JP2002035511A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2002035511A
JP2002035511A JP2000226847A JP2000226847A JP2002035511A JP 2002035511 A JP2002035511 A JP 2002035511A JP 2000226847 A JP2000226847 A JP 2000226847A JP 2000226847 A JP2000226847 A JP 2000226847A JP 2002035511 A JP2002035511 A JP 2002035511A
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Yosuke Yamada
要輔 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚濁液を良好に浮上濾過する。 【解決手段】 濾過筒2の内部空間は、漏斗部材3によ
り濾過室4と回収室5に区画されている。濾過室4に処
理液を供給すると、濾材6は浮上するが濾材用ネット8
にて浮上が停止され、閉止部材9は浮上するが閉止部材
用ネット7にて浮上が停止する。処理液は濾材6により
形成された濾過層を通過して濾過される。汚濁物14
は、漏斗部材3の下端開口3aを通って回収室5に沈降
・堆積する。処理液の供給を停止し、処理液をドレンパ
イプ13から抜いていくと、先に比重の重い閉止部材9
が沈降して下端開口3aを塞ぐため、比重の軽い濾材6
が回収室5に落下することを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚濁液を濾過する
ことにより液中に含まれている汚濁物を物理的に除去す
る濾過装置に関するものであり、工場廃液等を確実かつ
効率的に濾過処理することができるように工夫したもの
である。
【0002】
【従来の技術】工場や工事現場では、多量の汚濁液が発
生する。この汚濁液をそのまま外部に排出したのでは公
害が発生するため、汚濁液中に混入している汚濁物を除
去して排水したいという要望がある。
【0003】汚濁液としては、例えば次のようなものが
ある。 (1)アルカリ脱脂液。 (2)工場で生じる乳化廃液。 (3)水溶性研削液。 (4)鉄板や銅板やステンレス板をバフ研磨するときに
使用した水溶液(この水溶液中には、鉄粉や銅粉やステ
ンレス粉等の金属粉が混入している)。 (5)道路工事現場や建築現場にて発生するセメント混
入水。 (6)塗料混入水。
【0004】従来では、この様な汚濁液をフィルタ等で
濾過しようとしたり、金属粉を磁石により吸着して除去
しようとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な汚濁液には多量の汚濁物が混入しているため、フィル
タ等で濾過しようとしても、短時間でフィルタ等が目詰
まりしてしまう。また目詰まりしたこのフィルタ等を交
換するため、交換作業が面倒である。更に、交換した使
用済のフィルタ等が新たな廃棄物となり、このフィルタ
をそのまま廃棄したのでは新たに公害が発生してしまい
問題であった。
【0006】また、金属粉を磁石により吸着しようとし
ても、その効率は悪く、また、金属粉以外の汚濁物の除
去はできなかった。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、汚濁液か
ら汚濁物を物理的に濾過・除去することができ、しか
も、濾材の交換が不要な濾過装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、軸の向きが上下方向に沿う状態で設置され
る濾過筒と、下方に向かうに従い開口面積が狭められる
形状となって前記濾過筒の内部に配置され、この濾過筒
の内部を上側の濾過室と下側の回収室に区画する漏斗部
材と、前記濾過室のうち前記漏斗部材に近い位置に張り
渡された閉止部材用ネットと、前記濾過室のうち前記閉
止部材用ネットよりも上方位置に張り渡されると共に、
前記閉止部材用ネットの網目径よりも網目径が小さくな
っている濾材用ネットと、前記濾過室のうち前記濾材用
ネットよりも下方空間に充填されると共に、粒径が前記
濾材用ネットの網目径よりも大きく且つ前記閉止部材用
ネットの網目径よりも小さい粒状の濾材と、前記濾過室
のうち前記漏斗部材と前記閉止部材用ネットの間に配置
されると共に、寸法が前記閉止部材用ネットの網目径よ
りも大きく、沈降することにより前記漏斗部材の下端開
口を閉止する閉止部材とを有することを特徴とする。
【0009】また本発明の構成は、前記濾材は比重が1
よりも小さく、前記閉止部材は比重が1よりも小さく且
つ前記濾材の比重よりも大きいことを特徴とする。ま
た、前記漏斗部材は、網目径が前記濾材の粒径よりも小
さなメッシュ部材により形成されていることを特徴とす
る。また、前記濾過室の上側には、この濾過室に連通し
た状態で逆洗室が形成されていることを特徴とする。ま
た前記閉止部材を昇降移動させて閉止部材により前記漏
斗部材の下端開口を開閉させる閉止部材昇降手段が備え
られていることを特徴とする。また前記濾材の比重は1
よりも大きく、前記閉止部材の比重は前記濾材の比重よ
りも大きく、処理液が前記漏斗部材の下端開口から上方
に向かって噴出されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0011】<第1の実施の形態>図1及び図2は本発
明の第1の実施の形態にかかる濾過装置1を示す。図1
は汚濁液等の処理液が供給されている状態を、図2は処
理液が排出されている状態を示す。この濾過装置1の濾
過筒2は、その軸の向きが上下方向に沿う状態で設置
(取り付け、配置)されるものであり、その上端面及び
下端面は閉止されている。この濾過筒2内には、後述す
るように、汚濁液等の処理液が供給される。
【0012】濾過筒2の内部の上下方向の略中央には漏
斗部材3が配置されており、この漏斗部材3により、濾
過筒2の内部空間は上側の濾過室4と下側の回収室5に
区画されている。漏斗部材3は下方に向かうに従い開口
面積が狭められるような円錐形状面となっており、下端
が下端開口3aとなっている。この下端開口3aを介し
て、濾過室4と回収室5とが連通している。また漏斗部
材3はメッシュ部材により形成されており、その網目径
は、後述する濾材6の粒径よりも小さくなっている。
【0013】濾過室4のうち漏斗部材3に近い位置には
閉止部材用ネット7が張り渡され、濾過室4のうち閉止
部材用ネット7よりも上方位置(濾過筒2の上端面近く
の位置)には濾材用ネット8が張り渡されている。しか
も、濾材用ネット8の網目径は、閉止部材用ネット7の
網目径よりも大幅に小さくなっている。具体的には、濾
材用ネット8の網目径を0.1〜0.5mmとしてお
り、閉止部材用ネット7の網目径を5〜10mmとして
いる。
【0014】濾過室4のうち濾材用ネット3よりも下方
空間には、粒状の濾材6が充填されている。この濾材6
としては、比重が1よりも小さい(例えば比重が0.1
程度の)微細な発泡スチロール粒や樹脂粒や無機質材粒
を採用している。しかも、この濾材6の粒径は例えば
0.3mm〜3mmとなっており、濾材用ネット8の網
目径よりも大きく、閉止部材用ネット7の網目径よりも
小さくなっている。
【0015】濾過室4のうち漏斗部材3と閉止部材用ネ
ット7との間には、寸法(径)が閉止部材用ネット7の
網目径や下端開口3aの開口径よりも大きな球形の閉止
部材9が配置されている。閉止部材9の比重は、1より
も小さく、且つ、濾材6の比重よりも大きくなっている
(例えば比重が0.3〜0.9となっている)。このた
め、濾過筒2内に処理液が供給されると、閉止部材9は
浮上して閉止部材用ネット7に当接し、濾過筒2内から
処理液が排出されると閉止部材9は下降(沈降)して漏
斗部材3の下端開口3aを塞ぐ。
【0016】攪拌棒10は、濾過筒2の軸方向に延びる
状態で、濾過筒2に回転自在に取り付けられている。こ
の攪拌棒10のうち濾過室4に位置する部分には、攪拌
翼10aが取り付けられている。そして、攪拌棒10の
上端に備えたハンドル10bを回転させると攪拌棒10
が回転し、これにより攪拌翼10aが回転して濾材6を
攪拌させることができる。
【0017】このような構成となっている濾過装置1の
濾過室4の空間のうち下部空間には、ポンプPが介装さ
れた供給パイプ11が連結され、濾過室4の空間のうち
上部空間には排出パイプ12が連結され、回収室5の空
間のうち下部空間には、ドレン弁13aが介装されたド
レンパイプ13が連結されている。
【0018】濾過装置1に処理液が供給されていないと
きには、図2に示すように、濾材6は、個々の濾材間に
ある程度の隙間を持った状態で、濾過室4内に入ってい
る。また閉止部材7が沈降して漏斗部材3の下端開口3
aを塞いでいる。このように閉止部材7により下端開口
3aを塞ぎ、且つ、漏斗部材3の網目径が濾材6の粒径
よりも小さくなっているので、濾材6が下方の回収室5
側に落下することはない。なお図1,図2では、図示の
都合上、濾材6を「まばら」に描いているが、図1の状
態では稠密状態で濾材6が存在し、図2の状態では図1
の状態よりはやや密度が低い状態ではあるが多量に濾材
6が存在している。また他の図面でも同様である。
【0019】濾過処理をする際にはドレン弁13aを閉
じた状態で、貯溜槽(図示省略)に貯溜している汚濁液
などの処理液を、ポンプP及び供給パイプ11を介し
て、濾過室4に供給する。そうすると、処理液は濾過筒
2内に充満し、かつ濾過室4内を下方から上方に向かっ
て流れる。
【0020】このようにして処理液を濾過筒2に供給す
ると、図1に示すように、比重の小さい濾材6は浮上し
て、個々の濾材6が緊密に押しつけられた稠密状態とな
る。このため濾材6により、非常にしっかりとした濾過
層が形成され、ミクロンオーダの濾過が可能となる。ま
た、閉止部材9も浮上して閉止部材用ネット7に当接
し、漏斗部材3の下端開口3aが開いた状態となる。
【0021】処理液は、濾材6の中を下方から上方に向
かって流通することにより濾過される。濾過された処理
液は、排出パイプ12を介して再び貯溜槽に戻される。
つまり、処理液はこの濾過装置1と貯溜槽との間で循環
流通され、濾材6を複数回通過して濾過されることによ
り清澄になっていく。
【0022】このようにして処理液中の汚濁物の濾過・
除去が完了したら、処理液の循環流通をやめ、貯溜槽中
の処理液(清澄になった処理液)を外部環境に排出する
ことができる。
【0023】濾過された液は、汚濁物が濾過・除去され
ているため清澄であり、そのまま外部環境に排出して
も、公害の発生の恐れはない。また工場等において、工
業用水として再利用することができる。また、汚濁液が
酸性やアルカリ性である場合等には、必要に応じて化学
的な中和処理をしてから排出する。更に、濾過された液
を、中空糸膜による精密濾過をすることにより、より品
質のよい清澄水として再使用することもできる。
【0024】上述したような濾過作業を続けていくと、
図1に示すように、濾材6には汚濁物14が付着する。
特に濾材6の下面に汚濁物14が付着する。この汚濁物
14は堆積して成長し、塊状や粘土状となっていく。汚
濁物14の一部は、濾材6の下面から自然に剥離して自
重で下方に落下するものもある。また濾過作業の最中
に、ハンドル10bを回し攪拌翼10aを回転させて濾
材6を攪拌することによっても、汚濁物14が剥離して
下方に落下していく。下方に落下した汚濁物14は、網
目径の大きな閉止部材用ネット7を通過し、更に漏斗部
材3の表面に沿って下方に移動し下端開口3aを通過し
て回収室5に入り沈殿する。この場合、閉止部材用ネッ
ト7の網目径が大きいため、汚濁物14の落下を邪魔す
ることはない。また、汚濁物14のうちの一部が漏斗部
材3の網目を通って回収室5に入り沈殿するものもあ
る。
【0025】なお、回収室5内の処理液をポンプにより
吸引し、吸引した処理液を濾過室4に戻すようにすれ
ば、回収室5の液圧に対して濾過室4の液圧が低くな
り、濾過室4側から回収室5に向かう処理液の流れが生
じ、汚濁物14がこの流れに沿って、より効果的に回収
室5に移動してくることができる。
【0026】濾過室4には処理液が供給されるため乱流
が発生して汚濁物14の剥離が発生し易い。一方、回収
室5は漏斗部材3により濾過室4と区画されているた
め、回収室5内においては処理液はほぼ静止状態となっ
ている。このため、回収室5に落下していった汚濁物1
4は沈降して堆積する。また漏斗部材3は下方に向かう
に従い開口面積が狭められるような円錐形状面となって
いるため、回収室5に移動した汚濁物14が濾過室4側
に戻ってくることは無い。この結果、濾過作業の最中に
おいても、濾材6と汚濁物14との分離・除去を効率的
に行うことができる。
【0027】濾材6の下面に堆積した汚濁物14の量が
ある程度以上になると目詰まり状態となり、処理液が濾
材6を通過しにくくなり、排出パイプ12から排出され
る処理液の量が減少してくる。このため排出パイプ12
から排出される処理液の量が、一定量以下になったら、
次に示すような回復作業をする。
【0028】この回復作業では、ポンプPの運転を停止
して処理液の循環流通を停止した状態にし、ハンドル1
0bを回して攪拌翼10aを回転させる。そうすると、
濾材6の個々の粒材が攪拌され、濾材6の個々の粒材に
付着していた汚濁物14が下方に移動してきて落下す
る。特に、濾材6の下面に付着・堆積していた汚濁物1
4は、攪拌の振動により簡単に落下する。
【0029】落下した汚濁物14は、網目径の大きな閉
止部材用ネット7を通過し、更に漏斗部材3の表面に沿
って下方に移動し、下端開口3aを通って回収室5に落
下する。この場合、閉止部材用ネット7の網目径が大き
いため、汚濁物14の落下を邪魔することはない。ま
た、汚濁物14の一部は漏斗部材3の網目を通って回収
室5に入り落下する。回収室5に入った汚濁物14は、
回収室5内で沈降堆積する。
【0030】回収室5に落下していった汚濁物14は沈
降して堆積する。また漏斗部材3は下方に向かうに従い
開口面積が狭められるような円錐形状面となっているた
め、回収室5に移動した汚濁物14が濾過室4側に戻っ
てくることは無い。この結果、濾材6と汚濁物14との
分離・除去を効率的に行うことができる。
【0031】このような回復作業が完了したら、再び濾
過作業を行うことができる。つまり、汚濁物14により
目詰まりが発生しても、回復作業をすることにより目詰
まりを解消することができ、濾材6の交換は不要であ
る。
【0032】濾過運転や回復作業を繰り返していき、回
収室5内に多量の汚濁物14が沈降・堆積したら、処理
液の供給を停止し、ドレン弁13aを開き、回収室5に
沈殿した汚濁物14を処理液と共に外部に排出すること
ができる。この場合、外部に排出する処理液は少量であ
るので、簡単に無害化処理することができる。また、濾
過筒2内の処理液を抜いていくと、先ず比重の重い閉止
部材9が沈降して下端開口3aを塞いでから、その後に
比重の軽い濾材6が沈降してくるので、濾材6は漏斗部
材3で塞き止められ、下方の回収室5に落下していくこ
とは殆どない。なお、微量の濾材6が回収室5側に落下
し、外部に排出されることはあるが、濾過室4内の濾材
6の量が一定量以下になったら、濾材6を濾過室4に補
給すれば問題はない。
【0033】<第1の実施の形態の変形例>なお図1,
図2に示す第1の実施の形態では、球形の閉止部材9を
用いているが、図3に示すような円錐台形の閉止部材9
aや、図4に示すようなガイド15に沿いスライドする
閉止部材9bを採用することもできる。なお、閉止部材
9a,9bの比重は、1よりも小さく、且つ、濾材6の
比重よりも大きくなっている。
【0034】また図1,図2に示す第1の実施の形態で
は、メッシュ部材により形成した漏斗部材3を用いてい
るが、図5に示すように、板材(金属板や樹脂板等)で
なる漏斗部材3bを採用することもできる。この場合、
板材でなる漏斗部材3bに、濾過室4から回収室4に向
かって貫通する複数個の貫通孔3cを形成し、この貫通
孔3cを、網目径が濾材6の粒径よりも小さい網部材
(図示省略)により塞ぐようにしてもよい。このように
すれば、落下してきた汚濁物14が貫通孔3cを通っ
て、濾過室4から回収室4に移動するとができる。
【0035】<第2の実施の形態>図6は本発明の第2
の実施の形態にかかる濾過装置1Aを示す。この濾過装
置1Aでは、濾過室4の上側に、濾過室4に連通した状
態で逆洗室20を形成しており、この逆洗室20には、
排出パイプ12及びエアー弁21aが介装されたエアー
パイプ21が連結されている。なお、他の部分の構成
は、図1及び図2に示す濾過装置1と同様な構成となっ
ている。
【0036】この濾過装置1Aでは、濾過室4内の濾材
6を通過することにより濾過された処理液は、一旦、逆
洗室20に入ってから排出パイプ12を通って排出され
る。
【0037】一方、回収室5内の汚濁物14を外部に排
出するため、ドレン弁13aを開き汚濁物14を外部に
ドレン排水する場合には、エアー弁21aを開きエアー
パイプ21を介して逆洗室20にエアーを圧送する。そ
うすると、逆洗室20内の清澄な処理液が、濾過室4に
流れ込んで濾材6を洗い流し、更に回収室5側に入り込
む。このため、濾材6に付着していた汚濁物14が洗い
流され、濾材6を綺麗に洗浄(逆洗)することができ
る。
【0038】<第3の実施の形態>図7は本発明の第3
の実施の形態にかかる濾過装置1Bを示す。この濾過装
置1Bでは、球形の閉止部材9cが、レバー22により
閉止部材昇降装置23に連結されている。そして、閉止
部材昇降装置23の作動により閉止部材9cが昇降移動
するようになっている。閉止部材9cが上方に移動した
場合には、漏斗部材3の下端開口3aが開状態となり、
閉止部材9cが下方に移動すると下端開口3aを閉止す
る。
【0039】このため、濾過作業をする際には、閉止部
材9cを上方に移動させて下端開口3aを開状態にして
おく。また、ドレン排水をする場合には、閉止部材9c
を下方に移動させて下端開口3aを閉止して、濾材6が
回収室5に落下するのを防止する。
【0040】他の部分の構成は、図1及び図2に示す濾
過装置1と同様な構成となっている。なお、図7の例で
は、開閉部材が球形であるが、他の形状になっていても
よく、また、シリンダ機構により開閉部材を昇降させて
下端開口3aを開閉させるような機構としてもよい。要
は、機械的な手段により開閉部材を昇降移動させて、漏
斗部材3の下端開口3aを開閉するようにしてもよい。
特に大型の濾過装置にした場合には、浮力を利用して開
閉部材を昇降させるよりも、機械的手段により昇降させ
る方がよい。
【0041】<第4の実施の形態>図8は本発明の第4
の実施の形態にかかる濾過装置1Cを示す。この濾過装
置1Cでは、濾材6a及び閉止部材9dの比重は共に1
より大きく、閉止部材9dの比重は濾材6aの比重より
も大きくなっている。また、供給パイプ11及びポンプ
Pにより供給された処理液は、ノズル24を通じて、漏
斗部材3の下端開口3aから上方に向かって噴出される
ようになっている。
【0042】このように処理液を上方に向けて噴出する
ようにしているため、濾過作業の際には、閉止部材9d
は上方に付勢されて閉止部材用ネット7に当接し、また
濾材6aは上方に押しつけられて稠密状態となって濾過
層を形成し、良好な濾過ができる。
【0043】処理液の噴出を停止すると、閉止部材9d
が先に沈降して、ノズル24の上端開口及び漏斗部材3
の下端開口3aを塞ぎ、その後に濾材6aが沈降してい
く。このため濾材6aが回収室5側に落下することを防
止することができる。
【0044】なお他の部分の構成は、図1及び図2に濾
過装置1と同様な構成となっている。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、濾材に
処理液を通すことにより濾過ができると共に、汚濁物を
回収室側に沈降させることができ、汚濁物を分離して良
好な濾過ができる。また、処理液を抜いた際には閉止部
材により漏斗部材の下端開口を閉止するため、濾材が回
収室側に落下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置を
示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置を
示す構成図。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置の
変形例を示す構成図。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置の
変形例を示す構成図。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置の
変形例を示す構成図。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる濾過装置の
変形例を示す構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかる濾過装置を
示す構成図。
【図8】本発明の第4の実施の形態にかかる濾過装置を
示す構成図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 濾過装置 2 濾過筒 3,3b 漏斗部材 3a 下端開口 3c 貫通孔 4 濾過室 5 回収室 6,6a 濾材 7 閉止部材用ネット 8 濾材用ネット 9,9a,9b,9c,9d 閉止部材 10 攪拌棒 11 供給パイプ 12 排出パイプ 13 ドレンパイプ 14 汚濁物 15 ガイド 20 逆洗室 21 エアーパイプ 22 レバー 23 閉止部材昇降装置 24 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/38 510B 520E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の向きが上下方向に沿う状態で設置さ
    れる濾過筒と、 下方に向かうに従い開口面積が狭められる形状となって
    前記濾過筒の内部に配置され、この濾過筒の内部を上側
    の濾過室と下側の回収室に区画する漏斗部材と、 前記濾過室のうち前記漏斗部材に近い位置に張り渡され
    た閉止部材用ネットと、 前記濾過室のうち前記閉止部材用ネットよりも上方位置
    に張り渡されると共に、前記閉止部材用ネットの網目径
    よりも網目径が小さくなっている濾材用ネットと、 前記濾過室のうち前記濾材用ネットよりも下方空間に充
    填されると共に、粒径が前記濾材用ネットの網目径より
    も大きく且つ前記閉止部材用ネットの網目径よりも小さ
    い粒状の濾材と、 前記濾過室のうち前記漏斗部材と前記閉止部材用ネット
    の間に配置されると共に、寸法が前記閉止部材用ネット
    の網目径よりも大きく、沈降することにより前記漏斗部
    材の下端開口を閉止する閉止部材とを有することを特徴
    とする濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記濾材は比重が1よりも小さく、前記
    閉止部材は比重が1よりも小さく且つ前記濾材の比重よ
    りも大きいことを特徴とする請求項1の濾過装置。
  3. 【請求項3】 前記漏斗部材は、網目径が前記濾材の粒
    径よりも小さなメッシュ部材により形成されていること
    を特徴とする請求項1の濾過装置。
  4. 【請求項4】 前記濾過室の上側には、この濾過室に連
    通した状態で逆洗室が形成されていることを特徴とする
    請求項1の濾過装置。
  5. 【請求項5】 前記閉止部材を昇降移動させて閉止部材
    により前記漏斗部材の下端開口を開閉させる閉止部材昇
    降手段が備えられていることを特徴とする請求項1の濾
    過装置。
  6. 【請求項6】 前記濾材の比重は1よりも大きく、前記
    閉止部材の比重は前記濾材の比重よりも大きく、処理液
    が前記漏斗部材の下端開口から上方に向かって噴出され
    ることを特徴とする請求項1の濾過装置。
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