JP4254370B2 - 二次成形部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次成形部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バスバーを内蔵した電子制御ユニットの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このような電子制御ユニットのユニット本体を製造するにあたっては、例えば一次成形したプレートにバスバーを装着したものに外装体を二次成形する方法が考えられる。具体的には、図10に模式的に示すように、バスバー1を装着したプレート2を二次成形用の金型3内にセットし、その金型3内に溶融状態の樹脂材を充填する。充填した樹脂材が固化したら、金型を型開きすることで、プレート2及びバスバー1の周りに外装体が形成されたものが得られる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−159084公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、二次成形時には、プレート2及びバスバー1を金型3内にて所定の位置に保持する必要があるが、バスバー1の端部を金型3に嵌入して保持するだけでは、バスバー1が変形などするおそれがあるため、プレート2の外面を金型3から突設したピン4によって押さえ付けて保持することが考えられる。しかしながら、この方法では、金型3の型開き・型閉じ方向についてはプレート2をしっかりと保持できるものの、同方向と直交する方向についてはプレート2がピン4に対して滑るおそれがあり、樹脂材を充填する際の射出圧によってプレート2が位置ずれするおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、二次成形時に一次成形部が位置ずれするのを防ぐことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バスバーを内蔵した一次成形部を二次成形用の金型内にセットした後、金型内に溶融状態の樹脂材を充填することで、二次成形部を成形するようにしたものにおいて、前記一次成形部には、前記金型からその型閉じ・型開き方向に沿って突出して設けられたピンを嵌合可能な凹部が設けられ、且つこの凹部の周面がピンの周面に当接可能とされており、複数の前記一次成形部を互いに組み付けた状態で前記金型内にセットするものであって、各一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に沿った当接面がそれぞれ設けられ、前記各一次成形部同士を組み付けるのに伴って、前記各当接面が、前記型閉じ・型開き方向と直交する方向について互いに対向しつつ当接される構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記各一次成形部のうち、一の一次成形部には、他の一次成形部側へ突出する位置決め突部が設けられるのに対し、前記他の一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向と直交する一方向に沿って細長い長孔形状で前記位置決め突部を挿通可能な位置決め孔が設けられ、且つ前記位置決め孔の短径寸法が前記位置決め突部の径寸法とほぼ同じに設定され、前記各一次成形部のうち、組み付け状態で互いに隣り合う一次成形部の一方には、他方側に突出する突部が、前記位置決め孔の長さ方向について離間した位置に一対設けられ、前記各一次成形部を組み付けるのに伴って前記両突部間に他方の一次成形部が嵌め込まれるようになっており、前記当接面は、前記位置決め突部及び前記位置決め孔の対向面と、前記両突部及び前記他方の一次成形部の対向面とによって構成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に沿って突出するとともに前記金型に当接可能な支承部が設けられ、この支承部に前記凹部が配されており、一次成形部には、二次成形時に溶融状態の樹脂材によって溶融可能とされる溶融可能部が設けられ、且つこの溶融可能部は、前記支承部を取り囲む略環状に形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記各一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に貫通する切欠部がそれぞれ設けられており、前記各一次成形部を組み付けた状態では、前記各切欠部が互いに連通するようになっており、二次成形時には溶融状態の樹脂材が前記各切欠部内に充填可能とされているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
一次成形部を二次成形用の金型内に収容するとともに金型を型閉じすると、ピンが凹部に嵌合するとともにピンと凹部の周面同士が互いに当接される。これにより、一次成形部が金型に対して型閉じ・型開き方向と交差する方向へ変位するのが規制されるから、型閉じ状態から金型内に溶融状態の樹脂材を充填してもその射出圧によって一次成形部が位置ずれさせられるのを防ぐことができる。
各一次成形部を組み付けると、各当接面が互いに当接されることで、各一次成形部が型閉じ・型開き方向と交差する方向へ相対変位するのを規制することができる。
<請求項2の発明>
各一次成形部を組み付けると、位置決め突部が長孔形状の位置決め孔内に挿通されるとともに、両突部間に他方の一次成形部が嵌め込まれることで、各一次成形部が型閉じ・型開き方向と直交する方向について互いに位置決めされる。
【0008】
<請求項3の発明>
二次成形時には、支承部が金型に当接されるとともにピンが凹部に嵌合されることで、一次成形部が保持される。その後金型内に充填した溶融状態の樹脂材によって溶融可能部が溶融される。このとき溶融した部分が二次成形部をなす樹脂材と溶け合った状態で固化することで、一次成形部と二次成形部とがよくなじんで密着する。そして、この溶融可能部は、凹部を配した支承部を取り囲む略環状に形成されているから、一次成形部と二次成形部との間に外部の液体が浸入しようとするのを防ぐことができ、もってシール性が必要な状況での使用に好適となる。
<請求項4の発明>
各一次成形部を組み付けると、各切欠部が互いに連通するので、二次成形時には溶融状態の樹脂材が各切欠部内に充填される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。この実施形態では、自動車におけるエンジンルーム内に搭載される電子制御ユニットにおけるユニット本体10を示す。なお上下方向の記載については図2や図5を基準とし、また縦横の記載については図3や図4を基準とする。
【0010】
ユニット本体10は、図1及び図2に示すように、樹脂体12に多数のバスバー11を内蔵しており、図示しないプリント基板が装着可能とされる基板取付部13と、外部のコネクタが嵌合可能とされるフード部14を備えたコネクタ部15とを備えている。バスバー11は、金属板をプレス成形することで全体が略チャンネル型に形成されており、基板取付部13側に突出するとともにプリント基板に対して半田付けにより接続される基板側接続部16と、フード部14内に突き出すとともに外部のコネクタの端子に対して導通接続可能とされるコネクタ側接続部17とを縦長な基部18により繋げた構成とされている。
【0011】
バスバー11は、図3ないし図5に示すように、基部18の幅寸法が異なる大小2種類のものがあり、以下では大小のバスバー11について区別するときは符号に添え字D,Eを付すものとし、区別せずに総称するときは添え字を付さないものとする。小型のバスバー11Dは、両接続部16,17がほぼ同じ幅寸法で且つ基部18よりも幅狭に形成されている。大型のバスバー11Eは、コネクタ側接続部17が基部18と同幅なのに対し、基板側接続部16が二股状に分岐されて幅狭に形成されるとともに両基板側接続部16が縦に並んで配される。ユニット本体10の製造過程では、小型のバスバー11Dは、横方向に複数本並んだ状態で各基部18が連結部19によって連結されることで、互いに等間隔で平行な姿勢に保持され、一纏めに扱うことが可能となっている。連結部19は、基部18の側縁のうち縦方向に離間した2箇所に繋げられる。
【0012】
樹脂体12は、図2に示すように、一次成形された3枚のプレート20と、各プレート20にバスバー11を装着したものを3段に積層した状態でその周りに二次成形された外装体43とから構成され、上記フード部14は外装体43によって形成されている。これらプレート20と外装体43は、異なる材質の樹脂材によってそれぞれ形成されている。なお以下では、各段のプレート20について区別するときは符号に添え字A〜Cを付すものとし、区別せずに総称するときは添え字を付さないものとする。
【0013】
先に各プレート20の共通構造を説明する。プレート20は、図3ないし図5に示すように、全体が水平方向に沿った略平板状に形成され、縦長な本体部21と、本体部21における図3の左側縁から横へ張り出すとともに本体部21よりも短い張出部22と、本体部21の同図右側縁及び張出部22の同図左側縁からさらに横へ張り出す一対の耳部23とから構成されている。本体部21の下面には、小型のバスバー11Dを装着可能な縦長の装着溝24が複数条、横方向に並んで凹み形成されており、各装着溝24の縦方向両端位置には、基板側接続部16やコネクタ側接続部17を挿通可能な挿通孔25がプレート20を上下に貫通して設けられている。本体部21の下面のうち、隣り合う各装着溝24の間の部分には、超音波溶着されることでバスバー11Dを固着可能な被溶着部26が各挿通孔25の近くに2つずつ配設されている。被溶着部26に対し挿通孔25側とは反対側には、各装着溝24を横切るとともにプレート20を上下に貫通する横長の切欠部27が一対形成されており、この切欠部27を介してバスバー11Dの連結部19が露出されるようになっている。従って、連結部19によって繋いだ状態のバスバー11D群を一度にプレート20に装着した後に、切欠部27を通して各連結部19を打ち抜くことが可能となっている。
【0014】
続いて各プレート20の個別の構造を説明する。各プレート20における本体部21及び張出部22の縦方向の長さ寸法は、上段、中段、下段の順に長くなる設定となっているものの、横方向の長さ寸法は、各段ともほぼ同じに設定されている。下段のプレート20Cの本体部21には、コネクタ側接続部17や基板側接続部16に沿って上方へ突出する横長な突部28が一対設けられ、この突部28には挿通孔25が延設されている。両突部28間の間隔は、中段に配されるプレート20Bの長さ寸法とほぼ同じに設定されることで、両突部28の対向面28aが中段のプレート20Bの端面20aに対して当接可能とされている。中段のプレート20Bにも下段側と同様に横長な突部29が一対設けられており、両突部29間の間隔は、上段に配されるプレート20Aの長さ寸法とほぼ同じに設定されることで、両突部29の対向面29aが上段のプレート20Aの端面20aに対して当接可能とされている。このように、下段のプレート20Cにおける両突部28間に中段のプレート20Bが嵌め込まれ、中段のプレート20Bにおける両突部29間に上段のプレート20Aが嵌め込まれることで、各プレート20が縦方向について位置決めされるようになっている(図6及び図8参照)。
【0015】
上段のプレート20Aの両耳部23のうち図4の奥寄りの位置には、略円柱状をなす位置決め突部30が一対、下方へ突出して設けられている。これに対し、中段及び下段のプレート20B,20Cの各耳部23には、上記位置決め突部30を挿通可能な位置決め孔31,32がそれぞれ貫通して設けられている。位置決め孔31,32は、縦方向に沿って細長い長円形状とされており、その短径寸法が位置決め突部30の径寸法とほぼ同じに設定されている。従って、各プレート20を組み付けると、位置決め突部30が各位置決め孔31,32に挿入されるとともに周面30aと周面31a,32aとが当接することにより、各プレート20が横方向について位置決めされるようになっている(図7参照)。
【0016】
また装着溝24は、本体部21に合わせて各段毎に長さ寸法が変更されており、その装着溝24に合わせてバスバー11の基部18の長さ寸法も各段毎に変更されている。また各バスバー11の両接続部16,17の長さ寸法については、各プレート20を組み付けた状態においてその先端位置が揃えられるよう、上段、中段、下段の順に長くなる設定とされている(図8参照)。また切欠部27は、各プレート20毎に縦方向にずれた配置とされ、それに適合するよう各段のバスバー11における連結部19も配置されている。このうち上段と中段のプレート20A,20Bにおける切欠部27は、組み付け状態において互いに連通するような配置とされ(図8参照)、これにより二次成形時には上段の切欠部27を通って中段の切欠部27内に溶融状態の樹脂が充填可能とされている。また上段と中段のプレート20A,20Bにおける各張出部22には、大型のバスバー11Eを装着可能な装着溝33が2つずつ設けられている。各装着溝33における図3の奥側端部には、大型のバスバー11Eにおけるコネクタ側接続部17を挿通可能な挿通孔34が貫通して設けられている。また各装着溝33の側縁には、既述した被溶着部35が複数個設けられている。また下段のプレート20Cにおける図3の右側の耳部23は、張出部22と同じ程度の長さとなっている。
【0017】
上段のプレート20Aの上面と、下段のプレート20Cの下面、すなわち各プレート20を組み付けた状態で二次成形用の金型50内にセットしたときに金型50と対向する面には、金型50の内面50aに当接可能とされる支承部36,37が複数個ずつ設けられている。ここで二次成形用の金型50は、上下方向に沿って型閉じ・型開きされる上型51と下型52とを少なくとも備えており、その内面50aが支承部36,37の突出端面36a,37aに当接されることで、プレート20を上下から挟み付けるようにして支承可能とされ、これにより内面50aとプレート20の外面との間に樹脂材を充填可能とされる空間が空けられるようになっている(図9参照)。
【0018】
支承部36,37は、各プレート20A,20Cの上面や下面から上下に(型閉じ・型開き方向に沿って)突出する略円柱状に形成されるとともに、大径のものと小径のものの2種類がある。詳しくは、上段のプレート20Aにおいては、図3(A)に示すように、本体部21における両切欠部27の間の位置に大径の支承部36が2つ並んで設けられるとともに、張出部22に小径の支承部37と大径の支承部36が1つずつ縦に並んで設けられ、さらに両耳部23における位置決め突部30と反対側の端部に小径の支承部37が1つずつ設けられている。一方、下段のプレート20Cにおいては、図4(C)に示すように、本体部21における図示奥側端部に小径の支承部37が2つ並んで設けられるとともに、張出部22に2つの大径の支承部36と1つの小径の支承部37とが設けられ、さらに左側の耳部23に2つの小径の支承部37が、右側の耳部23に1つの小径の支承部37がそれぞれ設けられている。上段のプレート20Aにおける張出部22に配された大径の支承部36と小径の支承部37は、下段のプレート20Cにおける張出部22に配された各支承部36,37と表裏同じ位置に配置されている。また各支承部36,37の突出寸法は、ほぼ同じに設定されている。
【0019】
各支承部36,37の周りには、支承部36,37を取り囲む略円環状なすメルトリブ38,39がそれぞれ上下に突出して設けられている。メルトリブ38,39は、図5に示すように、支承部36,37のすぐ外側を取り囲む小径部分38a,39aと、その小径部分の外側を取り囲む大径部分38b,39bとからなる二重筒構造となっている。なお大径の支承部36を取り囲むメルトリブ38は、小径部分38aと大径部分38bがほぼ同じ突出寸法とされるのに対し、小径の支承部37を取り囲むメルトリブ39は、小径部分39aが大径部分39bよりも低く形成されている。メルトリブ38,39は、断面形状が突出端を頂点とした三角形状に形成され、言い換えると突出端側ほど薄肉となり先端が尖った先細り状に形成されており、その突出寸法が各支承部36,37よりも小さく設定されている。従って、二次成形用の金型50内にセットした状態では、各メルトリブ38,39は、金型50の内面50aから少し離間して配され(図9参照)、金型50内に溶融状態の樹脂材が充填されると、高温の樹脂材によって先端側から溶融可能とされる。そして、メルトリブ38,39における溶融部分が外装体43をなす樹脂材と溶け合った状態で固化することで、図2に示すように、その部分がシール部40となる。このシール部40は、プレート20と外装体43との界面において支承部36,37を取り囲むように形成されることで、プレート20と外装体43とを密着状態に保つことができるようになっている。またプレート20における各メルトリブ38,39の周辺部分には、他の部分よりも一段凹んだ段差部41が形成されている。
【0020】
さて、大径の支承部36における突出端面36a、すなわち金型50の内面50aとの対向面には、図9に示すように、金型50の内面50aから突設されたピン53を嵌合可能な凹部42が設けられている。ピン53は、略円柱状に形成されるとともに、上下方向、すなわち金型50の型閉じ・型開き方向に沿って突出して形成され、また各大径の支承部36と対向する位置に計5本立てられている。凹部42は、支承部36と同心をなす円形状に形成されており、その開口縁にはピン53を誘い込むための誘い込み面42aが周設されている。凹部42は、径寸法が支承部36の約半分、ピン53の径寸法とほぼ同じとされ、深さ寸法が支承部36の突出寸法よりも僅かに大きく、ピン53の突出寸法とほぼ同じに設定されている。従って、ピン53が凹部42内に嵌合した状態では、ピン53の突出端面が凹部42の底面に当接または近接して配されるとともに、ピン53の外周面53aが凹部42の内周面42bに当接または近接して配される。これにより、プレート20が金型50に対して上下方向及び水平方向に相対変位するのを規制できるようになっている。
【0021】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。まず、一次成形した各プレート20に対し、別途にプレス成形しておいたバスバー11を装着する作業を行う。各バスバー11の各接続部16,17をそれぞれ挿通孔25,34に挿通するとともに、基部18を装着溝24,33内に収容する。ここで、小型のバスバー11Dは、対応するプレート20毎に連結部19によって一纏めに繋げられているので、装着作業を一度に行うことができ、作業性が良好となっている。各バスバー11を装着し終えたら、被溶着部26,35に対して超音波による振動を付与することで、被溶着部26,35が溶融されるとともに両横の装着溝24,33へと流入した状態で固化し、図3ないし図5に示すように、もって基部18が固着される。その後、切欠部27を通して連結部19を打ち抜いて除去することで、各バスバー11Dが互いに切り離される。
【0022】
続いて、バスバー11を一体的に保持した各プレート20を互いに組み付ける作業を行う。各プレート20をバスバー11の両接続部16,17が上を向く姿勢としつつ、中段のプレート20Bの両突部29間に上段のプレート20Aを嵌め込むとともに、下段のプレート20Cの両突部28の間に中段のプレート20Bを嵌め込むようにする。このとき、中段のプレート20Bの両突部29における対向面29aに上段のプレート20Aの両端面20aを当接させるとともに、下段のプレート20Cの両突部28における対向面28aに中段のプレート20Bの両端面20aを当接させることで、図6及び図8に示すように、各プレート20が縦方向について位置決めされる。さらには組み付け時に上段のプレート20Aの位置決め突部30を、中段及び下段の両プレート20B,20Cの位置決め孔31,32内に挿入し、位置決め突部30の周面30aを両位置決め孔31,32の周面31a,32aに当接させることで、図7に示すように、各プレート20が横方向について位置決めされる。このように各突部28,29や位置決め突部30及び位置決め孔31,32によって、各プレート20は、縦方向と横方向、すなわち上下方向と直交する水平方向について互いに位置決めされることになる。
【0023】
上記のようにして互いに位置決め状態に組み付けたプレート20を二次成形用の金型50内にセットする。型開きした状態の金型50内に各プレート20を収容するとともに型閉じすると、図9に示すように、上型51及び下型52の内面50aが各支承部36,37の突出端面36a,37aに当接するとともに、各ピン53が各凹部42内に嵌合されてピン53の外周面53aが凹部42の内周面42bに当接される。これにより、各プレート20は、金型50内にて上下方向及び水平方向のいずれの方向についても金型50に対して相対変位不能に保持される。従って、引き続いて金型50内に溶融状態で高温となった樹脂材を充填しても、その射出圧によってプレート20が位置ずれさせられるような事態が防がれる。溶融状態の樹脂材が充填されると、各メルトリブ38,39が薄肉となった先端側から樹脂材中に溶融される。このとき溶融した部分が樹脂材と溶け合った状態で固化すると、プレート20と外装体43をなす樹脂同士が混ざり合ったシール部40が形成される。充填した樹脂材が固化した後に型開きすると、図1及び図2に示すように、プレート20及びバスバー11の周りに外装体43が覆設されたものが得られる。このプレート20と外装体43は、異なる樹脂材によって形成されているものの、上記したシール部40によって両者がよくなじんで密着状態に保たれる。また各プレート20同士は、その周りを覆う外装体43によって分離不能に保持される。
【0024】
上記のようにして製造されたユニット本体10にプリント基板などを装着して完成した電子制御ユニットは、自動車のエンジンルーム内に搭載して使用される。このエンジンルーム内には、外部から水などの液体がかかることがある。このとき、ユニット本体10では支承部36,37と外装体43との界面が外部に露出しているため、この界面に外部の液体が浸入しようとするものの、支承部36,37を取り囲むシール部40によって液体の浸入経路が絶たれているので、液体がシール部40よりも奥側へ浸入するのが防がれる。また万が一、シール部40を越えて液体が浸入しようとしても、メルトリブ38,39によって液体が伝う沿面距離が長く確保されているので、液体が浸入し難くなっている。
【0025】
以上説明したように本実施形態によれば、プレート20には、金型50のピン53が嵌合可能な凹部42が形成され、ピン53の外周面53aが凹部42の内周面42bに対して当接可能とされているから、プレート20を金型50内にセットしたときにプレート20が金型50に対して型閉じ・型開き方向と交差する方向へ変位するのを規制することができる。従って、型閉じ状態から金型50内に溶融状態の樹脂材を充填してもその射出圧によってプレート20が位置ずれさせられるのを防ぐことができる。
【0026】
しかも、各プレート20を組み付けると、下段のプレート20Cの両突部28間に中段のプレート20Bが挟み込まれて当接し、中段のプレート20Bの両突部29間に上段のプレート20Aが挟み込まれて当接するとともに、上段のプレート20Aの位置決め突部30が中段及び下段のプレート20B,20Cの位置決め孔31,32に挿入されて互いの周面30a,31a,32aが当接するようになっているから、各プレート20が型閉じ・型開き方向と交差する方向について相対変位するのを規制することができる。
【0027】
さらには、プレート20には、二次成形時に溶融状態の樹脂材によって溶融可能とされるメルトリブ38,39が設けられ、且つこのメルトリブ38,39は、金型50の内面50aに当接される支承部36,37の周りを取り囲む略環状に形成されているから、プレート20と外装体43との間に外部の液体が浸入しようとするのを防ぐことができ、もってシール性が必要な状況での使用に好適となる。またメルトリブ38,39は、プレート20に一体形成されているので、仮に別途シール剤を塗布することでプレート20と外装体43との間のシールを図るようにした場合と比較して、作業性が良好となりまた低コストとなる。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ピン、凹部及びメルトリブの形状については任意に変更可能である。また支承部を省略してプレートの外面に凹部を形成してもよい。
(2)上記した実施形態において、プレートをなす樹脂材として比較的溶融温度の低いものを用いるとともに、外装体をなす樹脂材として比較的溶融温度の高いものを用いるようにすれば、二次成形時にメルトリブを一層溶融し易くしてシール性の向上を図ることができる。また逆にプレートと外装体の樹脂材を同じにしても構わない。
【0029】
(3)上記した実施形態では、突部、位置決め突部及び位置決め孔によって各プレート同士を位置決めするものを示したが、例えば位置決め孔を位置決め突部に整合するような円形に形成することで、各プレートを水平方向について位置決めするようにすれば、突部を省略することも可能である。また逆に突部の形状を変更することで、各プレートを水平方向について位置決めできれば、位置決め突部及び位置決め孔を省略可能である。
(4)上記した実施形態では、プレートにバスバーを組み付ける場合を示したが、プレート内にバスバーをインサートするようにしても構わない。
【0030】
(5)上記した実施形態では、電子制御ユニットにシール性が必要とされる場合を示したが、例えば電子制御ユニットが室内で使用される場合のようにシール性が不要な場合には、メルトリブを省略することができる。
(6)上記した実施形態では、プレートを3段に積層する場合を示したが、2段、或いは4段以上積層するものも本発明に含まれる
(7)上記した実施形態では、電子制御ユニットのユニット本体を例示したが、例えばジャンクションボックスやリレーボックスなどについても本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット本体の平面図
【図2】図1のX−X線断面図
【図3】(A)バスバーを装着した上段のプレートの平面図
(B)バスバーを装着した中段のプレートの平面図
(C)バスバーを装着した下段のプレートの平面図
【図4】(A)バスバーを装着した上段のプレートの底面図
(B)バスバーを装着した中段のプレートの底面図
(C)バスバーを装着した下段のプレートの底面図
【図5】(A)図3(A)のY−Y線断面図
(B)図3(B)のY−Y線断面図
(C)図3(C)のY−Y線断面図
【図6】各プレートを組み付けた状態を示す平面図
【図7】各プレートを組み付けた状態を示す底面図
【図8】図6のY−Y線断面図
【図9】互いに組み付けたプレートを二次成形用の金型内にセットした状態を示す図6のZ−Z線断面図
【図10】従来例の模式図
【符号の説明】
10…ユニット本体(二次成形部品)
20…プレート(一次成形部)
20a…端面(当接面)
28a,29a…対向面(当接面)
30a,31a,32a…周面(当接面)
36,37…支承部
38,39…メルトリブ(溶融可能部)
42…凹部
42b…内周面(周面)
43…外装体(二次成形部)
50…金型
53…ピン
53a…外周面(周面)

Claims (4)

  1. バスバーを内蔵した一次成形部を二次成形用の金型内にセットした後、金型内に溶融状態の樹脂材を充填することで、二次成形部を成形するようにしたものにおいて、
    前記一次成形部には、前記金型からその型閉じ・型開き方向に沿って突出して設けられたピンを嵌合可能な凹部が設けられ、且つこの凹部の周面がピンの周面に当接可能とされており、
    複数の前記一次成形部を互いに組み付けた状態で前記金型内にセットするものであって、
    各一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に沿った当接面がそれぞれ設けられ、前記各一次成形部同士を組み付けるのに伴って、前記各当接面が、前記型閉じ・型開き方向と直交する方向について互いに対向しつつ当接されることを特徴とする二次成形部品。
  2. 前記各一次成形部のうち、一の一次成形部には、他の一次成形部側へ突出する位置決め突部が設けられるのに対し、前記他の一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向と直交する一方向に沿って細長い長孔形状で前記位置決め突部を挿通可能な位置決め孔が設けられ、且つ前記位置決め孔の短径寸法が前記位置決め突部の径寸法とほぼ同じに設定され、
    前記各一次成形部のうち、組み付け状態で互いに隣り合う一次成形部の一方には、他方側に突出する突部が、前記位置決め孔の長さ方向について離間した位置に一対設けられ、前記各一次成形部を組み付けるのに伴って前記両突部間に他方の一次成形部が嵌め込まれるようになっており、
    前記当接面は、前記位置決め突部及び前記位置決め孔の対向面と、前記両突部及び前記他方の一次成形部の対向面とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の二次成形部品。
  3. 前記一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に沿って突出するとともに前記金型に当接可能な支承部が設けられ、この支承部に前記凹部が配されており、
    一次成形部には、二次成形時に溶融状態の樹脂材によって溶融可能とされる溶融可能部が設けられ、且つこの溶融可能部は、前記支承部を取り囲む略環状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の二次成形部品。
  4. 前記各一次成形部には、前記型閉じ・型開き方向に貫通する切欠部がそれぞれ設けられており、前記各一次成形部を組み付けた状態では、前記各切欠部が互いに連通するようになっており、二次成形時には溶融状態の樹脂材が前記各切欠部内に充填可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の二次成形部品。
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