JP2002035555A - 分離装置及び方法 - Google Patents

分離装置及び方法

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JP2002035555A
JP2002035555A JP2000226661A JP2000226661A JP2002035555A JP 2002035555 A JP2002035555 A JP 2002035555A JP 2000226661 A JP2000226661 A JP 2000226661A JP 2000226661 A JP2000226661 A JP 2000226661A JP 2002035555 A JP2002035555 A JP 2002035555A
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membrane
chemical solution
water
chemical
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JP2000226661A
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English (en)
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Yutaka Okuno
裕 奥野
Masato Onishi
真人 大西
Hiroki Ando
尋樹 安藤
Kiyokazu Takemura
清和 武村
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ろ過効率が良く、且つ膜が破損しない分離装置
及び方法を提供する。 【解決手段】本発明の分離装置10は、モジュール14
の上端に送出管18が連結されており、モジュール14
内の透過水が、この送出管18を介して外部に送出され
る。また、モジュール14の下端には、薬液管22が連
結され、この薬液管22を介して薬液28がモジュール
14の内部に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分離装置及び方法に
係り、特に水処理の分野で使用される分離装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、廃水処理の分野で使用される
分離装置は、モジュールの内部に被処理水を吸引し、こ
の被処理水を膜(或いはフィルタ)に透過させることに
よって、被処理水から懸濁物質等を分離する。
【0003】このような分離装置は、膜の表面に微生物
や析出物が徐々に堆積し、膜が次第に閉塞される。そこ
で、従来の分離装置は、膜の閉塞を抑制するために、様
々な方法を採っている。例えば、被処理水に薬液を供給
し、この薬液を被処理水とともに膜を透過させて膜を洗
浄する方法がある。しかし、この方法は、供給した薬液
によって被処理水中の微生物が死滅するため、活性汚泥
等を用いた生物処理に適用できない欠点があった。
【0004】また、別の洗浄方法として、膜を透過した
透過水をモジュールの内部から外部に逆流させる逆洗が
考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆洗を
行うには、ろ過作業を一端停止しなければならず、ろ過
効率が低下する欠点があった。さらに、逆洗時の膜に
は、ろ過運転時と逆方向の圧力(逆圧)がかかるため、
膜が破損するおそれがあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ろ過効率が良く、且つ膜が破損しない分離装置
及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記目的を達成するために、膜、フィルタ等の分離手段を
有するモジュールと、該モジュールに連通され、前記分
離手段を透過した透過水を外部に送出する送出管と、前
記モジュールに連通され、前記分離手段を洗浄する薬液
を前記モジュールの内部に供給する薬液管と、を備えた
ことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は前記目的を達成する
ために、膜、或いはフィルタを透過した透過水を、モジ
ュールの内部から外部に送出しながら、前記モジュール
の内部に薬液を注入することを特徴としている。
【0009】本発明によれば、膜、フィルタ等の分離手
段を透過した透過水を外部に送出しながら、モジュール
の内部に薬液を供給するので、ろ過効率を低下させるこ
となく、分離手段を洗浄できる。また、モジュールの内
部に供給した薬液は、透過水とともに送出されるので、
分離手段に逆圧がかかることがなく、分離手段が破損す
ることを防止できる。さらに、薬液がモジュールの外部
に流出しないので、生物処理にも適用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る分離装置及び方法の好ましい実施の形態について詳
説する。
【0011】図1は、生物処理に適用した分離装置10
を示す全体構成図である。
【0012】同図に示すように、分離装置10は、被処
理水(原水)16が貯留された処理槽12を有し、この
被処理水16にモジュール14が浸漬されている。
【0013】モジュール14の上端には、送出管18が
連結されており、該送出管18にポンプ20が配設され
ている。このポンプ20を駆動すると、モジュール14
の内部に吸引力が働き、被処理水16がモジュール14
の内部に吸引される。
【0014】モジュール14の下端には、薬液管22が
連結されている。薬液管22は、ポンプ24を介して薬
液槽26に連通され、該薬液槽26には、薬剤(消毒
剤、殺菌剤、洗浄剤等)を溶解した薬液28が貯留され
ている。前記ポンプ24を駆動すると、薬液28が薬液
管22を介してモジュール14の内部に供給される。
【0015】モジュール14の下方には、散気管30が
配設されている。散気管30は、その表面に多数の散気
孔(不図示)が形成されるとともに、ブロア32に連結
されている。このブロア32を駆動すると、散気管30
にエアが供給され、散気孔から被処理水16に細かな気
泡が吹き出される。細かな気泡は、被処理水16中を液
面まで上昇し、この気泡の動きに伴って被処理水16の
上昇流が形成される。これにより、モジュール14の膜
34(図2参照)に剪断力が付与され、膜34に懸濁物
質や析出物等が付着することが抑制される。また、散気
を行ったことによって処理槽12の内部に循環流が形成
され、処理槽12内が攪拌されるとともに、被処理水1
6中に存在する好気性微生物に酸素を供給される。
【0016】図2は、モジュール14の正面図であり、
図3は、図2の3−3線に沿うモジュール14の側面断
面図である。
【0017】これらの図に示すように、モジュール14
は、矩形状に形成された一対の膜(生物膜)34、34
と、略枠状に形成されたフレーム36と、から構成され
る。膜34、34は、多孔板等のスペーサ(不図示)に
貼り付けられ、フレーム36に支持される。
【0018】フレーム36の上端部には、送出口36A
が形成され、該送出口36Aに送出管18が連結されて
いる。これにより、モジュール14の内部の透過水は、
送出口36Aを介して送出管18から送出される。
【0019】また、フレーム36の下端部には、注入口
36Bが形成され、該注入口36Bに薬液管22が連結
されている。これにより、薬液槽26の薬液28は、薬
液管22から注入口36Bを介してモジュール14の内
部に注入される。
【0020】次に上記の如く構成された分離装置10の
作用について説明する。
【0021】分離装置10は、ポンプ20を連続的に駆
動するとともに、ポンプ24を連続的、或いは間欠的に
駆動する。
【0022】ポンプ20を駆動すると、モジュール14
の内部に吸引力が働き、被処理水16が膜34を介して
モジュール14の内部に吸引される。これにより、被処
理水16に含まれる懸濁物質等が膜34によって分離さ
れる。膜34を透過した透過水は、送出口36Aから送
出管18に送出され、後段の処理工程(例えば、沈殿池
等)に送水される。
【0023】一方、ポンプ24を駆動すると、薬液槽2
6内の薬液28が薬液管22を介してモジュール14の
内部に注入される。薬液28は、下端部の注入口36B
から注入され、モジュール14内を上昇して上端部の送
出口36Aから送出される。これにより、薬液28が膜
34の略全面に接するので、膜34の汚染の進行が抑制
され、膜34の閉塞が抑制される。
【0024】このように本実施の形態の分離装置10に
よれば、送出管18から透過水を送出しながら、薬液管
22からモジュール14内に薬液28を供給するように
したので、ろ過運転を停止することなく、膜34を洗浄
できる。したがって、分離装置10は、連続的にろ過運
転を行っても膜34が閉塞されにくいので、ろ過効率が
良い。
【0025】また、分離装置10によれば、モジュール
14内に注入した薬液28を送出管18から送出するよ
うにしたので、膜34に逆圧がかかることがない。した
がって、膜34の寿命が向上する。
【0026】また、分離装置10は、薬液管22と送出
管18とが対向する位置に連結されているので、薬液管
22から供給された薬液は、膜34全面に接する。した
がって、膜34全面を略均等に洗浄できる。
【0027】また、分離装置10は、薬液28がモジュ
ール14の外部に流出しないので、被処理水16中の微
生物が死滅することがない。したがって、分離装置10
を生物処理に適用できる。
【0028】さらに、分離装置10は、膜34を透過し
た透過水を薬液28によって消毒できる。したがって、
下水処理等に本発明を適用した場合には、透過水の消毒
工程を省くことができ、工程数を減らすことができる。
【0029】なお、上述した実施の形態は、平膜形のモ
ジュール14の例で説明したが、これに限定するもので
はない。例えば、図4に示すモジュール40は、中空糸
形であり、チューブ状に形成された膜42、42…が、
中空状に形成された一対の支持部材44、46に支持さ
れている。上側の支持部材44には、送出口44Aが形
成され、下側の支持部材46には、注入口46Aが形成
されている。これにより、注入口46Aから注入された
薬液が膜42、42…の内部を通過して送出口44Aか
ら送出されるので、膜42全体を洗浄できる。また、別
構造のモジュールとして、スパイラル形やプリーツ形と
呼ばれるものを用いてもよい。
【0030】また、上述した実施の形態は、モジュール
14の上端に送出口36Aを形成し、下端に注入口36
Bを形成したが、これに限定するものではない。例え
ば、フレーム36の対向する側面の一方に送出口36A
を形成し、他方に注入口36Bを形成してもよい。
【0031】また、図5に示すように、注入口36Bと
送出口36Aとをフレーム36の上端に形成するととも
に、モジュール14内の中央に仕切板48を垂設しても
よい。この場合、注入口36Bから注入した薬液が膜3
4全面に接するように流れるので、膜34全面を略均等
に洗浄できる。また、送出口36Aと注入口36Bとが
上端に形成されているので、送出管18と薬液管22と
を短くできる。
【0032】また、上述した実施の形態は、膜34を用
いた分離装置10の例を説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、フィルタを用いた分離装置にも
適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る分離装
置及び方法によれば、膜、フィルタ等の分離手段を透過
した透過水を外部に送出しながら、モジュールの内部に
薬液を注入するので、ろ過効率を低下させることなく、
分離手段を洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離装置の実施の形態を示す全体
構造図
【図2】モジュールを示す正面図
【図3】図2の3−3線に沿うモジュールを示す側面断
面図
【図4】図2、図3と異なる構造のモジュールを示す断
面図
【図5】図2、図3と異なる構造のモジュールを示す正
面断面図
【符号の説明】
10…分離装置、12…処理槽、14…モジュール、1
6…被処理水、18…送出管、20…ポンプ、22…薬
液管、24…ポンプ、26…薬液槽、28…薬液、30
…散気管、32…ブロア、34…膜、36…フレーム、
36A…送出口、36B…注入口
フロントページの続き (72)発明者 武村 清和 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA02 HA01 HA61 HA71 KA12 KA44 KB22 KC01 KC16 PA02 PB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜、フィルタ等の分離手段を有するモジュ
    ールと、 該モジュールに連通され、前記分離手段を透過した透過
    水を外部に送出する送出管と、 前記モジュールに連通され、前記分離手段を洗浄する薬
    液を前記モジュールの内部に供給する薬液管と、 を備えたことを特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】前記薬液管は、前記送出管が前記モジュー
    ルに連結される連結位置と対向するように、前記モジュ
    ールに連結されることを特徴とする請求項1記載の分離
    装置。
  3. 【請求項3】膜、或いはフィルタを透過した透過水を、
    モジュールの内部から外部に送出しながら、前記モジュ
    ールの内部に薬液を注入することを特徴とする分離方
    法。
JP2000226661A 2000-07-27 2000-07-27 分離装置及び方法 Pending JP2002035555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152272A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Tsukishima Kikai Co Ltd 浸漬膜濾過方法および浸漬膜濾過装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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