JP2007131585A - エアゾル剤形の洗顔化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エステティック施術の効果の持続を妨げない洗顔料を提供する。
【解決手段】 1)ガス成分としての炭酸ガスと、2)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと3)グリセリンとを、発泡エアゾル剤形の水性洗顔化粧料に含有させる。前記水性洗顔料の除去が、濡れタオルによる拭き取りによって為されることが好ましく、エステティックの施術の洗顔施術で使用されることが好ましい。又、洗顔施術を受ける対象は、デリケートな肌の人であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、洗顔化粧料に関し、更に詳細には、エステティック施術における洗顔施術に好適な洗顔化粧料に関する。
洗顔行為、特に、水性洗顔行為は、油性洗顔行為とともに、化粧効果を適切に発現させるための準備行為であり、この最初の行為の可否が、一連の化粧行為の成果を左右すると言われている。主として、油性洗顔料は、メークアップ化粧料や皮脂などの油汚れを除去し、水性洗顔は油性洗顔の残存成分と蛋白などの水性の汚れを除去するために行われているが、エステティック施術に於いては、洗顔行為は汚れの除去と同程度に、続く施術処置、例えば、マッサージやパックなどの処置の前処理としての機能も重要であり、その意味で、水洗や油性化粧料の拭き取り行為は、気持ちよさの持続を中断させかねない行為であり、それを避けた形の洗顔が行われている。この様な形態で、エステティックに好適なものとしては、例えば、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを親水性の界面活性剤として、これに水性担体を加え、刷毛で泡立て、この泡を顔面に塗布し、濡れタオルで拭き取る形態が例示できる。(例えば、特許文献1を参照)この形態では、水洗などの温度刺激、流体の流れる触覚刺激などで施術の心地よさが中断しない利点が存するが、泡立て行為が時としてうまくいかず、これが施術の中断に繋がる場合が存したり、泡の保持時間が比較的長いため、泡の破裂刺激が施術の効果を中断させる場合が存した。泡の保持時間のコントロール方法としては、例えば、界面活性剤の発泡性を抑えて、LPG等のガスで発泡させるエアゾル剤形を利用する方法が考えられるが、エステティックにおいては、この様な形態ではガスの破裂に伴う触覚刺激により、エステティックの施術効果が損なわれることが存した。加えて、デリケートな肌の人、即ち、通常の人同様に化粧行為は行うことが出来るが、少しでも過剰な刺激が加わると、ひりひり感を感じたり、炎症を起こしてしまう傾向のある人の場合、LPGガスそのものの刺激を感じる場合も存し、エアゾル剤形を応用することは困難であると考えられていた。
一方、ポリグリセリン脂肪酸エステルは発泡性に優れる界面活性剤であり、このものを界面活性剤として使用した場合、LPGと炭酸ガスの混合ガスでクリーム状に発泡する水性洗浄料が得られることは既に知られており、かかる水性洗浄料が、低刺激性のものであることは既に知られている。(例えば、特許文献2、特許文献3を参照)しかしながら、1)ガス成分としての炭酸ガスと、2)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと3)グリセリンとを、含有する発泡エアゾル剤形の洗顔料は全く知られていないし、この様な構成を取ることにより、エステティック洗顔施術に好適な性質を有するようになることも全く知られていなかった。
特開2005−068084号公報 特開平4−304841号公報 特開2005−298359号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、エステティック施術の効果の持続を妨げない洗顔料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、エステティック施術の効果の持続を妨げない洗顔料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)ガス成分として炭酸ガスのみと、2)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと3)グリセリンとを、含有する発泡エアゾル剤形の水性洗顔化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)ガス成分としての炭酸ガスと、2)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと3)グリセリンとを、含有することを特徴とする発泡エアゾル剤形の水性洗顔化粧料。
(2)水性洗顔料の除去が、濡れタオルによる拭き取りによって為されることを特徴とする、(1)に記載の水性洗顔化粧料。
(3)エステティックの施術の洗顔施術で使用されることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の水性洗顔化粧料。
(4)デリケートな肌の人のための化粧料であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の水性洗顔化粧料。
本発明によれば、エステティック施術の効果の持続を妨げない洗顔料を提供することができる。
(1)本発明の水性洗顔化粧料の必須成分である炭酸ガス
本発明の水性洗顔化粧料は、発泡エアゾル剤形であって、発泡のためのガス成分として、炭酸ガスを含有することを特徴とする。本発明の水性洗顔化粧料に於いては炭酸ガスは発泡のためのガス成分として働くが、副次的な効果として、血流を促進し、続くエステティック施術の効果を高める作用も有する。本発明の水性洗顔化粧料に於いては、発泡のためのガス成分としては、本発明の効果を損ねない範囲においては、LPGやジメチルエーテル、フルオロカーボンなどの成分も含有することが出来るが、これらのガス成分は何れも触覚刺激を誘発するので、炭酸ガスのみを用いることが好ましい。かかるガス成分の含有量は、後記ポリグリセリンの脂肪酸エステルの含有量により異なるが、ガス圧にして、0.3〜1MPが好ましく、0.4〜0.7MPがより好ましい。これはガス量が多くなりすぎると、泡が固くなり過ぎて、洗顔に心地よい崩れやすい泡沫が形成できず、ガス量が少なすぎると発泡が困難になる場合が存する。
(2)本発明の水性洗顔化粧料の必須成分であるポリグリセリンの脂肪酸エステル
本発明の水性洗顔化粧料は、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを必須成分として含有することを特徴とする。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルを構成する、ポリグリセリン残基としては、重合度5〜20のものが好ましく、脂肪酸残基は1〜4が好ましい。又、脂肪酸残基としては、通常化粧料で使用される脂肪酸の脂肪酸残基で有れば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、オレイン酸残基、イソステアリン酸残基等が好適に例示できる。特に好ましいものは、デカグリセリンモノオレート、デカグリセリンモノラウレートである。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。好ましい形態は、二種を含有する形態であり、該二種の組合せとしては、デカグリセリンモノラウレートとデカグリセリンモノオレートの組合せが好ましく、前記デカグリセリンモノラウレートとデカグリセリンモノオレートの質量比は、1:2〜2:1が好ましい。本発明の水性洗顔化粧料におけるポリグリセリンの脂肪酸エステルの好ましい含有量は、総量で化粧料組成物全量に対して、0.1〜10質量%であり、より好ましくは、0.2〜5質量%である。これは少なすぎると、発泡性と、汚れ除去性が損なわれる場合が存し、多すぎると、泡質が硬くなり、エステティック施術の洗顔料として好適な性質が損なわれる場合が存するからである。
(3)本発明の水性洗顔化粧料の必須成分であるグリセリン
本発明の水性洗顔化粧料は必須成分としてグリセリンを含有することを特徴とする。かかる成分は、前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルの作る泡と、汚れの複合体が皮膚に残存することなく、濡れタオルに移行するのを促進する作用と、泡を構成する炭酸ガスを空気中に放出させ、前記ポリグリセリンの泡が速やかに消失するように促す作用を有し、必要以上に皮膚上に維持されて、炭酸ガスが血行促進効果を発揮しすぎないように調整する作用を有する。これにより、形成された泡は汚れを速やかに抱合するとともに、炭酸ガスを放出しながらミルク状に遷移し、該ミルク状の汚れと化粧料組成物の複合体は容易に濡れタオルの拭き取りにより除去される。この様な作用を奏するためには、グリセリンは化粧料組成物全量に対して、6〜20質量%含有することが好ましく、より好ましくは8〜15質量%である。
(4)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、必須成分であるポリグリセリンの脂肪酸エステルとグリセリンとを含有する化粧料組成物をエアゾール容器に炭酸ガスとともに充填してなることを特徴とする。本発明の化粧料は、化粧料組成物を泡沫として噴出するが、該泡沫は速やかに炭酸ガスを放出しつつミルク状に遷移する。この遷移過程において汚れを巻き込む作用が増大し、これにより濡れタオルでの拭き取り除去条件でも優れた洗顔作用を発揮する。この為、エステティック施術時の洗顔などのように、流水洗浄がその効果を損なう場合には、本発明の洗顔料を用いて、濡れタオル拭き取り条件で洗顔を行うことが好ましい。これにより、リラクゼーション効果を損なうことなく洗顔を行うことが出来る。この場合には、泡沫からミルク状に状態遷移させながら顔面に塗布し、なじませることが好ましいので、一度手に化粧料を噴出させ、これを緩やかに顔全面に塗布延展させる化粧動作で使用することが好ましい。この様な洗顔動作は、エステティック施術に於いては、手足のプレマッサージ動作などの導入施術に引き続いて行われることが好ましい。この様な使用態様において、本発明の化粧料は、LPGに起因するむずむず感を感じやすいデリケートな肌の人にも、むずむず感を誘起しないので、この様なデリケートな肌用の化粧料としても好適である。
本発明の化粧料に於いては、前記必須成分以外に、本発明の効果を損ねない範囲において、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。又、LPG、ジメチルエーテル、フッ素化炭化水素などの炭酸ガス以外のガス成分も、少量で有れば含有することが出来るが、個人差により、「むずむず感」や「ひりひり感」発現になる場合も存するので、含有しない方が好ましい。又、好ましい成分としては、親水性非イオン界面活性剤が例示でき、中でもポリオキシエチレンの平均付加モル数が100以上の親水性非イオン界面活性剤を0.1〜2質量%含有させることが好ましい。この様なポリオキシエチレンの平均付加モル数が100以上の親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸ポリチレングリコール−150等が好適に例示できる。
本発明の化粧料は、前記成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。本発明の化粧料は前述の如くに、洗顔料、取り分け、エステティック施術時の洗顔料として好適なものであるが、洗顔のための界面活性剤そのものが石鹸などのアニオン界面活性剤ほど界面活性作用の著しいものではないので、洗浄料以外の用途としても使用することが出来る。この様な用途としては、例えば、マッサージ料やパック化粧料などが例示できる。この様な洗顔料以外の使用用途のものも本発明の技術的範囲に属する。
以下に、本発明について、実施例を挙げて更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下の表1に示す処方に従って、本発明の化粧料である洗顔料を作成した。即ち、イ、ロの成分を80℃に加熱し、イに徐々にロを攪拌下加えて乳化し、攪拌冷却し化粧料組成物1を得た。この化粧料組成物1をエアゾール缶に充填し、炭酸ガスを0.6MPの圧力になるように注入し、密閉し、本発明の化粧料である洗顔料1を得た。
Figure 2007131585
<比較例1>
実施例1と同様に化粧料組成物1を作成し、LPGとともに圧力が0.65MPになるように調整しながら、エアゾル容器に充填し、密閉し比較例1の化粧料を得た。
<比較例2>
表1のデカグリセリンモノオレートとデカグリセリンモノラウレートとをステアリン酸PEG−150に置換し、比較化粧料組成物1を作成し、これをエアゾール缶に充填し、炭酸ガスを0.6MPの圧力になるように注入し、比較例2の化粧料を得た。
<比較例3>
表1のグリセリンを1,3−ブタンジオールに置換し、比較化粧料組成物1を作成し、これをエアゾール缶に充填し、炭酸ガスを0.6MPの圧力になるように注入し、比較例3の化粧料を得た。
<試験例1>
洗顔料1及び比較例1〜3をエステティック施術での洗顔料としての使用態様で、その使用性を評価した。即ち、1群4名のパネラーを用意し、エステティックの施術に従って、手足のプレマッサージを行った後に、これらの洗顔料を用いて、洗顔を行った。洗顔は40℃に温度調整した濡れタオルでの拭き取りで行った。1群は洗顔料1を洗顔料として用い、2群は比較例1、3群は比較例2、4群は比較例3をそれぞれ洗顔料として用いた。エステティック施術直前と洗顔直後にパネラーより唾液を採取し、唾液中のデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の量を計測した。定量は、市販のキットを用い、標識抗体法により行った。施術によるDHEAの増加率を、(洗顔後のDHEA量−施術前のDHEA量)/施術前のDHEA量×100で算出した。又、洗顔の感想を口頭でも確認した。これらの結果を表2に示す。これより、本発明の洗顔料はエステティックの施術用として好適であることが判る。同時に、比較例1はLPGに起因すると思われるむずむず感を誘起し、比較例2は炭酸ガスの過剰な血行促進作用により心地よさが損なわれ、比較例3は化粧料と汚れの複合体の除去の際に物理的な刺激を誘起していることも推察できる。
Figure 2007131585
実施例1と同様に、下記表3に従って、本発明の化粧料である洗顔料2を製造した。このものを用いて、試験例1の評価を行ったところDHEA増加率は18%であった。(n=1)これより、ポリグリセリンの脂肪酸エステルは、少なくとも2種組合せた方が好ましいことが判る。
Figure 2007131585
実施例1と同様に、下記表4に従って、本発明の化粧料である洗顔料3を製造した。このものを用いて、試験例1の評価を行ったところDHEA増加率は21%であった。(n=1)これより、ポリグリセリンの脂肪酸エステルとして、デカグリセリンモノイソステアレートも使用可能であることが判る。
Figure 2007131585
本発明はエステティック用の洗顔料に応用できる。

Claims (4)

  1. 1)ガス成分としての炭酸ガスと、2)ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルと3)グリセリンとを、含有することを特徴とする発泡エアゾル剤形の水性洗顔化粧料。
  2. 水性洗顔料の除去が、濡れタオルによる拭き取りによって為されることを特徴とする、請求項1に記載の水性洗顔化粧料。
  3. エステティックの施術の洗顔施術で使用されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水性洗顔化粧料。
  4. デリケートな肌の人のための化粧料であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の水性洗顔化粧料。
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