JP2002024820A - 画像処理方法および装置、記録媒体並びに画像撮影装置 - Google Patents

画像処理方法および装置、記録媒体並びに画像撮影装置

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JP2002024820A JP2000183049A JP2000183049A JP2002024820A JP 2002024820 A JP2002024820 A JP 2002024820A JP 2000183049 A JP2000183049 A JP 2000183049A JP 2000183049 A JP2000183049 A JP 2000183049A JP 2002024820 A JP2002024820 A JP 2002024820A
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像ノイズの分散を求める画像処理方法およ
び装置、そのような画像処理機能をコンピュータに実現
させるプログラムを記録した媒体、並びに、そのような
画像処理装置を備えた画像撮影装置を実現する。 【解決手段】 画像の全体にわたって設定した複数の局
所領域ごとに画素値の残差平方和を求め(502〜50
8)、そのヒストグラムを求め(510)、ヒストグラ
ムのピークを与える残差平方和の値に基づいてノイズの
分散を求める(512,514)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
び装置、記録媒体並びに画像撮影装置に関し、特に、画
像のノイズ(noise)の分散を求める画像処理方法
および装置、そのような画像処理機能をコンピュータに
実現させるプログラムを記録した媒体、並びに、そのよ
うな画像処理装置を備えた画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮影(MRI:Magneti
c Resonance Imaging)装置では、
マグネットシステム(magnet system)の
内部空間、すなわち、静磁場を形成した空間に撮影対象
を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して対象内
に磁気共鳴信号を発生させ、その受信信号に基づいて断
層像を生成(再構成)する。
【0003】断層像の細部構造をよりよく観察できるよ
うにするために、画像のノイズ(noise)を除去す
るフィルタリング(filtering)が行われる。
フィルタリングはローパスフィルタリング(low−p
ass filtering)を基本とするが、それだ
けでは画像の鮮鋭度(シャープネス:sharpnes
s)が低下するので、シャープネスを確保するための処
理を付加したフィルタリングが採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シャープネス確保処理
を付加したフィルタリングでは、ノイズが偶然に形成し
たに過ぎないテクスチャ(texture)を強調し、
解剖学的に意味のない構造(偽構造)を作り出すという
副作用があるので、ノイズだけの部分をシャープネス確
保処理の対象から外すために、画像の局所ごとに、ノイ
ズだけが存在するのか真の構造も存在するのかを判別す
ることが必要になる。
【0005】ノイズと真の構造とを区別するには、画像
に含まれるノイズの分散を予め知り、局所の画素値の分
散がノイズの分散に対して有意差が無ければノイズであ
るとし、そうでなければ構造であると判定することが考
えられるが、ノイズと画像信号が混在している画像から
ノイズだけを正確に分離することはできず、したがって
その分散を知ることができなかった。
【0006】そこで、本発明の課題は、画像ノイズの分
散を求める画像処理方法および装置、そのような画像処
理機能をコンピュータに実現させるプログラムを記録し
た媒体、並びに、そのような画像処理装置を備えた画像
撮影装置を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
するための1つの観点での発明は、画像の全体にわたっ
て設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和を
求め、前記残差平方和のヒストグラムを求め、前記ヒス
トグラムのピークを与える残差平方和に基づいてノイズ
の分散を求める、ことを特徴とする画像処理方法であ
る。
【0008】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムのピークを与える残差平方和
に基づいてノイズの分散を求めるので、画像ノイズの分
散を正しく求めることができる。
【0009】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、画像の全体にわたって設定した複数の局
所領域ごとに画素値の残差平方和を求め、前記残差平方
和のヒストグラムを求め、前記ヒストグラムを関数にフ
ィッティングし、前記フィッティングした関数のピーク
値を与える変数に基づいてノイズの分散を求める、こと
を特徴とする画像処理方法である。
【0010】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムを関数にフィッティングし、
その関数のピーク値を与える変数に基づいてノイズの分
散を求めるので、画像ノイズの分散を一層正しく求める
ことができる。
【0011】(3)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、前記関数はガウス分布関数である、こと
を特徴とする(2)に記載の画像処理方法である。この
観点での発明では、ガウス分布関数にフィッティングす
るので、画像の実質部における画像ノイズについて、関
数のピークを与える変数を正しく求めることができる。
【0012】(4)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、前記関数はレイリー分布関数である、こ
とを特徴とする(2)に記載の画像処理方法である。こ
の観点での発明では、レイリー分布関数にフィッティン
グするので、画像のバックグラウンド部における画像ノ
イズについて、関数のピークを与える変数を正しく求め
ることができる。
【0013】(5)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、前記関数はガウス分布関数およびレイリ
ー分布関数である、ことを特徴とする(2)に記載の画
像処理方法である。
【0014】この観点での発明では、ガウス分布関数お
よびレイリー分布関数にそれぞれフィッティングするの
で、画像の実質部およびバックグラウンド部における画
像ノイズについて、関数のピークを与える変数を正しく
求めることができる。
【0015】(6)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、前記画像の画素値は複素数の絶対値であ
る、ことを特徴とする(1)ないし(5)のうちのいず
れか1つに記載の画像処理方法である。
【0016】この観点での発明では、複素数の絶対値を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (7)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の実数部である、ことを
特徴とする(1)ないし(3)のうちのいずれか1つに
記載の画像処理方法である。
【0017】この観点での発明では、複素数の実数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (8)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の虚数部である、ことを
特徴とする(1)ないし(3)のうちのいずれか1つに
記載の画像処理方法である。
【0018】この観点での発明では、複素数の虚数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (9)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像は磁気共鳴を利用して撮影した画像であ
る、ことを特徴とする(1)ないし(8)のうちのいず
れか1つに記載の画像処理方法である。
【0019】この観点での発明では、磁気共鳴を利用し
て撮影した画像についてノイズの分散を求めることがで
きる。 (10)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、画像の全体にわたって設定した複数の局所領域ごと
に画素値の残差平方和を求める残差平方和計算手段と、
前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
算手段と、前記ヒストグラムのピークを与える残差平方
和に基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段
と、を具備することを特徴とする画像処理装置である。
【0020】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムのピークを与える残差平方和
に基づいてノイズの分散を求めるので、画像ノイズの分
散を正しく求めることができる。
【0021】(11)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、画像の全体にわたって設定した複数の
局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
計算手段と、前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒ
ストグラム計算手段と、前記ヒストグラムを関数にフィ
ッティングするフィッティング手段と、前記フィッティ
ングした関数のピーク値を与える変数に基づいてノイズ
の分散を求めるノイズ分散計算手段と、を具備すること
を特徴とする画像処理装置である。
【0022】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムを関数にフィッティングし、
その関数のピーク値を与える変数に基づいてノイズの分
散を求めるので、画像ノイズの分散を一層正しく求める
ことができる。
【0023】(12)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数である、こ
とを特徴とする(11)に記載の画像処理装置である。
この観点での発明では、ガウス分布関数にフィッティン
グするので、画像の実質部における画像ノイズについ
て、関数のピークを与える変数を正しく求めることがで
きる。
【0024】(13)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はレイリー分布関数である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像処理装置であ
る。この観点での発明では、レイリー分布関数にフィッ
ティングするので、画像のバックグラウンド部における
画像ノイズについて、関数のピークを与える変数を正し
く求めることができる。
【0025】(14)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数およびレイ
リー分布関数である、ことを特徴とする(11)に記載
の画像処理装置である。
【0026】この観点での発明では、ガウス分布関数お
よびレイリー分布関数にそれぞれフィッティングするの
で、画像の実質部およびバックグラウンド部における画
像ノイズについて、関数のピークを与える変数を正しく
求めることができる。
【0027】(15)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像の画素値は複素数の絶対値で
ある、ことを特徴とする(10)ないし(14)のうち
のいずれか1つに記載の画像処理装置である。
【0028】この観点での発明では、複素数の絶対値を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (16)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の実数部である、ことを
特徴とする(10)ないし(12)のうちのいずれか1
つに記載の画像処理装置である。
【0029】この観点での発明では、複素数の実数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (17)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の虚数部である、ことを
特徴とする(10)ないし(12)のうちのいずれか1
つに記載の画像処理装置である。
【0030】この観点での発明では、複素数の虚数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (18)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像は磁気共鳴を利用して撮影した画像であ
る、ことを特徴とする(10)ないし(17)のうちの
いずれか1つに記載の画像処理装置である。
【0031】この観点での発明では、磁気共鳴を利用し
て撮影した画像についてノイズの分散を求めることがで
きる。 (19)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、画像の全体にわたって設定した複数の局所領域ごと
に画素値の残差平方和を求める残差平方和計算機能と、
前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
算機能と、前記ヒストグラムのピークを与える残差平方
和に基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算機能
と、をコンピュータに実現させるプログラムをコンピュ
ータにより読み取り可能なように記録したことを特徴と
する記録媒体である。
【0032】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、画像の全体にわたって設定した複数の
局所領域ごとに画素値の残差平方和を求め、そのヒスト
グラムのピークを与える残差平方和に基づいてノイズの
分散を求める機能を、コンピュータに実現させるので、
画像ノイズの分散を正しく求めることができる。
【0033】(20)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、画像の全体にわたって設定した複数の
局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
計算機能と、前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒ
ストグラム計算機能と、前記ヒストグラムを関数にフィ
ッティングするフィッティング機能と、前記フィッティ
ングした関数のピーク値を与える変数に基づいてノイズ
の分散を求めるノイズ分散計算機能と、をコンピュータ
に実現させるプログラムをコンピュータにより読み取り
可能なように記録したことを特徴とする記録媒体であ
る。
【0034】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、画像の全体にわたって設定した複数の
局所領域ごとに画素値の残差平方和を求め、そのヒスト
グラムを関数にフィッティングし、その関数のピーク値
を与える変数に基づいてノイズの分散を求める機能を、
コンピュータに実現させるので、画像ノイズの分散を一
層正しく求めることができる。
【0035】(21)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数である、こ
とを特徴とする(20)に記載の記録媒体である。この
観点での発明では、記録媒体に記録したプログラムが、
ガウス分布関数にフィッティングする機能を、コンピュ
ータに実現させるので、画像の実質部における画像ノイ
ズについて、関数のピークを与える変数を正しく求める
ことができる。
【0036】(22)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はレイリー分布関数である、
ことを特徴とする(20)に記載の記録媒体である。こ
の観点での発明では、記録媒体に記録したプログラム
が、レイリー分布関数にフィッティングする機能を、コ
ンピュータに実現させるので、画像のバックグラウンド
部における画像ノイズについて、関数のピークを与える
変数を正しく求めることができる。
【0037】(23)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数およびレイ
リー分布関数である、ことを特徴とする(20)に記載
の記録媒体である。
【0038】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、ガウス分布関数およびレイリー分布関
数にそれぞれフィッティングする機能を、コンピュータ
に実現させるので、画像の実質部およびバックグラウン
ド部における画像ノイズについて、関数のピークを与え
る変数を正しく求めることができる。
【0039】(24)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像の画素値は複素数の絶対値で
ある、ことを特徴とする(19)ないし(23)のうち
のいずれか1つに記載の記録媒体である。
【0040】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、複素数の絶対値を画素値とする画像に
ついてノイズの分散を求める機能を、コンピュータに実
現させることができる。
【0041】(25)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像の画素値は複素数の実数部で
ある、ことを特徴とする(19)ないし(21)のうち
のいずれか1つに記載の記録媒体である。
【0042】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、複素数の実数部を画素値とする画像に
ついてノイズの分散を求める機能を、コンピュータに実
現させることができる。
【0043】(26)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像の画素値は複素数の虚数部で
ある、ことを特徴とする(19)ないし(21)のうち
のいずれか1つに記載の記録媒体である。
【0044】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、複素数の虚数部を画素値とする画像に
ついてノイズの分散を求める機能を、コンピュータに実
現させることができる。
【0045】(27)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像は磁気共鳴を利用して撮影し
た画像である、ことを特徴とする(19)ないし(2
6)のうちのいずれか1つに記載の記録媒体である。
【0046】この観点での発明では、記録媒体に記録し
たプログラムが、磁気共鳴を利用して撮影した画像につ
いてノイズの分散を求める機能を、コンピュータに実現
させることができる。
【0047】(28)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、対象から収集した信号に基づいて画像
を生成する画像撮影装置であって、画像の全体にわたっ
て設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和を
求める残差平方和計算手段と、前記残差平方和のヒスト
グラムを求めるヒストグラム計算手段と、前記ヒストグ
ラムのピークを与える残差平方和に基づいてノイズの分
散を求めるノイズ分散計算手段と、を具備することを特
徴とする画像撮影装置である。
【0048】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムのピークを与える残差平方和
に基づいてノイズの分散を求めるので、画像ノイズの分
散を正しく求めることができる。
【0049】(29)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、対象から収集した信号に基づいて画像
を生成する画像撮影装置であって、画像の全体にわたっ
て設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和を
求める残差平方和計算手段と、前記残差平方和のヒスト
グラムを求めるヒストグラム計算手段と、前記ヒストグ
ラムを関数にフィッティングするフィッティング手段
と、前記フィッティングした関数のピーク値を与える変
数に基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段
と、を具備することを特徴とする画像撮影装置である。
【0050】この観点での発明では、画像の全体にわた
って設定した複数の局所領域ごとに画素値の残差平方和
を求め、そのヒストグラムを関数にフィッティングし、
その関数のピーク値を与える変数に基づいてノイズの分
散を求めるので、画像ノイズの分散を一層正しく求める
ことができる。
【0051】(30)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数である、こ
とを特徴とする(29)に記載の画像撮影装置である。
この観点での発明では、ガウス分布関数にフィッティン
グするので、画像の実質部における画像ノイズについ
て、関数のピークを与える変数を正しく求めることがで
きる。
【0052】(31)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はレイリー分布関数である、
ことを特徴とする(29)に記載の画像撮影装置であ
る。この観点での発明では、レイリー分布関数にフィッ
ティングするので、画像のバックグラウンド部における
画像ノイズについて、関数のピークを与える変数を正し
く求めることができる。
【0053】(32)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記関数はガウス分布関数およびレイ
リー分布関数である、ことを特徴とする(29)に記載
の画像撮影装置である。
【0054】この観点での発明では、ガウス分布関数お
よびレイリー分布関数にそれぞれフィッティングするの
で、画像の実質部およびバックグラウンド部における画
像ノイズについて、関数のピークを与える変数を正しく
求めることができる。
【0055】(33)上記の課題を解決するための他の
観点での発明は、前記画像の画素値は複素数の絶対値で
ある、ことを特徴とする(28)ないし(32)のうち
のいずれか1つに記載の画像撮影装置である。
【0056】この観点での発明では、複素数の絶対値を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (34)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の実数部である、ことを
特徴とする(28)ないし(30)のうちのいずれか1
つに記載の画像撮影装置である。
【0057】この観点での発明では、複素数の実数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (35)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記画像の画素値は複素数の虚数部である、ことを
特徴とする(28)ないし(30)のうちのいずれか1
つに記載の画像撮影装置である。
【0058】この観点での発明では、複素数の虚数部を
画素値とする画像についてノイズの分散を求めることが
できる。 (36)上記の課題を解決するための他の観点での発明
は、前記信号は磁気共鳴信号である、ことを特徴とする
(28)ないし(35)のうちのいずれか1つに記載の
画像撮影装置である。
【0059】この観点での発明では、磁気共鳴を利用し
て撮影した画像についてノイズの分散を求めることがで
きる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に画像撮影装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作
によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示
される。
【0061】図1に示すように、本装置はマグネットシ
ステム100を有する。マグネットシステム100は主
磁場コイル(coil)部102、勾配コイル部106
およびRF(radio frequency)コイル
部108を有する。これら各コイル部は概ね円筒状の形
状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネット
システム100の概ね円柱状の内部空間(ボア:bor
e)に、撮影する対象300がクレードル(cradl
e)500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入
および搬出される。
【0062】主磁場コイル部102はマグネットシステ
ム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向
は概ね対象300の体軸の方向に平行である。すなわち
いわゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は
例えば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導
コイルに限らず常伝導コイル等を用いて構成しても良い
のはもちろんである。
【0063】勾配コイル部106は静磁場強度に勾配を
持たせるための勾配磁場を生じる。発生する勾配磁場
は、スライス(slice)勾配磁場、リードアウト
(read out)勾配磁場およびフェーズエンコー
ド(phase encode)勾配磁場の3種であ
り、これら3種類の勾配磁場に対応して勾配コイル部1
06は図示しない3系統の勾配コイルを有する。
【0064】RFコイル部108は静磁場空間に対象3
00の体内のスピンを励起するための高周波磁場を形成
する。以下、高周波磁場を形成することをRF励起信号
の送信という。RFコイル部108は、また、励起され
たスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信す
る。
【0065】RFコイル部108は図示しない送信用の
コイルおよび受信用のコイルを有する。送信用のコイル
および受信用のコイルは、同じコイルを兼用するかある
いはそれぞれ専用のコイルを用いる。
【0066】勾配コイル部106には勾配駆動部130
が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部1
06に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆
動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾
配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有
する。
【0067】RFコイル部108にはRF駆動部140
が接続されている。RF駆動部140はRFコイル部1
08に駆動信号を与えてRF励起信号を送信し、対象3
00の体内のスピンを励起する。
【0068】RFコイル部108にはデータ収集部15
0が接続されている。データ収集部150はRFコイル
部108が受信した受信信号を取り込み、それをビュー
データ(view data)として収集する。
【0069】勾配駆動部130、RF駆動部140およ
びデータ収集部150には制御部160が接続されてい
る。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収
集部150をそれぞれ制御して撮影を遂行する。
【0070】データ収集部150の出力側はデータ処理
部170に接続されている。データ処理部170は、例
えばコンピュータ(computer)等を用いて構成
される。データ処理部170は図示しないメモリ(me
mory)を有する。メモリはデータ処理部170用の
プログラムおよび各種のデータを記憶している。本装置
の機能は、データ処理部170がメモリに記憶されたプ
ログラムを実行することによりを実現される。
【0071】データ処理部170は、データ収集部15
0から取り込んだデータをメモリに記憶する。メモリ内
にはデータ空間が形成される。データ空間は2次元フ−
リエ(Fourier)空間を構成する。2次元フ−リ
エ空間をkスペース(k−space)ともいう。デー
タ処理部170は、これら2次元フ−リエ空間のデータ
を2次元逆フ−リエ変換して対象300の画像を生成
(再構成)する。
【0072】2次元逆フ−リエ変換により再構成した画
像の画素値は複素数となる。複素数の絶対値を用いて絶
対値画像を構成する。複素数の実数部(リアルパート:
real part)を用いて実数部画像を構成するこ
とができる。複素数の虚数部(イマジナリパート:im
aginary part)を用いて虚数部画像を構成
することができる。実数部および虚数部はいずれも正負
の値をとることができる。これらの画像を正負画像とも
いう。
【0073】データ処理部170は再構成した画像につ
いてノイズの分散を求めるための画像処理を行う機能を
有する。データ処理部170の画像処理機能については
後にあらためて説明する。
【0074】データ処理部170は、本発明における画
像処理装置の実施の形態の一例である。本装置の構成に
よって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示さ
れる。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実
施の形態の一例が示される。
【0075】データ処理部170は制御部160に接続
されている。データ処理部170は制御部160の上位
にあってそれを統括する。データ処理部170には表示
部180および操作部190が接続されている。表示部
180は、グラフィックディスプレー(graphic
display)等で構成される。操作部190はポ
インティングデバイス(pointing devic
e)を備えたキーボード(keyboard)等で構成
される。
【0076】表示部180は、データ処理部170から
出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操
作部190は、操作者によって操作され、各種の指令や
情報等をデータ処理部170に入力する。操作者は表示
部180および操作部190を通じてインタラクティブ
(interactive)に本装置を操作する。
【0077】図2に、他の方式の画像撮影装置のブロッ
ク図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例であ
る。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施
の形態の一例が示される。
【0078】図2に示す装置は、図1に示した装置とは
方式を異にするマグネットシステム100’を有する。
マグネットシステム100’以外は図1に示した装置と
同様な構成になっており、同様な部分に同一の符号を付
して説明を省略する。
【0079】マグネットシステム100’は主磁場マグ
ネット部102’、勾配コイル部106’およびRFコ
イル部108’を有する。これら主磁場マグネット部1
02’および各コイル部は、いずれも空間を挟んで互い
に対向する1対のものからなる。また、いずれも概ね円
盤状の形状を有し中心軸を共有して配置されている。マ
グネットシステム100’の内部空間(ボア)に、対象
300がクレードル500に搭載されて図示しない搬送
手段により搬入および搬出される。
【0080】主磁場マグネット部102’はマグネット
システム100’の内部空間に静磁場を形成する。静磁
場の方向は概ね対象300の体軸方向と直交する。すな
わちいわゆる垂直磁場を形成する。主磁場マグネット部
102’は例えば永久磁石等を用いて構成される。な
お、永久磁石に限らず超伝導電磁石あるいは常伝導電磁
石等を用いて構成しても良いのはもちろんである。
【0081】勾配コイル部106’は静磁場強度に勾配
を持たせるための勾配磁場を生じる。発生する勾配磁場
は、スライス勾配磁場、リードアウト勾配磁場およびフ
ェーズエンコード勾配磁場の3種であり、これら3種類
の勾配磁場に対応して勾配コイル部106’は図示しな
い3系統の勾配コイルを有する。
【0082】RFコイル部108’は静磁場空間に対象
300の体内のスピンを励起するためのRF励起信号を
送信する。RFコイル部108’は、また、励起された
スピンが生じる磁気共鳴信号を受信する。RFコイル部
108’は図示しない送信用のコイルおよび受信用のコ
イルを有する。送信用のコイルおよび受信用のコイル
は、同じコイルを兼用するかあるいはそれぞれ専用のコ
イルを用いる。
【0083】図3に、磁気共鳴撮影に用いるパルスシー
ケンス(pulse sequence)の一例を示
す。このパルスシーケンスは、グラディエントエコー
(GRE:Gradient Echo)法のパルスシ
ーケンスである。
【0084】すなわち、(1)はGRE法におけるRF
励起用のα°パルスのシーケンスであり、(2)、
(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スラ
イス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコ
ード勾配GpおよびグラディエントエコーMRのシーケ
ンスである。なお、α°パルスは中心信号で代表する。
パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行す
る。
【0085】同図に示すように、α°パルスによりスピ
ンのα°励起が行われる。フリップアングル(flip
angle)α°は90°以下である。このときスラ
イス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択
励起が行われる。
【0086】α°励起後、フェーズエンコード勾配Gp
によりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、
リードアウト勾配Grにより先ずスピンをディフェーズ
(dephase)し、次いでスピンをリフェーズ(r
ephase)して、グラディエントエコーMRを発生
させる。グラディエントエコーMRの信号強度は、α°
励起からエコータイム(echo time)TE後の
時点で最大となる。グラディエントエコーMRはデータ
収集部150によりビューデータとして収集される。
【0087】このようなパルスシーケンスが周期TR
(repetition time)で64〜512回
繰り返される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾
配Gpを変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行
う。これによって、kスペースを埋める64〜512ビ
ューのビューデータが得られる。
【0088】磁気共鳴撮影用パルスシーケンスの他の例
を図4に示す。このパルスシーケンスは、スピンエコー
(SE:Spin Echo)法のパルスシーケンスで
ある。
【0089】すなわち、(1)はSE法におけるRF励
起用の90°パルスおよび180°パルスのシーケンス
であり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じ
くそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配G
r、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーM
Rのシーケンスである。なお、90°パルスおよび18
0°パルスはそれぞれ中心信号で代表する。パルスシー
ケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0090】同図に示すように、90°パルスによりス
ピンの90°励起が行われる。このときスライス勾配G
sが印加され所定のスライスについての選択励起が行わ
れる。90°励起から所定の時間後に、180°パルス
による180°励起すなわちスピン反転が行われる。こ
のときもスライス勾配Gsが印加され、同じスライスに
ついての選択的反転が行われる。
【0091】90°励起とスピン反転の間の期間に、リ
ードアウト勾配Grおよびフェーズエンコード勾配Gp
が印加される。リードアウト勾配Grによりスピンのデ
ィフェーズが行われる。フェーズエンコード勾配Gpに
よりスピンのフェーズエンコードが行われる。
【0092】スピン反転後、リードアウト勾配Grでス
ピンをリフェーズしてスピンエコーMRを発生させる。
スピンエコーMRの信号強度は、90°励起からTE後
の時点で最大となる。スピンエコーMRはデータ収集部
150によりビューデータとして収集される。このよう
なパルスシーケンスが周期TRで64〜512回繰り返
される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gp
を変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これ
によって、kスペースを埋める64〜512ビューのビ
ューデータが得られる。
【0093】なお、撮影に用いるパルスシーケンスはG
RE法またはSE法に限るものではなく、例えば、FS
E(Fast Spin Echo)法、ファーストリ
カバリFSE(Fast Recovery Fast
Spin Echo)法、エコープラナー・イメージ
ング(EPI:Echo Planar Imagin
g)等、他の適宜の技法のものであって良い。
【0094】データ処理部170は、kスペースのビュ
ーデータを2次元逆フ−リエ変換して対象300の断層
像を再構成する。再構成した画像はメモリに記憶し、ま
た、表示部180で表示する。
【0095】磁気共鳴撮影した画像は局所的には構造が
一様となることが多いという特質を有する。構造が一様
な局所領域にノイズが存在する場合、画素値の分布は、
領域の画素値の平均値を中心とするガウス(Gaus
s)分布となり、その標準偏差σがノイズの分散を表
す。このような性質に着目し、次のような画像処理によ
って画像のノイズの分散を求める。
【0096】図5に、データ処理部170による画像処
理動作のフローチャート(flowchart)を示
す。同図に示すように、ステップ(step)502
で、画像における局所領域を指定する。局所領域とは、
次のステップでの計算に用いる画素値が属する領域であ
る。最初の領域としては、例えば画像の中央における局
所領域が指定される。
【0097】局所領域としてNxNの画素マトリクス
(matrix)が採用される。Nは例えば9である。
なお、マトリクスサイズ(matrix size)こ
れに限るものではなく、適宜のマトリクスサイズとして
良い。また、NxNの画素マトリクスに限るものではな
く、画素を中心とする適宜の領域として良い。以下、局
所領域を単に領域ともいう。
【0098】次に、ステップ504で、領域に属する画
素値の残差平方和Sを求める。すなわち、
【0099】
【数1】
【0100】ここで、Piは画素値、
【0101】
【数2】
【0102】は、Piを中心とするNxN領域の画素値
の平均値である。また、kは例えば81である。次に、
ステップ506で、全ての局所領域について以上の処理
を済ませたか否かを判定し、未済の場合はステップ50
8で局所領域を変更する。これによって例えば隣のNx
Nの領域が新たな局所領域となる。
【0103】この新たな局所領域について、ステップ5
04の処理を行い、画素値の残差平方和を求める。以下
同様にして、画像における全ての局所領域について画素
値の残差平方和を求める。
【0104】ステップ502〜508の処理を行うデー
タ処理部170は、本発明における残差平方和計算手段
の実施の形態の一例である。また、ステップ502〜5
08の処理は、本発明における残差平方和計算機能の実
施の形態の一例である。
【0105】上記のようにして求めた残差平方和は、
【0106】
【数3】
【0107】分布となり、その平均値は、
【0108】
【数4】
【0109】となる。kが大きい場合は、
【0110】
【数5】
【0111】分布はガウス分布に近づき、そのピークの
位置が、ほぼ
【0112】
【数6】
【0113】となる。次に、ステップ510で、残差平
方和Sのヒストグラム(histogram)を形成す
る。ステップ510の処理を行うデータ処理部170
は、本発明におけるヒストグラム計算手段の実施の形態
の一例である。また、ステップ510の処理は、本発明
におけるヒストグラム計算機能の実施の形態の一例であ
る。
【0114】図6に、画像が絶対値画像である場合の、
残差平方和Sのヒストグラムを概念的に示す。同図に示
すように、ヒストグラムは3つの分布曲線a,b,cか
らなる。
【0115】分布曲線aはガウス分布曲線であり、一様
構造部分におけるノイズによるものである。分布曲線b
はレイリー(Rayleigh)分布曲線であり、FO
V(Field of View)のうち対象300が
存在しない部分、すなわち、バックグラウンド(bac
kground)におけるノイズによるものである。絶
対値画像であることにより、バックグラウンドのノイズ
によるものはガウス分布ではなくレイリー分布となる。
分布曲線cは対象の微細構造によるもので、前二者とは
異なり不特定な分布を示す。
【0116】このようなヒストグラムについて、ステッ
プ512で、ピーク位置検出を行う。これによって、ガ
ウス分布曲線aについてはピーク位置s1が検出され、
レイリー分布曲線bについてはピーク位置s2が検出さ
れる。
【0117】ヒストグラムは実際は離散的(ディスクリ
ート:discrete)な値をとるのでピーク検出に
先立って、ステップ512で、関数フィッティング(f
itting)を行うのが、ピーク位置を精度良く求め
る点で好ましい。フィッティングに用いる関数として
は、例えば、ガウス分布関数およびレイリー分布関数を
それぞれ用いるが、それに限るものではなく、他の適宜
の関数であって良い。
【0118】フィッティングを行うデータ処理部170
は、本発明におけるフィッティング手段の実施の形態の
一例である。また、ステップ512の処理は、本発明に
おけるフィッティング機能の実施の形態の一例である。
【0119】次に、ステップ514で、ノイズの分散を
算出する。ノイズの分散の算出はピーク位置s1または
s2に基づいて行われる。s1,s2とσの間にはそれ
ぞれ、
【0120】
【数7】
【0121】
【数8】
【0122】の関係があるので、これら関係からσの値
を求める。(2),(3)式のどちらから求めてもσの
値は同じになる。求めたσの値はメモリに記憶して、別
途画像のフィルタリングを行う際に利用する。
【0123】分布曲線cの状態によってはガウス分布曲
線aのピーク位置s1が精度良く検出できない場合があ
る。その場合はレイリー分布曲線bのピーク位置s2に
基づいてσの値を求める。また、バックグラウンド部分
の面積の比率が大きい画像では、レイリー分布曲線bの
方がノイズの分散を精度良く求めるのに適する。
【0124】ステップ512,514の処理を行うデー
タ処理部170は、本発明におけるノイズ分散計算手段
の実施の形態の一例である。また、ステップ512,5
14の処理は、本発明におけるノイズ分散計算機能の実
施の形態の一例である。
【0125】以上は、絶対値画像の場合であるが、処理
対象の画像が正負画像、すなわち、実数部画像または虚
数部画像である場合は、バックグラウンド部分における
ノイズは0を中心とする正負の値をとる。
【0126】このため、ステップ510で形成したヒス
トグラムは、例えば図7に示すようになり、レイリー分
布を持たないのとなる。そのような場合は、ステップ5
14では、ガウス分布曲線aのピーク位置s1に基づい
てノイズの分散を求める。
【0127】以上のようにして求めたノイズの分散は、
対象画像の局所的な構造に応じてフィルタリング方法を
適宜に切り換えるための判定基準として用いることがで
きる。
【0128】すなわち、注目画素を含む局所領域におけ
る画素値の分散がノイズの分散に対して有意差がない場
合は、その局所領域の画像は格別な構造を持たず、画素
値の分散はノイズによるものである可能性が高い。その
ような場合は、例えば、その領域の画素値をローパスフ
ィルタリングすることにより注目画素の画素値を確定す
る。
【0129】これに対して、注目画素を含む局所領域に
おける画素値の分散がノイズの分散に対して有意差があ
る場合は、その局所領域の画像はエッジ等の特定の構造
を持ち、画素値の分散は画像の構造によるものである可
能性が高い。そのような場合は、例えば、その領域の画
素値についてシャープネス確保処理付フィルタリングを
行うことにより注目画素の画素値を確定する。
【0130】図8に、ノイズの分散を基準値としてフィ
ルタリングの切換を行う場合のフロー図を示す。同図に
示すように、ステップ802で、画像中の注目画素を指
定する。最初の注目画素は例えば画像の中央部の画素と
する。
【0131】次に、ステップ804で注目画素を含む局
所領域の画素値の分散を計算する。注目画素を含む局所
領域は、図9に示すように、注目画素iを中心とする例
えば5x5のマトリクスとする。
【0132】次に、ステップ806で、画素値の分散が
ノイズの分散より大きいか否かを判定する。画素値の分
散がノイズの分散より大きいときは、ステップ808
で、シャープネス確保処理付フィルタリングを行い、そ
の結果を注目画素の画素値とする。画素値の分散がノイ
ズの分散より大きくないときは、ステップ810で、ロ
ーパスフィルタリングを行い、その結果を注目画素の画
素値とする。
【0133】次に、ステップ812で全ての注目画素に
ついて上記の処理を済ませたか否かを判定し、未済の場
合は、ステップ814で、注目画素を例えば隣の画素に
変更してステップ804以降の処理を行う。以下、同様
の処理を繰り返し、全ての注目画素の画素値を確定す
る。そして、ステップ716で、確定した画素値で画像
を形成する。
【0134】以上のような機能をコンピュータに実現さ
せるプログラムが、記録媒体に、コンピュータで読み取
り可能なように記録される。記録媒体としては、例え
ば、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体および
その他の方式の適宜の記録媒体が用いられる。記録媒体
は半導体記憶媒体であっても良い。本書では記憶媒体は
記録媒体と同義である。
【0135】以上、画像処理を磁気共鳴撮影装置のデー
タ処理部で行う例で説明したが、画像処理は、例えばE
WS(Engineering Work Stati
on)やPC(personal computer)
等、磁気共鳴撮影装置とは別体のデータ処理装置で行う
ようにしても良いのはもちろんである。
【0136】また、画像撮影装置が磁気共鳴撮影装置で
ある例で説明したが、それに限るものではなく、例えば
X線CT(Computed Tomography)
装置、X線撮影装置、PET(Positron Em
ission Tomography)、ガンマカメラ
(γ camera)等、他の方式の画像撮影装置であ
って良い。
【0137】また、医用画像を処理する例で説明した
が、処理対象は医用画像に限るものではなく、例えば光
学器械で撮影したディジタル画像等、多様な画像のノイ
ズ分散の計算に一般的に適用することができる。
【0138】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像ノイズの分散を求める画像処理方法および装
置、そのような画像処理機能をコンピュータに実現させ
るプログラムを記録した媒体、並びに、そのような画像
処理装置を備えた画像撮影装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図3】図1または図2に示した装置が実行するパルス
シーケンスの一例を示す図である。
【図4】図1または図2に示した装置が実行するパルス
シーケンスの一例を示す図である。
【図5】図1または図2に示した装置が行う画像処理の
フローチャートである。
【図6】ヒストグラムの概念図である。
【図7】ヒストグラムの概念図である。
【図8】図1または図2に示した装置が行う画像処理の
フローチャートである。
【図9】注目画素と局所領域の関係を示す図である。
【符号の説明】
100,100’ マグネットシステム 102 主磁場コイル部 102’ 主磁場マグネット部 106,106’ 勾配コイル部 108,108’ RFコイル部 130 勾配駆動部 140 RF駆動部 150 データ収集部 160 制御部 170 データ処理部 180 表示部 190 操作部 300 対象 500 クレードル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/21 H04N 1/40 101C (72)発明者 荻野 徹男 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB07 AD14 DC05 DC40 5B057 AA07 BA06 CE02 CE06 DA20 DC05 DC30 5C021 PA56 PA66 PA67 PA72 PA74 PA77 YA01 ZA00 ZA01 5C077 LL02 MM30 PQ19 5L096 AA06 BA06 BA13 CA18 FA35 FA70

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の全体にわたって設定した複数の局
    所領域ごとに画素値の残差平方和を求め、 前記残差平方和のヒストグラムを求め、 前記ヒストグラムのピークを与える残差平方和に基づい
    てノイズの分散を求める、ことを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 画像の全体にわたって設定した複数の局
    所領域ごとに画素値の残差平方和を求め、 前記残差平方和のヒストグラムを求め、 前記ヒストグラムを関数にフィッティングし、 前記フィッティングした関数のピーク値を与える変数に
    基づいてノイズの分散を求める、ことを特徴とする画像
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記関数はガウス分布関数である、こと
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記関数はレイリー分布関数である、こ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記関数はガウス分布関数およびレイリ
    ー分布関数である、ことを特徴とする請求項2に記載の
    画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記画像の画素値は複素数の絶対値であ
    る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちの
    いずれか1つに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記画像の画素値は複素数の実数部であ
    る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちの
    いずれか1つに記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記画像の画素値は複素数の虚数部であ
    る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちの
    いずれか1つに記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記画像は磁気共鳴を利用して撮影した
    画像である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項8
    のうちのいずれか1つに記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像の全体にわたって設定した複数の
    局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
    計算手段と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算手段と、 前記ヒストグラムのピークを与える残差平方和に基づい
    てノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段と、を具備
    することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像の全体にわたって設定した複数の
    局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
    計算手段と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算手段と、 前記ヒストグラムを関数にフィッティングするフィッテ
    ィング手段と、 前記フィッティングした関数のピーク値を与える変数に
    基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記関数はガウス分布関数である、こ
    とを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記関数はレイリー分布関数である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記関数はガウス分布関数およびレイ
    リー分布関数である、ことを特徴とする請求項11に記
    載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記画像の画素値は複素数の絶対値で
    ある、ことを特徴とする請求項10ないし請求項14の
    うちのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記画像の画素値は複素数の実数部で
    ある、ことを特徴とする請求項10ないし請求項12の
    うちのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記画像の画素値は複素数の虚数部で
    ある、ことを特徴とする請求項10ないし請求項12の
    うちのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記画像は磁気共鳴を利用して撮影し
    た画像である、ことを特徴とする請求項10ないし請求
    項17のうちのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 画像の全体にわたって設定した複数の
    局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
    計算機能と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算機能と、 前記ヒストグラムのピークを与える残差平方和に基づい
    てノイズの分散を求めるノイズ分散計算機能と、をコン
    ピュータに実現させるプログラムをコンピュータにより
    読み取り可能なように記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  20. 【請求項20】 画像の全体にわたって設定した複数の
    局所領域ごとに画素値の残差平方和を求める残差平方和
    計算機能と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算機能と、 前記ヒストグラムを関数にフィッティングするフィッテ
    ィング機能と、 前記フィッティングした関数のピーク値を与える変数に
    基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算機能と、
    をコンピュータに実現させるプログラムをコンピュータ
    により読み取り可能なように記録したことを特徴とする
    記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記関数はガウス分布関数である、こ
    とを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記関数はレイリー分布関数である、
    ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記関数はガウス分布関数およびレイ
    リー分布関数である、ことを特徴とする請求項20に記
    載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記画像の画素値は複素数の絶対値で
    ある、ことを特徴とする請求項19ないし請求項23の
    うちのいずれか1つに記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記画像の画素値は複素数の実数部で
    ある、ことを特徴とする請求項19ないし請求項21の
    うちのいずれか1つに記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記画像の画素値は複素数の虚数部で
    ある、ことを特徴とする請求項19ないし請求項21の
    うちのいずれか1つに記載の記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記画像は磁気共鳴を利用して撮影し
    た画像である、ことを特徴とする請求項19ないし請求
    項26のうちのいずれか1つに記載の記録媒体。
  28. 【請求項28】 対象から収集した信号に基づいて画像
    を生成する画像撮影装置であって、 画像の全体にわたって設定した複数の局所領域ごとに画
    素値の残差平方和を求める残差平方和計算手段と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算手段と、 前記ヒストグラムのピークを与える残差平方和に基づい
    てノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段と、を具備
    することを特徴とする画像撮影装置。
  29. 【請求項29】 対象から収集した信号に基づいて画像
    を生成する画像撮影装置であって、 画像の全体にわたって設定した複数の局所領域ごとに画
    素値の残差平方和を求める残差平方和計算手段と、 前記残差平方和のヒストグラムを求めるヒストグラム計
    算手段と、 前記ヒストグラムを関数にフィッティングするフィッテ
    ィング手段と、 前記フィッティングした関数のピーク値を与える変数に
    基づいてノイズの分散を求めるノイズ分散計算手段と、
    を具備することを特徴とする画像撮影装置。
  30. 【請求項30】 前記関数はガウス分布関数である、こ
    とを特徴とする請求項29に記載の画像撮影装置。
  31. 【請求項31】 前記関数はレイリー分布関数である、
    ことを特徴とする請求項29に記載の画像撮影装置。
  32. 【請求項32】 前記関数はガウス分布関数およびレイ
    リー分布関数である、ことを特徴とする請求項29に記
    載の画像撮影装置。
  33. 【請求項33】 前記画像の画素値は複素数の絶対値で
    ある、ことを特徴とする請求項28ないし請求項32の
    うちのいずれか1つに記載の画像撮影装置。
  34. 【請求項34】 前記画像の画素値は複素数の実数部で
    ある、ことを特徴とする請求項28ないし請求項30の
    うちのいずれか1つに記載の画像撮影装置。
  35. 【請求項35】 前記画像の画素値は複素数の虚数部で
    ある、ことを特徴とする請求項28ないし請求項30の
    うちのいずれか1つに記載の画像撮影装置。
  36. 【請求項36】 前記信号は磁気共鳴信号である、こと
    を特徴とする請求項28ないし請求項35のうちのいず
    れか1つに記載の画像撮影装置。
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