。
【0065】なお、作業者A,B,C,Dは、作業スピ
ードにバラツキがあるとき、各載置エリア101a〜1
01dが自分の作業エリア200a〜200dと対向す
る時刻t7’〜t1’の間に仕上がり品を載置エリア1
01a〜101dに載置することが可能である。また、
各載置エリア101a’〜101d’が自分の作業エリ
ア200a〜200dと対向する時刻t6’〜t8’の
間に大型部品を載置エリア101a’〜101d’から
受け取ることが可能である。
【0066】図10は、回転テーブル100の区分けの
変形例を示す説明図である。この図は、回転テーブル1
00を周方向に4等分し、更に各領域を内側と外側とに
2分する場合について示している。回転テーブル100
の内側には、大型部品を供給するための載置エリア10
2a,102b,102c,102dが時計回りにこの
順で並んでいる。また、外側には、仕上がり品を置くた
めの載置エリア102a’,102b’,102c’,
102d’が時計回りにこの順で並んでいる。載置エリ
ア101aと載置エリア101a’の周方向の位置は一
致している。載置エリア101aと載置エリア101
a’の周方向の位置を一致させているのは、作業者A,
B,C,Dが仕上がり品を載置エリアに置くと同時に次
の組立て作業に必要な大型部品を受け取ることができる
ようにするためである。なお、この場合にも前述した変
形例と同様に、載置エリア102a,102a’は赤の
テープで、載置エリア102b,102b’は黄色のテ
ープで、載置エリア102c,102c’は青のテープ
で、載置エリア102d,102d’は白のテープで、
それぞれ区分けされている。このように区分けされた回
転テーブルも、図7(a)に示した回転テーブルと同様
に利用できる。
【0067】このように第2実施例の生産システムによ
れば、作業者A,B,C,Dは、自分が扱う部品を容易
に視認することができ、作業者PUは、ピックアップ部
で仕上がり品を正確に取り出すことができる。
【0068】E.第2実施例の変形例:上記第2実施例
では、大型部品と仕上がり品とを別々の載置エリアに置
くようにしたが、主要な大型部品が2つある場合には、
これらを別々の載置エリアに置くようにしてもよい。例
えば、第1の大型部品に対して第1の組立て作業を行
い、更に第2の大型部品を組合せて第2の組立て作業を
行う組立て工程に適用できる。
【0069】図11は、このような場合の回転テーブル
100の区分けの変形例を示す説明図である。この図
は、回転テーブル100を周方向に8等分する場合につ
いて示している。8つの載置エリア103a,103
c’,103b,103d’,103c,103a’,
103d,101b’は、時計回りにこの順で並んでい
る。載置エリア103a,103a’は赤のテープで、
載置エリア103b,103b’は黄色のテープで、載
置エリア103c,103c’は青のテープで、載置エ
リア103d,103d’は白のテープで、それぞれ区
分けされている。
【0070】載置エリア103a,103b,103
c,103dには、第1の大型部品Xが供給される。載
置エリア103a’,103b’,103c’,103
d’には、第2の大型部品Yが供給される。それぞれの
組立て作業者A,B,C,Dは、まず回転テーブル10
0によって搬送された第1の大型部品Xを受け取り、第
1の組立て作業を行い、更に回転テーブルが3/8回転
した時に搬送されてくる第2の大型部品Yを受け取り、
第2の組立て作業を行う。第1の大型部品Xを載置する
載置エリア103a,103b,103c,103d
と、第2の大型部品Yを載置する載置エリア103
a’,103b’,103c’,103d’とをそれぞ
れ3/8回転分周方向にずらしているのは、作業者A,
B,C,Dが第1の大型部品を受け取って第1の組立て
作業が終了し、第2の大型部品Yを必要とするまでに回
転テーブル100が3/8回転する時間を要するからで
ある。
【0071】図12は、図11に示した回転テーブル1
00を用いた製品の生産の様子を示す説明図である。回
転テーブル100上の「●」は、仕上がり品を表してい
る。また、「□」は、第1の大型部品Xを表している。
また、「△」は、第2の大型部品Yを表している。ハッ
チング部分は、作業者A用の載置エリア103a,10
3a’を示している。図13は、作業者A,B,C,D
の作業と、作業者PU1の大型部品の供給のタイミング
と、作業者PU2の仕上がり品の取り上げタイミングを
示すタイムチャートである。
【0072】いま、作業者Aについて着目する。時刻t
0において、作業者Aは、載置エリア103aから第1
の大型部品Xを受け取り、仕上がり品を載置エリア10
3a〜103dに載置し(図12(h))、第1の組立
て作業を開始する。回転テーブル100は、時計回りに
回転している。時刻t2とt3の間のt3’において、
第2の大型部品Yが作業者PU1によって載置エリア1
03a’に供給される(図12(b)、(c))。時刻
t3において、作業者Aは、載置エリア103a’から
第2の大型部品Yを受け取り、第2の組立て作業を行う
(図12(c))。時刻t3とt4の間のt4’におい
て、載置エリア103a上の仕上がり品が作業者PU2
によって取り出される(図12(c)、(d))。時刻
t7とt8の間のt7’において、次の作業対象となる
第1の大型部品Xが作業者PU1によって載置エリア1
03aに供給される(図12(g)、(h))。作業者
B,C,Dについても、作業者Aの場合と同様に作業が
進められる。
【0073】図14は、回転テーブル100の区分けの
変形例を示す説明図である。この図は、回転テーブル1
00を周方向に4等分し、更に各領域を内側と外側とに
2分する場合について示している。回転テーブル100
の内側には、第1の大型部品Xを供給するための載置エ
リア104a,104b,104c,104dが時計回
りにこの順で並んでいる。また、外側には、第2の大型
部品Yを供給するための載置エリア104a’,104
b’,104c’,104d’が時計回りにこの順で並
んでいる。そして、載置エリア104aと載置エリア1
04a’の周方向の位置は、回転テーブル100の回転
の1/2周期分ずれている。第1の大型部品Xを載置す
る載置エリア104a,104b,104c,104d
と、第2の大型部品Yを載置する載置エリア104
a’,104b’,104c’,104d’とをそれぞ
れ1/2回転分周方向にずらしているのは、作業者A,
B,C,Dが第1の大型部品を受け取って第1の組立て
作業が終了し、第2の大型部品Yを必要とするまでに回
転テーブル100が1/2回転する時間を要するからで
ある。なお、この場合にも前述した変形例と同様に、載
置エリア104a,104a’は赤のテープで、載置エ
リア104b,104b’は黄色のテープで、載置エリ
ア104c,104c’は青のテープで、載置エリア1
04d,104d’は白のテープで、それぞれ区分けさ
れている。それぞれの組立て作業者A,B,C,Dは、
回転テーブル100によって搬送された第1の大型部品
Xを受け取り、組立て作業を行い、更に回転テーブルが
1/2回転した時に搬送されてくる第2の大型部品Yを
受け取り、更に組立て作業を行う。
【0074】このようにすることによって、それぞれの
組立て作業者A,B,C,Dは、異なるタイミングで搬
送されてくる2種類の大型部品X,Yを必要なタイミン
グで受け取り、組立て作業を行うことができる。
【0075】F.生産システムの第3実施例:図15
は、本発明の第3実施例としての生産システムの構成を
示す説明図である。第3実施例では、第1実施例の生産
システムの上流側近傍に部品加工エリア250を配置す
る。作業者Aと作業者Dとの間に配置された作業者PU
1は、部品加工エリア250で加工された部品を回転テ
ーブル100に供給する。部品加工エリア250で行わ
れる部品加工は、回転テーブル100に供給するタイミ
ングに同期して行われる。なお、作業者PU1の近傍に
部品加工エリア250で加工した部品を一旦ストックし
ておくための棚を用意しておいてもよい。
【0076】例えば、回転テーブル100に供給する部
品が板材をプレス加工したり、棒材を曲げ加工したもの
である場合、加工後の部品は加工前のものと比べて嵩張
り、搬送するときの負担が大きい。第2実施例では、回
転テーブル100の近傍に部品加工エリア250が設け
られているため、加工した部品を直接回転テーブル10
0に供給することができる。この結果、部品搬送の負担
を軽減することができる。
【0077】また、部品加工エリア250では、必要な
時に、必要な分だけ部品加工を行うことができるので、
過剰な加工部品の在庫を持つ必要がなくなる。また、在
庫管理の負担も軽減できる。
【0078】G.生産システムの第4実施例:図16
は、本発明の第4実施例としての生産システムの構成を
示す説明図である。第4実施例では、第1実施例の生産
システムを2つ並べた構成を採る。第1の回転テーブル
100Aの周囲に設置された第1の作業台200Aで
は、4人の作業者A,B,C,Dが第1の組立て作業を
行う。また、第2の回転テーブル100Bの周囲に設置
された第2の作業台200Bでは、4人の作業者E,
F,G,Hが第2の組立て作業を行う。作業者Bと作業
者Cとの間に配置された作業者PU1は、第1の回転テ
ーブル100Aのピックアップ部から取り出した第1の
仕上がり品を、第2の組立て作業の部品として作業者E
と作業者Hとの間から第2の回転テーブル100Bに供
給する。作業者PU1は、この中継の間に外観検査やラ
ベル貼り等の簡単な作業を行うようにしてもよい。ま
た、作業者PU2は、第2の回転テーブル100Bのピ
ックアップ部から第2の仕上がり品を取り出す。なお、
第1の回転テーブル100Aと第2の回転テーブル10
0Bの回転速度は同じに設定してある。
【0079】このように、第4実施例では、第1実施例
で示した生産性のよい生産システムを複数連続的に配置
するので、製品完成までの全生産工程における生産性を
更に向上することができる。
【0080】H.生産システムの第5実施例:図17
は、本発明の第5実施例としての生産システムの構成を
示す説明図である。第4実施例では、第4実施例におけ
る第2の組立て作業を行う作業者の人数が3人となる構
成を採る。第1の回転テーブル100Aの周囲に設置さ
れた第1の作業台200Aでは、4人の作業者A,B,
C,Dが第1の組立て作業を行う。また、第2の回転テ
ーブル100Cの周囲に設置された第2の作業台200
Cでは、3人の作業者E,F,Gが第1の組立て作業と
タクトタイムの異なる第2の組立て作業を行う。作業者
PU1は、上流側の第1の回転テーブル100Aのピッ
クアップ部から取り出した第1の仕上がり品を、第2の
組立て作業の部品として下流側の第2の回転テーブル1
00Cに供給する。また、作業者PU2は、第2の回転
テーブル100Cのピックアップ部から第2の仕上がり
品を取り出す。なお、本実施例では、第1の回転テーブ
ル100Aの回転速度は、回転周期が2分なるように設
定されており、作業者PU1は回転テーブル100Aか
ら第1の仕上がり品を毎分4個取り出す。また、第2の
回転テーブル100Bの回転速度は、回転周期が1分3
0秒となるように設定されており、作業者PU2も回転
テーブル100Bから第2の仕上がり品を毎分4個取り
出す。また、作業者PU1が第1の回転テーブル100
Aから第1の仕上がり品を取り出し、第2の回転テーブ
ル100Bに供給するタイミングが同期するように設定
されている。
【0081】このように、第5実施例では、回転テーブ
ルの回転速度を適切に制御できるので、作業者数やタク
トタイムの異なる作業を行う複数の回転テーブル間にお
ける作業の円滑性を確保することができる。
【0082】I.その他の変形例:以上、本発明のいく
つかの実施の形態について説明したが、本発明はこのよ
うな実施の形態になんら限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施
が可能である。例えば、上述した回転テーブル100
や、回転テーブル100の区分けの変形例は、第2〜第
5実施例においてもそれぞれ適用することができる。ま
た、以下のような変形例も可能である。
【0083】I1.変形例1:上記実施例では、本発明
の生産システムを組立て作業に適用したが、製品の品質
検査等の並列作業が可能な工程に適用することができ
る。例えば、インクジェットプリンタの製造工程におけ
る印字検査では、印刷用紙に所定のテストパターンを印
刷して、印刷ヘッドから吐出されるインクの吐出量や吐
出タイミング、印刷ヘッドの傾き等を調整する工程があ
る。このような検査工程は、作業者ごとの調整時間にバ
ラツキが生じやすい。このような印字検査工程に本発明
の生産システムを適用することにより、作業時間のバラ
ツキを吸収することができる。
【0084】I2.変形例2:上記実施例では、回転テ
ーブルへの部品の供給は1ヶ所から行っているが、複数
ヶ所から供給するようにしてもよい。
【0085】I3.変形例3:上記実施例では、各作業
者が自分が担当する作業対象物やタクトタイムを認識で
きるように回転テーブル上の領域をカラーテープで幾何
学的に区分けしたが、各作業者が自分が担当する作業対
象物やタクトタイムを認識できる程度に区分けすればよ
い。例えば、回転テーブルに色を付した箱を設置しても
よいし、単に領域が分かるように目印をつけるようにし
てもよい。
【0086】I4.変形例4:上記実施例では、回転テ
ーブルに大型部品を供給しているが、組立てに必要な部
品一式を供給するようにしてもよい。
【0087】I5.変形例5:上記実施例では、1つの
回転テーブルを囲む作業エリアで、複数の作業者が同一
の作業を並列して行っているが、これに限られるもので
はない。1つの回転テーブルを囲む作業エリアに、同一
作業を並列して行う複数の作業者を有するグループを複
数配置してもよい。例えば、作業エリアに同一作業を並
列して行う作業者3人のグループを2グループ配置する
ようにしてもよい。
【0088】I6.変形例6:上記第5実施例では、4
人で作業を行う第1の回転テーブル100Aの回転速度
を3人で作業を行う回転テーブル100Bの回転速度の
4/3倍に設定しているが、これに限られるものではな
い。一般に、上流側の回転テーブルにm(mは2以上の
整数)人の作業者を配置し、下流側の回転テーブルにn
(nは2以上の整数)人の作業者を配置するとき、下流
側の回転テーブルの回転速度が、上流側の回転テーブル
の回転速度のs・m/n(sは自然数)倍となる関係
で、各回転テーブルの回転速度が設定されていればよ
い。
【0089】I7.変形例7:上記実施例では、回転テ
ーブル100は円形であるが、円形でなくてもよい。た
だし、円形であれば回転時に凹凸が生じないので、各作
業者は作業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての生産システムの構
成を示す説明図である。
【図2】回転テーブル100および作業台200を側面
から見た概略説明図である。
【図3】回転テーブル100の区分けを示す説明図であ
る。
【図4】第1実施例における製品の生産の様子を示す説
明図である。
【図5】作業者A,B,C,Dの作業と作業者PUの仕
上がり品の取り上げのタイミングを示すタイムチャート
である。
【図6】回転テーブル100の変形例を示す説明図であ
る。
【図7】第2実施例の生産システムに用いる回転テーブ
ル100の区分けの変形例を示す説明図である。
【図8】図7(a)に示した回転テーブル100を用い
た製品の生産の様子を示す説明図である。
【図9】作業者A,B,C,Dの作業と、作業者PU1
の大型部品の供給のタイミングと、作業者PU2の仕上
がり品の取り上げタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図10】回転テーブル100の区分けの変形例を示す
説明図である。
【図11】回転テーブル100の区分けの変形例を示す
説明図である。
【図12】図11に示した回転テーブル100を用いた
製品の生産の様子を示す説明図である。
【図13】作業者A,B,C,Dの作業と、作業者PU
1の大型部品の供給のタイミングと、作業者PU2の仕
上がり品の取り上げタイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図14】回転テーブル100の区分けの変形例を示す
説明図である。
【図15】本発明の第3実施例としての生産システムの
構成を示す説明図である。
【図16】本発明の第4実施例としての生産システムの
構成を示す説明図である。
【図17】本発明の第5実施例としての生産システムの
構成を示す説明図である。
【図18】ライン方式の生産システムの一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
100,100A,100B…回転テーブル 100a〜100d…載置エリア 101〜104…載置エリア 110…棚 120…空間 150…回転軸 200,200A,200B,200C…作業台 250…部品加工エリア 300…モータ 400…制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月24日(2001.4.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、以下の構成を採用した。本発明の生産システムは、
複数の作業者によって所定の製品を生産する生産システ
ムであって、上面が前記作業者の数に対応した複数の
載置エリアに区分けされた回転テーブルと、前記回転テ
ーブルの周囲に設けられ、前記作業者が同一作業を行う
ための複数の作業エリアと、前記回転テーブルに載置さ
れた前記作業済みの仕上がり品をピックアップするため
のピックアップ部と、を備えることを要旨とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の回転テーブルを用いた生産システ
ムでは、複数の作業者の作業エリアに対応して区分けさ
れた回転テーブルが連続的に回転する。作業済みの仕上
がり品は、作業者によって回転テーブルに載置されて、
ピックアップ部まで搬送され、取り出される。仕上がり
品の取り出しは、人間が行ってもよいし、機械が行って
もよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、回転テーブルを囲んで複数の作業者
が同一の作業を行うので、各作業者の作業時間のバラツ
キがあっても、互いに補助しあうことが可能となる。例
えば、4人の作業者が同一作業を行っている場合、その
うちの1人の作業が遅いときには、両隣の作業者が手伝
うことができる。このように、1人の作業者の作業が遅
くても残りの3人の作業によって所定の間隔で仕上がり
品が流れるため、下流工程に与える影響は小さい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、本発明の生産システムは、複数の工
程を経て所定の製品を生産する生産システムであって、
上面が各工程ごとに定められた所定数の載置エリアに
区分けされ、周囲には該所定数の作業者が同一作業を行
うための所定数の作業エリアが設けられた回転テーブル
を前記工程に応じた数備え、各回転テーブルの間に、上
流工程の回転テーブルにおける仕上がり品を取り上げる
とともに、該仕上がり品を作業対象物として下流工程の
回転テーブルに供給する中継エリアを備えるようにして
もよい。これは、回転テーブルを複数並べて1つの生産
ラインを構築する態様に相当する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】本発明は、生産システムの発明の他、上述
した生産システムに用いられる回転テーブルの発明とし
て構成することもできる。即ち、本発明の回転テーブル
は、複数の作業者が作業を行う複数の作業エリアを周囲
に備える回転テーブルであって、前記複数の作業エリア
に対応して周方向に等間隔に配置された載置エリアを有
する天板と、該天板を所定の速度で回転させる回転機構
と、を備えることを要旨とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】本発明の回転テーブルによって、各作業者
は、区分けされた回転テーブルの回転を指標として作
速度を維持することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、本発明は、生産方法の発明として構
成することもできる。即ち、本発明の生産方法は、複数
の作業者によって所定の製品を生産する生産方法であっ
て、作業対象物の搬送手段として用意された所定の速度
で回転する回転テーブルの周囲に配置された複数の作業
者が、該回転テーブルの回転に同期して同一作業を並行
して行うことを要旨とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】図8は、図7(a)に示した回転テーブル
100を用いた製品の生産の様子を示す説明図である。
回転テーブル100上の「●」は、仕上がり品を表して
いる。また、「□」は、大型部品を表している。ハッチ
ング部分は、作業者A用の載置エリア101a,101
a’を示している。図9は、作業者A,B,C,Dの作
業と、作業者PU1の大型部品の供給のタイミングと、
作業者PU2の仕上がり品の取り上げタイミングを示す
タイムチャートである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】H.生産システムの第5実施例:図17
は、本発明の第5実施例としての生産システムの構成を
示す説明図である。第4実施例では、第4実施例におけ
る第2の組立て作業を行う作業者の人数が3人となる構
成を採る。第1の回転テーブル100Aの周囲に設置さ
れた第1の作業台200Aでは、4人の作業者A,B,
C,Dが第1の組立て作業を行う。また、第2の回転テ
ーブル100Cの周囲に設置された第2の作業台200
Cでは、3人の作業者E,F,Gが第1の組立て作業と
タクトタイムの異なる第2の組立て作業を行う。作業者
PU1は、上流側の第1の回転テーブル100Aのピッ
クアップ部から取り出した第1の仕上がり品を、第2の
組立て作業の部品として下流側の第2の回転テーブル1
00Cに供給する。また、作業者PU2は、第2の回転
テーブル100Cのピックアップ部から第2の仕上がり
品を取り出す。なお、本実施例では、第1の回転テーブ
ル100Aの回転速度は、回転周期が2分となるように
設定されており、作業者PU1は回転テーブル100A
から第1の仕上がり品を毎分4個取り出す。また、第2
の回転テーブル100Bの回転速度は、回転周期が1分
30秒となるように設定されており、作業者PU2も回
転テーブル100Bから第2の仕上がり品を毎分4個取
り出す。また、作業者PU1が第1の回転テーブル10
0Aから第1の仕上がり品を取り出し、第2の回転テー
ブル100Bに供給するタイミングが同期するように設
定されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 弘一 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 木村 茂 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3B053 NL02 3C030 DA01 DA02 DA10 DA16 DA22 DA24 DA25 3C042 RA02 RB18 RD03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業者によって所定の製品を生産
    する生産システムであって、 一定速度で回転し、机上面が前記作業者の数に対応した
    複数の載置エリアに区分けされた回転テーブルと、 前記回転テーブルの周囲に設けられ、前記作業者が同一
    作業を行うための複数の作業エリアと、 前記回転テーブルに載置された前記作業済みの仕上がり
    品をピックアップするためのピックアップ部と、 を備える、生産システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生産システムであって、
    更に、 前記全作業者に対し、前記作業に応じた主要な作業対象
    物を供給するための前記作業者数よりも少数の供給部を
    備える、生産システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の生産システムであって、
    更に、 前記供給部に供給すべき作業対象物に対する前加工を施
    すための加工エリアを前記供給部近傍に備える、生産シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の生産システムであって、 前記回転テーブルの回転速度は、1〜3分ごとに前記作
    業エリアと該作業エリアに対応した前記載置エリアとが
    対向する速度である、生産システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の生産システムであって、 前記作業エリアは、前記製品の品質を検査するエリアで
    ある、生産システム。
  6. 【請求項6】 複数工程を経て所定の製品を生産する生
    産システムであって、 一定速度で回転し、机上面が各工程ごとに定められた所
    定数の載置エリアに区分けされ、周囲には該所定数の作
    業者が同一作業を行うための所定数の作業エリアが設け
    られた回転テーブルを前記工程に応じた数備え、 各回転テーブルの間に、上流工程の回転テーブルにおけ
    る仕上がり品を取り上げるとともに、該仕上がり品を作
    業対象物として下流工程の回転テーブルに供給する中継
    エリアを備える、生産システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の生産システムであって、
    更に、 各工程からの仕上がり品の取り上げタイミングがほぼ同
    期するように、それぞれの回転テーブルの回転速度を制
    御する制御部を備える、生産システム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の生産システムであって、 上流側の回転テーブルにおける作業者数をm(mは2以
    上の整数)、下流側の回転テーブルにおける作業者数を
    n(nは2以上の整数)とするとき、下流側の回転テー
    ブルの回転速度が、上流側の回転テーブルの回転速度の
    略s・m/n倍(sは自然数)となる関係で、各回転テ
    ーブルの回転速度が設定されている、生産システム。
  9. 【請求項9】 複数の作業者が作業を行う複数の作業エ
    リアを周囲に備える回転テーブルであって、 前記複数の作業エリアに対応して周方向に等間隔に配置
    された載置エリアを有する天板と、 該天板を一定速度で回転させる回転機構と、 を備える、回転テーブル。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の回転テーブルであっ
    て、 前記載置エリアには、2種類以上のエリアが含まれ、該
    エリアは各種類ごとに前記各作業エリアに対応して周方
    向に等間隔に配置されている、回転テーブル。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の回転テーブルであっ
    て、 前記載置エリアのうち、少なくとも2種類のエリアは、
    周方向にずれて配置されている、回転テーブル。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の回転テーブルであっ
    て、 前記載置エリアは色で区分けされている、回転テーブ
    ル。
  13. 【請求項13】 前記天板は円形である請求項9記載の
    回転テーブル。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の回転テーブルであっ
    て、 前記作業エリアに前記天板と同じ高さの作業台を備え
    る、 回転テーブル。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の回転テーブルであっ
    て、 前記天板は、周囲に張り出しを有する状態で前記回転機
    構に支持されており、 前記作業エリアにおいて、前記張り出しとの間に空隙を
    形成する状態で、前記天板の高さよりも低い作業台を備
    える、回転テーブル。
  16. 【請求項16】 複数の作業者によって所定の製品を生
    産する生産方法であって、 作業対象物の搬送手段として用意された一定速度で回転
    する回転テーブルの周囲に配置された複数の作業者が、
    該回転テーブルの回転に同期して同一作業を並行して行
    う、生産方法。
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