JP7174685B2 - テンプル及び眼鏡フレーム - Google Patents

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本発明は、弾性変形しやすいテンプル及びそのテンプルを取り付けた眼鏡フレームに関する。
一般に、使用者の頭部の側部に当接するテンプルは、所定の拡開状態から内方に回動可能に取り付けられていて、折り畳み可能となっている。眼鏡フレームは、主にテンプルの反り状態を調整することで使用者に最適な状態を確保しようとしている。
特開2008-58783号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の眼鏡フレームでは、主にテンプルを調整するので、テンプルの鎧部側を変位しない状態でテンプルを湾曲させることになり、使用者の頭部にはテンプルの内面の一部のみが当接することになる。このテンプルの頭部への当接力は、強すぎると頭部に苦痛が生じるおそれがあり、弱すぎると頭部から眼鏡フレームがズレ易くなるという問題点も有していた。
そこで本発明は、テンプルを調整することなく、テンプルが適当にたわみやすくしたテンプルを提供するとともに、かかるテンプルを備えた眼鏡フレームを提供する。
本実施形態は、フロントフレームの両端部にそれぞれ設けられた鎧部に取り付けられ、鎧部に形成された第1軸を中心として開状態と閉状態とに回転可能なテンプルである。テンプルは、テンプルに形成され第1軸に対応する第2軸と、テンプルが開状態で鎧部の内部でテンプルの開方向を規制する規制面と、を備える。
テンプルの規制面は、平面又は開方向に凹んだ曲面を含んでもよい。
またテンプルは、テンプルが開状態でロックされるように、第2軸に向かって凹んだロック機構を含んでもよい。
本実施形態は、テンプルに差し込まれ、テンプルの少なくとも一部を覆うテンプルカバーを含んでもよい。
テンプルに差し込まれたテンプルカバーは、鎧部からテンプルが伸びる方向の第1長さにおいて、テンプルとテンプルカバーとの間に開方向に第2長さの空隙を有し、該空隙を介して開方向に壁面を有しており、該空隙内でテンプルが開方向に壁面まで曲がってもよい。
テンプルは、テンプルカバーと接してテンプルが空隙で曲がる支点をテンプルの開方向に有することが好ましい。
テンプルカバーは、テンプルの長さに対して、鎧部に近い第1カバーと、使用者の頭部に当接する第2カバーと、テンプルの先端に差し込まれる第3カバーとを有し、第1カバー、第2カバー及び第3カバーは、テンプルに差し込まれる筒状部を含み、第3カバー及びテンプルの先端は、それぞれ係合部及び被係合部を有してもよい。
本実施形態の眼鏡フレームは、レンズを保持するフロントフレームと、フロントフレームの両端部にそれぞれ設けられた鎧部と、上述したテンプルと、を備えることが好ましい。
また別の眼鏡フレームは、レンズを保持するフロントフレームと、フロントフレームの両端部にそれぞれ設けられた鎧部と、テンプルとを備え、鎧部は、凹んだロック機構に嵌め込まれて、第2軸に向かって凸むロック機構を有してもよい。
(a)は本実施形態による眼鏡フレーム10の概略平面図である。 (b)は(a)で示した眼鏡フレーム10の概略正面図である。 (a)は本実施形態によるテンプル50の平面図である。 (b)は(a)で示したテンプル50の側面図である。 (a)は、(a)は本実施形態によるテンプルカバー70の平面図である。 (b)は(a)で示したテンプルカバー70の側面図である。 (a)は第1カバー72の左側面図である。 (b)は第1カバー72の平面図である。 (c)は第1カバー72の右側面図である。 (a1)はテンプル側から鎧部15を見た拡大背面図である。 (b1)及び(b2)は鎧部15の拡大平面図である。 (c1)及び(c2)は、テンプル50の鎧部側の拡大平面図である。 (a)は、テンプル50が開状態を示した透視図である。 (b)は、テンプル50が開状態でさらに矢印方向に力Fが加わった状況を示した透視図である。
以下、本実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、説明に用いる各図はこれら発明を理解できる程度に概略的に示してあり、大きさ、角度又は厚み等は誇張して描いていることもある。また説明に用いる各図において、同様な構成成分については同一の番号を付して示し、その説明を省略する場合もある。また、以下の実施形態中で述べる形状、寸法、材質等はこの発明の範囲内の好適例に過ぎない。
また本願明細書及び図面において、図1(a)及び(b)に示されるように、2つのレンズが並ぶ方向をD1方向、レンズの面内でD1方向と直交する方向をD2方向、開状態のテンプルが伸びる方向をD3方向としている。
<眼鏡フレーム10の全体構成>
以下、図面に示すこの発明の実施形態について説明する。図1(a)は本実施形態による眼鏡フレーム10の概略平面図であり、 図1(b)は(a)で示した眼鏡フレーム10の概略正面図である。図1(a)では、眼鏡フレーム10の右側のテンプル50はテンプルカバー70が無い状態が示されており、眼鏡フレーム10の左側のテンプル50はテンプルカバー70が差し込まれた状態が示されている。
図1に描かれた眼鏡フレーム10はハーフリムタイプであり、フロントフレームFFが一対のリム13及び一対のリム13を連結するブリッジ14で構成されている。一対のリム13は、左右一対のレンズLEを取り付けており、このリム13の両側に鎧部15が配置されている。この鎧部15に、使用者の頭部の耳部の上部に当接するテンプル50が連結される。リム13又はブリッジ14に使用者の鼻の両側に当接するノーズパッド17が配置される。
図1(a)で描かれるテンプル50は開状態であり、テンプル50がブリッジ14側に約90度回転した状態が閉状態(不図示)である。テンプル50は鎧部15に形成された第1軸151を中心として回転可能である。本実施形態では、鎧部15内にD2方向に凹み形状に形成された2つの軸受で第1軸151が形成されているが、凸形状に形成された2つの突起で第1軸151が形成されてもよい。また図示しないが、鎧部15とテンプル50とが第1軸151となる丁番ネジで回転しても良い。
図1(a)の左側のテンプル50には、テンプル50にテンプルカバー70が差し込まれる。使用者はテンプル50にテンプルカバー70を差し込んで眼鏡フレーム10として使用してもよいし、テンプルカバー70が無い状態で眼鏡フレーム10を使用してもよい。本実施形態では、テンプルカバー70はテンプル50の長さに対して、鎧部15に近い第1カバー72とこの第1カバー72に隣接して使用者の頭部に当接する第2カバー74と、第2カバー74に隣接してテンプル50の先端59に差し込まれる第3カバー76とを有する。第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76は、同じ材質であってもよく、それぞれが異なる材質であってもよい。特に第2カバー74は使用者の頭部に当接するため、第1カバー72及び第3カバー76と異なり、使用者の頭部に当接した際に柔らかく感じるラバータイプが好ましい。本実施形態では、3つに分かれたテンプルカバー70で説明されるが、1つだけのテンプルカバー70であってもよく、2又は4以上に分割されたテンプルカバー70であってもよい。
図1では、ハーフリムタイプのフロントフレームFFを示したが、フルリムタイプのフロントフレームFFでもよく、ナイロール式、ツーポイントタイプのフロントフレームFFであっても良い。またフロントフレームFFはチタン合金等の金属製であってもよく、プラスチック等であってもよい。
<テンプル50の構成>
図2(a)は本実施形態によるテンプル50の平面図であり、 図2(b)は(a)で示したテンプル50の側面図である。
鎧側のテンプル50には、鎧部15内に2つの軸受に嵌め合う突起からなる第2軸51が形成されている。この第2軸51は鎧部15内の第1軸151と合致して、これらの軸を中心にテンプル50が開状態から閉状態へと、又、閉状態から開状態へと回転する。図2(a)に示されるように、開状態の際にテンプル50が伸びる方向であるD3方向に、且つ第2軸51を通るような位置に規制面52が形成される。また鎧側のテンプル50には、D1方向に伸びる半円柱状に凹んだ凹半円柱部53が形成されている。また図2(b)に示されるように、鎧側のテンプル50には、D1方向とD3方向とで成る面、すなわちテンプル50が開状態と閉状態と回転する面に、スリット54が形成されている。規制面52、凹半円柱部53及びスリット54に関しては、図5の説明でそれらの構成を詳述する。
また上述したように、テンプル50に第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76が差し込まれるため、第1カバー72の位置決めストッパ55a、第3カバー76の位置決めストッパ55bが、テンプル50の側面に形成されている。本実施形態ではD1方向に位置決めストッパ55a,55bが形成されているが、D2方向に形成されていてもよい。テンプル50は、D3方向の中央より鎧部15側に支点56が形成される。支点56は第1カバー72の側壁と当接して、テンプル50が曲がる支点となる。図6等の説明で支点56の機能を詳述する。
テンプル50は、図2(b)に示されるように、その先端59に切り欠きスリット57が形成されており、また被係合部58が形成される。第3カバー76には係合部78(図3を参照)が形成されており、テンプル50の先端59から第3カバー76が入れられると、切り欠きスリット57が撓んで、第3カバー76の係合部78がテンプル50の被係合部58に係合する。係合部78と被係合部58とが係合することにより、テンプル50に差し込まれた第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76が、テンプル50から抜けなくなる。
また、テンプル50は、本実施形態では全体的に矩形状の断面を有しているが、これに限られず、全体的に円形状の断面を有してもよい。本実施形態の断面が矩形状のテンプル50は、D1方向に幅M2で形成されている。本実施形態のテンプル50は、その先端59に、切り欠きスリット57及び被係合部58を有しているが、切り欠きスリット57及び被係合部58の代わりに、第3カバーとテンプル50とがねじ等によって取り付けられてもよい。またテンプル50は、弾性変形しやすい材質(剛性の低い材質)であれば、チタン合金等の金属製であってもよくプラスチック等であってもよく、比較的剛性が高くても弾性変形し易い形状にしてもよい。
<テンプルカバー70の構成>
図3(a)は本実施形態によるテンプルカバー70の平面図であり、 図3(b)は(a)で示したテンプルカバー70の側面図である。
図3に示されるように、本実施形態では、3つに分かれた第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76からなる。テンプル50がそれぞれのカバーに差し込まれるように、第1カバー72は空洞71を有し、第2カバー74は空洞77を有し、第3カバー76は空洞79を有する。第2カバー74の空洞77及び第3カバー76の空洞79は、テンプル50の外形形状にほぼ一致又は若干大きめに形成されている。第3カバー76の空洞79には係合部78が形成されており、係合部78は被係合部58に係合する。第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76は、テンプル50の先端59から順次挿入して差し込まれるが、このような差し込み方に限られない。例えば、第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76の下面(-D2方向側)もしくは上側(+D2方向側)が切り欠かれており、下側から3つのテンプルカバーをそれぞれ差し込んでも良く、上側から3つのテンプルカバーをそれぞれ差し込んでも良い。なお、テンプルカバー70が1つのカバーからなる際には、先端59から差し込むよりも、下側から又は上側から1つのテンプルカバーを差し込む方が好ましい。
図3(a)に示されるように、第1カバー72の空洞71は、鎧側から第1長さL1において、D1方向にテンプル50の外形形状よりも幅広く形成されている。第1カバー72の空洞71は、鎧側から点71sまでの第1長さL1において、開方向(D1方向)にテンプル50の外形形状よりも幅広く形成されている。第1カバー72の空洞71の点71sは、テンプル50の支点56に対応する位置である。図3(b)に示されるように、第1カバー72の空洞71は、D2方向にテンプル50の外形形状にほぼ一致又は若干大きめに形成されている。
図4を使ってさらに第1カバー72を説明する。図4(a)は第1カバー72の左側面図、図4(b)は第1カバー72の平面図、図4(c)は第1カバー72の右側面図である。
図4(a)に示されるように、第1カバー72の左側面は、第1カバー72の側面が切り欠かれており、端辺72cが形成されている。この端辺72cはテンプル50の第1カバー72の位置決めストッパ55aと当接するストッパ辺75aまで伸びている。図3(a)及び図4(b)に示されるように、第1カバー72は、D2方向に端辺72cから壁面72kまでの空洞71を有している。別の言い方をすると、鎧側から点71sまでの第1長さL1において、D1方向に幅L2で形成されている。つまり、テンプル50が差し込まれた際に、D2方向に空隙の幅L2からテンプル50の幅M2を減算した第2長さ(L2-M2)の空洞が形成されている。この空洞を形成する理由については図6等で説明する。
なお、本実施形態では第1カバー72の左側面が切り欠かれていたが、必ずしも切り欠かれる必要はなく、第1カバー72の左側面も、図4(c)で描かれる第1カバー72の右側面と同様に壁面が形成されていてもよい。テンプルカバー70は、弾性変形する材質であってもよいが、テンプル50より弾性変形し難い材質又は形状(剛性の高い材質又は形状)であることが好ましい。
<鎧部15とテンプル50の鎧部側との詳細構成>
図5(a1)、(b1)及び(b2)は、鎧部15の拡大図であり、(a1)はテンプル側から鎧部15を見た拡大背面図であり、(b1)及び(b2)は拡大平面図である。図5(c1)及び(c2)は、テンプル50の鎧部側の拡大平面図である。
図5(a1)に示されるように、鎧部15には第1軸151が形成されている。第1軸151は、鎧部15内に±D2方向に凹み形状に形成された2つの軸受で形成されている。この第1軸151を中心としてテンプル50が開状態と閉状態とに回転可能である(図1を参照)。また図5(a1)及び(b1)に示されるように、鎧部15にはその鎧部の内部に開状態の基準面152が形成されている。規制面52及び基準面152は、テンプル50が開く方向に大きな力がかかっても、テンプル50が開状態以上に回転しないように規制している。この基準面152は、平面視で第1軸151を通るような平面であることが好ましい。図5(b1)では、ちょうどD3方向に基準面152が形成されているがこれに限定する必要なく、基準面152の方向は第1軸151を通る+D1方向と+D3方向との間であってもよく-D1方向と+D3方向との間であってもよい。この基準面152は、テンプル50が開状態の際に、図5(c1)に示される規制面52と当接する。
また鎧部15にはテンプル50の回転を開状態でロックするため、D1方向に伸びる半円柱状に凸む凸半円柱部153が形成されている。開状態では図5(c1)に示されるテンプル50の凹半円柱部53と凸半円柱部153とがかみ合い、ロック機構を構成する。ロック機構は必ずしも必要ないが、使用者が開状態であることを認識するように、使用者が意図しないでテンプル50が閉状態にならないようにするために設けられている。本実施形態では、D1方向に伸びる半円柱部で、凹半円柱部53と凸半円柱部153とが形成されているが、半球形状であってもよい。
図5(a1)に示されるように、鎧部15にはテンプル50のスリット54(図2(B)を参照)が入るブロック154が形成されている。このブロック154は、D1方向とD3方向とが成す平板である。テンプル50の第2軸51と鎧部15の第1軸151とが合致してテンプル50がスムーズに回転可能になっているが、さらにブロック154がスリット54に入ることで、テンプル50の回転面を安定させている。また、テンプル50が何らかの力によってD2方向に動こうとしたときに、テンプル50が鎧部15から外れることを防ぐ役目も有している。別の言い方をすると、テンプル50にD2方向に力がかかった際にスリット54間の距離が狭くなるため、仮にブロック154が無いと、テンプル50の第2軸51が鎧部15の第1軸151から抜けて、テンプル50が外れてしまう可能性が高くなる。
図5(b2)及び(c2)は、図5(b1)及び(c1)に示された規制面52及び基準面152の変形例を示した図である。規制面52及び基準面152は、D2方向とD3方向とが成す平面であったが、図5(b2)及び(c2)で描かれた規制面52c及び基準面152cは、半円柱状の曲面になっている。規制面52cはブリッジ14(図1を参照)とは反対側に凹むような曲面であることが好ましい。テンプル50が開く方向に大きな力がかかっても、それ以上にテンプル50が回転しないようにするためである。この基準面152cも、平面視で第1軸151を通るような平面であることが好ましい。
<テンプル50に開方向の力Fが加わった状況>
図6(a)は、テンプル50が開状態で、ロック機構によりテンプル50がロックされた状態を示した透視図である。図6(b)は、テンプル50が開状態でさらに矢印方向に力Fが加わった状況を示した透視図である。なお、鎧部15の基準面152は、図6において三角形の基準面152で示されている。
図6(a)は、テンプル50が開状態で、ロック機構によりテンプル50がロックされた状態を示した透視図である。図6(b)は、テンプル50が開状態でさらに矢印方向に力Fが加わった状況を示した透視図である。なお、鎧部15の基準面152は、図6において三角形の基準面152で示されている。
図6(a)に示されたテンプル50の開状態で、テンプルカバー70の第2カバー74の一部が使用者の頭部に当接する。基準面152でテンプル50の規制面52がテンプル50の回転を規制しているため、第2カバー74は、ほぼテンプル50の弾性力で、使用者の頭部に当接している。使用者の頭部の径が大きいと、テンプル50の開状態が図6(a)の状態よりさらに先端59がD1方向に広がる。
この場合、第2カバー74の空洞77及び第3カバー76の空洞79は、テンプル50の外形形状にほぼ一致しているため、且つ、第2カバー74及び第3カバー76の剛性がテンプル50の剛性よりも高いため、第2カバー74及び第3カバー76の領域で、テンプル50はほぼ曲がらない。鎧側から点71sまでの第1長さL1の空洞71において、テンプル50は支点56の位置から第2長さ(L2-M2)の空洞で曲がることができる。このため、使用者の頭部の径が大きくても、第2カバー74はほぼテンプル50の弾性力で、使用者の頭部に当接している。つまり、一般的な使用者の頭部の径であれば、テンプル50の弾性力で第2カバー74が使用者の頭部に当接する。
一方、図6(b)に示されるように、開方向(+D1方向)に大きな力F(一般的な使用者の頭部の径を超える)が加わると、テンプル50の鎧側の一部が壁面72kに当接する。このため、さらに開方向に大きな力Fが加わっても、テンプル50のみが曲がるのではなく、第1カバー72、第2カバー74及び第3カバー76も曲げる必要がある。したがって、テンプル50及びテンプルカバー70は、図6(b)で示される状態より開方向には曲がりにくくなる。
一般的な眼鏡フレームの場合のようにテンプルの一部が頭部と当接してその部分の頭部に大きな力を作用させて使用者が強い装着感を感じるのと異なって、テンプルカバー70の剛性を感じることなく、テンプル50の弱い弾性力のみを頭部に作用させるので長時間に渡って使用しても使用者が強い装着感を感じることがない。
なお、図2から図6の説明で、テンプル50及びテンプルカバー70は、眼鏡フレーム10を正面から見て、右側のみを図示してきたが、左側のテンプル50及びテンプルカバー70も同様である。
10……眼鏡フレーム
13……リム
14……ブリッジ
15……鎧部 151……第1軸
17……ノーズパッド
50……テンプル、 51……第2軸
52……規制面、 152……基準面
53……凹半円柱部(ロック機構)、 153……凸半円柱部(ロック機構)
55a、55b……位置決めストッパ
56……支点
57……切り欠きスリット
58……被係合部
70……テンプルカバー
(72……第1カバー、74……第2カバー、76……第3カバー)
71,77,79……空洞
72c……端辺、 72k……壁面
78……係合部
LE……レンズ
FF……フロントフレーム

Claims (7)

  1. フロントフレームの両端部にそれぞれ設けられた鎧部に取り付けられ、該鎧部に形成された第1軸を中心として開状態と閉状態とに回転可能なテンプルであって、
    前記テンプルに形成され、前記第1軸に対応する第2軸と、
    前記テンプルが開状態でロックされるように、前記第2軸に向かって凹んだロック機構と、
    前記テンプルが開状態で前記ロック機構がロックされた際に、前記鎧部の内部で前記テンプルの開方向を規制する規制面と、を備え、
    前記規制面は、前記テンプルが伸びる方向で且つ第2軸を通る方向に形成された面である、テンプル。
  2. 前記規制面は、平面又は前記開方向に凹んだ曲面を含む請求項1に記載のテンプル。

  3. 前記テンプルに差し込まれ、前記テンプルの少なくとも一部を覆うテンプルカバーを含む請求項1又は請求項2に記載のテンプル。
  4. 前記テンプルに差し込まれた前記テンプルカバーは、前記鎧部から前記テンプルが伸びる方向の第1長さにおいて、前記テンプルと前記テンプルカバーとの間に前記開方向に第2長さの空隙を有し、該空隙を介して前記開方向に壁面を有しており、
    該空隙内で前記テンプルが前記開方向に前記壁面まで曲がる請求項3に記載のテンプル。
  5. 前記テンプルは、前記テンプルカバーと接して前記テンプルが前記空隙で曲がる支点を前記テンプルの開方向に有する請求項4に記載のテンプル。
  6. 前記テンプルカバーは、前記テンプルの長さに対して、前記鎧部に近い第1カバーと、使用者の頭部に当接する第2カバーと、前記テンプルの先端に差し込まれる第3カバーとを有し、
    前記第1カバー、前記第2カバー及び前記第3カバーは、前記テンプルに差し込まれる筒状部を含み、前記第3カバー及び前記テンプルの先端は、それぞれ係合部及び被係合部を有する請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のテンプル。
  7. レンズを保持するフロントフレームと、
    前記フロントフレームの両端部にそれぞれ設けられた鎧部と、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のテンプルと、を備え、
    前記鎧部は、前記凹んだロック機構に嵌め込まれて、前記第2軸に向かって凸むロック機構を有する眼鏡フレーム。
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