JP2002029019A - 二軸配向積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

二軸配向積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法

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JP2002029019A JP2001113626A JP2001113626A JP2002029019A JP 2002029019 A JP2002029019 A JP 2002029019A JP 2001113626 A JP2001113626 A JP 2001113626A JP 2001113626 A JP2001113626 A JP 2001113626A JP 2002029019 A JP2002029019 A JP 2002029019A
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laminated polyester
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Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
Shotaro Tanaka
正太郎 田中
Takashi Mimura
尚 三村
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温定荷重下で長期使用した後の寸法変化率
も摩擦係数の上昇も少なく、高容量磁気テープ用として
好適な積層ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 二軸配向ポリエステルフィルムの少なく
とも一方の面に、有機高分子および無機物からなる積層
部を設けた二軸配向積層ポリエステルフィルムであっ
て、長手方向および/または幅方向の弾性率が7.0G
Pa以上であり、同方向で測定の100℃熱収縮率が
0.5%以下であり、かつ、同方向で測定の、温度50
℃、荷重28MPaの条件下で30分経時後のクリープ
コンプライアンスが0.05〜0.30GPa-1である
二軸配向積層ポリエステルフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二軸配向積層ポリエ
ステルフィルムおよびその製造方法に関し、特に耐クリ
ープ特性、寸法安定性に優れ高密度磁気記録テープ用ベ
ースフィルムとして好適な二軸配向積層ポリエステルフ
ィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリエステルフィルムは、その
優れた機械的特性、熱的特性、電気的特性、耐薬品性の
ために、さまざまな分野で利用されており、特に磁気テ
ープ用ベースフィルムとして有用である。磁気テープに
おいては、近年小型化と長時間記録化(高容量化)のた
めにベースフィルムの一層の薄膜化が要求されるととも
に、面記録密度が高くなる傾向にある。薄膜化、高面記
録密度化が進むと、磁気テープとして使用され、連続的
に張力を受けた状態での寸法変化、すなわち耐クリープ
性が悪い場合や、高温下でのテープ加工やテープ保存時
の寸法変化、すなわち熱収縮率が悪い場合には、再生時
のトラックずれによるエラーが発生しやすくなる。そこ
で、ポリエステルフィルムのクリープ特性および熱収縮
率を向上させる方法として、ポリエステルフィルムの延
伸条件、熱処理条件を工夫する方法が提案されている
(特開平11−348114号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の二軸配向ポリエステルフィルムでは、依然
として高温での寸法安定性が悪くなりやすいため、高温
で連続使用したときの寸法変化や摩擦係数の上昇が大き
くなりやすいという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、磁気記録のトラックずれ
が少なく高温での連続使用にも耐えうる磁気テープを製
造できる二軸配向積層ポリエステルフィルムおよびその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の二軸配向積層ポリエステルフィルムは、二
軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に有
機高分子および無機物からなる積層部を設けた二軸配向
積層ポリエステルフィルムであって、長手方向および/
または幅方向の弾性率が7.0GPa以上であり、同方
向で測定の100℃熱収縮率が0.5%以下であり、か
つ、同方向で測定の、温度50℃、荷重28MPaの条
件下で30分経時後のクリープコンプライアンスが0.
05〜0.30GPa-1の範囲であることを特徴とす
る。
【0006】また、本発明の二軸配向積層ポリエステル
フィルムの製造方法は、ポリエステルフィルムの結晶配
向が完了する前に、該ポリエステルフィルムの少なくと
も片面に、有機高分子および無機物を水および/または
有機溶媒に分散させた溶液を塗布した後、少なくとも1
方向に延伸を行い、熱固定を行うことにより上記記載の
二軸配向積層ポリエステルフィルムを製造することを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の積層ポリエステルフィル
ムにおけるポリエステルとしては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレンナフタレートなどが挙げられ、特にポリエチレ
ンテレフタレートが、原料の入手性や表面の粗大突起低
減のために好ましいが、特に限定されるものではない。
また、これらの2種以上が混合されたものであってもよ
い。またこれらと他のジカルボン酸成分やジオール成分
が共重合されたものであってもよい。また内層と表層の
2層以上からなる複合体フィルムであってもよい。例え
ば内層部に実質的に粒子を含有せず、表層部に粒子を含
有させた層を設けた複合体フィルム、内層部に粗大粒子
を有し、表層部に微細粒子を含有させた複合体フィルム
などが挙げられる。また上記複合体フィルムは内層部と
表層部が異種のポリマーであっても同種のポリマーであ
ってもよい。上述したポリエステルを使用する場合には
その極限粘度(25℃のo−クロロフェノール中で測
定)は0.4〜1.2dl/gが好ましく、0.5〜
0.8dl/gであるのがより好ましい。
【0008】本発明におけるポリエステルフィルムは、
二軸配向されたものである。二軸配向しているとは未延
伸すなわち結晶配向が完了する前のポリエステルフィル
ムを長手方向および幅方向にそれぞれ2.5〜5.0倍
程度延伸し、その後熱処理により結晶配向を完了させた
ものであり、広角X線回折で二軸配向のパターンを示す
ものをいう。ポリエステルフィルムが二軸配向していな
い場合には、積層ポリエステルフィルムの耐熱性、寸法
安定性、機械的強度が不十分となり、本発明に適した積
層フィルムを得ることができない。
【0009】本発明のポリエステルフィルム中には本発
明の効果を阻害しない範囲内で各種の添加剤、他の樹
脂、架橋剤などが含有されていてもよい。例えば酸化防
止剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、有機、無機の粒子、
顔料、染料、帯電防止剤、核剤、難燃剤、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、
フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ゴム系樹脂、ワック
ス組成物、メラミン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、
メチロール化、アルキロール化された尿素系架橋剤、ア
クリルアミド、ポリアミド、エポキシ樹脂、イソシアネ
ート化合物、アジリジン化合物、各種シランカップリン
グ剤、各種チタネート系カップリング剤などを用いるこ
とができる。
【0010】二軸配向ポリエステルフィルムの少なくと
も一方の面に設ける積層部を構成する有機高分子として
は、ポリエステルやポリオレフィンなどの熱可塑性樹
脂、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂やアクリル等
の水分散性樹脂、多官能アクリルなどの架橋性樹脂、芳
香族ポリアミドやポリイミド等を用いることが出来る
が、耐クリープ性や高温での連続使用性の面から300
℃以下に分解点も融点も持たない芳香族ポリアミドが好
ましく、積層部の構成物質の50重量%以上が300℃
以下に分解点も融点も持たない芳香族ポリアミドである
ことが好ましい。
【0011】また、積層部に含まれる無機物としては、
珪酸金属塩や金属アルコキシドを出発物質とした無機ガ
ラスや、コロイダルシリカ、アルミナ、チタン、層状粘
土鉱物などの無機粒子等を用いることが出来るが、積層
部にコロイダルシリカや粘土鉱物などの無機粒子が10
〜50重量%含有されることが、熱収縮率低減のために
好ましい。
【0012】また、二軸配向ポリエステルフィルムの少
なくとも一方の面に設ける積層部を構成する物質は、3
00℃以下に分解点も融点もを持たないことが、高温で
の連続使用時の摩擦係数上昇が小さくなり易いため好ま
しい。
【0013】本発明の積層部を構成する、有機高分子お
よび無機物の組み合わせとしては、例えば、有機高分
子としてパラ芳香族アミドや剛直な構造の芳香族ポリイ
ミド等の高剛性有機高分子を用い、無機物としてコロイ
ダルシリカなどの無機粒子を用い、該無機粒子を0.5
重量%〜30重量%含有させたもの、水分散性ポリエ
ステルや水分散性アクリル、ポリビニルアルコールなど
の水溶性または水分散性有機高分子中に合成マイカなど
の板状無機粒子を20重量%〜70重量%含有させたも
の、珪酸ナトリウム水溶液や金属アルコキシドの加水
分解物溶液に、水分散性ポリエステルや水分散性アクリ
ル、ポリビニルアルコールやポリ酢酸ビニルなどの、水
溶性、水分散性もしくは低級アルコール可溶性(即ち、
炭素数1〜4の低級アルコールに可溶性または微分散
性)の有機高分子を、固形分比で0.1重量%〜15重
量%含有させたもの、あるいはこれらとコロイダルシリ
カなどの無機粒子とを組み合わせたものが好適である。
【0014】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィル
ムは、フィルム長手方向および幅方向のうちの少なくと
もどちらかの方向での弾性率が7.0GPa以上であ
り、同方向で測定の、荷重28MPaの条件下で30分
経時後のクリープコンプライアンスが0.05〜0.3
0GPa-1であり、同方向で測定の100℃熱収縮率が
0.5%以下である。なお、フィルム長手方向および幅
方向の弾性率がともに7.0GPa以上の場合、クリー
プコンプライアンスや100℃熱収縮率は、少なくとも
どちらかの方向での測定値であればよい。弾性率もしく
はクリープコンプライアンスがこの範囲から外れると、
高温での連続使用時の寸法変化が大きくなってしまう。
また、熱収縮率が0.5%より大きいと、高温での長期
保存後の使用が出来なくなる。特にヤング率が8.0G
Pa以上、クリープコンプライアンスが0.05〜0.
25GPa-1、100℃における熱収縮率が0.3%以
下である場合、高温での連続使用時の寸法変化がさらに
小さなフィルムが得やすくなるため好ましい。クリープ
コンプライアンスは一般に小さい方が好ましいが、積層
ポリエステルフィルムでは一般に0.05以下とするこ
とが困難である。弾性率の上限は特に限定しないが、一
般に二軸配向積層ポリエステルフィルムでは15GPa
以上とすることは困難である。
【0015】ここで、クリープコンプライアンスは、一
定荷重を受けたときの寸法変化率を表したものであり、
具体的には50℃の温度下で試料長(L0)のフィルム
に荷重28MPaをかけて、30分経過したときの試料
長(L)を測定して下式で計算された値である。 クリープコンプライアンス(GPa-1)={(L−
0)/ L0}÷0.028 L0 :荷重前の試料長(μm) L :30分経過した時の試料長(μm) 荷重 :28MPa
【0016】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィル
ムの薄膜硬度計を用いて測定した0.5μm押し込み時
のビッカース硬度は500MPa以上であることが好ま
しく、600MPa以上であることが更に好ましい。
0.5μm押し込み時のビッカース硬度が500MPa
より小さいと、高温での摩擦係数の上昇が大きくなりや
すいため好ましくない。
【0017】ここで、0.5μm押し込み時のビッカー
ス硬度とは、対稜角80゜の先端を有するダイヤモンド
三角圧子を試料に押し込んだときの荷重変化から、下式
で求められる値である。
【数1】 ここで、H(ε)は深さεにおけるビッカース硬度、W
(x)は押し込み深さxでの荷重である。
【0018】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィル
ムにおいて、有機高分子および無機物からなる積層部の
厚みのフィルム全体厚みに対する割合(積層比率)は1
0〜50%であることが好ましく、更に好ましくは15
〜30%である。積層部の厚みのフィルム全体厚みに対
する割合(積層比率)が5%より小さいと、弾性率が7
GPa以上であっても100℃における熱収縮率が0.
5%より大きくなる場合が多くなり、50%より大きい
と繰り返し使用後の弾性率低下が起こりやすくなるため
好ましくない。
【0019】本発明において、二軸配向ポリエステルの
層と有機高分子および無機物からなる積層部との界面接
着力は100g/25mm以上であることが好ましく、
200g/25mm以上であることが更に好ましい。界
面接着力が100g/25mmより小さいと、繰り返し
使用後の弾性率低下が起こりやすいため好ましくない。
【0020】本発明において、二軸配向ポリエステルフ
ィルム上に有機高分子および無機物からなる積層部を設
ける方法としては、結晶配向完了後の二軸配向ポリエ
ステルフィルム上に蒸着またはスパッタリングにより積
層部を設ける方法、結晶配向完了後の二軸配向ポリエ
ステルフィルム上に有機高分子および無機物を水および
/または有機溶媒に分散させた溶液を塗布した後、乾燥
硬化させる方法、ポリエステルフィルムの結晶配向が
完了する前に、有機高分子および無機物を水および/ま
たは有機溶媒に分散させた溶液を塗布し、少なくとも1
方向に延伸を行った後熱固定を行う方法があるが、特
に、の方法が、大量、高速に生産可能であるだけでは
なく、二軸配向ポリエステルの層と積層部との界面接着
力の大きなフィルムを得やすく、繰り返し使用後の弾性
率低下が小さくなりやすいため好ましい。
【0021】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィル
ムの好ましい製造方法を記すがこれに限定されるもので
はない。
【0022】充分に乾燥させたポリエステルチップを溶
融押し出し機に供給し、280〜300℃で溶融押し出
しし、20〜70℃の鏡面冷却ドラム上でシート化す
る。このシートを加熱ロール、赤外線ヒーターを用いて
加熱した後、ロール/ロール間で長手方向に80〜12
0℃の温度で2.5〜5.5倍に延伸する。ここで、温
度、倍率を変更して2回以上に分けて延伸を行うこと
が、製膜速度を大きくするため、また、フィルム長手方
向の弾性率の大きなフィルムを得るために好ましい。そ
の一軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
有機高分子および無機物を水および/または有機溶媒に
分散させた溶液を塗布し、その後、フィルムの両端をク
リップで把持して80〜120℃の予熱工程を経て80
〜120℃で幅方向に2.5〜6.0倍の延伸を行う。
更に連続的に180〜250℃で熱処理を行い基材ポリ
エステルフィルムの結晶配向を完了させると同時に積層
部を乾燥、硬化させる。
【0023】本発明の積層ポリエステルフィルムは高容
量磁気記録媒体用フィルムとして特に好適であるが、高
温定荷重下で長期使用され、寸法変化や摩擦係数の上昇
が問題になりやすい用途、例えば熱転写型のプリンター
リボンや蒸着処理を行うコンデンサー用途などに用いる
こともできる。
【0024】[特性の測定方法および効果の評価方法]
本発明における特性の測定方法および効果の評価方法は
次のとおりである。なお、以下の実施例、比較例におけ
るフィルム特性は、フィルム長手方向または幅方向のう
ち、弾性率の値の大きい方の方向でもって測定した。 (1)弾性率 オリエンテック(株)製フィルム強伸度自動測定装置
“テンシロンAMF/RTA−100”を用いて、試料
フィルム(幅10mm、試長間50mm)を、引張り速
度200mm/分で引っ張った。得られた張力−歪曲線
の立上がりの接線の勾配から弾性率を求めた。測定は2
5℃、65%RHの雰囲気下で行った。 (2)クリープコンプライアンス フィルムを幅5mmにサンプリングし、試長15mmに
なるように、真空理工(株)製TMA TM−3000
および加熱制御部TA−1500にセットした。ここで
フィルムの伸縮量をカノープス電子(株)製ADコンバ
ータADX−98Eを介して、日本電気(株)製パーソ
ナルコンピューターPC−9801に取り込み後、デー
タを出力し、伸縮量(%表示:ΔL)を記録計に記録さ
せて読み取り、次式でクリープコンプライアンスを算出
した。 クリープコンプライアンス(GPa-1)=(ΔL/10
0)÷0.028 測定条件は、サンプルをセットした後、荷重1gをかけ
て加熱昇温して50℃に制御した状態で、40g/分の
速度でフィルムに28MPaの荷重をかけて、30分間
保ち、その時のフィルム伸び量を測定した。
【0025】(3)熱収縮率 フィルムを幅10mmにサンプリングして、200mm
の間隔に標線をマークして、標線の間隔を測定(L0
した後、そのフィルムを紙の間に挟み、100℃の温度
に制御したオーブンに入れ、30分処理した後、取り出
して、1時間室温に放置後、標線の間隔を測定(L)し
て、次式から熱収縮率を求めた。 熱収縮率(%)={ (L0−L)/L0 }×100
【0026】(4)ビッカース硬度 日本電気(株)製薄膜硬度計MHA−400を用いて測
定した。対稜角80゜の先端を有するダイヤモンド三角
圧子を用い、押し込み速度10.5nm/minで押し
込み深さxにおける荷重W(x)を測定した。深さεに
おけるビッカース硬度H(ε)は下式でも止めることが
出来るため、深さ0.5μmにおけるビッカース硬度を
求めた。
【数2】
【0027】(5)積層比率 積層フィルムの薄膜切片を透過型電子顕微鏡で観察し、
10000倍以上の倍率で表裏の積層部の厚み(t1,
t2)を求め、さらに低倍率で観察してフィルム全体の
厚み(tT)を求め、次式で積層比率R(%)を求め
た。 R={(t1+t2)/tT}×100
【0028】(6)剥離応力 積層ポリエステルフィルムの積層面上にポリウレタン
(“タケラック”A−385/“タケネート”A−50
(重量比で6/1に混合して使用):武田薬品工業
(株)製)の酢酸エチル溶液を乾燥後の厚みが3μmと
なるように塗布し、110℃で1分間乾燥した後、コロ
ナ放電処理を施した50μm厚の二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルムを張り合わせ、90℃で熱ラミネートした。
その後45℃で70時間熱処理を行い、25mm幅の短
冊状にサンプリングし、テンシロン型引っ張り試験機に
て100mm/分の速度でT字剥離試験を行った。ポリ
エステルフィルムと積層膜との剥離応力を求めた。剥離
応力が300g/25mmとなっても積層膜が全く剥離
しない場合は、測定不可とした。
【0029】(7)積層部材料の300℃以下の融点ま
たは分解点の有無 フィルムを10mm幅にスリットし、100gの張力を
かけて10m/分で走行させる。100mmのフリー区
間の中央部で市販の剃刀の刃を垂直に5mm押しつけ、
剃刀刃上に付着した削れ粉を集める。削れ粉を5mg集
め、パーキングエルマ社製のDSC(示差走査熱量計)
II型を用いて測定した。液体窒素で冷却し0℃から30
0℃まで10℃/分で昇温し、5J/g以上の融解また
は分解による吸熱ピークの有無を調べた。
【0030】(8)長期寸法変化率 フィルムを幅10mmにサンプリングして、200mm
の間隔に標線をマークして、標線の間隔を測定(L0
した後、30MPaの荷重をかけ、80℃、60%RH
の高温恒湿槽内で24時間処理した。取り出し後、23
℃、65%RHで2時間調湿して標線の間隔を測定
(L)して、次式から長期寸法変化率を求めた。 長期寸法変化率(%)={ (L−L0)/L0 }×10
0 長期寸法変化率は小さいほど好ましく、1%より大きい
と高温での長期使用に適さない。
【0031】(9)高温摩擦上昇率 フィルムを幅8mm、長さ30cmのテープ状にスリッ
トしたものを23℃、65%RHの雰囲気内で、又は6
0℃、30%RHの高温恒湿槽内で、テープ走行試験機
を用いてステンレス製ガイドピン(表面粗度:Raで1
00nm)上を走行させて摩擦する(走行速度2m/
分、巻き付け角90゜、出側張力100g、走行距離2
0cm、走行回数50回)。50回目の入り側張力から
下式を用いて23℃における動摩擦係数μk23、60℃
における動摩擦係数μk60を求めた。 μk=1.467log(100/T) 高温摩擦上昇率は下式で求めた。 高温摩擦上昇率(%)={(μk60−μk23)/μk2
3}×100 高温摩擦上昇率は小さいほど好ましく、高温での連続使
用を行う場合は100%以下である必要がある。
【0032】(10)摩擦後の弾性率の低下率 上記(9)での23℃、65%RHでの摩擦試験を行う
前と50回後とにそれぞれ前記(1)の方法で弾性率を
測定し、その変化率を下式で求めた。 弾性率の低下率(%)={(E0−E50)/E0}×
100 ここで、E0は摩擦試験前の弾性率、E50は50回走
行後サンプルの弾性率である。弾性率低下率は30%以
下であることが好ましい。
【0033】
【実施例】実施例1 予め、濾過精度1.2μmの燒結金属フィルターと濾過
精度0.6μmのポリプロピレン製フィルターを通過さ
せたN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略す)
に、芳香族ジアミン成分として90モル%に相当する2
−クロルパラフェニレンジアミンと、10モル%に相当
する4、4’−ジアミノジフェニルエ−テルとを溶解さ
せ、これに100モル%に相当する2−クロルテレフタ
ル酸クロリドおよび平均粒子径0.05μmのコロイダ
ルシリカを添加し、2時間撹拌して重合を完了し、ポリ
マー濃度10重量%の芳香族ポリアミド溶液を得た。こ
のポリアミド溶液中には塩酸が含まれるので、この溶液
を大量の水により再沈させ、ポリマーを単離し、さら
に、40℃の流水中で60分間洗浄して塩酸を除去し
た。得られたポリマーを150℃で乾燥させた後、NM
P中に50℃で徐々に溶解させ、ポリマー濃度10重量
%、ポリマーに対するコロイダル粒子濃度15重量%の
芳香族ポリアミド溶液(以下溶液Aとする)を得た。
【0034】実質的に粒子を含有しないポリエチレンテ
レフタレート(極限粘度0.63dl/g)チップを1
80℃で充分に真空乾燥した後、溶融押し出し機に供給
し、285℃で溶融後、濾過精度2μmの焼結金属フィ
ルターを通した後、T字型口金よりシート状に押し出
し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面
キャストドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸
シートを95℃に加熱したロール群で長手方向に3.5
倍に延伸し、1軸延伸フィルムを得た。このフィルムの
両面に溶液Aを濾過精度5μm、0.9μmの焼結金属
フィルタ−を通した後、ダイコート方式で片面当たりの
最終積層厚みが0.5μmになるように塗布した。塗布
されたフィルムの両端をクリップで把持しつつ80℃の
予熱ゾーンに導き、引き続き100℃の加熱ゾーンで幅
方向に4.0倍延伸した。更に連続的に230℃の熱処
理ゾーンで1秒間の熱処理を施した後、引き続きフィル
ムの両端をクリップで把持しつつ230℃の加熱ゾーン
で1.2倍延伸を行った後定長下で230℃、4秒の熱
処理を行い、NMPを完全に乾燥させた。この積層フィ
ルムは全厚みが5μm、積層部厚みが表裏各0.5μm
であった。フィルム特性の測定は全てフィルム幅方向に
行った。なお、得られた積層フィルムの長手方向の弾性
率は7.2GPaであった。
【0035】実施例2 80℃に加熱した水に、平均粒子径0.05μmのコロ
イダルシリカおよびモンモリロナイト(クミニネ工業
(株)製、”クニピア”−G)と、ポリビニルアルコー
ル(クラレ(株)製PVA103)とを添加し、固形分
濃度10%、固形分の比率がコロイダルシリカ:モンモ
リロナイト:ポリビニルアルコール=10:30:60
となる溶液を得た。この溶液100重量部に対しグリセ
リンを10重量部添加し、溶液Bを得た。
【0036】実質的に粒子を含有しないポリエチレンテ
レフタレート(極限粘度0.63dl/g)チップを1
80℃で充分に真空乾燥した後、溶融押し出し機に供給
し、285℃で溶融後、濾過精度2μmの焼結金属フィ
ルターを通した後、T字型口金よりシート状に押し出
し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面
キャストドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸
シートを95℃に加熱したロール群で長手方向に3.5
倍に延伸し、1軸延伸フィルムを得た。このフィルムの
両面に溶液Bを濾過精度15μmの焼結金属フィルタ−
を通した後、グラビアコーターを用いて片面当たりの最
終積層厚みが0.8μmになるように塗布した。塗布さ
れたフィルムの両端をクリップで把持しつつ80℃の予
熱ゾーンに導き、引き続き120℃の加熱ゾーンで幅方
向に4.5倍延伸した。更に連続的に230℃の熱処理
ゾーンで1秒間の熱処理を施した後、引き続きフィルム
の両端をクリップで把持しつつ230℃の加熱ゾーンで
1.1倍延伸を行った後定長下で230℃、4秒の熱処
理を行った。この積層フィルムは全厚みが5μm、積層
部厚みが表裏各0.8μmであった。フィルム特性の測
定は全てフィルム幅方向で行った。なお、得られた積層
フィルムの長手方向の弾性率は6.7GPaであった。
【0037】実施例3 JIS規格3号水ガラス100gに対してリン酸2水素
カリウム5%水溶液100gを添加し、加熱したポリビ
ニルアルコール(クラレ(株)製PVA103)溶液を
添加して、固形分濃度10%、固形分の比率が水ガラス
固形分:ポリビニルアルコール=85:15となる溶液
を得た。この溶液100重量部に対しグリセリンを10
重量部添加し、溶液Cを得た。
【0038】実質的に粒子を含有しないポリエチレンテ
レフタレート(極限粘度0.63dl/g)チップを1
80℃で充分に真空乾燥した後、溶融押し出し機に供給
し、285℃で溶融後、濾過精度2μmの焼結金属フィ
ルターを通した後、T字型口金よりシート状に押し出
し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面
キャストドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸
シートを95℃に加熱したロール群で長手方向に3.5
倍延伸し、1軸延伸フィルムを得た。このフィルムの両
面に、溶液Cを濾過精度15μmの焼結金属フィルタ−
を通した後、グラビアコーターを用いて片面当たりの最
終積層厚みが0.3μmになるように塗布した。塗布さ
れたフィルムの両端をクリップで把持しつつ80℃の予
熱ゾーンに導き、引き続き120℃の加熱ゾーンで幅方
向に4.1倍延伸し、さらに230℃の熱処理ゾーンで
5秒間の熱処理を行った。この積層フィルムは全厚みが
5μm、積層部厚みが表裏各0.3μmであった。フィ
ルム特性の測定は全てフィルム幅方向に行った。
【0039】実施例4 実質的に粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート
(極限粘度0.63dl/g)チップを180℃で充分
に真空乾燥した後、押し出し機に供給し、285℃で溶
融後、濾過精度2μmの焼結金属フィルターを通した
後、T字型口金よりシート状に押し出し、静電印加キャ
スト法を用いて表面温度20℃の鏡面キャストドラムに
巻き付けて冷却固化した。この未延伸シートを120℃
の加熱ロールを用いて加熱して長手方向に2.0倍、引
き続き80℃の加熱ロールを用いて長手方向に3.0倍
延伸し、1軸延伸フィルムを得た。この1軸延伸フィル
ムの両端をクリップで把持しつつ80℃の予熱ゾーンに
導き、引き続き100℃の加熱ゾーンで幅方向に4.0
倍延伸し、更に連続的に230℃の熱処理ゾーンで5秒
間の熱処理を行った。
【0040】こうして得られた厚さ4μmの二軸配向ポ
リエステルフィルムの両面に、実施例1で用いた溶液A
をダイコーターを用いて乾燥後の厚みがそれぞれ0.5
μmとなるように塗布し、両端をクリップで把持しつつ
235℃のオーブン中で10秒乾燥し、積層フィルムを
得た。フィルム特性の測定は全てフィルム長手方向で行
った。
【0041】実施例5 多摩化学工業(株)製高純度正珪酸エチル(テトラエト
キシシラン)5kgに、球形コロイダルシリカ粒子水ゾ
ル(日産化学工業(株)“スノーテックスST−O”、
1次粒子径約15nm、粒子濃度20重量%)10k
g、及び0.1規定塩酸300gを混合した後、スクリ
ューを用いて3時間撹拌を行った。この原液をイソプロ
ピルアルコールで希釈し、75kgの加水分解液を得
た。この加水分解液75kgに有機高分子成分として山
南合成化学(株)製水溶性樹脂SA−321の10重量
%水溶液を3.75kg添加し、1時間撹拌してコーテ
ィング液を作成した。
【0042】厚さ4.5μm、長手方向、幅方向の弾性
率がそれぞれ5.0GPaである東レ(株)製ポリエス
テルフィルム“ルミラー”の両面に、片面当たりの最終
積層厚さが0.4μmになるようにワイヤーバー方式の
コーターを使用して上記コーティング液を塗布し、フロ
ーターオーブンを用いて100℃で5秒間乾燥、200
℃で10秒間熱処理を行い、積層ポリエステルフィルム
を得た。得られた積層フィルムの特性はフィルム長手方
向で測定した。なお、フィルム幅方向の弾性率は7.2
5GPaであった。
【0043】比較例1 実質的に粒子を含有しないポリエチレンテレフタレート
(極限粘度0.63dl/g)チップを180℃で充分
に真空乾燥した後、溶融押し出し機に供給し、285℃
で溶融後、濾過精度2μmの焼結金属フィルターを通し
た後、T字型口金よりシート状に押し出し、静電印加キ
ャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面キャストドラム
に巻き付けて冷却固化した。この未延伸シートを95℃
に加熱したロール群で長手方向に3.5倍延伸し、1軸
延伸フィルムを得た。この1軸延伸フィルムの両端をク
リップで把持しつつ80℃の予熱ゾーンに導き、引き続
き100℃の加熱ゾーンで幅方向に4.0倍延伸し、更
に連続的に230℃の熱処理ゾーンで幅方向に1.4倍
再延伸を行い、定長下で230℃、5秒の熱処理を行っ
た。フィルム特性の測定は全てフィルム幅方向に行っ
た。
【0044】比較例2 100℃での横延伸倍率を3.0倍、230℃での再延
伸倍率を1.1倍とした以外は実施例1と全く同様にし
て二軸配向積層ポリエステルフィルムを得た。フィルム
特性の測定は全てフィルム幅方向に行った。得られた積
層フィルムの特性は表1に示すとおりであった。実施例
での積層フィルムは弾性率、熱収縮率、クリープ特性が
全て本発明を満足するので、長期寸法変化率、高温摩擦
上昇率及び弾性率低下率が小さい良好なフィルムであっ
た。しかし、比較例でのフィルムは、弾性率、熱収縮
率、クリープ特性のいずれかが本発明を満足しないの
で、長期寸法変化率、高温摩擦上昇率又は弾性率低下率
が不良であった。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィ
ルムは、高温定荷重下で長期使用した後の寸法変化率も
摩擦係数の上昇も少ない。これにより、本発明のフィル
ムは、磁気記録媒体分野、熱転写リボン、フィルムコン
デンサー等のいずれの用途にも好適に用いることができ
るが、特に、磁気記録媒体、とりわけ、薄膜フィルムを
使用する高容量磁気テープに好ましく使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 67:00 B29K 67:00 Fターム(参考) 4F100 AA00B AA00H AA17B AA20B AA20H AK01B AK41A AK42A AK47B BA25 CA23B DE01B DE01H EH462 EJ371 EJ373 GB41 JA03 JA04B JA20 JB05B JK06 JK07 JK12 JM01B YY00 4F210 AA24 AC03 AD05 AD08 AG01 AG03 QA02 QC06 QD04 QD08 QG01 QG11 QG15 QL12 QW07 4J002 BB011 BE021 BG001 CF001 CL061 CM041 DE136 DE146 DJ006 DJ016 DL006 FA016 GF00 GM00 GQ00 GS01 HA04 HA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸配向ポリエステルフィルムの少なく
    とも一方の面に、有機高分子および無機物からなる積層
    部を設けた二軸配向積層ポリエステルフィルムであっ
    て、長手方向および/または幅方向の弾性率が7.0G
    Pa以上であり、同方向で測定の100℃熱収縮率が
    0.5%以下であり、かつ、同方向で測定の、温度50
    ℃、荷重28MPaの条件下で30分経時後のクリープ
    コンプライアンスが0.05〜0.30GPa-1である
    ことを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 薄膜硬度計を用いて測定した0.5μm
    押し込み時のビッカース硬度が500MPa以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の二軸配向積層ポリエ
    ステルフィルム。
  3. 【請求項3】 有機高分子および無機物からなる積層部
    の厚みのフィルム全体厚みに対する割合が5〜50%で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の二軸配向
    積層ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 有機高分子および無機物からなる積層部
    が、300℃以下に分解点も融点も持たない物質で構成
    されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の二軸配向積層ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 有機高分子および無機物からなる積層部
    が、300℃以下に分解点も融点も持たない芳香族ポリ
    アミドを50重量%以上含有することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の二軸配向積層ポリエステル
    フィルム。
  6. 【請求項6】 有機高分子および無機物からなる積層部
    が、無機粒子を10〜50重量%含有することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の二軸配向積層ポリ
    エステルフィルム。
  7. 【請求項7】 有機高分子および無機物からなる積層部
    が、金属酸化物および、水溶性、水分散性もしくは低級
    アルコール可溶性の高分子を主成分とするマトリックス
    と、該マトリックス中に分散する無機粒子とを含有する
    層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 二軸配向ポリエステルの層と有機高分子
    および無機物からなる積層部との界面接着力が100g
    /25mm以上である請求項1〜7のいずれかに記載の
    二軸配向積層ポリエステルフィルム。
  9. 【請求項9】 ポリエステルフィルムの結晶配向が完了
    する前に、該ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    に、有機高分子および無機物を水および/または有機溶
    媒に分散させた溶液を塗布した後、少なくとも1方向に
    延伸を行い、熱固定を行うことにより請求項1〜8のい
    ずれか記載の二軸配向積層ポリエステルフィルムを製造
    することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフィル
    ムの製造方法。
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