JP2001072548A5 - - Google Patents

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【0006】
【発明の実施の形態】
(1) 本発明のクレンジング用の化粧料の必須の成分である抗炎症作用を有する成分
本発明のクレンジング用の化粧料は、抗炎症作用を有する成分を含有する事を特徴とする。この様な抗炎症作用を有する成分としては、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、リチルレチン酸ステアリル等のグリチルリチン酸関連物質、ゴボウのエキスやシラカバのエキス等のような抗炎症生薬のエキス類等が例示できる。これらの内、本発明のクレンジング用の化粧料に於いて特に好ましいものは、グリチルレチン酸ステアリルとゴボウのエキスである。これらの成分はクレンジングのような擦過を伴う使用形態に於いて、物理的動作によって刺激が発現するのを抑制する作用に優れる。これにより、クレンジング用の化粧料が敏感肌の人に化粧動作時、刺激が発現することを抑制する。本発明のクレンジング化粧料に於ける、抗炎症作用を有する成分の好ましい含有量は、総量で0.005〜1重量%であり、更に好ましくは、0.05〜0.5重量%である。これは、少なすぎると、刺激発現を抑制しない場合があり、多すぎても効果が頭打ちになり経済的効果が少ない場合があるからである。
【0007】
(2) 本発明のクレンジング用の化粧料
本発明のクレンジング用の化粧料は、上記抗炎症成分を必須成分として含有することを特徴とする。本発明で言う、クレンジング用の化粧料とは、油性の成分を落とすための化粧料であって、その剤形としては、油中水乳化クリーム、油中水乳化乳液、水中油乳化クリーム、水中油乳化乳液、多相エマルション、非水エマルション等何れも適用可能である。本発明のクレンジング用の化粧料に於いては、上記抗炎症作用を有する成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、通常この様な化粧料で使用される任意の成分を含有することができる。この様な任意成分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバワックスオレイン酸オクチルドデシル、ジグリセリンテトラオレート等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、これらのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体、ビタミン等の有効成分等を含有することができる。これらの任意の成分の内、特にエステル系油剤として、ジグリセリンテトラオレートを含有することが好ましい。このものは既に、高融点ワックス等の通常のクレンジング用の化粧料でも落としにくい成分を、相溶させて落とす作用に優れていることが既に知られている。本発明者の検討によれば、後記実施例に示す如く、この油剤は擦過時において、皮膚へ与える刺激が少なく、本発明の効果を著しく高める作用を有する。本発明のクレンジング用の化粧料に於ける、ジグリセリンテトラオレートの好ましい含有量は、10〜40重量%であり、更に好ましくは、20〜30重量%である。これは、少ないと摩擦刺激低減化効果やクレンジング作用が認められない場合があり、多すぎると効果が頭打ちになるばかりか処方の自由度を損なう場合があるからである。更に、本発明のクレンジング用の化粧料に於いては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)を含有することも有利である。このものも肌への刺激を与えることなくクレンジング作用を増強させるからである。本発明のクレンジング用の化粧料における、前記N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)の好ましい含有量は、0.1〜10重量%であり、更に好ましくは、0.5〜5重量%である。これは、クレンジング効果と費用効果の兼ね合いからである。更にのびを軽くし、摩擦係数を小さくする観点から、2−エチルヘキサン酸セチルのような分岐脂肪酸のエステルを10〜40重量%、より好ましくは15〜25重量%含有させることも好ましい。本発明のクレンジング用の化粧料は、これらの成分を常法に従って処理することにより製造することができる。かくして得られたクレンジング用の化粧料は擦過動作を含む化粧動作下使用されても刺激発現することなく油性汚れを落とすことができるので、敏感肌の人でもトラブル無く使用することができる。従って、本発明のクレンジング用の化粧料は、アトピー性皮膚炎などの敏感肌の人用のクレンジングとしても好適である。勿論、本発明のクレンジング用の化粧料は普通の肌の人が用いても何ら不利な点を有さず、普通肌の人が使用する場合も本発明の技術的範囲に属する。
【0009】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、クレンジング用の化粧料(水中油エマルション)を作した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ70℃に加熱し、イの成分に徐々にロの成分を加え攪拌冷却し、クレンジング用の化粧料を得た。

ベヘニルアルコール 1 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 20 重量部
N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(コレステリル・オクチルドデシル) 5 重量部
流動パラフィン 25 重量部
ブチルパラベン 0.1重量部
ポリオキシエチレン(45)ステアレート 2 重量部
ソルビタンモノステアレート 1 重量部
自己乳化型グリセリルモノステアレート 1 重量部
ポリオキシエチレン(120)イソステアレート 1 重量部
ミツロウ 2 重量部
オリーブオイル 25 重量部
ジメチコン10c.s. 2 重量部
グリチルレチン酸ステアリル 0.1重量部

1,3−ブタンジオール 3 重量部
ゴボウのエキス 0.1重量部
水 11.7重量部
【0010】
<実施例2>
実施例1のクレンジングクリームを用いて、刺激発現抑制試験を行った。即ち、ハートレー系白色種モルモットの背部(雄性、300〜400g、1群5匹)を剃毛し、ガムテープで3回ストリッピングした後、1%酢酸エタノール溶液でふき取り、更にエタノールでふき取って敏感肌モデルを作した。このモデルの背部4cm×4cmの部位に0.1gのクレンジング料を塗布し、5回擦過した後、脱脂綿でふき取り、その30分後に皮膚の状態を観察・判定した。判定基準は、++:明瞭な赤みを部位の多くに認める、+:明瞭な赤みが部位に点状に散在する、±:不明瞭ではあるが赤みの印象がある、−:赤みを認めないを用いた。比較例1は実施例1のグリチルレチン酸ステアリルとゴボウのエッセンスを水に置換したものを用いた。結果は表1に出現例数として示す。これより本発明のクレンジング料は敏感肌の人でも安心して使用できることがわかる。
【0012】
<実施例3>
以下に示す処方に従って、クレンジング用の化粧料(水中油エマルション)を作した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ70℃に加熱し、イの成分に徐々にロの成分を加え攪拌冷却し、クレンジング用の化粧料を得た。

ベヘニルアルコール 1 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 20 重量部
N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(コレステリル・オクチルドデシル) 5 重量部
流動パラフィン 25 重量部
ブチルパラベン 0.1重量部
ポリオキシエチレン(45)ステアレート 2 重量部
ソルビタンモノステアレート 1 重量部
自己乳化型グリセリルモノステアレート 1 重量部
ポリオキシエチレン(120)イソステアレート 1 重量部
ミツロウ 2 重量部
ジグリセリンテトラオレート 25 重量部
ジメチコン10c.s. 2 重量部
グリチルレチン酸ステアリル 0.1重量部

1,3−ブタンジオール 3 重量部
ゴボウのエキス 0.1重量部
水 11.7重量部
【0013】
<実施例4>
実施例2と同様に、モルモット敏感肌モデルでの検討を、実施例3のクレンジングのグリチルレチン酸ステアリルとゴボウのエキスとを水に置換した比較例2と共に行った。施例2とも比較すると、本発明のクレンジング化粧料に於いては、ジグリセリンテトラオレートを含有することにより、更に、刺激発現が抑制されてい
【0015】
<実施例5>
以下に示す処方に従って、クレンジング用の化粧料(水中油エマルション)を作した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ70℃に加熱し、イの成分に徐々にロの成分を加え攪拌冷却し、クレンジング用の化粧料を得た。このものも優れた刺激抑制作用を有していた。

ベヘニルアルコール 1 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 20 重量部
N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(コレステリル・オクチルドデシル) 5 重量部
流動パラフィン 25 重量部
ブチルパラベン 0.1重量部
ポリオキシエチレン(45)ステアレート 2 重量部
ソルビタンモノステアレート 1 重量部
自己乳化型グリセリルモノステアレート 1 重量部
ポリオキシエチレン(120)イソステアレート 1 重量部
ミツロウ 2 重量部
ジグリセリンテトラオレート 25 重量部
ジメチコン10c.s. 2 重量部
グリチルレチン酸ステアリル 0.1重量部

グリチルリチン酸ジカリウム 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 3 重量部
ゴボウのエキス 0.1重量部
水 11.6重量部
【0016】
<実施例6>
実施例1、3、5のクレンジングクリームについて、敏感肌の人をパネラーに用い(1群15人計45人)、8週間の使用テストを行った。使用方法は通常クレンジング化粧料の使用法に準じた。使用テスト終了後、アンケートにより、使用感(なめらかさと使用に於ける心地よさ)とクレンジング力をアンケートによって評価してもらった。評価基準は++:非常によい、+:良い、±:やや良い、−:やや悪い、−−:悪いを用いた。結果を表に示す。これにより、本発明のクレンジング化粧料は敏感肌の人でも安心して使用できるほどに刺激発現が抑制されていること及び優れたクレンジング力を有することがわかる。更に、使用テスト時に於ける、実施例1と3の刺激抑制の程度の差が動物実験の時に比し、更に開いていることから、使用に於けるなめらかさ、言い換えれば、摩擦感の無さが刺激発現抑制、言い換えれば心地よさに大きく寄与することがわかり、その意味でジグリセリンテトラオレートの有用性がわかる。
【0017】
【表2】
Figure 2001072548
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