JP2002029391A - ワイパ装置におけるブレード取付構造 - Google Patents

ワイパ装置におけるブレード取付構造

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JP2002029391A JP2000210800A JP2000210800A JP2002029391A JP 2002029391 A JP2002029391 A JP 2002029391A JP 2000210800 A JP2000210800 A JP 2000210800A JP 2000210800 A JP2000210800 A JP 2000210800A JP 2002029391 A JP2002029391 A JP 2002029391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパアームの揺動角度を拡大し得るワイパ
装置におけるブレード取付構造を提供する。 【解決手段】 ワイパアーム1の取付溝3にブレード2
に設けた連結軸Jを着脱自在かつ回動自在に支持させ
る。連結軸Jは、連結姿勢と着脱姿勢とに姿勢が変化す
る円筒摺動部9bを有する。円筒摺動部9bは、内径部
9gと内径部9gに対して偏心形成された外径部9hと
を有する。外径部9hには弦状の面取部9eを形成し、
外径部9hに大径部と小径部を形成する。大径部は取付
溝3の溝奥部3aと略同径Rに形成される。小径部は取
付溝3の溝入口部3dと略同寸(S=T)に形成され
る。円筒摺動部9bを固定軸8回りで回動させ、小径部
を溝入口部3dに出入り自在な位置に配設して連結姿勢
を、また、大径部を溝奥部3a内に収容して溝入口部3
dから抜け止めすることで連結姿勢を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、バス、ト
ラック等の車両に取り付けられるワイパ装置におけるブ
レード取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ワイパ装置においては、
必要に応じてワイパブレードが交換可能なように、ワイ
パアームの先端にブレードを着脱自在に取付る構成とな
っている。このような取付構造としては、例えば、ワイ
パアームの先端部に形成された凹溝に、ブレード側の取
付ピンを圧入嵌合させるものが知られている。ここで
は、凹溝を、入口側が幅狭で奥側が幅広になる所謂蟻溝
状に形成する。一方、ブレード側のワイパアーム取付部
位には、凹溝の溝奥側寸法と略同じ径に設定された取付
ピンを設ける。そして、この取付ピンに凹溝を無理嵌め
状に嵌め込むことにより、ブレードをワイパアームに取
り付けるようにしている。
【0003】また、国際公開WO99/02381号公
報には、回り継手状の接続構造を用いてワイパアームに
取り付けられるワイパブレードが開示されている。そこ
では、ワイパアーム側に、側壁が一部切り欠かれた円筒
形状の取付部が設けられている。これに対し、ブレード
側には、取付部内径と略同寸法(若干小さい)直径を有
する円柱からなる継手軸が設けられている。この継手軸
には、その両側部を平行に切り欠いた平面部が形成され
ている。
【0004】取付部の切欠は、取付部の内径寸法よりも
小さい寸法にて開口している。この切欠開口寸法は、継
手軸の平面部間の寸法より若干大きくなっている。すな
わち、平面部を切欠端面と対向させることにより、継手
軸を取付部内に挿入できるようになっている。そして、
継手軸を取付部に挿入した後、継手軸を回転させると、
切欠の開口寸法は継手軸の直径よりも小さいため、継手
軸は切欠開口から抜け出ることなく揺動自在に保持され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、凹溝に取付
ピンを圧入嵌合するタイプのものでは、ブレードが不用
意にワイパアームから外れないようにするため、凹溝の
入口側の溝幅寸法を小さくする必要がある。しかしなが
ら、入口寸法を小さくすると、ブレードを交換する際
に、取付ピンを凹溝に抜き差しする作業が容易にできな
くなるという問題がある。さらに、ワイパアームを樹脂
材で形成した場合、このような抜き差し作業を繰返し行
うと凹溝が摩耗したり破損することも想定される。凹溝
が摩滅等すると、もはや使用不能となりワイパ装置全体
の交換を余儀なくされ、その改善が望まれていた。
【0006】一方、回り継手状のものでは摩耗などの問
題は少ないが、切欠を形成する分だけ揺動角度が制限さ
れる。すなわち、平面部が切欠に揃うとブレードがアー
ムから脱落するおそれがあるため、抜け出ない位置でし
か揺動運動させることができない。この場合、揺動角度
を大きく取るためには、切欠を小さくする必要がある
が、切欠寸法は、継手軸径と取付部の内径とで決まるた
め、その自由度は少なく、揺動角度の制約を甘受せざる
を得なかった。
【0007】本発明の目的は、ワイパアームの揺動角度
を拡大し得るワイパ装置におけるブレード取付構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のワイパ装置にお
けるブレード取付構造は、ワイパアームの先端部に設け
た取付溝に、窓面を払拭するためのブレードに設けられ
た連結軸を着脱自在かつ回動自在に支持してなるワイパ
装置におけるブレード取付構造であって、前記取付溝
は、大径な溝奥部と前記溝奥部よりも幅狭な溝入口部と
を有し、前記連結軸は、前記ブレードに設けられた固定
軸に回動自在に外嵌され、前記固定軸回りの回動に伴
い、前記溝入口部から抜け止めされる連結姿勢と前記溝
入口部から出入り自在な着脱姿勢とに姿勢が変化する円
筒摺動部を有し、前記円筒摺動部は、前記固定軸が挿通
する内径部と、前記内径部に対して偏心形成された外径
部とを有することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、内径部と外径部の偏心量
対応分だけ取付溝の溝入口寸法を小さく設定することが
できる。従って、取付溝の内周面の距離をより長く設定
することが可能となり、ブレードがワイパアームから脱
落することなく揺動可能な角度をより大きくとることが
できる。これにより、追従性に優れ安定した払拭動作を
行い得るワイパ装置を提供することが可能となる。
【0010】一方、前記発明において、前記円筒摺動部
の前記外径部に弦状の面取部を形成し、前記面取部によ
り、前記外径部に大径部と小径部を形成しても良い。こ
の場合、前記円筒摺動部を前記固定軸回りで回動させ、
前記円筒摺動部の前記小径部を前記溝入口部に出入り自
在な位置に配設して前記連結姿勢を構成し、前記大径部
を前記溝奥部に嵌合させると共に前記小径部が前記溝入
口部に対向する位置に配設して抜け止めすることで前記
連結姿勢を構成しても良い。
【0011】また、前記大径部を前記取付溝の溝奥部と
略同径に形成し、前記小径部を前記取付溝の溝入口部と
略同寸に形成しても良い。なお、この場合の略同径、略
同寸とは、同一寸法若しくはそれよりも若干小さい寸法
(例えば、マイナス10%程度)を意味する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態であるワイパブレード取付構造を適用したワイパ装置
の全体正面図、図2は本発明の一実施の形態であるワイ
パブレード取付構造の要部正面図、図3は同要部平面図
である。
【0013】図1において、符号1は合成樹脂製のワイ
パアームである。ワイパアーム1は、その基端部が車両
本体に設けられたピボット軸Pの上部に固定され、ピボ
ット軸Pの正逆回転に伴い往復の払拭揺動を行う。ワイ
パアーム1の先端部には、ブレード2が連結軸Jに対し
て回動自在、かつ着脱自在に取付られて(支持されて)
いる。
【0014】ワイパアーム1の先端部には、図3に示す
ように、下側(ブレード2側)が開口した取付溝3が設
けられている。この取付溝3は、下側ほどアーム先端側
(図中左側)に傾斜する状態で形成されている。取付溝
3の溝奥側は溝奥部3aとなっており、直径Rの内円筒
状に形成されている。また、溝奥部3aに続く内周の一
方側(アーム先端側)は、第1溝辺3bとなっている。
この第1溝辺3bは、溝奥部3aからアーム先端側に傾
斜する形で、溝奥部3aの接線に一致するようにして直
線状に形成されている。これに対し、他方側(アーム基
端側)は第2溝辺3cとなっている。この第2溝辺は、
第1溝辺3bの傾斜方向に沿う接線位置を越えて、先端
側に位置ズレするように形成される。これにより、溝入
口部3dの溝幅Sが前記径Rより小さい設定(R>S)
となり、取付溝3は側面視において蟻溝形状となる。
【0015】一方、ブレード2は、合成樹脂製のプライ
マリーレバー4、セカンダリーレバー5、そしてブレー
トラバー6等の部材を用いて構成されている。プライマ
リーレバー4の長手方向中央部には、周囲を囲綾する状
態で形成された取付ブラケット7が固定されている。こ
の取付ブラケット7には、左右の取付壁7aが形成され
ている。取付壁7aの間には、取付溝溝奥部3aの径R
より小径(径X<R)に設定された円柱状の固定軸8が
固着されている。なお、図1には示されていないが、プ
ライマリーレバー4やセカンダリーレバー5をゴム製の
カバー等にて覆った耐雪仕様のブレードにも本発明は適
用可能である。
【0016】また、固定軸8には、固定軸8と共に連結
軸Jを構成するスペーサ9が組み込まれている。スペー
サ9は合成樹脂材で形成され、レバー部9aと円筒摺動
部9bとを備えている。図4(a)はスペーサ9の正面
図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。
【0017】レバー部9aは、取付ブラケット7の少な
くとも一方の取付壁7aに隣接して設けられる。レバー
部9aの基端部には、円筒形状の円筒摺動部9bが突出
形成されており、固定軸8が軸回り方向に摺動自在に内
嵌されている。円筒摺動部9bには、固定軸8が挿通さ
れる内径部9gと、スペーサ9を取付溝3に挿入したと
き取付溝溝奥部3aと嵌合する外径部9hとを有する。
内径部9gは、固定軸8の径(外径)Xと同径の内径X
に設定され、外径部9hは、取付溝溝奥部3aの径(内
径)Rと同径の外径Rに設定されている。
【0018】また、スペーサ9は、固定軸8と円筒摺動
部9bとの摺動部を回動支点として回動(摺動)する。
すなわち、スペーサ9は、レバー部9aの先端が取付ブ
ラケット7に対して起立状に突出する起立姿勢と、取付
ブラケット7に収容される倒伏姿勢との間を揺動変姿自
在に構成されている。これにより、連結軸Jは、溝入口
部3dから抜け止めされる連結姿勢と、溝入口部3dか
ら出入り自在な着脱姿勢とに姿勢が変化する。
【0019】ここで、当該実施の形態におけるスペーサ
9では、円筒摺動部9bの内径と外形とが偏心形成され
ている。図5は取付溝3と連結軸Jとの連結状態を示す
説明図である。当該スペーサ9では、図5に示すよう
に、内径部9gの中心は中心線O1上に位置し、外径部
9gの中心は中心線O2上に位置しており、両者の間に
は偏心量eが存在する。
【0020】この場合、円筒摺動部9bの内外径の中心
を一致させると、図5において一点鎖線Mにて示したよ
うに円筒摺動部9bの外形が存在する。そして、これに
対応して、取付溝3の第2溝辺3cもまた、円筒摺動部
9bが通過できるように一点鎖線Mのように形成され
る。ところが、当該スペーサ9では、円筒摺動部9bの
内外径が偏心形成されているため、図5に破線にて示し
たように、偏心量eの分だけ円筒摺動部9bの外形が図
中左に寄っている。このため、第2溝辺3cの偏心量e
分だけさらに内側に張り出すことが可能となる。
【0021】すなわち、当該取付構造では、取付溝3の
内周面の距離をより長く設定することが可能となる。従
って、ブレード2がワイパアーム1から脱落することな
く揺動可能な角度をより大きくとることができ、摺面距
離の増加により安定した追従性にも優れるワイパ装置を
提供することが可能となる。
【0022】一方、円筒摺動部9bには、固定軸8の径
Xよりも幅狭寸法Y(X>Y)に形成された開口9cが
切欠き形成されている。開口9cは、その両端縁9d同
士を結ぶ仮想直線L(図4(a)参照)に固定軸8の外
周が略接する位置設定になっている。なお、ここで略接
とは、仮想直線Lと固定軸8の外周が丁度接しても良い
し仮想直線Lから許される範囲で多少出没しても良いこ
とを意味する。
【0023】このように、固定軸8の外周が開口9cの
仮想直線Lと略接する構成としたことにより、固定軸8
は円筒摺動部9bから容易に抜け出すことがない。従っ
て、固定軸8には、スペーサが抜け止め状に組み付けら
れる。また、スペーサ9をこのように固定軸8に取り付
けることで、連結軸Jの外周には、円筒摺動部9bの開
口9cに基づき実質的に弦状の面取部9eが形成された
状態となる。これにより、連結軸Jには、外径Rを有す
る大径部と、面取部9eにおける外径、即ち仮想直線L
に直交しかつ固定軸8軸心を通過する小径部とが形成さ
れる。
【0024】この場合、小径部は、取付溝3の溝入口部
3dの溝幅Sに略一致するか、これよりも小さい径T
(T≦S)となるように寸法設定されている。なお、仮
想直線Lと固定軸8の外周とが丁度接する構成、あるい
は固定軸8の外周の方が僅かに突出する構成の場合に
は、小さい径(小径部寸法)Tは、一点鎖線Mの場合に
比して偏心量分だけ少ない「T={(R+X)/2}−
e」となる(なお、T≦S)。そして、本発明によれ
ば、前記小径部が、前述のように一点鎖線Mに示した偏
心なしの場合に比してeだけ小さくなるため、その分溝
幅Sを小さく設定でき、取付溝3の周面距離を増加させ
ることができる。
【0025】連結軸Jは、レバー部9aを倒伏姿勢にし
た場合には開口9c(面取部9e)が取付溝3の溝入口
部3d側を向くように設定されている。また、起立姿勢
にした場合には開口9cが取付溝3の第1溝辺3bと対
向する側に向くように設定されている。
【0026】さらに、レバー部9aには、円筒摺動部9
bの筒穴および開口9cに連続する状態の貫通孔が形成
されている。また、レバー部9aには、ガイド溝9fが
前記貫通孔に連続する状態で形成されており、レバー部
9aが倒伏姿勢のとき、このガイド溝9fは、取付溝3
と同じ方向を向く形となる。ガイド溝9fの溝幅は下端
(レバー部9aが倒伏姿勢状態のときブレード2側)に
至るほど広くなるように設定されている。
【0027】スペーサ9は、ワイパアーム1に取り付け
られる前のブレード2に予め組込まれる。そこではま
ず、固定軸8にガイド溝9fの溝端部をあてがい、この
状態からレバー部9aを押し下げる。そして、円筒摺動
部9bを固定軸8に無理嵌め状に嵌め込む。これによ
り、スペーサ9は固定軸8に対して外径方向に抜け止め
された状態で組み込まれ、外周にDカット状の面取部9
eを備えた連結軸Jが形成される。
【0028】次に、前述のような取付溝3を有するワイ
パアーム1に、スペーサ9を用いてブレード2を着脱す
る手順について説明する。図5〜図7は、取付溝と連結
軸との連結状態を示す説明図である。まず、ブレード2
を装着する場合、ブレード2の固定軸8に予めスペーサ
9を組込み、外周に面取部9eが形成された連結軸Jを
形成しておく。そして、スペーサ9のレバー部9aを起
立姿勢として面取部9e(円筒摺動部9bの開口9c)
が取付溝3の第1溝辺3b側を向くようにセットする。
そして、図5に示すように、連結軸Jを取付溝3の溝入
口部3dに近接させ挿入する。
【0029】この際、ブレード2は、取付溝3の形状か
ら、図5において右下側を下げた形で、ワイパアーム1
に近接される。このため、固定軸8を中心として回動自
在に設けられたスペーサ9が、自重により図5において
時計方向に回動してしまうおそれがある。スペーサ9が
このように回動してしまうと、連結軸Jの向きが変わっ
てしまい、それを取付溝3に挿入することができなくな
る。従って、その位置を再度調整した後、改めて挿入作
業をやり直さなければならないことになる。
【0030】そこで、本実施の形態のスペーサ9では、
図4,5に示すように、スペーサ9の回動を制限する半
球状のストッパ10が設けられている。このストッパ1
0は、図4に示すように、レバー部9aの側面に突設さ
れており、スペーサ9を起立姿勢にしたとき、一方の取
付壁7aの上縁に当接するようになっている。すなわ
ち、スペーサ9を起立位置とすると、このストッパ10
によりスペーサ9がさらに時計方向には回動するのが阻
止される。このため、ブレード2の右下側を下げた状態
としても、スペーサ9が起立した図5の状態を維持でき
る。従って、ブレード2取り付けの度に、スペーサ9を
押さえつつ作業したり、起立位置に戻したりする必要が
なく、作業能率の改善が図られる。
【0031】一方、連結軸Jを取付溝3に挿入するに際
しては、連結軸Jの面取部9eと直線状の取付溝第1溝
辺3bとを対向させる。すなわち、円筒摺動部9bを着
脱姿勢に設定する。この状態では、連結軸Jは小さい径
Tを有した小径部が、小さい径Tと一致するか、それよ
りも大きい溝幅Sを有した溝入口部3dに対向する。そ
して、連結軸Jを第1溝辺3bに沿って挿入し(図6の
仮想線(二点鎖線)で示される位置)、ワイパアーム1
の基端側に向けて位置ずれさせながら挿入する。
【0032】その後、図6に実線で示すように、連結軸
Jを取付溝3の奥まで挿入し、円筒摺動部9bを溝奥部
3aに嵌合させる。このように、当該ブレード2では、
レバー部9aを起立姿勢として取付溝3に挿入するだけ
(差し込むだけ)の操作で連結軸Jを溝奥部3aに嵌合
できる。
【0033】このようにして連結軸Jを取付溝3に挿入
した後、この状態でレバー部9aを略90度回転させて
倒伏姿勢とする。これにより、円筒摺動部9bは連結姿
勢に設定される。スペーサ9を回転させ取付ブラケット
7に収納すると、図7に破線にて示したように、連結軸
Jは面取部9eが溝入口部3d側を向く状態となる。こ
の状態となると、連結軸Jは取付溝3から抜け止めさ
れ、ブレード2がワイパアーム1に対して揺動自在に連
結される。
【0034】なお、当該スペーサ9では、図4に示すよ
うに、レバー部9aの先端にフック11が設けられてお
り、スペーサ9を倒伏姿勢とすると、レバー部9aはブ
レード2の先端部に固定される。すなわち、倒伏位置で
は、フック11がワイパアーム1の先端部に形成される
図示しない係合部に引っ掛かるようになっている。この
ため、一旦、スペーサ9を倒伏姿勢とすると、フック1
1の作用により、レバー部9aが容易には起立位置に戻
らないようになっている。そしてこれにより、スペーサ
9が不用意に起立位置に戻り、ブレード2がワイパアー
ム1から脱落し易い状態となるのを防止している。
【0035】ところで、当該スペーサ9は、前述のよう
に円筒摺動部9bの外内径が偏心して形成されている。
このため、スペーサ9を図7に二点差線にて示した起立
姿勢から、実線にて示した倒伏姿勢に回転させると、円
筒摺動部9bがカムとして働きブレード2がワイパーア
ーム1側に引き寄せられる。図8は、円筒摺動部9bの
カム作用を示す説明図であり、(a)は起立状態、
(b)は倒伏状態の円筒摺動部9bの様子を示してい
る。
【0036】この場合、図8において、円筒摺動部9b
の外周は溝奥部3aに沿って回転する。つまり、円筒摺
動部9bは、その中心が一定の位置(O2)からずれる
ことなく回転する。一方、円筒摺動部9b内周および固
定軸8は偏心状態にて回転し、図8に示すように、固定
軸8は図(a)から図(b)の状態へとその中心位置
(O1)が2eだけ上に移動する。すなわち、ブレード
2が図7において、寸法2e分、上方に移動し、ブレー
ド2とワイパアーム1がより近接する形となる。
【0037】従って、組み付け時にはブレード2とワイ
パアーム1との間の距離に余裕を持たせて組み付け性を
確保しつつ、組み付け後には両者の密着性を高めること
ができる。このため、組み付け性を損なうことなく、ブ
レード2とワイパアーム1の一体性を向上させることが
でき、結合部分の強度や外観の向上が図られる。また、
ブレード2とワイパアーム1との間の隙間を小さくする
よう設定でき、耐雪性の点においても有利となる。
【0038】このように連結軸Jを取付溝3に嵌合させ
スペーサ9を倒すことにより、スペーサ9は、ワイパア
ーム1側(取付溝3側)に一体化される。そして、当該
ワイパ装置では、この状態でブレード2によって窓面の
払拭作動がなされる。このとき、窓面は曲面となってい
るため、ブレード2はワイパアーム1に対して微妙に揺
動しながら払拭する。すなわち、取付溝3と連結軸Jと
の連結部は、ブレード2の曲面通過に応じて円滑に摺動
できることが要求され、そのためには互いの接触面積を
大きく確保することが必要となる。この点、本発明によ
るワイパブレード取付構造では、前述のように、偏心対
応分だけ取付溝3の内周面を延長させることができ、よ
り安定した払拭動作を確保することが可能となる。
【0039】なお、面取部9eが溝入口部3dに対向す
る状態は、固定軸8と円筒摺動部9bとの連結部が溝入
口部3dの開口部に対向する状態となることでもある。
しかしながら、前述のように、固定軸8と円筒摺動部9
bとは抜け止め状に無理嵌めして組込まれている。ま
た、円筒摺動部9bの外周は取付溝3の内周面にて囲繞
されている。従って、この状態で開口9cが開き固定軸
8が円筒摺動部9bから脱落することはなく、ワイパア
ーム1とブレード2とが容易に外れてしまうこともな
い。
【0040】また、ワイパアーム1は図示しない付勢弾
機により窓面側に向けて付勢されている。この場合、本
実施の形態では、取付溝3の溝形状が、レバー部9aを
倒伏姿勢としたときに面取部9eが溝入口部3dに対向
するよう設定されている。このため、付勢弾機によって
固定軸8が窓面側から受ける押圧力は、開口9c側に作
用することがない(反開口側に作用する)。すなわち、
付勢弾機による力も固定軸8を開口9cから押し出す方
向には作用せず、これによりブレード2がワイパアーム
1から外れてしまうことはない。
【0041】一方、連結状態のブレード2をワイパアー
ム1から取り外す場合は、次のような操作を行う。ま
ず、スペーサ9のフック11の係合を解除し、倒伏姿勢
のレバー部9aを起立姿勢とする。これにより、連結軸
Jの面取部9eは取付溝3の第1溝辺3bに対向し、連
結軸Jの小さな径Tの小径部が溝入口部3dに対向する
着脱姿勢となる。この状態でブレード2の連結軸Jをワ
イパアーム1の先端側に位置ずれさせつつ引き出す。こ
れにより、連結軸Jと取付溝3との連結が解除され、ブ
レード2をワイパアーム1から取り外すことができる。
【0042】このようにワイパアーム1にブレード2を
着脱するには、スペーサ9のレバー部9aを起立姿勢と
して、単にブレード2を挿入、抜き出しするだけで容易
に行うことができる。このため、ブレード2の取替え作
業の作業性を向上できる。また、単に抜き差しするだけ
の動作のため、取付溝3や連結軸Jに嵌合負荷を作用さ
せることがなくブレード2の着脱ができる。従って、合
成樹脂製のワイパアーム1であっても、取付溝3が摩耗
してしまうような不具合もなく、製品の耐久性を向上さ
せ、信頼性の高いものにできる。
【0043】なお、ワイパアーム1に対してブレード2
を反時計回り方向に略90度回動させると、面取部9e
が第1溝辺3bに対向し、連結軸Jが取付溝3から抜け
易くなる。しかしながら、ブレード2の反時計回り方向
への揺動は、ブレード2側のプライマリーレバー4がワ
イパアーム1に当接することで略90度の揺動は規制さ
れている。従って、例えば車両の洗浄時にワイパアーム
1を窓面に沿う状態から起立させブレード2を揺動させ
たような場合でも、不用意にワイパアーム1から外れて
しまうような不具合を確実に防止できる。しかも、ブレ
ード2の時計回り方向への揺動では、ブレード2がワイ
パアーム1から外れることはない。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】たとえば、本実施の形態のスペーサ9で
は、その回動を制限するために、半球状のストッパ10
が設けられているが、レバー部9aの側面に突片状のス
トッパ12を突設しても良い。図9は、このようなスト
ッパの変形例を示す説明図である。このストッパ12
は、スペーサ9を起立姿勢にしたとき、取付壁7aの上
縁に、ストッパ12の図9(a)において右端面が当接
するようになっており、スペーサ9が起立位置からさら
に時計方向に回動するのを防止している。
【0046】
【発明の効果】本発明のブレード取付構造によれば、円
筒摺動部の外径部を内径部に対して偏心形成したので、
この偏心量に対応する分だけ取付溝の溝入口寸法を小さ
く設定することができる。従って、取付溝の内周面の距
離をより長く設定することが可能となり、ブレードの揺
動可能な角度をより大きくとることができる。これによ
り、ブレードの追従性や払拭動作の安定性を向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるワイパブレード取
付構造を適用したワイパ装置の全体正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるワイパブレード取
付構造の要部正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるワイパブレード取
付構造の要部平面図である。
【図4】スペーサの構成を示す説明図であり、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。
【図5】取付溝と連結軸との連結状態を示す説明図であ
る。
【図6】取付溝と連結軸との連結状態を示す説明図であ
る。
【図7】取付溝と連結軸との連結状態を示す説明図であ
る。
【図8】円筒摺動部のカム作用を示す説明図であり、
(a)は起立状態、(b)は倒伏状態の円筒摺動部の様
子を示している。
【図9】ストッパの一変形例を示す説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ワイパアーム 2 ブレード 3 取付溝 3a 溝奥部 3b 第1溝辺 3c 第2溝辺 3d 溝入口部 4 プライマリーレバー 5 セカンダリーレバー 6 ブレートラバー 7 取付ブラケット 7a 取付辺 8 固定軸 9 スペーサ 9a レバー部 9b 円筒摺動部 9c 開口 9d 両端縁 9e 面取部 9f ガイド溝 9g 内径部 9h 外径部 10 ストッパ 11 フック 12 ストッパ J 連結軸 L 仮想直線 M 一点鎖線 O1 中心線 O2 中心線 P ピボット軸 R 円筒摺動部の外径、溝奥部の内径 S 溝幅 T 小さい径 X 固定軸の外径、円筒摺動部の内径 Y 開口寸法 e 偏心量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームの先端部に設けた取付溝
    に、窓面を払拭するためのブレードに設けられた連結軸
    を着脱自在かつ回動自在に支持してなるワイパ装置にお
    けるブレード取付構造であって、 前記取付溝は、大径な溝奥部と前記溝奥部よりも幅狭な
    溝入口部とを有し、 前記連結軸は、前記ブレードに設けられた固定軸に回動
    自在に外嵌され、前記固定軸回りの回動に伴い、前記溝
    入口部から抜け止めされる連結姿勢と前記溝入口部から
    出入り自在な着脱姿勢とに姿勢が変化する円筒摺動部を
    有し、 前記円筒摺動部は、前記固定軸が挿通する内径部と、前
    記内径部に対して偏心形成された外径部とを有すること
    を特徴とするワイパ装置におけるブレード取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイパ装置におけるブレ
    ード取付構造において、前記円筒摺動部の前記外径部は
    弦状の面取部を有し、前記面取部により前記外径部に大
    径部と小径部が形成されることを特徴とするワイパ装置
    におけるブレード取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のワイパ装置におけるブレ
    ード取付構造において、前記連結姿勢では、前記円筒摺
    動部の前記小径部が前記溝入口部に出入り自在な位置に
    配設され、前記連結姿勢では、前記大径部が前記溝奥部
    と嵌合し前記小径部が前記溝入口部に対向する位置に配
    設されることを特徴とするワイパ装置におけるブレード
    取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のワイパ装置にお
    けるブレード取付構造において、前記大径部は前記取付
    溝の溝奥部と略同径に形成され、前記小径部は前記取付
    溝の溝入口部と略同寸に形成されることを特徴とするワ
    イパ装置におけるブレード取付構造。
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