JP2007305417A - イオン発生素子、イオン発生装置および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電電極の先端と誘導電極との位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能なイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器を提供する。
【解決手段】イオン発生素子10は、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子であって、貫通孔1bを有する板状の誘導電極1と、貫通孔1bの厚みTの範囲内に針状の先端が位置するように配置された放電電極2とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、イオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に関し、特に、針状の放電電極と板状の誘導電極とを用いたイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に関するものである。
棒状ないし針状の放電電極と、板状の誘導電極とを対向して配置し、放電電極と誘導電極との間に高電圧を印加すると、電界の強い領域だけが局所的に絶縁破壊され、放電電極の針状の先端部に電離現象が起こり、イオンが発生する。この放電現象はコロナ放電と呼ばれている。
このコロナ放電現象を利用したイオン発生素子が実現されている。イオン発生素子として負イオンを発生させる電極構成の一例が特許文献1に開示されている。図11は、上記特許文献1に記載された、コロナ放電を利用したイオン発生装置の構成を示す斜視図である。図11を参照して、従来のイオン発生装置は、リング状の誘導電極101と、針状の先端を有する放電電極針102とを有している。この放電電極針102の先端が、放電電極針102の前方に配置された平板リング状の誘導電極102の中心軸と一致するように配置されている。
特開2003−308947号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたイオン発生装置では、誘導電極101と放電電極針102との設置の際に、双方に位置ズレが生じると、放電電極102の針状の先端と誘導電極101との最短距離が変動し、イオン発生量にバラツキが生じるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、放電電極の先端と誘導電極との位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能なイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器を提供することである。
本発明のイオン発生素子は、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子であって、貫通孔を有する板状の誘導電極と、貫通孔の厚みの範囲内に針状の先端が位置するように配置された放電電極とを備えている。
本発明のイオン発生素子によれば、貫通孔の厚みの範囲内に針状の先端を位置させることにより、誘導電極と放電電極との最短距離は放電電極の針状の先端と誘導電極の貫通孔の周縁部との距離となる。ここで、放電電極の位置が貫通孔の厚み方向に多少ずれても、その針状の先端は貫通孔の厚みの範囲内に留まる。このため、誘導電極と放電電極との最短距離は放電電極の針状の先端と誘導電極の貫通孔の周縁部との距離のまま維持され、位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能となる。
上記のイオン発生素子において好ましくは、誘導電極の貫通孔の周縁部分の厚みは0.2mm以上1.6mm以下である。
誘導電極と放電電極との設置に際して、誘導電極と放電電極との互いの位置ズレは±0.1mmに抑えることができる。このため、放電電極の針状の先端を貫通孔の厚みの中心位置に設定する場合、貫通孔の厚みが0.2mm以上あれば放電電極が誘導電極に対して位置ズレを起こしても放電電極の針状の先端は貫通孔の厚みの範囲内に収めることができる。これにより、誘導電極と放電電極との最短距離は放電電極の針状の先端と誘導電極の貫通孔の周縁部との距離のまま維持され、位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能となる。
また貫通孔の厚みが1.6mmを超えると、誘導電極と放電電極との配置状態によっては放電電極の円筒部分においても放電が生じるおそれがある。この場合、放電電極の針状の先端における電界の集中が不十分となるため、放電が弱くなり、イオン発生量が少なくなる。
本発明のイオン発生装置は、上記のイオン発生素子と、入力電圧を昇圧して誘導電極および放電電極に高電圧を印加するための高電圧発生回路部と、入力電圧を受けて高電圧発生回路部を駆動させる駆動回路部とを備えている。
本発明のイオン発生装置によれば、高電圧発生回路部が駆動回路部により駆動制御されることで誘導電極および放電電極に高電圧を印加するため、上記のイオン発生素子においてコロナ放電を生じさせてイオンを発生させることができる。
本発明の電気機器は、上記のイオン発生装置と、そのイオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを気流に乗せて送るための送風部とを備えている。
本発明の電気機器によれば、イオン発生装置で生じたイオンを送風部により気流に乗せて送ることができるため、たとえば空調機器において機外にイオンを放出することができ、また冷蔵機器において庫内または庫外にイオンを放出することができる。
以上説明したように本発明によれば、誘導電極における貫通孔の周縁部分の厚みの範囲内に放電電極の針状の先端を位置させることにより、誘導電極との位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図および上面図である。また図3は図2のIII−III線に沿う概略断面図である。
図1〜図3を参照して、イオン発生素子10は、誘導電極1と、放電電極2とを主に有している。誘導電極1は、板状であり、平面形状が円形の貫通孔1bを有している。放電電極2は針状の先端を有している。放電電極2の針状の先端は貫通孔1bの周縁部分の厚み(本実施の形態では誘導電極1の厚み)Tの範囲内に位置するよう配置されている。つまり、放電電極2の針状の先端は、貫通孔1bの周縁部分における誘導電極1の上面と下面との間に位置するように配置されている。また放電電極2の針状の先端は、円形の貫通孔の中心軸(一点鎖線C−C)に位置するように配置されている。これにより放電電極2の針状の先端と貫通孔1bの周縁部との最短距離は円形の貫通孔1bの半径Rとなる。
誘導電極1はたとえば金属平板よりなっており、放電電極2誘導電極1の貫通孔1bの周縁部分の厚みTは、たとえば0.2mm以上1.6mm以下であることが好ましい。また誘導電極1の厚みTをたとえば1.6mmに設計した場合には、実際に製造される誘導電極1の厚みTは1.6mm±0.05mmとなる。
図1に示すように、イオン発生素子10の誘導電極1と放電電極2との各々に高圧電線を介して高圧発生回路3が接続されている。この高圧発生回路3により、誘導電極1と放電電極2との間に高電圧を印加することにより、放電電極2の針状の先端部分にてコロナ放電が生じイオンが生じる。
負イオンのみを発生させる場合には、高圧発生回路3から直流の負極性の高電圧を発生させ、放電電極2に負極性の高電圧を印加する。また、正イオンと負イオンとの両イオンを発生させる場合には、高圧発生回路3から交流の高電圧を発生させ、放電電極2と誘導電極1との間に交流の高電圧を印加する。
また本実施の形態では、誘導電極1と放電電極2とを一組としているが、これを二組として一方の放電電極2に負極性の高電圧を印加して、他方の放電電極2に正極性の高電圧を印加するようにして負イオンと正イオンとの両イオンを発生させるようにしてもよい。
ここで、正イオンは、水素イオン(H+)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、H+(H2O)m(mは任意の自然数)として表される。また負イオンは、酸素イオン(O2 -)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)として表される。
また正イオンおよび負イオンの両極性のイオンを放出すれば、空気中の正イオンであるH+(H2O)m(mは任意の自然数)と、負イオンであるO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを略同等量発生させることにより、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などを除去することが可能となる。
次に、誘導電極1と放電電極2との位置関係について説明する。
図4および図5は、図1〜図3に示すイオン発生素子における誘導電極と放電電極との位置関係を説明するための概略断面図である。図4を参照して、放電電極2の針状の先端は、誘導電極1の貫通孔1bの厚みの範囲内に位置していれば、図4(a)に示すように誘導電極1の上面の高さ位置に設置されてもよく、また図4(b)に示すように貫通孔1bの厚みの中心位置に設置されてもよく、また図4(c)に示すように誘導電極1の下面の高さ位置に設置されてもよい。
上記のいずれの状態においても、放電電極1の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離は一定となる。特に、放電電極1の針状の先端部分が円形の貫通孔1bの中心軸C−Cに配置されている場合には、放電電極1の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離は円形の貫通孔1bの半径Rとなり一定となる。
一方、放電電極2の針状の先端部分が、図5(a)に示すように貫通孔1bを突き抜けて誘導電極1の上面の高さ位置よりも上方に位置した場合や、図5(b)に示すように誘導電極1の下面の高さ位置よりも下方に位置した場合には、放電電極2の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離は上記寸法Rよりも大きな寸法R1またはR2となる。また図5(a)や図5(b)の場合には、放電電極2の針状の先端部分が誘導電極1の上面または下面から離れれば離れるほど、放電電極2の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離は大きくなり変動する。
また図5(a)に示すように放電電極2の針状の先端が貫通孔1bの厚みの範囲を外れて貫通孔1bよりも上方に突き出した場合には、放電電極2の先端がイオン発生素子10の外部に露出し、機械的な変形を受けやすくなる。
このように図5(a)や図5(b)の場合には、誘導電極1と放電電極2との間で厚み方向に位置ズレが生じた場合には、放電電極2の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離が変動するため、イオン発生量にバラツキが生じる。これに対して、図4(a)〜図4(c)の場合には、誘導電極1と放電電極2との間で厚み方向に位置ズレが生じた場合でも、放電電極2の針状の先端部分から貫通孔の周縁部分までの最短距離が一定であるため、イオン発生量のバラツキを抑制することができる。
上述したように、本実施の形態のイオン発生素子10によれば、図3に示すように貫通孔1bの厚みTの範囲内に放電電極2の針状の先端を位置させることにより、誘導電極1と放電電極2との最短距離は放電電極2の針状の先端と誘導電極1の貫通孔1bの周縁部との距離となる。ここで、放電電極2の位置が貫通孔1bの厚み方向(矢印D方向)に多少ずれても、その針状の先端は貫通孔1bの厚みTの範囲内に留まる。このため、誘導電極1と放電電極2との最短距離は放電電極2の針状の先端と誘導電極の貫通孔の周縁部との距離のまま維持され、位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能となる。
また、誘導電極1と放電電極2との設置に際して、誘導電極1と放電電極2との互いの位置ズレは±0.1mmに抑えることができる。このため、放電電極2の針状の先端を貫通孔1bの厚みTの中心位置に設定する場合、貫通孔1bの厚みが0.2mm以上あれば放電電極2が誘導電極1に対して厚み方向(矢印D方向)に位置ズレを起こしても放電電極2の針状の先端は貫通孔1bの厚みTの範囲内に収めることができる。これにより、誘導電極1と放電電極2との最短距離は放電電極2の針状の先端と誘導電極1の貫通孔1bの周縁部との距離のまま維持され、位置関係のバラツキにより生じるイオン発生量のバラツキを低減することが可能となる。よって、貫通孔1bの厚みは0.2mm以上であることが好ましい。
また貫通孔1bの厚みTが1.6mmを超えると、図6に示すように誘導電極1と放電電極2との配置状態によっては放電電極2の円筒部分2bにおいても放電が生じるおそれがある。この場合、放電電極2の針状の先端における電界の集中が不十分となるため、放電が弱くなり、イオン発生量が少なくなる。よって、貫通孔1bの厚みは1.6mm以下であることが好ましい。
なお、図4(a)に示すように放電電極2における円錐部分2aの中心軸C−Cに沿う長さは、貫通孔1bの周縁部分の厚み以上の長さであることが好ましい。この場合、放電電極2の針状の先端が誘導電極1の上面の高さ位置に設置されても、放電電極2の円柱部分が貫通孔1bの厚みの範囲内に位置しないため、円柱部分での放電を抑制することができる。
次に、上記のイオン発生素子を用いたイオン発生装置の構成として、イオン発生素子が、負イオンを発生する放電電極と正イオンを発生する放電電極とを有する構成について説明する。
図7は、図1〜図3に示すイオン発生素子を用いたイオン発生装置の機能ブロックを示す図である。また図8は、図7に示すイオン発生装置の構成を概略的に示す斜視図である。
図7および図8を参照して、イオン発生装置20は、たとえば、図1〜図3に示すイオン発生素子10と、ケース21と、電源入力コネクタ22と、駆動回路23と、高電圧発生回路24と、正高電圧生成回路25と、負高電圧生成回路26とを有している。電源入力コネクタ22は、入力電源としての直流電源や商用交流電源の供給を受ける。この電源入力コネクタ22を介して入力電圧を供給された駆動回路23は、高電圧発生回路24を駆動させることにより入力電圧を昇圧させて高電圧を発生させる。高電圧発生回路24の一端は誘導電極1に電気的に接続されている。また高電圧発生回路24は、正高電圧生成回路25を通じて、正イオンを発生させる針状の放電電極2に誘導電極1に対し正極性の高電圧を印加し、また負高電圧生成回路26を通じて、負イオンを発生させる針状の放電電極2に誘導電極1に対し負極性の高電圧を印加する。
ケース21は、イオン発生素子10、電源入力コネクタ22、駆動回路23、高電圧発生回路24、正高電圧生成回路25および負高電圧生成回路26を内部に収容している。電源入力コネクタ22は、外部の入力電源の供給を受けるため、ケース21の外部に露出している。
またケース21は、イオン発生素子10の貫通孔1bに対向する壁部に孔21aを有している。これにより、イオン発生素子10で生じたイオンがこの孔21aを通じてイオン発生装置20の外部へ放出される。上記のようにイオン発生素子10の一方の放電電極2は正イオンを発生させるものであり、他方の放電電極2は負イオンを発生させるものであるため、ケースに設けられた一方の孔21aは正イオン発生部となり、他方の孔21aは負イオン発生部となる。
このイオン発生装置20の厚みT4は、5mm以上8mm以下である。
上記のイオン発生装置においては、一方の放電電極2の先端では正コロナ放電を発生させて正イオンを発生させ、他方の放電電極2の先端では負コロナ放電を発生させて負イオンを発生させる。印加する波形はここでは、特に問わず、直流、正負にバイアスされた交流波形や正負にバイアスされたパルス波形などの高電圧とする。電圧値は放電を発生させるに十分かつ、所定のイオン種は生成させる電圧領域を選定する。
次に、上記のイオン発生装置を用いた電気機器の一例として空気清浄機の構成について説明する。
図9は、図7および図8に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。また図10は、図9に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。
図9および図10を参照して、空気清浄機30は前面パネル31と本体32とを有している。本体32の後方上部には吹き出し口33が設けられており、この吹き出し口33からイオンを含む清浄な空気が室内に供給される。本体32の中心には空気取り入れ口34が形成されている。空気清浄機30の前面の空気取り入れ口34から取り込まれた空気が、図示しないフィルターを通過することで清浄化される。清浄化された空気は、ファン用ケーシング35を通じて、吹き出し口33から外部へ供給される。
清浄化された空気の通過経路を形成するファン用ケーシング35の一部に、図7および図8に示すイオン発生装置20が取り付けられている。イオン発生装置20は、そのイオン発生部となる孔21aからイオンを上記の空気流に放出できるように配置されている。イオン発生装置20の配置の例として、空気の通過経路内であって、吹き出し口33に比較的近い位置P1、比較的遠い位置P2などの位置が考えられる。このようにイオン発生装置20のイオン発生部21aに送風を通過させることにより、吹き出し口33から清浄な空気とともに外部にイオンを供給するイオン発生機能を空気清浄機30に持たせることが可能になる。
本実施の形態の空気清浄機30によれば、イオン発生装置20で生じたイオンを送風部(空気の通過経路)により気流に乗せて送ることができるため、機外にイオンを放出することができる。
なお本実施の形態においては電気機器の一例として空気清浄機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気機器は、これ以外に空気調和機(エアコンディショナー)、冷蔵機器、掃除機、加湿器、除湿機、電気ファンヒータなどであってもよく、イオンを気流に乗せて送るための送風部を有する電気機器であればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、針状の放電電極と組み合わせられる板状の誘導電極、それを用いたイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に特に有利に適用され得る。
本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す上面図である。 図2のIII−III線に沿う概略断面図である。 図1〜図3に示すイオン発生素子における誘導電極と放電電極との位置関係を説明するための概略断面図である。 図1〜図3に示すイオン発生素子における誘導電極と放電電極との位置関係を説明するための概略断面図である。 誘導電極における貫通孔の厚みが大きい場合のイオン発生素子の構成を示す概略断面図である。 図1〜図3に示すイオン発生素子を用いたイオン発生装置の機能ブロックを示す図である。 図7に示すイオン発生装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図7および図8に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。 図9に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。 特許文献1に記載された、コロナ放電を利用したイオン発生装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 誘導電極、1b 貫通孔、2 放電電極、10 イオン発生素子、20 イオン発生装置、21 ケース、21a イオン発生部(孔)、22 電源入力コネクタ、23 駆動回路、24 高電圧発生回路、25 正高電圧生成回路、26 負高電圧生成回路、30 空気清浄機、31 前面パネル、32 本体、33 吹き出し口、34 空気取り入れ口、35 ファン用ケーシング。

Claims (4)

  1. コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子であって、
    貫通孔を有する板状の誘導電極と、
    前記貫通孔の厚みの範囲内に針状の先端が位置するように配置された放電電極とを備えた、イオン発生素子。
  2. 前記誘導電極の前記貫通孔の周縁部分の厚みは0.2mm以上1.6mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のイオン発生素子。
  3. 請求項1または2に記載の前記イオン発生素子と、
    入力電圧を昇圧して前記誘導電極および前記放電電極に高電圧を印加するための高電圧発生回路部と、
    前記入力電圧を受けて前記高電圧発生回路部を駆動させる駆動回路部とを備えた、イオン発生装置。
  4. 請求項3に記載の前記イオン発生装置と、
    前記イオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを気流に乗せて送るための送風部とを備えた、電気機器。
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