JP2002028476A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2002028476A
JP2002028476A JP2000218475A JP2000218475A JP2002028476A JP 2002028476 A JP2002028476 A JP 2002028476A JP 2000218475 A JP2000218475 A JP 2000218475A JP 2000218475 A JP2000218475 A JP 2000218475A JP 2002028476 A JP2002028476 A JP 2002028476A
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Japan
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electrode
wall
air
blower
blowing
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JP2000218475A
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English (en)
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Ryosuke Kurita
良介 栗田
Yasuhiro Oda
泰弘 小田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン化された空気を送風しつつも、その際
に生じる騒音を抑制する。 【解決手段】 電極針31の方を電極板33よりも内壁
11aからの高さを高くしたので、両者の間に生じる放
電に多くの空気を曝してイオン化された空気の量を多く
しつつも、沿面放電の可能性を低くし、更には支柱34
による空気抵抗を抑制して騒音を抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は送風を行う技術に
関し、特に送風される空気をイオン化する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、主として室内、あるいは車内
等で使用される空気調和機、空気清浄機など、送風機能
を有する機器がある。これらは空気を取り込み、温度を
調整し、あるいは清浄化して送り出す機能をも併有す
る。しかし、更に近年では、送風される空気をイオン化
する要求も高まっている。
【0003】図4は例えば空気清浄機に採用される送風
装置の従来の構成の概略を示す断面図である。外枠11
の内側にはモータ13によって回転されるファン14が
設けられており、空気が吸入口12から吸入される。吸
入された空気は進入方向21に従って図中ほぼ反時計回
りに移動し、外枠11の内壁11aに導かれ、全体とし
て送風方向22で示される方向に送風される。
【0004】送風される空気をイオン化するため、イオ
ン化装置3が外枠11の内側に設けられている。イオン
化装置3は電極針31と、電極板33、およびこれらを
外枠11の内壁11aから支える支柱32,34を備え
ている。
【0005】電極針31と、電極板33との間には図示
されない電源によって電圧が印加され、両者の間には放
電が生じる。この放電に伴って送風される空気がイオン
化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】イオン化装置3は送風
される空気をイオン化する必要があるので、外枠11の
内側の、風路中に配置される。しかし風路において空気
の移動の障害となるので、イオン化装置3において風を
切る音が大きくなるという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、イオン化された空気を送風しつつも、その
際に生じる騒音を抑制する技術を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のうち第1の態
様にかかる送風装置は、壁(11a)から第1の距離離
れて配置された第1の電極(31)と、前記第1の距離
よりも所定の距離(D)だけ前記壁に近く配置され、前
記第1の電極よりも幅広の第2の電極(33)とを備え
る。そして前記第1の電極と前記第2の電極との間で放
電が生じつつ前記壁(11a)に沿った送風方向(2
2)に送風する。
【0009】望ましくは、前記第2の電極は前記壁に沿
った方向に所定の幅(W)で延在する。
【0010】更に望ましくは、前記第2の電極はその幅
方向に離れた2本の支柱(34)で前記壁から支持され
る。
【0011】また前記第1の電極及び前記第2の電極は
前記送風方向に並んで配置してもよい。
【0012】この発明のうち第2の態様にかかる送風装
置は、第1の態様にかかる送風装置であって、前記第1
の電極及び前記第2の電極は、前記送風方向と直交する
方向(Z)に並んで配置される。
【0013】この発明のうち第3の態様にかかる送風装
置は、相互間で放電が生じる第1の電極(31)及び第
2の電極(33)と、壁(11a)から所定の距離を離
して前記第1の電極(31)を支持する第1の支柱(3
2)とを備える。そして、前記壁(11a)に沿った送
風方向(22)に送風し、前記第1の支柱の前記壁に平
行な断面が、前記送風方向について線対称の流線型を呈
する。
【0014】この発明のうち第4の態様にかかる送風装
置は、第3の態様にかかる送風装置であって、前記壁か
ら所定の距離を離して前記第2の電極を支持する第2の
支柱(34)を更に備え、前記第2の支柱の前記壁に平
行な断面が、前記送風方向について線対称の流線型を呈
する。
【0015】この発明のうち第5の態様にかかる送風装
置は、第4の態様にかかる送風装置であって、前記第1
の支柱は前記第2の支柱よりも長い。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態.図1は例えば
空気清浄機に採用される送風装置の本発明の構成の概略
を示す断面図である。外枠11の内側にはファン14が
設けられており、これが例えば反時計回りに回転するこ
とによって、空気は吸入口12から、進入方向21に従
ってほぼ反時計回りに、外枠11の内側へと導かれる。
ファン14の回転はモータ13によって制御される。
【0017】ファン14によって外枠11内へと導かれ
た空気は、外枠11の内壁11aに対して斜めに吹き付
けられるので、外枠11の内壁11aに導かれ、全体と
して送風方向22で示される方向に送風される。
【0018】送風される空気をイオン化するため、イオ
ン化装置3が外枠11の内側に設けられている。イオン
化装置3は電極針31と、電極板33、およびこれらを
外枠11の内壁11aから支える支柱32,34を備え
ている。電極針31と、電極板33との間には図示され
ない電源によって電圧が印加され、両者の間には放電が
生じる。この放電に伴って送風される空気がイオン化さ
れる。
【0019】図2はイオン化装置3の構成を示す斜視図
である。なお、イオン化装置3からモータ13へと向か
う方向をX方向とし、イオン化装置3近傍での送風方向
22の方向をY方向とし、右手系を採用して上記X,Y
方向に基づいてZ方向を定める。
【0020】本発明において特徴的なことには、外枠1
1の内壁11aからのX方向に沿った距離(以下「内壁
11aからの高さ」と称す)は、電極針31の方が電極
板33よりも高い。このように電極針31と電極板33
とで内壁11aからの高さに距離Dだけ差を設けること
により、空気は両者の間で生じる放電に曝されて送風さ
れ、イオン化された空気の量を多くすることができる。
【0021】放電に際しては、少なくとも一方の電極を
針状にして電界分布を急峻にする必要がある。よって放
電される領域を広げてイオン化された空気の量を多くす
るためには、他方の電極を広く構成することが望まし
い。そこで電極板33はZ方向に沿って幅Wを有してい
る。
【0022】このように送風方向22に対して直交する
方向に広がって延在する電極板33が、送風される空気
によって振動すると大きな音の原因となる。そこで電極
板33はX方向に離れて配置された2本の支柱34で外
枠11の内壁11aに対して支持されている。しかし支
柱34が2本も風路に設けられるので、この部分の空気
抵抗も大きくなり、やはり大きな音の原因となる可能性
がある。従って電極板33の内壁11aからの高さを低
くし、支柱34の空気抵抗を抑制している。
【0023】一方、電極針31は、その先端における電
界分布が急峻であるので、内壁11aからの高さを低く
すると、外枠11の内壁11aを経由しての沿面放電の
可能性が高くなる。従って電極針31の内壁11aから
の高さは高く設定することが望ましい。
【0024】以上のことから、本実施の形態において
は、電極針31の方を電極板33よりも内壁11aから
の高さを高くしたので、両者の間に生じる放電に多くの
空気を曝してイオン化された空気の量を多くしつつも、
沿面放電の可能性を低くし、更には支柱34による空気
抵抗を抑制して騒音を抑制することができる。
【0025】なお、本実施の形態では電極針31と電極
板33とを、ほぼY方向に沿って配列するが、ほぼZ方
向に沿って配列しても、またY方向及びZ方向に対して
斜めに配列してもよい。特にZ方向に配列すれば、2本
の支柱34を送風方向22と平行に配列できるので、支
柱34に起因する空気抵抗をより低減することができ
る。
【0026】第2の実施の形態.支柱32の、内壁11
aに平行な断面形状を、送風方向22に関して線対称な
流線型にすることにより、送風時の空気抵抗を抑制して
騒音を抑制することができる。同様にして支柱34につ
いても、内壁11aに平行な断面形状を、送風方向22
について線対称な流線型にすることにより、騒音を抑制
することができる。
【0027】必ずしも理想的な流線型でなくても、これ
に断面形状が近ければ空気抵抗を抑制することができ
る。図3はそのような断面形状を示す図であり、ここで
は支柱32に関して示している。勿論、支柱34にかか
る形状を採用することもできる。
【0028】図3に示された断面形状は、送風方向を示
すY方向にこの順に中心が配置された3つの仮想円32
a,32b,32cに外接する。ここで仮想円32aの
直径は、仮想円32bの直径よりも小さく、仮想円32
cの直径よりも大きい。当該断面形状は仮想円32a,
32bの1対の外接線と、仮想円32b,32cの1対
の外接線と、仮想円32a,32b,32cの弧で形成
される一つの閉曲線を外縁としている。
【0029】図2では、電極針31と電極板33とをY
方向に沿って配列する場合において、支柱32が流線型
に近い断面形状を有する場合を例示している。勿論、電
極針31と電極板33とをZ方向に沿って配列する場合
には、電極針31の方向と、流線型の線対称となる方向
とはほぼ直交することになる。
【0030】上述の送風装置は空気清浄機、空気調和機
など、送風される空気にイオン化を施し得る種々の装置
に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】この発明のうち第1の態様にかかる送風
装置によれば、第1の電極を第2の電極よりも壁から離
して配置するので、両者の間に生じる放電に多くの空気
を曝してイオン化された空気の量を多くしつつも沿面放
電の可能性を低くし、また第2の電極を支持する支柱に
よる空気抵抗を抑制し、送風時の騒音を抑制することが
できる。
【0032】この発明のうち第2の態様にかかる送風装
置によれば、第2の電極を支持する支柱による空気抵抗
を小さくすることができる。
【0033】この発明のうち第3の態様にかかる送風装
置によれば、第1の支柱の空気抵抗を抑制し、送風時の
騒音を抑制することができる。
【0034】この発明のうち第4の態様にかかる送風装
置によれば、第2の支柱の空気抵抗をも抑制し、送風時
の騒音を抑制することができる。
【0035】この発明のうち第5の態様にかかる送風装
置によれば、第1の電極を第2の電極よりも壁から離し
て配置するので、両者の間に生じる放電に多くの空気を
曝してイオン化された空気の量を多くしつつも沿面放電
の可能性を低くし、また第2の支柱による空気抵抗を抑
制し、送風時の騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる構成の概略
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるイオン化装
置の斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかる構成を示す
断面図である。
【図4】従来の技術の構成の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
3 イオン化装置 11a 内壁 22 送風方向 31 電極針 32 支柱 33 電極板 34 支柱

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁(11a)から第1の距離離れて配置
    された第1の電極(31)と、 前記第1の距離よりも所定の距離(D)だけ前記壁に近
    く配置され、前記第1の電極よりも幅広の第2の電極
    (33)とを備え、 前記第1の電極と前記第2の電極との間で放電が生じつ
    つ前記壁(11a)に沿った送風方向(22)に送風す
    る送風装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の電極は前記壁に沿った方向に
    所定の幅(W)で延在する、請求項1記載の送風装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の電極はその幅方向に離れた2
    本の支柱(34)で前記壁から支持される、請求項2記
    載の送風装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極及び前記第2の電極は、
    前記送風方向に並んで配置される、請求項1乃至請求項
    3のいずれか一つに記載の送風装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極及び前記第2の電極は、
    前記送風方向と直交する方向(Z)に並んで配置され
    る、請求項3記載の送風装置。
  6. 【請求項6】 相互間で放電が生じる第1の電極(3
    1)及び第2の電極(33)と、 壁(11a)から所定の距離を離して前記第1の電極
    (31)を支持する第1の支柱(32)と、を備え、 前記壁(11a)に沿った送風方向(22)に送風し、 前記第1の支柱の前記壁に平行な断面が、前記送風方向
    について線対称の流線型を呈する送風装置。
  7. 【請求項7】 前記壁から所定の距離を離して前記第2
    の電極を支持する第2の支柱(34)を更に備え、 前記第2の支柱の前記壁に平行な断面が、前記送風方向
    について線対称の流線型を呈する、請求項6記載の送風
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の支柱は前記第2の支柱よりも
    長い、請求項7記載の送風装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011229930A (ja) * 2011-06-16 2011-11-17 Daikin Industries Ltd 空気調和機の放電ユニット
KR101843944B1 (ko) 2014-05-09 2018-03-30 이래에이엠에스 주식회사 차량용 이온발생기
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