JP3090155U - 眼鏡のテンプル連結装置 - Google Patents

眼鏡のテンプル連結装置

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JP3090155U JP2002002981U JP2002002981U JP3090155U JP 3090155 U JP3090155 U JP 3090155U JP 2002002981 U JP2002002981 U JP 2002002981U JP 2002002981 U JP2002002981 U JP 2002002981U JP 3090155 U JP3090155 U JP 3090155U
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欣治 竹田
由紀子 郡
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株式会社タケダ企画
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンプルの開閉を適切なこわさで行うことが
でき、又テンプルとヨロイとの連結を容易且つ確実に行
い得るテンプル連結装置を提供する。 【解決手段】 ヨロイ6にテンプル9を連結する。テン
プル9の前端面に設けられた凹部25にバネ部材26が
納められている。球状の押圧部29が、バネ部材26の
付勢力により前端面23から一定量突出する。ヨロイ6
の後端面15に、テンプル9が展開した状態において、
自由な突出状態にある突出部分31を完全に嵌め入れる
ための連結凹所19が設けられている。突出部分31が
連結凹所19に嵌め入れられた状態において、ヨロイと
テンプル相互間にバネ部材26の付勢力が作用しない。
この状態で、ヨロイとテンプルとを連結軸11で連結可
能である。テンプル9を折り畳み方向に回動させると、
連結凹所19から外れた突出部分31が、バネ部材26
の付勢力によってヨロイを弾性的に押圧する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、眼鏡のテンプルの連結装置に関するものである。より詳しくは、バ ネ部材の付勢力を活用してテンプルの開閉をガタツキの発生なく所要のこわさで 行わせることができ、しかも、前記バネ部材の付勢力に影響されることなく乃至 殆ど影響されることなく、ヨロイとテンプルとを容易に連結可能とする眼鏡のテ ンプル連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バネ部材の付勢力を活用してテンプルの開閉が甘くなりにくいように構成され た眼鏡のテンプル連結装置の一例としては、例えば実開平4−9916号や実公 平1−21289号公報、実開平3−29920号公報が開示するものが提案さ れている
【0003】 今その一例を、実開平4−9916号公報の第5図に記載されているものを例 にとって説明すれば以下のようである。該テンプル連結装置においては、図35 に示すように、ヨロイaに設けた凹部bにバネ部材cを納めると共に、該バネ部 材cの先端に設けた受座dで球状の押圧部eを支持せしめ、該バネ部材cを稍圧 縮状態にして、前記ヨロイaとテンプルfとを枢着し、該テンプルfを、展開可 能且つ折畳み可能に構成していた。そして該テンプルの回動の際に、前記バネ部 材cの付勢力によって前記押圧部eがテンプルの端面gを弾性的に押圧する如く なし、これにより、テンプルがガタツキなく回動可能となされていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来のテンプル連結装置によるときは、図36に示したもの に代表されるように、ヨロイaにテンプルfを連結する際、前記バネ部材cが、 その自由状態において、前記押圧部eをヨロイaの端面hから比較的大きく突出 させた伸長状態となる。そこで、ヨロイaとテンプルfとを連結する際、前記バ ネ部材cを圧縮させながら、テンプルfの端面gで前記押圧部eを凹部底jに向 けて押し付け、このように押し付けながらヨロイ側の連結孔kとテンプル側の連 結孔mとを合致させ、かかる合致状態をバネ部材の付勢力に抵抗しながら保持し て、両連結孔k,mにビス等の枢軸n(図35)を通す必要があった。そのため 、ヨロイとテンプルとを連結する作業に非常な面倒さが伴い、又不安定な連結作 業を強いられる問題があった。
【0005】 特に図35に示す構成のものにあっては、球状の押圧部eがバネ部材cと別体 であって該バネ部材cの先端側で支持された状態にあったために、ヨロイaとテ ンプルfとを連結する際、該押圧部eがバネ部材cから外れないように注意しな がら該押圧部eを慎重に押し込む必要があって、作業能率を著しく低下させる問 題もあった。
【0006】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、バネ部材の付 勢力によって、テンプルの開閉をガタツキの発生なく適切なこわさで行うことを 可能としながら、ヨロイとテンプルとの連結を容易に且つ確実に行うことを可能 とする眼鏡のテンプル連結装置の提供を課題とするものである。更に進んで、眼 鏡着用時においてテンプルを側頭部にフィットさせることのできる眼鏡のテンプ ル連結装置の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は以下の手段を採用する。 即ち、本考案に係るテンプル連結装置の第1の態様は、眼鏡のレンズ部の外側 部に設けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して 展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該ヨロ イは、その後端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前 記テンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力に より該前端面で突出し得る押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面からの 突出量が、前端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突出部 分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされている 。一方前記ヨロイの前記後端面には、前記テンプルが展開した状態において前記 突出部分を、その自由な突出状態において略完全に嵌め入れるための連結凹所が 設けられ、該連結凹所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル展開状態に おいて、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が殆ど作用せず、この 状態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを折り畳み方向 に回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記 バネ部材の付勢力によって、前記押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧 可能となされていることを特徴とするものである。
【0008】 本考案に係るテンプル連結装置の第2の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に設 けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開可 能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該ヨロイは、 その後端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記テン プルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により該 前端面で突出し得る球状の押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面からの 突出量が、該前端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突出 部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされてい る。一方前記ヨロイの後端面には、該テンプルが展開した状態において前記突出 部分を、その自由な突出状態において完全に嵌め入れるための連結凹所が設けら れ、該連結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル展開状態において、 ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が作用せず、この状態でヨロイ とテンプルとを連結可能となされており、テンプルを折畳み方向に回動させるこ とにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バネ部材の付勢 力によって、前記押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能となされて いることを特徴とするものである。
【0009】 本考案に係るテンプル連結装置の第3の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に設 けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開可 能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該ヨロイは、 その後端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記テン プルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により該 前端面で突出し得る押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面からの突出量 が、該前端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突出部分が 、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされている。一 方前記ヨロイの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態において前記突出部 分を、その自由な突出状態において略完全に嵌め入れるための連結凹所が設けら れ、該連結凹所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル折り畳み状態にお いて、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が殆ど作用せず、この状 態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に回動 させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バネ部 材の付勢力によって、前記押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能と なされていることを特徴とするものである。
【0010】 又本考案に係るテンプル連結装置の第4の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に 設けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開 可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該ヨロイは 、その後端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記テ ンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により 該前端面で突出し得る球状の押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面から の突出量が、該前端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突 出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされて いる。一方前記ヨロイの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態において前 記突出部分を、その自由な突出状態において完全に嵌め入れるための連結凹所が 設けられ、該連結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル折り畳み状態 において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が作用せず、この状 態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に回動 させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バネ部 材の付勢力によって、前記押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能と なされていることを特徴とするものである。
【0011】 又本考案に係るテンプル連結装置の第5の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に 設けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開 可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該テンプル は、その前端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記 ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により 該後端面で突出し得る押圧部が設けられており、該押圧部の該後端面からの突出 量が、該後端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突出部分 が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされている。 一方前記テンプルの前記前端面には、該テンプルが展開した状態において前記突 出部分を、その自由な突出状態において略完全に嵌め入れるための連結凹所が設 けられ、該連結凹所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル展開状態にお いて、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が殆ど作用せず、この状 態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを折畳み方向に回 動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バネ 部材の付勢力によって、前記押圧部が、テンプルの前記係合面を弾性的に押圧可 能となされていることを特徴とするものである。
【0012】 又本考案に係るテンプル連結装置の第6の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に 設けられるヨロイの後端部分にテンプルの前端部分を連結し、該テンプルを前記 レンズ部に対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置 であって、該テンプルは、その前端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有 している。そして前記ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバ ネ部材の付勢力により該後端面で突出し得る球状の押圧部が設けられており、該 押圧部の該後端面からの突出量が、該後端面側に設けた係合部により一定に規制 され、又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入 り込み可能となされている。一方前記テンプルの前記前端面には、該テンプルが 展開した状態において前記突出部分を、その自由な突出状態において略完全に嵌 め入れるための連結凹所が設けられ、該連結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入 れたテンプル展開状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢 力が作用せず、この状態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テン プルを折畳み方向に回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外 れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記押圧部が、テンプルの前記係 合面を弾性的に押圧可能となされていることを特徴とするものである。
【0013】 又本考案に係るテンプル連結装置の第7の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に 設けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開 可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該テンプル は、その前端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記 ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により 該後端面で突出し得る押圧部が設けられており、該押圧部の該後端面からの突出 量が、該後端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突出部分 が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされている。 一方前記テンプルの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態において前記突 出部分を、その自由な突出状態において略完全に嵌め入れるための連結凹所が設 けられ、該連結凹所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル折り畳み状態 において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が殆ど作用せず、こ の状態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に 回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バ ネ部材の付勢力によって、前記押圧部が、テンプルの前記係合面を弾性的に押圧 可能となされていることを特徴とするものである。
【0014】 又本考案に係るテンプル連結装置の第8の態様は、眼鏡のレンズ部の外側部に 設けられるヨロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に対して展開 可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該テンプル は、その前端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有している。そして前記 ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納められたバネ部材の付勢力により 該後端面で突出し得る球状の押圧部が設けられており、該押圧部の該後端面から の突出量が、該後端面側に設けた係合部により一定に規制され、又該押圧部の突 出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能となされて いる。一方前記テンプルの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態において 前記突出部分を、その自由な突出状態において完全に嵌め入れるための連結凹所 が設けられ、該連結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル折り畳み状 態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力が作用せず、この 状態でヨロイとテンプルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に回 動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れると共に、前記バネ 部材の付勢力によって、前記押圧部が、テンプルの前記係合面を弾性的に押圧可 能となされていることを特徴とするものである。
【0015】 前記第1〜4のいずれかの態様に係るテンプル連結装置において、前記押圧部 を、前記テンプルの前記前端面の上下に所要間隔を置いて複数設け、前記ヨロイ の前記後端面に、該複数の押圧部の突出部分を嵌め入れるための上下に長い連続 した溝状の連結凹所を設けるのがよい。
【0016】 前記第5〜8のいずれかの態様に係るテンプル連結装置において、前記押圧部 を、前記ヨロイの前記後端面の上下に所要間隔を置いて複数設け、前記テンプル の前記前端面に、該複数の押圧部の突出部分を嵌め入れるための上下に長い連続 した溝状の連結凹所を設けるのがよい。
【0017】 前記第1又は第2の態様に係るテンプル連結装置において、ヨロイの前記内側 面に、テンプルに設けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所を設けるの がよい。
【0018】 前記第3又は第4の態様に係るテンプル連結装置において、ヨロイの前記後端 面に、テンプルに設けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所を設けるの がよい。
【0019】 前記第5又は6の態様に係るテンプル連結装置において、テンプルの前記内側 面に、ヨロイに設けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所を設けるのが よい。
【0020】 前記第7又は第8の態様に係るテンプル連結装置において、テンプルの前記前 端面に、ヨロイに設けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所を設けるの がよい。
【0021】 前記第1又は第2の態様に係るテンプル連結装置において、テンプルに設けた 前記押圧部の突出部分がヨロイの前記後端面に設けた前記連結凹所に嵌め入れら れた状態からテンプルが更に外方に開き得るように構成し、この際、該連結凹所 の外側の縁部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記係合突部を前記凹部に 入り込ませるようになすのがよい。
【0022】 停止凹所が設けられる前記第3又は第4の態様に係るテンプル連結装置におい て、テンプルに設けた前記押圧部の突出部分がヨロイの前記後端面に設けた前記 停止凹所に嵌め入れられた状態からテンプルが更に外方に開き得るように構成し 、この際、該停止凹所の外側の縁部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記 係合突部を前記凹部に入り込ませるようになすのがよい。
【0023】 前記第5又は第6の態様に係るテンプル連結装置において、ヨロイに設けた前 記押圧部の突出部分がテンプルの前記前端面に設けた前記連結凹所に嵌め入れら れた状態からテンプルが更に外方に開き得るように構成し、この際、該連結凹所 の外側の縁部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記係合突部を前記凹部に 入り込ませるようになすのがよい。
【0024】 停止凹所が設けられる前記第7又は第8の態様に係るテンプル連結装置におい て、ヨロイに設けた前記押圧部の突出部分がテンプルの前記前端面に設けた前記 停止凹所に嵌め入れられた状態からテンプルが更に外方に開き得るように構成し 、この際、該停止凹所の外側の縁部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記 係合突部を前記凹部に入り込ませるようになすのがよい。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕 図1〜2において、本考案に係る眼鏡のテンプル連結装置(以下テンプル連結 装置という)1は、眼鏡2のレンズ部3の外側部5に設けられて後方に突出する ヨロイ6の後端部分7とテンプル9の前端部分10とを、例えば円柱状のピン1 1aを以ってなる連結軸11で連結し、該テンプル9を展開可能且つ折畳み可能 としてなるものであり、ヨロイ6及びテンプル9の上下幅が比較的大きく設定さ れている。該ヨロイ6及びテンプル9は、従来と同様に、チタン等の軽量素材を 用いて構成するのがよい。
【0026】 前記ヨロイ6の後端部分7は、図2〜3に示すように上下端が欠切され、該欠 切部12,12間が連結片13とされている。そして該連結片13は、その後端 面15とこれに連なる内側面16からなる係合面17を有しており、該後端面1 5には、上下方向に連続する円弧溝状の連結凹所19が設けられると共に、該内 側面16には、上下方向に連続する円弧溝状の停止凹所20が設けられている。 該停止凹所20の溝深さは前記連結凹所19の溝深さよりも稍浅い(1mm程度 浅い)0.3mm程度に設定されている。又該連結片13には上下に連続する連 結孔21が貫設されている。
【0027】 又前記テンプル9の前端部分10は、図2、図4〜5に示すように、その上下 に、前記上下の欠切部12,12に嵌め入れられる連結片22,22が突設され ており、テンプル9の前端面(本実施の形態においては、上下の連結片22,2 2間の部分の端面)23の上下には、該テンプル9の長さ方向に比較的長い、断 面円形状の盲孔としての凹部25,25が設けられている。そして該凹部25に コイルバネからなるバネ部材26が納められると共に、該コイルバネの前端側に 、前面が平坦面28である支持片27を介して球状をなす押圧部29が配設され ている。該押圧部29は、前記バネ部材26の付勢力によって前記前端面23か ら突出せしめられ、その突出量は、前記凹部25の開放端周縁部分の例えば上下 左右の部分をかしめて形成した係合部30により規制されている。本実施の形態 においては、球状をなす該押圧部の直径が約1.5mmに設定され、前記前端面 23からの押圧部29の自由な突出状態における突出量が約0.4mmに設定さ れている(図4)。このように前端面23から突出した突出部分31は、図9に 示すように、前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記凹部25に入り込み可能 となされている。そして、前記押圧部29は球状に形成されており、且つこれが 前記支持片27の平坦面28で支持されているために、該押圧部29は回転可能 である。
【0028】 そして該テンプル9が展開した状態において、前記上下の突出部分31,31 が、その自由な状態において、図7に示すように、前記連結凹所19に完全に嵌 め入れられる。又該テンプル9が図8に示すように折り畳まれた状態において、 前記突出部分31,31が前記停止凹所20に、前記バネ部材26をより圧縮状 態にして弾力的に嵌め入れられる。
【0029】 前記ピン状の連結軸11によって前記ヨロイ6とテンプル9とを連結するに際 しては、図7に示すように、テンプル9を展開状態にして、前記連結凹所19に 前記上下の突出部分31,31を完全に嵌め入れる。この状態で、前記突出部分 31は、連結当所19の内面33に付勢力を及ぼさない。そして、上下の連結片 22,22に設けた連結孔35,35と、前記ヨロイ側の連結片13に設けた連 結孔21を連通状態にし、連通した孔37に図5〜6に示すように、前記連結軸 11を稍圧入状態に挿入すると、ヨロイ6の後端部分7とテンプル9の前端部分 10とが連結される。この連結状態で、該連結軸11の断面の中心57は、前記 バネ部材の略軸線の延長線38上に存し、前記連結凹所19と停止凹所20との 間の部分の外面28は、前記連結軸11の断面の中心57に中心を置いた略同一 半径上に存する。この状態から、テンプル9を図6に矢印で示す折畳み方向に回 動させると、前記連結凹所19から外れた前記突出部分31,31が前記連結凹 所19,19から外れると共に、前記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧 部29が、ヨロイ6の前記係合面17を弾性的に押圧する。
【0030】 テンプル9が、図9に示す折り畳み途中の段階においては、前記突出部分31 ,31が前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記凹部25に入り込み、これに より、押圧部29が所要の付勢力でヨロイの前記係合面(連結凹所19と停止凹 所20との間の部分の外面)17を弾性的に押圧する。
【0031】 図8は、テンプル9が完全に折り畳まれた状態を示すものであり、この状態で 、前記上下の突出部分31,31が、前記内側面に凹設された前記停止凹所20 に嵌まり合う。このように嵌まり合った状態で、前記突出部分31が、前記バネ 部材26の付勢力に逆らって前記凹部25に若干入り込み、従って、前記突出部 分31,31が前記停止凹所20に弾力的に嵌め入る。
【0032】 そして、該突出部分31,31が該停止凹所20に急激に嵌まり合う際の停止 衝撃によって、テンプル9が完全に折り畳まれたことを感覚的に確認できると共 に、このように嵌まり合うことによって、テンプル9が不用意に開くことが阻止 される。
【0033】 折り畳み状態にあるテンプル9を展開方向(図8に矢印で示す方向)に回動さ せると、前記突出部分31,31が前記停止凹所20,20から外れると共に、 前記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部29が、前記係合面17を弾性 的に押圧しながら回動を続け、最終的に図6に示すように、前記突出部分31, 31が前記連結凹所19に嵌まり合う。そして、該突出部分31,31が該連結 凹所19に急激に嵌まり合う際の停止衝撃によって、テンプル9が完全に展開さ れたことを感覚的に確認できると共に、このように嵌まり合うことによって、テ ンプル9の展開状態が安定的に保たれる。
【0034】 テンプル9の折り畳み方向及び展開方向への回動の際、前記のように、前記押 圧部29が前記係合面17を弾性的に押圧することから、テンプル9をガタツキ の発生なく所要のこわさで回動させることができる。
【0035】 又該展開状態にあるテンプル9は、図10に示すように更に外方に開くことが できる。このように開く際、前記連結凹所19の外側の縁部分38が、前記バネ 部材の付勢力に逆らって前記突出部分31を前記凹部25に若干入り込ませるた め、テンプル9は弾性的に外方に開くことができ、これにより、眼鏡着用時にお いてテンプル9を側頭部にフィットさせることができる。なお該テンプルの外方 への開き角度は、ヨロイ6に設けた前記連結片13の後端面15の外縁40が、 該テンプル9の前端面23の外縁側41に当接することによって規制される。
【0036】 〔第2の実施の形態〕 図11〜12は、本考案に係るテンプル連結装置1の他の態様を示すものであ り、前記とは逆に、前記係合面17の内側面16に、上下方向に連続する円弧溝 状の連結凹所19を設け、且つ前記後端面15に、上下方向に連続する円弧溝状 の停止凹所20を設けてなり、該停止凹所20の溝深さは前記連結凹所19の溝 深さよりも稍浅い(1mm程度浅い)0.3mm程度に設定されている。
【0037】 この場合においてヨロイ6とテンプル9とを連結するには、該テンプルが折り 畳まれた状態において、前記上下の突出部分31,31を、図11に示すように 、前記連結凹所19に完全に嵌め入れる。この状態で、前記突出部分31,31 は、連結凹所19の内面に付勢力を及ぼさない。そして、上下の連結片22,2 2に設けた連結孔35,35と、前記ヨロイ側の連結片13に設けた連結孔21 とを連通状態にし、連通した孔に前記連結軸11を稍圧入状態に挿入する。
【0038】 この状態から、テンプル9を図11に矢印で示す展開方向に回動させると、前 記と同様に、前記突出部分31,31が前記連結凹所19,19から外れると共 に、前記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部2が、ヨロイ6の前記係合 面17を弾性的に押圧する。そしてテンプル9が、折り畳み途中の段階において は、前記突出部分31,31が前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記凹部2 5に入り込み、これにより、球状をなす押圧部29の突出部分31が所要の付勢 力でヨロイの前記係合面17を弾性的に押圧する。
【0039】 又テンプル9が完全に展開した状態においては、図12に示すように、前記上 下の突出部分31,31が、前記後端面15に凹設された前記停止凹所20に嵌 まり合う。このように嵌まり合った状態で、前記突出部分31が、前記バネ部材 26の付勢力に逆らって前記凹部25に若干入り込み、従って、前記突出部分3 1,31が前記停止凹所20に弾力的に嵌め入る。
【0040】 そして、該突出部分31が前記停止凹所20に急激に嵌まり合う際の停止衝撃 によって、テンプル9が完全に展開したことを感覚的に確認できると共に、この ように嵌まり合うことによって、テンプル9の展開状態が安定的に保たれる。又 前記と同様、該展開状態にあるテンプル9は、図13に示すように更に外方に開 くことができる。このように開く際、該停止凹所20の外側の縁部分39が、前 記バネ部材の付勢力に逆らって前記突出部分31を前記凹部25に若干入り込ま せるため、テンプル9は弾性的に外方に開くことができ、これにより前記と同様 、眼鏡着用時においてテンプル9を側頭部にフィットさせることができる。
【0041】 展開状態にあるテンプル9を折り畳み方向(図12に矢印で示す方向)に回動 させると、前記突出部分31,31が停止凹所20,20から外れると共に、前 記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部29が、前記係合面17を弾性的 に押圧しながら回動を続け、最終的に図11に示すように、前記突出部分31, 31が前記連結凹所19,19に嵌まり合う。
【0042】 〔第3の実施の形態〕 図14〜15は、本考案に係るテンプル連結装置1のその他の態様を示すもの であり、前記第1の実施の形態における場合と相違するのは、ヨロイ6側に押圧 部29を設けると共にテンプル9側に連結凹所19と停止凹所20を設けた点で ある。
【0043】 これを具体的に説明すれば、該テンプル連結装置1は、ヨロイ6の後端部分7 とテンプル9の前端部分10とを例えばピン11aを以ってなる連結軸11で連 結し、該テンプル9を展開可能且つ折畳み可能としてなるものである。
【0044】 前記テンプルの前端部分10は、図14に示すように上下端が欠切され、該欠 切部42,42間が連結片43とされている。そして該連結片43は、その前端 面23とこれに連なる内側面45からなる係合面46を有しており、該前端面2 3には、上下方向に連続する円弧溝状の連結凹所19が設けられると共に、該内 側面45には、上下方向に連続する円弧溝状の停止凹所20が設けられている。 該停止凹所20の溝深さは前記連結凹所19の溝深さよりも稍浅い(1mm程度 浅い)0.3mm程度に設定されている。又該連結片43には上下に連続する連 結孔44が貫設されている。
【0045】 又前記ヨロイ6の後端部分7は、図16に示すようにその上下に、前記上下の 欠切部42,42に嵌め入れられる連結片47,47が突設されており、ヨロイ 6の後端面(本実施の形態においては、上下の連結片47,47間の部分の端面 )15の上下には、該ヨロイ6の長さ方向に比較的長い、断面円形状の盲孔とし ての凹部25,25が設けられている。そして該凹部25にコイルバネからなる バネ部材26が納められると共に、該コイルバネの前端側に、前面が平坦面28 である支持片27を介して球状をなす押圧部29が配設されている。該押圧部2 9は、前記バネ部材26の付勢力によって前記後端面15から突出せしめられ、 その突出量は、前記凹部の開放端周縁部分の例えば上下左右の部分をかしめて形 成した係合部30により規制されている。本実施の形態においては、球状をなす 該押圧部29の直径が約1.5mmに設定され、前記前端面23からの押圧部2 9の突出量が約0.4mmに設定されている。このように後端面15から突出し た突出部分31は、図18に示すように、前記バネ部材26の付勢力に逆らって 前記凹部25に入り込み可能となされている。そして、前記押圧部29は球状に 形成されており、且つこれが前記支持片27の平坦面28で支持されているため に、該押圧部29は回転可能である。
【0046】 そして該テンプル9が展開した状態においては、図15に示すように、前記上 下の突出部分31,31が、その自由な状態において、前記連結凹所19に完全 に嵌め入れられる。又該テンプル9が折り畳まれた状態においては、図17に示 すように、前記突出部分31が前記停止凹所20に、前記バネ部材26を稍圧縮 させて弾力的に嵌め入れられる。
【0047】 前記ピン状の連結軸11によって前記ヨロイ6とテンプル9とを連結するに際 しては、テンプル9を図15に示す展開状態にして、前記連結凹所19に前記上 下の突出部分31,31を完全に嵌め入れる。この状態で、前記突出部分31は 、連結凹所19の内面33に付勢力を及ぼさない。そして、上下の連結片47, 47に設けた連結孔49,49と、前記テンプル側の連結片43に設けた連結孔 44を連通状態にし、連通した孔に前記連結軸11を稍圧入状態に挿入すると、 ヨロイ6の後端部分7とテンプル9の前端部分10とが連結される。この状態か ら、テンプル9を図15に矢印で示す折畳み方向に回動させると、前記突出部分 31,31が前記連結凹所19から外れると共に、前記バネ部材26の付勢力に よって、前記押圧部29が、テンプル9の前記係合面46を弾性的に押圧する。
【0048】 そしてテンプル9が、図18に示す折り畳み途中の段階においては、前記突出 部分31が前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記凹部25に入り込み、これ により、押圧部29が所要の付勢力でテンプルの前記係合面46を弾性的に押圧 する。
【0049】 又テンプル9が完全に折り畳まれた状態においては、図17に示すように、前 記上下の突出部分31,31が、前記内側面45に凹設された前記停止凹所20 に嵌まり合う。このように嵌まり合った状態で、前記突出部分31が、前記バネ 部材26の付勢力に逆らって前記凹部25に若干入り込み、従って、前記突出部 分31,31が前記停止凹所20に弾力的に嵌め入る。
【0050】 そして、該突出部分31が前記停止凹所20に急激に嵌まり合う際の停止衝撃 によって、テンプル9が完全に折り畳まれたことを感覚的に確認できると共に、 このように嵌まり合うことによって、テンプル9の折り畳み状態が安定的に保た れる。又、該テンプル9の折り畳み方向及び展開方向への回動の際、前記のよう に、前記押圧部29が前記係合面46に所要の付勢力で押圧せしめられることか ら、テンプル9をガタツキなく所要のこわさで回動させることができる。
【0051】 又前記と同様、該展開状態にあるテンプル9は、図19に示すように更に外方 に開くことができる。このように開く際、該連結凹所19の外側の縁部分38が 、前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記突出部分31を前記凹部25に若干 入り込ませるため、テンプル9は弾性的に外方に開くことができ、これにより、 眼鏡着用時においてテンプル9を側頭部にフィットさせることができる。なお該 テンプルの外方への開き角度は、テンプル9に設けた前記前端面23の外縁44 が、該ヨロイ6の後端面15の外縁側48に当接することによって規制される。
【0052】 展開状態にあるテンプル9を折り畳み方向(図15に矢印で示す方向)に回動 させると、前記突出部分31,31が連結凹所19,19から外れると共に、前 記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部29が、前記係合面46を弾性的 に押圧しながら回動を続け、最終的に図17に示すように、前記突出部分31, 31が前記停止凹所20,20に嵌まり合う。
【0053】 〔第4の実施の形態〕 図20〜21は、本考案に係るテンプル連結装置1のその他の態様を示すもの であり、前記第3の実施の形態に係るものとは逆に、前記係合面46の内側面4 5に、上下方向に連続する円弧溝状の連結凹所19を設け、且つ前記前端面23 に、上下方向に連続する円弧溝状の停止凹所20を設けてなり、該停止凹所20 の溝深さは前記連結凹所19の溝深さよりも稍浅い(1mm程度浅い)0.3m m程度に設定されている。
【0054】 この場合においてヨロイ6とテンプル9とを連結するには、該テンプル9が折 り畳まれた状態において、前記上下の突出部分31,31を、前記連結凹所19 に完全に嵌め入れる。この状態で、前記突出部分31,31は、連結凹所19の 内面33に付勢力を及ぼさない。そして、上下の連結片47,47に設けた連結 孔49,49と、前記ヨロイ側の連結片43に設けた連結孔44を連通状態にし 、連通した孔に前記連結軸11を稍圧入状態に挿入する。
【0055】 この状態から、テンプル9を図20に矢印で示すように展開方向に回動させる と、前記と同様に、前記突出部分31,31が前記連結凹所19,19から外れ ると共に、前記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部29がヨロイ6の前 記係合面46を弾性的に押圧する。そしてテンプル9が、折り畳み途中の段階に おいては、前記突出部分31が前記バネ部材26の付勢力に逆らって前記凹部2 5に入り込み、これにより、押圧部29が所要の付勢力でテンプルの前記係合面 46を弾性的に押圧する。
【0056】 又テンプル9が完全に展開した状態においては、図21に示すように、前記上 下の突出部分31,31が、前記前端面23に凹設された前記停止凹所20に嵌 まり合う。このように嵌まり合った状態で、前記押圧部29が、前記バネ部材2 6の付勢力に逆らって前記凹部25に若干入り込み、従って、前記突出部分31 ,31が前記停止凹所20に弾力的に嵌め入る。
【0057】 そして、該突出部分31が前記停止凹所20に急激に嵌まり合う際の停止衝撃 によって、テンプル9が完全に展開したことを感覚的に確認できると共に、この ように嵌まり合うことによって、テンプル9の展開状態が安定的に保たれる。又 前記と同様、該展開状態にあるテンプル9は、図22に示すように更に外方に開 くことができる。このように開く際、該停止凹所20の外側の縁部分39が、前 記バネ部材の付勢力に逆らって前記押圧部29を前記凹部25に入り込ませるた め、テンプル9は弾性的に外方に開くことができ、これにより、眼鏡着用時にお いてテンプル9を側頭部にフィットさせることができる。
【0058】 展開状態にあるテンプル9を折り畳み方向(図21に矢印で示す方向)に回動 させると、前記突出部分31,31が停止凹所20,20から外れると共に、前 記バネ部材26の付勢力によって、前記押圧部29が、前記係合面46を弾性的 に押圧しながら回動を続け、最終的に図20に示すように、前記突出部分31, 31が前記連結凹所19,19に嵌まり合う。
【0059】 〔その他の実施の形態〕 本考案は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「 実用新案登録請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうま でもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0060】 (1) 図23は、本考案に係るテンプル連結装置1のその他の態様を示すものであ り、前記ヨロイ6及びテンプル9の上下幅が前記した各実施の形態におけるより も小さく形成された場合を示すものである。 その一例を第1の実施の形態に係るテンプル連結装置の変形態様として説明す れば、図24〜25において、テンプル9の前端面23の中央部に、該テンプル 9の長さ方向に比較的長い断面円形状の盲孔としての凹部25が設けられている 。そして該凹部25にコイルバネからなるバネ部材26が納められると共に、該 コイルバネの前端側に、平板状の支持片27を介して球状をなす押圧部29が配 設されている。そして該押圧部29の該前端面23からの突出量が、前記凹部の 開放端周縁部分の例えば上下左右の部分をかしめて形成した係合部30により規 制されている。 その他の構成及びテンプル連結装置の作用は、第1の実施の形態に係るテンプ ル連結装置と同様である。
【0061】 (2) 前記連結凹所19は、前記のように、上下に長い円弧溝状に形成できる他、 例えば図26に示すように、上下独立した球面状凹所として形成することもでき る。 又前記停止凹所20も、前記のように、上下に長い円弧溝状に形成できる他、 図26に示すように、上下独立した球面状凹所として形成することもできる。
【0062】 (3) 前記停止凹所20は省略されることがある。
【0063】 (4) ヨロイ6に対するテンプル9の連結は、前記ピンに代えて、図27に示すよ うにビス11bを用いて行うこともできる。
【0064】 (5) 図5に示すテンプル連結装置においては、ヨロイ側に設けた連結片13に、 上下貫通する連結孔21を設けることとしているため、バネ部材26と押圧部2 9とをテンプル9に組み込んでいるが、例えば、ヨロイ側の連結片13の上側部 分と下側部分にのみ連結軸11を嵌め入れる構成とした場合は、ヨロイ側の後端 面15に凹部を設けて該凹部にバネ部材26と押圧部29を組み込み、且つ、テ ンプルの前端面23に連結凹所19を設ける構成とすることもある。
【0065】 (6) 前記押圧部の突出部分31を嵌め入れるための連結凹所19は、前記のよう に、該突出部分31をバネ部材26を何ら圧縮させることなく嵌め入れ可能に、 比較的深く構成することの他、これよりも若干浅く形成することもある。この場 合は、ヨロイ6とテンプル9とを連結するに際して、該突出部分31を、前記バ ネ部材の付勢力に逆らって若干押し込まなくてはならないことになるが、バネ部 材のバネ剛性が比較的小さい場合は、バネ部材26を何ら圧縮させることなく突 出部分を連結凹所に嵌め入れる場合と殆ど変わらない状態で、ヨロイとテンプル とを連結できる。
【0066】 (7) 押圧部29の突出量を一定に規制する係合部30の構成は、前記したかしめ 手段によって行うのが簡易であるが、該押圧部29が例えば球状を呈する場合は 、図28〜29に示すように、その直径よりも小さい円形の規制孔53を端面部 55に有する円筒状部材56を用い、該円筒状部材56を、ヨロイの後端面15 又はテンプルの前端面23に設けた凹部25に圧入等によって嵌め入れ、該規制 孔53によって突出量を規制することもできる。なお該筒状部材56は、金属や 樹脂等を以って構成できる。 更には、所要径のリング状部材を凹部の内周面に嵌着することによって、押圧 部の突出量を一定に規制することも可能である。
【0067】 (8) 前記押圧部29は、前記のように球状に構成することの他、例えば図30に 示すように、球面状の突部を具えたきのこ状等、球状以外の形態に構成すること もできる。 又押圧部を球状に構成する場合も、テンプルの回動に伴って該押圧部が回転す ることは必ずしも必要でない。 又、該押圧部29の突出部分31の形態に合わせて連結凹所19及び停止凹所 20の形態を設定できる。
【0068】 (9) 更に押圧部29は、図31に示すように、前記凹部25に納められたリング 状のバネ部材26が兼用する如く構成されることもある。この場合は、該バネ部 材26の周面部分の一部が、ヨロイの後端面15又はテンプルの前端面23から 所要量突出する如く構成され、その突出状態が係合部30により一定に規制され る。そして、該バネ部材26の、前記ヨロイの後端面15や前記テンプルの前端 面23で突出する部分が、押圧部の突出部分31とされる。
【0069】 (10)又、前記凹部25に納められるバネ部材26は、前記したコイルバネの他、 板バネや、ピン状のバネ、弾力性に富むゴム片等を用いて構成することも可能で ある。該バネ部材26は、その他図32に示すように、前記凹部25に納められ た前後2本の磁石57,59の、対向部60,61が異極であることに伴う反発 力を利用して構成することもできる。なお、図32においては、押圧部29が前 の磁石57と別体とされているが、該押圧部29と前の磁石57とを一体化して もよい。
【0070】 (11)前記ヨロイ6とテンプル9とを連結する手段は、前記した別体の連結軸を用 いて行うことの他、ヨロイ側とテンプル側に設けた係合凹部と係合突部との凹凸 嵌合によって行う等、テンプルを展開可能且つ折り畳み可能となし得るならば、 各種手段を採用できる。
【0071】 (12) 図33、図34は、本考案に係るテンプル連結装置のその他の態様を示す ものであり、図33においては、前記連結軸11の断面の中心62が、前記バネ 部材26の軸線の延長線38から内方に稍偏倚せしめられている。又図34にお いては、前記連結軸11の断面の中心57が、前記バネ部材26の軸線の延長線 38から外方に稍偏倚せしめられている。
【0072】
【考案の効果】
本考案は以下の如き優れた効果を奏する。 (1) 本考案に係るテンプル連結装置は、テンプルの前端面に凹部を設け、該凹部 に納められたバネ部材の付勢力により該前端面で突出し得る押圧部を設けると共 に、該押圧部の前記前端面からの突出量を、該前端面側に設けた係合部により一 定に規制する一方、ヨロイの前端面又は内側面に、該テンプルが展開した状態に おいて、或いは折り畳まれた状態において前記突出部分を完全乃至略完全に嵌め 入れるための連結凹所を設ける構成を採用している。そして該突出部分が、前記 バネ部材の付勢力に逆らって前記凹部に入り込み可能に構成している。 又前記とは逆に、ヨロイの後端面に凹部を設け、該凹部に納められたバネ部材 の付勢力により該後端面で突出し得る押圧部を設けると共に、該押圧部の前記後 端面からの突出量を、該後端面側に設けた係合部により一定に規制する一方、テ ンプルの前端面又は内側面に、該テンプルが展開した状態において、或いは折り 畳まれた状態において前記突出部分を完全乃至略完全に嵌め入れるための連結凹 所を設ける構成を採用している。そして該突出部分が、前記バネ部材の付勢力に 逆らって前記凹部に入り込み可能に構成している。 従って、本考案によるときは、前記バネ部材の付勢力によって、テンプルの開 閉をガタツキの発生なく適切なこわさで行いうるのは元より、ヨロイとテンプル とを連結するに際しては、テンプルを展開状態又は折畳み状態にして、前記突出 部分を前記連結凹所に嵌め入れて行うことができるため、ヨロイとテンプルとを 連結する作業を、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の付勢力を作用させず に乃至殆ど作用させずに行うことができる。かかることから本考案によるときは 、ヨロイとテンプルとの連結作業を、従来のテンプル連結装置におけるような連 結作業の不安定化を招くことなく正確且つ能率的に行うことができる。
【0073】 (2) 前記押圧部を前記ヨロイの後端面やテンプルの前端面に、上下に複数配設す る場合、夫々の押圧部に対応させて連結凹所を独立的に設けるのではなく、該連 結凹所を上下に長い連続した溝状に構成するときは、該連結凹所を個別的に設け る場合に比して、連結凹所を設けるための加工手間を削減できる。これにより、 部品の製造能率の向上を達成でき、テンプル連結装置のコスト低減を期し得るこ ととなる。
【0074】 (3) 押圧部をテンプル側に設ける場合、ヨロイの内側面に、前記突出部分を嵌め 入れる停止凹所を設ける構成を採用したときは、該突出部分が該停止凹所に急激 に嵌まり合う際の停止衝撃によって、テンプルが完全に折り畳まれたことを感覚 的に確認できると共に、このように嵌まり合うことによって、テンプルの折り畳 み状態を安定的に保持できる。 このような作用効果は、ヨロイ側に押圧部を設ける一方、テンプルの内側面に 停止凹所を設けた場合も同様に達成される。
【0075】 (4) 又押圧部をテンプル側に設ける場合、ヨロイの後端面に、前記突出部分を嵌 め入れる停止凹所を設ける構成を採用したときは、該突出部分が該停止凹所に急 激に嵌まり合う際の停止衝撃によって、テンプルが完全に展開されたことを感覚 的に確認できると共に、このように嵌まり合うことによって、テンプルの展開状 態を安定的に保持できる。 このような作用効果は、ヨロイ側に押圧部を設ける一方、テンプルの前端面に 停止凹所を設けた場合も同様に達成される。
【0076】 (5) 展開状態にあるテンプルが、前記バネ部材の付勢力に逆らって前記突出部分 を前記凹部に入り込ませながら更に外方に開くことができるように構成した場合 は、眼鏡着用時において、テンプルを側頭部にフイットさせ得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテンプル連結装置を示す斜視図で
ある。
【図2】テンプルを折り畳んだ状態を示す部分斜視図で
ある。
【図3】ヨロイの後端部分を示す斜視図である。
【図4】テンプルの前端部分の構成を、凹部と支持片と
押圧部の構成と共に示す斜視図である。
【図5】テンプルが展開した状態におけるヨロイとテン
プルとの連結状態を示す縦断面図である。
【図6】テンプルが展開状態におけるヨロイとテンプル
との連結状態を示す横断面図である。
【図7】ヨロイとテンプルとを連結する工程を説明する
断面図である。
【図8】テンプルを折り畳んだ状態を示す断面図であ
る。
【図9】テンプルの屈曲状態を示す断面図である。
【図10】展開状態のテンプルを更に外方に弾性的に開
いた状態を示す断面図である。
【図11】本考案に係るテンプル連結装置の他の態様を
示す断面図である。
【図12】そのテンプル連結装置において、テンプルを
展開した状態を示す断面図である。
【図13】展開状態のテンプルを更に外方に弾性的に開
いた状態を示す断面図である。
【図14】ヨロイ側にバネ部材と押圧部を組み込んだテ
ンプル連結装置を示す斜視図である。
【図15】そのテンプル連結装置を、テンプルが展開し
た状態で示す断面図である。
【図16】そのテンプル連結装置における、ヨロイの後
端部分の構成を、バネ部材と支持片と押圧部と共に示す
斜視図である。
【図17】そのテンプル連結装置において、テンプルを
折り畳んだ状態を示す断面図である。
【図18】そのテンプルの屈曲状態を示す断面図であ
る。
【図19】展開状態のテンプルを更に外方に弾性的に開
いた状態を示す断面図である。
【図20】バネ部材と押圧部をヨロイ側に組み込んだテ
ンプル連結装置のその他の態様を示す断面図である。
【図21】そのテンプル連結装置におけるテンプルの展
開状態を示す断面図である。
【図22】展開状態のテンプルを更に外方に弾性的に開
いた状態を示す断面図である。
【図23】本考案に係るテンプル連結装置のその他の態
様を示す斜視図である。
【図24】その断面図である。
【図25】そのテンプルの前端部分の構成を示す斜視図
である。
【図26】連結凹所と停止凹所の他の態様を示す斜視図
である。
【図27】ヨロイとテンプルとをビスを用いて連結した
状態を示す平面図である。
【図28】押圧部の突出量を一定に規制する係合部の他
の態様を示す断面図である。
【図29】その分解斜視図である。
【図30】押圧部のその他の態様を示す側面図である。
【図31】押圧部のその他の態様を示す断面図である。
【図32】バネ部材の他の態様をその作用と共に示す断
面図である。
【図33】連結軸を内方に偏倚させた状態を示す断面図
である。
【図34】連結軸を外方に偏倚させた状態を示す断面図
である。
【図35】従来のテンプル連結装置を説明する断面図で
ある。
【図36】その問題点を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 テンプル連結装置 2 眼鏡 3 レンズ部 6 ヨロイ 9 テンプル 11 連結軸 15 後端面 16 内側面 17 係合面 19 連結凹所 20 停止凹所 23 前端面 25 凹部 26 バネ部材 27 支持片 29 押圧部 31 突出部分 38 連結凹所の外側の縁部分 39 停止凹所の外側の縁部分 46 係合面

Claims (18)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該ヨロイは、後端面とこれに連
    なる内側面からなる係合面を有しており、 前記テンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納め
    られたバネ部材の付勢力により該前端面で突出し得る押
    圧部が設けられており、該押圧部の該前端面からの突出
    量が、前端面側に設けた係合部により一定に規制され、
    又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆ら
    って前記凹部に入り込み可能となされており、一方前記
    ヨロイの前記後端面には、前記テンプルが展開した状態
    において前記突出部分を、その自由な突出状態において
    略完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連結
    凹所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル展開
    状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材
    の付勢力が殆ど作用せず、この状態でヨロイとテンプル
    とを連結可能となされており、テンプルを折り畳み方向
    に回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所
    から外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前
    記押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能と
    なされていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装
    置。
  2. 【請求項2】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該ヨロイは、後端面とこれに連
    なる内側面からなる係合面を有しており、 前記テンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納め
    られたバネ部材の付勢力により該前端面で突出し得る球
    状の押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面から
    の突出量が、前端面側に設けた係合部により一定に規制
    され、又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力
    に逆らって前記凹部に入り込み可能となされており、一
    方前記ヨロイの後端面には、前記テンプルが展開した状
    態において前記突出部分を、その自由な突出状態におい
    て完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連結
    凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル展開状
    態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の
    付勢力が作用せず、この状態でヨロイとテンプルとを連
    結可能となされており、テンプルを折畳み方向に回動さ
    せることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外れ
    ると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記押圧部
    が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能となされて
    いることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  3. 【請求項3】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該ヨロイは、後端面とこれに連
    なる内側面からなる係合面を有しており、 前記テンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納め
    られたバネ部材の付勢力により該前端面で突出し得る押
    圧部が設けられており、該押圧部の該前端面からの突出
    量が、前端面側に設けた係合部により一定に規制され、
    又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆ら
    って前記凹部に入り込み可能となされており、一方前記
    ヨロイの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態に
    おいて前記突出部分を、その自由な突出状態において略
    完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連結凹
    所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル折り畳
    み状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部
    材の付勢力が殆ど作用せず、この状態でヨロイとテンプ
    ルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に
    回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所か
    ら外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記
    押圧部が、ヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能とな
    されていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  4. 【請求項4】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該ヨロイは、後端面とこれに連
    なる内側面からなる係合面を有しており、 前記テンプルの前端面に凹部が設けられ、該凹部に納め
    られたバネ部材の付勢力により該前端面で突出し得る球
    状の押圧部が設けられており、該押圧部の該前端面から
    の突出量が、前端面側に設けた係合部により一定に規制
    され、又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力
    に逆らって前記凹部に入り込み可能となされており、一
    方前記ヨロイの前記内側面には、該テンプルが折り畳み
    状態において前記突出部分を、その自由な突出状態にお
    いて完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連
    結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル折り
    畳み状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ
    部材の付勢力が作用せず、この状態でヨロイとテンプル
    とを連結可能となされており、テンプルを展開方向に回
    動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から
    外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記押
    圧部がヨロイの前記係合面を弾性的に押圧可能となされ
    ていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  5. 【請求項5】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該テンプルは、前端面とこれに
    連なる内側面からなる係合面を有しており、 前記ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納めら
    れたバネ部材の付勢力により該後端面で突出し得る押圧
    部が設けられており、該押圧部の該後端面からの突出量
    が、後端面側に設けた係合部により一定に規制され、又
    該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らっ
    て前記凹部に入り込み可能となされており、一方前記テ
    ンプルの前記前端面には、該テンプルが展開した状態に
    おいて前記突出部分を、その自由な突出状態において略
    完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連結凹
    所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル展開状
    態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材の
    付勢力が殆ど作用せず、この状態でヨロイとテンプルと
    を連結可能となされており、テンプルを折畳み方向に回
    動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から
    外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記押
    圧部がテンプルの前記係合面を弾性的に押圧可能となさ
    れていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  6. 【請求項6】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイの後端部分にテンプルの前端部分を連結し、該テン
    プルを前記レンズ部に対して展開可能且つ折り畳み可能
    としてなる眼鏡のテンプル連結装置であって、該テンプ
    ルは、前端面とこれに連なる内側面からなる係合面を有
    しており、 前記ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納めら
    れたバネ部材の付勢力により該後端面で突出し得る球状
    の押圧部が設けられており、該押圧部の該後端面からの
    突出量が、後端面側に設けた係合部により一定に規制さ
    れ、又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に
    逆らって前記凹部に入り込み可能となされており、一方
    前記テンプルの前記前端面には、該テンプルが展開した
    状態において前記突出部分を、その自由な突出状態にお
    いて完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連
    結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル展開
    状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部材
    の付勢力が作用せず、この状態でヨロイとテンプルとを
    連結可能となされており、テンプルを折畳み方向に回動
    させることにより、前記突出部分が前記連結凹所から外
    れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記押圧
    部がテンプルの前記係合面を弾性的に押圧可能となされ
    ていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  7. 【請求項7】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該テンプルは、前端面とこれに
    連なる内側面からなる係合面を有しており、 前記ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納めら
    れたバネ部材の付勢力により該後端面で突出し得る押圧
    部が設けられており、該押圧部の該後端面からの突出量
    が、後端面側に設けた係合部により一定に規制され、又
    該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に逆らっ
    て前記凹部に入り込み可能となされており、一方前記テ
    ンプルの前記内側面には、該テンプルが折り畳み状態に
    おいて前記突出部分を、その自由な突出状態において略
    完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該連結凹
    所に前記突出部分を略完全に嵌め入れたテンプル折り畳
    み状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バネ部
    材の付勢力が殆ど作用せず、この状態でヨロイとテンプ
    ルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に
    回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所か
    ら外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記
    押圧部がテンプルの前記係合面を弾性的に押圧可能とな
    されていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  8. 【請求項8】 眼鏡のレンズ部の外側部に設けられるヨ
    ロイにテンプルを連結し、該テンプルを前記レンズ部に
    対して展開可能且つ折り畳み可能としてなる眼鏡のテン
    プル連結装置であって、該テンプルは、前端面とこれに
    連なる内側面からなる係合面を有しており、 前記ヨロイの後端面に凹部が設けられ、該凹部に納めら
    れたバネ部材の付勢力により該後端面で突出し得る球状
    の押圧部が設けられており、該押圧部の該後端面からの
    突出量が、後端面側に設けた係合部により一定に規制さ
    れ、又該押圧部の突出部分が、前記バネ部材の付勢力に
    逆らって前記凹部に入り込み可能となされており、一方
    前記テンプルの前記内側面には、該テンプルが折り畳み
    状態において、前記突出部分を、その自由な突出状態に
    おいて完全に嵌め入れるための連結凹所が設けられ、該
    連結凹所に前記突出部分を完全に嵌め入れたテンプル折
    り畳み状態において、ヨロイとテンプル相互間に前記バ
    ネ部材の付勢力が作用せず、この状態でヨロイとテンプ
    ルとを連結可能となされており、テンプルを展開方向に
    回動させることにより、前記突出部分が前記連結凹所か
    ら外れると共に、前記バネ部材の付勢力によって、前記
    押圧部がテンプルの前記係合面を弾性的に押圧可能とな
    されていることを特徴とする眼鏡のテンプル連結装置。
  9. 【請求項9】 前記押圧部が、前記テンプルの前記前端
    面の上下に所要間隔を置いて複数設けられており、前記
    ヨロイの前記後端面に、複数の押圧部の突出部分を嵌め
    入れるための上下に長い連続した溝状の連結凹所が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の眼鏡のテンプル連結装置。
  10. 【請求項10】 前記押圧部が、前記ヨロイの前記後端
    面の上下に所要間隔を置いて複数設けられており、前記
    テンプルの前記前端面に、複数の押圧部の突出部分を嵌
    め入れるための上下に長い連続した溝状の連結凹所が設
    けられていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか
    に記載の眼鏡のテンプル連結装置。
  11. 【請求項11】 ヨロイの前記内側面に、テンプルに設
    けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡
    のテンプル連結装置。
  12. 【請求項12】 ヨロイの前記後端面に、テンプルに設
    けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所が設け
    られていることを特徴とする請求項3又は4記載の眼鏡
    のテンプル連結装置。
  13. 【請求項13】 テンプルの前記内側面に、ヨロイに設
    けた前記押圧部の突出部分が嵌まり合う停止凹所が設け
    られていることを特徴とする請求項5又は6記載の眼鏡
    のテンプル連結装置。
  14. 【請求項14】 テンプルの前記前端面に、ヨロイに設
    けた押圧部の前記突出部分が嵌まり合う停止凹所が設け
    られていることを特徴とする請求項7又は8記載の眼鏡
    のテンプル連結装置。
  15. 【請求項15】 テンプルに設けた前記押圧部の突出部
    分がヨロイの前記後端面に設けた前記連結凹所に嵌め入
    れられた状態からテンプルが更に外方に開くことがで
    き、この際、該連結凹所の外側の縁部分が、前記バネ部
    材の付勢力に逆らって前記突出部分を前記凹部に入り込
    ませるように構成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の眼鏡のテンプル連結装置。
  16. 【請求項16】 テンプルに設けた前記押圧部の突出部
    分がヨロイの前記後端面に設けた前記停止凹所に嵌め入
    れられた状態からテンプルが更に外方に開くことがで
    き、この際、該停止凹所の外側の縁部分が、前記バネ部
    材の付勢力に逆らって前記突出部分を前記凹部に入り込
    ませるように構成されていることを特徴とする請求項1
    2記載の眼鏡のテンプル連結装置。
  17. 【請求項17】 ヨロイに設けた前記押圧部の突出部分
    がテンプルの前記前端面に設けた前記連結凹所に嵌め入
    れられた状態からテンプルが更に外方に開くことがで
    き、この際、該連結凹所の外側の縁部分が、前記バネ部
    材の付勢力に逆らって前記突出部分を前記凹部に入り込
    ませるように構成されていることを特徴とする請求項5
    又は6記載の眼鏡のテンプル連結装置。
  18. 【請求項18】 ヨロイに設けた前記押圧部の突出部分
    がテンプルの前記前端面に設けた前記停止凹所に嵌め入
    れられた状態からテンプルが更に外方に開くことがで
    き、この際、該停止凹所の外側の縁部分が、前記バネ部
    材の付勢力に逆らって前記突出部分を前記凹部に入り込
    ませるように構成されていることを特徴とする請求項1
    4記載の眼鏡のテンプル連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114072718A (zh) * 2019-07-18 2022-02-18 陆逊梯卡有限公司 具有简化的铰接结构的眼镜
CN114236875A (zh) * 2021-11-29 2022-03-25 歌尔光学科技有限公司 铰链模组和眼镜
US20230120469A1 (en) * 2019-12-13 2023-04-20 K-Tronics (Suzhou) Technology Co., Ltd. Augmented reality glasses

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