JP2011148722A - 非水系温感皮膚洗浄用組成物 - Google Patents

非水系温感皮膚洗浄用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2011148722A
JP2011148722A JP2010010003A JP2010010003A JP2011148722A JP 2011148722 A JP2011148722 A JP 2011148722A JP 2010010003 A JP2010010003 A JP 2010010003A JP 2010010003 A JP2010010003 A JP 2010010003A JP 2011148722 A JP2011148722 A JP 2011148722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
composition
feeling
component
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010010003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5495810B2 (ja
Inventor
Masanori Okamoto
将典 岡本
Ayako Miyata
亜矢子 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mandom Corp
Original Assignee
Mandom Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mandom Corp filed Critical Mandom Corp
Priority to JP2010010003A priority Critical patent/JP5495810B2/ja
Priority to CN2010102344617A priority patent/CN102136178A/zh
Publication of JP2011148722A publication Critical patent/JP2011148722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5495810B2 publication Critical patent/JP5495810B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】製剤安定性に優れるとともに、洗浄時の優れた温熱感と、濯ぎ後のすっきりとした清涼感の両質感を併せ持つ非水系温感皮膚洗浄用組成物の提供。また、肌への密着性が良く、優れた皮脂汚れ除去効果を奏するとともに、使用後の肌状態を良好にする非水系温感皮膚洗浄用組成物の提供。
【解決手段】(A)脂肪酸エステル油、(B)オイルゲル化剤、(C)発熱剤、(D)非イオン性界面活性剤および(E)清涼剤を含有してなる非水系温感皮膚洗浄用組成物とする。所望により、(F)スクラブ剤を含有させることもできる。
【選択図】なし

Description

本発明は、非水系温感皮膚洗浄用組成物に関する。
従来より、皮膚を柔軟にし、毛穴に詰まった皮脂汚れを除去する試みの一つとして、水と混ざり合うことで温熱効果を付与し、クレンジング効果を向上させる手段が用いられている。このような温熱効果を付与するものとしては、皮膚に対する安全性や発熱の穏やかさの観点から、主にアルコール類や多価アルコール類の水和熱が利用されている。
具体的には、アルコールとソルビットエーテルを含有した非水系化粧料(例えば、特許文献1を参照)、グリセリン又はジグリセリンとアニオン性高分子化合物と水を含有したゲル状温熱マッサージ料(例えば、特許文献2を参照)、特定の多価アルコールとスクラブ剤と水溶性高分子化合物を含有したマッサージ化粧料(例えば、特許文献3を参照)などの手段が提案されている。
しかしながら、アルコール類や多価アルコール類の水和熱を用いた場合、温熱感の発現が穏やかであるとともに、水と容易に混合するために発熱時間が短く、望ましい温熱感が得られ難いといった問題がある。また、適度な温熱感を得るためには多量に配合しなければならず、ベタつき感などの使用感に劣るといった問題がある。加えて、塗布時の肌への密着感にも劣るといった問題もある。
また、アルコール類や多価アルコール類と比較して、水と混ざり合うことで瞬時に温熱効果を発現する無機塩などを用いた試みもなされている。具体的には、硫酸マグネシウムを含有するクレンジングパック化粧料(例えば、特許文献4を参照)、発熱剤と温感剤を含有する皮膚化粧料(例えば、特許文献5を参照)、特定の油剤と無機塩と活性剤を含有した非水系化粧料(例えば、特許文献6を参照)などの手段が提案されている。
しかしながら、これら無機塩の水和熱を用いた場合、優れた温熱効果は得られるものの、性質上、剤型を非水系、所謂、油性剤型としなければならず、ベタつき感などの使用感に劣るといった問題がある。また、油分の分離により、保存時の製剤安定性に劣るといった問題や、塗布時の肌への密着感に劣るといった問題もある。
一方、皮膚洗浄用化粧料に求められる効果としては、皮脂汚れ除去効果が十分に実感できる使用感、所謂、すっきりとした清涼感を有することが挙げられる。通常、このような使用感を付与するためには、清涼剤が配合される。しかしながら、上記したアルコール類や多価アルコール類による温熱感を有する化粧料に清涼剤を配合しても、清涼感が温熱感を上回り、十分な温熱感が得られないといった問題がある。また、無機塩による温熱感を有する化粧料に配合しても、べたつき感が清涼感を上回り、濯ぎ後のすっきりとした清涼感の実感に劣るといった問題がある。
特開平6−80534号公報 特開平11−12126号公報 特開2000−247860号公報 特開平7−173033号公報 特開平11−60460号公報 特開平11−228332号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、製剤安定性に優れるとともに、洗浄時の優れた温熱感と、濯ぎ後のすっきりとした清涼感の両質感を併せ持つ非水系温感皮膚洗浄用組成物を提供することを課題とする。また、肌への密着性が良く、優れた皮脂汚れ除去効果を奏するとともに、使用後の肌状態を良好にする非水系温感皮膚洗浄用組成物を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕(A)脂肪酸エステル油、(B)オイルゲル化剤、(C)発熱剤、(D)非イオン性界面活性剤および(E)清涼剤を含有してなる非水系温感皮膚洗浄用組成物、
〔2〕(B)成分が、デキストリン脂肪酸エステルおよび/又は有機変性粘土鉱物である前記〔1〕に記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物、
〔3〕(C)成分が、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸カルシウムおよび硫酸マグネシウムの群から選ばれる少なくとも1種である前記〔1〕又は〔2〕に記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物、
〔4〕更に、(F)スクラブ剤を含有してなる前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物、
〔5〕(F)成分が、ポリエチレン末および/又は結晶セルロースである前記〔4〕に記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物、
〔6〕ペースト状であることを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物、並びに
〔7〕前記〔1〕〜〔6〕の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物からなる非水系温感洗顔剤
に関する。
本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物は、優れた製剤安定性を有し、肌への密着性に優れるという効果を奏する。また、洗浄時には、適度な温熱感を有するとともに、皮脂汚れ除去効果に優れた効果を奏する。加えて、濯ぎ時の洗い落ちに優れるとともに、濯ぎ後は、滑らかな肌状態とし、すっきりとした清涼感を付与するという効果を奏する。
本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物は、(A)脂肪酸エステル油、(B)オイルゲル化剤、(C)発熱剤、(D)非イオン性界面活性剤および(E)清涼剤を含有してなる。
(A)成分の脂肪酸エステル油としては、皮膚へのベタつき感を低減し、軽い使用感とする観点から、親油性の低い脂肪酸エステル油を用いることが好ましい。具体的には、例えば、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸オクチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
(A)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、非水系製剤とする観点、並びに、軽い使用感とする観点から、組成物中、1質量%以上が好ましく、より好ましくは5質量%以上である。また、使用感の観点から、70質量%以下が好ましく、より好ましくは60質量%以下である。これらの観点から、(A)成分の含有量は、好ましくは1〜70質量%、より好ましくは5〜60質量%である。
(B)成分のオイルゲル化剤としては、例えば、12−ヒドロキシステアリン酸などのヒドロキシ脂肪酸;ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリンなどのデキストリン脂肪酸エステル;ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステルなどのショ糖脂肪酸エステル;ステアリン酸イヌリンなどのイヌリン脂肪酸エステル;ウンデシレン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウムなどの金属せっけん;ベントナイト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントナイト、サポナイト、ヘクトライト、ルーセンタイトなどのスメクタイト族粘土鉱物や、バーミキュライトなどのバーミキュライト族粘土鉱物を塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウムなどの第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理した有機変性粘土鉱物;(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル;微粒子シリカなどを例示することができる。これら成分は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
好適な(B)成分としては、製剤安定性の観点、並びに、肌への密着性の観点から、デキストリン脂肪酸エステル、有機変性粘土鉱物を用いることが好ましく、中でも、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト、ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイトを用いることがより好ましい。本発明においては、上記したデキストリン脂肪酸エステルと有機変性粘土鉱物とを併用して用いることが、製剤安定性の観点から最も好ましい。
(B)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、製剤安定性の観点、並びに、肌への密着性の観点から、組成物中、0.5質量%以上が好ましく、より好ましくは1質量%以上である。また、使用感の観点から、15質量%以下が好ましく、より好ましくは12質量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、好ましくは0.5〜15質量%、より好ましくは1〜12質量%である。
(C)成分の発熱剤は、水と混合することで発熱し、適度な温熱感を奏するものであれば特に限定されないが、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化亜鉛、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、硫酸第一鉄、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどの無機塩などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。これら(C)成分の中でも、水との混合後、素早く発熱し、適度な温熱感を奏する観点から、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムを用いることが好ましい。
尚、(C)成分は、市販品をそのまま用いることもできる。塩化カルシウムの市販品としては、例えば、塩化カルシウムH(商品名,富田製薬社製)、塩化マグネシウムの市販品としては、例えば、塩化マグネシウム(商品名,富田製薬社製)、硫酸カルシウムの市販品としては、例えば、硫酸カルシウム(商品名,馬居化成工業社製)、硫酸マグネシウムの市販品としては、例えば、無水硫酸マグネシウムO−TS(商品名,富田製薬社製)などを例示することができる。
(C)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、温熱感を付与する観点から、組成物中、5質量%以上が好ましく、より好ましくは10質量%以上である。また、適度な温熱感とする観点から、50質量%以下が好ましく、より好ましくは45質量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、好ましくは5〜50質量%、より好ましくは10〜45質量%である。
(D)成分の非イオン性界面活性剤としては、例えば、モノステアリン酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットなどのソルビット脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリン、モノカプリル酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリンなどのグリセリン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ジステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンヒマシ油;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。好適な(D)成分としては、製剤安定性の観点、並びに、濯ぎ時の洗い落ちに優れる観点から、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルを用いることが好ましい。
(D)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、製剤安定性の観点、並びに、洗い落ちの観点から、組成物中、1質量%以上が好ましく、より好ましくは3質量%以上である。また、使用感の観点から、15質量%以下が好ましく、より好ましくは13質量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、好ましくは1〜15質量%、より好ましくは3〜13質量%である。
(E)成分の清涼剤としては、例えば、l−メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、dl−カンファ、オイゲノール、メントン、ミント、サリチル酸メンチル、ユーカリ油などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。好適な(E)成分としては、濯ぎ後の清涼感に優れる観点から、l−メントール、メンチルグリセリルエーテルを用いることが好ましく、l−メントールを用いることがより好ましい。
(E)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、清涼感の観点から、組成物中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上である。また、清涼感による温熱感の低下を抑制する観点から、1.5質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以下である。これらの観点から、(E)成分の含有量は、好ましくは0.1〜1.5質量%、より好ましくは0.3〜1質量%である。
また、本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物には、(F)スクラブ剤を含有させることができる。(F)成分を含有させることにより、皮膚表面に点在する古い角質を取り除き、濯ぎ後の肌状態をより良好とすることができる。また、毛穴などに詰まった皮脂汚れを浮かし、粘土鉱物の皮脂吸着を助力する効果も奏する。更には、洗浄時の油膜感を低減し、発熱剤の温熱感をより向上させることができる。具体的な(F)成分としては、例えば、ポリエチレン末、球状ポリエチレン、球状ナイロン、球状ポリエステル、結晶セルロース、シリカなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。好適な(F)成分としては、上記観点から、ポリエチレン末、結晶セルロースを用いることが好ましい。
尚、(F)成分は、市販品をそのまま用いることもできる。ポリエチレン末の市販品としては、例えば、ASENSA SC 202(商品名,Honeywell社製);結晶セルロースの市販品としては、例えば、セオラス PH−101、PH−102(商品名,何れも旭化成社製)などを例示することができる。
(F)成分の含有量は、所望の効果が充分に付与されるのであれば特に限定されないが、通常、肌状態をより良好とする観点から、組成物中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは1質量%以上である。また、使用感の観点から、20質量%以下が好ましく、より好ましくは15質量%以下である。これらの観点から、(F)成分の含有量は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは1〜15質量%である。
また、本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物には、製剤安定性を更に高める観点から、カオリン、タルク、マイカ、セリサイト、ベントナイト、サポナイトおよびヘクトライトの群から選ばれる少なくとも1種の粘土鉱物を含有させることが好ましい。これら粘土鉱物の含有量は、製剤安定性を高める観点から、0.5〜40質量%が好ましく、より好ましくは1〜30質量%である。
本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどの多価アルコール;増粘性高分子などの増粘性成分;固形ロウ類、油脂、高級脂肪酸などの油性成分;陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性などの界面活性剤;無機顔料、有機顔料、パール顔料などの粉体;酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤、植物抽出エキス、香料などを目的に応じて適宜配合することができる。
非水系温感皮膚洗浄用組成物の適用部位は、特に限定されないが、濯ぎ後に滑らかな肌状態とすることから、例えば、額、鼻、目元、目じり、頬、口元などの顔部;肘、指先、膝、かかとなどの身体部などに適用することができる。中でも、皮脂汚れ除去効果に優れることから、皮脂が多い顔部に用いることが好ましく、特に、皮脂量が最も多い部位、所謂、Tゾーンと称される額から鼻筋にかかる部位に好適に用いることができる。
施術方法としては、特に限定されないが、例えば、(1)該組成物を乾いた肌に塗布後、水で濡らした指先でマッサージするように洗浄する方法;(2)該組成物を濡れた肌に塗布後、乾いた指先又は水で濡らした指先でマッサージするように洗浄する方法;(3)該組成物を乾いた指先に取り、該化粧料と指先に水を含ませた後、肌に塗布してマッサージするように洗浄する方法;(4)該組成物を水で濡らした指先に取り、肌に塗布してマッサージするように洗浄する方法などを例示することができる。これら施術方法の中でも、上記(1)の方法により洗浄を施すことで、本発明の優れた温熱感をより実感することができる。優れた温熱感を発現するために用いられる水の量は、特に限定されないが、当該組成物1質量部に対し、0.05〜10質量部の水を用いることが好ましい。10質量部を超える量を用いた場合、当該組成物が皮膚上から流れ落ち、温熱感を実感することができない。
洗浄に要する時間については、特に限定されないが、適度な温熱を感じ、肌の皮脂汚れを十分に除去する観点から、30秒以上洗浄を施すことが好ましい。また、肌への負担の観点から3分以下とすることが好ましい。
また、上記(1)の方法のように、乾いた肌へ塗布する場合、肌からの垂れ落ちを抑制し、密着性を向上させる観点から、非水系温感皮膚洗浄用組成物の性状をペースト状とすることが好ましい。より具体的には、当該組成物の稠度(N)を0.04〜4の範囲で調製することが好ましく、0.1〜2の範囲とすることがより好ましい。尚、稠度(N)は、レオメーター(RHEO METER CR−500DX、サン科学社製)を用いて、測定温度:25℃、アダプター:10φ球、スピード:6cm/分の条件下で2cm挿入させた際の最大応力を測定した値である。また、本発明における「ペースト状」とは、「流動性のない半固形状の性状」のことを言い、「流動性のあるクリーム状」、「流動性のある粘性液体」、「固形」とは異なるものである。
尚、非水系温感皮膚洗浄用組成物を製造する場合、前記各構成成分を混合し、公知の方法、例えば、ディスパーミルで攪拌することにより製造することができる。尚、本発明における「非水系」とは、「別途、水を含有させることはしない」という意味であり、各配合成分に含有される少量の水までを除外するものではない。
本発明の非水系温感皮膚洗浄用組成物の商品形態は、特に限定されないが、ジャー容器、チューブ容器などに充填した商品形態とすることができる。中でも、ペースト状剤型の取り出しに好適なチューブ容器による商品形態とすることが好ましい。また、使用形態としては、洗顔剤、ボディーソープ、ハンドソープなどとして用いることができる。中でも、皮脂汚れを除去し、滑らかな肌状態へと導き、すっきりとした清涼感を付与することができることから、洗顔剤として好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「質量%」を表す。また、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試料の調製)
表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜5および比較例1〜4の非水系温感皮膚洗浄用組成物、並びに比較例5の多価アルコール系温感皮膚洗浄用組成物を常法に準じてそれぞれ調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。
(試験例1:性状の確認)
調製直後の各実施例および各比較例の試料の性状を目視観察した。
(試験例2:製剤安定性の評価)
各実施例および各比較例で得られた試料を、100mL容の広口容器に充填し、40℃の恒温槽にそれぞれ2週間保管後、製剤の状態を目視観察して以下の評価基準に従って評価した。
<製剤安定性の評価基準>
◎:ペースト状の形状を保持している
○:ペースト状の形状を保持するが、表面に僅かな分離が認められる
△:ペースト状の形状を保持しておらず、表面に明らかな液体の離液、液動化が認められる
×:分離している
(試験例3:肌への密着感の評価)
専門パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた試料を、乾いた額から鼻筋にかかる部位へ塗布してもらい、塗布時の密着感について以下の評価基準に従って官能評価した。
<密着性の評価基準>
◎:20名中16名以上が密着感に優れると回答
○:20名中11〜15名が密着感に優れると回答
△:20名中6〜10名が密着感に優れると回答
×:20名中5名以下が密着感に優れると回答
(試験例4:使用感の評価1)
同パネル20名により、試験例3の評価後、指先を濡らして試料塗布した部位をマッサージするように1分間クレンジングしてもらい、クレンジング時の「温熱感」、並びに、濯ぎ時の「洗い落ち」について以下の評価基準に従って官能評価した。尚、濯ぎ後はタオルドライにより水分を拭き取った。
<温熱感の評価基準>
◎:20名中16名以上が適度な温熱感があると回答
○:20名中11〜15名が適度な温熱感があると回答
△:20名中6〜10名が適度な温熱感があると回答
×:20名中5名以下が適度な温熱感があると回答
<洗い落ちの評価基準>
◎:20名中16名以上が洗い落ちが良好と回答
○:20名中11〜15名が洗い落ちが良好と回答
△:20名中6〜10名が洗い落ちが良好と回答
×:20名中5名以下が洗い落ちが良好と回答
(試験例5:使用感の評価2)
同パネル20名により、試験例4の評価後、「清涼感」「皮脂汚れ除去」および「肌状態」について以下の評価基準に従って官能評価した。尚、「皮脂汚れ除去」は、洗浄部位を指先で撫でてもらい、指先に皮脂が付着するか否かで評価した。また、「肌状態」は、洗浄部位を指先で撫でてもらい、指先の感触で評価した。
<清涼感の評価基準>
◎:20名中16名以上がすっきりとした清涼感があると回答
○:20名中11〜15名がすっきりとした清涼感と回答
△:20名中6〜10名がすっきりとした清涼感と回答
×:20名中5名以下がすっきりとした清涼感と回答
<皮脂汚れ除去の評価基準>
◎:20名中16名以上が指先に皮脂が付着しないと回答
○:20名中11〜15名が指先に皮脂が付着しないと回答
△:20名中6〜10名が指先に皮脂が付着しないと回答
×:20名中5名以下が指先に皮脂が付着しないと回答
<肌状態の評価基準>
◎:20名中16名以上が滑らかな肌状態であると回答
○:20名中11〜15名が滑らかな肌状態であると回答
△:20名中6〜10名が滑らかな肌状態であると回答
×:20名中5名以下が滑らかな肌状態であると回答
Figure 2011148722
Figure 2011148722
表1および表2に示された結果から、各実施例で得られた非水系温感皮膚洗浄用組成物は、各比較例で得られた非水系温感皮膚洗浄用組成物と対比して、製剤安定性、密着感、温熱感、荒い落ち、清涼感、皮脂汚れ除去性、使用後の肌状態において格段に優れた効果を奏していることが分かる。また、比較例5の多価アルコール系温感皮膚洗浄用組成物においては、肌への密着性、温熱感、皮脂汚れ除去に劣っていることが分かる。
以下、本発明に係る非水系温感皮膚洗浄用組成物の処方例を示す。尚、含有量は質量%である。
(処方例1)
パルミチン酸デキストリン 4.0
12−ヒドロキシステアリン酸 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 40.7
セレシン 1.0
硫酸マグネシウム 25.0
セリサイト 8.0
タルク 10.0
POE(9)ラウリルエーテル 8.0
l−メントール 0.5
ポリエチレン 1.5
黒酸化鉄 0.1
ビタミンE 0.2
1,2−オクタンジオール 0.5
合 計 100.0
(処方例2)
ミリスチン酸デキストリン 4.0
ショ糖パルミチン酸エステル 6.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 34.5
塩化マグネシウム 15.0
塩化カルシウム 15.0
マイカ 10.0
POE(20)ポリオキシエチレンベヘニルエーテル 8.0
l−メントール 0.5
結晶セルロース 5.0
球状ナイロン 2.0
合 計 100.0
(処方例3)
パルミチン酸デキストリン 2.0
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル 2.0
ミリスチン酸イソプロピル 32.5
ワセリン 2.0
キャンデリラロウ 1.0
硫酸マグネシウム 25.0
カオリン 20.0
無水ケイ酸 3.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
POE(10)オレイルエーテル 8.0
l−メントール 0.5
ポリエチレン 2.0
合 計 100.0

Claims (7)

  1. (A)脂肪酸エステル油、(B)オイルゲル化剤、(C)発熱剤、(D)非イオン性界面活性剤および(E)清涼剤を含有してなる非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  2. (B)成分が、デキストリン脂肪酸エステルおよび/又は有機変性粘土鉱物である請求項1に記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  3. (C)成分が、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸カルシウムおよび硫酸マグネシウムの群から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  4. 更に(F)スクラブ剤を含有してなる請求項1〜3の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  5. (F)成分が、ポリエチレン末および/又は結晶セルロースである請求項4に記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  6. ペースト状であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の非水系温感皮膚洗浄用組成物からなる非水系温感洗顔剤。
JP2010010003A 2010-01-20 2010-01-20 非水系温感皮膚洗浄用組成物 Active JP5495810B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010010003A JP5495810B2 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 非水系温感皮膚洗浄用組成物
CN2010102344617A CN102136178A (zh) 2010-01-20 2010-07-13 防犯用服务器、使用该防犯服务器的防犯系统及防犯方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010010003A JP5495810B2 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 非水系温感皮膚洗浄用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011148722A true JP2011148722A (ja) 2011-08-04
JP5495810B2 JP5495810B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=44295949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010010003A Active JP5495810B2 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 非水系温感皮膚洗浄用組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5495810B2 (ja)
CN (1) CN102136178A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126664A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 油性洗浄剤
JP2013028551A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mandom Corp 温感洗浄剤
JP2013028550A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mandom Corp 油性化粧料
JP2015172042A (ja) * 2014-02-20 2015-10-01 株式会社コーセー 化粧料、化粧料製品、化粧料の製造方法
JP2017095375A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 花王株式会社 固形状油性クレンジング化粧料

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106448013A (zh) * 2016-08-29 2017-02-22 张雪莱 一种智能防盗装置
CN109285306A (zh) * 2018-09-28 2019-01-29 平安科技(深圳)有限公司 家庭安防方法及装置、终端与计算机可读存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115120A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Kao Corp アイメイクアップ化粧料
JP2008303178A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Mandom Corp 頭髪用油性化粧料
JP2009215256A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2009286739A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115120A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Kao Corp アイメイクアップ化粧料
JP2008303178A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Mandom Corp 頭髪用油性化粧料
JP2009215256A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP2009286739A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Mandom Corp 非水系温感皮膚洗浄用組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126664A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 油性洗浄剤
JP2013028551A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mandom Corp 温感洗浄剤
JP2013028550A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mandom Corp 油性化粧料
JP2015172042A (ja) * 2014-02-20 2015-10-01 株式会社コーセー 化粧料、化粧料製品、化粧料の製造方法
JP2017095375A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 花王株式会社 固形状油性クレンジング化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
CN102136178A (zh) 2011-07-27
JP5495810B2 (ja) 2014-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5495810B2 (ja) 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP5604058B2 (ja) 皮膚洗浄剤
JP5312847B2 (ja) 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP5723188B2 (ja) ジェル状クレンジング用化粧料
US20140020701A1 (en) Effervescent Composition and Method of Use
JP5473238B2 (ja) 非水系温感皮膚洗浄用組成物
JP4684537B2 (ja) 湿性皮膚トリートメント組成物
JP5897803B2 (ja) クリーム状皮膚洗浄料
JP5709167B2 (ja) ジェル状クレンジング用化粧料
KR20140015080A (ko) 유성 클렌징 화장료 조성물
JP2008214321A (ja) 油性皮膚洗浄料
JP2007131585A (ja) エアゾル剤形の洗顔化粧料
JP5680496B2 (ja) 温感洗浄剤
JP5637603B2 (ja) 油性化粧料
JP6986329B2 (ja) しわ改善用皮膚洗浄剤
JP2007119401A (ja) 角栓除去用の皮膚外用剤
JP2011037782A (ja) 拭き取りクレンジング化粧料
JP4734108B2 (ja) クレンジングオイル
JP5213531B2 (ja) 非水系温感皮膚用組成物
JP2007119394A (ja) 角栓除去効果を有する化粧料
JP6611749B2 (ja) ゴマージュ洗浄剤用組成物
JP2005194290A (ja) クレンジング用の化粧料
JP2009167146A (ja) クレンジング化粧料組成物
JP2007119401A5 (ja)
JP2007119394A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5495810

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250