JP2002034180A - 電力系統用バックアップシステム - Google Patents

電力系統用バックアップシステム

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JP2002034180A
JP2002034180A JP2000213138A JP2000213138A JP2002034180A JP 2002034180 A JP2002034180 A JP 2002034180A JP 2000213138 A JP2000213138 A JP 2000213138A JP 2000213138 A JP2000213138 A JP 2000213138A JP 2002034180 A JP2002034180 A JP 2002034180A
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backup
power system
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control data
transmission
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JP2000213138A
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English (en)
Inventor
Ryoji Kawanishi
西 良 治 川
Hisami Koganei
久 美 小金井
Hirobumi Hotta
田 博 文 堀
Hidenori Yamashita
下 秀 徳 山
Takashi Fukuyama
山 隆 史 福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常発生時における被バックアップ装置から
バックアップ装置への運転切換、及び異常復旧時におけ
るバックアップ装置から被バックアップ装置への運転切
換を迅速に行うこと。 【解決手段】 バックアップ運転開始終了データ入力手
段9は、入力装置30によりオペレータから送られてく
るバックアップ運転開始終了データを入力し、これを運
転開始終了データファイル10に保存する。伝送回線監
視データ受信手段11は被バックアップ装置2の伝送回
線についての監視データを入力し、これを伝送回線監視
データファイル12に保存する。バックアップ運転開始
終了判定手段13は、ファイル10,12の各データに
基づきバックアップ運転の開始又は終了についての判定
を行う。この判定に基づき、電力系統制御データ送信手
段8は制御データの送信又は送信停止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の監視・
制御を行う被バックアップ装置と、この被バックアップ
装置に対してバックアップ動作を行うバックアップ装置
とを備えた電力系統用バックアップシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の電力系統用バックアッ
プシステムの構成を示すブロック図である。この図にお
いて、発電所1には複数台の電力系統発電機G1,G2,
…,Gnをはじめとする各種の機器が設置されている。
そして、被バックアップ装置2(電力系統監視装置)は
発電所回線を介してこれら電力系統発電機G1,G2,
…,Gn等の各種機器に対する監視・制御を行ってい
る。
【0003】バックアップ装置3は、被バックアップ装
置2又は被バックアップ装置2の伝送回線等に異常が発
生した場合に、この被バックアップ装置2に代わって電
力系統発電機G1,G2,…,Gnに対する監視・制御を
行うものである。このバックアップ装置3は、電力系統
監視データ受信手段4、監視データファイル5、電力系
統監視制御手段6、制御データファイル7、電力系統制
御データ送信手段8、バックアップ運転開始終了データ
入力手段9、及び運転開始終了データファイル10を備
えている。なお、被バックアップ装置2及びバックアッ
プ装置3は、通常、発電所と負荷側との間に設置されて
いる給電所に備えられている。
【0004】次に、この従来システムの動作につき説明
する。電力系統監視データ受信手段4は、発電所1及び
その周辺設備から送られてくる発電機監視データ、変圧
器監視データ、送電線監視データ等の電力系統監視デー
タを受信し、これを監視データファイル5に保存する。
電力系統監視制御手段6は、この監視データファイル5
から電力系統監視データを取り出し、これらの電力系統
監視データに基づき、発電機制御データ、変圧器制御デ
ータ、送電線制御データ等の各種制御データを作成す
る。そして、この作成した制御データを制御データファ
イル7に保存する。電力系統制御データ送信手段8は、
制御データファイル7から各種制御データを取り出し、
これを常時表示装置31に表示している。
【0005】バックアップ装置3のオペレータは、この
表示装置31の表示を見ており、異常が発生した場合は
入力装置30からバックアップ運転開始指令をバックア
ップ運転開始終了データ入力手段9に出力する。バック
アップ運転開始終了データ入力手段9は、入力したバッ
クアップ運転開始指令を運転開始終了データファイル1
0に保存する。電力系統制御データ送信手段8は、常時
運転開始終了データファイル10の内容を常時チェック
しており、このバックアップ運転開始指令を見つけると
制御権を被バックアップ装置2側からバックアップ装置
3側に移し、制御データファイル7から取り出した制御
データを発電所1又はその周辺設備に送信する。
【0006】また、オペレータがバックアップ運転を終
了させようとする場合は、入力装置30からバックアッ
プ運転終了指令をバックアップ運転開始終了データ入力
手段9に出力する。バックアップ運転開始終了データ入
力手段9は、上記と同様に、入力したバックアップ運転
終了指令を運転開始終了データファイル10に保存す
る。そして、電力系統制御データ送信手段8は、このバ
ックアップ運転終了指令を見つけると制御権を被バック
アップ装置2側に戻し、発電所1又はその周辺設備に対
する制御データの送信を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
システムでは被バックアップ装置2が発電所1等に対し
て監視・制御を行っている間も、バックアップ装置3は
被バックアップ装置2と同様の監視動作を行っている。
そして、何らかの異常が発生した場合にはオペレータが
制御権を被バックアップ装置2からバックアップ装置3
に変更し、異常が復旧するとオペレータは制御権を再び
被バックアップ装置2にできるだけ早く戻すようにして
いる。ここで、制御権を早期に被バックアップ装置2側
に戻すことが要請されるのは、バックアップ装置3は常
時は制御動作を行わないものであることから、コスト削
減のために機能が簡略化されたものとなっており、もと
もと短期の運転しか行わないものとして設計されている
からである。
【0008】しかし、発電所1又はその周辺設備におい
て発生する異常の内容には種々のものがあるが、従来シ
ステムではこれら異常の内容を一律的なものとして扱
い、異常発生の有無についてもオペレータの判断に委ね
ていたため、オペレータの看過又は誤認識等により被バ
ックアップ装置2からバックアップ装置3への制御権の
切換えが遅れてしまうことがあった。更に、制御権を切
り換える際には、両装置間で各制御データが一致してい
ることを確認する必要があるが、従来はこの確認を両装
置のオペレータ同士が電話等を用いて行っていたため、
切換タイミングが一層遅れてしまう結果となっていた。
そして、同様の理由により、制御権をバックアップ装置
3から被バックアップ装置2に戻す場合もそのタイミン
グが遅れてしまうことがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、異常発生時における被バックアップ装置からバッ
クアップ装置への運転切換、及び異常復旧時におけるバ
ックアップ装置から被バックアップ装置への運転切換を
迅速に行うことが可能な電力系統用バックアップシステ
ムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、常時は電力系統
に対する運転動作を行う被バックアップ装置と、前記被
バックアップ装置又はその環境に異常が発生した場合
に、この被バックアップ装置に代わって前記電力系統に
対する運転動作を行うバックアップ装置と、を備えた電
力系統バックアップシステムにおいて、前記バックアッ
プ装置は、前記電力系統からの監視データを受信する電
力系統監視データ受信手段と、前記電力系統監視データ
受信手段が受信した監視データに基づき、前記電力系統
に対する制御データを作成する電力系統監視制御手段
と、前記電力系統監視制御手段が作成した制御データ
を、前記電力系統に対して送信又は送信停止する電力系
統制御データ送信手段と、前記被バックアップ装置から
の受信データに基づき、この被バックアップ装置の伝送
回線に対する監視動作を行う伝送回線監視データ受信手
段と、前記伝送回線監視データ受信手段からの監視デー
タに基づき、バックアップ運転動作の開始又は終了につ
いての判定を行い、この判定結果に応じて前記電力系統
制御データ送信手段に対して前記送信又は前記送信停止
を指令するバックアップ運転開始終了判定手段と、を備
え、異常発生時には前記バックアップ装置によるバック
アップ運転動作が開始され、異常復旧時には前記バック
アップ装置によるバックアップ運転動作が終了した後、
前記被バックアップ装置による運転動作に切り換わるよ
うに構成された、ことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、被バックアップ装置側
の伝送回線に異常が発生した場合には、バックアップ運
転開始終了判定手段が電力系統制御データ送信手段に送
信又は送信停止を行わせる。したがって、オペレータの
判断・操作を待つことなく迅速にバックアップ運転の開
始及び終了を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は請求項1記載の発明
において、前記伝送回線監視データ受信手段に代えて、
前記被バックアップ装置からの受信データに基づき、こ
の被バックアップ装置のプロセス異常についての監視動
作を行うプロセス監視データ受信手段を備えた、ことを
特徴とする。
【0013】上記構成によれば、被バックアップ装置側
のプロセスに異常が発生した場合には、バックアップ運
転開始終了判定手段が電力系統制御データ送信手段に送
信又は送信停止を行わせる。したがって、オペレータの
判断・操作を待つことなく迅速にバックアップ運転の開
始及び終了を行うことができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記伝送回線監視データ受信手段に代え
て、前記被バックアップ装置からの受信データに基づ
き、この被バックアップ装置の周辺機器に対する監視動
作を行う周辺機器監視データ受信手段を備えた、ことを
特徴とする。
【0015】上記構成によれば、被バックアップ装置側
の周辺機器に異常が発生した場合には、バックアップ運
転開始終了判定手段が電力系統制御データ送信手段に送
信又は送信停止を行わせる。したがって、オペレータの
判断・操作を待つことなく迅速にバックアップ運転の開
始及び終了を行うことができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記伝送回線監視データ受信手段に代え
て、発電所からの受信データに基づき、この発電所と前
記被バックアップ装置との間の発電所回線に対する監視
動作を行う発電所回線監視データ受信手段を備えた、こ
とを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、発電所と被バックアッ
プ装置との間の発電所回線に異常が発生した場合には、
バックアップ運転開始終了判定手段が電力系統制御デー
タ送信手段に送信又は送信停止を行わせる。したがっ
て、オペレータの判断・操作を待つことなく迅速にバッ
クアップ運転の開始及び終了を行うことができる。
【0018】請求項5記載の発明は、常時は電力系統に
対する運転動作を行う被バックアップ装置と、前記被バ
ックアップ装置又はその環境に異常が発生した場合に、
この被バックアップ装置に代わって前記電力系統に対す
る運転動作を行うバックアップ装置と、を備えた電力系
統バックアップシステムにおいて、前記バックアップ装
置は、前記電力系統からの監視データを受信する電力系
統監視データ受信手段と、前記電力系統監視データ受信
手段が受信した監視データに基づき、前記電力系統に対
する制御データを作成する電力系統監視制御手段と、前
記電力系統監視制御手段が作成した制御データを、前記
電力系統に対して送信又は送信停止する電力系統制御デ
ータ送信手段と、前記被バックアップ装置が作成した制
御データをこの被バックアップ装置から受信する被バッ
クアップ装置制御データ受信手段と、前記電力系統監視
制御手段が作成した制御データと、前記被バックアップ
装置制御データ受信手段が受信した制御データとを比較
する制御データ比較手段と、前記制御データ比較手段の
比較結果を表示装置に表示させる制御データ比較結果表
示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、バックアップ運転中に
おけるバックアップ装置側の制御データと被バックアッ
プ装置側の制御データとの一致・不一致が表示される。
したがって、オペレータはバックアップ運転開始後に被
バックアップ装置の運転に戻すタイミングを容易に知る
ことができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、入力装置から送られてくるバックアップ運
転開始終了データと前記制御データ比較手段からの比較
データとに基づき、バックアップ運転動作の開始又は終
了についての判定を行い、この判定結果に応じて前記電
力系統制御データ送信手段に対して前記送信又は前記送
信停止を指令するバックアップ運転開始終了判定手段を
備え、前記バックアップ装置によるバックアップ運転が
行われた後は、このバックアップ装置の制御データと前
記被バックアップ装置の制御データとが一致した場合
に、バックアップ運転を停止させて被バックアップ装置
による運転に切り換わるように構成された、ことを特徴
とする。
【0021】上記構成によれば、バックアップ運転開始
終了判定手段が、バックアップ装置側の制御データと被
バックアップ装置側の制御データとの比較結果に基づい
て、電力系統制御データ送信手段に送信又は送信停止を
行わせる。したがって、オペレータの判断・操作によら
ずにバックアップ運転開始後に被バックアップ装置の運
転に戻すことができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記伝送回線監視データ受信手段に代え
て、前記伝送回線監視データ受信手段からの監視データ
に基づき、前記バックアップ装置の個々の伝送回線に対
応するバックアップ運転動作の開始又は終了についての
判定を行い、この判定結果に応じて前記電力系統制御デ
ータ送信手段に対して各伝送回線毎の前記送信又は前記
送信停止を指令するバックアップ装置側制御データ送信
回線判定手段を備え、異常発生時には前記バックアップ
装置により異常発生している伝送回線のみについてバッ
クアップ運転動作が開始され、異常復旧時には前記バッ
クアップ装置によるその伝送回線についてのバックアッ
プ運転動作が終了した後、前記被バックアップ装置によ
る運転動作に切り換わるように構成された、ことを特徴
とする。
【0023】上記構成によれば、被バックアップ装置側
の伝送回線の一部のみに異常が発生した場合には、バッ
クアップ運転開始終了判定手段が電力系統制御データ送
信手段に、その異常が発生した一部の伝送回線について
送信又は送信停止を行わせることができる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記バックアップ運転開始終了判定手段に
代えて、前記発電所回線監視データ受信手段からの監視
データに基づき、前記発電所と前記被バックアップ装置
との間の個々の発電所回線に対応するバックアップ運転
動作の開始又は終了についての判定を行い、この判定結
果に応じて前記電力系統制御データ送信手段に対して各
発電所回線毎の前記送信又は前記送信停止を指令するバ
ックアップ装置側制御データ送信発電所回線判定手段を
備え、異常発生時には前記バックアップ装置により異常
発生している発電所回線のみについてバックアップ運転
動作が開始され、異常復旧時には前記バックアップ装置
によるその発電所回線についてのバックアップ運転動作
が終了した後、前記被バックアップ装置による運転動作
に切り換わるように構成された、ことを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、発電所と被バックアッ
プ装置との間の発電所回線の一部のみに異常が発生した
場合には、バックアップ装置側制御データ送信発電所回
線判定手段が電力系統制御データ送信手段に、その異常
が発生した一部の発電所回線について送信又は送信停止
を行わせることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。但し、図13において示した構成要素と
同様のものには同一符号を付して重複した説明を省略す
ることとする。
【0027】図1は、第1の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。この図1が図13と異なる点は、従来のバックア
ップ装置3に、伝送回線監視データ受信手段11、伝送
回線監視データファイル12、バックアップ運転開始終
了判定手段13、及びバックアップ運転開始終了データ
表示手段14を追加したものがバックアップ装置3Aの
構成となっている点である。
【0028】すなわち、伝送回線監視データ受信手段1
1は、被バックアップ装置2から被バックアップ装置2
の伝送回線の受信データを受信し、これを伝送回線監視
データファイル12に保存するようになっている。バッ
クアップ運転開始終了判定手段13は、運転開始終了デ
ータファイル10と、この伝送回線監視データファイル
12とから各データを取り出してバックアップ運転の開
始又は終了についての判定を行うようになっている。そ
して、バックアップ運転開始終了判定手段13は、バッ
クアップ運転開始終了データ表示手段14にこの判定結
果を表示する指令を出力すると共に、この判定結果に基
づきバックアップ運転開始指令又はバックアップ運転終
了指令を電力系統制御データ送信手段8に出力するよう
になっている。
【0029】次に、図1の動作を図2のフローチャート
に基づき説明する。電力系統監視データ受信手段4は、
発電所1及びその周辺設備から電力系統監視データを受
信し、これを監視データファイル5に保存する(ステッ
プ1)。電力系統監視制御手段6は、この監視データフ
ァイル5から電力系統監視データを取り出し、予め設定
された許容値を超えている設備についての制御データを
作成し、これを制御データファイル7に保存する(ステ
ップ2)。一方、バックアップ運転開始終了データ入力
手段9は、入力装置30からオペレータの操作信号すな
わちバックアップ運転開始信号又はバックアップ運転終
了信号を入力し、これを運転開始終了データファイル1
0に保存する(ステップ3)。そして、伝送回線監視デ
ータ受信手段11は、被バックアップ装置2から被バッ
クアップ装置2の伝送回線の監視データを常時受信し、
これを伝送回線監視データファイル12に保存している
(ステップ4)。
【0030】バックアップ運転開始終了判定手段13
は、常時運転開始終了データファイル10の内容をチェ
ックして、オペレータによるバックアップ運転の設定が
行われたか否かの判定を行っている(ステップ5)。そ
して、バックアップ運転の設定が最初に行われた場合、
バックアップ運転開始終了判定手段13は、伝送回線監
視データファイル12の内容如何にかかわらず、バック
アップ運転開始終了データ表示手段14に対して、その
判定結果であるバックアップ運転開始指令を出力する。
バックアップ運転開始終了データ表示手段14は、この
バックアップ運転開始指令の入力に基づき、現在バック
アップ運転中であることを表示装置31の画面に表示す
ることになる(ステップ6)。また、バックアップ運転
開始終了判定手段13は、オペレータによるバックアッ
プ運転の設定が行われている場合、電力系統制御データ
送信手段8に対してバックアップ運転開始指令を出力す
る。電力系統制御データ送信手段8は、このバックアッ
プ運転開始指令の入力に基づき、制御データファイル7
に蓄積されている制御データを発電所1及びその周辺設
備に送信する(ステップ7)。この後、バックアップ運
転開始終了判定手段13は、伝送回線監視データファイ
ル12の監視データをチェックして伝送回線の異常が復
旧したか否かを判定し(ステップ8)、異常が復旧して
いなければステップ1に戻る。
【0031】バックアップ運転開始終了判定手段13
は、ステップ5での判別が「NO」の場合、すなわちオ
ペレータによるバックアップ運転の設定が行われずバッ
クアップ運転終了中の状態となっている間に、伝送回線
監視データファイル12に保存されている被バックアッ
プ装置2の伝送回線の監視データを取り出し、この伝送
回線に異常が発生しているか否かにつき判定を行ってい
る(ステップ9)。
【0032】そして、バックアップ運転開始終了判定手
段13は、ステップ9において被バックアップ装置2の
伝送回線に異常が発生していないと判別した場合、バッ
クアップ運転開始終了データ表示手段14に対してバッ
クアップ運転終了指令を出力する。これにより、バック
アップ運転開始終了データ表示手段14は、現在バック
アップ運転終了中であることを入力装置30の画面に表
示する(ステップ10)。また、バックアップ運転開始
終了判定手段13は、制御権を被バックアップ装置2側
とし、電力系統制御データ送信手段8の発電所1への送
信を停止させるようにする(ステップ11)。なお、こ
の場合は、もともと制御権は被バックアップ装置2側に
あり、バックアップ運転は行われていないのであるが、
一定時間毎に制御ループの実行が繰り返され、制御権の
所在が変化し得るものであるため、このようにバックア
ップ運転が行われていなくても電力系統制御データ送信
手段8の送信を停止させる指令を出力するようにしてい
る。
【0033】バックアップ運転開始終了判定手段13
は、ステップ9において被バックアップ装置2の伝送回
線に異常が発生していると判別した場合、バックアップ
運転開始指令を出力して、バックアップ運転開始終了デ
ータ表示手段14にバックアップ運転中であることを表
示させると共に、電力系統制御データ送信手段8に発電
所1及びその周辺設備に対する制御データの送信を行わ
せるようにする(ステップ6,7)。また、バックアッ
プ運転開始終了判定手段13は、バックアップ運転が行
われている間、ステップ8において異常が復旧したか否
かを判別しており、異常が復旧していればステップ1
0,11に移ってバックアップ運転終了を表示させると
共に、制御権を被バックアップ装置2側に切り換えるよ
うにしている。
【0034】上記のように、この第1の実施形態によれ
ば被バックアップ装置2の伝送回線に異常が発生した場
合には自動的にバックアップ装置3によるバックアップ
運転を開始させることができ、バックアップ運転開始後
にこの伝送回線の異常が復旧した場合には、自動的に被
バックアップ装置2の運転に切り換えることができる。
したがって、従来システムに比べて被バックアップ装置
2とバックアップ装置3との間の運転の切り換えを迅速
に行うことが可能となる。
【0035】図3は、第2の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図3が図1と異なる点は、バックアップ装置3A
の伝送回線監視データ受信手段11、及び伝送回線監視
データファイル12の代わりにプロセス監視データ受信
手段15、プロセス監視データファイル16を設けたも
のをバックアップ装置3Bとした点である。すなわち、
プロセス監視データ受信手段15は、被バックアップ装
置2から被バックアップ装置2のプロセスに異常が発生
しているか否かについての受信データを受信し、これを
プロセス監視データファイル16に保存するようになっ
ている。このような構成によれば、被バックアップ装置
2のプロセスに異常が発生した場合、及びこの異常が復
旧した場合に、第1の実施形態と同様に、被バックアッ
プ装置2とバックアップ装置3との間の運転の切り換え
を迅速に行うことが可能となる。なお、図3の動作につ
いてのフローチャートは、図2と同様のものとなるた
め、その図示及び説明については省略する。
【0036】図4は、第3の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図4が図1と異なる点は、バックアップ装置3A
の伝送回線監視データ受信手段11、及び伝送回線監視
データファイル12の代わりに周辺機器監視データ受信
手段17、周辺機器監視データファイル18を設けたも
のをバックアップ装置3Cとした点である。すなわち、
周辺機器監視データ受信手段17は、被バックアップ装
置2から被バックアップ装置2の周辺機器(モニタ等の
出力機器及び入力機器など)に異常が発生しているか否
かについての受信データを受信し、これを周辺機器監視
データファイル18に保存するようになっている。この
ような構成によれば、被バックアップ装置2のプロセス
に異常が発生した場合、及びこの異常が復旧した場合
に、第1の実施形態と同様に、被バックアップ装置2と
バックアップ装置3との間の運転の切り換えを迅速に行
うことが可能となる。なお、図4の動作についてのフロ
ーチャートは、図2と同様のものとなるため、その図示
及び説明については省略する。
【0037】図5は、第4の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図5が図1と異なる点は、バックアップ装置3A
の伝送回線監視データ受信手段11、及び伝送回線監視
データファイル12の代わりに発電所回線監視データ受
信手段19、発電所回線監視データファイル20を設け
たものをバックアップ装置3Dとした点である。すなわ
ち、発電所回線監視データ受信手段19は、発電所1及
びその周辺設備から発電所回線に異常が発生しているか
否かについての受信データを受信し、これを発電所回線
監視データファイル20に保存するようになっている。
このような構成によれば、発電所回線に異常が発生した
場合、及びこの異常が復旧した場合に、第1の実施形態
と同様に、被バックアップ装置2とバックアップ装置3
との間の運転の切り換えを迅速に行うことが可能とな
る。なお、図5の動作についてのフローチャートは、図
2と同様のものとなるため、その図示及び説明について
は省略する。
【0038】図6は、第5の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図6が図13と異なる点は、従来のバックアップ
装置3に、被バックアップ装置制御データ受信手段2
1、被バックアップ装置制御データファイル22、制御
データ比較手段23、制御データ比較結果ファイル2
4、及び制御データ比較結果表示手段25を追加したも
のがバックアップ装置3Eとなっている点である。
【0039】すなわち、被バックアップ装置制御データ
受信手段21は、被バックアップ装置2から制御データ
を受信し、これを被バックアップ装置制御データファイ
ル22に保存するようになっている。制御データ比較手
段23は、制御データファイル7及び被バックアップ装
置制御データファイル22から各データを取り出して双
方のデータを比較し、不一致となる制御データを制御デ
ータ比較結果ファイル24に保存するようになってい
る。そして、制御データ比較結果表示手段25は制御デ
ータ比較結果ファイル24に保存されている制御データ
を取り出して、これを表示装置31の画面に表示するよ
うになっている。
【0040】次に、図6の動作を図7のフローチャート
に基づき説明する。電力系統監視データ受信手段4は、
発電所1及びその周辺設備から電力系統監視データを受
信し、これを監視データファイル5に保存する(ステッ
プ21)。電力系統監視制御手段6は、この監視データ
ファイル5から電力系統監視データを取り出し、予め設
定された許容値を超えている設備についての制御データ
を作成し、これを制御データファイル7に保存する(ス
テップ22)。一方、バックアップ運転開始終了データ
入力手段9は、入力装置30からオペレータの操作信号
すなわちバックアップ運転開始信号又はバックアップ運
転終了信号を入力し、これを運転開始終了データファイ
ル10に保存する(ステップ23)。また、被バックア
ップ装置制御データ受信手段21は、被バックアップ装
置2からその制御データを受信し、これを被バックアッ
プ装置制御データファイル22に保存している(ステッ
プ24)。
【0041】電力系統制御データ送信手段8は、常時運
転開始終了データファイル10の内容をチェックして、
オペレータによるバックアップ運転の設定が行われたか
否かの判定を行っており(ステップ25)、バックアッ
プ運転の設定が行われていれば制御データファイル7に
蓄積されている制御データを発電所1及びその周辺設備
に送信する(ステップ26)。また、ステップ25にお
いてバックアップ運転開始の設定がなされていなけれ
ば、電力系統制御データ送信手段8はその旨を制御デー
タ比較手段23に知らせるようにする。すると、制御デ
ータ比較手段23は、制御データファイル7及び被バッ
クアップ装置制御データファイル22の各データを比較
し、不一致となった制御データを制御データ比較結果フ
ァイル24に保存する(ステップ27)。制御データ比
較結果表示手段25はこの制御データ比較結果ファイル
24から不一致となっている制御データを取り出し、こ
れを表示装置31の画面に表示させる(ステップ2
8)。そして、制御データ比較手段23は、比較結果の
電力系統制御データ送信手段8に知らせ、電力系統制御
データ送信手段8はこれを受けて、制御権を被バックア
ップ装置2として制御データの送信を停止する(ステッ
プ29)。
【0042】従来、被バックアップ装置2とバックアッ
プ装置3との間で制御権の切換すなわち運転の切換を行
う場合は、オペレータ同士が電話等で制御データが一致
することを確認していたが、上記の第5の発明によれ
ば、双方の制御データの比較結果を表示装置31により
確認することができるので、運転の切換を確実且つ迅速
に行うことができるようになる。
【0043】図8は、第6の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図8が図6と異なる点は、バックアップ装置3E
における制御データ比較結果表示手段25の代わりに、
バックアップ運転開始終了判定手段13及びバックアッ
プ運転開始終了データ表示手段14を設けたものをバッ
クアップ装置3Fとしている点である。図6の構成で
は、オペレータの操作に基づくバックアップ運転開始指
令が直接電力系統制御データ送信手段8に出力される構
成となっていたが、この図8の構成では、バックアップ
運転開始終了判定手段13を介して電力系統制御データ
送信手段8に出力されるようになっている。
【0044】次に、図8の動作を図9のフローチャート
に基づき説明する。電力系統監視データ受信手段4は、
発電所1及びその周辺設備から電力系統監視データを受
信し、これを監視データファイル5に保存する(ステッ
プ31)。電力系統監視制御手段6は、この監視データ
ファイル5から電力系統監視データを取り出し、予め設
定された許容値を超えている設備についての制御データ
を作成し、これを制御データファイル7に保存する(ス
テップ32)。一方、バックアップ運転開始終了データ
入力手段9は、入力装置30からオペレータの操作信号
すなわちバックアップ運転開始信号又はバックアップ運
転終了信号を入力し、これを運転開始終了データファイ
ル10に保存する(ステップ33)。また、被バックア
ップ装置制御データ受信手段21は、被バックアップ装
置2からその制御データを受信し、これを被バックアッ
プ装置制御データファイル22に保存している(ステッ
プ34)。
【0045】バックアップ運転開始終了判定手段13
は、常時運転開始終了データファイル10の内容をチェ
ックして、オペレータによるバックアップ運転の設定が
行われたか否かの判定を行っており(ステップ35)、
バックアップ運転の設定が行われていれば電力系統制御
データ送信手段8に送信指令を出力してバックアップ運
転を実行する(ステップ36)。なお、このステップ3
6のバックアップ運転実行では、ステップ38,41,
42と同様の動作が行われるが図面の都合上、このよう
に1つのブロックのみで簡略的に図示している。
【0046】バックアップ運転中において、制御データ
比較手段23は、制御データファイル7及び被バックア
ップ装置制御データファイル22の各データを比較し、
不一致となった制御データを制御データ比較結果ファイ
ル24に保存する(ステップ37)。バックアップ運転
開始終了判定手段13は、この制御データ比較結果ファ
イル24から制御データを取り出して両者の制御データ
が一致しているか否かの判別を行い(ステップ38)、
一致していればバックアップ運転開始終了データ表示手
段14にバックアップ運転の終了を表示装置31の画面
に表示させるようにする(ステップ39)。バックアッ
プ運転開始終了判定手段13は、更に、制御権を被バッ
クアップ装置2側とし、電力系統制御データ送信手段8
の電力系統への送信を停止させるようにする(ステップ
40)。
【0047】また、ステップ37の判別が「NO」場
合、バックアップ運転開始終了判定手段13は、そのま
まバックアップ運転中の継続がバックアップ運転開始終
了データ表示手段14によって表示させるようにし(ス
テップ41)、また、そのまま制御権をバックアップ装
置3側とし、電力系統制御データ送信手段8の電力系統
への送信を継続させるようにする(ステップ42)。
【0048】バックアップ運転開始終了判定手段13
は、ステップ35での判別が「NO」の場合、すなわち
バックアップ運転が行われていない期間中も異常発生の
有無を判別しており(ステップ43)、異常発生してい
ればバックアップ運転を行い(ステップ41,42)、
異常発生がなければステップ31に戻る。
【0049】このように、第6の発明によれば、被バッ
クアップ装置2とバックアップ装置3との間で運転の切
換を行う場合に必要とされる両装置の制御データの比較
が自動的に行われるので、両装置間の運転の切換を迅速
に行うことが可能になる。
【0050】図10は第7の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図10が図1と異なる点は、バックアップ装置3
Aにおけるバックアップ運転開始終了判定手段13及び
バックアップ運転開始終了データ表示手段14の代わり
に、バックアップ装置側制御データ送信伝送回線判定手
段26及びバックアップ装置側制御データ送信伝送回線
表示手段27を設けたものをバックアップ装置3Gとし
ている点である。図1の構成は、いずれかの伝送回線に
異常が発生していれば全ての伝送回線についてバックア
ップ運転を行うものであったが、この第7の発明では異
常が発生している伝送回線のみに対してバックアップ運
転を行おうとするものである。
【0051】次に、図10の動作を図11のフローチャ
ートに基づき説明する。電力系統監視データ受信手段4
は、発電所1及びその周辺設備から電力系統監視データ
を受信し、これを監視データファイル5に保存する(ス
テップ51)。電力系統監視制御手段6は、この監視デ
ータファイル5から電力系統監視データを取り出し、予
め設定された許容値を超えている設備についての制御デ
ータを作成し、これを制御データファイル7に保存する
(ステップ52)。一方、バックアップ運転開始終了デ
ータ入力手段9は、入力装置30からオペレータの操作
信号すなわちバックアップ運転開始信号又はバックアッ
プ運転終了信号を入力し、これを運転開始終了データフ
ァイル10に保存する(ステップ53)。また、伝送回
線監視データ受信手段11は、被バックアップ装置2か
らその伝送回線の監視データを受信し、これを伝送回線
監視データファイル12に保存している(ステップ5
4)。
【0052】電力系統制御データ送信手段8は、常時運
転開始終了データファイル10の内容をチェックして、
オペレータによるバックアップ運転の設定が行われたか
否かの判定を行っており(ステップ55)、バックアッ
プ運転の設定が行われていればバックアップ装置側制御
データ送信伝送回線判定手段26に制御データファイル
7に蓄積されている制御データを発電所1及びその周辺
設備に送信する(ステップ56)。また、ステップ55
においてバックアップ運転開始の設定がなされていなけ
れば、電力系統制御データ送信手段8はその旨をバック
アップ装置側制御データ送信伝送回線判定手段26に知
らせるようにする。すると、バックアップ装置側制御デ
ータ送信伝送回線判定手段26は、伝送回線監視データ
ファイル12に保存されている監視データに基づき伝送
回線に異常が発生しているか否かを判別する(ステップ
57)。
【0053】異常が発生している回線があれば、バック
アップ装置側制御データ送信伝送回線判定手段26はそ
の回線をバックアップ装置側制御データ送信伝送回線表
示手段27に知らせ、バックアップ装置側制御データ送
信伝送回線表示手段27はこの回線のみに対してバック
アップ運転が行われることを表示装置31の画面に表示
する(ステップ58)。そして、バックアップ装置側制
御データ送信伝送回線判定手段26は、電力系統制御デ
ータ送信手段8に対して、その異常が発生した伝送回線
のみについて制御データを送信させるようにする(ステ
ップ59)。
【0054】また、ステップ57において、異常が発生
している回線がなければ、バックアップ装置側制御デー
タ送信伝送回線判定手段26はその旨をバックアップ装
置側制御データ送信伝送回線表示手段27に知らせる。
そして、バックアップ装置側制御データ送信伝送回線表
示手段27は、いずれの回線についてもバックアップ運
転が終了中であることを表示装置31の画面に表示する
(ステップ60)。バックアップ装置側制御データ送信
伝送回線判定手段26は、いずれの回線についても制御
権を被バックアップ装置2側とし電力系統制御データ送
信手段8からの制御データの送信を停止させるようにす
る。
【0055】このように、この第7の発明では、個々の
伝送回線毎にバックアップ運転の開始及び終了を行う構
成としているので、不必要なバックアップ運転が行われ
るのを避けることができ、きめ細かな制御が可能にな
る。
【0056】図12は第8の発明の実施形態に係る電力
系統用バックアップシステムの構成を示すブロック図で
ある。図12が図4と異なる点は、バックアップ装置3
Dにおけるバックアップ運転開始終了判定手段13及び
バックアップ運転開始終了データ表示手段14の代わり
に、バックアップ装置側制御データ送信発電所回線判定
手段28及びバックアップ装置側制御データ送信発電所
回線表示手段29を設けたものをバックアップ装置3H
としている点である。図4の構成は、いずれかの発電所
回線に異常が発生していれば全ての発電所回線について
バックアップ運転を行うものであったが、この第8の発
明では異常が発生している発電所回線のみに対してバッ
クアップ運転を行おうとするものである。この図12の
動作は、図11のフローチャートで説明したのと同様の
ものとなるため、重複した説明を省略することとする。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、異常発
生時における被バックアップ装置からバックアップ装置
への運転切換、及び異常復旧時におけるバックアップ装
置から被バックアップ装置への運転切換を迅速に行うこ
とが可能な電力系統用バックアップシステムを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施形態の構成図。
【図2】第1の発明の実施形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図3】第2の発明の実施形態の構成図。
【図4】第3の発明の実施形態の構成図。
【図5】第4の発明の実施形態の構成図。
【図6】第5の発明の実施形態の構成図。
【図7】第5の発明の実施形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図8】第6の発明の実施形態の構成図。
【図9】第6の発明の実施形態の動作を説明するための
フローチャート。
【図10】第7の発明の実施形態の構成図。
【図11】第7の発明の実施形態の動作を説明するため
のフローチャート。
【図12】第8の発明の実施形態の構成図。
【図13】従来システムの構成図。
【符号の説明】 1 発電所 G1,G2,…,Gn 電力系統発電機 2 被バックアップ装置 3,3A〜3H バックアップ装置 4 電力系統監視データ受信手段 5 監視データファイル 6 電力系統監視制御手段 7 制御データファイル 8 電力系統制御データ送信手段 9 バックアップ運転開始終了データ入力手段 10 運転開始終了データファイル 11 伝送回線監視データ受信手段 12 伝送回線監視データファイル 13 バックアップ運転開始終了データ表示手段 14 バックアップ運転開始終了データ表示手段 15 プロセス監視データ受信手段 16 プロセス監視データファイル 17 周辺機器監視データ受信手段 18 周辺機器監視データファイル 19 発電所回線監視データ受信手段 20 発電所回線監視データファイル 21 被バックアップ装置制御データ受信手段 22 被バックアップ装置制御データファイル 23 制御データ比較手段 24 制御データ比較結果ファイル 25 制御データ比較結果表示手段 26 バックアップ装置側制御データ送信伝送回線判定
手段 27 バックアップ装置側制御データ送信伝送回線表示
手段 28 バックアップ装置側制御データ送信発電所回線判
定手段 29 バックアップ装置側制御データ送信発電所回線表
示手段 30 入力装置 31 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 田 博 文 福岡県福岡市中央区長浜2丁目4番1号 株式会社東芝九州支社内 (72)発明者 山 下 秀 徳 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 福 山 隆 史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G015 HA12 JA10 JA32 JA45 5G064 AA04 AC08 BA02 CB01 CB14 CB16 DA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時は電力系統に対する運転動作を行う被
    バックアップ装置と、 前記被バックアップ装置又はその環境に異常が発生した
    場合に、この被バックアップ装置に代わって前記電力系
    統に対する運転動作を行うバックアップ装置と、 を備えた電力系統バックアップシステムにおいて、 前記バックアップ装置は、 前記電力系統からの監視データを受信する電力系統監視
    データ受信手段と、 前記電力系統監視データ受信手段が受信した監視データ
    に基づき、前記電力系統に対する制御データを作成する
    電力系統監視制御手段と、 前記電力系統監視制御手段が作成した制御データを、前
    記電力系統に対して送信又は送信停止する電力系統制御
    データ送信手段と、 前記被バックアップ装置からの受信データに基づき、こ
    の被バックアップ装置の伝送回線に対する監視動作を行
    う伝送回線監視データ受信手段と、 前記伝送回線監視データ受信手段からの監視データに基
    づき、バックアップ運転動作の開始又は終了についての
    判定を行い、この判定結果に応じて前記電力系統制御デ
    ータ送信手段に対して前記送信又は前記送信停止を指令
    するバックアップ運転開始終了判定手段と、を備え、異
    常発生時には前記バックアップ装置によるバックアップ
    運転動作が開始され、異常復旧時には前記バックアップ
    装置によるバックアップ運転動作が終了した後、前記被
    バックアップ装置による運転動作に切り換わるように構
    成された、 ことを特徴とする電力系統用バックアップシステム。
  2. 【請求項2】前記伝送回線監視データ受信手段に代え
    て、前記被バックアップ装置からの受信データに基づ
    き、この被バックアップ装置のプロセス異常についての
    監視動作を行うプロセス監視データ受信手段を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
  3. 【請求項3】前記伝送回線監視データ受信手段に代え
    て、前記被バックアップ装置からの受信データに基づ
    き、この被バックアップ装置の周辺機器に対する監視動
    作を行う周辺機器監視データ受信手段を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
  4. 【請求項4】前記伝送回線監視データ受信手段に代え
    て、発電所からの受信データに基づき、この発電所と前
    記被バックアップ装置との間の発電所回線に対する監視
    動作を行う発電所回線監視データ受信手段を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
  5. 【請求項5】常時は電力系統に対する運転動作を行う被
    バックアップ装置と、 前記被バックアップ装置又はその環境に異常が発生した
    場合に、この被バックアップ装置に代わって前記電力系
    統に対する運転動作を行うバックアップ装置と、 を備えた電力系統バックアップシステムにおいて、 前記バックアップ装置は、 前記電力系統からの監視データを受信する電力系統監視
    データ受信手段と、 前記電力系統監視データ受信手段が受信した監視データ
    に基づき、前記電力系統に対する制御データを作成する
    電力系統監視制御手段と、 前記電力系統監視制御手段が作成した制御データを、前
    記電力系統に対して送信又は送信停止する電力系統制御
    データ送信手段と、 前記被バックアップ装置が作成した制御データをこの被
    バックアップ装置から受信する被バックアップ装置制御
    データ受信手段と、 前記電力系統監視制御手段が作成した制御データと、前
    記被バックアップ装置制御データ受信手段が受信した制
    御データとを比較する制御データ比較手段と、 前記制御データ比較手段の比較結果を表示装置に表示さ
    せる制御データ比較結果表示手段と、 を備えたことを特徴とする電力系統用バックアップシス
    テム。
  6. 【請求項6】入力装置から送られてくるバックアップ運
    転開始終了データと前記制御データ比較手段からの比較
    データとに基づき、バックアップ運転動作の開始又は終
    了についての判定を行い、この判定結果に応じて前記電
    力系統制御データ送信手段に対して前記送信又は前記送
    信停止を指令するバックアップ運転開始終了判定手段を
    備え、 前記バックアップ装置によるバックアップ運転が行われ
    た後は、このバックアップ装置の制御データと前記被バ
    ックアップ装置の制御データとが一致した場合に、バッ
    クアップ運転を停止させて被バックアップ装置による運
    転に切り換わるように構成された、 ことを特徴とする請求項5記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
  7. 【請求項7】前記伝送回線監視データ受信手段に代え
    て、 前記伝送回線監視データ受信手段からの監視データに基
    づき、前記バックアップ装置の個々の伝送回線に対応す
    るバックアップ運転動作の開始又は終了についての判定
    を行い、この判定結果に応じて前記電力系統制御データ
    送信手段に対して各伝送回線毎の前記送信又は前記送信
    停止を指令するバックアップ装置側制御データ送信回線
    判定手段を備え、 異常発生時には前記バックアップ装置により異常発生し
    ている伝送回線のみについてバックアップ運転動作が開
    始され、異常復旧時には前記バックアップ装置によるそ
    の伝送回線についてのバックアップ運転動作が終了した
    後、前記被バックアップ装置による運転動作に切り換わ
    るように構成された、 ことを特徴とする請求項1記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
  8. 【請求項8】前記バックアップ運転開始終了判定手段に
    代えて、 前記発電所回線監視データ受信手段からの監視データに
    基づき、前記発電所と前記被バックアップ装置との間の
    個々の発電所回線に対応するバックアップ運転動作の開
    始又は終了についての判定を行い、この判定結果に応じ
    て前記電力系統制御データ送信手段に対して各発電所回
    線毎の前記送信又は前記送信停止を指令するバックアッ
    プ装置側制御データ送信発電所回線判定手段を備え、 異常発生時には前記バックアップ装置により異常発生し
    ている発電所回線のみについてバックアップ運転動作が
    開始され、異常復旧時には前記バックアップ装置による
    その発電所回線についてのバックアップ運転動作が終了
    した後、前記被バックアップ装置による運転動作に切り
    換わるように構成された、 ことを特徴とする請求項4記載の電力系統用バックアッ
    プシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013132529A1 (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 中国電力株式会社 監視制御システム
JP5415652B1 (ja) * 2012-09-03 2014-02-12 中国電力株式会社 バックアップ装置、バックアップシステム及びバックアップ方法
CN114020569A (zh) * 2021-11-02 2022-02-08 广州城建职业学院 一种大数据实时监控系统

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