JP2009191042A - エアゾル形態の皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 炭酸ガス等の刺激感発現成分を含有する泡沫形成エアゾル剤形の皮膚外用剤に於いて、前記刺激感の発現を抑制する手段を提供する。
【解決手段】 泡沫状のエアゾル皮膚外用剤に、アルギニン乃至はその塩を含有させる。前記アルギニンの含有量は、0.1〜1質量%が好ましく、更に、脂肪酸1〜10質量%を含有することが好ましい。更に、アルギニンの1/2〜1/10質量倍の水酸化カリウムを含有することも好ましい。噴出剤として、炭酸ガスを含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、エアゾル剤形の皮膚外用剤に関し、更に詳細には、化粧料に好適な泡沫状のエアゾル剤形の皮膚外用剤に関する。
泡沫状の剤形は、泡沫状の形態を取ることにより、接触有効面積が顕著に増大するとともに、界面における界面活性の高さを利用して、有効成分を効率的に経皮吸収せしめることが出来るため、パック化粧料等に広く応用されている。通常この様な泡沫剤形は、脂肪酸石鹸と高級アルコールを用いて作成した乳液を、LPGなどの噴出成分とともに噴出させることにより、泡持ちの良い泡を形成させることを利用している。前記脂肪酸としては、泡沫形成能に優れるナトリウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属塩が使用される。しかしながら、これらの脂肪酸石鹸を用いた泡沫では、発泡性が良く、発泡体積は大きくなるものの、泡質に硬質性を有し、皮膚などに延展する場合に要する応力は高く、この応力の高さが泡沫に内包されている成分の刺激感を引き出す場合が存した。この様な刺激感発現の抑制のために、噴出ガスとしてイソブタンとプロパンの混合ガスを利用する方法が考案され(例えば、特許文献1を参照)、これにより刺激感の発現を低減してきている。
異に、この様な傾向は、血行促進成分として炭酸ガスが利用されるようになってから著しくなってきている。即ち、炭酸ガスは、フルオロカーボンと異なり、オゾンホール拡大への寄与は少なく、加えて、血流促進効果も有する(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照)ことから、泡沫形成エアゾル剤形への配合が検討されてきた。しかしながら、血行を亢進することにより、より刺激感の発現を促進する傾向が生じ、この様な炭酸ガス含有泡沫形成エアゾル皮膚外用剤において、刺激感の発現を抑制する手段の開発が望まれていたと言える。ここで刺激感とは、一過性の発赤を伴うこともある、感覚的な痛感、痒み感と言った一過性の皮膚刺激であり、炎症とは本質的に性質を異にすると言われている。この発現は全ての人に起こるわけでも、同一の人であっても何時でも再現性よく起こるわけでもないと言われている。(例えば、非特許文献1を参照)
又、アルギニンは脂肪酸の中和剤として使用することは既に知られており(例えば、特許文献5を参照)、圧縮空気を利用した泡沫エアゾール化粧料に利用することも知られている(例えば、特許文献6を参照)が、炭酸ガスを含有する泡沫形成エアゾル剤形の皮膚外用剤に含有させることも、この様な構成を採用することにより、かかるエアゾル剤形の皮膚外用剤に於いて、刺激感の発現を顕著に抑制することも全く知られていなかった。
特開平10−158122号公報 特開2005−194233号公報 特開2003−34612号公報 特開2005−167405号公報 特開2007−169240号公報 特開平09−48714号公報 日本香粧品科学会誌 Vol.12 No.4 1988 P238〜247
本発明は、この様な状況下為されたものであり、炭酸ガス等の刺激感発現成分を含有する泡沫形成エアゾル剤形の皮膚外用剤に於いて、前記刺激感の発現を抑制する手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、炭酸ガス等の刺激感発現成分を含有する泡沫形成エアゾル剤形の皮膚外用剤に於いて、前記刺激感の発現を抑制する手段を求めて、鋭意研究、努力を重ねた結果、アルギニン脂肪酸石鹸を利用することにより、この様な刺激感の発現を抑制できることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)アルギニン乃至はその塩を含有することを特徴とする、泡沫状のエアゾル剤形の皮膚外用剤。
(2)前記アルギニンの含有量は、0.1〜1質量%であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)更に、脂肪酸1〜10質量%を含有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)更に、アルギニンの1/2〜1/10質量倍の水酸化カリウムを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(5)噴出剤として、炭酸ガスを含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
本発明によれば、炭酸ガス等の刺激感発現成分を含有する泡沫形成エアゾル剤形の皮膚外用剤に於いて、前記刺激感の発現を抑制する手段を提供することができる。
本発明の皮膚外用剤は、泡沫状のエアゾル剤形であって、アルギニンを含有することを特徴とする。本発明の泡沫状のエアゾル剤形の皮膚外用剤、即ち、泡沫形成エアゾル皮膚外用剤において、前記アルギニンは、含有する脂肪酸と脂肪酸石鹸を形成し、泡沫形成成分として機能する。この様な効果を奏するためには、アルギニンを0.1〜1質量%含有することが好ましく、0.2〜0.7質量%がより好ましい。
かかるアルギニンは、単独でアルカリ剤として使用することも出来るし、他のアルカリとともに混合して使用することも出来る。他のアルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどの水酸化アルカリ土類金属、モルフォリン、トリエチルアミン、トリエタノールアミンなどの有機アンモニウム、リジンなどのアルギニン以外の塩基性アミノ酸などが好ましく例示できる。これらの内では、アルカリ金属の水酸化物とともに使用する形態が好ましく、かかる併用アルカリの量は、アルギニンのモル数よりも少ないモル数の方が好ましく、具体的には80モル%以下がより好ましく、70モル%以下がより好ましい。質量に換算すれば、アルギニンの1/2〜1/10質量倍のアルカリ金属の水酸化物を含有することが好ましく、特に水酸化カリウムを含有することが好ましい。
前記アルギニンは、脂肪酸とともに、その一部乃至は全部が脂肪酸石鹸を形成する形で含有させることが好ましく、該脂肪酸としては、平均分子量が290以上になるような形態で使用することが好ましい。又、炭素数12以下の脂肪酸の含有量を制限することが刺激感の抑制のために好ましい。ステアリン酸とベヘン酸とをモル比で2:1〜1:1で含有する形が好ましく、質量比では3:2〜2:3が好ましい。これは泡の”こし感”と維持性のバランスがこの量範囲において良好であるためである。又、脂肪酸の量は、アルカリに対する中和率で20〜40%が好ましく、25〜35%がより好ましい。これは泡の形成性と泡の維持性のバランスがこの範囲に於いて良好だからである。この様な形態でアルギニン脂肪酸石鹸を含有することにより、接触時に刺激感を感じにくい、泡触りの良い泡沫を吐出させることが出来る。この様な泡沫は、泡沫状パック化粧料として好ましく使用でき、この様な形態が本発明の皮膚外用剤の好ましい使用態様である。
本発明の皮膚外用剤は、この様に刺激感なく、皮膚上に延展出来ることから、有効成分であって、刺激感を発現させやすい成分を含有させるのに好適である。又、優れた発泡性と泡維持性を有することから、有効成分であって、泡形成を阻害しやすい成分を含有させるのにも好適である。この様な刺激感発現性と、泡形成阻害作用とを有する炭酸ガスはこれら二重の意味で特に好適である。炭酸ガスの含有量は、本発明の皮膚外用剤に於いて、刺激感の発現が抑制できる量範囲が好ましく、具体的には0.1〜0.5質量%が特に好ましい。又、この量は、天然ガス成分の5〜20質量%であることが好ましい。これ以上であると泡質が損なわれる場合が存するし、これ以下であれば炭酸ガスの薬理作用を得られない場合が存する。
本発明の皮膚外用剤に於いては、泡吐出のための天然ガス成分を含有する。天然ガス成分としては、ノルマルブタンを含有せず、プロパンとイソブタンとで構成されるガスが、刺激感の発現性が低く好ましい。プロパンとイソブタンの混合比は2:1〜1:2が特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。
これらの成分の内、特に好ましい成分としては、パック効果の内、刺激感を発現せず、保湿効果を著しく向上させる、グリセリンとジグリセリンとが例示でき、これらは2:1〜1:2の質量比で用いることが、前記効果を奏するのに特に好適である。
本発明の皮膚外用剤は、前記成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。斯くして得られた、皮膚外用剤は優れた泡質を有し、刺激感の発現が少ないため、化粧料などに応用することが出来る。勿論、抗菌剤などを配合して皮膚外用医薬とすることも出来る。
以下に,実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加える。
以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、パック化粧料1を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ80℃に加熱し、攪拌下、徐々にイにロを加え乳化し、攪拌冷却し、中間乳液1を得た。エアゾル缶をドライアイス・アセトン混液で冷却し、中間乳液1とハの成分を充填し、密封し、本発明の皮膚外用剤(泡沫パック化粧料)を得た。同様に操作し、アルギニンを水酸化カリウム0.24gと水0.26gに置換した比較例1も作成した。
Figure 2009191042
<試験例>
パック化粧料1、比較例1について、その保湿効果と刺激感発現抑制性とを前腕内側部に設けた、2cm×4cmの部位を用いて評価した。部位は予め石鹸を用いて温水で洗浄した後、サージカルテープで2回ストリッピングを行った。ストリッピング後10分間静置し、テヴァメータで経表皮水分蒸散(TEWL;l/m2/時)を、コニカミノルタ色彩色差計CR400で標準白色板に対する色差を計測した。その後直ちに検体40mgを部位に塗工し、2分静置した後、温水で洗い流し、10分間静置した後、再びTEWLと色差とを計測した。色差のデータより、塗工前後の色差を算出した。結果を表2に示す。これより本発明のパックはTEWLが低下しパックの効果が認められているにもかかわらず、刺激感による発赤も認められないが、比較例1ではTEWLは抑制されているが、発赤が観察され、刺激感が持続していることがわかる。
Figure 2009191042
実施例1と同様に下記処方に従ってパック化粧料2を得た。このものを実施例1の試験例の方法で評価したところ、処置前のTEWLが6.9、処置後のTEWLが4.2、色差が0.78であり、実施例1のパック化粧料1の方が本発明の効果が著しいことがわかった。アルカリ金属の水酸化物の併用が好ましいことがわかる。
Figure 2009191042
実施例1と同様に下記処方に従ってパック化粧料3を得た。このものを実施例1の試験例の方法で評価したところ、処置前のTEWLが7.3、処置後のTEWLが5.6、色差が0.81であり、実施例1のパック化粧料1の方が本発明の効果が著しいことがわかった。これよりステアリン酸とベヘン酸の併用が好ましいことがわかる。
Figure 2009191042
実施例1と同様に下記処方に従って泡沫医薬品4を得た。このものを実施例1の試験例の方法で評価したところ、処置前のTEWLが8.1、処置後のTEWLが4.8、色差が0.88であり、医薬でも有用であることがわかった。

Figure 2009191042
本発明は、皮膚外用医薬や化粧料などの皮膚外用剤に応用できる。

Claims (5)

  1. アルギニン乃至はその塩を含有することを特徴とする、泡沫状のエアゾル剤形の皮膚外用剤。
  2. 前記アルギニンの含有量は、0.1〜1質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 更に、脂肪酸1〜10質量%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. 更に、アルギニンの1/2〜1/10質量倍の水酸化カリウムを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  5. 噴出剤として、炭酸ガスを含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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