JP4774102B2 - 眼鏡用球状ジョイントおよび眼鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、特に眼鏡用の球状ジョイント(すなわち球状ヒンジ)に関するものである。
定義によれば、球状ヒンジは、ヒンジ自体によって互いに接続された2つの剛体のセグメントを、3つの回転自由度をもって相対的に移動できるようにするジョイントである。
それ自身の特性により、球状ヒンジは多くの異なった応用例に使用されている。
特許文献1には、飛行機の座席間のテーブルに用いられるロック可能な球状ヒンジが記載されている。この球状ヒンジは、雌の対応ピースの球状空洞に収納される球状ヘッドを具えている。空洞は2つの部材で形成され、これらの部材は、一方の側のリニアヒンジと他方の側の固定レバーを用いて互いに結合する。これら2つの部材は、フレキシブルジョイントを介して球状ヘッドに接触する。これにより3つの異なった軸に沿った調整は可能となるが、ヒンジロック機構がその構造上複雑で、かなり高価なものとなる。
特許文献2には、水中フラッシュランプの支持体に用いられる球状ヒンジが開示されている。このヒンジは、支持体の対応空洞に包囲される球状ヘッド部材を含んでいる。この部材は、限られた立体角の範囲内で揺動可能であるとともに、それ自体の長手軸のまわりに回転可能である。しかしながら、球状ヘッド部材を固定位置にロックするようにする可能性はない。
球状ヒンジは、眼鏡製造業においても多用されている。
実際に、2つのアームと一対のレンズのフレームとが、一般に、眼鏡の非使用時にアームを後ろ側に折り畳めるようにするためのヒンジによって接続されているという事実が広く知られている。この点について、簡単で最もよく知られた解決策は、フレームに平行に折り畳まれるアームを有するということである。
一般に、衣料品、すなわち着用を企図した物品の美的な意味が増していることから、眼鏡の製造者はますます開発に集中し、最も変化に富んだ魅力的なモデルの眼鏡を設計している。特に、これに関連して、最も有望で効果的な分野は、眼鏡の2つのアームのためのヒンジの設計を含んだものである。
これに関連して、特許文献3には、線状すなわちワイヤ状の材料で作製され、3次元パターンに従って曲がることで、球をその赤道面の上方および下方の双方に保持できるようにするループを有する球状ヒンジが記載されている。球自体はステムに取り付けられ、ステムは、それ自身のまわりと、狭い赤道立体角に沿ったほぼ180゜の角度との双方に回転可能(眼鏡のフレームに固定されたループに対して)である。この解決策は、ねじその他の締結手段の使用を完全に不要とするが、しかし予め定めたどの位置にもステムを固定することができないため、多くの実用上の不利益を与える。
特許文献4には、アームおよびフレーム間の安全な結合を提供するのに適した球状ヒンジが開示されている。アームは球状ヘッドを有し、これはフレーム内の対応収容部に受容される。球状ヘッドには線形の溝が設けられ、前記収容部内に設けられたピン状のレリーフ部材が摺動可能である。アームをフレーム上に折り畳むことで閉じる際、前記ピン状部材は、かかる溝に沿って、その2つの端部間を摺動する。アームはそれ自身のまわりには回転できず、ほぼ90゜の角度にわたることができるだけである。
特許文献5には、各アームが短い部材とかなり長い部材とで形成され、後者の部材が事実上のアームを実際になしている眼鏡が記載されている。短い部材は、眼鏡フレームにヒンジ止めされるとともに(そして装着者の両眼を通る軸のまわりに回転可能である)、短い部材に垂直に延在する軸に沿う長い部材にヒンジ止めされる。これら2つのヒンジの全体的な効果は、2つの長い部材が、一方がフレームの上方に、他方がフレームの下方にあるように折り畳みが可能であることによって、コンパクトな構造の眼鏡が得られることである。しかしながら、ヒンジの全体集合は、特に2つのセグメントの位置についてのロックシステムに関する限り、かなり複雑で限界的な構造を含んでいる。ロックシステムはスロットに係合する小突起に頼るものであり、これはかなり簡単に脱落してしまう。
仏国特許出願公開第2771460号明細書 独国特許出願公開第19601248明細書 特開平8−68873号公報 独国特許出願公開第19629491明細書 国際公開第95/10064号公報
眼鏡用のかかる分節システムを、より簡単で効果的なものに置換することには、相当の利点があることが確実であろう。
よって本発明の主たる目的は、特に(それだけではないが)、眼鏡のアームが特定の動きを行うことができるようにする観点で、アームに使用されることを企図した新規な球状ヒンジを提供することにある。
この全体的な目的の中で、本発明は、特許文献5に開示されたヒンジと同じ動きを可能としつつも、さらに簡単で信頼性のある構造の眼鏡アーム用ヒンジを提供することを他の目的とする。
本発明によれば、これらの目的は、互いに空間的に方向づけ可能な2つの部材を結合するための球状ヒンジであって、第1(雄)部材のヘッドが、球の中心を含んでいるピラミッドの頂点に従って球面上に位置する少なくとも4つの接触ポイントによって第2(雌)部材の収容部内に保持され、前記ヘッドが並進することなく前記中心のまわりに回転可能となっている球状ヒンジにおいて、前記収容部および前記ヘッドの一方には、前記ヘッドおよび前記収容部内の他方に設けられた隙に制限される突出ボスが設けられ、前記空隙が連続する少なくとも2つの異なる空間を有して、前記ボスの案内移動経路を画成していることを特徴とする球状ヒンジによって達成される。
本発明の革新的な概念を具体化することによって、例えば前記案内移動経路が前記ヘッドを案内し、それに続く2つの回転(前記中心を通る2つの異なった軸のまわりの回転)を許容し、さらには、2つの異なった軸が互いに直交して延在するようにする観点で、特許文献5に記載された眼鏡のアームの1つと同様の、ヒンジの部材についての移動が得られる。
ボスの変位に従って、雄部材のヘッド(詳しく言えばこの場合は眼鏡のアームにある)の移動が生じる。すなわち雌部材の対応収容部(詳しく言えばこの場合は眼鏡のフレームにある)に対する移動が生じる。ボスは、例えば前記収容部の表面から突出するように設けられたものとすることができ、例えば予め決められた形状を有する溝または空隙など、ヘッド内の空間区域の内側のみで移動するよう制限されるものである(スライダと同様の方法)。従って、空隙の形状について必要なことは、ヘッドが、収容部ひいてはそれが受容される支持部に対して行うことが許容される実際の移動を規定および設定するよう設計されていることだけである。これに関連して、雄および雌部材として作動する役割を交換し、第1のものが固定して保持され、第2のものが可動であるようにしてもよいこと、ないしは、突出ボスをヘッドに設け、空隙を収容部表面に設けてもよいことは極めて容易に理解できよう。
本発明に係るヒンジは、基本的に2つの部材を具備し、同ヒンジが実行するのを許容されている移動は関連した相互作用部分の形状によって決定される。そして、前記部分は、まず成形されてからスナップ嵌合または同様の方法で互いに組み合わされる。従って、ねじその他の締結手段は実際に不要であり、よってヒンジ構造を大幅に簡単化できる。
本発明に係るヒンジは、ヒンジ自体に許容される移動を決定する相互作用部分の形態をもつ2つの要素から構成され、そして、前記部分は、まず打抜きによって作製されてから加熱組み立て(hot-assemble)されるので、ねじその他の締結手段は不要である。よって、製造の大幅な簡単化が実現される。
空隙の壁に突出ボスが干渉することによって、および前記ボスと前記空隙とを適切に寸法づけることによって、ヒンジをロックし、固定することができるので、ヒンジに最適の安定性および強度を付与することが可能となる。
添付の図面を参照しながら一例として以下に述べる記載により、本発明に係るヒンジの特徴および利点が容易に理解される。
図2〜図4および図5b、図5c、図5dにおいて、本発明に係る第1ヒンジは符号30により包括的に示されている。これは半殻形状の支持用雌部材40を具え、その中に球状ヘッドを持つ雄部材80が収容される。
支持部材40は、図5〜図9において個別に示すように、半殻44につながった半円状のカラー42を具えている。半殻44は、半径より大きい高さをもつ半球状セグメントの形態、すなわちキャップの容積を欠いた球に類似した形態の収容部46を特徴づけるものである。カラー42は半円状空洞48を有し、軸方向に(X軸に沿って)延在して、カラー42の半円状空洞48よりも小径の半円状開口50を介して収容部46につながっている。この構造では、収容部46の中心が軸X上にあることに注意すべきである。
半殻44の収容部46内では、その表面から、開口50に隣接してボス52が突出している。ボス52は、四半球区域(right-angle spherical sector)の半分、すなわち収容部46をなしている球の1/8の容積を占め、互いに直交する3つの平面に属する3つの完全な露出面54,56,58を有するようになっている。面54および56が軸Xに平行である一方、面58はこの軸に垂直であって他の軸Yに平行である。さらなる軸Zは、軸XおよびYにより特定される平面に垂直である。
面54および56のいずれもが凹部60を有している一方、軸Xに非平行なボス50の縁は鋭くなっておらず、むしろ壁62,64を画成する形状となっている。これらの壁は窪んでおり、凹面66に集まっている。
部材80(図10〜図13参照)は長手軸X1に沿って延伸された本体82と、ヘッド84とを具える。ヘッド84には表面空隙85が設けられ、半球86と、四半球の半分(半球86の1/4、すなわちヘッド84を形成し得る完全球の1/8に等しい)の区域90とが、互いの上に配置されて形成されたものとして考察できるものである。よって前記空隙85は、四半球の分割部85aと、球の1/8の部分85bとによって形成される(図11、図12および図13参照)。四半球区域90は互いに直交する2つの平坦な面91a,91bを有し(従って、空隙85はヘッド84を形成し得る完全球の3/8に等しい)、そのいずれにも、凸部95が設けられている。半球86は赤道面92を有する。赤道面92は軸X1とこれに直交する軸Y1とによって特定される平面にあり、赤道面92から垂直に、四半球区域90と、2つの半円筒状リブ94,96とが延在している。半円筒状リブ94,96は互いに直交し、軸X1,Y1とそれぞれ平行である。これらのリブは半径方向に延在し、ボス90に部分的に含まれる半球中央部98に集まっている。この結果、赤道面92では3つの四分円93a、93bおよび93cが露出する一方、ボス90の面91a,91bは、面92に対して垂直かつ軸Z1に対して平行であり、従って軸X1およびY1に対して垂直なものとなる。
図2〜図4および図5b〜図5dを参照するに、部材40が固定すなわち定位置を保つものとしてヒンジ30の動作を以下に説明する。図1は分離した状態すなわち単独の支持部材40を示しているが、図2においては、この支持部材40は球状ヘッド部材80と連結した状態で示されている(この連結は、製造時に例えば加熱結合(hot-joining)技術を用いて行うものとすることができる)。球状ヘッド84は半殻44の収容部46内に受容される。ヘッド84の半径は収容部46の半径よりやや小さく、前記収容部46内でヘッド84はそれ自身の中心のまわりに回転できる(しかし定位置を保っている)ものとなっている。
基本的に、ヒンジ30は3つの作動位置を許容する。その2つは安定位置であり、1つは遷移位置である。図2および図5bは前記安定位置の第1のものを示している。部材80の延伸本体82は、対応する径をもつ半円状開口50を通って延在し(軸X,X1が一致し、軸Y,Y1が一致していることに注意すべきである)、一方、半球区域90の面91aはボス52の面54に当接している。面91aの凸部95は、これが挿入される面54の凹部60としっかりと嵌合するよう寸法および形状が定められている。このことは、延伸本体82が半円状開口50に支えられていることに加え、2つの部材40,80を互いに安定した位置に保持するのに寄与する。
図3および図5cは遷移位置を示している。部材80は、XZ平面を移動することによって、部材40に対して軸Y1のまわりに時計方向に90゜回転している。球状ヘッド84も収容部46内で同様に回転し、この新たな位置では、ボス52の面54に対する当接はなく、非係合状態となっている。しかし一方で、ボス52の面58と半球86の四分円93bとの係合が行われる。
図4および図5dは第2の安定位置を示している。部材80の全体はその長手軸X1のまわりに90゜、時計方向すなわち図4および図5dにおいてFで示される方向に回転する。収容部46内での当接状態は再び変化する。この位置では、実際に、半球86の四分円93cに対するボス52の面54の当接が生じ、他方ボス90の面91bに対するボス52の側部56の当接が生じる。面91bの凸部95が再び側部56の凹部60に嵌合することにより(面91bの凸部95は、側部56の凹部60に対してしっかりと嵌合するよう寸法および形状が定められている)、2つの部材40,80の互いに対する安定性を向上する助けとなる。
以上の説明から、ヘッド84および半殻44が互いに移動するときの前記ボス52に対する案内移動経路を画成する連続した2つの異なる空間、すなわち球部分85a,85bを特徴づける空隙85内に、ボス52が制限(confine)すなわち保持されることが容易に理解できる。この結果、ボス52のこの案内移動経路が続いてヘッド84を案内し、半殻44に対して行うのが許容される移動が規定される。
上述した3位置および部材80の双方の精度に対しては、収容部46およびヘッド84間に提供されるべき相応の十分なクリアランスのみならず、他の一組のファクタも貢献する。このファクタの第1のものは、第1の回転の間、ボス52の面54に沿った半球区域90の面91aの摺動(scrape)を安定化させる通路(way)であり、これは部材80を平面XZ内に保持する助けとなり、当該通路では、部材80の半球中央部98は、ボス52の凹面66(対応した曲率半径を有している)に沿って常に摺動する。他のファクタは、部材40のリブ94,96の、ボス52の壁62,64(対応する凹部をなしている)に対する嵌合によって与えられる。
図14〜図16には、本発明の第2実施形態に係るヒンジが130で示され、これはその内部構造をよりわかりやすく表すために透過図(see-through view)として示されている。このヒンジは半殻の形状の雌型の支持部材140を具え、ここに球状ヘッドを持つ雄部材180が受容される。
図17〜図20では分離して示されている支持部材140は、その平面145内に設けられる半殻144を具え、これは半径より大きい高さを持つ球状部材の形態、すなわちキャップの容積を欠いた球に類似した形状の収容部146をもつ。収容部146は軸方向に(前記面145と平行に延在する軸X2に沿って)半円状開口150とつながっている。半円状開口150は収容部146よりも小径であり、上述の第1面に垂直でかつ該面に含まれる軸Y2に平行に延在する半殻144の第2面に開口している。開口150の縁には、2つの凸状部199が互いに正対して配置されている。この構造では、収容部146の中心は軸X2上および、軸Y2に直交する面145上にあることに注意すべきである。
収容部146の内側にあって、その面から突出して、開口150と対向する位置にボス152が設けられている。ボス152は、実質的に一様な矩形断面形状を有し、窪んだ側部をもつものとなっている。すなわち、ボス152は4つの凹面状側壁162a,162b,162c,162d具え、これらの側壁は凹面状端面166に向かって集まる。
球状ヘッド部材180(図21〜図24参照)は、長手軸X3に沿って延伸された本体182と、ヘッド184とを具える。ヘッド184には連続した表面空隙186が設けられ、表面空隙186は2つの赤道方向の溝187,188からなっている。その各々は90゜の円弧だけ延在し、互いに直交するものとなっている。これらの溝187,188は一定の半径方向深さを有しており、従って、それらの底部はヘッド184より小径の球に属する球状ゾーン192を事実上形成する一方、2つの端部が2つの半径方向壁194,196を画成している。この構造では、半径方向壁194が軸X3に対して平行である一方、半径方向壁196は、軸X3に直交する軸Y3に対して平行である。これら半径方向壁194および196に近接して、それぞれ、2つの凸状部195a,195bおよび197a,197bが設けられている。
図14〜図16を参照してヒンジ130の動作を説明する。図14においては、支持部材140は球状ヘッド部材180と連結した状態で示されている(この連結は、製造時に例えば加熱結合技術を用いて行うものとすることができる)。球状ヘッド184は半殻144の収容部146内に受容される。ヘッド184の半径は収容部146の半径よりやや小さく、前記収容部146内でヘッド184はそれ自身の中心のまわりに回転できる(しかし定位置を保っている)ものとなっている。この際、同収容部146からの脱落(slipping off)ないしは離脱はどのようにしても生じない。
基本的に、ヒンジ130も3つの作動位置を許容する。その2つは安定位置であり、1つは遷移位置である。図14は前記安定位置の第1のものを示している。部材180の延伸本体182は、対応する径をもつ半円状開口150を通って延在し(軸X2およびX3が一致し、軸Y3がX2およびY2に直交していることに注意すべきである)、一方、ボス152が表面空隙186の特に溝188内に嵌入している。ヘッド184の2つの突起197a,197bは、ボス152に設けられた対応する凹面状壁162b,162dに受容され(僅かな圧力による弾性変形によって転移および嵌入する)、一方、ボス152自体は溝188の半径方向壁196に近接していることに注意すべきである。このことは、延伸本体182が半円状開口150の突起199に当接していることに加え、2つの部材140,180を互いに安定した位置に保持するのに寄与する。
図15は遷移位置を示している。部材180は、X2−Y2平面内で部材140に対して軸Y3のまわりに時計方向に90゜回転することにより、面145に直交しかつ軸Y2に平行な位置に移動している。球状ヘッド184も収容部146内で同様に回転し(ヘッド184の2つの突起197a,197bは対応する凹面状壁162b,162dから転移している)、この新たな位置では、ボス152は溝188の全体に沿って移動した後、2つの溝188および187が形成するコーナに置かれることになる。ここでは、軸Y2およびX3が互いに平行となっていることに注意すべきである。
図16は第2の安定位置を示している。部材180の全体はその長手軸X3のまわりに90゜、時計方向すなわち図16においてR1で示される方向に回転する。ボス152は、溝187の全体に沿って移動した後、同溝187の半径方向壁194に近接する。ここでは、ヘッド184の2つの突起195a,195bは、ボス152に設けられた対応する凹面状壁162c,162aに受容される(ここでは、突起に作用する僅かな圧力による弾性変形によって進入が行われる)。これは、2つの部材140,180を互いに安定した位置に保持するのに効果的である。
以上の説明から、ヘッド184および半殻144が互いに移動するときの前記ボス152に対する案内移動経路を画成する連続した2つの別個の空間、すなわち溝187および188を特徴づける空隙186内に、ボス152が制限(confine)すなわち保持されることが容易に理解できる。この結果、ボス152のこの案内移動経路が続いてヘッド184を案内し、半殻144に対して行うのが許容される移動が規定される。
上述した3位置および部材80の双方の精度に対しては、収容部46およびヘッド84間に提供されるべき十分に小さいクリアランスのみならず、他の4つのファクタも貢献する。これらのファクタの第1のものは、第1の回転の間、溝188内にボス152を制限する安定化通路であり、これは部材80を、平面X2−Y2内に、および第2の回転の間に溝187内に保持するのに効果的である。第2のファクタは、対応する凹面状壁162a,162b,162c,162dに嵌合するヘッドの突起195a,195bおよび197a,197bである一方、第3のファクタは、互いに接触する凹面166と球面192との結合として表される。最後に、第4のファクタは、前記本体182が開口150にあるときの位置(図14)で互いに係合する本体182および突起199である。
本発明に係る上述した2つのヒンジの応用例として、図25〜図27に示される説明図について言及する。これらの図は、眼鏡200の一対のアーム220の一方が同眼鏡のレンズを支持する前面ピース210に対して行う、一連の3つの変位を示している(他方のアームも、第1のアームによって行われるのと同様の変位を許容する同様のヒンジを具える)。部材40(または140)は同アーム220であり、その端部に殻44(または144)が一体化される一方、球状ヘッド部材80(または180)が前面ピース210の側部に一体化されている(これらの図において破線で囲まれた部分を参照)。複合的な一組の変位を確実に行うことができるヒンジを実際に容易に具体化できることは、これらの図から簡単かつ十分に理解される。
本発明の考えられる他の実施形態は、支持部材の関連収容部内に備えられる表面溝に係合させるために、球状ヘッドにボスを設備することを企図するものであり得る(収容部内に球状ヘッドが受容される)。当業者であれば、本発明に係る上述した2つのヒンジの実施形態において用いられる装置(contrivance)およびデバイスを、何らの困難なく構造的な変形例に移し得る手法を十分に容易に理解できよう。
加えて、球状ヘッドの変位を上述したものよりも複雑化することができる。これには、同ヘッドの複数の赤道に沿い、異なる空間角度、安定位置および遷移位置をもつ3以上の回転を行わせることが含まれる。球状ヘッドに設けられる空隙は、どのようなものであれ球状セグメントの一部分(fraction)に等しく、一方前記ボス自体は、球状セグメントの対応する一部分よりも寸法が小さく、空隙内で自由に移動可能なものとする。
雄部材のヘッドが、中心をその中に含むピラミッドの頂点に一致した球面に配される少なくとも4つの接触ポイントによって、雌部材の対応収容部内に保持されなければならないようにする条件は、収容部構造に対する幾何学的制限であり、並進することなくヘッドがその中心に関して回転できるようにするという要求によって決定されるようなものである。従って、球状ヘッドの受容を企図する収容部に対しては、多くの異なった実施形態が考えられる。球面が理想的なものであることはほとんど自明であり、前述した実施形態の場合のように、どのようなものであれ、物体表面の形状に組み合わせるべき手段が不要なものである。4つの保持ポイントは、目的に対し、例えば全体に適切で十分であることがわかる(図28参照)。この場合、雄部材(不図示)の球状ヘッド1000は、三角形の底面をもつピラミッドの頂点に従って雌部材(不図示)に設けた4つの円錐歯1100により、並進が阻止される。
本発明に係るヒンジには、特定の応用例に適合させる、または特定の必要性に応じる観点から、当業者が十分に想到することができるような、多くの異なった実施形態および変形例が考えられる。特に、雄部材80,180および雌部材40,140にはその他の相補形状を与えたり、あるいは、ヒンジの関節コアに関して補助的な形状を与えたりすることも可能である(例えばピントルのフランジ、ロック、保持手段支持部ないしはベアリング、およびその他)。
いずれにしても、添付の図面を参照した上記説明において示されたような革新的概念から僅かにずれている程度のものであれば、添付の請求の範囲に規定される本発明から外れるものではない。
本発明に係る第1ヒンジの第1部材を示す図である。 本発明に係る第1ヒンジの一連の3位置の1つを示す図である。 本発明に係る第1ヒンジの一連の3位置の1つを示す図である。 本発明に係る第1ヒンジの一連の3位置の1つを示す図である。 図1のヒンジ部材を、同図では見えない側部から見た側面図である。 図2のヒンジを、同図のY軸に沿って示す図である。 図3のヒンジを、同図のY軸に沿って示す図である。 図4のヒンジを、同図のY軸に沿って示す図である。 図1に示す部材の図5bのI−I平面で示す断面図である。 図6において断面で示した部材の不等角投影図(axonometric view)である。 図6に示す部材を、同図の方向D1において示す断面図である。 図6に示す部材を、同図の方向D2において示す断面図である。 図2〜図4に示す第1ヒンジの雄部材を示す不等角投影図である。 図10に示す部材を、図11の方向D3において示す図である。 図10に示す部材を、図11の方向D4において示す図である。 図10に示す部材を、図11の方向D5において示す図である。 本発明に係る第2ヒンジの一連の3位置の1つを示す透過図(see-through view)である。 本発明に係る第2ヒンジの一連の3位置の1つを示す透視図である。 本発明に係る第2ヒンジの一連の3位置の1つを示す透視図である。 図14〜図16に示す第1ヒンジの雌部材を示す図である。 図17に示す部材の不等角投影図である。 図17に示す部材を、同図の方向D6において示す図である。 図17に示す部材を、同図の方向D7において示す図である。 図14〜図16に示すヒンジの雌部材を示す不等角投影図である。 図21に示す部材を、同図の方向D8において示す図である。 図21に示す部材を、図22の方向D9において示す図である。 図21に示す部材を、図22の方向D10において示す図である。 本発明に係るヒンジ一体型眼鏡のアームの一連の3位置の1つを示す図である。 本発明に係るヒンジ一体型眼鏡のアームの一連の3位置の1つを示す図である。 本発明に係るヒンジ一体型眼鏡のアームの一連の3位置の1つを示す図である。 球の中心を含んだピラミッドの頂点に対応して球表面に配された、少なくとも4つのポイントにより保持されている球状ヘッドを示す全体図である。

Claims (19)

  1. 互いに空間的に方向づけ可能な、雄部材および雌部材である2つの部材を結合するための眼鏡用球状ヒンジ(30;130)であって、
    前記雄部材(80;180)は実質的に球状のヘッド(84;184)を有し、
    前記雌部材は、前記ヘッド(84;184)が並進することなく回転可能となるように前記ヘッドを保持するのに適合した収容部(46;146)を有する半殻を含み、
    前記収容部(46;146)および前記ヘッド(84;184)の一方は突出ボス(52;152)を有し、該ボスは、前記2つの部材が互いに組み付けられたときに、当接により、前記ヘッド(84;184)および前記収容部の他方に設けられた空隙域(85;186)に制限および拘束され、前記空隙域(85;186)は、前記ヘッドが前記収容部に対して行うことができる実際の変位を設定するために、前記ボス(52;152)の案内移動経路を画成している眼鏡用球状ヒンジにおいて、
    前記空隙域(85;186)は、前記ヘッド(84;184)の中心を通る2つの異なった軸のまわりの、前記ヘッドの2つの連続する回転を案内できる前記ボスの案内移動経路を画成するように配された壁を有し、
    前記ボス(52;152)および前記空隙域(85;186)は相補的な形状の面(50,60,62,64,66,94,95,96,98;162a,162b,162c,162d,166,192,195a,195b,195c,195d)を具え、前記2つの部材(40,80;140,180)を互いに対する位置に安定させるべく、前記面が互いに嵌合するのに適合していることを特徴とする眼鏡用球状ヒンジ。
  2. 前記2軸が直交していることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30;130)。
  3. 少なくとも2つの前記連続する回転はほぼ90゜の範囲をカバーしていることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30;130)。
  4. 前記ヘッド(84;184)が、前記雌部材(40;140)の前記収容部(46;146)に設けられるボス(52;152)を制限する空隙域(85;186)を具えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の眼鏡用球状ヒンジ(30;130)。
  5. 前記ヘッド(84)は球状のものであり、前記空隙域(85)は球状セグメントの一部分(85a,85b)に等しく、前記ボス(52)は、前記空隙(85)内に適切なクリアランスをもって制限される、より小径の球状セグメントの一部分であることを特徴とする請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  6. 前記空隙(85)は前記ヘッド(84)の8分の3にほぼ等しく、前記ヘッド(84)は、半球(86)と、該半球(86)の赤道面(92)の上に配置され、互いに垂直な2つの平坦な面(91a,91b)を有する前記半球(86)の四半部(90)との重ね合せにより得られるものであり、前記ボス(52)は、前記半球(86)の4分の1に等しく、互いに垂直な3つの平面に属する3つの露出面(54,56,58)を有することを特徴とする請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  7. 前記雄部材(80)は、前記ヘッド(84)に堅固に結合し、前記赤道面(92)と同一平面上にあり、前記四半部(90)の面(91a)と平行な延伸本体(82)を具え、前記雌部材(40)は、前記半殻(44)に結合した半円状カラー(42)を具え、該カラー(42)は、軸方向に延在して前記収容部(46)とつながるとともに、所定位置で前記前記延伸本体(82)を受容するのに適合した半円状空洞(48)を具え、前記所定位置で、前記カラー(42)近傍の前記収容部(46)に突設された前記ボス(52)が前記四半部(90)に並んで位置することを特徴とする請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  8. 前記赤道面(92)の上には、互いに垂直に、半径方向に半球中央部(98)に向けて集まる隆起リブ(94,96)が設けられ、前記半球中央部(98)は前記四半部(90)に部分的に含まれていることを特徴とする請求項または請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  9. 前記ボス(52)の面(54,56)の各々は、前記四半部(90)の面に設けられた対応凸部(95)が嵌合するのに適合した凹部(60)を具えることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  10. 前記ボス(52)は、窪んだ壁(62,64)を形成するように面取りが施された縁を有し、前記窪んだ壁(62,64)は前記リブ(94,96)と相補形であって凹面(66)に向かって収束し、該凹面(66)は、前記赤道面(92)上に形成された半球(98)と相補形であってこれに保持されることを特徴とする請求項または請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(30)。
  11. 前記ヘッド(184)は球状であり、前記空隙域は連続した表面溝(186)であり、該溝(186)は赤道面上で互いに直交する2つの溝(187,188)からなり、該2つの溝(187,188)は、各々ほぼ90゜の円弧として延在するとともに、2つの端部で2つの半径方向壁(194,196)を画成しており、前記空隙域(186)内にクリアランスをもって制限される前記ボス(152)は、前記2つの溝(187,188)に対応した断面を有することを特徴とする請求項に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  12. 前記ボス(152)は、ほぼ矩形の断面形状を有するとともに窪んだ側部をもち、前記ボス(152)は凹面状端面166に向けて集まる4つの凹面状側壁(162a,162b,162c,162d)を具えることを特徴とする請求項11に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  13. 前記2つの溝(187,188)は一定の半径方向深さを有し、それらの底部が前記ヘッド(184)より小径の球に属する球状ゾーン(192)を形成し、該球状ゾーン(192)は前記凹面状端面(166)と接触して移動するのに適合していることを特徴とする請求項12に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  14. 前記半径方向壁(194,196)に近接して、前記凹面状側壁(162a,162b,162c,162d)に嵌合するのに適合した2つの凸状部(195a,195bおよび197a,197b)が設けられていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  15. 前記雄部材(180)は前記ヘッド(184)に堅固に結合し、前記2つの溝の一方(186)と同一平面上にあって他方の溝(187)に垂直な延伸本体(182)を具えることを特徴とする請求項11ないし請求項14のいずれかに記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  16. 前記雌部材(140)がもつ収容部(146)は、これよりも小径の半円状開口(150)と軸方向でつながっており、前記半円状開口(146)は、前記半殻(144)の表面(147)に開口するとともに前記延伸本体(182)を収納するのに適合し、前記ボス(152)は前記開口(150)に正対していることを特徴とする請求項15に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  17. 前記開口(150)の縁に、互いに正対する2つの凸状部(199)が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  18. 前記空隙域は前記雌部材に設けられた溝であり、該溝内で、前記雄部材の前記ヘッドと一体のボスが移動可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の眼鏡用球状ヒンジ(130)。
  19. 請求項1ないし請求項18のいずれかに記載の眼鏡用ヒンジ(30,130)を用いて前面ピース(210)に関節構造でリンクしたアーム(220)を有する眼鏡(200)。
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