JP2002034199A - 電動機の防水構造 - Google Patents

電動機の防水構造

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JP2002034199A
JP2002034199A JP2000218274A JP2000218274A JP2002034199A JP 2002034199 A JP2002034199 A JP 2002034199A JP 2000218274 A JP2000218274 A JP 2000218274A JP 2000218274 A JP2000218274 A JP 2000218274A JP 2002034199 A JP2002034199 A JP 2002034199A
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Kazumi Kitano
一美 北野
Yasuyuki Aito
恭幸 相藤
Makoto Kodama
誠 児玉
Masataka Mizutani
昌貴 水谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反負荷側ケースからリード線を導出するため
のブッシュと、前記反負荷側ケースから導出したリード
線を挿通する保護チューブとを抜脱不能に、かつ、水密
に連結・固定すること。 【解決手段】 固定子鉄心1に巻装した固定子巻線2と
接続されたリード線2aを反負荷側ケース5aから導出
するためのブッシュ16を、前記リード線2aが挿通す
る内筒部16aと、前記内筒部16aよりも径大な外筒
部16bとを備えて形成し、前記内筒部16aと外筒部
16bとの間に形成される間隙部kに、前記反負荷側ケ
ース5aから導出したリード線2aを挿通する中空管状
の保護チューブ9の一方端を挿入した状態で、前記外筒
部16bをその外周側から結束バンド10を使用して緊
縛することにより、前記ブッシュ16と保護チューブ9
とを抜脱不能に、かつ、水密に連結・固定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、空気調和
機の室外機等屋外において使用される機器に、駆動源と
して具備される電動機の防水構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機等、家庭用電気機器の
内部に駆動源として組込まれる電動機は、例えば、図
9,10で示すように構成されている。
【0003】即ち、電動機Aは、図9,10で示すよう
に、固定子巻線2を巻装した固定子鉄心1と、前記固定
子鉄心1の回転子挿入孔1aに回転自在に挿入される回
転子3と、前記回転子3を軸着した回転子軸3aの所定
位置に取付けた軸受4,4aと、前記軸受4,4aを嵌
合する軸受収容部a,a1 を内部に形成した負荷側ケー
ス5及び反負荷側ケース5aと、前記固定子巻線2に接
続されたリード線2aを反負荷側ケース5aから外部に
導出するための中空筒状のブッシュ6とを具備して概略
構成されている。なお、図9,10において、7は負荷
側ケース5の外周面に放射状に形成した冷却用の放熱フ
ィンである。
【0004】そして、前記電動機Aは、リード線2aを
ブッシュ6に挿通した状態で、前記ブッシュ6を反負荷
側ケース5aに凹設した凹部b(図11参照)に嵌着す
るとともに、負荷側ケース5の内周面に嵌着した固定子
鉄心1の回転子挿入孔1aに回転子3を回転自在に挿入
し、つづいて、前記回転子3を軸着した回転子軸3aの
一方端を負荷側ケース5に穿孔した貫通孔cから突出さ
せた状態で、前記回転子軸3aに取付けた軸受4を負荷
側ケース5の軸受収容部aに、軸受4aを反負荷側ケー
ス5aの軸受収容部a1 にそれぞれ嵌合し、この後、前
記反負荷側ケース5aを負荷側ケース5に止ねじ等にて
固定することにより組立てられる。
【0005】次に、前記電動機Aを、例えば、図8で示
す空気調和機の室外機Xに組込む場合は、図8で示すよ
うに、負荷側ケース5の貫通孔cを貫通して突出する回
転子軸3aの先端部に排風ファンA1 を取付けるととも
に、電動機Aを前記排風ファンA1 を上方(外方)に位
置させて垂直な状態で、室外機Xを構成する筐体X1の
支持枠X2 にボルト等を用いて固定する。また、反負荷
側ケース5aからブッシュ6を通して導出されたリード
線2aを、前記筐体X1 内に設置した制御箱X3 に接続
する。
【0006】然るに、前記電動機Aを組込んだ室外機X
を、建物の屋上等屋根,庇等の無い場所に設置して使用
する場合、前記室外機Xを構成する筐体X1 の上部に
は、前記電動機Aと対向して排風口X4 が所定の大きさ
で開口されている関係上、降雨時等に電動機Aが停止し
ている(即ち、排風ファンA1 が回転していない)場合
には、前記排風口X4 から雨水等が電動機A上に降り注
ぐこととなる結果、前記電動機A内部に雨水等が浸入
し、軸受4,4aを発錆させる等して電動機Aの運転に
支障をきたすおそれがあった。
【0007】このため、前記電動機Aにおいては、図1
0で示すように、負荷側ケース5の貫通孔cから突出す
る回転子軸3aに、前記貫通孔c近傍の位置において笠
状の防水部材8を取付けることにより、前記貫通孔cか
ら雨水等が負荷側ケース5内に浸入するのを防ぐととも
に、図11で示すように、リード線2aの導出部である
ブッシュ6の外周面に、前記リード線2aを挿通する所
定長さ寸法の中空管状の保護チューブ9の一方端を挿着
することにより、前記ブッシュ6の開口部から雨水等が
反負荷側ケース5a内に浸入するのを防ぐようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記保
護チューブ9は、図11で示すように、その一方端をブ
ッシュ6の外周面に挿着した状態で、前記ブッシュ6に
挿通されて導出したリード線2aの外周において、結束
バンド10を使用して締付・固定されているだけであっ
たので、電動機Aの室外機Xへの組込み時や、前記リー
ド線2aの制御箱X3 への接続時等に、前記保護チュー
ブ9に引張り力が作用すると、該保護チューブ9はリー
ド線2aに沿って図11の右方向に移動し、前記ブッシ
ュ6の外周面から簡単に抜脱してしまうという問題があ
った。
【0009】また、前記保護チューブ9は、ブッシュ6
の外周面への挿着を容易に行うために、前記ブッシュ6
の外径寸法よりも径大に形成されている関係上、前記保
護チューブ9の内周面とブッシュ6の外周面との間に
は、図11で示すように、必然的に隙間sが生じる結
果、単に保護チューブ9をブッシュ6の外周面に挿着
し、かつ、リード線2aの外周において締付・固定する
だけでは、電動機A上に降り注いでその外周面に付着し
た雨水等が、前記隙間sから保護チューブ9→ブッシュ
6を通って反負荷側ケース5a内に浸入するおそれがあ
り、防水対策としては不十分であった。
【0010】前記の問題を解決するために、保護チュー
ブ9をブッシュ6に対して接着剤を使用して接着・固定
することにより、保護チューブ9のブッシュ6からの抜
脱と、前記保護チューブ9とブッシュ6との間に生じる
隙間sから電動機A内への雨水等の浸入を防ぐことが考
えられるが、前記保護チューブ9のブッシュ6への接着
作業は、手間と時間がかかるため非常に面倒であり、作
業効率の向上を妨げる要因となっていた。しかも、接着
剤の使用によって、作業者に健康上の悪影響を与えない
ようにするための対策も必要となってくるため、この種
の電動機を製造する上で費用が嵩むという問題があっ
た。
【0011】本発明は、前記種々の問題点に鑑み、固定
子巻線に接続されたリード線を反負荷側ケースから外部
に導出するブッシュと、前記反負荷側ケースから導出し
たリード線を挿通する保護チューブとを、接着剤を使用
することなく抜脱不能に、かつ、水密に連結・固定する
ようにした、改良された電動機の防水構造を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記種々の問
題を解決するために、巻線を巻装した固定子鉄心と、前
記固定子鉄心の回転子挿入孔に回転自在に挿入した回転
子と、前記回転子を軸着した回転子軸の所定位置に取付
けた軸受と、前記軸受を嵌合する軸受収容部を内部に形
成した一対のケースと、前記固定子鉄心に巻装した巻線
と接続されたリード線を前記一対のケースのうちの一方
のケースから外部に導出するためのブッシュとを備えた
電動機において、前記ブッシュは、前記リード線が挿通
する内筒部と、前記内筒部よりも径大な外筒部とを備え
て形成し、前記内筒部と外筒部との間に形成される間隙
部に、前記一方のケースから導出したリード線を挿通す
る中空管状の保護チューブの一方端を挿入した状態で、
前記外筒部をその外周側から結束バンド等を使用して緊
縛して、前記ブッシュと保護チューブとを水密な状態で
連結・固定するようにしたことを特徴とする。
【0013】また、前記ブッシュの外筒部には、その一
方の端部から軸方向に沿って所定の長さ及び幅寸法でス
リットを穿設したことを特徴とする。
【0014】更に、前記ブッシュは、その外筒部に穿設
したスリットを下側に向けた状態で、一対のケースのう
ちの一方のケースに嵌着するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】また、前記ブッシュは、その内筒部の長さ
寸法を外筒部の長さ寸法よりも長くして形成したことを
特徴とする。
【0016】本発明は、反負荷側ケースからリード線を
導出するためのブッシュを、内筒部と外筒部とを備えて
形成し、前記内筒部と外筒部との間に形成される間隙部
に、前記リード線を挿通する中空管状の保護チューブの
一方端を挿入した状態で、前記外筒部をその外周側から
結束バンド等を用いて緊縛することにより、前記ブッシ
ュと保護チューブとを、接着剤を使用することなく抜脱
不能に、かつ、水密な状態で連結・固定することが可能
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8により説明する。なお、本発明において、従
来技術と同一部材は同一符号を用いて説明する。本発明
と従来技術との相違点は、固定子巻線に接続されたリー
ド線を反負荷側ケースから外部に導出するためのブッシ
ュの構造にある。
【0018】図1,2において、Bは本発明の防水構造
を備えた電動機である。前記電動機Bは、図1,2で示
すように、固定子巻線2を巻装した固定子鉄心1と、前
記固定子鉄心1の回転子挿入孔1aに回転可能に挿入し
た回転子3と、前記回転子3を軸着した回転子軸3aの
所定位置に取付けた軸受4,4aと、前記軸受4,4a
を嵌合する軸受収容部a,a1 を内部に形成した負荷側
ケース5及び反負荷側ケース5aと、前記固定子巻線2
に接続されたリード線2aを反負荷側ケース5aから導
出するためのゴム製のブッシュ16とを具備して概略構
成されている。
【0019】なお、図1,2において、7は負荷側ケー
ス5の外周面に放射状に形成した冷却用の放熱フィン、
8は負荷側ケース5に穿孔した貫通孔cから突出する回
転子軸3aに、前記貫通孔c近傍の位置において取付け
られて、前記貫通孔cから雨水等が負荷側ケース5内に
浸入するのを防ぐための笠状の防水部材である。また、
9は前記ブッシュ16に挿通して反負荷側ケース5aか
ら外部に導出されたリード線2aを挿通する所定長さ寸
法の中空管状の保護チューブであり、ブッシュ16の内
筒部16aよりやや径大で、かつ、外筒部16bより小
径な径寸法で形成されている。
【0020】次に、図4を参照しながら、前記リード線
2aを反負荷側ケースaから導出するためのブッシュ1
6の構成について説明する。図4で示すように、前記ブ
ッシュ16は、前記リード線2aが挿通する小径な内筒
部16aと、前記内筒部16aの外周に該内筒部16a
との間に所定の間隔を保った状態で形成した径大な有底
筒状の外筒部16bの2つの筒部を有して形成されてい
る。
【0021】そして、前記内筒部16aは、図4(b)
で示すように、その先端側(図4(b)の左側)を、外
筒部16bの開口部側(図4(b)の左側)から所定寸
法突出させることができるように、前記外筒部16bよ
りも軸方向の長さ寸法を長くして形成されており、ま
た、前記外筒部16bには、その開口部側から底部側に
向かって(図4(c)の前方から後方に向かって)、所
定の長さ及び幅寸法でスリット16cが穿設されてい
る。なお、図4において、16dは反負荷側ケース5a
の凹部bに嵌合される嵌合部である。
【0022】次に、前記電動機Bを組立てる場合は、は
じめに、図3で示すように、ブッシュ16の内筒部16
aにリード線2aを挿通し、かつ、外筒部16bに穿設
したスリット16cを下側に向けた状態で、嵌合部16
dを反負荷側ケース5aに凹設した凹部bに嵌合するこ
とにより、前記ブッシュ16を反負荷側ケース5aに取
付け、つづいて、図2で示すように、負荷側ケース5の
内周部に嵌着した固定子鉄心1の回転子挿入孔1aに、
回転子3を回転自在に挿入する。
【0023】この後、前記回転子3を軸着した回転子軸
3aの一方端を負荷側ケース5に穿孔した貫通孔cから
突出させた状態で、前記回転子軸3aに取付けた軸受4
を負荷側ケース5の軸受筐aに、軸受4aを反負荷側ケ
ース5aの軸受筐a1 にそれぞれ嵌着し、前記反負荷側
ケース5aを負荷側ケース5に止ねじ等にて固定するこ
とにより、前記電動機Bは組立てられる。
【0024】次に、図3及び図5ないし図7を参照しな
がら、ブッシュ16に保護チューブ9を連結・固定する
場合について説明する。前記ブッシュ16に保護チュー
ブ9を連結・固定する場合は、はじめに、図3で示すよ
うに、保護チューブ9に反負荷側ケース5aから導出し
たリード線2aを挿通し、つづいて、前記保護チューブ
9の一方端を、図5に矢印で示す方向から、ブッシュ1
6の内筒部16aと外筒部16bとの間に形成される間
隙部kに挿入し、かつ、前記外筒部16aの底部に当接
させ(図3参照)、この後、図6で示すように、結束バ
ンド10を使用して前記外筒部16bをその外周側から
緊縛する。
【0025】前記のように外筒部16bをその外周側か
ら結束バンド10にて緊縛すると、前記外筒部16bは
図7(a)で示すように、スリット16cの存在により
その径寸法が簡易に可変(縮小)し、前記外筒部16b
と保護チューブ9及び保護チューブ9と内筒部16a
を、図3で示すように、前記結束バンド10の位置にお
いて良好に密着させることが可能となる。
【0026】この結果、前記ブッシュ16と保護チュー
ブ9とは、図3及び図7(b)で示すように、その連結
部位から雨水等が反負荷側ケース5a内に浸入するのを
確実に阻止した状態で連結・固定することができる。
【0027】そして、本発明の電動機Bを、図8で示す
ように、建物の屋上等屋根,庇等の無い場所に設置され
る室外機Xに組込んで使用に供した場合、降雨時等に室
外機Xの筐体X1 上部の排風口X4 から雨水等が電動機
B上に降り注いでも、ブッシュ16と保護チューブ9と
は、結束バンド10を用いて緊縛することにより水密に
連結・固定されているので、前記ブッシュ16と保護チ
ューブ9との連結部位から、前記雨水等が電動機B内に
浸入し、軸受4,4aを発錆させる等して電動機Bの運
転に支障をきたすことは全くない。
【0028】また、前記ブッシュ16は、その外筒部1
6bに穿設したスリット16cの存在により、前記外筒
部16bの径寸法を簡易に可変し、前記保護チューブ9
と外筒部16bとを良好に密接させることができるの
で、前記ブッシュ16をゴムにて形成したこととも相ま
って、保護チューブ9と外筒部16bとの間の摩擦抵抗
を良好に高めて、前記保護チューブ9に引張り力が作用
した場合に、保護チューブ9がブッシュ16から抜脱す
るのを確実に防ぐことが可能となる。
【0029】更に、前記ブッシュ16を、その外筒部1
6aに穿設したスリット16cを下側に向けた状態で反
負荷側ケース5aに取付けるようにしたので、前記スリ
ット16cから外筒部16bの内周面に雨水等が浸入す
るのを良好に抑制することができる。
【0030】また、内筒部16aの長さ寸法を外筒部1
6bよりも長くして形成したので、万一、前記スリット
16cから外筒部16bの内周面に雨水等が浸入するよ
うなことがあっても、前記雨水等が反負荷側ケース5a
内にまで浸入するのを確実に防ぐことが可能となる。
【0031】なお、本実施例においては、ブッシュ16
の外筒部16bをその外周側から緊縛するのに、結束バ
ンド10を使用した例について説明したが、これに限定
されるものではなく、結束紐等、ブッシュ16の外筒部
16bをその外周側から緊縛することができる部材であ
れば、適宜変更することが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、反負荷
側ケースからリード線を導出するためのブッシュを、内
筒部と外筒部とを備えて形成し、前記内筒部と外筒部と
の間の間隙部に、前記リード線を挿通する中空管状の保
護チューブの一方端を挿入した状態で、結束バンド等を
用いて前記外筒部をその外周側から緊縛することによ
り、前記保護チューブとブッシュとを、前記結束バンド
等の位置において密接させて、水密に連結・固定するよ
うにしたので、前記保護チューブとブッシュとは、接着
剤を使用することなく迅速・容易に連結・固定すること
が可能となり、この結果、作業効率を良好に向上させる
ことができる。
【0033】また、前記ブッシュの外筒部には、その軸
方向に沿って所定寸法でスリットを穿設したので、前記
ブッシュと保護チューブとを連結・固定するにあたって
は、結束バンド等を用いて外筒部をその外周側から緊縛
することにより、前記外筒部の径寸法を簡易に可変(縮
小)させて、前記ブッシュと保護チューブとの密着性を
良好に向上させることが可能となり、この結果、ブッシ
ュと保護チューブとの連結部位から、雨水等が反負荷側
ケース内に浸入するのを確実に阻止することができる。
【0034】しかも、前記のように、ブッシュの外筒部
を結束バンド等を用いてその外周側から緊縛することに
より、外筒部の径寸法を可変(縮小)させて、ブッシュ
と保護チューブとの密着性を向上させるようにしたの
で、前記ブッシュと保護チューブとの間の摩擦抵抗を容
易に高めることが可能となり、この結果、保護チューブ
に引張り力が作用した場合でも、前記保護チューブがブ
ッシュから抜脱するのを確実に防ぐことができる。
【0035】更に、前記ブッシュは、その外筒部に穿設
したスリットを下側に向けた状態で、反負荷側ケースに
嵌着するようにしたので、前記のように外筒部にスリッ
トが穿設されていても、前記スリットから外筒部の内周
面への雨水等の浸入を、良好に防ぐことが可能となる。
【0036】また、前記ブッシュの内筒部の長さ寸法
を、外筒部の長さ寸法よりも長くして形成したので、万
一、前記スリットから外筒部内周面へ雨水等が浸入した
場合でも、内筒部を通って前記雨水等が反負荷側ケース
内に浸入するのを確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水構造を備えた電動機の平面図であ
る。
【図2】同じく、本発明の防水構造を備えた電動機の要
部切欠側面図である。
【図3】同じく、本発明の防水構造を備えた電動機の要
部拡大断面図である。
【図4】(a)はブッシュの斜視図、(b)はブッシュ
の縦断面図、(c)はブッシュを(a)の状態から18
0°回転させた状態を示す斜視図である。
【図5】保護チューブをブッシュに挿入する動作を説明
するための説明図である。
【図6】ブッシュを結束バンドにて緊縛する動作を説明
するための説明図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれブッシュを結束バン
ドにて緊縛した状態を示す説明図である。
【図8】空気調和機の室外機の一例を示す要部切欠側面
図である。
【図9】従来の防水構造を備えた電動機の平面図であ
る。
【図10】同じく、従来の防水構造を備えた電動機の要
部切欠側面図である。
【図11】同じく、従来の防水構造を備えた電動機の要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
2a リード線 5a 反負荷側ケース 9 保護チューブ 10 結束バンド 16 ブッシュ 16a 外筒部 16b 内筒部 16c スリット B 電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 昌貴 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 5G363 AA01 BA01 CA20 CB08 DA16 DC08 5H605 AA02 BB05 CC06 DD17 EC02 EC04 EC16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻装した固定子鉄心と、前記固定
    子鉄心の回転子挿入孔に回転自在に挿入した回転子と、
    前記回転子を軸着した回転子軸の所定位置に取付けた軸
    受と、前記軸受を嵌合する軸受収容部を内部に形成した
    一対のケースと、前記固定子鉄心に巻装した巻線と接続
    されたリード線を前記一対のケースのうちの一方のケー
    スから外部に導出するためのブッシュとを備えた電動機
    において、前記ブッシュは、前記リード線が挿通する内
    筒部と、前記内筒部よりも径大な外筒部とを備えて形成
    し、前記内筒部と外筒部との間に形成される間隙部に、
    前記一方のケースから導出したリード線を挿通する中空
    管状の保護チューブの一方端を挿入した状態で、前記外
    筒部をその外周側から結束バンド等を使用して緊縛し
    て、前記ブッシュと保護チューブとを水密な状態で連結
    ・固定するようにしたことを特徴とする電動機の防水構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュの外筒部には、その一方の
    端部から軸方向に沿って所定の長さ及び幅寸法でスリッ
    トを穿設したことを特徴とする請求項1記載の電動機の
    防水構造。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュは、その外筒部に穿設した
    スリットを下側に向けた状態で、一対のケースのうちの
    一方のケースに嵌着するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の電動機の防水構造。
  4. 【請求項4】 前記ブッシュは、その内筒部の長さ寸法
    を外筒部の長さ寸法よりも長くして形成したことを特徴
    とする請求項1ないし3記載の電動機の防水構造。
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