JP2002024903A - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JP2002024903A JP2000211316A JP2000211316A JP2002024903A JP 2002024903 A JP2002024903 A JP 2002024903A JP 2000211316 A JP2000211316 A JP 2000211316A JP 2000211316 A JP2000211316 A JP 2000211316A JP 2002024903 A JP2002024903 A JP 2002024903A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 タッチパネル方式で視覚障害者も操作可能
で、しかも安価な現金自動取引装置を得ることを目的と
する。 【解決手段】 液晶画面の表示画面の周囲に設けられ、
個々の取引内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数
所定間隔を置いて配置された枠状の触覚記号ガイド13
と、触覚記号ガイドを必要としないタッチパネルの周縁
部に設けられ、使用者がタッチするとモード切替信号を
出力するモード切替領域12と、モード切替領域から出
力された切替信号を信号出力回路を介して受けると触覚
記号モード指令を映像制御回路に出力し、映像制御回路
が表示画面に対して当初の晴眼者モード画面から各種取
引内容が触覚記号パネルガイドの複数の触覚記号にそれ
ぞれ対応した位置に配置される触覚記号モード画面を表
示するよう制御する取引制御部8とを備えて構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者も操作
できるようにしたタッチパネル方式の現金自動取引装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の現金自動取引装置は画面表示手段
の画面に取引内容が表示され、その画面の周囲に取引内
容に対応した操作釦が複数配置され、各操作釦の近くに
は取引内容を表す凸状の触覚記号(点字)が設けられて
いた。かかる現金自動取引装置では晴眼者は勿論、操作
釦を押下操作することにより、視覚障害者も操作可能な
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の現
金自動取引装置では、画面表示手段の画面の周囲に取引
内容に対応した操作釦が複数配置され、各操作釦の近く
には取引内容を表す凸状の触覚記号が設けられているた
めに視覚障害者も操作可能なものであるが、画面の周囲
に取引内容に対応した操作釦を複数配置する構造となっ
ているため、複数の操作釦を設ける分だけハード構成的
にコスト高となるという問題があった。
【0004】また、近年画面の表示だけでなく、入力も
行えるタッチパネル方式の現金自動取引装置が主流とな
ってきたが、このタッチパネル方式の現金自動取引装置
では晴眼者の使用する画面モードで、触覚記号とタッチ
キーが対応づけられていないため、視覚障害者が使用で
きないという問題があった。本発明はかかる問題点を解
決するためになされたもので、タッチパネル方式で視覚
障害者も操作可能で、しかも安価な現金自動取引装置を
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る現金自動取
引装置は、各種取引内容を画面表示する画面表示手段
と、画面表示手段の表示画面上に設けられ、画面表示さ
れた取引内容を選択入力することができるタッチパネル
と、画面表示手段の表示画面に対する表示制御を行う映
像制御回路と、タッチパネルに選択入力された信号を出
力する信号出力回路と、画面表示手段の表示画面の周囲
に設けられ、個々の取引内容がイメージできる凸状の触
覚記号が複数間隔を置いて配置された枠状の触覚記号ガ
イドと、触覚記号ガイドを必要としないタッチパネルの
周縁部に設けられ、使用者がタッチするとモード切替信
号を出力するモード切替領域と、モード切替領域から出
力された切替信号を信号出力回路を介して受けると触覚
記号モード指令を映像制御回路に出力し、映像制御回路
が表示画面に対して当初の晴眼者モード画面から各種取
引内容が触覚記号ガイドの複数の触覚記号にそれぞれ対
応した位置に配置される触覚記号モード画面を表示する
よう制御する取引制御部とを備えて構成されている。
【0006】本発明においては、触覚記号ガイドを必要
としないタッチパネルの周縁部に設けられたモード切替
領域を視覚障害者である使用者がタッチすると、取引制
御部はそのモード切替領域からの切替指令に基づき画面
表示手段の表示画面を当初の晴眼者モード画面から触覚
記号モード画面に切替え、その触覚記号モード画面は触
覚記号ガイドの各触覚記号に対応した位置に各取引内容
が表示され、視覚障害者は触覚記号ガイドの取引内容を
示す必要な触覚記号にまずタッチし、しかる後にその触
覚記号から画面方向に指を滑らせ、画面上のタッチパネ
ルの必要な取引内容に達してタッチ入力が行われ、取引
を行うことができるから、ハード構成的にはタッチパネ
ル方式のもので、画面表示手段の表示画面の周囲に触覚
記号ガイドを設けるだけ済み、従来の操作釦のものに比
べて安価に製作することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の現金自動取引装置を示す構成図、図2は同
現金自動取引装置のモード切換画面例を示す説明図、図
3は同現金自動取引装置の画面例におけるモード切替キ
ーの配置を示す説明図である。図において、1は営業店
に設置されたタッチパネル方式の現金自動取引装置、2
は現金自動取引装置1の各種取引内容を表示する画面表
示手段である液晶画面(Liquid Crystal Display)、
3は液晶画面2の表示画面に対する表示制御を行う映像
制御回路、4は液晶画面2上に設けられた画面入力を行
うことができるタッチパネル、5はタッチパネル4に入
力された信号を出力する信号出力回路である。
【0008】6はキャシュカード記憶されている情報を
読み取るカードリーダ、7は通帳に印字を行う通帳プリ
ンタ、10は取引を行うために各種機器の制御を行う取
引制御部で、映像制御回路3、信号出力回路5、カード
リーダ6、通帳プリンタ及び外部のセンタと接続されて
いる。12はタッチパネル4の周縁部全体に設けられ、
使用者がタッチするとモード切替信号を出力するモード
切替領域である。13は液晶画面2の周囲に設けられ、
個々の取引内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数
所定間隔を置いて配置された四角な枠状の触覚記号ガイ
ドである。
【0009】次に、本発明の実施の形態1に係る現金自
動取引装置の動作を説明する。使用者の取引開始前の液
晶画面2には、図2の(a)に示すように通常の人であ
る晴眼者が使用するモード(以下、「晴眼者モード」と
いう)画面が表示されている。この晴眼者モード画面は
お預入れ、お引出し、通帳記入等の各種取引内容が晴眼
者が使用し易い配置に表示されている。従って、晴眼者
は液晶画面2の晴眼者モード画面を見て、タッチパネル
4の必要な取引内容をタッチ操作により入力して取引を
行う。
【0010】次に、視覚障害者が取引を開始する場合に
は、視覚障害者が液晶画面2の晴眼者モードの画面中の
タッチパネル4の周縁部全体に設けられモード切替領域
12をタッチすると、そのモード切替領域12から切替
指令が信号出力回路5に出力され、信号出力回路5は切
替信号を取引制御部8に送る。その切替信号を受けた取
引制御部8は触覚記号モード指令を映像制御回路3に出
力し、映像制御回路3は晴眼者モード画面から触覚記号
モード画面を表示するように制御し、液晶画面2上に図
2の(b)に示すように触覚記号モード画面を表示させ
る。この触覚記号モード画面はお預入れ、お引出し、通
帳記入等の各種取引内容が晴眼者が使用し易い配置に表
示されている、即ち触覚記号ガイド13の各触覚記号に
対応した位置に各取引内容が表示されるものである。
【0011】従って、視覚障害者は触覚記号ガイド13
の取引内容を示す必要な触覚記号にまずタッチし、しか
る後にその触覚記号から画面方向に指を滑らせ、画面上
のタッチパネル4の必要な取引内容に達してタッチ入力
が行われ、取引を行うことができる。現金自動取引装置
1にて取引が終了し、その取引制御部8が取引終了と判
断した場合は、晴眼者モード指令を映像制御回路3に出
力し、映像制御回路3は触覚記号モード画面から晴眼者
モード画面を表示するように制御し、液晶画面2上に晴
眼者モード画面を表示させる。
【0012】ここで取引終了とは、全媒体受取終了、取
消キー押下、該取引操作完了等で操作終了と判断された
時や、入力タイムアウトや媒体挿入・受取タイムアウト
等操作続行不能と判断された時をいう。また、取引中障
害発生により取引続行不能となり、その後の障害復旧後
に取扱可能となった時も、取引終了と同様に液晶画面2
上の画面を晴眼者モード画面に切替える。以上のよう
に、触覚記号モード画面から晴眼者モード画面への切替
については、視覚障害者が特別なオペレーションをしな
くても切替を行うことができる。
【0013】このように、触覚記号ガイドを必要としな
いタッチパネル4の周縁部全体に使用者がタッチすると
モード切替信号を出力するモード切替領域で12を設
け、液晶画面2の周囲に個々の取引内容がイメージでき
る凸状の触覚記号が複数所定間隔を置いて配置された四
角な枠状の触覚記号ガイド13を設け、視覚障害者が液
晶画面2のモード切替領域12をタッチすると、そのモ
ード切替領域12からの切替指令に基づき、取引制御部
8は液晶画面2の画面を晴眼者モード画面から触覚記号
モード画面に切替え、その触覚記号モード画面は触覚記
号ガイド13の各触覚記号に対応した位置に各取引内容
が表示されることにより、視覚障害者は触覚記号ガイド
13の取引内容を示す必要な触覚記号にまずタッチし、
しかる後にその触覚記号から画面方向に指を滑らせ、画
面上のタッチパネル4の必要な取引内容に達してタッチ
入力が行われ、取引を行うことができることとなる。
【0014】従って、ハード構成的にはタッチパネル方
式のもので、液晶画面2の表示画面の周囲に触覚記号ガ
イド13を設けるだけで済み、従来の操作釦のものに比
べて安価に製作できるものである。また、液晶画面2上
に触覚記号モード画面が表示されている場合に、取引終
了となったり、取引中障害発生により取引続行不能とな
ったときには液晶画面2上の画面を触覚記号モード画面
から晴眼者モード画面に自動的に切替えられ、視覚障害
者が特別な操作をしなくても切替を行うことができる。
【0015】なお、上述の実施の形態1では使用者がタ
ッチするとモード切替信号を出力するモード切替領域1
2がタッチパネル4の周縁部全体に設けているが、図3
に示すようにモード切替領域12をタッチパネル4の周
縁部の各辺のいずれかの場所に設けるようにしても良い
ことは勿論である。
【0016】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2の現金自動取引装置を示す構成図である。この実施の
形態2は、実施の形態1のモード切替領域12をなく
し、その代わりキャッシュカードに記憶されている個別
情報から現金自動取引装置自身が使用者が晴眼者か視覚
障害者かを読み取り、使用者が視覚障害者のときに液晶
画面2の画面を晴眼者モード画面から触覚記号モード画
面に切替えるようにしたものである。図において、本発
明の実施の形態1と同一の構成は同一符号を付して重複
した構成の説明を省略する。15は取引制御部10に内
蔵され、カードリーダ6がキャッシュカードから読み込
んだ使用者情報から使用者が晴眼者か視覚障害者を判定
する使用者判定部である。また、キャッシュカードには
通常の取引を行うに必要な個別情報の他に、使用者が晴
眼者か視覚障害者を示す使用者情報が記憶されている。
【0017】次に、本発明の実施の形態2に係る現金自
動取引装置の動作を説明する。まず、使用者の取引開始
前の液晶画面2には、実施の形態1と同様に、晴眼者モ
ード画面が表示されている。なお、晴眼者が取引を開始
する場合は実施の形態1と同様に液晶画面2の晴眼者モ
ード画面を見て、タッチパネル4の必要な取引内容をタ
ッチ操作して取引を行う。次に、視覚障害者が取引を開
始する場合には、視覚障害者が現金自動取引装置1のカ
ードリーダ6にキャッシュカードを先行挿入する。
【0018】そうすると、カードリーダ6はキャッシュ
カードから使用者情報を読み取って取引制御部8に送
る。取引制御部8ではそれに内蔵されている使用者判定
部15が使用者情報から使用者が晴眼者か視覚障害者を
判定し、使用者が視覚障害者と判定したときは触覚記号
モード切替信号を出力する。その触覚記号モード切替信
号を受けた取引制御部8は触覚記号モード指令を映像制
御回路3に出力し、映像制御回路3は晴眼者モード画面
から触覚記号モード画面を表示するように制御し、液晶
画面2上に触覚記号モード画面を表示させる。従って、
視覚障害者は触覚記号ガイド13の取引内容を示す必要
な触覚記号にまずタッチし、しかる後にその触覚記号か
ら画面方向に指を滑らせ、画面上のタッチパネル4の必
要な取引内容に達してタッチ入力が行われ、取引を行う
ことができる。
【0019】このように、取引制御部10にカードリー
ダ6がキャッシュカードから読み込んだ使用者情報から
使用者が晴眼者か視覚障害者を判定する使用者判定部1
5を設け、またキャッシュカードには通常の取引を行う
に必要な個別情報の他に、使用者が晴眼者か視覚障害者
を示す使用者情報を記憶させ、視覚障害者が自動取引装
置1のカードリーダ6にキャッシュカードを先行挿入す
ると、カードリーダ6はキャッシュカードから使用者情
報を読み取って取引制御部8に送り、取引制御部8では
使用者判定部15が使用者情報から使用者が視覚障害者
と判定したときは触覚記号モード切替信号を出力する。
【0020】その触覚記号モード切替信号を受けた取引
制御部8は液晶画面2の画面を晴眼者モード画面から触
覚記号モード画面に切替え、その触覚記号モード画面は
触覚記号ガイド13の各触覚記号に対応した位置に各取
引内容が表示されることにより、視覚障害者は触覚記号
ガイド13の取引内容を示す必要な触覚記号にまずタッ
チし、しかる後にその触覚記号から画面方向に指を滑ら
せ、画面上のタッチパネル4の必要な取引内容に達して
タッチ入力が行われ、取引を行うことができることとな
る。この実施の形態2では視覚障害者がカードリーダ6
にキャッシュカードを先行挿入するだけで、液晶画面2
の画面が晴眼者モード画面から触覚記号モード画面に自
動的に切替えられるので、視覚障害者にとって操作が簡
単となる。
【0021】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3の現金自動取引装置とセンタとの関係を示す構成図で
ある。この実施の形態3は、実施の形態1の現金自動取
引装置1のタッチパネル4におけるモード切替領域12
をなくし、その代わりキャッシュカードに記憶されてい
る口座番号から現金自動取引装置1以外のセンタで使用
者が晴眼者か視覚障害者かを読み取り、使用者が視覚障
害者のときに視覚障害者情報を現金自動取引装置1に送
り、その現金自動取引装置が液晶画面2の画面を晴眼者
モード画面から触覚記号モード画面に切替えるようにし
たものである。なお、この実施の形態3の現金自動取引
装置1の内部構成は本発明の実施の形態1と同様なの
で、その内部構成の図は省略する。
【0022】図において、20は営業店に設置された複
数台の現金自動取引装置1に接続され、センタとデータ
のやりとりを行う回線制御装置、21は回線制御装置2
0に接続されたルータである。30はセンタの勘定系ホ
ストコンピュータ、31は情報系ホストコンピュータ、
32は情報系ホストコンピュータ31の顧客データベー
ス、41は回線制御装置20と勘定系ホストコンピュー
タ30を結ぶ回線、42は回線制御装置20と情報系ホ
ストコンピュータ31を結ぶ回線である。
【0023】次に、本発明の実施の形態3に係る現金自
動取引装置の動作を説明する。まず、使用者の取引開始
前の液晶画面2には、実施の形態1と同様に、晴眼者モ
ード画面が表示されている。なお、晴眼者が取引を開始
する場合は実施の形態1と同様に液晶画面2の晴眼者モ
ード画面を見て、タッチパネル4の必要な取引内容をタ
ッチ操作して取引を行う。次に、視覚障害者が取引を開
始する場合には、視覚障害者が現金自動取引装置1のカ
ードリーダ6にキャッシュカードを先行挿入する。そう
すると、カードリーダ6はキャッシュカードから口座番
号を読み取って取引制御部8に送る。取引制御部8では
その口座番号を回線制御装置20から回線42を介して
センタの情報系ホストコンピュータ31に送る。
【0024】情報系ホストコンピュータ31ではその口
座番号と顧客データベース32の顧客情報とを照合し、
その口座番号を持つ使用者が晴眼者か視覚障害者を判定
し、その使用者が視覚障害者と判定したときは触覚記号
モード切替信号を出力する。その触覚記号モード切替信
号は回線42を介して口座番号を読み取った自動取引装
置10に送られる。その触覚記号モード切替信号を受け
た取引制御部8は触覚記号モード指令を映像制御回路3
に出力し、映像制御回路3は晴眼者モード画面から触覚
記号モード画面を表示するように制御し、液晶画面2上
に触覚記号モード画面を表示させる。従って、視覚障害
者は触覚記号ガイド13の取引内容を示す必要な触覚記
号にまずタッチし、しかる後にその触覚記号から画面方
向に指を滑らせ、画面上のタッチパネル4の必要な取引
内容に達してタッチ入力が行われ、取引を行うことがで
きる。
【0025】このように、視覚障害者が現金自動取引装
置1のカードリーダ6にキャッシュカードを先行挿入す
ると、カードリーダ6はキャッシュカードから口座番号
を読み取って取引制御部8に送り、取引制御部8ではそ
の口座番号をセンタの情報系ホストコンピュータ31に
送り、情報系ホストコンピュータ31ではその口座番号
と顧客データベース32の顧客情報とを照合し、その口
座番号を持つ使用者が晴眼者か視覚障害者を判定し、そ
の使用者が視覚障害者と判定したときは触覚記号モード
切替信号を出力する。
【0026】その触覚記号モード切替信号は回線42を
介して口座番号を読み取った現金自動取引装置10に送
り、その触覚記号モード切替信号を受けた取引制御部8
は液晶画面2の画面を晴眼者モード画面から触覚記号モ
ード画面に切替え、その触覚記号モード画面は触覚記号
ガイド13の各触覚記号に対応した画面位置に各取引内
容が表示されることにより、視覚障害者は触覚記号ガイ
ド13の取引内容を示す必要な触覚記号にまずタッチ
し、しかる後にその触覚記号から画面方向に指を滑ら
せ、画面上のタッチパネル4の必要な取引内容に達して
タッチ入力が行われ、取引を行うことができることとな
る。この実施の形態3も視覚障害者がカードリーダ6に
キャッシュカードを先行挿入するだけで、液晶画面2の
画面が晴眼者モード画面から触覚記号モード画面に自動
的に切替えられるので、視覚障害者にとって操作が簡単
となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば触覚記号ガ
イドを必要としないタッチパネルの周縁部に設けられた
モード切替領域を視覚障害者である使用者がタッチする
と、取引制御部はそのモード切替領域からの切替指令に
基づき画面表示手段の表示画面を当初の晴眼者モード画
面から触覚記号モード画面に切替え、その触覚記号モー
ド画面は触覚記号ガイドの各触覚記号に対応した位置に
各取引内容が表示され、視覚障害者は触覚記号ガイドの
取引内容を示す必要な触覚記号にまずタッチし、しかる
後にその触覚記号から画面方向に指を滑らせ、画面上の
タッチパネルの必要な取引内容に達してタッチ入力が行
われ、取引を行うことができるので、ハード構成的には
タッチパネル方式のもので、画面表示手段の表示画面の
周囲に触覚記号ガイドを設けるだけ済み、従来の操作釦
のものに比べて安価に製作することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の現金自動取引装置を示
す構成図である。
【図2】同現金自動取引装置のモード切替画面例を示す
説明図である。
【図3】同現金自動取引装置の画面例におけるモード切
替キーの配置を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2の現金自動取引装置を示
す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態3の現金自動取引装置とセ
ンタとの関係を示す構成図である。
【符号の説明】
1 現金自動取引装置 2 液晶画面 3 映像制御回路 4 タッチパネル 5 信号出力回路 6 カードリーダ 7 通帳プリンタ 10 取引制御部 12 モード切替領域 13 触覚記号ガイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタの勘定系ホストと勘定取引データ
    の交信を行うと共に情報系ホストと情報データの交信を
    行って金融取引を行う現金自動取引装置であって、 各種取引内容を画面表示する画面表示手段と、 画面表示手段の表示画面上に設けられ、画面表示された
    取引内容を選択入力することができるタッチパネルと、 画面表示手段の表示画面に対する表示制御を行う映像制
    御回路と、 タッチパネルに選択入力された信号を出力する信号出力
    回路と、 画面表示手段の表示画面の周囲に設けられ、個々の取引
    内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数間隔を置い
    て配置された枠状の触覚記号ガイドと、 触覚記号ガイドを必要としないタッチパネルの周縁部に
    設けられ、使用者がタッチするとモード切替信号を出力
    するモード切替領域と、 モード切替領域から出力された切替信号を信号出力回路
    を介して受けると触覚記号モード指令を映像制御回路に
    出力し、映像制御回路が表示画面に対して当初の晴眼者
    モード画面から各種取引内容が触覚記号ガイドの複数の
    触覚記号にそれぞれ対応した位置に配置される触覚記号
    モード画面を表示するよう制御する取引制御部とを備え
    たことを特徴とする現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】 センタの勘定系ホストと勘定取引データ
    の交信を行うと共に情報系ホストと情報データの交信を
    行って金融取引を行う現金現金自動取引装置であって、 各種取引内容を画面表示する画面表示手段と、 画面表示手段の表示画面上に設けられ、画面表示された
    取引内容を選択入力することができるタッチパネルと、 キャッシュカードに記憶されている所有者情報を読み取
    るカードリーダと、 カードリーダが読み取った所有者情報から使用者が晴眼
    者か視覚障害者かを判定し、使用者が視覚障害者と判定
    したときにモード切替信号を出力する使用者判定部と、 画面表示手段の表示画面に対する表示制御を行う映像制
    御回路と、 タッチパネルに選択入力された信号を出力する信号出力
    回路と、 画面表示手段の表示画面の周囲に設けられ、個々の取引
    内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数間隔を置い
    て配置された枠状の触覚記号ガイドと、 使用者判定部から出力された切替信号を信号出力回路を
    介して受けると触覚記号モード指令を映像制御回路に出
    力し、映像制御回路が表示画面に対して当初の晴眼者モ
    ード画面から各種取引内容が触覚記号ガイドの複数の触
    覚記号にそれぞれ対応した位置に配置される触覚記号モ
    ード画面を表示するよう制御する取引制御部とを備えた
    ことを特徴とする現金自動取引装置。
  3. 【請求項3】 センタの勘定系ホストと勘定取引データ
    の交信を行うと共に情報系ホストと情報データの交信を
    行って金融取引を行う現金現金自動取引装置であって、 各種取引内容を画面表示する画面表示手段と、 画面表示手段の表示画面上に設けられ、画面表示された
    取引内容を選択入力することができるタッチパネルと、 キャッシュカードに記憶されている所有者情報を読み取
    るカードリーダと、 画面表示手段の表示画面に対する表示制御を行う映像制
    御回路と、 タッチパネルに選択入力された信号を出力する信号出力
    回路と、 画面表示手段の表示画面の周囲に設けられ、個々の取引
    内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数間隔を置い
    て配置された枠状の触覚記号ガイドと、 カードリーダが読み取った所有者情報をセンタの情報系
    ホストに転送し、情報系ホストがその所有者情報と顧客
    データベースの顧客情報とを照合して所有者が晴眼者か
    視覚障害者かを判定し、使用者が視覚障害者と判定した
    ときに出力するモード切替信号を受け取ったときに触覚
    記号モード指令を映像制御回路に出力し、映像制御回路
    が表示画面に対して当初の晴眼者モード画面から各種取
    引内容が触覚記号ガイドの複数の触覚記号にそれぞれ対
    応した位置に配置される触覚記号モード画面を表示する
    よう制御する取引制御部とを備えたことを特徴とする現
    金自動取引装置。
  4. 【請求項4】 上記取引制御部は表示画面に触覚記号モ
    ード画面が表示されている場合に、取引終了と判断した
    り、或いは取引き中に障害発生後に障害復旧で取扱可能
    となったときには晴眼者モード指令を映像制御回路に出
    力し、映像制御回路が表示画面に対して触覚記号モード
    画面から晴眼者モード画面を表示するよう制御すること
    を特徴とする請求項1、2又は3のいずれか記載の現金
    自動取引装置。
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US7916002B2 (en) 2006-06-30 2011-03-29 Nokia Corporation Haptic operative user interface input apparatus
US8659555B2 (en) 2008-06-24 2014-02-25 Nokia Corporation Method and apparatus for executing a feature using a tactile cue
JP2016040679A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム
JP2020504887A (ja) * 2016-10-03 2020-02-13 ポイント カンパニーPoynt Co. 障害のあるユーザ支援のためのシステムおよび方法

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