JP2002023055A - 結像光学系および該結像光学系を備えた露光装置 - Google Patents

結像光学系および該結像光学系を備えた露光装置

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JP2002023055A
JP2002023055A JP2000207638A JP2000207638A JP2002023055A JP 2002023055 A JP2002023055 A JP 2002023055A JP 2000207638 A JP2000207638 A JP 2000207638A JP 2000207638 A JP2000207638 A JP 2000207638A JP 2002023055 A JP2002023055 A JP 2002023055A
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imaging optical
mask
refractive
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Masahito Kumazawa
雅人 熊澤
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少ない数のパワー光学部材から構成さ
れているにもかかわらず、たとえばg線とh線とi線と
を含む広い波長範囲に対して色収差が良好に補正され
た、ほぼ等倍の倍率を有する反射屈折型の結像光学系。 【解決手段】 物体面(M)の像を実質的に等倍の倍率
で像面(P)に形成する結像光学系(K1,K2)。屈
折光学系(S1,S2)と凹面反射鏡(M1,M2)と
を備え、物体面からの光が屈折光学系を介して凹面反射
鏡で反射された後に屈折光学系を介して像面に物体面の
像を形成するように構成されている。屈折光学系は、少
なくとも一方の屈折面が非球面状に形成された負レンズ
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結像光学系および
該結像光学系を備えた露光装置に関し、特に複数の反射
屈折型の投影光学ユニットからなる投影光学系に対して
マスクと感光性基板とを移動させつつマスクのパターン
を感光性基板上に投影露光するマルチ走査型投影露光装
置に好適な投影光学ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワープロやパソコンやテレビ等の
表示素子として、液晶表示パネルが多用されるようにな
っている。液晶表示パネルは、プレート上に透明薄膜電
極をフォトリソグラフィの手法で所望の形状にパターニ
ングすることによって製造される。このフォトリソグラ
フィ工程のための装置として、マスク上に形成された原
画パターンを投影光学系を介してプレート上のフォトレ
ジスト層に投影露光する投影露光装置が用いられてい
る。
【0003】なお、最近では、液晶表示パネルの大面積
化の要求が高まっており、その要求に伴ってこの種の投
影露光装置においても露光領域の拡大が望まれている。
そこで、露光領域を拡大するために、いわゆるマルチ走
査型投影露光装置が提案されている。マルチ走査型投影
露光装置では、複数の投影光学ユニット(結像光学系)
からなる投影光学系に対してマスクとプレートとを移動
させつつ、マスクのパターンをプレート上に投影露光す
る。特開2000−39557号公報には、この種の投
影光学ユニットとして、g線とh線とi線とに対して良
好に色消しされた反射屈折型の等倍光学系が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報に開示され
た反射屈折型の投影光学ユニットは、一対の反射屈折光
学系を有し、各反射屈折光学系が1つの凹面反射鏡と6
つのレンズ成分とを有するので、全体として14個のパ
ワー光学部材から構成されている。ここで、パワー光学
部材とは、凹面反射鏡やレンズ成分のように曲面状に加
工された光学面を有する光学部材を指している。したが
って、たとえば投影光学系が5つの投影光学ユニットか
ら構成されたマルチ走査型投影露光装置に上述の従来技
術にしたがう投影光学ユニットを適用すると、投影光学
系が合計で70個のパワー光学部材を含むことになる。
【0005】ところで、近年、マルチ走査型投影露光装
置には光学性能の向上が求められており、投影光学系を
構成する凹面反射鏡やレンズ成分に求められる加工精度
も高くなっている。その結果、上述の従来技術にしたが
う投影光学ユニットのようにパワー光学部材の多い構成
では、投影光学系のコスト高を、ひいては露光装置のコ
スト高を招くという不都合があった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、比較的少ない数のパワー光学部材から構成さ
れているにもかかわらず、たとえばg線とh線とi線と
を含む広い波長範囲に対して色収差が良好に補正され
た、ほぼ等倍の倍率を有する反射屈折型の結像光学系
(投影光学ユニット)を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、上述の良好な光学性能を
有する結像光学系を備え、たとえばg線とh線とi線と
を含む広い波長範囲の露光光を用いて、スループットの
高い良好な露光を行うことのできる露光装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、上述の露光装置を用い
た良好な露光により大面積で良好なマイクロデバイス
(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッ
ド等)を製造することのできるマイクロデバイス製造方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、物体面の像を実質的に等倍
の倍率で像面に形成する結像光学系において、前記結像
光学系は、屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、前記物体
面からの光が前記屈折光学系を介して前記凹面反射鏡で
反射された後に前記屈折光学系を介して前記像面に前記
物体面の像を形成するように構成され、前記屈折光学系
は、少なくとも一方の屈折面が非球面状に形成された負
レンズを有することを特徴とする結像光学系を提供す
る。
【0010】本発明の第2発明では、物体面の像を実質
的に等倍の倍率で像面に形成する結像光学系において、
前記結像光学系は、屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、
前記物体面からの光が前記屈折光学系を介して前記凹面
反射鏡で反射された後に前記屈折光学系を介して前記像
面に前記物体面の像を形成するように構成され、前記屈
折光学系は、前記物体面側から順に、正の屈折力を有す
る正レンズ群と、負の屈折力を有する負レンズ群とを有
し、前記負レンズ群は、少なくとも一方の屈折面が非球
面状に形成されたレンズを有することを特徴とする結像
光学系を提供する。
【0011】第2発明の好ましい態様によれば、前記少
なくとも一方の屈折面が非球面状に形成されたレンズ
は、前記正レンズ群側に凹面を向けた第1屈折面と、前
記凹面反射鏡側に凸面を向けた第2屈折面とを有する。
また、前記正レンズ群は、少なくとも一方の屈折面が非
球面状に形成されたレンズを有することが好ましい。
【0012】本発明の第3発明では、物体面の像を実質
的に等倍の倍率で像面に形成する結像光学系において、
前記結像光学系は、所定の基準光軸に沿って配置された
屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、前記物体面からの光
が前記屈折光学系を介して前記凹面反射鏡で反射された
後に前記屈折光学系を介して前記像面に前記物体面の像
を形成するように構成され、前記屈折光学系は、非球面
状に形成された非球面状屈折面を有し、前記凹面反射鏡
の反射面から前記非球面状屈折面までの前記基準光軸に
沿った距離をL1とし、前記凹面反射鏡の反射面の中心
へ垂直入射する光線の経路に沿った前記凹面反射鏡の反
射面から物体面までの距離をLTとするとき、 0.03<L1/LT<0.9 の条件を満足することを特徴とする結像光学系を提供す
る。
【0013】本発明の第4発明では、第1発明〜第3発
明の結像光学系と、前記物体面に設定されたマスクを照
明するための照明光学系とを備え、前記結像光学系を介
して前記マスクに形成されたパターンを前記像面に設定
された感光性基板へ投影露光することを特徴とする露光
装置を提供する。
【0014】本発明の第5発明では、所定方向に沿って
配列された第1発明〜第3発明の複数の結像光学系を有
する投影光学系と、前記物体面に設定されたマスクを照
明するための照明光学系とを備え、前記複数の結像光学
系の一方は、前記物体面に設定されたマスクのパターン
像を像面としての中間像面に形成し、前記複数の結像光
学系の他方は、前記中間像面を物体面として前記マスク
のパターン像を像面としての最終像面に再形成し、前記
投影光学系に対して前記マスクおよび前記最終像面に設
定された感光性基板を前記所定方向と交差する方向に沿
って相対移動させて、前記マスクに形成されたパターン
を前記投影光学系を介して前記感光性基板へ投影露光す
ることを特徴とする露光装置を提供する。
【0015】本発明の第6発明では、第4発明または第
5発明の露光装置を用いて前記マスクのパターンを前記
感光性基板へ露光する露光工程と、前記露光工程を介し
て露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含
むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法を提供
する。
【0016】本発明の第7発明では、所定のパターンが
形成されたマスクを照明する照明工程と、第1発明〜第
3発明の1つまたは複数の結像光学系を用いて、前記マ
スクのパターンを感光性基板へ露光する露光工程とを含
むことを特徴とする露光方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明の結像光学
系は、屈折光学系と凹面反射鏡とを備えた反射屈折型の
光学系である。そして、屈折光学系は、少なくとも一方
の屈折面が非球面状に形成された負レンズを有する。あ
るいは、屈折光学系は、物体面側から順に、正レンズ群
と負レンズ群とを有し、負レンズ群は、少なくとも一方
の屈折面が非球面状に形成されたレンズを有する。
【0018】一般に、屈折光学系と凹面反射鏡とを備え
た反射屈折型の結像光学系では、その瞳面に配置された
凹面反射鏡の近傍に負レンズ群が配置される。したがっ
て、結像光学系の瞳面に比較的近い負レンズまたは負レ
ンズ群中のレンズに非球面を導入することにより、比較
的少ない数のパワー光学部材(レンズ成分)で光学系を
構成しても、球面収差の補正を有利に行い、たとえばg
線とh線とi線とを含む広い波長範囲に対して色収差を
良好に補正することが可能になる。
【0019】なお、負レンズ群では、凹面反射鏡に凸面
を向けたメニスカスレンズが凹面反射鏡の近傍に配置さ
れる。したがって、負レンズ群中のレンズに非球面を導
入する場合、正レンズ群側に凹面を向けた第1屈折面と
凹面反射鏡側に凸面を向けた第2屈折面とを有するメニ
スカスレンズに非球面を導入することが好ましい。ま
た、非球面の導入による収差補正効果を充分に得るため
に、負レンズ群中のレンズに対してだけでなく、正レン
ズ群中のレンズに対しても非球面を導入することが好ま
しい。
【0020】さらに具体的には、本発明において、屈折
光学系は非球面状に形成された非球面状屈折面を有し、
この非球面状屈折面は次の条件式(1)を満足する。 0.03<L1/LT<0.9 (1) ここで、L1は、凹面反射鏡の反射面から非球面状屈折
面までの基準光軸に沿った距離である。また、LTは、
凹面反射鏡の反射面の中心へ垂直入射する光線の経路に
沿った凹面反射鏡の反射面から物体面までの距離であ
る。
【0021】条件式(1)の下限値を下回ると、凹面反
射鏡と非球面状屈折面とが接近しすぎて、凹面反射鏡と
レンズ成分との間で機械的な干渉を起こし易くなり、光
学系の製造が困難になってしまう。一方、条件式(1)
の上限値を上回ると、ワーキングディスタンス(最も物
体面側のレンズ面と物体面との距離)が小さくなりすぎ
て、物体面と屈折光学系との間に所要の偏向部材を介在
させることが困難になってしまう。なお、結像光学系の
瞳面に比較的近い位置に非球面を導入してさらに良好な
収差補正効果を得るには、条件式(1)の上限値を0.
6に設定することが好ましい。
【0022】ところで、本発明において、屈折光学系S
が正レンズ群GPと負レンズ群GNとから構成されてい
ると考えるとき、正レンズ群GPは次の条件式(2)を
満足するものとする。 0.7<fGP/FS≦1 (2) ここで、FSは、屈折光学系Sの焦点距離である。ま
た、fGPは、正レンズ群GPの焦点距離である。
【0023】こうして、ほぼ等倍の倍率を有する本発明
の反射屈折型の結像光学系では、比較的少ない数のパワ
ー光学部材から構成されているにもかかわらず、たとえ
ばg線とh線とi線とを含む広い波長範囲に対して色収
差が良好に補正されている。したがって、本発明の結像
光学系を投影光学系または投影光学ユニットとして用い
る露光装置では、たとえばg線とh線とi線とを含む広
い波長範囲の露光光を用いて、スループットの高い良好
な露光を行うことができる。また、本発明により構成さ
れた露光装置を用いた良好な露光により、大面積で良好
なマイクロデバイスとして、たとえば高精度な液晶表示
素子などを製造することができる。
【0024】以下、本発明の実施形態を、添付図面に基
づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露
光装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。また、
図2は、図1の露光装置において投影光学系を構成する
各投影光学ユニットの構成を概略的に示す図である。
【0025】本実施形態では、複数の反射屈折型の投影
光学ユニットからなる投影光学系に対してマスクとプレ
ートとを移動させつつマスクのパターンをプレート上に
投影露光するマルチ走査型投影露光装置に本発明を適用
している。換言すると、本実施形態では、マルチ走査型
投影露光装置の各投影光学ユニットに本発明の結像光学
系を適用している。なお、図1および図2では、所定の
回路パターンが形成されたマスクおよびレジストが塗布
されたプレートを移動させる方向(走査方向)に沿って
X軸を設定している。また、マスクの平面内でX軸と直
交する方向に沿ってY軸を、プレートの法線方向に沿っ
てZ軸を設定している。
【0026】本実施形態の露光装置は、マスクステージ
(図1では不図示)MS上においてマスクホルダ(不図
示)を介してXY平面に平行に支持されたマスクMを均
一に照明するための照明系ILを備えている。図1を参
照すると、照明系ILは、たとえば超高圧水銀ランプか
らなる光源1を備えている。光源1は、回転楕円面から
なる反射面を有する楕円鏡2の第1焦点位置に位置決め
されている。したがって、光源1から射出された照明光
束は、反射鏡(平面鏡)3を介して、楕円鏡2の第2焦
点位置に光源像を形成する。この第2焦点位置には、シ
ャッター(不図示)が配置されている。
【0027】楕円鏡2の第2焦点位置に形成された光源
像からの発散光束は、リレーレンズ系4を介して再び結
像する。リレーレンズ系4の瞳面の近傍には、所望の波
長域の光束のみを透過させる波長選択フィルター(不図
示)が配置されている。波長選択フィルターでは、g線
(436nm)の光とh線(405nm)とi線(36
5nm)の光とが露光光として同時に選択される。な
お、波長選択フィルターでは、たとえばg線の光とh線
の光とを同時に選択することもできるし、h線の光とi
線の光とを同時に選択することもできるし、さらにi線
の光だけを選択することもできる。
【0028】リレーレンズ系4による光源像の形成位置
の近傍に、ライトガイド5の入射端5aが配置されてい
る。ライトガイド5は、多数のファイバ素線をランダム
に束ねて構成されたランダムライトガイドファイバであ
って、光源1の数(図1では1つ)と同じ数の入射端5
aと、投影光学系PLを構成する投影光学ユニットの数
(図1では5つ)と同じ数の射出端5b〜5fとを備え
ている。こうして、ライトガイド5の入射端5aへ入射
した光は、その内部を伝播した後、5つの射出端5b〜
5fから射出される。
【0029】ライトガイド5の射出端5bから射出され
た発散光束は、コリメートレンズ(不図示)によりほぼ
平行な光束に変換された後、フライアイ・インテグレー
ター(オプティカルインテグレータ)6bに入射する。
フライアイ・インテグレーター6bは、多数の正レンズ
エレメントをその中心軸線が光軸AXに沿って延びるよ
うに縦横に且つ稠密に配列することによって構成されて
いる。したがって、フライアイ・インテグレーター6b
に入射した光束は、多数のレンズエレメントにより波面
分割され、その後側焦点面(すなわち射出面の近傍)に
レンズエレメントの数と同数の光源像からなる二次光源
を形成する。
【0030】すなわち、フライアイ・インテグレーター
6bの後側焦点面には、実質的な面光源が形成される。
なお、オプティカルインテグレータ(6b〜6f)は、
フライアイ・インテグレーターに限らず、回折光学素
子、微小レンズ要素の集合体で構成されるマイクロフラ
イアイレンズ、あるいは内面反射型のロッド状インテグ
レーター(中空パイプまたは光パイプ、棒状ガラスロッ
ドなど)を含む構成としてもよい。
【0031】二次光源からの光束は、フライアイ・イン
テグレーター6bの後側焦点面の近傍に配置された開口
絞り(不図示)により制限された後、コンデンサーレン
ズ系7bに入射する。なお、開口絞りは、対応する投影
光学ユニットPL1の瞳面と光学的にほぼ共役な位置に
配置され、照明に寄与する二次光源の範囲を規定するた
めの可変開口部を有する。開口絞りは、この可変開口部
の開口径を変化させることにより、照明条件を決定する
σ値(投影光学系PLを構成する各投影光学ユニットP
L1〜PL5の瞳面の開口径に対するその瞳面上での二
次光源像の口径の比)を所望の値に設定する。
【0032】コンデンサーレンズ系7bを介した光束
は、所定の転写パターンが形成されたマスクMを重畳的
に照明する。同様に、ライトガイド5の他の射出端5c
〜5fから射出された発散光束も、各コリメートレン
ズ、フライアイ・インテグレーター6c〜6f、各開口
絞り、およびコンデンサーレンズ系7c〜7f(不図
示)を介して、マスクMを重畳的にそれぞれ照明する。
すなわち、照明系ILは、マスクM上においてY方向に
並んだ複数(図1では合計で5つ)の台形状の領域を照
明する。
【0033】なお、上述の例では、照明系ILにおい
て、1つの光源1からの照明光をライトガイド5を介し
て5つの照明光に等分割しているが、光源の数および投
影光学ユニットの数に限定されることなく、様々な変形
例が可能である。すなわち、必要に応じて2つ以上の光
源を設け、これら2つ以上の光源からの照明光をランダ
ム性の良好なライトガイドを介して所要数(投影光学ユ
ニットの数)の照明光に等分割することもできる。この
場合、ライトガイドは、光源の数と同数の入射端を有
し、投影光学ユニットの数と同数の射出端を有すること
になる。
【0034】マスクM上の各照明領域からの光は、各照
明領域に対応するようにY方向に沿って配列された複数
(図1では合計で5つ)の投影光学ユニットPL1〜P
L5からなる投影光学系PLに入射する。ここで、各投
影光学ユニットPL1〜PL5の構成は、互いに同じで
ある。以下、図2を参照して、各投影光学ユニットの構
成について説明する。
【0035】図2に示す投影光学ユニットは、マスクM
からの光に基づいてマスクパターンの一次像を形成する
第1結像光学系K1と、この一次像からの光に基づいて
マスクパターンの正立正像(二次像)をプレートP上に
形成する第2結像光学系K2とを有する。なお、マスク
パターンの一次像の形成位置(中間像面)の近傍には、
マスクM上における投影光学ユニットの視野領域(照明
領域)およびプレートP上における投影光学ユニットの
投影領域(露光領域)を規定する視野絞りFSが設けら
れている。
【0036】第1結像光学系K1は、マスクMから−Z
方向に沿って入射する光を−X方向に反射するようにマ
スク面(XY平面)に対して45°の角度で斜設された
第1反射面を有する第1直角プリズムP1を備えてい
る。また、第1結像光学系K1は、第1直角プリズムP
1側から順に、正の屈折力を有する第1屈折光学系S1
と、第1直角プリズムP1側に凹面を向けた第1凹面反
射鏡M1とを備えている。第1屈折光学系S1および第
1凹面反射鏡M1はX方向に延びる光軸AX1に沿って
配置され、全体として第1反射屈折光学系HK1を構成
している。第1反射屈折光学系HK1から+X方向に沿
って第1直角プリズムP1に入射した光は、マスク面
(XY平面)に対して45°の角度で斜設された第2反
射面によって−Z方向に反射される。
【0037】一方、第2結像光学系K2は、第1直角プ
リズムP1の第2反射面から−Z方向に沿って入射する
光を−X方向に反射するようにプレート面(XY平面)
に対して45°の角度で斜設された第1反射面を有する
第2直角プリズムP2を備えている。また、第2結像光
学系K2は、第2直角プリズムP2側から順に、正の屈
折力を有する第2屈折光学系S2と、第2直角プリズム
P2側に凹面を向けた第2凹面反射鏡M2とを備えてい
る。第2屈折光学系S2および第2凹面反射鏡M2はX
方向に延びる光軸AX2に沿って配置され、全体として
第2反射屈折光学系HK2を構成している。第2反射屈
折光学系HK2から+X方向に沿って第2直角プリズム
P2に入射した光は、プレート面(XY平面面)に対し
て45°の角度で斜設された第2反射面によって−Z方
向に反射され、最終像面に設定されたプレートPに達す
る。
【0038】なお、本実施形態では、マスクMと第1直
角プリズムP1の第1反射面との間の光路中、第1直角
プリズムP1の第2反射面と視野絞りFSとの間の光路
中、視野絞りFSと第2直角プリズムP2の第1反射面
との間の光路中、および第2直角プリズムP2の第2反
射面とプレートPとの間の光路中には、像シフターとし
ての平行平面板H1〜H4が設けられている。像シフタ
ーとしての平行平面板H1〜H4は、基準状態において
その平行面がXY平面に沿って設定され、X軸廻りおよ
びY軸廻りに微小量だけ回転可能に構成されている。平
行平面板H1〜H4をX軸廻りに微小量だけ回転させる
と、プレートP上に形成される像がXY平面においてY
方向に微動(像シフト)する。また、平行平面板H1〜
H4をY軸廻りに微小量だけ回転させると、プレートP
上に形成される像がXY平面においてX方向に微動(像
シフト)する。
【0039】以下、各投影光学ユニットの基本的な動作
について説明する。前述したように、マスクM上に形成
されたパターンは、照明系ILからの照明光(露光光)
により、ほぼ均一の照度で照明される。マスクM上の各
照明領域に形成されたマスクパターンから−Z方向に沿
って進行した光は、平行平面板H1を介した後、第1直
角プリズムP1の第1反射面により90°だけ偏向さ
れ、−X方向に沿って第1反射屈折光学系HK1に入射
する。
【0040】第1反射屈折光学系HK1に入射した光
は、第1屈折光学系S1を介して、第1凹面反射鏡M1
に達する。第1凹面反射鏡M1で反射された光は、再び
第1屈折光学系S1を介して、+X方向に沿って第1直
角プリズムP1の第2反射面に入射する。第1直角プリ
ズムP1の第2反射面で90°だけ偏向されて−Z方向
に沿って進行した光は、平行平面板H2を介した後、視
野絞りFSの近傍にマスクパターンの一次像を形成す
る。なお、一次像のX方向における横倍率は+1倍であ
り、Y方向おける横倍率は−1倍である。
【0041】マスクパターンの一次像から−Z方向に沿
って進行した光は、平行平面板H3を介した後、第2直
角プリズムP2の第1反射面により90°だけ偏向さ
れ、−X方向に沿って第2反射屈折光学系HK2に入射
する。第2反射屈折光学系HK2に入射した光は、第2
屈折光学系S2を介して、第2凹面反射鏡M2に達す
る。第2凹面反射鏡M2で反射された光は、再び第2屈
折光学系S2を介して、+X方向に沿って第2直角プリ
ズムP2の第2反射面に入射する。
【0042】第2直角プリズムP2の第2反射面で90
°だけ偏向されて−Z方向に沿って進行した光は、平行
平面板H4を介した後、プレートP上において対応する
露光領域にマスクパターンの二次像を形成する。ここ
で、二次像のX方向における横倍率およびY方向におけ
る横倍率はともに+1倍である。すなわち、各投影光学
ユニットを介してプレートP上に形成されるマスクパタ
ーン像は等倍の正立正像であり、各投影光学ユニットは
等倍正立系を構成している。
【0043】また、上述の第1反射屈折光学系HK1で
は、第1屈折光学系S1の後側焦点位置の近傍に第1凹
面反射鏡M1が配置されているため、マスクM側および
視野絞りFS側においてほぼテレセントリックとなる。
また、第2反射屈折光学系HK2においても、第2屈折
光学系S2の後側焦点位置の近傍に第2凹面反射鏡M2
が配置されているため、視野絞りFS側およびプレート
P側においてほぼテレセントリックとなる。その結果、
各投影光学ユニットは、ほぼ両側(マスクM側およびプ
レートP側)にテレセントリックな光学系である。
【0044】こうして、複数の投影光学ユニットPL1
〜PL5から構成された投影光学系PLを介した光は、
プレートステージ(図1では不図示)PS上においてプ
レートホルダを介してXY平面に平行に支持されたプレ
ートP上にマスクパターン像を形成する。すなわち、上
述したように、各投影光学ユニットPL1〜PL5は等
倍正立系として構成されているので、感光性基板である
プレートP上において各照明領域に対応するようにY方
向に並んだ複数の台形状の露光領域には、マスクパター
ンの等倍正立像が形成される。
【0045】ところで、マスクステージMSには、この
ステージを走査方向であるX方向に沿って移動させるた
めの長いストロークを有する走査駆動系(不図示)が設
けられている。また、マスクステージMSを走査直交方
向であるY方向に沿って微小量だけ移動させるとともに
Z軸廻りに微小量だけ回転させるための一対のアライメ
ント駆動系(不図示)が設けられている。そして、マス
クステージMSの位置座標が移動鏡を用いたレーザー干
渉計MIFによって計測され且つ位置制御されるように
構成されている。
【0046】同様の駆動系が、プレートステージPSに
も設けられている。すなわち、プレートステージPSを
走査方向であるX方向に沿って移動させるための長いス
トロークを有する走査駆動系(不図示)、プレートステ
ージPSを走査直交方向であるY方向に沿って微小量だ
け移動させるとともにZ軸廻りに微小量だけ回転させる
ための一対のアライメント駆動系(不図示)が設けられ
ている。そして、プレートステージPSの位置座標が移
動鏡を用いたレーザー干渉計PIFによって計測され且
つ位置制御されるように構成されている。
【0047】さらに、マスクMとプレートPとをXY平
面に沿って相対的に位置合わせするための手段として、
一対のアライメント系ALがマスクMの上方に配置され
ている。アライメント系ALとして、たとえばマスクM
上に形成されたマスクアライメントマークとプレートP
上に形成されたプレートアライメントマークとの相対位
置を画像処理により求める方式のアライメント系を用い
ることができる。
【0048】こうして、マスクステージMS側の走査駆
動系およびプレートステージPS側の走査駆動系の作用
により、複数の投影光学ユニットPL1〜PL5からな
る投影光学系PLに対してマスクMとプレートPとを一
体的に同一方向(X方向)に沿って移動させることによ
って、マスクP上のパターン領域の全体がプレートP上
の露光領域の全体に転写(走査露光)される。なお、複
数の台形状の露光領域の形状および配置、ひいては複数
の台形状の照明領域の形状および配置については、たと
えば特開平7−183212号公報などに詳細な説明が
記載されており重複する説明は省略する。
【0049】[第1実施例]図3は、本実施形態の第1
実施例にかかる投影光学ユニットの第1結像光学系(ま
たは第2結像光学系K2)のレンズ構成を示す図であ
る。図3では、第1直角プリズムP1(第2直角プリズ
ムP2)の図示を省略している。第1実施例にかかる投
影光学ユニットは、図2に示すように、互いに全く同じ
構成を有する一対の結像光学系、すなわち第1結像光学
系K1と第2結像光学系K2とから構成されている。
【0050】第1実施例にかかる投影光学ユニットの第
1結像光学系K1(第2結像光学系K2)中の第1反射
屈折光学系HK1(第2反射屈折光学系HK2)は、第
1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)側から順
に、両凸レンズL11(L21)と、第1直角プリズム
P1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL12(L22)と、第1直角プリズムP
1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニス
カスレンズL13(L23)と、第1直角プリズムP1
(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた第1凹面反
射鏡M1(第2凹面反射鏡M2)とから構成されてい
る。
【0051】なお、負メニスカスレンズL12(L2
2)の第1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)
側の凹面、および負メニスカスレンズL13(L23)
の第1凹面反射鏡M1(第2凹面反射鏡M2)側の凸面
が、非球面状に形成されている。また、両凸レンズL1
1(L21)と負メニスカスレンズL12(L22)と
が正の屈折力を有する正レンズ群G1P(G2P)を構
成し、負メニスカスレンズL13(L23)が負の屈折
力を有する負レンズ群G1N(G2N)を構成してい
る。さらに、平行平面板H1(H3)とH2(H4)と
は、第1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)に
関して対称的に配置されている。
【0052】なお、各実施例において、非球面は、光軸
に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接
平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿
った距離(サグ量)をxとし、頂点曲率半径をrとし、
円錐係数をκとし、n次の非球面係数をCnとしたと
き、以下の数式(a)で表される。
【数1】 x=(y2/r)/〔1+{1−(1+κ)・y2/r21/2〕 +C4・y4+C6・y6+C8・y8+C10・y10+C12・y12 (a) 各実施例において、非球面状に形成されたレンズ面には
面番号の右側に*印を付している。
【0053】次の表(1)に、第1実施例にかかる投影
光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光学系K
2)の諸元の値を掲げる。表(1)の主要諸元におい
て、NAは物体側での開口数(像側での開口数も同じ)
を、Y0は最大像高をそれぞれ示している。また、表
(1)の光学部材諸元において、第1カラムの面番号は
物体面(第1結像光学系K1ではマスク面、第2結像光
学系K2では視野絞り面)からの光線進行方向に沿った
面の順序を、第2カラムのrは各面の曲率半径(非球面
の場合には頂点曲率半径:mm)を、第3カラムのdは
各面の軸上間隔すなわち面間隔(mm)を、第4カラム
のngはg線(λ=436nm)の光に対する屈折率
を、第5カラムのnhはh線(λ=406nm)の光に
対する屈折率を、第6カラムのniはi線(λ=365
nm)の光に対する屈折率をそれぞれ示している。さら
に、表(1)の条件式対応値において、FSは第1屈折
光学系S1(第2屈折光学系S2)の焦点距離を、fGP
は正レンズ群G1P(G2P)の焦点距離をそれぞれ示
している。
【0054】
【表1】 (主要諸元) NA=0.10 Y0=47mm (光学部材諸元) 面番号 r d ng nh ni 光学部材 (物体面) 23 1 ∞ 10 1.60361 1.60801 1.61549 H1(H3) 2 ∞ 99 3 560.28 27.8 1.45815 1.46030 1.46393 L11(L21) 4 -125.17 7.9 5* -108.91 29.2 1.59429 1.60099 1.61292 L12(L22) 6 -163.69 77.4 7 -290.66 15 1.45815 1.46030 1.46393 L13(L23) 8* -428.14 292.7 9 -632.06 M1(M2) (非球面データ) 第5面 r=−108.91 κ=0 C4=0.2435×10-76=0.1573×10-118=0.1270×10-1510=0.2100×10-2012=0.1597×10-23 第8面 r=−428.14 κ=0 C4=0.1710×10-76=0.1886×10-128=−0.1643×10-1710=0.1454×10-2012=−0.1811×10-24 (条件式対応値) FS=427.4mm fGP=365.3mm (1)L1/LT=0.71(第5面) L1/LT=0.5(第8面) (2)fGP/FS=0.85
【0055】また、次の表(2)に、第1実施例にかか
る投影光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光
学系K2)の像高毎の波面収差のrms(root mean squ
are)値を掲げる。なお、表(2)において、Wrms(g)
はg線に対する波面収差のrms値を、Wrms(h) はh
線に対する波面収差のrms値を、Wrms(i) はi線に
対する波面収差のrms値をそれぞれ示している。
【0056】
【表2】 像高Y Wrms(g) Wrms(h) Wrms(i) 0 0.0079 0.0025 0.0085 14.1 0.0087 0.0036 0.0067 23.5 0.0094 0.0047 0.0048 32.9 0.0083 0.0037 0.0053 42.3 0.0064 0.0020 0.0065 47 0.0094 0.0036 0.0062
【0057】表(2)を参照すると、第1実施例の投影
光学ユニットでは、g線の光とh線の光とi線の光とに
対して良好に色収差補正され且つ像面湾曲も良好に補正
されていること、すなわち良好な光学性能が確保されて
いることがわかる。
【0058】[第2実施例]図4は、本実施形態の第2
実施例にかかる投影光学ユニットの第1結像光学系(ま
たは第2結像光学系K2)のレンズ構成を示す図であ
る。図4では、第1直角プリズムP1(第2直角プリズ
ムP2)の図示を省略している。第2実施例にかかる投
影光学ユニットも第1実施例と同様に、互いに全く同じ
構成を有する一対の結像光学系、すなわち第1結像光学
系K1と第2結像光学系K2とから構成されている。
【0059】第2実施例にかかる投影光学ユニットの第
1結像光学系K1(第2結像光学系K2)中の第1反射
屈折光学系HK1(第2反射屈折光学系HK2)は、第
1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)側から順
に、両凸レンズL11(L21)と、第1直角プリズム
P1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL12(L22)と、第1直角プリズムP
1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた正メニス
カスレンズL13(L23)と、第1直角プリズムP1
(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズL14(L24)と、第1直角プリズムP1
(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた第1凹面反
射鏡M1(第2凹面反射鏡M2)とから構成されてい
る。
【0060】なお、負メニスカスレンズL14(L2
4)の第1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)
側の凹面が、非球面状に形成されている。また、両凸レ
ンズL11(L21)と負メニスカスレンズL12(L
22)と正メニスカスレンズL13(L23)とが正の
屈折力を有する正レンズ群G1P(G2P)を構成し、
負メニスカスレンズL14(L24)が負の屈折力を有
する負レンズ群G1N(G2N)を構成している。さら
に、平行平面板H1(H3)とH2(H4)とは、第1
直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)に関して対
称的に配置されている。
【0061】次の表(3)に、第2実施例にかかる投影
光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光学系K
2)の諸元の値を掲げる。表(3)の主要諸元におい
て、NAは物体側での開口数(像側での開口数も同じ)
を、Y0は最大像高をそれぞれ示している。また、表
(3)の光学部材諸元において、第1カラムの面番号は
物体面(第1結像光学系K1ではマスク面、第2結像光
学系K2では視野絞り面)からの光線進行方向に沿った
面の順序を、第2カラムのrは各面の曲率半径(非球面
の場合には頂点曲率半径:mm)を、第3カラムのdは
各面の軸上間隔すなわち面間隔(mm)を、第4カラム
のngはg線(λ=436nm)の光に対する屈折率
を、第5カラムのnhはh線(λ=406nm)の光に
対する屈折率を、第6カラムのniはi線(λ=365
nm)の光に対する屈折率をそれぞれ示している。さら
に、表(3)の条件式対応値において、FSは第1屈折
光学系S1(第2屈折光学系S2)の焦点距離を、fGP
は正レンズ群G1P(G2P)の焦点距離をそれぞれ示
している。
【0062】
【表3】 (主要諸元) NA=0.10 Y0=47mm (光学部材諸元) 面番号 r d ng nh ni 光学部材 (物体面) 23 1 ∞ 10 1.60361 1.6080 1.61549 H1(H3) 2 ∞ 99 3 1235.83 22.8 1.45815 1.46030 1.46393 L11(L21) 4 -154.20 4.1 5 -141.48 36.3 1.59429 1.60099 1.61292 L12(L22) 6 -240.01 51.1 7 -752.57 19.5 1.45815 1.46030 1.46393 L13(L23) 8 -206.82 120.9 9* -257.30 15 1.45815 1.46030 1.46393 L14(L24) 10 -603.28 180.3 11 -619.04 M1(M2) (非球面データ) 第9面 r=−257.30 κ=0 C4=−0.5567×10-86=−0.7911×10-138=−0.2423×10-1610=0.6793×10-2012=−0.9006×10-24 (条件式対応値) FS=390.5mm fGP=321.4mm (1)L1/LT=0.34(第9面) (2)fGP/FS=0.82
【0063】また、次の表(4)に、第2実施例にかか
る投影光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光
学系K2)の像高毎の波面収差のrms(root mean squ
are)値を掲げる。なお、表(4)において、Wrms(g)
はg線に対する波面収差のrms値を、Wrms(h) はh
線に対する波面収差のrms値を、Wrms(i) はi線に
対する波面収差のrms値をそれぞれ示している。
【0064】
【表4】 像高Y Wrms(g) Wrms(h) Wrms(i) 0 0.0057 0.0017 0.0059 14.1 0.0058 0.0023 0.0040 23.5 0.0068 0.0035 0.0021 32.9 0.0079 0.0048 0.0020 42.3 0.0077 0.0051 0.0046 47 0.0086 0.0024 0.0040
【0065】表(4)を参照すると、第2実施例の投影
光学ユニットでは、g線の光とh線の光とi線の光とに
対して良好に色収差補正され且つ像面湾曲も良好に補正
されていること、すなわち良好な光学性能が確保されて
いることがわかる。
【0066】[第3実施例]図5は、本実施形態の第3
実施例にかかる投影光学ユニットの第1結像光学系(ま
たは第2結像光学系K2)のレンズ構成を示す図であ
る。図5では、第1直角プリズムP1(第2直角プリズ
ムP2)の図示を省略している。第3実施例にかかる投
影光学ユニットも第1実施例および第2実施例と同様
に、互いに全く同じ構成を有する一対の結像光学系、す
なわち第1結像光学系K1と第2結像光学系K2とから
構成されている。
【0067】第3実施例にかかる投影光学ユニットの第
1結像光学系K1(第2結像光学系K2)中の第1反射
屈折光学系HK1(第2反射屈折光学系HK2)は、第
1直角プリズムP1(第2直角プリズムP2)側から順
に、両凸レンズL11(L21)と、第1直角プリズム
P1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL12(L22)と、第1直角プリズムP
1(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた負メニス
カスレンズL13(L23)と、第1直角プリズムP1
(第2直角プリズムP2)側に凹面を向けた第1凹面反
射鏡M1(第2凹面反射鏡M2)とから構成されてい
る。
【0068】なお、両凸レンズL11(L21)の第1
凹面反射鏡M1(第2凹面反射鏡M2)側の凸面、負メ
ニスカスレンズL12(L22)の第1凹面反射鏡M1
(第2凹面反射鏡M2)側の凸面、および負メニスカス
レンズL13(L23)の第1凹面反射鏡M1(第2凹
面反射鏡M2)側の凸面が、非球面状に形成されてい
る。また、両凸レンズL11(L21)と負メニスカス
レンズL12(L22)とが正の屈折力を有する正レン
ズ群G1P(G2P)を構成し、負メニスカスレンズL
13(L23)が負の屈折力を有する負レンズ群G1N
(G2N)を構成している。さらに、平行平面板H1
(H3)とH2(H4)とは、第1直角プリズムP1
(第2直角プリズムP2)に関して対称的に配置されて
いる。
【0069】次の表(5)に、第3実施例にかかる投影
光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光学系K
2)の諸元の値を掲げる。表(5)の主要諸元におい
て、NAは物体側での開口数(像側での開口数も同じ)
を、Y0は最大像高をそれぞれ示している。また、表
(5)の光学部材諸元において、第1カラムの面番号は
物体面(第1結像光学系K1ではマスク面、第2結像光
学系K2では視野絞り面)からの光線進行方向に沿った
面の順序を、第2カラムのrは各面の曲率半径(非球面
の場合には頂点曲率半径:mm)を、第3カラムのdは
各面の軸上間隔すなわち面間隔(mm)を、第4カラム
のngはg線(λ=436nm)の光に対する屈折率
を、第5カラムのnhはh線(λ=406nm)の光に
対する屈折率を、第6カラムのniはi線(λ=365
nm)の光に対する屈折率をそれぞれ示している。さら
に、表(5)の条件式対応値において、FSは第1屈折
光学系S1(第2屈折光学系S2)の焦点距離を、fGP
は正レンズ群G1P(G2P)の焦点距離をそれぞれ示
している。
【0070】
【表5】 (主要諸元) NA=0.10 Y0=47mm (光学部材諸元) 面番号 r d ng nh ni 光学部材 (物体面) 23 1 ∞ 10 1.60361 1.60801 1.61549 H1(H3) 2 ∞ 99 3 335.81 27.9 1.45815 1.46030 1.46393 L11(L21) 4* -150 19 5 -155.87 34.5 1.60361 1.60801 1.61549 L12(L22) 6* -364.84 320.5 7 -1567.94 15 1.46674 1.46966 1.47455 L13(L23) 8* -1683.07 33.1 9 -611.76 M1(M2) (非球面データ) 第4面 r=−150 κ=0 C4=0.2442×10-76=−0.4864×10-128=0.5858×10-1610=−0.1008×10-2012=0.3511×10-24 第6面 r=−364.84 κ=0 C4=−0.4533×10-86=0.5932×10-128=−0.2389×10-1610=−0.8890×10-2112=−0.6355×10-25 第8面 r=−1683.07 κ=0 C4=0.1291×10-86=−0.5490×10-138=0.6956×10-1610=−0.3699×10-1912=0.7290×10-23 (条件式対応値) FS=431.0mm fGP=429.3mm (1)L1/LT=0.73(第4面) L1/LT=0.63(第6面) L1/LT=0.06(第8面) (2)fGP/FS=1.00
【0071】また、次の表(6)に、第3実施例にかか
る投影光学ユニットの第1結像光学系K1(第2結像光
学系K2)の像高毎の波面収差のrms(root mean squ
are)値を掲げる。なお、表(6)において、Wrms(g)
はg線に対する波面収差のrms値を、Wrms(h) はh
線に対する波面収差のrms値を、Wrms(i) はi線に
対する波面収差のrms値をそれぞれ示している。
【0072】
【表6】 像高Y Wrms(g) Wrms(h) Wrms(i) 0 0.0003 0.0003 0.0004 14.1 0.0023 0.0009 0.0026 23.5 0.0076 0.0036 0.0050 32.9 0.0154 0.0080 0.0070 42.3 0.0199 0.0102 0.0088 47 0.0156 0.0070 0.0102
【0073】表(6)を参照すると、第3実施例の投影
光学ユニットでは、g線の光とh線の光とi線の光とに
対して良好に色収差補正され且つ像面湾曲も良好に補正
されていること、すなわち良好な光学性能が確保されて
いることがわかる。
【0074】図1に示す本実施形態における各光学部材
および各ステージ等を前述したような機能を達成するよ
うに、電気的、機械的または光学的に連結することで、
本実施形態にかかる露光装置を組み上げることができ
る。そして、照明系ILによってマスクを照明し(照明
工程)、投影光学ユニットPL1〜PL5からなる投影
光学系PLを用いてマスクに形成された転写用のパター
ンを感光性基板に走査露光する(露光工程)ことによ
り、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表
示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。
以下、図1に示す本実施形態の露光装置を用いて感光性
基板としてのウェハ等に所定の回路パターンを形成する
ことによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイ
スを得る際の手法の一例につき図6のフローチャートを
参照して説明する。
【0075】先ず、図6のステップ301において、1
ロットのウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップ
302において、そのlロットのウェハ上の金属膜上に
フォトレジストが塗布される。その後、ステップ303
において、図1に示す露光装置を用いて、マスク上のパ
ターンの像がその投影光学系(投影光学ユニット)を介
して、その1ロットのウェハ上の各ショット領域に順次
露光転写される。その後、ステップ304において、そ
の1ロットのウェハ上のフォトレジストの現像が行われ
た後、ステップ305において、その1ロットのウェハ
上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行う
ことによって、マスク上のパターンに対応する回路パタ
ーンが、各ウェハ上の各ショット領域に形成される。そ
の後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うこ
とによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上
述の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細な回
路パターンを有する半導体デバイスをスループット良く
得ることができる。
【0076】また、図1に示す露光装置では、プレート
(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電
極パターン等)を形成することによって、マイクロデバ
イスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、
図7のフローチャートを参照して、このときの手法の一
例につき説明する。図7において、パターン形成工程4
01では、本実施形態の露光装置を用いてマスクのパタ
ーンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板
等)に転写露光する、所謂光リソグラフィー工程が実行
される。この光リソグラフィー工程によって、感光性基
板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成され
る。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング
工程、レチクル剥離工程等の各工程を経ることによっ
て、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフ
ィルター形成工程402へ移行する。
【0077】次に、カラーフィルター形成工程402で
は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3
つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、
またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組
を複数水平走査線方向に配列したカラーフィルターを形
成する。そして、カラーフィルター形成工程402の後
に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立
て工程403では、パターン形成工程401にて得られ
た所定パターンを有する基板、およびカラーフィルター
形成工程402にて得られたカラーフィルター等を用い
て液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て
工程403では、例えば、パターン形成工程401にて
得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルター
形成工程402にて得られたカラーフィルターとの間に
液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
【0078】その後、モジュール組み立て工程404に
て、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作
を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付
けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素
子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有
する液晶表示素子をスループット良く得ることができ
る。
【0079】なお、上述の実施形態では、各投影光学ユ
ニットが一対の結像光学系を有するマルチ走査型投影露
光装置について本発明を適用しているが、各投影光学ユ
ニットが1つまたは3つ以上の結像光学系を有する型式
のマルチ走査型投影露光装置に対しても本発明を適用す
ることができる。特に、各投影光学ユニットが1つの結
像光学系を有する場合、直角プリズムの第1反射面また
は第2反射面をダハ面として構成することにより、1つ
の結像光学系で等倍の正立正像を形成することも可能で
ある。
【0080】また、上述の実施形態では、光源として超
高圧水銀ランプを用いているが、これに限定されること
なく、他の適当な光源を用いることができる。すなわ
ち、本発明において、露光波長は、g線、h線、i線な
どに特に限定されるものではない。
【0081】また、上述の実施形態では、複数の投影光
学ユニットから構成された投影光学系に対してマスクお
よび感光性基板を移動させながら走査露光を行うマルチ
走査型投影露光装置について本発明を説明している。し
かしながら、複数の投影光学ユニットから構成された投
影光学系に対してマスクおよび感光性基板を移動させる
ことなく一括的な露光を行う投影露光装置についても本
発明を適用することができる。さらに、単一の投影光学
ユニットから構成された投影光学系に対してマスクおよ
び感光性基板を移動させながら走査露光を行う走査型投
影露光装置について本発明を適用することもできる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的少ないパワー光学部材から構成されているにもか
かわらず、たとえばg線とh線とi線とを含む広い波長
範囲に対して色収差が良好に補正された、ほぼ等倍の倍
率を有する反射屈折型の結像光学系(投影光学ユニッ
ト)を実現することができる。
【0083】また、本発明によれば、上述の良好な光学
性能を有する複数の結像光学系を有する投影光学系を備
え、たとえばg線とh線とi線とを含む広い波長範囲の
露光光を用いて、スループットの高い良好な露光を行う
ことのできる、露光装置を実現することができる。
【0084】さらに、本発明にしたがって構成された露
光装置を用いた良好な露光により、大面積で良好なマイ
クロデバイスとして、たとえば高精度な液晶表示素子な
どを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる露光装置の全体構成
を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の露光装置において投影光学系を構成する
各投影光学ユニットの構成を概略的に示す図である。
【図3】本実施形態の第1実施例にかかる投影光学ユニ
ットの第1結像光学系(または第2結像光学系K2)の
レンズ構成を示す図である。
【図4】本実施形態の第2実施例にかかる投影光学ユニ
ットの第1結像光学系(または第2結像光学系K2)の
レンズ構成を示す図である。
【図5】本実施形態の第3実施例にかかる投影光学ユニ
ットの第1結像光学系(または第2結像光学系K2)の
レンズ構成を示す図である。
【図6】本実施形態の露光装置を用いて感光性基板とし
てのウェハ等に所定の回路パターンを形成することによ
って、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る
際の手法のフローチャートである。
【図7】本実施形態の露光装置を用いてプレート上に所
定のパターンを形成することによって、マイクロデバイ
スとしての液晶表示素子を得る際の手法のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 光源 2 楕円鏡 3 反射鏡 4 リレーレンズ系 5 ライトガイド 6 フライアイ・インテグレータ 7 コンデンサーレンズ系 M マスク PL 投影光学系 PL1〜PL5 投影光学ユニット P プレート FS 視野絞り HK1 第1反射屈折光学系 HK2 第2反射屈折光学系 S1 第1屈折光学系 S2 第2屈折光学系 M1 第1凹面反射鏡 M2 第2凹面反射鏡 K1 第1結像光学系 K2 第2結像光学系

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体面の像を実質的に等倍の倍率で像面
    に形成する結像光学系において、 前記結像光学系は、屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、
    前記物体面からの光が前記屈折光学系を介して前記凹面
    反射鏡で反射された後に前記屈折光学系を介して前記像
    面に前記物体面の像を形成するように構成され、 前記屈折光学系は、少なくとも一方の屈折面が非球面状
    に形成された負レンズを有することを特徴とする結像光
    学系。
  2. 【請求項2】 物体面の像を実質的に等倍の倍率で像面
    に形成する結像光学系において、 前記結像光学系は、屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、
    前記物体面からの光が前記屈折光学系を介して前記凹面
    反射鏡で反射された後に前記屈折光学系を介して前記像
    面に前記物体面の像を形成するように構成され、 前記屈折光学系は、前記物体面側から順に、正の屈折力
    を有する正レンズ群と、負の屈折力を有する負レンズ群
    とを有し、 前記負レンズ群は、少なくとも一方の屈折面が非球面状
    に形成されたレンズを有することを特徴とする結像光学
    系。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一方の屈折面が非球面状
    に形成されたレンズは、前記正レンズ群側に凹面を向け
    た第1屈折面と、前記凹面反射鏡側に凸面を向けた第2
    屈折面とを有することを特徴とする請求項2に記載の結
    像光学系。
  4. 【請求項4】 前記正レンズ群は、少なくとも一方の屈
    折面が非球面状に形成されたレンズを有することを特徴
    とする請求項2または3に記載の結像光学系。
  5. 【請求項5】 物体面の像を実質的に等倍の倍率で像面
    に形成する結像光学系において、 前記結像光学系は、所定の基準光軸に沿って配置された
    屈折光学系と凹面反射鏡とを備え、前記物体面からの光
    が前記屈折光学系を介して前記凹面反射鏡で反射された
    後に前記屈折光学系を介して前記像面に前記物体面の像
    を形成するように構成され、 前記屈折光学系は、非球面状に形成された非球面状屈折
    面を有し、前記凹面反射鏡の反射面から前記非球面状屈
    折面までの前記基準光軸に沿った距離をL1とし、前記
    凹面反射鏡の反射面の中心へ垂直入射する光線の経路に
    沿った前記凹面反射鏡の反射面から物体面までの距離を
    LTとするとき、 0.03<L1/LT<0.9 の条件を満足することを特徴とする結像光学系。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    結像光学系と、前記物体面に設定されたマスクを照明す
    るための照明光学系とを備え、前記結像光学系を介して
    前記マスクに形成されたパターンを前記像面に設定され
    た感光性基板へ投影露光することを特徴とする露光装
    置。
  7. 【請求項7】 所定方向に沿って配列された請求項1乃
    至5のいずれか1項に記載の複数の結像光学系を有する
    投影光学系と、前記物体面に設定されたマスクを照明す
    るための照明光学系とを備え、 前記複数の結像光学系の一方は、前記物体面に設定され
    たマスクのパターン像を像面としての中間像面に形成
    し、前記複数の結像光学系の他方は、前記中間像面を物
    体面として前記マスクのパターン像を像面としての最終
    像面に再形成し、前記投影光学系に対して前記マスクお
    よび前記最終像面に設定された感光性基板を前記所定方
    向と交差する方向に沿って相対移動させて、前記マスク
    に形成されたパターンを前記投影光学系を介して前記感
    光性基板へ投影露光することを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の露光装置を用
    いて前記マスクのパターンを前記感光性基板へ露光する
    露光工程と、 前記露光工程を介して露光された前記感光性基板を現像
    する現像工程とを含むことを特徴とするマイクロデバイ
    スの製造方法。
  9. 【請求項9】 所定のパターンが形成されたマスクを照
    明する照明工程と、 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の1つまたは複数
    の結像光学系を用いて、前記マスクのパターンを感光性
    基板へ露光する露光工程とを含むことを特徴とする露光
    方法。
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