JP2007305418A - イオン発生素子、イオン発生装置および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電開始電圧の低下と放電電極の長寿命化とを両立することができるイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器を提供する。
【解決手段】イオン発生素子10は、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるものであって、誘導電極1と、その誘導電極1との間でコロナ放電を生じさせるための放電電極2とを備え、放電電極2は複数の針状電極2A、2Bを有し、複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端の曲率半径R1、R2が互いに異なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に関し、特に、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に関するものである。
従来のイオン発生装置として、コロナ放電を利用したものがある。棒状ないし針状の放電電極と、板状の誘導電極とを対向して配置し、放電電極と誘導電極との間に高電圧を印加すると、電界の強い領域だけが局所的に絶縁破壊され、放電電極の針状の先端部に電離現象が起こり、イオンが発生する。
このコロナ放電現象を利用したイオン発生装置が実現されている。イオン発生装置として負イオンを発生させる電極構成の一例が特許文献1に開示されている。図11は、上記特許文献1に記載された、コロナ放電を利用したイオン発生装置の構成を示す斜視図である。図11を参照して、従来のイオン発生装置は、リング状の誘導電極101と、針状の先端を有する放電電極針102とを有している。この放電電極針102の先端が、放電電極針102の前方に配置された平板リング状の誘導電極101の中心軸と一致するように配置されている。
特開2003−308947号公報
コロナ放電を利用したイオン発生装置では、放電電極針の先端の先鋭度を上げる程、電界が集中しやすくなり放電開始電圧が低くなって、イオンが発生しやすくなる。しかし、針の先端が放電により損耗しやすくなるため放電電極の寿命が短くなるという課題がある。また、放電電極針の先端の先鋭度を下げると放電による針先端の損耗は低減し、放電電極の寿命を伸ばすことができるが、電界が集中しにくくなるため、イオンが発生しにくくなるという課題があった。
また、誘導電極が放電電極針の先端部よりも前方に配置されているので、放電電極針の放電により発生したイオンのすべてが外部へ放出される訳ではなく、その一部は静電引力によって誘導電極に捕捉されてしまい、イオンの放出効率が悪いという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、放電開始電圧の低下と放電電極の長寿命化とを両立することができるイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器を提供することである。
また本発明の他の目的は、イオンの放出効率のよいイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器を提供することである。
本発明のイオン発生素子は、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子であって、誘導電極と、その誘導電極との間でコロナ放電を生じさせるための放電電極とを備え、放電電極は複数の針状電極を有し、複数の針状電極の各々の針状の先端の曲率半径が互いに異なることを特徴とするものである。
本発明のイオン発生素子によれば、複数の針状電極の各々の針状の先端の曲率半径が互いに異なるため、一の針状電極の先端は曲率半径が小さく先鋭度が高くなっており、他の針状電極の先端は曲率半径が大きく先鋭度が小さくなっている。これにより、イオン発生当初は先鋭度の高い針状電極において電界が集中しやすくなるため放電開始電圧が低くなってイオンが発生しやすくなる。また、先鋭度の低い針状電極は先鋭度の高い針状電極針に比べて電界の集中が弱まるため、放電による針状の先端の損耗が少なくなる。そのため、先鋭度の高い針状電極の先端が放電によって損耗し放電が弱まったとしても、先鋭度の低い針状電極は損耗が少ないので、イオンを安定して発生させ続けることができ、放電電極の寿命を長くすることができる。
上記のイオン発生素子において好ましくは、複数の針状電極の各々と誘導電極との最短距離がすべて等しくなるように複数の針状電極と誘導電極とが配置されている。
このように複数の針状電極の各々と誘導電極との最短距離がすべて等しくなるように複数の針状電極と誘導電極とが配置されているので、放電電極と誘導電極との間の電界の集中度は針状電極の先端の尖鋭度にのみ依存するようになるため、上記理由により放電開始電圧が低下し、放電電極の寿命が長くなる。
上記のイオン発生素子において好ましくは、複数の針状電極の各々の針状の先端は、誘導電極の上面と下面との間に配置されている。
このように複数の針状電極の各々の針状の先端が誘導電極の上面と下面との間に配置されているので、発生したイオンが静電引力によって誘導電極に捕捉されることなく、効果的にイオン発生素子外の空間へ供給され得る。
本発明のイオン発生装置は、上記のイオン発生素子と、入力電圧を昇圧して誘導電極および放電電極に高電圧を印加するための高電圧発生回路部と、入力電圧を受けて高電圧発生回路部を駆動させる駆動回路部とを備えている。
本発明のイオン発生装置によれば、高電圧発生回路部が駆動回路部により駆動制御されることで誘導電極および放電電極に高電圧を印加するため、上記のイオン発生素子においてコロナ放電を生じさせてイオンを発生させることができる。
本発明の電気機器は、上記のイオン発生装置と、そのイオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを気流に乗せて送るための送風部とを備えている。
本発明の電気機器によれば、イオン発生装置で生じたイオンを送風部により気流に乗せて送ることができるため、たとえば空調機器において機外にイオンを放出することができ、また冷蔵機器において庫内または庫外にイオンを放出することができる。
以上説明したように本発明によれば、複数の針状電極の各々の針状の先端の曲率半径が互いに異なるため、イオン発生当初は先鋭度の高い針状電極において放電開始電圧が低くなることによりイオンが発生しやすくなるとともに、先鋭度の低い針状電極においてイオンを安定して発生させ続けることができ、放電開始電圧の低下と放電電極の長寿命化とを両立することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図および上面図である。また図3は図2のIII−III線に沿う概略断面図である。図4は図3を一部を拡大して示す概略拡大断面図である。
図1〜図3を参照して、イオン発生素子10は、誘導電極1と、放電電極2とを主に有している。誘導電極1は、たとえば平面形状が楕円形の貫通孔1bを有する金属平板である。放電電極2は針状の先端を有する針状電極を複数本(たとえば2本)有している。針状電極2A、2Bの各々の針状の先端の曲率半径は互いに異なっている。具体的には、図4に示すように一方の針状電極2Aの針状の先端では曲率半径R1が大きく先鋭度が小さくなっており、他方の針状電極2Bの針状の先端では曲率半径R2が小さく先鋭度が高くなっている。
たとえば針状電極2A、2Bの材質としてステンレス鋼を用いた場合には、一方の針状電極2Aの曲率半径R1はたとえば0.05mmであり、他方の針状電極2Bの曲率半径R2はたとえば0.01mmである。これにより、一方の針状電極2Aの放電による損耗量を他方の針状電極2Bの放電による損耗量の半分程度にすることができる。したがって、針状電極2Aの曲率半径R1を針状電極2Bの曲率半径R2の5倍程度とすることにより、針状電極2A、2Bの針状先端の放電による損耗量の差が顕著になる。これにより、針状電極2Bにおいて電界が集中しやすくなるため放電開始電圧が低くなってイオンが発生しやすくなるとともに、針状電極2Aにおいて放電による針状先端の損耗量が少なくなるためイオンを安定して発生させ続けることができ放電電極の寿命を長くすることができる。
図2に示すように複数の針状電極2A、2Bの各々と誘導電極1の貫通孔1bの周縁部との最短距離d1、d2がすべて等しくなるように複数の針状電極2A、2Bと誘導電極1とが配置されている。図3に示すように複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端は、貫通孔1b内において、誘導電極1の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。
図1に示すように、イオン発生素子10の誘導電極1と放電電極2との各々に高圧電線を介して高圧発生回路3が接続されている。この高圧発生回路3により、誘導電極1と放電電極2との間に高電圧を印加することにより、放電電極2の針状の先端部分にてコロナ放電が生じイオンが生じる。このイオンは、このイオン発生素子10外の空間へ放出された後、このイオン発生素子10を搭載する電気機器のファン4で生じた気流で送られる。
このイオン発生素子10で負イオンのみを発生させる場合には、高圧発生回路3から直流の負極性の高電圧が発生され、針状電極2A、2Bの双方に負極性の高電圧が印加される。また、正イオンと負イオンとの両イオンを発生させる場合には、高圧発生回路3から交流の高電圧が発生され、針状電極2A、2Bと誘導電極1との間に交流の高電圧が印加される。また針状電極2A、2Bの一方の針状電極に負極性の高電圧が印加されて、他方の針状電極に正極性の高電圧が印加されるようにして負イオンと正イオンとの両イオンが発生するようにしてもよい。
ここで、正イオンは、水素イオン(H+)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、H+(H2O)m(mは任意の自然数)として表される。また負イオンは、酸素イオン(O2 -)の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)として表される。
また正イオンおよび負イオンの両極性のイオンを放出すれば、空気中の正イオンであるH+(H2O)m(mは任意の自然数)と、負イオンであるO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを略同等量発生させることにより、両イオンが空気中を浮遊するカビ菌やウィルスの周りを取り囲み、その際に生成される活性種の水酸化ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌などを除去することが可能となる。
本実施の形態によれば、複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端の曲率半径R1、R2が互いに異なるため、一の針状電極2Bの先端では曲率半径R2が小さく先鋭度が高くなっており、他の針状電極2Aの先端では曲率半径R1が大きく先鋭度が小さくなっている。これにより、イオン発生当初は先鋭度の高い針状電極2Bにおいて電界が集中しやすくなるため放電開始電圧が低くなってイオンが発生しやすくなる。また、先鋭度の低い針状電極2Aは先鋭度の高い針状電極2Bに比べて電界の集中が弱まるため、放電による針状の先端の損耗が少なくなる。そのため、先鋭度の高い針状電極2Bの先端が放電によって損耗し放電が弱まったとしても、先鋭度の低い針状電極2Aは損耗が少ないので、イオンを安定して発生させ続けることができ、放電電極の寿命を長くすることができる。
また、複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端と誘導電極1に設けられた楕円形の貫通孔1bの周縁部との最短距離d1、d2がすべて等しくなるように複数の針状電極2A、2Bと誘導電極1とが配置されている。これにより、放電電極2と誘導電極1との間の電界の集中度は針状電極2A、2Bの先端の先鋭度にのみ依存するようになるため、上記理由によりイオンが発生しやすくなるとともに、放電電極2の寿命が長くなり、イオンを安定して発生させ続けることができる。
また、複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端は、誘導電極1に開けられた楕円形の貫通孔1b内で、誘導電極1の上面と下面との間に配置されている。これにより、放電で発生したイオンが静電引力によって誘導電極1に捕捉されることなく、効果的に貫通孔1bを介してイオン発生素子10外の空間へ供給され得る。
上記の実施の形態では、誘導電極1は楕円形の貫通孔1bの開いた金属平板であるが、これ以外に図5に示すように楕円形のリングであってもよく、あるいは図6に示すように棒状電極であってもよい。
図5および図6のいずれの形状の誘導電極を用いた場合においても、複数の針状電極2A、2Bの各々と誘導電極1との最短距離d1、d2がすべて等しくなるように複数の針状電極2A、2Bと誘導電極1とが配置されている。また複数の針状電極2A、2Bの各々の針状の先端は、誘導電極1の上面と下面との間の高さ位置に配置されている。
なお図5および図6のいずれの構成も、上記以外の構成については、図1〜図3に示す構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また上記の実施の形態においては、放電電極を構成する針状電極の本数が2本の場合について説明したが、3本以上であってもよい。
次に、上記のイオン発生素子を用いたイオン発生装置の構成として、イオン発生素子が、負イオンを発生する放電電極と正イオンを発生する放電電極とを有する構成について説明する。
図7は、図1〜図3に示すイオン発生素子を用いたイオン発生装置の機能ブロックを示す図である。また図8は、図7に示すイオン発生装置の構成を概略的に示す斜視図である。
図7および図8を参照して、イオン発生装置20は、たとえば、図1〜図3に示すイオン発生素子10と、ケース21と、電源入力コネクタ22と、駆動回路23と、高電圧発生回路24と、正高電圧生成回路25と、負高電圧生成回路26とを有している。電源入力コネクタ22は、入力電源としての直流電源や商用交流電源の供給を受ける。この電源入力コネクタ22を介して入力電圧を供給された駆動回路23は、高電圧発生回路24を駆動させることにより入力電圧を昇圧させて高電圧を発生させる。高電圧発生回路24の一端は誘導電極1に電気的に接続されている。また高電圧発生回路24は、正高電圧生成回路25を通じて、正イオンを発生させる針状の放電電極2(互いに先鋭度の異なる2つの針状電極2A、2B)に誘導電極1に対し正極性の高電圧を印加し、また負高電圧生成回路26を通じて、負イオンを発生させる針状の放電電極2(互いに先鋭度の異なる2つの針状電極2A、2B)に誘導電極1に対し負極性の高電圧を印加する。なお正イオンを発生させる2つの針状電極2A、2Bは1つの貫通孔1b内に配置されており、また負イオンを発生させる2つの針状電極2A、2Bは別の貫通孔1b内に配置されている。
ケース21は、イオン発生素子10、電源入力コネクタ22、駆動回路23、高電圧発生回路24、正高電圧生成回路25および負高電圧生成回路26を内部に収容している。電源入力コネクタ22は、外部の入力電源の供給を受けるため、ケース21の外部に露出している。
またケース21は、イオン発生素子10の貫通孔1bに対向する壁部に孔21aを有している。これにより、イオン発生素子10で生じたイオンがこの孔21aを通じてイオン発生装置20の外部へ放出される。上記のようにイオン発生素子10の一方の放電電極2は正イオンを発生させるものであり、他方の放電電極2は負イオンを発生させるものであるため、ケースに設けられた一方の孔21aは正イオン発生部となり、他方の孔21aは負イオン発生部となる。
このイオン発生装置20の厚みT4は、5mm以上8mm以下である。
上記のイオン発生装置においては、一方の放電電極2の先端では正コロナ放電を発生させて正イオンを発生させ、他方の放電電極2の先端では負コロナ放電を発生させて負イオンを発生させる。印加する波形はここでは、特に問わず、直流、正負にバイアスされた交流波形や正負にバイアスされたパルス波形などの高電圧とする。電圧値は放電を発生させるに十分かつ、所定のイオン種は生成させる電圧領域を選定する。
次に、上記のイオン発生装置を用いた電気機器の一例として空気清浄機の構成について説明する。
図9は、図7および図8に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。また図10は、図9に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。
図9および図10を参照して、空気清浄機30は前面パネル31と本体32とを有している。本体32の後方上部には吹き出し口33が設けられており、この吹き出し口33からイオンを含む清浄な空気が室内に供給される。本体32の中心には空気取り入れ口34が形成されている。空気清浄機30の前面の空気取り入れ口34から取り込まれた空気が、図示しないフィルターを通過することで清浄化される。清浄化された空気は、ファン用ケーシング35を通じて、吹き出し口33から外部へ供給される。
清浄化された空気の通過経路を形成するファン用ケーシング35の一部に、図7および図8に示すイオン発生装置20が取り付けられている。イオン発生装置20は、そのイオン発生部となる孔21aからイオンを上記の空気流に放出できるように配置されている。イオン発生装置20の配置の例として、空気の通過経路内であって、吹き出し口33に比較的近い位置P1、比較的遠い位置P2などの位置が考えられる。このようにイオン発生装置20のイオン発生部21aに送風を通過させることにより、吹き出し口33から清浄な空気とともに外部にイオンを供給するイオン発生機能を空気清浄機30に持たせることが可能になる。
本実施の形態の空気清浄機30によれば、イオン発生装置20で生じたイオンを送風部(空気の通過経路)により気流に乗せて送ることができるため、機外にイオンを放出することができる。
なお本実施の形態においては電気機器の一例として空気清浄機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気機器は、これ以外に空気調和機(エアコンディショナー)、冷蔵機器、掃除機、加湿器、除湿機、電気ファンヒータなどであってもよく、イオンを気流に乗せて送るための送風部を有する電気機器であればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子、イオン発生装置および電気機器に特に有利に適用され得る。
本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるイオン発生素子の構成を概略的に示す上面図である。 図2のIII−III線に沿う概略断面図である。 図3を一部を拡大して示す概略拡大断面図である。 誘導電極として楕円形のリングを用いた場合のイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図である。 誘導電極として棒状電極を用いた場合のイオン発生素子の構成を概略的に示す斜視図である。 図1〜図3に示すイオン発生素子を用いたイオン発生装置の機能ブロックを示す図である。 図7に示すイオン発生装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図7および図8に示すイオン発生装置を用いた空気清浄機の構成を概略的に示す斜視図である。 図9に示す空気清浄機にイオン発生装置を配置した様子を示す空気清浄機の分解図である。 特許文献1に記載された、コロナ放電を利用したイオン発生装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 誘導電極、1b 貫通孔、2 放電電極、2A,2B 針状電極、3 高圧発生回路、4 ファン、10 イオン発生素子、20 イオン発生装置、21 ケース、21a イオン発生部(孔)、22 電源入力コネクタ、23 駆動回路、24 高電圧発生回路、25 正高電圧生成回路、26 負高電圧生成回路、30 空気清浄機、31 前面パネル、32 本体、33 吹き出し口、34 空気取り入れ口、35 ファン用ケーシング。

Claims (5)

  1. コロナ放電により正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを生じさせるためのイオン発生素子であって、
    誘導電極と、
    前記誘導電極との間でコロナ放電を生じさせるための放電電極とを備え、
    前記放電電極は複数の針状電極を有し、前記複数の針状電極の各々の針状の先端の曲率半径が互いに異なることを特徴とする、イオン発生素子。
  2. 前記複数の針状電極の各々と前記誘導電極との最短距離がすべて等しくなるように前記複数の針状電極と前記誘導電極とが配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のイオン発生素子。
  3. 前記複数の針状電極の各々の針状の先端は、前記誘導電極の上面と下面との間に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のイオン発生素子。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の前記イオン発生素子と、
    入力電圧を昇圧して前記誘導電極および前記放電電極に高電圧を印加するための高電圧発生回路部と、
    前記入力電圧を受けて前記高電圧発生回路部を駆動させる駆動回路部とを備えた、イオン発生装置。
  5. 請求項4に記載の前記イオン発生装置と、
    前記イオン発生装置で生じた正イオンおよび負イオンの少なくともいずれかを気流に乗せて送るための送風部とを備えた、電気機器。
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