JP5709116B1 - 蝶番構造 - Google Patents

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【課題】本発明は、安定した開閉動作を行うことができるとともにコンパクトで軽量化することができる蝶番構造を提供することを目的とする。【解決手段】蝶番構造1は、コマ部2a及び2b並びにコマ部3を回動可能に連結する連結軸12を備え、コマ部2a及び2bの間に設けられて複数の凹部が形成された嵌合部5と、コマ部3の嵌合部5に対向する位置に転動可能に取り付けられて凹部に入り込むように形成された回転部材4と、コマ部3に形成されて連結軸12が挿入される調整孔6とを備え、コマ部3のコマ部2a及び2bに対する回動動作に伴って凹部に入り込んだ回転部材4が凹部から外れる際に調整孔6が連結軸12に密着して可逆的に変形するように設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡フレームの蝶番構造に関する。
眼鏡フレームは、レンズの全体又は一部を保持するレンズ枠体やツーポイントタイプのように枠無で保持する連結体のようなレンズ保持部材に蝶番を介してテンプルを回動可能に取り付けてテンプルが折り畳めるように構成されている。
眼鏡フレームの蝶番構造としては、レンズ保持部材及びテンプルにそれぞれ設けられたコマを回動軸となるネジにより連結してテンプルを回動可能に取り付けるようになっている。こうした蝶番構造では、ネジの締め具合によりテンプルの回動動作を調整するようになっており、例えば、ネジを強く締め付けるとコマの間の摩擦力が高まってテンプルの回動が重くなり、ネジを緩めるとテンプルの回動が軽くなる。
しかしながら、テンプルを回動する際にコマ同士が圧接して摺動するようになるため、テンプルの回動が重くなるとスムーズな開閉動作を実現することが難しく、テンプルの回動が軽くなるとテンプルが不用意に動きやすくなり、テンプルを開いて装着した際やテンプルを閉じて眼鏡を保管する際等にテンプルを安定した状態に設定することが難しくなる。そのため、テンプルの最適な開閉動作を実現するためのネジの締め具合による調整が難しく、また、テンプルを回動させる開閉動作を繰り返していくと、テンプルの回動に対する摩擦抵抗が次第に小さくなり、ネジの締め具合の再調整が必要になる。
こうした蝶番の課題に対しては、例えば、特許文献1では、2つの枠部分の一方に弾性付勢手段を設けるとともに他方の枠部分にカム部材を設け、回転部材を弾性付勢手段によりカム部材に押し付けるように設定し、一方の枠部分の開閉動作の際に所定の開閉位置に安定して設定することができる眼鏡枠が記載されている。また、特許文献2では、つるの蝶番側にローラ及びスプリングを設けるとともにヨロイ側蝶番片に凹部を形成し、つるを開閉した場合にローラが凹部に入り込んでスプリングにより押し付けられることで、つるが開閉位置に安定した状態で保持されるめがねフレームが記載されている。
特公昭61−53702号公報 実開平4−9916号公報
上述した特許文献1及び2では、弾性付勢手段やスプリングといった部品を蝶番に組み込んでいるため、蝶番構造のサイズが従来より大きくなり、眼鏡フレームの軽量化やコンパクト化が難しくなる。そして、眼鏡フレームのデザインを検討する上で、蝶番構造のサイズを考慮しなければならなくなり、デザインの自由度に制約を受けることになる。
そこで、本発明は、安定した開閉動作を行うことができるとともにコンパクト化及び軽量化を図ることができる蝶番構造を提供することを目的とする。
本発明に係る蝶番構造は、一方の部材に設けられた一対の第一コマ部と、他方の部材に設けられて前記第一コマ部に挿入する第二コマ部と、前記第一コマ部及び前記第二コマ部を回動可能に連結する連結軸とを備えている蝶番構造において、一対の前記第一コマ部の間に設けられるとともに複数の凹部が形成された嵌合部と、前記第二コマ部の前記嵌合部に対向する位置に転動可能に取り付けられるとともに前記凹部に入り込むように形成された回転部材と、前記第二コマ部に形成されるとともに前記連結軸が挿入される調整孔とを備え、前記調整孔は、前記回転部材が前記凹部に入り込んだ状態では、前記回転部材の方向に前記連結軸の外周面との間に隙間が形成されており、前記第二コマ部の前記第一コマ部に対する回動動作に伴って前記凹部に入り込んだ前記回転部材が前記凹部から外れる際に前記調整孔が前記隙間で前記連結軸に密着して可逆的に変形するように設定されている。
本発明は、上記のような構成を有することで、安定した開閉動作を行うことができるとともにコンパクト化及び軽量化することが可能な蝶番構造を得ることができる。
本発明に係る蝶番構造に関する平面図である。 本発明に係る蝶番構造の分解図である。 図1におけるA−A断面図である。 テンプルのヨロイに対する回動動作に関する説明図である。 連結ピンに関する正面図及び底面図である。 連結ピンを組み合せる過程を示す説明図である。 連結ピンを組み合せた状態における挿着面及び係止部の当接状態を示す一部拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る蝶番構造1に関する平面図であり、図2は、本発明に係る蝶番構造1の分解図である。また、図3は、図1におけるA−A断面図である。蝶番構造1は、眼鏡フレームのヨロイ20及びテンプル30を回動可能に連結するもので、ヨロイ20側に設けられた第一コマ部である一対のコマ部2a及び2b並びにテンプル30側に設けられた第二コマ部であるコマ部3を備えている。コマ部2a及び2bには、それぞれ軸孔7a及び7bが形成されており、コマ部3には、調整孔6が形成されている。コマ部2a及び2bの間にコマ部3が重ね合うように挿入され、軸孔7a及び7bと調整孔6とを位置合せして形成された貫通孔に連結軸12が挿着されている。連結軸12は、第一連結ピンである連結ピン10を軸孔7aから挿入するとともに第二連結ピンである連結ピン11を軸孔7bから挿入して互いに組み合せて構成されている。そして、テンプル30は、ヨロイ20に対して連結軸12を中心に回動可能に連結されている。なお、図1に示す例では、一対のコマ部2a及び2b並びにコマ部3を組み合せているが、ヨロイ20側及びテンプル30側のコマ部を増加させて組み合わせるようにしてもよく、コマ部の数は特に限定されない。また、テンプル30側に一対のコマ部を設け、ヨロイ20側に1つのコマ部を設けてもよく、連結する部材にそれぞれ設けるコマ部の数についても適宜設定することができる。
コマ部2a及び2bの間の内周面に形成された嵌合部5には、テンプル30の回動方向に沿って配列された複数の凹部が形成されている。コマ部3の嵌合部5に対向する外側面には、平面視円弧状に切り欠いて受け部3aが形成されており、受け部3aには、球状の回転部材4が転動可能に嵌め込まれている。回転部材4は、受け部3aから外方に部分的に突出しており、嵌合部5に形成された凹部は、回転部材4の突出部分に沿うように形成されている。そして、回転部材4の突出部分が嵌合部5の凹部に入り込むことで、テンプル30を回動しないように保持することができる。回転部材4は、嵌合部5に沿って転動可能な形状であれば球状以外の形状に形成してもよく、例えば、円柱状や樽状に形成することもできる。そして、嵌合部5の凹部は、回転部材4がスムーズに入り込めるようにその形状に合わせて形成すればよい。
図4は、テンプル30のヨロイ20に対する回動動作に関する説明図である。図4(a)〜(c)は、テンプル30がヨロイ20に対して反時計回りに回動する過程を示している。図4では、回転部材4及び嵌合部5の係合状態について理解を容易にするために、ヨロイ20側のコマ部2aを省略しており、連結軸12についても連結ピン10の本体部の外周を円形の断面で簡略化して描いている。
図4(a)では、テンプル30がヨロイ20に対して開いた状態に設定されており、ヨロイ20側のコマ部2a及び2bの間の内周面の当接部8にテンプル30側のコマ部3の外側面9が当接している。そのため、テンプル30は、これ以上時計回りに開かないようになっている。また、回転部材4は、嵌合部5に形成された複数の凹部のうち端部側の凹部に入り込んで保持されている。
調整孔6は、連結軸12の円形断面に対して回転部材4が配置された方向に隙間が生じる形状に形成されている。調整孔6の回転部材4とは反対側の部分6bは、連結軸12の円形断面に沿うように形成されて連結軸12の外周面に当接した状態に設定されているが、回転部材4側の部分6aは、連結軸12の幅よりもわずかに狭い間隔に設定されている。そのため、調整孔6に挿入された連結軸12は、回転部材4とは反対側の部分6bに密着するように保持され、回転部材4が配置された方向に隙間が形成されているものの、連結軸12に対して回転部材4の方向にテンプル30が移動してがたつくことのないように設定される。調整孔6と連結軸12との間の回転部材4が配置された方向の隙間の間隔は、嵌合部5に形成された凹部の間の凸部の高さとほぼ同じになるように設定されている。
図4(b)は、図4(a)の状態からテンプル30をヨロイ20に対して反時計回りに回動させた状態を示している。テンプル30の回動に伴い、回転部材4は嵌合部5に沿って転動しながら移動し、凹部から外れて凸部に乗り上げるようになる。そのため、回転部材4は連結軸12の方向に移動するように押圧され、コマ部3全体が受け部3aから連結軸12に向かって移動するように作用する。調整孔6と連結軸12との間には凸部の高さとほぼ同じ間隔の隙間が形成されているため、調整孔6の受け部3a側の部分6aが拡がって連結軸12に密着するように変形し、受け部3aと反対側の部分6bと連結軸12との間に隙間が生じるようになる。こうした調整孔6の変形は、コマ部3を公知のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド等)で形成することで、弾性変形のような可逆的な変形とすることができる。調整孔6の受け部3a側の部分6aに連結軸12が密着した状態となっているので、テンプル30はがたつくことなく保持される。
図4(c)は、図4(b)の状態からさらにテンプル30を反時計回りに回動させた状態を示している。テンプル30の回動に伴い、嵌合部5の凸部に乗り上げた回転部材4は転動しながら次の凹部に入り込むように移動する。そのため、調整孔6の変形により連結軸12に押し付けられていたコマ部3は、嵌合部5に向かって移動するように作用し、調整孔6は元の形状に回復して連結軸12は調整孔6の受け部3aとは反対側の部分6bに密着するようになる。
以上説明したように、テンプル30の回動に伴い、コマ部3側の回転部材4がコマ部2a及び2bの間に形成された嵌合部5に沿って転動しながら凹部への入り込み及び凸部への乗り上げを繰り返し、それに伴って調整孔6が可逆的に変形して受け部3a側の部分6a又は反対側の部分6bが連結軸12に密着するようになる。そのため、回転部材4の転動により回動時の摩擦力が低減されてテンプル30の回動動作をスムーズに行うことができる。また、回転部材4が凹部に入り込んだ状態でテンプル30の回動位置を維持することもでき、テンプル30が不用意に回動することがなく安定した回動動作を行うことが可能となる。
そして、コマ部3に回転部材4を転動可能に取り付けてコマ部2a及び2bの間に嵌合部5を形成し、連結軸12を挿着する調整孔6の形状を可逆的な変形が可能となるように形成するため、従来の蝶番構造を大きく変更することなく内部構造に組み込むことができ、蝶番構造のコンパクト化及び軽量化を図ることが可能となる。そのため、眼鏡フレームのデザインに合わせて蝶番構造の外形を設計する自由度が大きくなる。また、調整孔6の形状、回転部材4のサイズ、嵌合部5の凹部及び凸部の形状は、蝶番構造に用いる樹脂材料に応じて適宜設定することができ、スムーズで安定した回動動作が行えるように適宜調整することが可能となる。
上述した蝶番構造を組み立てる場合には、コマ部3の受け部3aに回転部材4を装着した後コマ部2a及び2bの間にコマ部3を挿入して、調整孔6と軸孔7a及び7bとを位置合わせする。そして、連結ピン10及び11をそれぞれ軸孔7a及び7bから挿入して両者を組み合せて連結軸12とすることで、蝶番構造を容易に組み立てることができる。
図5は、連結ピン10及び11に関する正面図及び底面図である。図5(a)は、連結ピン10に関する正面図及び底面図である。連結ピン10は、円筒状の筒状本体部10a及び筒状本体部10aの一方の端部に円板状の頭部10bが形成されている。筒状本体部10aの外径は、軸孔7a及び7bとほぼ同じかわずかに小さく設定されており、頭部10bは、筒状本体部10aよりも大径に形成されており、コマ部2aに形成されて段差部に嵌合するように設定されている。頭部10bの筒状本体部10a側の面には、係合突起10cが設けられており、連結ピン10がコマ部2aに挿入された際にコマ部2aの段差部に形成された係合穴に係合突起10cが嵌め込まれて取り付けられ、連結ピン10が挿入後にコマ部2aに対して回転しないように設定される。
筒状本体部10aの内周面10dは、連結ピン11の柱状本体部11aが挿入されるように柱状本体部11aの外径とほぼ同じかわずかに大きい内径に設定されている。そして、内周面10dの中間部分には、内径が膨らむように拡張した曲面状の挿着面10eが形成されている。挿着面10eは、最大内径の位置から開口に向かってテーパ状に縮径する傾斜面に形成されている。
図5(b)は、連結ピン11に関する正面図及び底面図である。連結ピン11は、円柱状の柱状本体部11a及び柱状本体部11aの一方の端部に円板状の頭部11bが形成されている。柱状本体部11aの外径は、連結ピン10の筒状本体部10aの内周面10dの内径とほぼ同じかわずかに小さくなるように設定されている。頭部11bの柱状本体部11a側の面には、係合突起11cが設けられており、連結ピン11がコマ部2bに挿入された際にコマ部2bの段差部に形成された係合穴に係合突起11cが嵌め込まれて取り付けられ、連結ピン11が挿入後にコマ部2bに対して回転しないように設定される。
柱状本体部11aの外周の中間部分には、外径が曲面状に膨出された係止部11dが形成されており、係止部11dは、最大外径を通る面に対して面対称となるように形成されている。そして、係止部11dの外周面の形状は、連結ピン10の筒状本体部10aの挿着面10eの形状と異なっている。すなわち、連結ピン11の柱状本体部11aを連結ピン10の筒状本体部10a内に挿入して連結軸12として組み合わせた状態において、係止部11dの筒状本体部10aの開口に向かってテーパ状に縮径するように傾斜した外周面が、挿着面10eの開口に向かってテーパ状に縮径する傾斜面に対して少なくとも一部が圧接するように設定されている。また、係止部11dの圧接部分以外の外周面は、挿着面10eと接触せずに隙間のある状態となるように設定されている。係止部11d側の外周面と挿着面10e側の傾斜面が当接する位置では、外周面の外径が傾斜面の内径よりもわずかに大径となるように形成することで、外周面が傾斜面に対して圧接した状態に設定することができる。
図6は、連結ピン10に連結ピン11を挿入して組み合せる過程を示す説明図である。まず、軸孔7a、調整孔6及び軸孔7bを位置合せして形成した貫通孔に連結ピン10を挿入し、反対側から連結ピン11を連結ピン10に挿入する(図6(a))。連結ピン11の柱状本体部11aの先端部分の外径は、連結ピン10の筒状本体部10aの内周面10dにおける開口部分の内径とほぼ同じであるので、先端部分を内周面10dに挿入していき、係止部11dが開口部分に突き当たる位置まで挿着される(図6(b))。
さらに、柱状本体部11aを押し込んでいき、係止部11dが筒状本体部10aの開口部分を押し広げるように変形させて挿入されていく。こうした筒状本体部10aの変形は、連結ピン10及び11を公知のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリアミド、ポリフェニレンオキシド等)で形成することで、弾性変形のような可逆的な変形とすることができる。そして、押し込まれた係止部11dが筒状本体部10aの内周面10dを摺動して挿着面10eに対向する位置に進み、係止部11dの先端が挿着面10eの頭部10b側の端部(開口と反対側の端部)に到達した位置で組み合せが完了する(図6(c))。
図7は、連結ピン10及び11を組み合せた状態における挿着面10e及び係止部11dの圧接状態を示す一部拡大断面図である。係止部11dの先端が挿着面10eの開口と反対側の端部に突き当たっており、係止部11dの筒状本体部10aの開口に向かってテーパ状に縮径するように傾斜した外周面Sが、挿着面10eの開口に向かってテーパ状に縮径する傾斜面Tに対して部分的に圧接した状態となっている。そして、圧接した部分以外の部分では挿着面10e及び係止部11dは接触せずに隙間のある状態となっている。
外周面Sが傾斜面Tと当接した位置では、外周面Sの方が傾斜面Tよりもわずかに大径となるように形成されているため、当接位置で傾斜面Tが押し広げられるように変形し、傾斜面Tの変形に伴って傾斜面Tを縮径する方向の復原力が外周面Sに作用するようになる。こうした復元力が傾斜する外周面Sに作用して外周面Sに対して挿入方向に引き込む力が働くようになり、柱状本体部11aを筒状本体部10a内に引き込んだ状態が維持されるようになる。そのため、連結ピン11をがたつくことなく連結ピン10にしっかりと組み付けることができる。そして、柱状本体部11aには、筒状本体部10a内に引き込む方向の力が常時働くようになるので、長期間にわたって連結軸が緩むことなくコマ部を連結することができ、安定した開閉動作を維持することが可能となる。
係止部11dの先端が挿入方向の挿着面10eの端部に突き当たると、本体部11aはそれ以上本体部10a内に押し込むことができなくなるので、係止部11d及び挿着面10eの設定位置を調整することで、組み付け後の連結軸12の長さを正確に調整することができ、コマ部2a及び2b並びにコマ部3に連結軸12を組み付けた後に、連結軸12ががたつくことなくかつ締め付けすぎることもなく、安定した状態でしっかりと連結させることが可能となる。
1・・・蝶番構造、2a、2b・・・コマ部、3・・・コマ部、4・・・回転部材、5・・・嵌合部、6・・・調整孔、7a、7b・・・軸孔、8・・・当接部、9・・・外側面、10・・・連結ピン、10a・・・筒状本体部、10d・・・内周面、10e・・・挿着面、11・・・連結ピン、11a・・・柱状本体部、11d・・・係止部、12・・・連結軸、20・・・ヨロイ、30・・・テンプル、S・・・外周面、T・・・傾斜面

Claims (2)

  1. 一方の部材に設けられた一対の第一コマ部と、他方の部材に設けられて前記第一コマ部に挿入する第二コマ部と、前記第一コマ部及び前記第二コマ部を回動可能に連結する連結軸とを備えている蝶番構造において、一対の前記第一コマ部の間に設けられるとともに複数の凹部が形成された嵌合部と、前記第二コマ部の前記嵌合部に対向する位置に転動可能に取り付けられるとともに前記凹部に入り込むように形成された回転部材と、前記第二コマ部に形成されるとともに前記連結軸が挿入される調整孔とを備え、前記調整孔は、前記回転部材が前記凹部に入り込んだ状態では、前記回転部材の方向に前記連結軸の外周面との間に隙間が形成されており、前記第二コマ部の前記第一コマ部に対する回動動作に伴って前記凹部に入り込んだ前記回転部材が前記凹部から外れる際に前記調整孔が前記隙間で前記連結軸に密着して可逆的に変形するように設定されている蝶番構造。
  2. 請求項1に記載の蝶番構造を備えている眼鏡フレーム。
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