JP2002029928A - 低刺激パック化粧料 - Google Patents

低刺激パック化粧料

Info

Publication number
JP2002029928A
JP2002029928A JP2000210529A JP2000210529A JP2002029928A JP 2002029928 A JP2002029928 A JP 2002029928A JP 2000210529 A JP2000210529 A JP 2000210529A JP 2000210529 A JP2000210529 A JP 2000210529A JP 2002029928 A JP2002029928 A JP 2002029928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pack cosmetic
pack
present
weakly acidic
hypoallergenic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000210529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4903299B2 (ja
Inventor
Takashi Hagiwara
貴志 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fancl Corp
Original Assignee
Fancl Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fancl Corp filed Critical Fancl Corp
Priority to JP2000210529A priority Critical patent/JP4903299B2/ja
Publication of JP2002029928A publication Critical patent/JP2002029928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4903299B2 publication Critical patent/JP4903299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 pH安定性に優れた、皮膚に対し低刺激性
の、フェイス、ボディ用の弱酸性パック化粧料を提供す
る。 【解決手段】 pH調整剤と増粘性を有するケイ酸塩鉱
物とを含有し、系のpHが7.0未満の弱酸性であるこ
とを特徴とする低刺激パック化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は低刺激パック化粧料
に関する。更に詳細には、pH安定性に優れた、皮膚に
対する刺激性が低い弱酸性のパック化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】フェイス、ボディ用のパック化粧料に
は、ピールオフタイプ、拭き取りタイプ、洗い流しタイ
プなど種々のものがあるが、いずれの剤型も皮膚に適度
な厚さに塗布し、一定時間放置後、剥離したり、拭き取
り、洗い流すことによって、皮膚の保湿・賦活・皮膚表
面の汚垢除去を図っている。
【0003】このようなパック化粧料のうち、とくに毛
穴の汚れなど汚垢の除去に重点を置いた剤型に、カオリ
ナイト、スメクタイト、ベントナイト等ケイ酸塩鉱物を
主成分として含有したものがある。
【0004】しかしながら、こういったケイ酸塩鉱物、
とくに増粘性を有する該成分を主体とするパック化粧料
は、配合成分の性質上、示性pHが7.0以上のアルカ
リ性を示すことが多く、使用法上、皮膚上に比較的長時
間塗付する必要があるため、アルカリ過敏症の人が皮膚
刺激を感じるという問題があった。また調製当時は弱酸
性であっても長期的にはpHが上昇し、安定性に問題が
生じる。
【0005】こういった問題を解決するため、パック化
粧料のpHを下げる手段として酸による中和が考えられ
るが、長期的にpHを弱酸性に維持することは難しい。
例えば代表的な中和剤である乳酸を用いる場合、pHを
弱酸性に維持するためには2重量%以上のごとく多量に
配合する必要があり、その結果他の成分の配合が制限さ
れたり、大量配合そのものによる刺激を感じることがあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、経
時的にpHが上昇することなく安定性に優れ、皮膚に対
し低刺激の弱酸性のパック化粧料を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 かかる実情において、
本発明者は鋭意研究を行った結果、後述する成分を組み
合わせることにより、経時的にpHが上昇することなく
安定性に優れ、かつ皮膚に対し刺激性が低い弱酸性のパ
ック化粧料が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、 1.pH調整剤と増粘性を有するケイ酸塩鉱物とを含有
し、系のpHが7.0未満の弱酸性であることを特徴と
する低刺激パック化粧料、 2.ケイ酸塩鉱物がベントナイトである上記1記載の低
刺激パック化粧料、 3.pH調整剤がカルボキシビニルポリマーである上記
1または2に記載の低刺激パック化粧料、 4.無水ケイ酸と増粘性を有するケイ酸塩鉱物とを含有
し、系のpHが7.0未満の弱酸性であることを特徴と
する低刺激パック化粧料、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】 本発明で用いられるpH調整剤
としては、カルボキシビニルポリマー等を挙げることが
できる。カルボキシビニルポリマーは1%水溶液にして
pHが3〜5の範囲である。このような成分の配合量
は、本発明の低刺激パック化粧料中0.02〜0.4重
量%が好ましく、特に0.05〜0.3重量%とするこ
とが好ましい。
【0009】また、無水ケイ酸は一般に球状の微粒子粉
体であり、皮膚に対する物理的な刺激が少ない成分であ
る。このような成分の配合量は、本発明の低刺激パック
化粧料中1〜15重量%が好ましく、特に2〜10重量
%とすることが好ましい。無水ケイ酸は、パック化粧料
において、pH調製剤として作用することができる。本
発明の低刺激パック化粧料はpHが7.0未満に安定的
に保持される。このようにして得られる低刺激パック化
粧料は、弱酸性であり長時間塗布しても刺激感が抑制さ
れている。
【0010】本発明における低刺激パック化粧料には、
増粘性を有するケイ酸塩鉱物を含有する。該成分として
は代表的なものとしてモンモリロナイトを主成分とした
ベントナイト等が挙げられる。
【0011】ケイ酸塩鉱物の配合量は、塗付時の使用性
の点から、本発明化粧料全量中に1.5〜6.5重量%
であるのが好ましく、特に2〜5.5重量%とすること
が好ましい。
【0012】本発明の低刺激パック化粧料は、上記成分
のほかに、通常のパック化粧料に含まれる保湿剤、界面
活性剤、多価アルコール、低級アルコール、油剤、防腐
剤、薬剤、香料、着色剤、水等が配合される。
【0013】本発明の低刺激パック化粧料は、常法によ
り製造することができ、例えば、増粘性ケイ酸塩鉱物
に、水、多価アルコール、保湿剤等の成分を混合、分散
後、ここに低級アルコール等のアルコール相を加え、混
合する等の方法により得ることができる。本発明の低刺
激パック化粧料は、ボディ、フェイスに通常の使用方法
により用いることができる。
【0014】
【実施例】 次に、本発明を実施例によりさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによって限定されるもので
はない。なお、配合量はすべて重量%である。実施例に
先立ち、各実施例で用いた試験法、評価法を説明する。
【0015】[安定性]試料を調製後、調製当日および3
0日後にそれぞれ適量とり、pHメーター((株)堀場製作
所;pH/ION METER F-32)にて測定した。評価は、調製
当日のものと30日後に測定したものの差を以下の基準
で行った。 ◎: pH値の上昇が0.5未満 ○: pH値の上昇が0.5以上1.0未満 △: pH値の上昇が1.0以上1.5未満 ×: pH値の上昇が1.5以上
【0016】[刺激感] 試料を調製日から30日経過後、
当社専門パネラー10名により使用試験を行った。試用
試験はそれぞれブラインドにて行い、使用中または使用
後の刺激感の有無について官能評価させた。なお、官能
評価(刺激感)は次に示す評価基準に従って評価した。 刺激を感じると回答したのが2名以下 ○ 刺激を感じると回答したのが3〜7名 △ 刺激を感じると回答したのが8名以上 ×
【0017】(実施例1〜4、比較例1〜3)下記表1
中の(1)に(2)を加え攪拌分散させ、ここへ(5)
を加えて湿潤させたところへ(3)、(4)、(6)を
加え、均一に攪拌する。そこへ(7)、(8)を加え、
均一になるまで攪拌し、試料(パック化粧料)を得た。
これら各実施例、比較例の試料を用いて、上記評価基準
により安定性、刺激感の有無を評価した。結果を表1に
示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】 以上詳述したように、本発明によれ
ば、pH安定性に優れた、刺激性の低い、フェイス、ボ
ディ用弱酸性のパック化粧料が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pH調整剤と増粘性を有するケイ酸塩鉱
    物とを含有し、系のpHが7.0未満の弱酸性であるこ
    とを特徴とする低刺激パック化粧料。
  2. 【請求項2】 ケイ酸塩鉱物がベントナイトである請求
    項1記載の低刺激パック化粧料。
  3. 【請求項3】 pH調整剤がカルボキシビニルポリマー
    である請求項1または2に記載の低刺激パック化粧料。
  4. 【請求項4】 無水ケイ酸と増粘性を有するケイ酸塩鉱
    物とを含有し、系のpHが7.0未満の弱酸性であるこ
    とを特徴とする低刺激パック化粧料。
JP2000210529A 2000-07-11 2000-07-11 低刺激パック化粧料 Expired - Lifetime JP4903299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210529A JP4903299B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 低刺激パック化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210529A JP4903299B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 低刺激パック化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002029928A true JP2002029928A (ja) 2002-01-29
JP4903299B2 JP4903299B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=18706783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000210529A Expired - Lifetime JP4903299B2 (ja) 2000-07-11 2000-07-11 低刺激パック化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4903299B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004045565A1 (ja) * 2002-11-18 2006-03-16 株式会社コーセー パック化粧料
JP2009291232A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Pola Chem Ind Inc 皮膚レプリカ剤に好適な固化性の皮膚粘着組成物

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163807A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Kao Corp パツク剤
JPS63230612A (ja) * 1987-03-18 1988-09-27 Kao Corp 速乾性パツク型洗顔料
JPH01113310A (ja) * 1987-10-28 1989-05-02 Shiseido Co Ltd 弱酸性水中油型乳化化粧料
JPH03190810A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Kobayashi Kose Co Ltd クレイ状パック化粧料
JPH06329525A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Kao Corp 化粧用パック剤
JPH06336413A (ja) * 1993-03-31 1994-12-06 Shiseido Co Ltd 発熱パック化粧料
JPH08245361A (ja) * 1995-03-06 1996-09-24 Shiseido Co Ltd パック化粧料
JPH11130652A (ja) * 1997-10-24 1999-05-18 Lion Corp 皮膚化粧料
JPH11322538A (ja) * 1998-05-14 1999-11-24 Shiseido Co Ltd パック化粧料

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163807A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Kao Corp パツク剤
JPS63230612A (ja) * 1987-03-18 1988-09-27 Kao Corp 速乾性パツク型洗顔料
JPH01113310A (ja) * 1987-10-28 1989-05-02 Shiseido Co Ltd 弱酸性水中油型乳化化粧料
JPH03190810A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Kobayashi Kose Co Ltd クレイ状パック化粧料
JPH06336413A (ja) * 1993-03-31 1994-12-06 Shiseido Co Ltd 発熱パック化粧料
JPH06329525A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Kao Corp 化粧用パック剤
JPH08245361A (ja) * 1995-03-06 1996-09-24 Shiseido Co Ltd パック化粧料
JPH11130652A (ja) * 1997-10-24 1999-05-18 Lion Corp 皮膚化粧料
JPH11322538A (ja) * 1998-05-14 1999-11-24 Shiseido Co Ltd パック化粧料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004045565A1 (ja) * 2002-11-18 2006-03-16 株式会社コーセー パック化粧料
JP4638238B2 (ja) * 2002-11-18 2011-02-23 株式会社コーセー パック化粧料
JP2009291232A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Pola Chem Ind Inc 皮膚レプリカ剤に好適な固化性の皮膚粘着組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4903299B2 (ja) 2012-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW510801B (en) Skin toning formulation
JPH0849192A (ja) グリセリン及び四級アンモニウム化合物を含む柔組織
WO2008073434A1 (en) Depilatory compositions having high concentrations of alkali metal ions
GB2321405A (en) Body polisher lotion
EP1070500A1 (en) Deodorant composition
JP3747141B2 (ja) 皮膚化粧料キット
JP2000327529A (ja) クレンジング化粧料
JP4959010B1 (ja) 皮膚外用剤
CA2595615C (en) Feminine anti-itch gel
JP2002029928A (ja) 低刺激パック化粧料
JP2001072548A5 (ja)
JP2006225266A (ja) 角栓除去用組成物
JPH08325137A (ja) 入浴剤
JP3589513B2 (ja) マッサージ化粧料
JPH08104607A (ja) 化粧料
JP2001122722A (ja) マッサージ用化粧水
JP3532713B2 (ja) 皮膚化粧料
JP4090629B2 (ja) ゴマージュ化粧料
JP2000344657A (ja) スクラブ化粧料
JP3613713B2 (ja) 水系化粧料
JP2002265318A (ja) ゲル状化粧料
JP2001335464A (ja) 浴用剤
JPS59117598A (ja) クリ−ム状洗浄料
JP3915911B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2002193781A (ja) 温熱化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070507

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090617

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4903299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term