JP2002030221A - 加硫ゴムを含む熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
加硫ゴムを含む熱可塑性樹脂組成物Info
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Abstract
耐衝撃強度等の機械的強度を向上させた熱可塑性樹脂組
成物を得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂
(B)の連続相中に加硫したゴム(A)が粒子状に分散
している熱可塑性樹脂組成物であって、前記ゴム(A)
と熱可塑性樹脂(B)とが、熱可塑性樹脂(B)からな
る樹脂成形物と未加硫のゴム(A)とを加圧・加熱下に
接触させつつゴム(A)を加硫させた場合に、前記樹脂
成形物とゴム(A)からなるゴム成形部とが剥離試験に
おいて凝集破壊が起きる程度の接着強度で接着可能な組
み合わせからなる。前記組み合わせとして、エチレン−
プロピレン−ジエンゴム(EPDM)と、ポリフェニレ
ンエーテル又はその組成物の組み合わせなどが例示され
る。
Description
に関し、より詳細には、熱可塑性樹脂の連続相中に加硫
ゴムが粒子状に分散している熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
低温での耐衝撃強度を改良するために、熱可塑性樹脂中
にエラストマーを添加することは従来からよくなされる
手法である。しかし、マトリックス(連続相)を形成す
る熱可塑性樹脂とドメイン(分散相)を形成するエラス
トマー間の界面の強度が弱いため、他の物性、特に耐熱
性や弾性率の低下を招くほど多量のエラストマーを添加
しなければ充分に耐衝撃強度を高めることができなかっ
た。また、エラストマーが熱可塑性であるために、高温
域での弾性率が大きく低下するなどの問題点があった。
一方、動的加硫という名称で、熱可塑性樹脂中に加硫ゴ
ムを分散させる手法が知られているが、この手法で従来
得られている熱可塑性樹脂組成物は、一般に、ドメイン
を形成してはいるもののゴム相の方が樹脂相よりも多
く、材料としてはエラスチックなものとなる。また、マ
トリックス−ゴムの界面はごくわずかしか接着しておら
ず、樹脂として利用する観点からは、強度的に期待され
る値よりも小さなものしか得られていない。
は、耐熱性等の樹脂の特性を低下させることなく耐衝撃
強度等の機械的強度を向上させた熱可塑性樹脂組成物を
提供することにある。
を達成するため鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂のマト
リックス中に分散させるゴムとして、熱可塑性のゴム成
分ではなく、添加の際に架橋し且つ前記熱可塑性樹脂と
その界面で接着するゴムを用いると、上記課題を解決で
きることを見出した。本発明は、このような知見に基づ
いて完成されたものである。
の連続相中に加硫したゴム(A)が粒子状に分散してい
る熱可塑性樹脂組成物であって、前記ゴム(A)と熱可
塑性樹脂(B)とが、熱可塑性樹脂(B)からなる樹脂
成形物と未加硫のゴム(A)とを加圧・加熱下に接触さ
せつつゴム(A)を加硫させた場合に、前記樹脂成形物
とゴム(A)からなるゴム成形部とが剥離試験において
凝集破壊が起きる程度の接着強度で接着可能な組み合わ
せからなる熱可塑性樹脂組成物を提供する。
(A)が、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、天然
ゴム(NR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(E
PDM)、酸変性エチレン−プロピレンゴム(X−EP
M)及びエチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共
重合ゴム(EAM)から選択された少なくとも1種のゴ
ムであり、熱可塑性樹脂(B)がポリフェニレンエーテ
ル又はその組成物であってもよい。この場合、ゴム
(A)の加硫は、例えば、有機過酸化物により行われ
る。前記熱可塑性樹脂(B)としてのポリフェニレンエ
ーテル又はその組成物には、例えば、ポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレンエーテル)100重量部、
ポリ(アルケニレン)0〜30重量部、スチレン重合体
0〜30重量部からなる組成物が含まれる。
ゴム(A)が、酸変性エチレン−プロピレンゴム(X−
EPM)、酸変性ニトリルゴム(X−NBR)及びフッ
素ゴム(FPM)から選択された少なくとも1種のゴム
であり、熱可塑性樹脂(B)がアミノ基を有する熱可塑
性樹脂又はその組成物であってもよい。この場合、ゴム
(A)の加硫は、例えば、有機過酸化物、アミン化合
物、ヒドロキシ化合物から選択された少なくとも1種の
加硫剤により行われる。前記アミノ基を有する熱可塑性
樹脂には、例えば、ポリアミドが含まれる。
は、マトリックス(連続相)を構成する熱可塑性樹脂
(B)及びドメイン(分散相)を構成するゴム(A)と
して、熱可塑性樹脂(B)からなる樹脂成形物と未加硫
のゴム(A)とを加圧・加熱下に接触させつつゴム
(A)を加硫させたときに、両成形部が凝集破壊が生じ
る程度の接着強度で接着するような組み合わせのものが
用いられる。
リアミド、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエステル、ポリオキシメチ
レン(POM)、アクリロニトリルの単独又は共重合
体、これらの樹脂の変性品や誘導体、及びこれらの樹脂
を含むポリマーブレンドやポリマーアロイなどが挙げら
れる。
し、熱によって溶融しうるポリアミドであればよく、例
えば、ポリアミド46、ポリアミド6、ポリアミド6
6、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド
1010、ポリアミド1012、ポリアミド11、ポリ
アミド12、ポリアミド1212などが例示される。ポ
リアミドには、他のポリマー(例えば、ポリフェニレン
エーテル、熱可塑性ポリエステルなど)とのブレンドも
含まれる。ポリアミドとしては、アミノ末端基を有する
ものが好ましい。
は、フェノール類の重合体であればよく、例えば、2,
6−ジメチルフェノールなどのo−アルキル置換フェノ
ール類の重合体[ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)等]などが挙げられる。ポリフェニ
レンエーテルは、必要に応じて、スチレンの単独又は共
重合体などと併用してもよい。
ては、例えば、PAN(ポリアクリロニトリル)、AS
樹脂(アクリロニトリル−スチレン共重合体)、ゴム変
性AS樹脂(ゴム変性アクリロニトリル−スチレン共重
合体)などが挙げられる。ゴム変性AS樹脂には、例え
ば、ポリブタジエンを含有するABS樹脂(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、アクリルゴ
ムを含有するAAS樹脂(アクリロニトリル−アクリル
酸エステル−スチレン共重合体)、塩素化ポリエチレン
を含有するACS樹脂(アクリロニトリル−塩素化ポリ
エチレン−スチレン共重合体)、エチレン−プロピレン
ゴム(EPDM)を含有するAES樹脂(アクリロニト
リル−EPDM−スチレン共重合体)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体を含有するAXS樹脂(アクリロニトリ
ル−EVA−スチレン共重合体)などが含まれる。アク
リロニトリルの単独又は共重合体は、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネートなどの他のポリマーとのポ
リマーブレンド又はポリマーアロイとして使用すること
もできる。
ド、アクリロニトリルの単独又は共重合体、ポリフェニ
レンエーテル(PPE)、これらの樹脂を含むポリマー
アロイ又はポリマーブレンドなどが特に好ましい。
び合成ゴムが使用でき、その代表的な例として、例え
ば、天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR;アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム)、イソプレンゴム(I
R)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン
ゴム(SBR)、エチレン−プロピレンゴム(EP
R)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPD
M)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(II
R)、水素添加NBR、アクリロニトリル−イソプレン
ゴム(NIR)、アクリロニトリル−イソプレン−ブタ
ジエンゴム(NBIR)、エチレン−アクリル酸エステ
ル共重合ゴム(EAM)等が挙げられる。これらのゴム
には、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸などの不飽和カルボン酸などの酸をコモノマ
ーとして含有させたカルボキシル化ゴム等の酸変性ゴ
ム、その他の変性ゴムも含まれる。これらのゴムは、単
独で又は2種以上混合して使用できる。
がゴム(A)の加硫時に凝集破壊が生じる程度の接着強
度で接着するか否かは、例えば、以下の実験(以下、
「接着性確認試験」と称することがある)により確認す
ることができる。
空いた金属フレームの該穴に、厚み4mm、25mm×
120mmの熱可塑性樹脂(B)の成形板を設置する。
この時、熱可塑性樹脂(B)の成形板の縦方向の一方の
端部(端から5mm幅)をアルミホイルで巻いておく。
次に、この成形板の上に、加硫剤を添加した未加硫のゴ
ムを6.5cm3程度載せ、150〜190℃、圧力1
00〜600kgf/cm2(=9.81〜58.8M
Pa)の条件下で10分間熱プレスする。その後、水冷
した熱板で1分間プレスして冷却した後、熱可塑性樹脂
とゴムとの複合成形品を金属フレームから外し、同時に
端部に巻いたアルミホイルを外す。こうして得られた試
験片について、アルミホイルが巻かれていた側のゴム成
形部をペンチ等の工具で挟み、ゴム成形部を巻き取るよ
うにして剥離させる。この時、剥離が界面剥離であるか
凝集破壊を伴った剥離であるかを目視で判定する。
(B)の組み合わせは、上記の試験で凝集破壊を伴った
剥離と判定される組み合わせであれば特に限定されない
が、その代表的な例は以下の組み合わせである。
ンゴム(SBR)、天然ゴム(NR)、エチレン−プロ
ピレン−ジエンゴム(EPDM)、酸変性エチレン−プ
ロピレンゴム(X−EPM;酸成分を共重合させたエチ
レン−プロピレン共重合体)及びエチレン−アクリル酸
−アクリル酸エステル共重合ゴム(EAM)から選択さ
れた少なくとも1種のゴムであり、熱可塑性樹脂(B)
がポリフェニレンエーテル又はその組成物である組み合
わせ。
ロピレンゴム(X−EPM;酸成分を共重合させたエチ
レン−プロピレン共重合体)、酸変性ニトリルゴム(X
−NBR;酸成分を共重合させたニトリルゴム)及びフ
ッ素ゴム(FPM)から選択された少なくとも1種のゴ
ムであり、熱可塑性樹脂(B)がアミノ基を有する熱可
塑性樹脂又はその組成物である組み合わせ。
ェニレンエーテル又はその組成物として、例えば、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)1
00重量部、ポリ(アルケニレン)0〜30重量部、ス
チレン重合体(スチレンの単独又は共重合体)0〜30
重量部からなる組成物が好ましい。ポリ(アルケニレ
ン)としては後述のものを使用できる。また、前記
(2)の組み合わせにおいて、アミノ基を有する熱可塑
性樹脂としては、末端基等にアミノ基を有するポリアミ
ドなどが好ましい。上記の組み合わせでは、ゴム(A)
と熱可塑性樹脂(B)とが界面において化学的に結合す
るため、接着強度が特に高い。
め、熱可塑性樹脂のほかに、必要に応じて、各種安定
剤、可塑剤、加工助剤、フィラー、着色剤、帯電防止
剤、難燃剤など、通常樹脂への添加剤として使用される
物質が、接着に悪影響を及ぼさない範囲で添加されてい
てもよい。
えば硬度や耐久性等の特性を向上させるため、ゴム製品
に通常使用される添加剤、例えば、加硫剤(架橋剤)の
ほか、加硫促進剤(架橋助剤)、加硫促進助剤、軟化剤
(可塑剤を含む)、加工助剤、充填剤、老化防止剤(酸
化防止剤、オゾン劣化防止剤を含む)、補強剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、着色剤、発泡剤、カップリング剤、分
散剤、離型剤などが添加されていてもよい。
単体硫黄、不溶性硫黄、硫黄含有化合物、過酸化物、金
属酸化物、アミン化合物(ヘキサメチレンジアミン等の
ポリアミンなど)、ヒドロキシ化合物(例えば、ビスフ
ェノールA、ポリメチロールフェノール樹脂オリゴマー
等のポリヒドロキシ化合物など)、オキシム(p−ベン
ゾキノンジオキシム等)などが使用される。前記過酸化
物として、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)へキサン、ジクミルパーオキ
サイド、4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)−n−ブ
チルバレレート、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどの有機過
酸化物等が挙げられる。
組み合わせが前記(1)の場合には、ゴム(A)の加硫
剤として有機過酸化物等が用いられる場合が多く、ゴム
(A)と熱可塑性樹脂(B)の組み合わせが前記(2)
の場合には、ゴム(A)の加硫剤として、有機過酸化
物、アミン化合物、ヒドロキシ化合物(例えば、ビスフ
ェノールA等)などが使用される場合が多い。加硫剤の
配合量は、例えば、ゴム100重量部に対して、0.2
5〜40重量部程度、好ましくは1〜10重量部程度で
ある。
に応じて選択できる。硫黄又は硫黄含有化合物を加硫剤
として用いる場合は、加硫促進剤として、例えば、ベン
ゾチアゾール類、ベンゾチアゾールスルフェンアミド
類、ジチオカーバメート塩類、キサントゲン類、チオウ
レア類、ジチオカルバミルスルフェンアミド類、グアニ
ジン類、チウラム類などが使用される。また、過酸化物
を加硫剤として用いる場合は、加硫促進剤として多官能
性有機化合物などが用いられる。多官能性有機化合物と
しては、ゴムの架橋に関与する反応性官能基(ラジカル
重合性基など)を2個以上有する有機化合物であれば特
に限定されず、その代表的な例として、トリアリルシア
ヌレート、トリアリルイソシアヌレート等の多官能(イ
ソ)シアヌル酸エステル誘導体;m−フェニレンビスマ
レイミド等の多官能マレイミド誘導体;1,4−ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ートなどの多官能(メタ)アクリル酸エステル等の(メ
タ)アクリル酸誘導体などが挙げられる。これらの中で
も、多官能(メタ)アクリル酸誘導体が好ましい。
物性、加硫速度、加硫剤との組み合わせなどによって適
宜選択でき、例えば、ゴム100重量部に対して0.1
〜5重量部程度である。
系軟化剤、植物油系軟化剤、合成軟化剤の何れであって
もよい。鉱物系軟化剤としては、例えば、パラフィン系
軟化剤(パラフィン油)、芳香族系軟化剤(芳香族
油)、ナフテン系軟化剤(ナフテン油)等の石油系軟化
剤;コールタール、クマロン−インデン樹脂などのコー
ルタール系軟化剤などが挙げられる。植物油系軟化剤に
は、例えば、脂肪酸(ステアリン酸など)、脂肪油(綿
実油、菜種油など)等の脂肪油系軟化剤;パインター
ル、ロジン、サブ(ファクチス)等の松樹からの軟化剤
などが含まれる。また、合成軟化剤としては、例えば、
フェノール・アルデヒド樹脂、液状ゴム(ポリブテン、
液状ブタジエンゴム、液状イソプレンゴムなど)等の合
成樹脂軟化剤;フタル酸エステル(フタル酸ジオクチル
など)、セバシン酸エステル(セバシン酸ジオクチルな
ど)、アジピン酸エステル、リン酸エステルなどの低分
子可塑剤やポリエステル系可塑剤、塩素化ポリプロピレ
ンなどの高分子可塑剤等の合成可塑剤などが挙げられ
る。これらの中でも、芳香族系軟化剤やナフテン系軟化
剤等の石油系軟化剤が好ましく、特にナフテン系軟化剤
が好ましい。
定されず、ゴムの合成時(重合時)、ゴムと加硫剤等と
の混練り時(ゴム練り時)などの何れの時であってもよ
いが、ゴムの合成時に添加するいわゆる油展と称される
方法が、ブリード物が少なく、成形品の外観及び接着性
の両面から好ましい。軟化剤の配合量は、要求されるゴ
ムの物性に応じて、例えば、ゴム100重量部に対し0
〜150重量部程度の範囲で任意に選択できる。
が全炭素−炭素結合の1/12〜1/5程度であるポリ
(アルケニレン)、種々の滑剤、粘着付与剤などを使用
できる。
ば、ポリペンテナマー[ポリ(ペンテニレン)]、ポリ
ヘプテナマー[ポリ(ヘプテニレン)]、ポリオクテナ
マー[ポリ(オクテニレン)]、ポリデセナマー[ポリ
(デセニレン)]、ポリドデセナマー[ポリ(ドデセニ
レン)]、ポリブテナマーの部分水添物などが挙げられ
る。中でも、ポリオクテナマー[ポリ(オクテニレ
ン)]などが好ましい。これらのポリ(アルケニレン)
は、慣用の方法、例えば、シクロアルケンの開環重合
(メタセシス重合)や、二重結合の量が全炭素−炭素結
合の1/5より多いポリ(アルケニレン)の部分水添な
どの方法により得ることができる。
重量部に対して、一般には0.5〜12重量部、好まし
くは2〜8重量部程度である。
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレ
ンワックスなどのパラフィン及び炭化水素樹脂;ステア
リン酸などの脂肪酸;ステアリン酸アミドなどの脂肪酸
アミド;ステアリン酸ブチル、エステル系ワックスなど
の脂肪酸エステル;ステアリルアルコールなどの高級脂
肪族アルコール;グリセリン脂肪酸エステルなどの脂肪
酸と多価アルコールの部分エステル;ステアリン酸亜鉛
などの脂肪酸金属塩などが例示される。また、粘着付与
剤には、例えば、クマロン・インデン樹脂などのクマロ
ン樹脂;フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テルペン
・フェノール樹脂、アルキルフェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂などのフェノール系及びテルペン系樹脂;合成
ポリテルペン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂肪族系炭
化水素樹脂、ポリブテンなどの石油系炭化水素樹脂;ロ
ジンエステル類、水素添加ロジンの各種エステル類など
のロジン誘導体等が含まれる。これらの滑剤及び粘着付
与剤の配合量は、例えば、ゴム100重量部に対して0
〜10重量部程度である。
一般的なもの、例えば、カーボンブラック、ケイ酸、シ
リカ、ケイ酸塩、アルミナ、アルミナ水和物、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネ
シウム、クレー、タルク、カオリン、短繊維(合成繊
維、ガラス繊維、炭素繊維等)、導電性酸化物(酸化亜
鉛など)、フェライト類、金属粉、マイカ、黒鉛、二硫
化モリブデン、チタン酸バリウム、窒化ホウ素、などを
用いることができる。充填剤の配合量は、要求されるゴ
ムの物性に応じて、ゴム100重量部に対して0〜30
0重量部程度の範囲で選択できる。
剤、フェノール系老化防止剤、硫黄系やリン系などの二
次老化防止剤等が挙げられる。老化防止剤の配合量は、
ゴム100重量部に対して、例えば0〜10重量部程度
である。
チタン、酸化亜鉛、石膏など)、黒色顔料(カーボンブ
ラックなど)、赤色顔料、青色顔料等の無機顔料;アゾ
顔料、フタロシアニン顔料等の有機顔料、染料などが挙
げられる。発泡剤には、例えば、重炭酸ナトリウムや重
炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤、p,p′−オキシ
ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、アゾジカルボ
ンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどの
有機発泡剤が含まれる。カップリング剤としては、例え
ば、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テ
トラスルフィドなどの白色充填剤用カップリング剤、
N,N′−ビス(2−メチル−2−ニトロプロピル)−
1,6−ジアミノヘキサンなどのカーボンブラック用カ
ップリング剤などが挙げられる。補強剤、紫外線防止
剤、難燃剤、分散剤、離型剤としては慣用乃至公知のも
のを使用できる。
未加硫のゴム(A)、加硫剤及び必要に応じて各種添加
剤を含むゴム組成物と、熱可塑性樹脂(B)及び必要に
応じて各種添加剤を含む樹脂組成物とを加熱下に混練す
ると同時に、200μm程度以下(好ましくは30〜8
0μm程度)に微分散した前記ゴム(A)を加硫(動的
加硫)させることにより得ることができる。この熱可塑
性樹脂組成物は、用途に応じて、押出成形、射出成形等
の慣用の成形に付することにより所望の形状の成形品と
することができる。なお、加硫剤は、未加硫のゴム
(A)とは別個に添加して混練、加硫を行ってもよい。
は、慣用の混練機、例えば、スクリュー押出機、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、2軸混練押出機等を用いて行
うことができる。
合は、それらの種類によっても異なるが、一般には、熱
可塑性樹脂(B)100重量部に対して、ゴム(A)2
〜50重量部程度、好ましくは5〜30重量部程度であ
る。
熱可塑性樹脂(B)の種類によっても異なるが、一般に
200〜320℃程度である。また、混練・加硫の時間
は、例えば、30秒〜10分程度の範囲から適宜選択で
きる。
いては、マトリックスを構成する熱可塑性樹脂(B)と
粒子状の加硫ゴム(A)とが極めて高い接着強度で接着
しているため、熱可塑性樹脂(B)のみで構成された成
形品と比較して、耐衝撃強度等の機械特性が大幅に向上
する。また、この場合、ゴム(A)の配合量をさほど多
くする必要がないので、熱可塑性樹脂(B)の本来有す
る耐熱性等の物性を損なわない。
械部品又はその原料或いは構造用樹脂材料等として有用
である。
連続相を構成する熱可塑性樹脂と分散相を構成する加硫
ゴムとが高い接着強度で接着するので、耐熱性等の樹脂
本来の特性を低下させることなく、耐衝撃強度などの機
械特性を著しく向上させることができる。
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
部、ステアリン酸1重量部、珪酸アルミニウム10重量
部、加硫剤(商品名「パーブチルH」、有機過酸化物)
5重量部、シリカ30重量部を混練し、混練りゴム(未
加硫ゴム組成物)を調製した。この混練りゴムを薄く延
ばして約1.5mm厚の板状にし、これを約2mm角の
大きさに切り刻み、互いにくっつかないようにステアリ
ン酸をゴム表面に薄くまぶした。ポリアミド612(ク
リアノバ社製、商品名「Vestamid X7094」)100重量
部と、上記の切り刻んだ混練りゴム15重量部とをタン
ブラーミキサーを用いて混合し、2軸押出機により、ホ
ッパー下温度220℃、シリンダー中央部温度250
℃、シリンダー先端部温度260℃、ダイス入口部温度
260℃、ダイス出口温度260℃の条件で押し出し
た。押出速度を、ホッパーから押出機内に入った樹脂が
押出機内に平均約1分間存在するように調整した。押し
出されたストランドは約3mm径で、表面は滑らかであ
り、ゴム成分はポリアミド樹脂中に均等に分散してい
た。これを長さ3mmにカットし、米粒状のペレットを
得た。上記ペレットを射出成形機により成形し、衝撃試
験用の試験片を作製した。この試験片を用いてアイゾッ
ト(Izod)衝撃試験を行った。結果を表1に示す。 (接着性確認試験)なお、上記のポリアミド612で形
成した成形板と、上記のカルボン酸変性ニトリルゴム
(X−NBR)を用いて、前記の接着性確認試験を行っ
たところ、樹脂成形部とゴム成形部とは凝集破壊を伴っ
て剥離した。
施例1と同様にして衝撃試験用の試験片を作製した。こ
の試験片を用いてアイゾット(Izod)衝撃試験を行っ
た。結果を表1に示す。
ニトリルゴム(NBR)を用いた以外は実施例1と同様
の操作を行って混練りゴムを調製した。ポリアミド61
2とこの混練りゴムとを用い、実施例1と同様にして衝
撃試験用の試験片を作製した。この試験片を用いてアイ
ゾット(Izod)衝撃試験を行った。結果を表1に示す。 (接着性確認試験)なお、上記のポリアミド612で形
成した成形板と、上記のニトリルゴム(NBR)を用い
て、前記の接着性確認試験を行ったところ、 樹脂成形
部とゴム成形部とは界面剥離した。
片は比較例1及び2の試験片と比較して、耐衝撃強度が
著しく高く、非常に際だった樹脂特性の改良効果が認め
られた。
社製、商品名「509」)120重量部、ステアリン酸
1重量部、ポリ(オクテニン)(デグッサ−ヒュルス社
製、商品名「Vestenamer」)5重量部、酸化亜鉛5重量
部、カーボンブラック(0.5重量部)、加硫剤(商品
名「パーブチルH」、有機過酸化物)5重量部、鉱物油
(30重量部)を混練し、混練りゴム(未加硫ゴム組成
物)を調製した。この混練りゴムを薄く延ばして約1.
5mm厚の板状にし、これを約2mm角の大きさに切り
刻み、互いにくっつかないようにステアリン酸をゴム表
面に薄くまぶした。変性ポリフェニレンエーテル(クリ
アノバ社製、商品名「Vestoran 1900」)100重量部
と、上記の切り刻んだ混練りゴム10重量部とをタンブ
ラーミキサーを用いて混合し、2軸押出機により、ホッ
パー下温度240℃、シリンダー中央部温度280℃、
シリンダー先端部温度280℃、ダイス入口部温度29
5℃、ダイス出口温度295℃の条件で押し出した。押
出速度を、ホッパーから押出機内に入った樹脂が押出機
内に平均約2分間存在するように調整した。押し出され
たストランドは約3mm径で、表面は滑らかであり、ゴ
ム成分は変性ポリフェニレンエーテル樹脂中に均等に分
散していた。これを長さ3mmにカットし、米粒状のペ
レットを得た。なお、押出機の温度調整を管理すること
で、安定した押出が可能となる。上記ペレットを射出成
形により成形し、衝撃試験用の試験片を作製した。この
試験片を用いてアイゾット(Izod)衝撃試験を行った。
結果を表2に示す。 (接着性確認試験)なお、上記の変性ポリフェニレンエ
ーテル(クリアノバ社製、商品名「Vestoran 1900」)
で形成した成形板と、上記のエチレン−プロピレン−ジ
エンゴム(EPDM)を用いて、前記の接着性確認試験
を行ったところ、 樹脂成形部とゴム成形部とは凝集破
壊を伴って剥離した。
リアノバ社製、商品名「Vestoran 1900」)のみを用
い、実施例1と同様にして衝撃試験用の試験片を作製し
た。この試験片を用いてアイゾット(Izod)衝撃試験を
行った。結果を表2に示す。
「Vestoran 1900」)の代わりに、ゴムに対して接着能
を有しない変性ポリフェニレンエーテル(GE社製、商
品名「ノリル731」)を用いた以外は実施例1と同様
の操作を行い、衝撃試験用の試験片を作製した。この試
験片を用いてアイゾット(Izod)衝撃試験を行った。結
果を表2に示す。 (接着性確認試験)なお、上記の変性ポリフェニレンエ
ーテル(GE社製、商品名「ノリル731」)で形成し
た成形板と、上記のエチレン−プロピレン−ジエンゴム
(EPDM)を用いて、前記の接着性確認試験を行った
ところ、 樹脂成形部とゴム成形部とは界面剥離した。
片は比較例3及び4の試験片と比較して、耐衝撃強度が
著しく高く、非常に際だった樹脂特性の改良効果が認め
られた。なお、比較例4の場合、樹脂とゴムとを混練・
加硫することにより実施例2と同様なペレット形状の樹
脂組成物が得られたが、衝撃特性はゴム成分を添加しな
い比較例3より低下した。これは、樹脂とゴムとの境界
にミクロな欠陥ができたものと考えられる。
Claims (7)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂(B)の連続相中に加硫し
たゴム(A)が粒子状に分散している熱可塑性樹脂組成
物であって、前記ゴム(A)と熱可塑性樹脂(B)と
が、熱可塑性樹脂(B)からなる樹脂成形物と未加硫の
ゴム(A)とを加圧・加熱下に接触させつつゴム(A)
を加硫させた場合に、前記樹脂成形物とゴム(A)から
なるゴム成形部とが剥離試験において凝集破壊が起きる
程度の接着強度で接着可能な組み合わせからなる熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項2】 ゴム(A)が、スチレン−ブタジエンゴ
ム(SBR)、天然ゴム(NR)、エチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム(EPDM)、酸変性エチレン−プロピ
レンゴム(X−EPM)及びエチレン−アクリル酸−ア
クリル酸エステル共重合ゴム(EAM)から選択された
少なくとも1種のゴムであり、熱可塑性樹脂(B)がポ
リフェニレンエーテル又はその組成物である請求項1記
載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂(B)としてのポリフェニ
レンエーテル又はその組成物が、ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)100重量部、ポリ
(アルケニレン)0〜30重量部、スチレン重合体0〜
30重量部からなる組成物である請求項2記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項4】 ゴム(A)の加硫が有機過酸化物により
行われている請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 ゴム(A)が、酸変性エチレン−プロピ
レンゴム(X−EPM)、酸変性ニトリルゴム(X−N
BR)及びフッ素ゴム(FPM)から選択された少なく
とも1種のゴムであり、熱可塑性樹脂(B)がアミノ基
を有する熱可塑性樹脂又はその組成物である請求項1記
載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 アミノ基を有する熱可塑性樹脂がポリア
ミドである請求項5記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】 ゴム(A)の加硫が有機過酸化物、アミ
ン化合物、ヒドロキシ化合物から選択された少なくとも
1種の加硫剤により行われている請求項5記載の熱可塑
性樹脂組成物。
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