JP2002027182A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002027182A
JP2002027182A JP2000206216A JP2000206216A JP2002027182A JP 2002027182 A JP2002027182 A JP 2002027182A JP 2000206216 A JP2000206216 A JP 2000206216A JP 2000206216 A JP2000206216 A JP 2000206216A JP 2002027182 A JP2002027182 A JP 2002027182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続手段に対する接続ケーブルの接続状態に
異常がある可能性を検知することが可能な電子機器を提
供する。 【解決手段】 接続手段の信号線のライン両端近傍にシ
リアル通信に使用する信号線を位置させ、このシリアル
通信に使用する信号線を使用したシリアル通信が正常に
行われているか否かを判断するだけで(S3)、接続手
段に対する接続ケーブルの接続状態に異常がある可能性
を検知する。これにより、接続手段に対する接続ケーブ
ルの接続状態が異常である可能性があるか否かを検知す
るための信号線を特に増やすことなく、接続手段に対す
る接続ケーブルの接続状態に異常がある可能性を検知す
ることができる。また、接続ケーブルの接続状態が異常
である可能性があるものと判断された場合にはその旨を
報知することにより(S8)、不具合解析時間の短縮化
を図ることができるので、故障箇所の特定がしやすく、
短時間で修理を済ませることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャ
ナ、複写機、ファクシミリ装置等の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像読取装置であるイメージス
キャナにおいては、CCD(Charge Coupled Device)及
びこのCCDから出力された画像データに各種の画像処
理を施す回路を実装した基板と、CPU(Central Proc
essing Unit)を実装して画像読取装置の動作を制御す
る基板とが、シリアル接続されている場合が多い。
【0003】また、近年においては、装置の小型化に伴
って、基板間を接続するための接続手段であるコネクタ
やその接続ケーブルも小型のものが使用されるようにな
っている。特に、FFC(Flexible Flat Cable)は配
線密度が高く、スペースを有効に活用できることから、
基板間の接続に多く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板間の接
続にFFCを使用した場合には、基板のコネクタに対す
るFFCの斜め挿しが発生することがある。ここで、図
12はコネクタ101に対してFFC100が斜め挿し
された状態の一例を示す説明図である。図12に示すよ
うに、FFC100がコネクタ101に対して斜め挿し
された場合には、コネクタ101の端子(図示せず)に
未接続なFFC100の端子102(図中aで示す部
分)が発生し、基板間において必要な信号が接続されな
いという問題が発生する。図12に示すように、このよ
うな未接続となるのは斜め挿しされたFFC100の端
子102の左右のどちらか一方の端部側であり、未接続
となった信号線に依存する信号の基板間でのやり取りは
正常に行われない。そして、例えばイメージスキャナ等
においては、このように基板間において必要な信号が接
続されない場合には、異常画像が発生してしまうことに
なる。
【0005】加えて、FFC100がコネクタ101に
対して斜め挿しされた場合には、FFC100の隣接す
る端子102同士(図中bで示す部分)がショートする
ことがあり、この場合にも基板間での信号のやり取りは
正常に行われない。特に、電源ラインと他のラインとが
ショートした場合には、装置に重大なダメージを与えて
しまうことがある。
【0006】このようなコネクタ101に対するFFC
100の斜め挿しが発生してしまう要因としては、FF
C100をコネクタ101に挿し込んだ場合のクリック
感が乏しく、また、省スペース化を図る観点からFFC
100を狭い場所に実装することが多いためにFFC1
00がコネクタ101に対して奥まで平行に挿し込まれ
ているか否かの確認が困難であるということに起因する
ものと考えられる。
【0007】本発明の目的は、接続手段に対する接続ケ
ーブルの接続状態に異常がある可能性を検知することが
可能な電子機器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の信号線を略ライン状に配列して各信号線を相互に
接続する第一の接続手段を有する第一基板と、一端が前
記第一基板の前記第一の接続手段に挿し込まれる接続ケ
ーブルと、前記第一の接続手段と同様の構成の第二の接
続手段を有して前記接続ケーブルの他端が挿し込まれる
ことにより前記第一基板の各信号線との接続が可能な第
二基板と、を備える電子機器において、前記各接続手段
に対する前記接続ケーブルの接続状態に異常がある可能
性を検知し、その旨を報知するようにした。
【0009】したがって、接続ケーブルの接続状態が異
常である可能性が検知された場合にはその旨が報知され
ることにより、不具合解析時間の短縮化が図られるの
で、サービスマンによる修理の際には、故障箇所の特定
がしやすく、短時間で修理を済ませることが可能にな
る。
【0010】請求項2記載の発明は、シリアル通信に使
用する信号線を含む複数の信号線を略ライン状に配列し
て各信号線を相互に接続する第一の接続手段を有する第
一基板と、一端が前記第一基板の前記第一の接続手段に
挿し込まれる接続ケーブルと、前記第一の接続手段と同
様の構成の第二の接続手段を有して前記接続ケーブルの
他端が挿し込まれることにより前記第一基板の各信号線
との接続が可能な第二基板と、を備える電子機器におい
て、前記各接続手段における各信号線の配列をライン両
端近傍に前記シリアル通信に使用する信号線を位置させ
た配列とし、前記第一基板と前記第二基板との間で前記
シリアル通信に使用する信号線を使用したシリアル通信
が正常に行われているか否かを判断する通信状態判断手
段と、この通信状態判断手段によってシリアル通信が正
常に行われていないと判断された場合、前記各接続手段
に対する前記接続ケーブルの接続状態が異常である可能
性がある旨を報知する報知手段と、を備える。
【0011】したがって、接続手段の信号線のライン両
端近傍にシリアル通信に使用する信号線を位置させ、こ
のシリアル通信に使用する信号線を使用したシリアル通
信が正常に行われているか否かを判断するだけで、接続
手段に対する接続ケーブルの接続状態に異常がある可能
性を検知することが可能になる。これにより、接続手段
に対する接続ケーブルの接続状態が異常である可能性が
あるか否かを検知するための信号線を特に増やすことな
く、接続手段に対する接続ケーブルの接続状態に異常が
ある可能性を検知することが可能になる。また、接続ケ
ーブルの接続状態が異常である可能性があるものと判断
された場合にはその旨が報知されることにより、不具合
解析時間の短縮化が図られるので、サービスマンによる
修理の際には、故障箇所の特定がしやすく、短時間で修
理を済ませることが可能になる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
子機器において、前記通信状態判断手段は、電源がオン
された後に所定のシリアル通信を実行する。
【0013】したがって、接続手段に対する接続ケーブ
ルの接続状態に異常がある可能性を早期に発見すること
が可能になる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の電子機器において、前記シリアル通信に使用する
信号線には通信可能か否かを示唆するレベル信号を出力
可能な信号線が含まれており、前記通信状態判断手段
は、電源がオンされた後に通信可能であることを示唆す
るレベル信号が所定時間経過しても通信可能を示唆する
出力状態にならない場合に、シリアル通信が正常に行わ
れていないと判断する。
【0015】したがって、通信可能か否かを示唆するレ
ベル信号を出力可能な信号線からの出力レベルが通信可
能を示唆する出力状態にならない場合には接続手段に対
する接続ケーブルの接続状態は異常である可能性がある
と判断され、通信可能か否かを示唆するレベル信号を出
力可能な信号線からの出力レベルが通信可能を示唆する
出力状態にあってもシリアル通信が正常に行われていな
い場合には、接続ケーブルの接続状態の異常ではなく通
信関連に異常があるものとして明確に区別することが可
能になる。
【0016】請求項5記載の発明は、電源線を含む複数
の信号線を略ライン状に配列して各信号線を相互に接続
する第一の接続手段を有する第一基板と、一端が前記第
一基板の前記第一の接続手段に挿し込まれる接続ケーブ
ルと、前記第一の接続手段と同様の構成の第二の接続手
段を有して前記接続ケーブルの他端が挿し込まれること
により前記第一基板の各信号線との接続が可能な第二基
板と、を備える電子機器において、前記各接続手段にお
ける各信号線の配列を前記電源線の外側に接続検知用の
信号線を位置させた配列とし、前記接続検知用の信号線
からの出力レベルに基づいて前記各接続手段に対する前
記接続ケーブルの接続状態が正常であるか否かを判断す
る接続状態認識手段と、この接続状態認識手段によって
前記各接続手段に対する前記接続ケーブルの接続状態が
正常でないと判断された場合、前記各接続手段に対する
前記接続ケーブルの接続状態が異常である可能性がある
旨を報知する報知手段と、を備える。
【0017】したがって、接続手段の電源線の外側に接
続検知用の信号線を位置させ、接続検知用の信号線から
の出力レベルに基づいて接続手段に対する接続ケーブル
の接続状態が正常であるか否かを判断するだけで、接続
手段に対する接続ケーブルの接続状態に異常がある可能
性を検知することが可能になる。これにより、接続手段
に対して接続ケーブルが斜め挿しされた場合に電源線と
隣の接続検知用の信号線とがショートすることによるダ
メージを最小にとどめることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。本実施の形態は、電子
機器としてパーソナルコンピュータ等の外部装置に接続
されて使用される画像読取装置であるイメージスキャナ
に適用したものである。
【0019】図1は、イメージスキャナ1の概略構成を
示す概念図である。このイメージスキャナ1の筐体2の
上面部には、原稿(図示せず)を載置するコンタクトガ
ラス3と、シェーディング補正用の白基準板4とが設け
られている。白基準板4は、シェーディング補正時の補
正データを得るため、主走査方向に設けられた均一濃度
のほぼ白色の部材である。
【0020】また、コンタクトガラス3上には、原稿を
自動的に順に搬送する周知のADF(Auto Document Fe
eder)5が筐体2に対して開閉自在に設けられている。
このADF5は、コンタクトガラス3上に載置された原
稿が浮きあがらないように押える圧板としても機能す
る。
【0021】なお、特に図示しないが、このイメージス
キャナ1には、ADF5の開閉を検知する開閉センサ
や、ADF5に原稿がセットされたことを検知する原稿
センサ等が設けられている。
【0022】筐体2の内部であってコンタクトガラス3
の下方には、光源6、走査光学系である3枚のミラー
7,8,9、レンズ10等が設けられている。光源6と
ミラー7,8,9は、図示しない第1および第2走行体
を形成し、モータ12の駆動により、原稿の読取面と基
板A上に設けられた光電変換素子であるCCD(ChargeC
oupled Device)11との間の距離を一定に保ちながら副
走査方向に移動する。つまり、イメージスキャナ1は、
白基準板4やコンタクトガラス3の読取面に対してある
角度で光源6から光を照射し、その照射された光を白基
準板4または原稿で反射させ、その反射光を3枚のミラ
ー7,8,9およびレンズ10を経由してCCD11に
入射させることにより、画像を読み取る仕組みになって
いる。
【0023】また、CCD11が設けられている第一基
板である基板Aは、接続ケーブルであるFFC(Flexib
le Flat Cable)13を介してCPU(Central Process
ingUnit)(図示せず)を実装してイメージスキャナ1
の動作を制御する第二基板である基板Bにシリアル接続
されており、基板Aは基板Bにより制御されることにな
る。つまり、基板Aおよび基板Bには、FFC13に対
応した接続手段であるコネクタ(図示せず)が設けられ
ている。また、基板Bには、CPUの他、制御プログラ
ムを格納するROM(Read Only Memory)、プログラム
実行用のワークメモリとして機能するRAM(Random A
ccess Memory)、タイマ、カウンタ等(いずれも図示せ
ず)が備えられている。
【0024】次に、イメージスキャナ1に内蔵された各
部の電気的な接続について図2を参照して説明する。図
2に示すように、原稿からの反射光を受光したCCD1
1は入射光量に対応した電圧をアナログ画像信号に変換
して出力する。なお、図2ではCCD11からの出力は
1系統のみ記載してあるが、高速タイプのCCDでは2
系統あるいは4系統の出力タイプも存在しており、これ
らのCCDを用いるものであってもよい。
【0025】CCD11から出力されたアナログ画像信
号は、サンプリング回路14にてサンプルホールドさ
れ、リセットノイズ等の高周波成分が除去される。この
サンプリング回路14の出力は、ゲインアンプ15及び
オフセット設定部16を介して、A/Dコンバータ17
へと送られる。なお、ゲインアンプ15による増幅量
は、A/Dコンバータ17のダイナミックレンジを超え
ない範囲で効率良く使用できるように設定されている。
また、オフセット設定部16のオフセット量は、光量0
の場合のA/Dコンバータ17の出力が0を割りこまな
い様に設定される。この設定が大きいとA/Dコンバー
タ17のダイナミックレンジを狭めてしまうので、必要
最小限にとどめるのが普通である。
【0026】A/Dコンバータ17は、アナログ画像信
号を上限基準値、下限基準値に基づいて所定の分解能
(例えば8bit)でデジタル画像信号に変換する。こ
のA/Dコンバータ17の精度を十分に発揮させるため
には、アナログ画像信号がA/Dコンバータ17の上限
基準値と下限基準値の間を広く使って変化することが必
要である。そのため、ゲインアンプ15での増幅量とオ
フセット設定部16でのオフセット量とが、前述したよ
うに調整される。なお、これらの調整量は、タイミング
信号生成およびI/F部18からD/Aコンバータ2
6,27を介して、ゲインアンプ15、オフセット設定
部16にそれぞれ与えられる。A/Dコンバータ17で
変換されたデジタル画像信号は、ドライバ28を介して
基板Bに出力される。
【0027】タイミング信号生成およびI/F部18
は、基板Bとのインタフェースを司るとともに、各種タ
イミング信号の発生タイミングおよび動作モード等の設
定を内部レジスタに記憶し、上記設定に基づいてタイミ
ング信号の生成を行う。そして、タイミング信号生成お
よびI/F部18から出力された駆動信号がドライバ1
9,20を介してCCD11,A/Dコンバータ17に
それぞれ与えられることにより、CCD11,A/Dコ
ンバータ17がそれぞれ駆動される。
【0028】加えて、タイミング信号生成およびI/F
部18には、電圧検出手段21が接続されている。ここ
で、図3は電圧検出手段21の構成を示す回路図であ
る。図3に示すように、電圧検出手段21は、電源2
2、抵抗23、ダイオード24、コンデンサ25を接続
した回路構成とされており、電源22のオン時に抵抗2
3とコンデンサ25とで決定される時定数で上昇する電
圧(Vo)が、タイミング信号生成およびI/F部18
のリセット端子(図示せず)に入力されることになる。
【0029】次に、FFC13について説明する。ここ
で、図4はFFC13を示す平面図である。図4に示す
ように、基板Aと基板Bとをシリアル接続するFFC1
3は、両端部に基板A及び基板Bに設けられたコネクタ
と接触する電極面13aを有しており、各電極(端子)
13b間のピッチは0.5mm程度とされている。
【0030】ここで、図5は基板A/Bの信号線とコネ
クタのピン番号との対応を示す説明図である。図5に示
すように、本実施の形態の基板A/Bのコネクタは、3
0ピン構成とされており、シリアル通信関連の信号線
は、2,3,28,29ピンというように、コネクタの
端部近傍にアサインしてある。なお、各々の意味合い
は、 “XSCLK” : シリアル通信するためのクロック “SIN” : 基板Bから基板Aに対するデータ “SOUT” : 基板Aから基板Bに対するデータ “XCS” : シリアル通信用のチップセレクト
信号 である。なお、その他の信号については、本発明とは直
接的には関わりがないのでその説明は省略する。
【0031】ここで、図6はシリアル通信関連の信号の
出力であって、(a)は基板Bから基板Aに書き込みを
行う場合を示すタイミングチャート、(b)は基板Aか
ら基板Bが読み取りを行う場合を示すタイミングチャー
トである。図6(a)に示すように、基板Bから基板A
に書き込みを行う場合には(write動作)、“XC
S”をLowレベルにした後、“XSCLK”に合わせ
て“SIN”に基板Aのタイミング生成およびI/F部
18のアドレス(A0〜A3)と書き込みデータ(D0
〜D7)とを送信する。これにより、“XSCLK”お
よび“SIN”は、“XCS”がLowレベルの間だけ
有効になり、指示されたアドレス(A0〜A3)にデー
タ(D0〜D7)が書き込まれることになる。
【0032】一方、図6(b)に示すように、基板Aか
ら基板Bが読み取りを行う場合には(read動作)、
“XCS”をLowレベルにした後、“XSCLK”に
合わせて“SIN”に基板Aのタイミング生成およびI
/F部18のアドレス(A0〜A3)を送信する。これ
により、“XSCLK”および“SIN”は、“XC
S”がLowレベルの間だけ有効になり、指示されたア
ドレス(A0〜A3)に対応した内容が“SOUT”か
ら出力され、基板B側でデータ(D0〜D7)を読み取
ることになる。
【0033】なお、SOUT端子の出力は、電源22の
オン直後にリセット端子電圧(Vo)が所定の電圧(V
s)より大きくなった時点でHighレベルになり、そ
れ以前はLowレベルになるようにしてある。
【0034】次に、基板BのCPUによる制御処理に基
づくイメージスキャナ1の動作について説明する。な
お、従来のイメージスキャナによって行なわれている処
理と同様の処理についてはその説明を省略し、本実施の
形態のイメージスキャナ1が備える特長的な機能である
接続異常検知処理について説明する。
【0035】ここで、図7は接続異常検知処理の流れを
概略的に示すフローチャートである。図7に示すよう
に、電源22がオンされると(ステップS1のY)、ス
テップS2に進み、エラー関連のフラグ(READ_ERR,SO
UT_ERR)をリセットする。
【0036】続くステップS3においては、予めリプラ
イ内容がわかっているレジスタまたはリプライ内容の正
誤判定が出来るレジスタの内容をシリアル通信にてリー
ドする。本実施の形態においては、予めリプライ内容が
わかっている基板AのIDが“ID=val1(任意の
値)”か否かを判断している。ここに、通信状態判断手
段の機能が実行される。
【0037】基板AのIDが“val1”である場合には
(ステップS3のY)、通信が正常に行われたというこ
とになり、コネクタのシリアル通信関連の信号線である
“XSCLK”,“SIN”,“XCS”,“SOU
T”のピン(2,3,28,29ピン)がFFC13の
端子13bに正しく接続されていると判断され、処理を
終了する。
【0038】一方、基板AのIDが“val1”でない場合
には(ステップS3のN)、ステップS4に進み、正常
でないリプライがあったとするエラー関連のフラグ(RE
AD_ERR)が基板B側で既にセットされているか否かを判
断する。
【0039】エラー関連のフラグ(READ_ERR)がセット
されていない場合には(ステップS4のN)、エラー関
連のフラグ(READ_ERR)をセットした後(ステップS
5)、基板Aのレジスタを一旦リセットし(ステップS
6)、再度ステップS3に進んで基板AのIDが“ID
=val1(任意の値)”か否かを判断する。ここで、基板
Aのレジスタを一旦リセットして再度ステップS3に進
むようにしたのは、電源22をオンにした直後には基板
A側の動作が不安定な場合(電源22をオフした後にす
ぐにオンした場合等の意図しない動作モードに陥ってい
る場合)を想定したものである。
【0040】一方、エラー関連のフラグ(READ_ERR)が
既にセットされている場合には(ステップS4のY)、
基板Aとは正常にシリアル通信できないものと判断し
て、エラー関連のフラグ(SOUT_ERR)をセットする(ス
テップS7)。そして、このような場合には、FFC1
3がコネクタに対して斜め挿し等により正常に挿し込ま
れていない可能性があるため、ステップS8に進み、エ
ラー処理を実行する。このエラー処理としては、例えば
操作パネル(図示せず)に異常が発生している可能性が
ある旨を表示する等の報知手段が考えられる。
【0041】ここに、コネクタの信号線のライン両端近
傍にシリアル通信に使用する信号線(2,3,28,2
9ピン)を位置させ、このシリアル通信に使用する信号
線(2,3,28,29ピン)を使用したシリアル通信
が正常に行われているか否かを判断するだけで、コネク
タに対するFFC13の接続状態に異常がある可能性を
検知することが可能になる。これにより、コネクタに対
するFFC13の接続状態が異常である可能性があるか
否かを検知するための信号線を特に増やすことなく、コ
ネクタに対するFFC13の接続状態に異常がある可能
性を検知することが可能になる。また、FFC13の接
続状態が異常である可能性があるものと判断された場合
にはその旨が報知されることにより、不具合解析時間の
短縮化が図られるので、サービスマンによる修理の際に
は、故障箇所の特定がしやすく、短時間で修理を済ませ
ることが可能になる。
【0042】次に、本発明の第二の実施の形態を図8に
基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態に
おいて説明した部分と同一部分については同一符号を用
い、説明も省略する。本実施の形態は、第一の実施の形
態とは接続異常検知処理の流れが異なるものである。
【0043】ここで、図8は接続異常検知処理の流れを
概略的に示すフローチャートである。図8に示すよう
に、電源22がオンされると(ステップS11のY)、
ステップS12に進み、エラー関連のフラグ(READ_ER
R,SOUT_ERR)をリセットする。
【0044】続いて、“SOUT”の端子(29ピン)
の状態を検知する際の時間制限をするためのタイマ(TI
ME_RST)をリセットするとともに(ステップS13)、
“SOUT”の端子(29ピン)の状態を連続して正し
く検知した回数をカウントするためのカウンタ(i)を
リセットし(ステップS14)、ステップS15に進
む。
【0045】ステップS15では、“SOUT”の端子
(29ピン)の出力レベルがHighであるか否かを判
断する。“SOUT”の端子(29ピン)には電源22
のオン後に電力が供給されるので、正常状態では所定時
間後には出力レベルはHighになるはずである。した
がって、“SOUT”の端子(29ピン)の出力レベル
がHighでない場合(つまり、出力レベルがLowで
ある場合)であっても(ステップS15のN)、タイマ
(TIME_RST)による計測時間が制限時間(t_LIM)を超
えていない場合には(ステップS16のN)、再度カウ
ンタ(i)をリセットし(ステップS14)、ステップ
S15に進む。
【0046】また、タイマ(TIME_RST)による計測時間
が制限時間(t_LIM)を超えた場合には(ステップS1
6のY)、基板Aとは正常にシリアル通信できないもの
と判断して、エラー関連のフラグ(SOUT_ERR)をセット
し(ステップS23)、エラー処理を実行する(ステッ
プS24)。このエラー処理としては、例えば操作パネ
ル(図示せず)に異常が発生している可能性がある旨を
表示する等の報知手段が考えられる。
【0047】一方、“SOUT”の端子(29ピン)の
出力レベルがHighである場合には(ステップS15
のY)、カウンタ(i)を1インクリメントした後(ス
テップS17)、ステップS18に進み、“SOUT”
の端子(29ピン)の出力レベルがHighである状態
を連続して検知した回数がn回か否かを判断する。これ
は、ノイズにより偶然Highレベルを読み取った場合
や、FFC13のコネクタに対する接続が不安定な状態
を排除するためである。
【0048】制限時間(t_LIM)内に“SOUT”の端
子(29ピン)の出力レベルがHighである状態を連
続して検知した回数がn回に達した場合には(ステップ
S18のY)、ステップS19に進み、予めリプライ内
容がわかっているレジスタまたはリプライ内容の正誤判
定が出来るレジスタの内容をシリアル通信にてリードす
る。本実施の形態においては、予めリプライ内容がわか
っている基板AのIDが“ID=val1(任意の値)”か
否かを判断している。
【0049】基板AのIDが“val1”である場合には
(ステップS19のY)、通信が正常に行われたという
ことになり、コネクタのシリアル通信関連の信号線であ
る“XSCLK”,“SIN”,“XCS”,“SOU
T”のピン(2,3,28,29ピン)がFFC13の
端子13bに正しく接続されていると判断され、処理を
終了する。
【0050】一方、基板AのIDが“val1”でない場合
には(ステップS19のN)、ステップS20に進み、
正常でないリプライがあったとするエラー関連のフラグ
(READ_ERR)が基板B側で既にセットされているか否か
を判断する。
【0051】エラー関連のフラグ(READ_ERR)がセット
されていない場合には(ステップS20のN)、エラー
関連のフラグ(READ_ERR)をセットした後(ステップS
21)、基板Aのレジスタを一旦リセットし(ステップ
S22)、再度ステップS13に進んでタイマ(TIME_R
ST)をリセットする。ここで、基板Aのレジスタを一旦
リセットして再度ステップS13に進むようにしたの
は、電源22をオンにした直後には基板A側の動作が不
安定な場合(電源22をオフした後にすぐにオンした場
合等の意図しない動作モードに陥っている場合)を想定
したものである。
【0052】一方、エラー関連のフラグ(READ_ERR)が
既にセットされている場合には(ステップS20の
Y)、基板Aとは正常にシリアル通信できないものと判
断して、エラー関連のフラグ(SOUT_ERR)をセットする
(ステップS23)。そして、このような場合には、F
FC13がコネクタに対して斜め挿し等により正常に挿
し込まれていない可能性があるため、ステップS24に
進み、エラー処理を実行する。このエラー処理として
は、前述したように“SOUT”の端子(29ピン)か
らの出力レベルは通信可能を示唆する出力状態にあるこ
とから、FFC13の接続状態の異常ではなく通信関連
に異常があるものとして、例えば操作パネル(図示せ
ず)に通信関連に異常がある旨を表示する等の報知手段
が考えられる。
【0053】ここに、通信可能か否かを示唆するレベル
信号を出力可能な信号線である“SOUT”の端子(2
9ピン)からの出力レベルが通信可能を示唆する出力状
態にならない場合にはコネクタに対するFFC13の接
続状態は異常である可能性があると判断され、通信可能
か否かを示唆するレベル信号を出力可能な信号線である
“SOUT”の端子(29ピン)からの出力レベルが通
信可能を示唆する出力状態にあってもシリアル通信が正
常に行われていない場合には、FFC13の接続状態の
異常ではなく通信関連に異常があるものとして明確に区
別することが可能になる。
【0054】次に、本発明の第三の実施の形態を図9に
基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態ま
たは第二の実施の形態において説明した部分と同一部分
については同一符号を用い、説明も省略する。
【0055】ここで、図9は基板A/Bの信号線とコネ
クタのピン番号との対応を示す説明図である。図9に示
すように、本実施の形態においては、シリアル通信関連
の信号線の端子が2,3,28,29ピンというように
コネクタの端部近傍にアサインされているとともに、電
源の端子が15〜18ピンにアサインされ、それらの電
源の端子の両端(14,19ピン)にそれぞれ接続検知
用の信号線である接続検知1端子と接続検知2端子とが
アサインされている。つまり、本実施の形態において
は、接続検知1端子と接続検知2端子とが電源の端子
(15〜18ピン)の両端にアサインしてあることか
ら、FFC13がコネクタに対して斜め挿しされた場合
には、電源の端子(15ピン)と接続検知1端子(14
ピン)とがショートするか、電源の端子(18ピン)と
接続検知2端子(19ピン)とがショートするかのいず
れかになる構成とされている。
【0056】次に、本実施の形態の各基板A/Bの電気
的接続について図10を参照して説明する。図10に示
すように、接続検知1端子と接続検知2端子とは、基板
Bにて抵抗(R3)31に接続されており、その先は抵
抗(R4)32及びCPU33に接続されている。
【0057】このような構成の下に、FFC13がコネ
クタに対して斜め挿しされ、電源の端子(15ピン)と
接続検知1端子(14ピン)とがショートするか、電源
の端子(18ピン)と接続検知2端子(19ピン)とが
ショートした場合について説明する。FFC13がコネ
クタに対して斜め挿しされてショートした場合、接続検
知1端子(接続検知2端子)の電圧はVccとなり、C
PU33には2つの抵抗31,32にて分圧された電圧
(Vcc*R3/(R3+R4))が入力されることに
なる。したがって、正常時には抵抗(R3)32にてプ
ルダウンされているのでCPU33はLowレベルを認
識することになるが、FFC13がコネクタに対して斜
め挿しされてショートした場合には前述した電圧(Vc
c*R3/(R3+R4))を認識することになるの
で、抵抗(R3)31と抵抗(R4)32との値を適切
なものにすればFFC13がコネクタに対して斜め挿し
されて異常が生じていることの検知が可能になってい
る。ここに、接続状態認識手段の機能が実現されてい
る。
【0058】ここで、抵抗(R3)31および抵抗(R
4)32の適切な値とは、 Vcc*R3/(R3+R4) が、CPU33がHighと認識するスレッシュレベル
より大きくなるようなR3、R4の組み合わせになる値
である。
【0059】このようにCPU33に2つの抵抗31,
32にて分圧された電圧(Vcc*R3/(R3+R
4))が入力された場合、CPU33は、Highレベ
ルであることを認識し、基板Aとは正常にシリアル通信
できないものと判断して、エラー処理を実行する。エラ
ー処理としては、例えば操作パネル(図示せず)に通信
関連に異常がある旨を表示する等の報知手段が考えられ
る。
【0060】ここに、コネクタの電源線(15〜18ピ
ン)の外側に接続検知用の信号線である接続検知1端子
(14ピン)と接続検知2端子(19ピン)とを位置さ
せ、接続検知1端子(14ピン)と接続検知2端子(1
9ピン)とからの出力レベルに基づいてコネクタに対す
るFFC13の接続状態が正常であるか否かを判断する
だけで、コネクタに対するFFC13の接続状態に異常
がある可能性を検知することが可能になる。これによ
り、コネクタに対してFFC13が斜め挿しされた場合
に電源線(15〜18ピン)と、接続検知1端子(14
ピン)または接続検知2端子(19ピン)とがショート
することによるダメージを最小にとどめることが可能に
なる。
【0061】次に、本発明の第四の実施の形態を図11
に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態
ないし第三の実施の形態において説明した部分と同一部
分については同一符号を用い、説明も省略する。本実施
の形態は、電子機器として複写機を適用したものであ
る。
【0062】ここで、図11は、複写機40の概略構成
を示すブロック図である。この複写機40は、第一の実
施の形態ないし第三の実施の形態で説明したイメージス
キャナ1と、このイメージスキャナ1で原稿の画像を読
み取った画像データに基づいて、例えば電子写真方式で
用紙上に画像の形成を行う画像形成装置であるプリンタ
41からなる。プリンタ41は、電子写真方式のほか、
インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方
式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、種々の
印刷方式を適用することができる。その具体的な構成に
ついては周知であるため、詳細な説明は省略する。
【0063】この複写機40によれば、第一の実施の形
態ないし第三の実施の形態と同様の作用、効果を奏する
ことができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の信
号線を略ライン状に配列して各信号線を相互に接続する
第一の接続手段を有する第一基板と、一端が前記第一基
板の前記第一の接続手段に挿し込まれる接続ケーブル
と、前記第一の接続手段と同様の構成の第二の接続手段
を有して前記接続ケーブルの他端が挿し込まれることに
より前記第一基板の各信号線との接続が可能な第二基板
と、を備える電子機器において、前記各接続手段に対す
る前記接続ケーブルの接続状態に異常がある可能性を検
知し、その旨を報知するようにしたことにより、不具合
解析時間の短縮化を図ることができるので、サービスマ
ンによる修理の際には、故障箇所の特定がしやすくな
り、短時間で修理を済ませることができる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、シリアル通
信に使用する信号線を含む複数の信号線を略ライン状に
配列して各信号線を相互に接続する第一の接続手段を有
する第一基板と、一端が前記第一基板の前記第一の接続
手段に挿し込まれる接続ケーブルと、前記第一の接続手
段と同様の構成の第二の接続手段を有して前記接続ケー
ブルの他端が挿し込まれることにより前記第一基板の各
信号線との接続が可能な第二基板と、を備える電子機器
において、前記各接続手段における各信号線の配列をラ
イン両端近傍に前記シリアル通信に使用する信号線を位
置させた配列とし、前記第一基板と前記第二基板との間
で前記シリアル通信に使用する信号線を使用したシリア
ル通信が正常に行われているか否かを判断する通信状態
判断手段と、この通信状態判断手段によってシリアル通
信が正常に行われていないと判断された場合、前記各接
続手段に対する前記接続ケーブルの接続状態が異常であ
る可能性がある旨を報知する報知手段と、を備え、接続
手段の信号線のライン両端近傍にシリアル通信に使用す
る信号線を位置させ、このシリアル通信に使用する信号
線を使用したシリアル通信が正常に行われているか否か
を判断するだけで、接続手段に対する接続ケーブルの接
続状態に異常がある可能性を検知することにより、接続
手段に対する接続ケーブルの接続状態が異常である可能
性があるか否かを検知するための信号線を特に増やすこ
となく、接続手段に対する接続ケーブルの接続状態に異
常がある可能性を検知することができる。また、接続ケ
ーブルの接続状態が異常である可能性があるものと判断
された場合にはその旨を報知することにより、不具合解
析時間の短縮化を図ることができるので、サービスマン
による修理の際には、故障箇所の特定がしやすくなり、
短時間で修理を済ませることができる。
【0066】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の電子機器において、前記通信状態判断手段は、電源
がオンされた後に所定のシリアル通信を実行することに
より、接続手段に対する接続ケーブルの接続状態に異常
がある可能性を早期に発見することができる。
【0067】請求項4記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の電子機器において、前記シリアル通信に使
用する信号線には通信可能か否かを示唆するレベル信号
を出力可能な信号線が含まれており、前記通信状態判断
手段は、電源がオンされた後に通信可能であることを示
唆するレベル信号が所定時間経過しても通信可能を示唆
する出力状態にならない場合に、シリアル通信が正常に
行われていないと判断することにより、通信可能か否か
を示唆するレベル信号を出力可能な信号線からの出力レ
ベルが通信可能を示唆する出力状態にならない場合には
接続手段に対する接続ケーブルの接続状態は異常である
可能性があるものと判断し、通信可能か否かを示唆する
レベル信号を出力可能な信号線からの出力レベルが通信
可能を示唆する出力状態にあってもシリアル通信が正常
に行われていない場合には、接続ケーブルの接続状態の
異常ではなく通信関連に異常があるものとして明確に区
別することができる。
【0068】請求項5記載の発明によれば、電源線を含
む複数の信号線を略ライン状に配列して各信号線を相互
に接続する第一の接続手段を有する第一基板と、一端が
前記第一基板の前記第一の接続手段に挿し込まれる接続
ケーブルと、前記第一の接続手段と同様の構成の第二の
接続手段を有して前記接続ケーブルの他端が挿し込まれ
ることにより前記第一基板の各信号線との接続が可能な
第二基板と、を備える電子機器において、前記各接続手
段における各信号線の配列を前記電源線の外側に接続検
知用の信号線を位置させた配列とし、前記接続検知用の
信号線からの出力レベルに基づいて前記各接続手段に対
する前記接続ケーブルの接続状態が正常であるか否かを
判断する接続状態認識手段と、この接続状態認識手段に
よって前記各接続手段に対する前記接続ケーブルの接続
状態が正常でないと判断された場合、前記各接続手段に
対する前記接続ケーブルの接続状態が異常である可能性
がある旨を報知する報知手段と、を備え、接続手段の電
源線の外側に接続検知用の信号線を位置させ、接続検知
用の信号線からの出力レベルに基づいて接続手段に対す
る接続ケーブルの接続状態が正常であるか否かを判断す
ることにより、接続手段に対する接続ケーブルの接続状
態に異常がある可能性を検知することができるので、接
続手段に対して接続ケーブルが斜め挿しされた場合に電
源線と隣の接続検知用の信号線とがショートすることに
よるダメージを最小にとどめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のイメージスキャナ
の概略構成を示す概念図である。
【図2】イメージスキャナに内蔵された各部の電気的な
接続を示すブロック図である。
【図3】電圧検出手段の構成を示す回路図である。
【図4】FFCを示す平面図である。
【図5】基板の信号線とコネクタのピン番号との対応を
示す説明図である。
【図6】シリアル通信関連の信号の出力であって、
(a)は基板Bから基板Aに書き込みを行う場合を示す
タイミングチャート、(b)は基板Aから基板Bが読み
取りを行う場合を示すタイミングチャートである。
【図7】接続異常検知処理の流れを概略的に示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態の接続異常検知処理
の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図9】本発明の第三の実施の形態の基板の信号線とコ
ネクタのピン番号との対応を示す説明図である。
【図10】各基板の電気的接続を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第四の実施の形態の複写機の概略構
成を示すブロック図である。
【図12】コネクタに対してFFCが斜め挿しされた状
態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電子機器 13 接続ケーブル A 第一基板 B 第二基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号線を略ライン状に配列して各
    信号線を相互に接続する第一の接続手段を有する第一基
    板と、一端が前記第一基板の前記第一の接続手段に挿し
    込まれる接続ケーブルと、前記第一の接続手段と同様の
    構成の第二の接続手段を有して前記接続ケーブルの他端
    が挿し込まれることにより前記第一基板の各信号線との
    接続が可能な第二基板と、を備える電子機器において、 前記各接続手段に対する前記接続ケーブルの接続状態に
    異常がある可能性を検知し、その旨を報知するようにし
    たことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 シリアル通信に使用する信号線を含む複
    数の信号線を略ライン状に配列して各信号線を相互に接
    続する第一の接続手段を有する第一基板と、一端が前記
    第一基板の前記第一の接続手段に挿し込まれる接続ケー
    ブルと、前記第一の接続手段と同様の構成の第二の接続
    手段を有して前記接続ケーブルの他端が挿し込まれるこ
    とにより前記第一基板の各信号線との接続が可能な第二
    基板と、を備える電子機器において、 前記各接続手段における各信号線の配列をライン両端近
    傍に前記シリアル通信に使用する信号線を位置させた配
    列とし、 前記第一基板と前記第二基板との間で前記シリアル通信
    に使用する信号線を使用したシリアル通信が正常に行わ
    れているか否かを判断する通信状態判断手段と、 この通信状態判断手段によってシリアル通信が正常に行
    われていないと判断された場合、前記各接続手段に対す
    る前記接続ケーブルの接続状態が異常である可能性があ
    る旨を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする
    電子機器。
  3. 【請求項3】 前記通信状態判断手段は、電源がオンさ
    れた後に所定のシリアル通信を実行することを特徴とす
    る請求項2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記シリアル通信に使用する信号線には
    通信可能か否かを示唆するレベル信号を出力可能な信号
    線が含まれており、 前記通信状態判断手段は、電源がオンされた後に通信可
    能であることを示唆するレベル信号が所定時間経過して
    も通信可能を示唆する出力状態にならない場合に、シリ
    アル通信が正常に行われていないと判断することを特徴
    とする請求項2または3記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 電源線を含む複数の信号線を略ライン状
    に配列して各信号線を相互に接続する第一の接続手段を
    有する第一基板と、一端が前記第一基板の前記第一の接
    続手段に挿し込まれる接続ケーブルと、前記第一の接続
    手段と同様の構成の第二の接続手段を有して前記接続ケ
    ーブルの他端が挿し込まれることにより前記第一基板の
    各信号線との接続が可能な第二基板と、を備える電子機
    器において、 前記各接続手段における各信号線の配列を前記電源線の
    外側に接続検知用の信号線を位置させた配列とし、 前記接続検知用の信号線からの出力レベルに基づいて前
    記各接続手段に対する前記接続ケーブルの接続状態が正
    常であるか否かを判断する接続状態認識手段と、 この接続状態認識手段によって前記各接続手段に対する
    前記接続ケーブルの接続状態が正常でないと判断された
    場合、前記各接続手段に対する前記接続ケーブルの接続
    状態が異常である可能性がある旨を報知する報知手段
    と、を備えることを特徴とする電子機器。
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