JP2002028882A - ハンドリングアタッチメント - Google Patents

ハンドリングアタッチメント

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JP2002028882A
JP2002028882A JP2000214182A JP2000214182A JP2002028882A JP 2002028882 A JP2002028882 A JP 2002028882A JP 2000214182 A JP2000214182 A JP 2000214182A JP 2000214182 A JP2000214182 A JP 2000214182A JP 2002028882 A JP2002028882 A JP 2002028882A
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JP2000214182A
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Hirokazu Okada
浩和 岡田
Keiichi Nakamura
敬一 中村
Kazuo Nakade
和夫 中出
Toshiyuki Takasago
俊之 高砂
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性をもたせたハンドリングアタッチメン
トの提供。 【解決手段】 1以上の連結棒2と、連結棒2間に位置
して連結棒2同士を連結するかまたは連結棒2とハンド
リング3間に位置して連結棒2とハンドリング3を連結
するかまたは連結棒2と設備4間に位置して連結棒2と
設備4を連結する、連結棒2とは別体形成の連結部1
と、の任意の組合せからなり、連結棒2と連結部1との
連結は、連結角度が調整可能であり、かつ調整された連
結角度が溶接以外の手段で固定可能であるハンドリング
アタッチメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備(たとえば、
ロボット等)とハンドリング(たとえば、吸着盤)との
間に介在されて、部品の取扱いを容易にする治具である
ハンドリングアタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】プレス工程間におけるパネル等の部品の
搬送等には、ロボットやトランスファマシンや専用の設
備が用いられ、これら設備には搬送部品の形状に合わせ
て作製したハンドリングアタッチメント(連結棒や連結
部を組み合わせて作製した搬送用治具)が取り付けられ
て、部品の吸着、グリップなどを容易にしている。従来
のハンドリングアタッチメントは、それぞれ、搬送され
る部品の形状に合わせて一品一様で製作される。また、
連結棒の長さや連結部の角度を部品に合わせて調整した
後、調整部を溶接固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハンドリングア
タッチメントは、部材間を溶接固定しているため、1つ
の搬送部品用として作製したハンドリングアタッチメン
トを他の部品の搬送に適用することはできず、種類の異
なる搬送部品間での汎用性が無い。その結果、搬送部品
の種類に対応して多セットのハンドリングアタッチメン
トを用意しなければならず、アタッチメント数の増大、
コストアップを招く。また、使用済みのハンドリングア
タッチメントをリサイクルできず、その点からもコスト
アップを招いている。本発明の目的は、種類の異なる搬
送部品間での汎用性をもたせたハンドリングアタッチメ
ントを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 1以上の連結棒と、連結棒間に位置して連結棒
同士を連結するかまたは連結棒とハンドリング間に位置
して連結棒とハンドリングを連結するかまたは連結棒と
設備間に位置して連結棒と設備を連結する、連結棒とは
別体形成の連結部と、の任意の組み合わせ構造からな
り、前記連結棒と前記連結部との連結は、連結角度が調
整可能でありかつ調整された連結角度が溶接以外の手段
で固定可能であるハンドリングアタッチメント。 (2) 前記連結部が、球面状の内周面をもつホルダー
と、球面状の外周面をもちホルダーに摺動可能に保持さ
れる球体部と、からなる(1)記載のハンドリングアタ
ッチメント。 (3) 前記球体部には割れ目が設けられているととも
に内部にテーパ状凹部が形成されており、該テーパ状凹
部にテーパ状締め付け具を締め込むことにより球体部が
押し広げられて前記ホルダーに固定される(2)記載の
ハンドリングアタッチメント。 (4) 前記ホルダーが、回動可能に連結された2つの
半割り部と、一方の半割り部に連結されたフックと、他
方の半割り部に設けられてフック係合部と、を有してい
る(2)記載のハンドリングアタッチメント。 (5) 前記連結部が、その一端部に、該連結部に取り
付けられるハンドリングを取付け可能な形状に形成され
たハンドリング取付け部を有する(2)記載のハンドリ
ングアタッチメント。 (6) ホルダーにはホルダー軸芯と直交する方向に延
びる第1の軸部が結合されており、球体部には第2の軸
部が結合されており、第1の軸部と第2の軸部とは任意
の角度に調整可能である(2)記載のハンドリングアタ
ッチメント。 (7) 前記1以上の連結棒の長さが複数種類に設定さ
れている(1)記載のハンドリングアタッチメント。 (8) 前記連結部と前記連結棒間または前記連結棒間
の連結固定構造をピンまたはボルトとし、かつピンまた
はボルトの位置およびサイズを全ての連結部と連結棒間
または連結棒間で揃えた請求項1記載のハンドリングア
タッチメント。 (9) 前記連結部が互いに直交する、ねじの切られた
第1の軸部およびねじが切られていない第2の軸部を有
する第1の部分と、該第1の部分の第1の軸部が挿通さ
れる環状部と該環状部から環状部の軸芯に直交して外側
に延びる第3の軸部を有する第2の部分と、第1の軸部
に螺合されるナットと、からなる(1)記載のハンドリ
ングアタッチメント。 (10) 前記連結部が、3以上の軸部を有している
(1)記載のハンドリングアタッチメント。 (11) 前記連結棒の、少なくとも一端部に、2以上
の凹部が形成されており、該2以上の凹部が形成された
連結棒端部に2以上の連結部が連結可能とされている
(1)記載のハンドリングアタッチメント。 (12) 前記連結棒の端部と該連結棒の端部に着脱可
能に取付けられる連結部との一方に軸部が形成され、他
方に該軸部を受け入れる凹部が形成されており、軸部を
凹部に挿入してピンまたはボルトで止めることにより連
結棒と連結部が連結される(1)記載のハンドリングア
タッチメント。 (13) 前記連結部とそれに連結される部材の接触面
に溝を刻んで両部材の締め付け後の相対回転を防止した
(1)記載のハンドリングアタッチメント。 (14) 設備のハンドリングアタッチメント取付け部
に、連結部の軸部を挿通させる孔を形成し、該孔に連結
部の軸部を挿通して連結部の軸部にナットを螺合させて
ハンドリングアタッチメントを設備への結合部に取り付
ける(1)記載のハンドリングアタッチメント。 (15) 前記連結棒に該連結棒の長手方向に延びる溝
孔を彫り込み、該連結棒と連結される連結部に前記連結
棒を挿通し連結棒の長手方向の連結部との取付け位置を
調整した後、連結棒を連結部とワッシャとで挟み込んで
連結棒を連結部に固定する(1)記載のハンドリングア
タッチメント。 (16) 互いに別体の、環状部と該環状部から半径方
向外側に延びる軸部を有する連結部を、連結部の環状部
の軸芯を合わせて複数重ね、該複数の連結部の環状部の
孔に1本のボルトを挿通して互いに固定した(1)記載
のハンドリングアタッチメント。 (17) 複数の連結棒を有し、段階的に連結棒の断面
積を小さくした(1)記載のハンドリングアタッチメン
ト。 (18) 連結棒をテーパ状に断面積を小さくした
(1)記載のハンドリングアタッチメント。
【0005】上記(1)〜(18)のハンドリングアタ
ッチメントでは、連結部と連結棒の組み合わせからハン
ドリングアタッチメントを構成し、連結部を角度調整可
能とし、調整された角度を溶接以外の手段で固定するよ
うにしたので、連結部の角度固定を解除して連結部の角
度を調整することにより、ハンドリングアタッチメント
を種類の異なる搬送部品間で適用することができるよう
になる。上記(15)のハンドリングアタッチメントで
は、連結棒と連結部の連結位置も調整できるようにした
ので、連結部間の長さも変えることができ、種類の異な
る搬送部品間で適用がより容易になる。上記(17)、
(18)のハンドリングアタッチメントでは、連結棒の
断面積を小さくすることができるので、ハンドリングア
タッチメントの軽量化をはかることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例のハンドリングアタ
ッチメントを、図面を参照して、説明する。本発明の全
実施例にわたって共通するまたは類似する構成部分に
は、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してあ
る。まず、本発明のハンドリングアタッチメントの、本
発明の実施例にわたって共通するかまたは類似する部分
を、たとえば図1を参照して、説明する。
【0007】図1に示すように、本発明のハンドリング
アタッチメントは、1以上の連結棒2と、連結棒2間に
位置して連結棒2同士を連結するかまたは連結棒2とハ
ンドリング1間に位置して連結棒2とハンドリング3を
連結するかまたは連結棒2と設備への連結部4間に位置
して連結棒2と設備への連結部4を連結する、連結棒2
とは別体形成の連結部1と、の任意の組み合わせ構造か
らなる。プレス工程間でのパネルの搬送を例にとると、
ハンドリング3はバキュウムカップであり、設備への連
結部4はロボットに固定される。ただし、ハンドリング
3はバキュウムカップに限られるものではなく、設備へ
の連結部4が固定される設備はロボットに限られるもの
ではない。連結棒2と連結部1との連結は、連結角度が
調整可能であり、かつ調整された連結角度が溶接以外の
手段で固定される。この構成では、連結部1と連結棒2
の組み合わせからハンドリングアタッチメントを構成
し、連結部1を角度調整可能とし、調整された角度を溶
接以外の手段で固定するようにしたので、連結部1の角
度固定を解除して連結部1の角度を調整することによ
り、ハンドリングアタッチメントを種類の異なる搬送部
品間で適用することができるようになる。また、溶接を
用いた固定でないため、固定解除が容易であり、種類の
異なる搬送部品間への適用、リサイクルが容易である。
【0008】つぎに、本発明の各実施例の構成、作用を
説明する。実施例1のハンドリングアタッチメントで
は、図2に示すように、連結部1が、球面状の内周面を
もつホルダー5と、球面状の外周面をもちホルダー5に
摺動可能に保持される球体部6と、からなる。実施例1
では、球面結合のため、連結部1を、任意の角度に角度
調整することができる。また、溶接を用いていないの
で、ボルト10を緩めることにより、際調整が可能であ
り、他のハンドリングアタッチメントへの適用が容易で
ある。
【0009】実施例2のハンドリングアタッチメントで
は、図3に示すように、球体部6には割れ目7が設けら
れているとともに内部にテーパ状凹部8が形成されてお
り、テーパ状凹部8にテーパ状締め付け具9をボルト1
0で締め込むことにより球体部6が押し広げられてホル
ダー5に固定される。実施例2では、球体部6には割れ
目7が設けられているので、球体部6を押し広げること
ができ、ホルダー5に固定できる。
【0010】実施例3のハンドリングアタッチメントで
は、図4に示すように、ホルダー5は、回動可能に連結
された2つの半割り部11と、一方の半割り部に回動可
能に連結されたフック12と、他方の半割り部に設けら
れてフック係合部13と、を有している。フック12を
フック係合部13から外した状態で、ホルダー5を開
き、隣りの連結棒1に結合している球体部6をホルダー
5内に挿入した後、ホルダー5を閉じ、フック12をフ
ック係合部13に係合させて、連結部1を組み立てる。
組立て後、連結部1の角度調整をし、この角度調整され
た角度で、テーパ状締め付け具9を締め付けて連結部1
の角度を固定する。実施例3のハンドリングアタッチメ
ントでは、ホルダー5を半割り構造としたので、球体部
6をホルダー5内に挿入でき、挿入後はフック12をか
けることにより、球体部6の外れを防止できる。
【0011】実施例4のハンドリングアタッチメントで
は、図2に示すように、連結部1は、その一端部に、連
結部1に取り付けられるハンドリング3(たとえば、バ
キュームカップ)を取付け可能な形状に形成されたハン
ドリング取付け部14を有する。連結部1のハンドリン
グ取付け部14の形状をハンドリング3に合わせること
により、ハンドリング3の取付けが容易になり、ハンド
リング3の外れも防止することができる。
【0012】実施例5のハンドリングアタッチメントで
は、図5に示すように、ホルダー5にはホルダー軸芯と
直交する方向に延びる第1の軸部15が結合されてお
り、球体部6には第2の軸部16が結合されており、第
1の軸部15と第2の軸部16とは、ホルダー5と球体
部6との球面接触により、任意の角度に調整可能であ
る。この構造では、連結部1の取付け角度を調整するこ
とにより、ハンドリング3または連結棒2の角度を任意
に設定できる。
【0013】実施例6のハンドリングアタッチメントで
は、図2に示すように、連結棒2の長さは、複数種類に
設定されている。連結棒2は、任意の断面の棒でよく、
たとえば、パイプでもよいし、I型鋼でもよい。また、
連結棒2の材料は任意で、軽量化のために、たとえばア
ルミ引き抜き材であってもよい。複数種類の長さの連結
棒2を用意しておくことにより、連結棒2の長短を自由
に設定できる。
【0014】実施例7のハンドリングアタッチメントで
は、図2に示すように、連結部1と連結棒2間または連
結棒2同士間の連結固定構造がピン17またはボルトと
されており、かつピン17またはボルトの位置およびサ
イズが、全ての連結部1と連結棒2間または連結棒2同
士間で揃えられている。溶接を用いない連結としたの
で、一たん固定された連結を、ピン17またはボルトを
外すことにより、解体して、再度組立てることができ、
1つのハンドリングアタッチメントを他の構造のハンド
リングアタッチメントに再構築でき、汎用性が上がる。
また、連結固定構造を揃えられているので、何れの部品
を組み合わせても同種類のピン17またはボルトで連結
することができ、汎用性がさらに上がる。
【0015】実施例8のハンドリングアタッチメントで
は、図6に示すように、連結部1が互いに直交する、ね
じの切られた第1の軸部18およびねじが切られていな
い第2の軸部19を有する第1の部分20と、第1の部
分20の第1の軸部18が挿通される環状部21と環状
部21から環状部21の軸芯に直交して外側に延びる第
3の軸部22を有する第2の部分23と、第1の軸部1
8に螺合されるナット24と、からなる。円筒面接触の
ため、第1の軸部18の軸芯まわりの一方向回転しかで
きないが、安定した回転と角度調整が得られる。
【0016】実施例9のハンドリングアタッチメントで
は、図7に示すように、連結部1が、3以上の軸部2
5、26、27、28を有している。これによって、1
本の連結部1から複数の枝を出すことができる。
【0017】実施例10のハンドリングアタッチメント
では、図8に示すように、連結棒2の少なくとも一端部
に、2以上の凹部29、30、31が形成されており、
該2以上の凹部29、30、31が形成された連結棒端
部に2以上の連結部1が連結可能とされている。枝構造
は、連結部1に設けなくてもよく、連結棒2に設けても
よい。
【0018】実施例11のハンドリングアタッチメント
では、図2に示すように、連結棒2の端部と連結棒2の
端部に着脱可能に取付けられる連結部1との一方に軸部
32が形成され、他方に軸部32を受け入れる凹部33
が形成されており、軸部32を凹部33に挿入してピン
またはボルトで止めることにより連結棒2と連結部1が
連結される。図示例では連結部1に軸部32が形成さ
れ、連結棒2に凹部33が形成されているが、逆にして
連結部1に凹部33が形成され、連結棒2に軸部32が
形成されてもよい。凹凸形状の組み合わせを変えること
により、多種の連結構造を得る。
【0019】実施例12のハンドリングアタッチメント
では、図9に示すように、連結部1とそれに連結される
部材(たとえば、設備への固定部4)の接触面にはロー
レット加工等により溝34が刻んである。これによっ
て、接触面を形成する両部材の締め付け後の、両部材の
相対回転を防止することができる。
【0020】実施例13のハンドリングアタッチメント
では、図2に示すように、設備への固定部4(設備と
は、たとえば、ロボット、ただし、ロボットに限るもの
ではない)のハンドリングアタッチメント取付け部35
に、連結部1のねじが切られた軸部18を挿通させる孔
36を形成し、該孔36に連結部1の軸部18を挿通し
て連結部1の軸部18にナット24を螺合させてハンド
リングアタッチメントを設備への固定部4に取り付け
る。 設備への固定部4に孔36を開けるだけでハンド
リングアタッチメントを設備4に取付けることができ
る。
【0021】実施例14のハンドリングアタッチメント
では、図10に示すように、連結棒2に連結棒2の長手
方向に延びかつ連結棒2の径方向に貫通する溝孔37を
彫り込み、連結棒2と連結される連結部1の貫通凹部に
連結棒2を挿通し、溝孔37を利用して連結棒2を連結
部1に対して動かしながら連結棒2の長手方向の連結部
1との取付け位置を調整した後、連結棒2を、連結部1
とワッシャ38とで挟み込んで、ワッシャ38、溝孔3
7、連結部1を貫通するボルト39とボルト39に螺合
されるナット40で連結部1、連結棒2、ワッシャ38
を締結して、連結棒2を連結部1に固定する。ワッシャ
38の連結棒2との接触面は部分円筒面とされているの
で、連結棒2の外周面に密着できる。この構造により、
連結部1間の連結棒2の長さを、溝孔37の長さ範囲内
で自由に調整することができる。
【0022】実施例15のハンドリングアタッチメント
では、図11に示すように、互いに別体の、環状部21
と環状部21から半径方向外側に延びる軸部22を有す
る連結部1を、環状部21の孔軸芯を合わせて複数重
ね、該複数の連結部1の環状部21の孔に1本のボルト
39を挿通してナット40をボルト39に螺合して互い
に固定してある。この構造では、複数の連結部1を組み
合わせることにより複数の枝を出すことができ、かつそ
れらの枝の角度を任意に調整することができる。
【0023】実施例16のハンドリングアタッチメント
では、図12に示すように、複数の連結棒2を有し、段
階的に連結棒2の断面積を小さくして、連結棒同士を組
み合わせた部分が設けられている。図12では、2A、
2B、2Cの順で段階的に断面積が小さくなっている。
段階的に連結棒2の断面積を小さくすることにより、全
体重量を軽減でき、かつモーメントを低減することがで
きる。図12に示すように、連結棒2の断面積を段階的
に低減する代わりに、連結棒2をテーパ状に断面積を小
さくしてもよい。図12では連結棒2Dがテーパ状に断
面積を小さくした連結棒である。連結棒2をテーパ状に
して断面積を小さくしても、全体重量を軽減でき、かつ
モーメントを低減することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜18のハンドリングアタッチ
メントによれば、連結部と連結棒の組み合わせからハン
ドリングアタッチメントを構成し、連結部を角度調整可
能とし、調整された角度を溶接以外の手段で固定するよ
うにしたので、連結部の角度を調整することことがで
き、ハンドリングアタッチメントを種類の異なる搬送部
品間で適用することができ、汎用性を向上できる。請求
項2のハンドリングアタッチメントによれば、連結部の
ホルダーと球体部とを球面接触させたので、球体部の角
度を任意の角度に無段階に調整することができる。請求
項3のハンドリングアタッチメントによれば、球体部に
は割れ目を設けたので、球体部を押し広げてホルダーに
固定することができる。請求項4のハンドリングアタッ
チメントによれば、ホルダーを半割り部の回動可能連結
構造としたので、ホルダーを開閉でき球体部をホルダー
内へ容易に装着できる。請求項5のハンドリングアタッ
チメントによれば、連結部がハンドリング取付け部を有
するので、ハンドリング(たとえば、バキュームカッ
プ)を連結部へ容易に取付けることができる。請求項6
のハンドリングアタッチメントによれば、ホルダーと球
体部とを球面接触構造としたので、ホルダーおよび球体
部に結合された軸部は任意の角度に調整可能である。請
求項7のハンドリングアタッチメントによれば、連結棒
の長さが複数種類に設定されているので、それらから適
正なものを選定することにより、連結棒の長短を自由に
設定できる。請求項8のハンドリングアタッチメントに
よれば、溶接を用いない連結としたので、1つのハンド
リングアタッチメントを他の構造のハンドリングアタッ
チメントに再構築でき、汎用性が上がる。また、連結固
定構造を揃えられているので、同種類のピンまたはボル
トで連結することができ、汎用性がさらに上がる。請求
項9のハンドリングアタッチメントによれば、円筒面接
触のため、安定した回転と角度調整が得られる。請求項
10のハンドリングアタッチメントによれば、連結部が
3以上の軸部を有しているので、1本の連結部から複数
の枝を出すことができる。請求項11のハンドリングア
タッチメントによれば、連結棒の、少なくとも一端部
に、2以上の凹部が形成されているので、該2以上の凹
部が形成された連結棒端部に2以上の連結部が連結可能
とされている。請求項12のハンドリングアタッチメン
トによれば、連結棒と連結部との一方に軸部が形成さ
れ、他方に該軸部を受け入れる凹部が形成されているの
で、凹凸形状の組み合わせを変えることにより、多種の
連結構造を得る。請求項13のハンドリングアタッチメ
ントによれば、連結部とそれに連結される部材(連結
部、連結棒、設備、ハンドリングの何れか)の接触面に
溝を刻んであるので、両部材の締め付け後の相対回転を
防止できる。請求項14のハンドリングアタッチメント
によれば、設備のハンドリングアタッチメント取付け部
に、連結部の軸部を挿通させる孔を形成したので、孔に
連結部の軸部を挿通し、連結部の軸部にナットを螺合さ
せてハンドリングアタッチメントを設備結合部に取り付
けることができる。請求項15のハンドリングアタッチ
メントによれば、溝孔を利用して連結棒と連結部の連結
位置も調整できるようにしたので、連結部間の連結棒長
さも変えることができ、ハンドリングアタッチメントを
種類の異なる搬送部品間で適用することがより容易にな
り、汎用性をさらに向上できる。請求項16のハンドリ
ングアタッチメントによれば、互いに別体の、環状部と
該環状部から半径方向外側に延びる軸部を有する連結部
を、連結部の環状部の軸芯を合わせて複数重ね、該複数
の連結部の環状部の孔に1本のボルトを挿通して互いに
固定したので、1つの連結部から複数の枝を出すことが
できる。請求項17、18のハンドリングアタッチメン
トによれば、連結棒の断面積を段階的またはテーパ状に
小さくしたので、ハンドリングアタッチメントを軽量化
でき、モーメントを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全実施例に適用可能なハンドリングア
タッチメントの斜視図である。
【図2】本発明の実施例1、4、6、7、11、13の
何れにも適用可能な、ハンドリングアタッチメントの分
解斜視図である。
【図3】本発明の実施例2のハンドリングアタッチメン
トの連結部の断面図である。
【図4】本発明の実施例3のハンドリングアタッチメン
トの連結部の部分斜視図である。
【図5】本発明の実施例5のハンドリングアタッチメン
トの連結部の斜視図である。
【図6】本発明の実施例8のハンドリングアタッチメン
トの連結部の斜視図である。
【図7】本発明の実施例9のハンドリングアタッチメン
トの連結部の斜視図である。
【図8】本発明の実施例10のハンドリングアタッチメ
ントの連結棒端部の斜視図である。
【図9】本発明の実施例12のハンドリングアタッチメ
ントの連結部と連結棒の接触面の正面図である。
【図10】本発明の実施例14のハンドリングアタッチ
メントの連結棒の長さ調整構造の斜視図および断面図で
ある。
【図11】本発明の実施例15のハンドリングアタッチ
メントの連結部の分解斜視図である。
【図12】本発明の実施例16のハンドリングアタッチ
メントの斜視図である。
【符号の説明】
1 連結部 2 連結棒 3 ハンドリング(たとえば、バキュームカップ) 4 設備(たとえば、ロボット)への連結部(固定部) 5 ホルダー 6 球体部 7 割れ目 8 テーパ状凹部 9 テーパ状締め付け金具 10 ボルト 11 半割り部 12 フック 13 フック係合部 14 ハンドリング取付け部 15 第1の軸部 16 第2の軸部 17 ピンまたはボルト 18 ねじを切られた第1の軸部 19 第2の軸部 20 第1の部分 21 環状部 22 第3の軸部 23 第2の部分 24 ナット 25、26、27、28 軸部 29、30、31 凹部 32 軸部 33 凹部 34 溝 35 ハンドリングアタッチメント取付け部 36 孔 37 溝孔 38 ワッシャ 39 ボルト 40 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中出 和夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高砂 俊之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3F060 AA02 EA10 HA39

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の連結棒と、 連結棒間に位置して連結棒同士を連結するかまたは連結
    棒とハンドリング間に位置して連結棒とハンドリングを
    連結するかまたは連結棒と設備間に位置して連結棒と設
    備を連結する、連結棒とは別体形成の連結部と、の任意
    の組み合わせ構造からなり、 前記連結棒と前記連結部との連結は、連結角度が調整可
    能でありかつ調整された連結角度が溶接以外の手段で固
    定可能であるハンドリングアタッチメント。
  2. 【請求項2】 前記連結部が、球面状の内周面をもつホ
    ルダーと、球面状の外周面をもちホルダーに摺動可能に
    保持される球体部と、からなる請求項1記載のハンドリ
    ングアタッチメント。
  3. 【請求項3】 前記球体部には割れ目が設けられている
    とともに内部にテーパ状凹部が形成されており、該テー
    パ状凹部にテーパ状締め付け具を締め込むことにより球
    体部が押し広げられて前記ホルダーに固定される請求項
    2記載のハンドリングアタッチメント。
  4. 【請求項4】 前記ホルダーが、回動可能に連結された
    2つの半割り部と、一方の半割り部に連結されたフック
    と、他方の半割り部に設けられてフック係合部と、を有
    している請求項2記載のハンドリングアタッチメント。
  5. 【請求項5】 前記連結部が、その一端部に、該連結部
    に取り付けられるハンドリングを取付け可能な形状に形
    成されたハンドリング取付け部を有する請求項2記載の
    ハンドリングアタッチメント。
  6. 【請求項6】 ホルダーにはホルダー軸芯と直交する方
    向に延びる第1の軸部が結合されており、球体部には第
    2の軸部が結合されており、第1の軸部と第2の軸部と
    は任意の角度に調整可能である請求項2記載のハンドリ
    ングアタッチメント。
  7. 【請求項7】 前記1以上の連結棒の長さが複数種類に
    設定されている請求項1記載のハンドリングアタッチメ
    ント。
  8. 【請求項8】 前記連結部と前記連結棒間または前記連
    結棒間の連結固定構造をピンまたはボルトとし、かつピ
    ンまたはボルトの位置およびサイズを全ての連結部と連
    結棒間または連結棒間で揃えた請求項1記載のハンドリ
    ングアタッチメント。
  9. 【請求項9】 前記連結部が互いに直交する、ねじの切
    られた第1の軸部およびねじが切られていない第2の軸
    部を有する第1の部分と、該第1の部分の第1の軸部が
    挿通される環状部と該環状部から環状部の軸芯に直交し
    て外側に延びる第3の軸部を有する第2の部分と、第1
    の軸部に螺合されるナットと、からなる請求項1記載の
    ハンドリングアタッチメント。
  10. 【請求項10】 前記連結部が、3以上の軸部を有して
    いる請求項1記載のハンドリングアタッチメント。
  11. 【請求項11】 前記連結棒の、少なくとも一端部に、
    2以上の凹部が形成されており、該2以上の凹部が形成
    された連結棒端部に2以上の連結部が連結可能とされて
    いる請求項1記載のハンドリングアタッチメント。
  12. 【請求項12】 前記連結棒の端部と該連結棒の端部に
    着脱可能に取付けられる連結部との一方に軸部が形成さ
    れ、他方に該軸部を受け入れる凹部が形成されており、
    軸部を凹部に挿入してピンまたはボルトで止めることに
    より連結棒と連結部が連結される請求項1記載のハンド
    リングアタッチメント。
  13. 【請求項13】 前記連結部とそれに連結される部材の
    接触面に溝を刻んで両部材の締め付け後の相対回転を防
    止した請求項1記載のハンドリングアタッチメント。
  14. 【請求項14】 設備のハンドリングアタッチメント取
    付け部に、連結部の軸部を挿通させる孔を形成し、該孔
    に連結部の軸部を挿通して連結部の軸部にナットを螺合
    させてハンドリングアタッチメントを設備への結合部に
    取り付ける請求項1記載のハンドリングアタッチメン
    ト。
  15. 【請求項15】 前記連結棒に該連結棒の長手方向に延
    びる溝孔を彫り込み、該連結棒と連結される連結部に前
    記連結棒を挿通し連結棒の長手方向の連結部との取付け
    位置を調整した後、連結棒を連結部とワッシャとで挟み
    込んで連結棒を連結部に固定する請求項1記載のハンド
    リングアタッチメント。
  16. 【請求項16】 互いに別体の、環状部と該環状部から
    半径方向外側に延びる軸部を有する連結部を、連結部の
    環状部の軸芯を合わせて複数重ね、該複数の連結部の環
    状部の孔に1本のボルトを挿通して互いに固定した請求
    項1記載のハンドリングアタッチメント。
  17. 【請求項17】 複数の連結棒を有し、段階的に連結棒
    の断面積を小さくした請求項1記載のハンドリングアタ
    ッチメント。
  18. 【請求項18】 連結棒をテーパ状に断面積を小さくし
    た請求項1記載のハンドリングアタッチメント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083037A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Yushin Precision Equipment Co Ltd 把持具
JP2018043310A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 本田技研工業株式会社 フローティングジョイント
CN112355156A (zh) * 2020-10-20 2021-02-12 太仓北新建材有限公司 一种直卡式龙骨卡牙生产装置及高精度定位冲压方法

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