JP2002027638A - 電子部品用取付ベース及びその製造方法 - Google Patents

電子部品用取付ベース及びその製造方法

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JP2002027638A
JP2002027638A JP2000209846A JP2000209846A JP2002027638A JP 2002027638 A JP2002027638 A JP 2002027638A JP 2000209846 A JP2000209846 A JP 2000209846A JP 2000209846 A JP2000209846 A JP 2000209846A JP 2002027638 A JP2002027638 A JP 2002027638A
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metal plate
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terminal metal
pin
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JP2000209846A
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Shinichi Miyazaki
真一 宮崎
Hajime Goto
一 後藤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付ベースを複数の金属板によって形成し、
一部の金属板に接続端子を植設した後に各金属板を溶接
することにより、生産性を向上させる。 【解決手段】 取付ベース1を端子用金属板2と接合金
属板6とによって構成し、金属板2の端子挿通孔3に
は、ハーメチックシール5を介してピン端子4を植設す
る。また、回路基板8とカバー11とを取付ベース1上
に取付け、ボンディングワイヤ10を接続する。これに
より、取付ベース1の製造時には、加熱炉等によって端
子用金属板2を加熱することにより、端子挿通孔3内で
ガラス材料を溶融してハーメチックシール5を形成し、
その後に端子用金属板2と接合金属板6とを溶接でき、
加熱炉内の占有面積を減少させて生産性を向上すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば密閉構造を
もつコントロールユニットの周壁等として好適に用いら
れ、ユニット内の電子部品と接続する接続端子をハーメ
チックシールによって植設する構成とした電子部品用取
付ベース及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンや自動変速機
等には、これらを制御するコントロールユニットが設け
られている。そして、例えば自動変速機用のコントロー
ルユニットには、車載時のレイアウト上の制約等により
エンジンのオイルパン等の内部に配置されるものがあ
る。
【0003】この種の従来技術によるコントロールユニ
ットは、密閉構造をもつケーシング内に変速制御用の制
御回路等を構成する電子部品が収容され、これにより電
子部品はオイルパン内のエンジンオイルから保護されて
いる。この場合、ケーシングは、例えば金属板等によっ
て形成され、電子部品を搭載した回路基板が取付けられ
る取付ベースと、該取付ベース上に設けられ、該取付ベ
ースとの間に回路基板を密閉状態で収容するカバーとに
よって構成されている。
【0004】ここで、取付ベースには、複数の端子挿通
孔が板厚方向に貫通して設けられ、該各端子挿通孔内に
は、ハーメチックシールを介してピン状の接続端子(ピ
ン端子)が植設されている。そして、各ピン端子は、基
端側がケーシング内で電子部品に接続され、先端側がケ
ーシング外に突出している。また、ピン端子の突出端側
は、コントロールユニットの外側に配置された複数の外
部端子にそれぞれ溶接され、これらの外部端子は変速機
の制御に用いるセンサ、アクチュエータ等に接続される
ものである。
【0005】また、ハーメチックシールは、例えば筒状
のガラス材料を取付ベースの端子挿通孔内で溶融、固化
させることによって形成され、ピン端子を端子挿通孔内
に固着した状態でこれらの間をシールしている。
【0006】このように構成されるコントロールユニッ
トの組立時には、まず金属板にハーメチックシールを介
して複数の接続端子を固着することにより、各接続端子
が植設された取付ベースを製造する。
【0007】そして、取付ベースの製造時には、まず金
属板の各端子挿通孔内に筒状のガラス材料をそれぞれ配
置し、該各ガラス材料の内周側にピン端子を挿通する。
この場合、各ピン端子は、ガラス材料の溶融時に端子挿
通孔内で位置ずれしないように治具等を用いて保持して
おく。次に、ガラス材料とピン端子とが組付けられた金
属板全体を加熱炉等の内部に配置し、ガラス材料を加熱
して溶融させる。
【0008】これにより、ガラス材料が固化した後に
は、ピン端子の外周側と端子挿通孔の周壁との間にハー
メチックシールが形成され、ピン端子がハーメチックシ
ールによって端子挿通孔内に固着された状態となり、取
付ベースが完成する。
【0009】また、取付ベースの製造後には、回路基板
を取付ベース上に固定し、例えばワイヤボンディング等
の手段によって回路基板と各ピン端子の基端側との間を
接続する。そして、取付ベース上にカバーを固定し、ピ
ン端子の先端側に外部端子をそれぞれ溶接することによ
り、コントロールユニットを組立てる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、取付ベースとなる金属板を加熱炉等の内部
で加熱することにより、その端子挿通孔内に配置したガ
ラス材料を溶融し、ハーメチックシールを形成する構成
としている。
【0011】しかし、金属板は、回路基板を取付ける面
積分だけ大きく形成されているため、その加熱時には、
金属板のうち接続端子を植設する部位だけでなく、回路
基板を取付ける部位が加熱炉内で無駄に加熱されること
になる。
【0012】このため、例えば複数の取付ベースを製造
する製造ライン等では、個々の金属板が加熱炉内で広い
面積を占有することになり、加熱炉内に同時に配置でき
る金属板の個数が少なくなるため、1回の加熱作業で製
造できる取付ベースの個数が制限され、生産性が低下す
るという問題がある。
【0013】また、金属板全体を加熱すると、その熱膨
張量が全体として大きくなるため、端子挿通孔が加熱前
の位置から移動するときの移動量も増大する。このと
き、ピン端子は、治具等によって端子挿通孔内に保持さ
れているため、ピン端子に対して端子挿通孔が大きく移
動すると、ピン端子は、軟化したガラス材料中で傾いた
り、折曲がった状態となり、この状態で金属板に固着さ
れる場合がある。
【0014】この結果、取付ベースの製造後には、例え
ばピン端子の位置を予め記憶した自動溶接機、ワイヤボ
ンディング装置等を用いてピン端子に外部端子を溶接し
たり、ボンディングワイヤを接続しようとすると、ピン
端子の位置ずれによって溶接不良、接続不良が生じ易く
なり、信頼性が低下するという問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、金属板に接続端子を効
率よく植設でき、このとき接続端子を安定的に位置決め
できると共に、取付ベースの生産性を高め、信頼性を向
上できるようにした電子部品用取付ベース及びその製造
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、電子部品と接続する接続端子
がハーメチックシールを介して植設された端子用金属板
と、該端子用金属板に溶接手段を用いて接合された接合
金属板とからなる構成を採用している。
【0017】このように構成することにより、端子用金
属板は、例えば接続端子を配置するのに必要な最低限の
大きさに形成することができる。そして、ハーメチック
シールを加熱して形成するときには、加熱炉等の内部に
端子用金属板だけを配置すればよくなり、接合金属板を
加熱せずに済むから、端子用金属板による炉内の占有面
積を減少させることができる。また、端子用金属板を接
合金属板と別々の部材として小さく形成できるから、端
子用金属板全体としての熱膨張量を抑制でき、その加熱
中には、金属板の各部位と接続端子との位置関係を安定
的に保持することができる。そして、端子用金属板の加
熱後には、この金属板と接合金属板とを溶接することに
より、取付ベースには必要に応じて十分な面積を確保す
ることができる。
【0018】また、請求項2の発明では、電子部品と接
続する接続端子がハーメチックシールを介して植設され
た第1の端子用金属板と、該第1の端子用金属板に溶接
手段を用いて接合され、電子部品と接続する他の接続端
子がハーメチックシールを介して植設された第2の端子
用金属板とから構成している。
【0019】これにより、2枚の端子用金属板に接続端
子をそれぞれ植設でき、取付ベース全体に設ける接続端
子の個数を増やすことができると共に、取付ベースに各
接続端子を配置するときの自由度を高めることができ
る。また、ハーメチックシールの形成時には、第1の端
子用金属板と第2の端子用金属板とを加熱炉内の配置ス
ペース等に応じて別個に加熱でき、加熱作業を効率よく
行うことができる。しかも、個々の端子用金属板の面積
を接合金属板と別々の部材として小さく形成できるか
ら、熱膨張を各金属板に分散させて抑制することができ
る。
【0020】また、請求項3の発明では、電子部品と接
続する接続端子がハーメチックシールを介して植設され
た第1の端子用金属板と、電子部品と接続する他の接続
端子がハーメチックシールを介して植設された第2の端
子用金属板と、前記第1,第2の端子用金属板間に配設
され、これら第1,第2の端子用金属板と溶接手段を用
いて接合された接合金属板とから構成している。
【0021】これにより、例えば取付ベースに植設する
接続端子の個数を増やすことができる。また、2枚の端
子用金属板の間に接合金属板を介在させることにより、
各端子用金属板の大きさは、接続端子を配置するのに必
要な最低限の面積だけに抑えることができる。
【0022】さらに、請求項4の発明によると、端子用
金属板には前記接続端子が挿通される端子挿通孔を設
け、前記ハーメチックシールは前記接続端子と端子挿通
孔との間をシールするガラス材料によって構成してい
る。
【0023】これにより、端子用金属板の端子挿通孔に
接続端子とガラス材料とを挿入し、この状態で端子用金
属板を加熱することにより、ガラス材料を溶融、固化さ
せてハーメチックシールを形成することができる。
【0024】また、請求項5の発明によると、金属板に
は、前記電子部品が搭載された回路基板と、該回路基板
を前記金属板との間に密閉状態で収容するカバーとを取
付ける構成としている。
【0025】これにより、例えば端子用金属板と接合金
属板とを接合した状態、または端子用金属板同士を接合
した状態で、これらの金属板上に回路基板を搭載できる
と共に、回路基板を金属板とカバーとの間に密閉状態で
収容することができる。この結果、ハーメチックシール
とカバーとは、例えば外部の塵埃、水分、油液等から回
路基板を保護することができる。
【0026】一方、請求項6に係る製造方法の発明で
は、端子用金属板に形成した端子挿通孔に筒状のガラス
材料を介して接続端子を挿通し、前記ガラス材料を加熱
溶融して前記接続端子と端子挿通孔との間にハーメチッ
クシールを形成し、前記端子用金属板と他の金属板とを
溶接する構成としている。
【0027】これにより、ハーメチックシールの形成時
には、例えば接続端子とガラス材料とを取付けた端子用
金属板だけを加熱炉等の内部に配置して加熱でき、ガラ
ス材料を溶融、固化させてハーメチックシールを形成す
ることができる。そして、この端子用金属板に例えば接
合金属板、他の端子用金属板等を溶接することにより、
取付ベースを製造することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
電子部品用取付ベース及びその製造方法を、添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0029】ここで、図1ないし図11は本発明による
第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、電子部品
用取付ベースを自動車等に搭載される自動変速機用のコ
ントロールユニットに適用した場合を例に挙げて説明す
る。
【0030】1はコントロールユニットのベース部分を
構成する電子部品用取付ベースで、該取付ベース1は、
図1、図2に示す如く、後述の端子用金属板2と、接合
金属板6とを含んで構成され、全体として四角形の平板
状に形成されている。
【0031】2は後述のピン端子4,4,…が植設され
る端子用金属板で、該端子用金属板2は、図5に示す如
く、例えば鉄、アルミニウム等の金属材料によって四角
形状に形成されている。また、端子用金属板2には、ピ
ン端子4が挿通される複数の端子挿通孔3,3,…が板
厚方向に貫通して形成されている。
【0032】4,4,…は端子用金属板2の各端子挿通
孔3に植設された接続端子としての複数のピン端子で、
該各ピン端子4は、図2に示す如く、例えば金属ピン等
によって形成され、その基端側には大径部4Aが設けら
れている。
【0033】そして、ピン端子4は、後述のハーメチッ
クシール5を介して端子挿通孔3内に固着され、大径部
4Aが端子用金属板2の表面側に突出すると共に、先端
部4Bが端子用金属板2の裏面側に突出している。ま
た、各ピン端子4は、図3に示す如く、大径部4Aが後
述のボンディングワイヤ10を介して回路基板8に接続
され、先端部4Bが後述の平板端子12と溶接されるも
のである。
【0034】5,5,…は端子用金属板2の端子挿通孔
3とピン端子4との間をシールする複数のハーメチック
シールで、該各ハーメチックシール5は、後述のガラス
ビーズ23を端子挿通孔3内で溶融、固化させることに
よって形成されている。そして、ハーメチックシール5
は、ピン端子4を端子挿通孔3内に固着し、この状態で
端子挿通孔3を封止している。
【0035】6は端子用金属板2と共に取付ベース1を
構成する接合金属板で、該接合金属板6は、図1、図2
に示す如く、端子用金属板2とほぼ同様に、金属材料に
よって四角形の平板状に形成され、その端面部位が溶接
部7を介して端子用金属板2と一体に接合されている。
【0036】8は例えば接着等の手段によって取付ベー
ス1の接合金属板6上に固定された回路基板で、該回路
基板8上には、図3に示す如く、複数の電子部品9A,
9B,9C等からなる制御回路9が搭載されている。ま
た、回路基板8とピン端子4の大径部4Aとの間には、
複数のボンディングワイヤ10,10,…が接続されて
いる。そして、制御回路9は、ボンディングワイヤ1
0、ピン端子4、後述の平板端子12等を介して変速制
御用のセンサ、アクチュエータ(図示せず)等に接続さ
れ、車両の走行状態等に応じて自動変速機を制御するも
のである。
【0037】11は取付ベース1との間に回路基板8を
密閉状態で収容したカバーで、該カバー11は、例えば
下向きに開口した箱型状の金属ケースからなり、開口側
が溶接等の手段によって取付ベース1上に固着されてい
る。そして、カバー11は、取付ベース1と共にコント
ロールユニットのケーシングを構成し、コントロールユ
ニットをオイルパン内に配置したときには、エンジンの
潤滑油が制御回路9等に接触するのを防止するものであ
る。
【0038】12,12,…は各ピン端子4の先端部4
Bにそれぞれ溶接された平板端子で、該各平板端子12
は、基端側に設けられた取付穴がピン端子4の外周側に
挿通され、この状態で溶接部13によってピン端子4と
接合されている。また、平板端子12の先端側は、変速
制御用のセンサ、アクチュエータ等に接合される。
【0039】本実施の形態による自動変速機用コントロ
ールユニットは上述の如き構成を有するもので、次に図
5ないし図11を参照しつつ取付ベース1の製造方法に
ついて説明する。
【0040】まず、取付ベース1の製造時には、金属板
形成工程によって図5に示す端子用金属板2を例えば打
抜き加工等の手段によって加工する。一方、接合金属板
6も、別個の金属板成形手段によって加工する。
【0041】次に、図6、図7に示すガラスビーズ挿入
工程では、予め用意した台座治具21とビーズ挿入治具
22との間に端子用金属板2をセットし、筒状のガラス
材料からなるガラスビーズ23を端子用金属板2の各端
子挿通孔3に挿入する。
【0042】この場合、台座治具21の上面側には、端
子用金属板2の下部側が取付けられる四角形状の取付凹
部21Aと、該取付凹部21Aの底部側に開口し、後述
の端子挿通工程で各ピン端子4の先端部4Bが挿入され
る複数のピン挿嵌穴21B,21B,…とが設けられて
いる。
【0043】また、ビーズ挿入治具22には、端子用金
属板2の上部側が嵌合される四角形状の取付凹部22A
と、該取付凹部22A内に開口し、端子用金属板2の各
端子挿通孔3に接続される複数のビーズ挿入孔22B,
22B,…とが設けられている。また、各ビーズ挿入孔
22Bの上部側は、ビーズ挿入治具22の上面側に向け
てテーパ状に拡径し、端子挿通孔3よりも大きな面積で
ビーズ挿入治具22の上面側に開口した投入口22B1
となっている。
【0044】そして、ガラスビーズ挿入工程では、予め
形成した複数のガラスビーズ23をビーズ挿入治具22
の各投入口22B1にそれぞれ投入する。これにより、
各ガラスビーズ23は、テーパ状の投入口22B1に案
内されつつ、ビーズ挿入孔22Bから端子用金属板2の
端子挿通孔3内に同軸状態で挿入されるので、その後に
端子用金属板2からビーズ挿入治具22を取外す。
【0045】次に、図8に示す端子挿通工程では、複数
のピン端子4を各ガラスビーズ23内にそれぞれ挿入
し、その先端部4Bを台座治具21のピン挿嵌穴21B
に挿嵌することにより、各ピン端子4をガラスビーズ2
3内で位置決めする。
【0046】そして、図9に示す加熱工程では、端子用
金属板2、ピン端子4、ガラスビーズ23を取付けた台
座治具21を加熱炉24内に配置し、例えば800〜1
200℃程度の温度で加熱することにより、端子用金属
板2の各端子挿通孔3内でガラスビーズ23を溶融させ
る。これにより、ガラスビーズ23は、固化したときに
ハーメチックシール5となり、ピン端子4は、端子用金
属板2の端子挿通孔3内に固着された状態となるので、
これらのピン端子4、ハーメチックシール5が一体化さ
れた端子用金属板2を台座治具21から取外す。
【0047】最後に、図10に示す溶接工程では、端子
用金属板2と接合金属板6の端面を衝合し、例えば炭酸
ガスレーザ、YAGレーザ等のレーザ25を用いて、両
者の衝合部位にレーザ照射を行うことにより、これらの
金属板2,6を一体に溶接し、取付ベース1を完成す
る。
【0048】以上のようにして、本実施の形態に係る電
子部品用取付ベース1を製造することができる。
【0049】その後、加工部品組立工程等において、図
11に示す如く、例えば接着剤等によって回路基板8を
取付ベース1の接合金属板6上に固着し、各ボンディン
グワイヤ10を接続する。さらに、取付ベース1上にカ
バー11を取付け、各ピン端子4の先端部4Bに平板端
子12をそれぞれ溶接し、図3、図4に示すコントロー
ルユニットを製造することができる。
【0050】かくして、本実施の形態によれば、取付ベ
ース1を、ピン端子4がハーメチックシール5を介して
植設される端子用金属板2と、該端子用金属板2に溶接
される接合金属板6とによって構成したので、端子用金
属板2は、例えば複数のピン端子4を配置するのに必要
な最低限の大きさに形成でき、その面積を接合金属板6
と別々の部材として小さく抑えることができる。そし
て、加熱工程では、加熱炉24内に端子用金属板2だけ
を配置すればよくなり、接合金属板6を加熱せずに済む
から、端子用金属板2による加熱炉24内の占有面積を
減少させることができ、溶接工程では、この端子用金属
板2と接合金属板6とを溶接することにより、取付ベー
ス1には回路基板8等を搭載するのに十分な面積を確保
することができる。
【0051】従って、例えば取付ベース1の製造ライン
等では、加熱工程において加熱炉24内に同時に配置で
きる端子用金属板2の個数を増やすことができ、加熱炉
24内の面積を有効に活用できると共に、1回の加熱作
業で多数の端子用金属板2を効率よく加熱でき、生産性
を向上させることができる。
【0052】また、端子用金属板2を接合金属板6と別
々の部材として小さな面積に形成できるので、端子用金
属板2全体としての熱膨張量を抑制でき、加熱工程中に
は、金属板2の熱膨張によって端子挿通孔3が移動し、
台座治具21に支持されたピン端子4に対して端子挿通
孔3が位置ずれするのを防止することができる。この結
果、ピン端子4を端子挿通孔3内に安定した状態で固着
でき、ピン端子4に対してボンディングワイヤ10と平
板端子12とを確実に接続できると共に、信頼性を向上
させることができる。
【0053】この場合、ピン挿嵌穴21Bが設けられた
台座治具21に端子用金属板2を取付けるようにしたの
で、端子挿通工程では、ガラスビーズ23内に挿入した
ピン端子4の先端部4Bを台座治具21のピン挿嵌穴2
1Bに容易に挿嵌でき、ピン端子4を台座治具21によ
って安定的に支持することができる。そして、加熱工程
では、軟化したガラスビーズ23内でピン端子4が傾い
たり、折曲がることがなくなり、ピン端子4を端子挿通
孔3内に精度よく位置決めすることができる。
【0054】また、ガラスビーズ挿入工程では、ビーズ
挿入治具22を用いて端子用金属板2の各端子挿通孔3
にガラスビーズ23を挿入するようにしたので、作業者
等は、端子挿通孔3よりも大きな面積で開口した投入口
22B1内にガラスビーズ23を容易に投入でき、この
ガラスビーズ23をテーパ状の投入口22B1によって
端子挿通孔3内へと円滑に導くことができる。従って、
多数の端子挿通孔3にガラスビーズ23を挿入する場合
でも、その挿入作業を効率よく行うことができる。
【0055】一方、接合金属板6上には、電子部品9
A,9B,9Cを搭載した回路基板8を取付け、この回
路基板8をカバー11内に密閉状態で収容するようにし
たので、取付ベース1には、接合金属板6によって回路
基板8の搭載スペースを容易に形成できると共に、ハー
メチックシール5とカバー11とは、コントロールユニ
ットをエンジンのオイルパン内に配置したときに、エン
ジンの潤滑油等が回路基板8に接触するのを確実に防止
でき、潤滑油に含まれる金属磨耗粉等から制御回路9を
保護することができる。
【0056】次に、図12ないし図14は本発明による
第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、取付
ベースを2枚の端子用金属板によって構成したことにあ
る。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0057】31は本実施の形態による電子部品用取付
ベースで、該取付ベース31は、図12ないし図14に
示す如く、後述の端子用金属板32,34によって例え
ば四角形の平板状に形成され、これらはカバー11と共
にコントロールユニットのケーシングを構成している。
【0058】32は取付ベース31の一部を構成する第
1の端子用金属板で、該第1の端子用金属板32には、
前記第1の実施の形態とほぼ同様に、複数の端子挿通孔
33,33,…が形成され、該各端子挿通孔33内に
は、ハーメチックシール5を介してピン端子4がそれぞ
れ植設されている。
【0059】34は第1の端子用金属板32に接合され
た第2の端子用金属板で、該第2の端子用金属板34に
は、端子用金属板32とほぼ同様に、ピン端子4が植設
された複数の端子挿通孔35,35,…が形成されてい
る。そして、端子用金属板33は、その端面部位が溶接
部36によって端子用金属板32と溶接され、これらの
金属板32,34上には、回路基板8が搭載されてカバ
ー11が溶接されるものである。
【0060】また、取付ベース31の製造時には、端子
用金属板32,34に対して、第1の実施の形態とほぼ
同様の手順で金属板形成工程、ガラスビーズ挿入工程、
端子挿通工程および加熱工程が行われた後に、溶接工程
では、これらの端子用金属板32,34が溶接され、取
付ベース31が完成する。
【0061】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
取付ベース31を2枚の端子用金属板32,34によっ
て構成したので、端子用金属板に32,34に複数のピ
ン端子4をそれぞれ植設でき、取付ベース1全体として
ピン端子4の個数を増やすことができると共に、各ピン
端子4を配置するときの自由度を高めることができる。
【0062】また、加熱工程では、例えば2枚の端子用
金属板32,34を加熱炉24内の配置スペース等に応
じて別個に加熱でき、加熱炉24内の面積を有効に活用
できると共に、加熱作業を効率よく行うことができる。
しかも、個々の端子用金属板32,34を別々の部材と
して形成することにより、両者の面積を小さくできるか
ら、個々の金属板32,34に熱膨張を分散させて軽減
でき、ピン端子4を安定的に植設することができる。
【0063】次に、図15ないし図17は本発明による
第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、取付
ベースを2枚の端子用金属板と接合金属板とによって構
成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0064】41は本実施の形態による電子部品用取付
ベースで、該取付ベース41は、図15ないし図17に
示す如く、後述の端子用金属板42,44と接合金属4
6とによって例えば四角形の平板状に形成され、これら
はカバー11と共にコントロールユニットのケーシング
を形成している。
【0065】42は取付ベース41の一部を構成する第
1の端子用金属板で、該第1の端子用金属板42には、
第1の実施の形態とほぼ同様に、複数の端子挿通孔4
3,43,…が形成され、該各端子挿通孔43内には、
ハーメチックシール5を介してピン端子4がそれぞれ植
設されている。
【0066】44は接合金属板46を介して端子用金属
板42と一体に連結された第2の端子用金属板で、該第
2の端子用金属板44には、ピン端子4が植設された複
数の端子挿通孔45,45,…が形成されている。
【0067】46は端子用金属板42,44の間に接合
された接合金属板で、該接合金属板46は、一方の端面
部位が溶接部47を介して端子用金属板42と一体に溶
接され、他方の端面部位が溶接部48を介して端子用金
属板44と一体に溶接されている。また、接合金属板4
6上には、例えば接着等の手段によって回路基板8が搭
載され、取付ベース41上にはカバー11が溶接される
ものである。
【0068】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
取付ベース41を2枚の端子用金属板42,44と接合
金属板46とによって構成したので、取付ベース41全
体としてピン端子4の個数を増やすことができると共
に、各ピン端子4を配置するときの自由度を高めること
ができる。
【0069】また、2枚の端子用金属板42,44を接
合金属板46と別々の部材として形成できるから、端子
用金属板42,44の大きさは、各ピン端子4を配置す
るのに必要な最低限の面積だけに小さく形成でき、その
熱膨張をより低減できると共に、回路基板8の搭載スペ
ースは接合金属板46によって確保することができる。
【0070】なお、前記第1の実施の形態では、取付ベ
ース1を端子用金属板2と接合金属板6とによって構成
し、第2の実施の形態では、取付ベース31を2枚の端
子用金属板32によって構成し、第3の実施の形態で
は、取付ベース41を2枚の端子用金属板42,44と
接合金属板46とによって構成したが、本発明はこれに
限らず、例えば取付ベースを互いに溶接された4枚以上
の金属板によって形成し、該各金属板のうち任意の枚数
の金属板を接続端子が植設された端子用金属板によって
構成してもよい。
【0071】また、前記各実施の形態では、電子部品用
取付ベース1上に回路基板9とカバー11とを取付ける
構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば電子部品
用取付ベース1に代えて接続端子をもたない底板等を配
置し、カバーの上面部、側面部等を電子部品用取付ベー
スによって形成することにより、カバーの一部にハーメ
チックシールを介して接続端子を植設する構成としても
よい。
【0072】また、前記実施の形態では、電子部品用取
付ベース1,31,41を自動変速機用のコントロール
ユニットに適用する場合を例に挙げて述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば自動車用エンジンを制御するコ
ントロールユニット等、任意の電子部品に適用し得るも
のである。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、電子部品用取付ベースは、接続端子がハーメチッ
クシールを介して植設された端子用金属板と、該端子用
金属板に溶接手段を用いて接合された接合金属板とから
構成したので、ハーメチックシールを加熱して形成する
ときには、例えば加熱炉等の内部に端子用金属板だけを
配置すればよくなり、加熱炉内の占有面積を減少させる
ことができる。そして、シールの形成後には、この端子
用金属板と接合金属板とを溶接することにより、取付ベ
ースには必要に応じて十分な面積を確保することができ
る。従って、例えば加熱炉内に同時に配置できる端子用
金属板の個数を増やすことができ、1回の加熱作業で多
数の端子用金属板を効率よく加熱できると共に、生産性
を向上させることができる。また、端子用金属板を接合
金属板と別々の部材として小さく形成できるから、その
熱膨張量を抑制でき、接続端子を端子挿通孔内で精度よ
く位置決めすることができると共に、信頼性を向上させ
ることができる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、電子部品
用取付ベースは、接続端子がハーメチックシールを介し
て植設され、互いに溶接された第1,第2の端子用金属
板によって構成したので、各端子用金属板に複数の接続
端子をそれぞれ植設でき、取付ベース全体として接続端
子の個数を増やすことができると共に、各接続端子を配
置するときの自由度を高めることができる。また、ハー
メチックシールの形成時には、例えば2枚の端子用金属
板を加熱炉内の配置スペース等に応じて別個に加熱で
き、加熱作業を効率よく行うことができる。しかも、個
々の端子用金属板を別々の部材として小さく形成できる
から、熱膨張を各金属板に分散させて抑制でき、接続端
子を安定的に植設することができる。
【0075】また、請求項3の発明によれば、電子部品
用取付ベースは、第1,第2の端子用金属板と、該各端
子用金属板の間に溶接される接合金属板とによって構成
したので、取付ベース全体として接続端子の個数を増や
すことができると共に、各接続端子を配置するときの自
由度を高めることができる。また、2枚の端子用金属板
を接合金属板と別々の部材として小さく形成できるか
ら、その熱膨張をより低減できると共に、取付ベース全
体としての面積を接合金属板によって十分に確保するこ
とができる。
【0076】さらに、請求項4の発明によれば、ハーメ
チックシールは、接続端子と端子用金属板の端子挿通孔
との間をシールするガラス材料によって構成したので、
端子用金属板の端子挿通孔に接続端子とガラス材料とを
挿入し、この状態で端子用金属板を加熱することによ
り、ガラス材料を溶融、固化させてハーメチックシール
を形成でき、このハーメチックシールによって電子部品
を保護することができる。
【0077】また、請求項5の発明によれば、金属板上
には、前記電子部品が搭載された回路基板と、該回路基
板を前記金属板との間に密閉状態で収容するカバーとを
取付ける構成としたので、例えば端子用金属板と接合金
属板とを接合した状態、または端子用金属板同士を接合
した状態で、これらの金属板上に回路基板を搭載できる
と共に、回路基板を金属板とカバーとの間に密閉状態で
収容することができる。この結果、ハーメチックシール
とカバーとは、例えば外部の塵埃、水分、油液等から回
路基板を保護することができる。
【0078】一方、請求項6の発明によれば、端子用金
属板の端子挿通孔に筒状のガラス材料を介して接続端子
を挿通し、このガラス材料を加熱溶融してハーメチック
シールを形成し、端子用金属板と他の金属板とを溶接す
る構成としたので、ハーメチックシールの形成時には、
例えば加熱炉等の内部で端子用金属板だけを加熱してガ
ラス材料によりハーメチックシールを形成でき、この端
子用金属板に例えば接合金属板、他の端子用金属板等を
溶接することにより、取付ベースを製造することができ
る。従って、例えば加熱炉内に同時に配置できる端子用
金属板の個数を増やすことができ、生産性を向上させる
ことができる。また、接合金属板を加熱しなくて済むか
ら、取付ベース全体としての熱膨張量を抑制でき、信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電子部品用取
付ベースを示す斜視図である。
【図2】電子部品用取付ベースを図1中の矢示II−II方
向からみた断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による電子部品取付
ベースを用いて形成した自動変速機用のコントロールユ
ニットを示す断面図である。
【図4】図3中のコントロールユニットを裏面側からみ
た斜視図である。
【図5】金属板形成工程で形成した端子用金属板を単体
で示す斜視図である。
【図6】ガラスビーズ挿入工程で端子用金属板を台座治
具とビーズ挿入治具との間にセットする前の状態を示す
分解斜視図である。
【図7】図6中のビーズ挿入治具を用いてガラスビーズ
を端子用金属板の端子挿通孔に挿入する状態を示す断面
図である。
【図8】端子挿通工程で端子用金属板の端子挿通孔内に
ピン端子を挿入する状態を示す断面図である。
【図9】加熱工程により加熱炉内で端子用金属板内のガ
ラスビーズを溶融する状態を示す断面図である。
【図10】溶接工程で端子用金属板と接合金属板とを溶
接する状態を示す断面図である。
【図11】取付ベース上に回路基板とカバーとを取付け
る状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態による電子部品用
取付ベースを示す斜視図である。
【図13】電子部品用取付ベースを図12中の矢示XIII
−XIII方向からみた断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態による電子部品取
付ベースを用いて形成した自動変速機用のコントロール
ユニットを示す断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態による電子部品用
取付ベースを示す斜視図である。
【図16】電子部品用取付ベースを図15中の矢示XVI
−XVI方向からみた断面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態による電子部品取
付ベースを用いて形成した自動変速機用のコントロール
ユニットを示す断面図である。
【符号の説明】
1,31,41 取付ベース 2,32,34,42,44 端子用金属板 3,33,35,43,45 端子挿通孔 4 ピン端子(接続端子) 4A 大径部 4B 先端部 5 ハーメチックシール 6,46 接合金属板 7,36,47,48 溶接部 8 回路基板 9 制御回路 9A,9B,9C 電子部品 10 ボンディングワイヤ 11 カバー 12 平板端子 13 溶接部 21 台座治具 21A 取付凹部 21B ピン挿嵌穴 22 ビーズ挿入治具 22A 取付凹部 22B ビーズ挿入孔 22B1 投入口 23 ガラスビーズ 24 加熱炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA05 AA06 AA16 AA24 BB05 CC02 CC04 CC07 CC13 CC33 CC34 DD11 DR17 DR34 DR57 EE01 GG01 GG09 GG11 GG31 5E063 HB02 HB20 XA20 5E086 PP02 PP23 PP34 PP48 QQ10 QQ17 QQ20 5G361 BA01 BB01 BC02 BC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品と接続する接続端子がハーメチ
    ックシールを介して植設された端子用金属板と、該端子
    用金属板に溶接手段を用いて接合された接合金属板とか
    ら構成してなる電子部品用取付ベース。
  2. 【請求項2】 電子部品と接続する接続端子がハーメチ
    ックシールを介して植設された第1の端子用金属板と、
    該第1の端子用金属板に溶接手段を用いて接合され、電
    子部品と接続する他の接続端子がハーメチックシールを
    介して植設された第2の端子用金属板とから構成してな
    る電子部品用取付ベース。
  3. 【請求項3】 電子部品と接続する接続端子がハーメチ
    ックシールを介して植設された第1の端子用金属板と、
    電子部品と接続する他の接続端子がハーメチックシール
    を介して植設された第2の端子用金属板と、前記第1,
    第2の端子用金属板間に配設され、これら第1,第2の
    端子用金属板と溶接手段を用いて接合された接合金属板
    とから構成してなる電子部品用取付ベース。
  4. 【請求項4】 前記端子用金属板には前記接続端子が挿
    通される端子挿通孔を設け、前記ハーメチックシールは
    前記接続端子と端子挿通孔との間をシールするガラス材
    料によって構成してなる請求項1,2または3に記載の
    電子部品用取付ベース。
  5. 【請求項5】 前記金属板には、前記電子部品が搭載さ
    れた回路基板と、該回路基板を前記金属板との間に密閉
    状態で収容するカバーとを取付ける構成としてなる請求
    項1,2,3または4に記載の電子部品用取付ベース。
  6. 【請求項6】 端子用金属板に形成した端子挿通孔に筒
    状のガラス材料を介して接続端子を挿通し、前記ガラス
    材料を加熱溶融して前記接続端子と端子挿通孔との間に
    ハーメチックシールを形成し、前記端子用金属板と他の
    金属板とを溶接してなる電子部品用取付ベースの製造方
    法。
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