JP2003144410A - 液量計測装置 - Google Patents
液量計測装置Info
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- JP2003144410A JP2003144410A JP2001347071A JP2001347071A JP2003144410A JP 2003144410 A JP2003144410 A JP 2003144410A JP 2001347071 A JP2001347071 A JP 2001347071A JP 2001347071 A JP2001347071 A JP 2001347071A JP 2003144410 A JP2003144410 A JP 2003144410A
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- magnetic field
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MRハイドロメトリによる正確な液量計測を
可能にする液量計測装置を実現する。 【解決手段】 計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段(102,1
06,108)と、磁気共鳴信号を対象に近接する位置
で受信する受信手段(110)と、受信した磁気共鳴信
号に基づいてマルチスライスの断層像を生成する画像生
成手段(170)と、受信手段の受信感度の空間的分布
に基づいてマルチスライスの断層像の信号強度を補正す
る補正手段(170)と、補正後のマルチスライスの断
層像に基づいて対象の内部の液量を計測する計測手段
(170)とを具備する。
可能にする液量計測装置を実現する。 【解決手段】 計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段(102,1
06,108)と、磁気共鳴信号を対象に近接する位置
で受信する受信手段(110)と、受信した磁気共鳴信
号に基づいてマルチスライスの断層像を生成する画像生
成手段(170)と、受信手段の受信感度の空間的分布
に基づいてマルチスライスの断層像の信号強度を補正す
る補正手段(170)と、補正後のマルチスライスの断
層像に基づいて対象の内部の液量を計測する計測手段
(170)とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液量計測装置に関
し、とくに、磁気共鳴撮影した画像に基づいて体内の液
体例えば膵液や胆汁等の量を計測する装置に関する。
し、とくに、磁気共鳴撮影した画像に基づいて体内の液
体例えば膵液や胆汁等の量を計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮影(MRI:Magneti
c Resonance Imaging)装置では、
マグネットシステム(magnet system)の
内部空間、すなわち、静磁場を形成した撮影空間に撮影
の対象を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して
対象内のスピン(spin)を励起して磁気共鳴信号を
発生させ、その受信信号に基づいて画像を再構成する。
c Resonance Imaging)装置では、
マグネットシステム(magnet system)の
内部空間、すなわち、静磁場を形成した撮影空間に撮影
の対象を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して
対象内のスピン(spin)を励起して磁気共鳴信号を
発生させ、その受信信号に基づいて画像を再構成する。
【0003】エコー時間TE(echo time)が
長い磁気共鳴信号は、実質的に横緩和時間T2が長いス
ピンの信号だけとなる。これは、横緩和時間T2が短い
スピンの信号が減衰によって事実上消滅するためであ
る。
長い磁気共鳴信号は、実質的に横緩和時間T2が長いス
ピンの信号だけとなる。これは、横緩和時間T2が短い
スピンの信号が減衰によって事実上消滅するためであ
る。
【0004】水の集合体すなわち液体のスピンは横緩和
時間T2が長いので、それに着目して液体だけを撮影し
てその画像から液体の量を計測することが行われる。そ
のような計測は、MRハイドロメトリ(MR Hydr
ometry)とも呼ばれる。
時間T2が長いので、それに着目して液体だけを撮影し
てその画像から液体の量を計測することが行われる。そ
のような計測は、MRハイドロメトリ(MR Hydr
ometry)とも呼ばれる。
【0005】MRハイドロメトリを応用して膵液の分泌
量を計測することが、文献J.T.Heverhage
n, et al. ”MR Hydrometry
toAssess Exocrine Functio
n of the Pancreas: Initia
l Results of Noninvasive
Quantification of Secreti
on,” Radiology, Vol.218,
No.1, January, 2001,pp 61
−67に記載されている。
量を計測することが、文献J.T.Heverhage
n, et al. ”MR Hydrometry
toAssess Exocrine Functio
n of the Pancreas: Initia
l Results of Noninvasive
Quantification of Secreti
on,” Radiology, Vol.218,
No.1, January, 2001,pp 61
−67に記載されている。
【0006】これを概説すれば、測定の対象に膵液の分
泌を促す薬剤を投与しながら、十二指腸部分について、
エコー時間TEの長い磁気共鳴信号に基づく断層像撮影
を行い、断層像における液体像のピクセル(pixe
l)の信号強度の総和を求め、その値に所定の係数を乗
じて膵液の量に変換するものである。
泌を促す薬剤を投与しながら、十二指腸部分について、
エコー時間TEの長い磁気共鳴信号に基づく断層像撮影
を行い、断層像における液体像のピクセル(pixe
l)の信号強度の総和を求め、その値に所定の係数を乗
じて膵液の量に変換するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような膵液量の
計測において、断層像はシングルスライス(singl
e slice)すなわちスライス数を単一として撮影
される。スライス厚は十二指腸が存在する部分の厚みに
相当するかなり厚いものとなる。
計測において、断層像はシングルスライス(singl
e slice)すなわちスライス数を単一として撮影
される。スライス厚は十二指腸が存在する部分の厚みに
相当するかなり厚いものとなる。
【0008】スライス厚が厚い断層像では、パーシャル
ボリューム効果(partialvolume eff
ect)により画像の信号強度が変わるので、そのよう
な信号強度に基づいて求めた液量計測値の信頼性が問題
となる。また、画像の信号強度は磁気共鳴信号の受信に
使用する受信コイル(coil)の空間的な感度分布の
影響を受けるので、正確な液量計測を得るためには受信
コイルに感度分布の均一性が要求される。
ボリューム効果(partialvolume eff
ect)により画像の信号強度が変わるので、そのよう
な信号強度に基づいて求めた液量計測値の信頼性が問題
となる。また、画像の信号強度は磁気共鳴信号の受信に
使用する受信コイル(coil)の空間的な感度分布の
影響を受けるので、正確な液量計測を得るためには受信
コイルに感度分布の均一性が要求される。
【0009】そこで、本発明の課題は、MRハイドロメ
トリによる正確な液量計測を可能にする液量計測装置を
実現することである。
トリによる正確な液量計測を可能にする液量計測装置を
実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
するためのひとつの観点での発明は、計測の対象に静磁
場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマルチスライス
についてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号を誘発する
誘発手段と、前記磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、前記マルチスライス
の断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する計測手
段と、を具備することを特徴とする液量計測装置であ
る。
するためのひとつの観点での発明は、計測の対象に静磁
場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマルチスライス
についてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号を誘発する
誘発手段と、前記磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、前記マルチスライス
の断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する計測手
段と、を具備することを特徴とする液量計測装置であ
る。
【0011】(1)に記載の観点での発明では、計測の
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を受信し、受信信号に基づ
いてマルチスライスの断層像を生成し、マルチスライス
の断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する。マル
チスライス撮影を行うことにより、1スライスあたりの
スライス厚が薄くなりパーシャルボリューム効果が小さ
くなるので、画像信号の正確性が向上し液量計測値の正
確性が向上する。
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を受信し、受信信号に基づ
いてマルチスライスの断層像を生成し、マルチスライス
の断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する。マル
チスライス撮影を行うことにより、1スライスあたりの
スライス厚が薄くなりパーシャルボリューム効果が小さ
くなるので、画像信号の正確性が向上し液量計測値の正
確性が向上する。
【0012】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、前記磁気
共鳴信号を受信する受信手段と、前記受信した磁気共鳴
信号に基づいてマルチスライスの断層像を生成する画像
生成手段と、前記受信手段の受信感度の空間的分布に基
づいて前記マルチスライスの断層像の信号強度を補正す
る補正手段と、前記補正後のマルチスライスの断層像に
基づいて対象の内部の液量を計測する計測手段と、を具
備することを特徴とする液量計測装置である。
点での発明は、計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、前記磁気
共鳴信号を受信する受信手段と、前記受信した磁気共鳴
信号に基づいてマルチスライスの断層像を生成する画像
生成手段と、前記受信手段の受信感度の空間的分布に基
づいて前記マルチスライスの断層像の信号強度を補正す
る補正手段と、前記補正後のマルチスライスの断層像に
基づいて対象の内部の液量を計測する計測手段と、を具
備することを特徴とする液量計測装置である。
【0013】(2)に記載の観点での発明では、計測の
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を受信し、受信信号に基づ
いてマルチスライスの断層像を生成し、この断層像の信
号強度を磁気共鳴信号の受信感度の空間的分布に基づい
て補正し、補正後のマルチスライスの断層像に基づいて
対象の内部の液量を計測する。すなわち、(1)に加え
て、断層像の信号強度について磁気共鳴信号の受信感度
の空間的分布に基づく補正を行うので、画像信号の正確
性がさらに向上し液量計測値の正確性がさらに向上す
る。
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を受信し、受信信号に基づ
いてマルチスライスの断層像を生成し、この断層像の信
号強度を磁気共鳴信号の受信感度の空間的分布に基づい
て補正し、補正後のマルチスライスの断層像に基づいて
対象の内部の液量を計測する。すなわち、(1)に加え
て、断層像の信号強度について磁気共鳴信号の受信感度
の空間的分布に基づく補正を行うので、画像信号の正確
性がさらに向上し液量計測値の正確性がさらに向上す
る。
【0014】(3)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、前記磁気
共鳴信号を対象に近接する位置で受信する受信手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、前記受信手段の受信
感度の空間的分布に基づいて前記マルチスライスの断層
像の信号強度を補正する補正手段と、前記補正後のマル
チスライスの断層像に基づいて対象の内部の液量を計測
する計測手段と、を具備することを特徴とする液量計測
装置である。
点での発明は、計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、前記磁気
共鳴信号を対象に近接する位置で受信する受信手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、前記受信手段の受信
感度の空間的分布に基づいて前記マルチスライスの断層
像の信号強度を補正する補正手段と、前記補正後のマル
チスライスの断層像に基づいて対象の内部の液量を計測
する計測手段と、を具備することを特徴とする液量計測
装置である。
【0015】(3)に記載の観点での発明では、計測の
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を対象に近接する位置で受
信し、受信信号に基づいてマルチスライスの断層像を生
成し、この断層像の信号強度を磁気共鳴信号の受信感度
の空間的分布に基づいて補正し、補正後のマルチスライ
スの断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する。す
なわち、(1)および(2)に加えて、磁気共鳴信号を
対象に近接する位置で受信するので、受信信号のSNR
(signal−to−noise ratio)が良
くなり、画像信号の正確性がさらに向上し液量計測値の
正確性がさらに向上する。
対象に静磁場、勾配磁場および高周波磁場を印加しマル
チスライスについてエコー時間TEが長い磁気共鳴信号
を誘発し、この磁気共鳴信号を対象に近接する位置で受
信し、受信信号に基づいてマルチスライスの断層像を生
成し、この断層像の信号強度を磁気共鳴信号の受信感度
の空間的分布に基づいて補正し、補正後のマルチスライ
スの断層像に基づいて対象の内部の液量を計測する。す
なわち、(1)および(2)に加えて、磁気共鳴信号を
対象に近接する位置で受信するので、受信信号のSNR
(signal−to−noise ratio)が良
くなり、画像信号の正確性がさらに向上し液量計測値の
正確性がさらに向上する。
【0016】前記受信手段はサーフェースコイルを使用
することが、磁気共鳴信号を対象に近接する位置で受信
する点で好ましい。磁気共鳴信号に基づくレファレンス
画像を前記受信手段を共用して撮影する撮影手段と、前
記レファレンス画像に基づいて前記受信手段の受信感度
の空間的分布を求める感度分布計算手段と、を具備する
ことが、受信感度の空間的分布を適切に求める点で好ま
しい。
することが、磁気共鳴信号を対象に近接する位置で受信
する点で好ましい。磁気共鳴信号に基づくレファレンス
画像を前記受信手段を共用して撮影する撮影手段と、前
記レファレンス画像に基づいて前記受信手段の受信感度
の空間的分布を求める感度分布計算手段と、を具備する
ことが、受信感度の空間的分布を適切に求める点で好ま
しい。
【0017】前記計測手段は、前記マルチスライスの断
層像における予め定めた値以上の信号強度を持つ画像信
号に基づいて液量を計測することが、確実な計測を行う
点で好ましい。
層像における予め定めた値以上の信号強度を持つ画像信
号に基づいて液量を計測することが、確実な計測を行う
点で好ましい。
【0018】前記計測手段は、前記マルチスライスの断
層像についてスライスごとに液量を計測しそれら計測値
の和を求めることが、計測部位全体についての液量を得
る点で好ましい。
層像についてスライスごとに液量を計測しそれら計測値
の和を求めることが、計測部位全体についての液量を得
る点で好ましい。
【0019】前記誘発手段は、シングルショット・ファ
ーストスピンエコー法に基づき磁気共鳴信号を誘発する
ことが、計測の時間分解能を高める点で好ましい。
ーストスピンエコー法に基づき磁気共鳴信号を誘発する
ことが、計測の時間分解能を高める点で好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に液量計測装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置の実体は、液量計
測機能を備えた磁気共鳴撮影装置である。本装置は本発
明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、
本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に液量計測装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置の実体は、液量計
測機能を備えた磁気共鳴撮影装置である。本装置は本発
明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、
本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0021】同図に示すように、本装置はマグネットシ
ステム100を有する。マグネットシステム100は主
磁場コイル部102、勾配コイル部106および送信コ
イル部108を有する。これら各コイル部は概ね円筒状
の形状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネ
ットシステム100の概ね円柱状の内部空間(ボア:b
ore)に、計測の対象1がクレードル(cradl
e)500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入
および搬出される。
ステム100を有する。マグネットシステム100は主
磁場コイル部102、勾配コイル部106および送信コ
イル部108を有する。これら各コイル部は概ね円筒状
の形状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネ
ットシステム100の概ね円柱状の内部空間(ボア:b
ore)に、計測の対象1がクレードル(cradl
e)500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入
および搬出される。
【0022】対象1には受信コイル部110が装着され
ている。受信コイル部110はいわゆるサーフェースコ
イル(surface coil)と呼ばれるタイプ
(type)のもので、体表に近接して設置可能なもの
である。
ている。受信コイル部110はいわゆるサーフェースコ
イル(surface coil)と呼ばれるタイプ
(type)のもので、体表に近接して設置可能なもの
である。
【0023】主磁場コイル部102はマグネットシステ
ム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向
は概ね対象1の体軸の方向に平行である。すなわちいわ
ゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は例え
ば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイ
ルに限らず常伝導コイル等を用いて構成してもよいのは
もちろんである。
ム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向
は概ね対象1の体軸の方向に平行である。すなわちいわ
ゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は例え
ば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイ
ルに限らず常伝導コイル等を用いて構成してもよいのは
もちろんである。
【0024】勾配コイル部106は、互いに垂直な3軸
すなわちスライス(slice)軸、位相軸および周波
数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持た
せるための3つの勾配磁場を生じる。
すなわちスライス(slice)軸、位相軸および周波
数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持た
せるための3つの勾配磁場を生じる。
【0025】静磁場空間における互いに垂直な座標軸を
x,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とする
ことができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相
軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位
相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったまま
x,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能
である。本装置では対象1の体軸の方向をz軸方向とす
る。
x,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とする
ことができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相
軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位
相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったまま
x,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能
である。本装置では対象1の体軸の方向をz軸方向とす
る。
【0026】スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配
磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード
(phase encode)勾配磁場ともいう。周波
数軸方向の勾配磁場をリードアウト(read ou
t)勾配磁場ともいう。このような勾配磁場の発生を可
能にするために、勾配コイル部106は図示しない3系
統の勾配コイルを有する。以下、勾配磁場を単に勾配と
もいう。
磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード
(phase encode)勾配磁場ともいう。周波
数軸方向の勾配磁場をリードアウト(read ou
t)勾配磁場ともいう。このような勾配磁場の発生を可
能にするために、勾配コイル部106は図示しない3系
統の勾配コイルを有する。以下、勾配磁場を単に勾配と
もいう。
【0027】送信コイル部108は静磁場空間に対象1
の体内のスピンを励起するための高周波磁場を形成す
る。以下、高周波磁場を形成することをRF(radi
o frequency)励起信号の送信ともいう。ま
た、RF励起信号をRFパルス(pulse)ともい
う。
の体内のスピンを励起するための高周波磁場を形成す
る。以下、高周波磁場を形成することをRF(radi
o frequency)励起信号の送信ともいう。ま
た、RF励起信号をRFパルス(pulse)ともい
う。
【0028】受信コイル部110は、励起されたスピン
が生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信する。受信
コイル部110が体表に近接していることにより、磁気
共鳴信号をSNR良く受信することができる。
が生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信する。受信
コイル部110が体表に近接していることにより、磁気
共鳴信号をSNR良く受信することができる。
【0029】勾配コイル部106には勾配駆動部130
が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部1
06に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆
動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾
配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有
する。
が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部1
06に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆
動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾
配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有
する。
【0030】送信コイル部108にはRF駆動部140
が接続されている。RF駆動部140は送信コイル部1
08に駆動信号を与えてRFパルスを送信し、対象1の
体内のスピンを励起する。
が接続されている。RF駆動部140は送信コイル部1
08に駆動信号を与えてRFパルスを送信し、対象1の
体内のスピンを励起する。
【0031】受信コイル部110にはデータ収集部15
0が接続されている。データ収集部150は、受信コイ
ル部110が受信した受信信号をサンプリング(sam
pling)によって取り込み、それをディジタルデー
タ(digital data)として収集する。
0が接続されている。データ収集部150は、受信コイ
ル部110が受信した受信信号をサンプリング(sam
pling)によって取り込み、それをディジタルデー
タ(digital data)として収集する。
【0032】勾配駆動部130、RF駆動部140およ
びデータ収集部150には制御部160が接続されてい
る。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収
集部150をそれぞれ制御して撮影を遂行する。
びデータ収集部150には制御部160が接続されてい
る。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収
集部150をそれぞれ制御して撮影を遂行する。
【0033】制御部160は、例えばコンピュータ(c
omputer)等を用いて構成される。制御部160
は図示しないメモリ(memory)を有する。メモリ
は制御部160用のプログラムおよび各種のデータを記
憶している。制御部160の機能は、コンピュータがメ
モリに記憶されたプログラムを実行することにより実現
される。
omputer)等を用いて構成される。制御部160
は図示しないメモリ(memory)を有する。メモリ
は制御部160用のプログラムおよび各種のデータを記
憶している。制御部160の機能は、コンピュータがメ
モリに記憶されたプログラムを実行することにより実現
される。
【0034】主磁場コイル部102、勾配コイル部10
6、送信コイル部108、勾配駆動部130、RF駆動
部140および制御部160からなる部分は、本発明に
おける誘発手段の実施の形態の一例である。受信コイル
部110およびデータ収集部150からなる部分は、本
発明における受信手段の実施の形態の一例である。
6、送信コイル部108、勾配駆動部130、RF駆動
部140および制御部160からなる部分は、本発明に
おける誘発手段の実施の形態の一例である。受信コイル
部110およびデータ収集部150からなる部分は、本
発明における受信手段の実施の形態の一例である。
【0035】データ収集部150の出力側はデータ処理
部170に接続されている。データ収集部150が収集
したデータがデータ処理部170に入力される。データ
処理部170は、例えばコンピュータ等を用いて構成さ
れる。データ処理部170は図示しないメモリを有す
る。メモリはデータ処理部170用のプログラムおよび
各種のデータを記憶している。
部170に接続されている。データ収集部150が収集
したデータがデータ処理部170に入力される。データ
処理部170は、例えばコンピュータ等を用いて構成さ
れる。データ処理部170は図示しないメモリを有す
る。メモリはデータ処理部170用のプログラムおよび
各種のデータを記憶している。
【0036】データ処理部170は制御部160に接続
されている。データ処理部170は制御部160の上位
にあってそれを統括する。本装置の機能は、データ処理
部170がメモリに記憶されたプログラムを実行するこ
とによりを実現される。本装置の主な機能は、磁気共鳴
撮影および液量計測である。
されている。データ処理部170は制御部160の上位
にあってそれを統括する。本装置の機能は、データ処理
部170がメモリに記憶されたプログラムを実行するこ
とによりを実現される。本装置の主な機能は、磁気共鳴
撮影および液量計測である。
【0037】データ処理部170は、データ収集部15
0が収集したデータをメモリに記憶する。メモリ内には
データ空間が形成される。このデータ空間は2次元フー
リエ(Fourier)空間を構成する。以下、フーリ
エ空間をkスペース(k−space)ともいう。デー
タ処理部170は、kスペースのデータを2次元逆フ−
リエ変換することにより対象1の画像を再構成する。デ
ータ処理部170は、本発明における画像生成手段の実
施の形態の一例である。
0が収集したデータをメモリに記憶する。メモリ内には
データ空間が形成される。このデータ空間は2次元フー
リエ(Fourier)空間を構成する。以下、フーリ
エ空間をkスペース(k−space)ともいう。デー
タ処理部170は、kスペースのデータを2次元逆フ−
リエ変換することにより対象1の画像を再構成する。デ
ータ処理部170は、本発明における画像生成手段の実
施の形態の一例である。
【0038】データ処理部170には表示部180およ
び操作部190が接続されている。表示部180は、グ
ラフィックディスプレー(graphic displ
ay)等で構成される。操作部190はポインティング
デバイス(pointingdevice)を備えたキ
ーボード(keyboard)等で構成される。
び操作部190が接続されている。表示部180は、グ
ラフィックディスプレー(graphic displ
ay)等で構成される。操作部190はポインティング
デバイス(pointingdevice)を備えたキ
ーボード(keyboard)等で構成される。
【0039】表示部180は、データ処理部170から
出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操
作部190は、使用者によって操作され、各種の指令や
情報等をデータ処理部170に入力する。使用者は表示
部180および操作部190を通じてインタラクティブ
(interactive)に本装置を操作する。
出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操
作部190は、使用者によって操作され、各種の指令や
情報等をデータ処理部170に入力する。使用者は表示
部180および操作部190を通じてインタラクティブ
(interactive)に本装置を操作する。
【0040】本装置による断層像撮影について説明す
る。図2に、本装置が実行する磁気共鳴信号獲得用のパ
ルスシーケンス(pulse sequence)を略
図によって示す。このパルスシーケンスは、ファースト
スピンエコー(FSE:Fast Spin Ech
o)法によるパルスシーケンスである。
る。図2に、本装置が実行する磁気共鳴信号獲得用のパ
ルスシーケンス(pulse sequence)を略
図によって示す。このパルスシーケンスは、ファースト
スピンエコー(FSE:Fast Spin Ech
o)法によるパルスシーケンスである。
【0041】同図の(1)はRFパルスのシーケンスで
ある。(2)はリードアウト勾配Grのシーケンスであ
る。(3)は、リードアウト勾配Grによって読み出さ
れるスピンエコーのシーケンスである。(4)および
(5)は、それぞれ、スライス勾配Gsおよび位相エン
コード勾配Gpのシーケンスである。パルスシーケンス
は時間軸tに沿って左から右に進行する。
ある。(2)はリードアウト勾配Grのシーケンスであ
る。(3)は、リードアウト勾配Grによって読み出さ
れるスピンエコーのシーケンスである。(4)および
(5)は、それぞれ、スライス勾配Gsおよび位相エン
コード勾配Gpのシーケンスである。パルスシーケンス
は時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0042】同図に示すように、まず90°パルスによ
る90°励起が行われる。90°励起を行うにあたって
スライス勾配Gs1が印加され、所定のスライスについ
ての選択励起が行われる。
る90°励起が行われる。90°励起を行うにあたって
スライス勾配Gs1が印加され、所定のスライスについ
ての選択励起が行われる。
【0043】90°励起から所定時間esp/2の後に
180°パルスによりスピンの反転が行われる。このと
きスライス勾配Gs2が印加され、同一スライスについ
ての選択的スピン反転が行われる。
180°パルスによりスピンの反転が行われる。このと
きスライス勾配Gs2が印加され、同一スライスについ
ての選択的スピン反転が行われる。
【0044】このスピン反転後、所定時間espごとに
180°パルスによるスピン反転が複数回行われる。こ
こではそのうちの2回までを図示する。各回のスピン反
転は、それぞれスライス勾配Gs3,Gs4,・・・を
印加した選択反転である。いずれも同一スライスについ
ての選択的スピン反転である。
180°パルスによるスピン反転が複数回行われる。こ
こではそのうちの2回までを図示する。各回のスピン反
転は、それぞれスライス勾配Gs3,Gs4,・・・を
印加した選択反転である。いずれも同一スライスについ
ての選択的スピン反転である。
【0045】各180°励起の間で、リードアウト勾配
Gr1,Gr2,・・・によりスピンエコーの読み出し
がそれぞれ行われる。リードアウト勾配Gr1,Gr
2,・・・の波形は、(2)に示すように、いずれも3
つの波形a,b,cをつなげた波形となっている。
Gr1,Gr2,・・・によりスピンエコーの読み出し
がそれぞれ行われる。リードアウト勾配Gr1,Gr
2,・・・の波形は、(2)に示すように、いずれも3
つの波形a,b,cをつなげた波形となっている。
【0046】波形aおよびcは負の振幅を持つ。波形b
は正の振幅を持つ。波形aと波形cの時間積分値は等し
くしてある。波形bはSE(spin echo)点に
関して左右対称な波形であり、その時間積分値は絶対値
が波形aと波形cの時間積分値の和に等しく、符号が反
対になるようにしてある。したがって、波形全体として
時間積分値は0である。以下、時間積分値を単に積分値
ともいう。なお、SE点は180°パルスのパルス間隔
の中間点である。
は正の振幅を持つ。波形aと波形cの時間積分値は等し
くしてある。波形bはSE(spin echo)点に
関して左右対称な波形であり、その時間積分値は絶対値
が波形aと波形cの時間積分値の和に等しく、符号が反
対になるようにしてある。したがって、波形全体として
時間積分値は0である。以下、時間積分値を単に積分値
ともいう。なお、SE点は180°パルスのパルス間隔
の中間点である。
【0047】波形aによってスピンのディフェーズ(d
ephase)が行われる。次いで波形bの前半によっ
てスピンのリフェーズ(rephase)が行われる。
波形bの積分値はSE点で波形aの積分値と等しくな
る。このとき、スピンのディフェーズとリフェーズが均
衡して、いわゆるリフォーカス(refocus)が行
われエコーピークが生じる。
ephase)が行われる。次いで波形bの前半によっ
てスピンのリフェーズ(rephase)が行われる。
波形bの積分値はSE点で波形aの積分値と等しくな
る。このとき、スピンのディフェーズとリフェーズが均
衡して、いわゆるリフォーカス(refocus)が行
われエコーピークが生じる。
【0048】SE点を過ぎると、波形bの後半がスピン
をディフェーズさせるように働きエコーの振幅が減衰す
る。波形bの後半によるディフェーズは次の波形cによ
るリフェーズによって相殺される。このようにして、複
数のスピンエコーが順次に得られる。複数のスピンエコ
ーのエコーセンタの間隔がエコースペースespとな
る。
をディフェーズさせるように働きエコーの振幅が減衰す
る。波形bの後半によるディフェーズは次の波形cによ
るリフェーズによって相殺される。このようにして、複
数のスピンエコーが順次に得られる。複数のスピンエコ
ーのエコーセンタの間隔がエコースペースespとな
る。
【0049】リードアウト勾配Gr1,Gr2,・・・
の印加の前後の時点で、位相エンコード勾配Gp1,G
p1’、Gp2,Gp2’、・・・がそれぞれ印加さ
れ、位相エンコードの付与および除去がそれぞれ行われ
る。位相エンコードの付与および除去を行う1対の勾配
は絶対値が同一で符号が反対である。対が異なるもの同
士では絶対値が異なる。このようなパルスシーケンスに
よって、1回の90°励起により、位相エンコードが異
なる複数のエコーデータすなわち複数のビューデータ
(view data)を獲得することができる。
の印加の前後の時点で、位相エンコード勾配Gp1,G
p1’、Gp2,Gp2’、・・・がそれぞれ印加さ
れ、位相エンコードの付与および除去がそれぞれ行われ
る。位相エンコードの付与および除去を行う1対の勾配
は絶対値が同一で符号が反対である。対が異なるもの同
士では絶対値が異なる。このようなパルスシーケンスに
よって、1回の90°励起により、位相エンコードが異
なる複数のエコーデータすなわち複数のビューデータ
(view data)を獲得することができる。
【0050】1回の90°励起により、画像再構成に必
要な1スキャン(scan)分のビューデータを獲得す
るFSE法は、シングルショット・ファーストスピンエ
コー(SSFSE:Single Shot Fast
Spin Echo)法とも呼ばれる。
要な1スキャン(scan)分のビューデータを獲得す
るFSE法は、シングルショット・ファーストスピンエ
コー(SSFSE:Single Shot Fast
Spin Echo)法とも呼ばれる。
【0051】図3に、SSFSE法のパルスシーケンス
を略図によって示す。同図では、図示の便宜上、1回の
90°励起で8つのエコーデータを獲得する場合を示す
が、実際は例えば64〜256個のエコーが獲得され
る。
を略図によって示す。同図では、図示の便宜上、1回の
90°励起で8つのエコーデータを獲得する場合を示す
が、実際は例えば64〜256個のエコーが獲得され
る。
【0052】同図の(5)に示すように、位相エンコー
ドは例えば負の最大値から正の最大値まで順次に変化す
る。エコーピークの振幅は位相エンコードの絶対値が小
さいほど大きくなるので、複数のエコーのピークを包絡
する曲線は中央部に最大値を持つ。90°励起からこの
包絡線の最大値出現までの時間が実効的なエコー時間T
E(echo time)となる。
ドは例えば負の最大値から正の最大値まで順次に変化す
る。エコーピークの振幅は位相エンコードの絶対値が小
さいほど大きくなるので、複数のエコーのピークを包絡
する曲線は中央部に最大値を持つ。90°励起からこの
包絡線の最大値出現までの時間が実効的なエコー時間T
E(echo time)となる。
【0053】8つのエコーは、図4に示すように、kス
ペースにおけるトラジェクトリ(trajector
y)1〜8に沿ってそれぞれ収集される。実効的なエコ
ー時間TEは、kスペースの中心に位置するエコーピー
クが生じる時間に相当する。
ペースにおけるトラジェクトリ(trajector
y)1〜8に沿ってそれぞれ収集される。実効的なエコ
ー時間TEは、kスペースの中心に位置するエコーピー
クが生じる時間に相当する。
【0054】kスペースのデータを2次元逆フーリエ変
換することにより、実空間における2次元画像データす
なわち再構成画像が得られる。この画像が表示部180
で表示される。
換することにより、実空間における2次元画像データす
なわち再構成画像が得られる。この画像が表示部180
で表示される。
【0055】MRハイドロメトリにおいては、実効的な
エコー時間TEは例えば1000mS程度のかなり長い
値に設定される。このようにすることにより、再構成画
像としては液体像だけを含む画像が得られる。
エコー時間TEは例えば1000mS程度のかなり長い
値に設定される。このようにすることにより、再構成画
像としては液体像だけを含む画像が得られる。
【0056】本装置では、このような撮影をマルチスラ
イス(multi−slice)撮影によって行う。す
なわち、例えば図5に示すように、対象1の体内の液部
Vの断層像を撮影するとした場合、スライス厚を従来の
ように液部Vの全体を含む厚みWとする代わりに、それ
を細分化したスライス厚wを持つ例えば5つのスライス
s1〜s5についてマルチスライス撮影を行う。なお、
スライス数は5に限らず適宜の複数であって良い。液部
Vは、例えば十二指腸に貯留する膵液、胆嚢に貯留する
胆汁、水頭症における脳髄液あるいは膿胞性腫瘍等であ
る。
イス(multi−slice)撮影によって行う。す
なわち、例えば図5に示すように、対象1の体内の液部
Vの断層像を撮影するとした場合、スライス厚を従来の
ように液部Vの全体を含む厚みWとする代わりに、それ
を細分化したスライス厚wを持つ例えば5つのスライス
s1〜s5についてマルチスライス撮影を行う。なお、
スライス数は5に限らず適宜の複数であって良い。液部
Vは、例えば十二指腸に貯留する膵液、胆嚢に貯留する
胆汁、水頭症における脳髄液あるいは膿胞性腫瘍等であ
る。
【0057】マルチスライス撮影は、例えば図6に示す
ように、スライスs1〜s5を順次にスキャンすること
により行われる。各スキャンは図3に示したパルスシー
ケンスによって行われる。
ように、スライスs1〜s5を順次にスキャンすること
により行われる。各スキャンは図3に示したパルスシー
ケンスによって行われる。
【0058】スライス厚をwとしたことにより、磁気共
鳴信号の信号強度はスライス厚がWのときよりも低下す
るが、受信コイル部110を対象1の体表に近接させて
装着したので磁気共鳴信号を感度良く受信することがで
き、これによって信号強度低下を克服することができ
る。
鳴信号の信号強度はスライス厚がWのときよりも低下す
るが、受信コイル部110を対象1の体表に近接させて
装着したので磁気共鳴信号を感度良く受信することがで
き、これによって信号強度低下を克服することができ
る。
【0059】マルチスライス撮影により、図7に示すよ
うに、断層像は例えば5つスライスs1〜s5について
それぞれ得られる。各断層像における液像v1〜v5
は、スライス厚Wで撮影したものよりもパーシャルボリ
ュームの影響がはるかに少ないものとなる。
うに、断層像は例えば5つスライスs1〜s5について
それぞれ得られる。各断層像における液像v1〜v5
は、スライス厚Wで撮影したものよりもパーシャルボリ
ュームの影響がはるかに少ないものとなる。
【0060】このような断層像における液像v1〜v5
に基づいて、データ処理部170が液量を計測する。液
量計測は、液像v1〜v5について、それぞれ、ピクセ
ルの信号強度の総和を求め、それに所定の係数を乗じる
ことによって行う。すなわち、
に基づいて、データ処理部170が液量を計測する。液
量計測は、液像v1〜v5について、それぞれ、ピクセ
ルの信号強度の総和を求め、それに所定の係数を乗じる
ことによって行う。すなわち、
【0061】
【数1】
【0062】ここで、
c:係数
I:ピクセルの信号強度
スライス厚を薄くしたことにより、各液像におけるパー
シャルボリューム効果が小さくなるので、(1)式によ
って求めた液量計測値は精度の良いものとなる。なお、
ピクセルの信号強度Iは所定の閾値を超えるものを採用
し、それ以下のものは切り捨てることが、ノイズ(no
ise)等の影響を除去する点で好ましい。液部Vにお
ける総液量は、各液像の液量の総和として求められる。
各液像の液量計測値の精度の良いので、液部Vの総液量
の計測値の精度は従来よりも向上する。
シャルボリューム効果が小さくなるので、(1)式によ
って求めた液量計測値は精度の良いものとなる。なお、
ピクセルの信号強度Iは所定の閾値を超えるものを採用
し、それ以下のものは切り捨てることが、ノイズ(no
ise)等の影響を除去する点で好ましい。液部Vにお
ける総液量は、各液像の液量の総和として求められる。
各液像の液量計測値の精度の良いので、液部Vの総液量
の計測値の精度は従来よりも向上する。
【0063】受信コイル部110の空間的な感度分布の
均一性が良くないときは、再構成画像のピクセルの信号
強度に及ぼす感度分布の影響を無視することができな
い。そのような場合は、受信コイル部110の感度分布
に応じて再構成画像のピクセルの信号強度を補正した上
で、(1)式による液量計算を行う。
均一性が良くないときは、再構成画像のピクセルの信号
強度に及ぼす感度分布の影響を無視することができな
い。そのような場合は、受信コイル部110の感度分布
に応じて再構成画像のピクセルの信号強度を補正した上
で、(1)式による液量計算を行う。
【0064】感度分布特性が、標準ファントム(pha
ntom)を用いたキャリブレーション(calibr
ation)等により予めわかっているときは、その感
度分布特性を用いて補正を行う。
ntom)を用いたキャリブレーション(calibr
ation)等により予めわかっているときは、その感
度分布特性を用いて補正を行う。
【0065】補正は、3次元空間における感度分布特性
が
が
【0066】
【数2】
【0067】で与えられ、3次元空間における画像信号
強度が
強度が
【0068】
【数3】
【0069】で与えられるとき、
【0070】
【数4】
【0071】によって行う。あるいは、特開平10−2
72121号公報に記載の技法によって補正を行っても
よい。同公報に記載の技法を概説すれば、対象を磁気共
鳴撮影して得られた断層像から、磁気共鳴信号受信の感
度分布を計算によって求め、それを用いて断層像のピク
セルの信号強度を補正するものである。
72121号公報に記載の技法によって補正を行っても
よい。同公報に記載の技法を概説すれば、対象を磁気共
鳴撮影して得られた断層像から、磁気共鳴信号受信の感
度分布を計算によって求め、それを用いて断層像のピク
セルの信号強度を補正するものである。
【0072】すなわち、磁気共鳴撮影によって得られた
断層像を収縮演算により収縮画像化し、収縮画像を閾値
処理して閾値画像を求め、収縮画像および閾値画像をそ
れぞれローパスフィルタリング(low−pass f
iltering)した後にそれらをそれぞれ最大値処
理し、最大値処理された収縮画像を最大値処理された閾
値画像で除算して歪み関数を求める。歪み関数は磁気共
鳴信号受信の感度分布の収縮形となるので、これを収縮
前の断層像に対応した大きさに拡張してピクセルの信号
強度補正に利用する。
断層像を収縮演算により収縮画像化し、収縮画像を閾値
処理して閾値画像を求め、収縮画像および閾値画像をそ
れぞれローパスフィルタリング(low−pass f
iltering)した後にそれらをそれぞれ最大値処
理し、最大値処理された収縮画像を最大値処理された閾
値画像で除算して歪み関数を求める。歪み関数は磁気共
鳴信号受信の感度分布の収縮形となるので、これを収縮
前の断層像に対応した大きさに拡張してピクセルの信号
強度補正に利用する。
【0073】本装置の総合的な動作を説明する。図8
に、本装置の総合的な動作のフロー(flow)図を示
す。同図に示すように、ステップ(step)802で
レファレンス(reference)画像撮影が行われ
る。レファレンス画像撮影は対象1について行われる。
撮影のパルスシーケンスには、例えばファーストグラデ
ィエントエコー(Fast Gradient Ech
o)法等の撮影時間に短いものが用いられる。レファレ
ンス画像を撮影する本装置は、本発明における撮影手段
の実施の形態の一例である。
に、本装置の総合的な動作のフロー(flow)図を示
す。同図に示すように、ステップ(step)802で
レファレンス(reference)画像撮影が行われ
る。レファレンス画像撮影は対象1について行われる。
撮影のパルスシーケンスには、例えばファーストグラデ
ィエントエコー(Fast Gradient Ech
o)法等の撮影時間に短いものが用いられる。レファレ
ンス画像を撮影する本装置は、本発明における撮影手段
の実施の形態の一例である。
【0074】次に、ステップ804で、感度分布計算が
行われる。感度分布計算は、レファレンス画像に上記の
特開平10−272121号公報に記載の技法を適用す
ることによって行われる。感度分布計算は、データ処理
部170によって行われる。データ処理部170は、本
発明における感度分布計算手段の実施の形態の一例であ
る。なお、感度分布が予めわかっているときは、レファ
レンス画像の撮影およびそれに基づく感度分布計算は不
要である。
行われる。感度分布計算は、レファレンス画像に上記の
特開平10−272121号公報に記載の技法を適用す
ることによって行われる。感度分布計算は、データ処理
部170によって行われる。データ処理部170は、本
発明における感度分布計算手段の実施の形態の一例であ
る。なお、感度分布が予めわかっているときは、レファ
レンス画像の撮影およびそれに基づく感度分布計算は不
要である。
【0075】次に、ステップ806で、SSFSE法に
よるマルチスライス撮影が行われる。撮影は実効的なエ
コー時間TEを例えば1000mS程度の長い時間に設
定した撮影条件で行われる。これによって、対象1の内
部の液体の像だけについてマルチスライスの断層像が得
られる。
よるマルチスライス撮影が行われる。撮影は実効的なエ
コー時間TEを例えば1000mS程度の長い時間に設
定した撮影条件で行われる。これによって、対象1の内
部の液体の像だけについてマルチスライスの断層像が得
られる。
【0076】次に、ステップ808で、画像信号強度補
正が行われる。画像信号強度補正はマルチスライス断層
像のおのおのについて行われる。画像信号強度補正は、
データ処理部170によって行われる。データ処理部1
70は、本発明における補正手段の実施の形態の一例で
ある。
正が行われる。画像信号強度補正はマルチスライス断層
像のおのおのについて行われる。画像信号強度補正は、
データ処理部170によって行われる。データ処理部1
70は、本発明における補正手段の実施の形態の一例で
ある。
【0077】補正は特開平10−272121号公報に
記載の技法によって行われる。なお、予めわかっている
感度分布を用い、(2)式によって行ってもよいのはも
ちろんである。なお、感度分布に問題がない場合は感度
補正を省略して良いのはいうまでもない。
記載の技法によって行われる。なお、予めわかっている
感度分布を用い、(2)式によって行ってもよいのはも
ちろんである。なお、感度分布に問題がない場合は感度
補正を省略して良いのはいうまでもない。
【0078】次に、ステップ810で、閾値処理が行わ
れる。閾値処理は、データ処理部170によって行われ
る。閾値処理は前述のように、ピクセルの信号強度が所
定の閾値を超えるものをだけ採用しそれ以外は切り捨て
る処理である。この処理は必要に応じて行うこととし、
必要がなければ省略可能である。
れる。閾値処理は、データ処理部170によって行われ
る。閾値処理は前述のように、ピクセルの信号強度が所
定の閾値を超えるものをだけ採用しそれ以外は切り捨て
る処理である。この処理は必要に応じて行うこととし、
必要がなければ省略可能である。
【0079】次に、ステップ812で、閾値を超えるピ
クセルの信号強度を合算する。これによって、各スライ
スの断層像ごとに、液体の像を構成するピクセルの信号
強度の合算値が得られる。合算はデータ処理部170に
よって行われる。信号強度合算の対象となる液像は使用
者が断層像上で指定するようにしてもよい。これによっ
て、所望の像だけについて信号強度合算を行わせること
ができる。また、偽像等の影響を排除することができ
る。
クセルの信号強度を合算する。これによって、各スライ
スの断層像ごとに、液体の像を構成するピクセルの信号
強度の合算値が得られる。合算はデータ処理部170に
よって行われる。信号強度合算の対象となる液像は使用
者が断層像上で指定するようにしてもよい。これによっ
て、所望の像だけについて信号強度合算を行わせること
ができる。また、偽像等の影響を排除することができ
る。
【0080】次に、ステップ814で、上記の合算値を
全スライスを通じて合計し、この合計値をステップ81
6で液量に変換する。液量への変換は、合計値に前述の
係数cを乗じることによって行われる。合算値の合計お
よび液量への変換はデータ処理部170によって行われ
る。
全スライスを通じて合計し、この合計値をステップ81
6で液量に変換する。液量への変換は、合計値に前述の
係数cを乗じることによって行われる。合算値の合計お
よび液量への変換はデータ処理部170によって行われ
る。
【0081】このようにして求められた液量がステップ
818で表示部180に表示される。ステップ812〜
816の処理を行うデータ処理部170は、本発明にお
ける計測手段の実施の形態の一例である。なお、液量へ
の変換は、ステップ812で求めた合算値について行
い、液量をスライスごとに求めるようにしても良い。そ
れらの液量をステップ814で合計することにより、全
スライスを通じての液量が得られる。
818で表示部180に表示される。ステップ812〜
816の処理を行うデータ処理部170は、本発明にお
ける計測手段の実施の形態の一例である。なお、液量へ
の変換は、ステップ812で求めた合算値について行
い、液量をスライスごとに求めるようにしても良い。そ
れらの液量をステップ814で合計することにより、全
スライスを通じての液量が得られる。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、MRハイドロメトリによる正確な液量計測を可能
にする液量計測装置を実現することができる。
れば、MRハイドロメトリによる正確な液量計測を可能
にする液量計測装置を実現することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
である。
【図2】ファーストスピンエコー法のパルスシーケンス
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図3】シングルショット・ファーストスピンエコー法
のパルスシーケンスの一例を示す図である。
のパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図4】kスペースの概念図である。
【図5】マルチスライスの概念図である。
【図6】マルチスライススキャンの概念図である。
【図7】マルチスライス画像の概念図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロ
ー図である。
ー図である。
100 マグネットシステム
102 主磁場コイル部
106 勾配コイル部
108 送信コイル部
110 受信コイル部
130 勾配駆動部
140 RF駆動部
150 データ収集部
160 制御部
170 データ処理部
180 表示部
190 操作部
1 対象
500 クレードル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G01N 24/02 530Y
(72)発明者 椛沢 宏之
東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
内
Fターム(参考) 4C096 AA04 AA20 AB50 AC05 AC10
AD06 AD14 AD24 BA15 BA41
CC08 DC03 DC22 DC28
Claims (8)
- 【請求項1】 計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、 前記磁気共鳴信号を受信する受信手段と、 前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、 前記マルチスライスの断層像に基づいて対象の内部の液
量を計測する計測手段と、を具備することを特徴とする
液量計測装置。 - 【請求項2】 計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、 前記磁気共鳴信号を受信する受信手段と、 前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、 前記受信手段の受信感度の空間的分布に基づいて前記マ
ルチスライスの断層像の信号強度を補正する補正手段
と、 前記補正後のマルチスライスの断層像に基づいて対象の
内部の液量を計測する計測手段と、を具備することを特
徴とする液量計測装置。 - 【請求項3】 計測の対象に静磁場、勾配磁場および高
周波磁場を印加しマルチスライスについてエコー時間T
Eが長い磁気共鳴信号を誘発する誘発手段と、 前記磁気共鳴信号を対象に近接する位置で受信する受信
手段と、 前記受信した磁気共鳴信号に基づいてマルチスライスの
断層像を生成する画像生成手段と、 前記受信手段の受信感度の空間的分布に基づいて前記マ
ルチスライスの断層像の信号強度を補正する補正手段
と、 前記補正後のマルチスライスの断層像に基づいて対象の
内部の液量を計測する計測手段と、を具備することを特
徴とする液量計測装置。 - 【請求項4】 前記受信手段はサーフェースコイルを使
用する、ことを特徴とする請求項3に記載の液量計測装
置。 - 【請求項5】 磁気共鳴信号に基づくレファレンス画像
を前記受信手段を共用して撮影する撮影手段と、 前記レファレンス画像に基づいて前記受信手段の受信感
度の空間的分布を求める感度分布計算手段と、を具備す
ることを特徴とする請求項2ないし請求項4のうちのい
ずれか1つに記載の液量計測装置。 - 【請求項6】 前記計測手段は、前記マルチスライスの
断層像における予め定めた値以上の信号強度を持つ画像
信号に基づいて液量を計測する、ことを特徴とする請求
項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の液量
計測装置。 - 【請求項7】 前記計測手段は、前記マルチスライスの
断層像についてスライスごとに液量を計測しそれら計測
値の和を求める、ことを特徴とする請求項1ないし請求
項6のうちのいずれか1つに記載の液量計測装置。 - 【請求項8】 前記誘発手段は、シングルショット・フ
ァーストスピンエコー法に基づき磁気共鳴信号を誘発す
る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちの
いずれか1つに記載の液量計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347071A JP2003144410A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 液量計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347071A JP2003144410A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 液量計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003144410A true JP2003144410A (ja) | 2003-05-20 |
Family
ID=19160133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001347071A Pending JP2003144410A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 液量計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003144410A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010897A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2012055508A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置及び画像補正方法 |
JP2014014400A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置及びfse撮像方法 |
CN105093145A (zh) * | 2014-05-19 | 2015-11-25 | 上海联影医疗科技有限公司 | 线圈灵敏度修正方法 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001347071A patent/JP2003144410A/ja active Pending
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CN105093145A (zh) * | 2014-05-19 | 2015-11-25 | 上海联影医疗科技有限公司 | 线圈灵敏度修正方法 |
CN105093145B (zh) * | 2014-05-19 | 2019-04-23 | 上海联影医疗科技有限公司 | 线圈灵敏度修正方法 |
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|
A02 | Decision of refusal |
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