JP2002022534A - 紫外線測定方法 - Google Patents

紫外線測定方法

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JP2002022534A
JP2002022534A JP2000210854A JP2000210854A JP2002022534A JP 2002022534 A JP2002022534 A JP 2002022534A JP 2000210854 A JP2000210854 A JP 2000210854A JP 2000210854 A JP2000210854 A JP 2000210854A JP 2002022534 A JP2002022534 A JP 2002022534A
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intensity
ultraviolet light
measuring
wafer
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JP2000210854A
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Masayuki Yamamoto
雅之 山本
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線の照射を受ける物品の所望の箇所にお
ける紫外線の照射強度を正確に測定できる紫外線測定方
法を提供する。 【解決手段】 本発明の紫外線測定方法は、紫外線の照
射を受ける物品もしくはその物品と同等のダミーの所望
の箇所に、紫外線の照射強度に応じて変色する紫外線強
度測定粘着シート21を貼り付けて紫外線を照射し、こ
の紫外線強度測定粘着シート21の変色度合いに基づい
て紫外線の照射強度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品に照射する紫
外線の照射強度を測定する紫外線測定方法に関し、特
に、半導体製造工程におけるウエハ処理工程や組立工程
などで実施される紫外線照射の照射強度をその実施前な
どに測定する紫外線測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造工程における組立工
程には、ウエハ処理工程後のウエハを個々のダイ(チッ
プ)に分割するダイシング工程がある。このダイシング
工程では、ウエハは、リング状支持体の中抜け部分に設
けられている粘着テープに貼り付けられている。このよ
うに、ウエハをリング状支持体に粘着テープを介して貼
り付けたものはマウントフレームと呼ばれている。ウエ
ハのダイシング工程に用いられる粘着テープは、ウエハ
を安定良く強力に保持するために相当に強い粘着力をも
っている必要がある。しかし、次工程であるダイボンデ
ィング工程においては、前記のダイシング工程によって
分割された個々のダイを粘着テープから分離しやすいよ
うに、予め、粘着テープのウエハを貼り付けている部分
(粘着テープのウエハ貼り付け部分)の粘着力を低下さ
せておく必要がある。
【0003】このため、従来から一般的に、粘着テープ
としては粘着力の強い紫外線硬化型の粘着テープが用い
られ、ダイシング工程の後にマウントフレームに紫外線
を照射することによって、粘着テープのウエハ貼り付け
部分の粘着力を低下させている。
【0004】マウントフレームに照射する紫外線の照射
強度、すなわち、粘着テープのウエハ貼り付け部分に照
射する紫外線の照射強度が規定値以上でなければ、粘着
テープのウエハ貼り付け部分の粘着力が十分に低下しな
いので、ダイが粘着テープから分離しにくいままになっ
てしまう。このようなことから、マウントフレームに照
射する紫外線の照射強度を測定してその照射強度が規定
値以上であること確認してから、マウントフレームに紫
外線を照射するようにしている。
【0005】具体的には、半導体製造装置内のマウント
フレームの設置位置のうちの所望の測定箇所に、紫外線
強度測定器を装着し、この測定箇所における紫外線の照
射強度を測定している。この紫外線強度測定器として
は、例えば、本体容器に形成されている細孔内に受光部
を備えたフォトセンサなどがあり、受光部に入射された
紫外線の照射強度に応じて出力信号のレベルが変化し、
この出力信号レベルに基づいて紫外線の照射強度を測定
している。なお、測定箇所が複数ある場合には、これら
の複数の測定箇所に順に紫外線強度測定器を装着して紫
外線の照射強度を測定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例の場合には、次のような問題がある。すなわ
ち、従来例の紫外線測定方法では、紫外線の照射を受け
る物品としてのマウントフレームの照射面内における所
望の測定箇所の紫外線の照射強度を前述の紫外線強度測
定器で個別に測定しているので、測定操作が面倒である
という問題がある。また、紫外線の照射強度の測定時
は、半導体製造装置を停止させてこの装置内の所望の測
定箇所に紫外線強度測定器を装着して紫外線の照射強度
を測定するので、装置の稼働率が大幅に低下するという
問題がある。
【0007】さらに、前述の紫外線強度測定器は、本体
容器の細孔内に受光部が備えられた構造になっており、
紫外線強度測定器の受光部には、この細孔に対してほぼ
垂直に入射される紫外線(垂直光)しか入光されないの
で、測定箇所における紫外線の照射強度を正確に測定で
きないという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、紫外線の照射を受ける物品の所望の箇
所における紫外線の照射強度を正確に測定できる紫外線
測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、紫外線の照射を受ける物
品もしくはその物品と同等のダミーの所望の箇所に、紫
外線の照射強度に応じて変色する紫外線感光部材を貼り
付けて紫外線を照射し、前記紫外線感光部材の変色度合
いに基づいて紫外線の照射強度を測定することを特徴と
するものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の紫外線測定方法において、前記紫外線感光部材
は、前記物品もしくはその物品と同等のダミーの全面に
貼り付けてあることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の紫外線測定方法において、前記紫外線感光部材
は、前記物品もしくはその物品と同等のダミーの複数箇
所に貼り付けてあることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。紫外線の照射を受ける物品もしくはその物品と同等
のダミーの所望の箇所に、紫外線の照射強度に応じて変
色する紫外線感光部材を貼り付けて紫外線を照射し、そ
の紫外線感光部材の変色度合いに基づいて紫外線の照射
強度を測定している。したがって、実際に物品に紫外線
を照射する状態と同じ状態でその物品の所望の箇所に紫
外線が照射されることになり、物品の所望の箇所におけ
る紫外線の照射強度が正確に測定される。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、紫
外線感光部材は、紫外線の照射を受ける物品もしくはそ
の物品と同等のダミーの全面に貼り付けている。したが
って、紫外線感光部材が全面に貼り付けられている物品
もしくはダミーに対して紫外線の照射を一度実施するだ
けで、その物品の照射面内の紫外線強度分布が一度に測
定される。
【0014】また、請求項3に記載の発明によれば、紫
外線感光部材は、紫外線の照射を受ける物品もしくはそ
の物品と同等のダミーの複数箇所に貼り付けられてい
る。したがって、紫外線感光部材が複数箇所に貼り付け
られている物品もしくはダミーに対して紫外線の照射を
一度実施するだけで、その物品の複数箇所の紫外線の照
射強度が一度に測定される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 〈第1実施例〉本実施例に係る半導体製造装置の概略構
成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明
の実施例に係る半導体製造装置の概略構成を示す斜視図
である。本実施例の半導体製造装置は、以下に説明する
ように、物品(ワーク)としてのマウントフレームMF
に紫外線を照射するものである。このマウントフレーム
MFの概略構成を図2に示す。
【0016】この第1実施例の半導体製造装置は、図2
に示すように、ウエハ処理工程後のウエハWをリング状
支持体1に粘着テープ2を介して貼り付けたマウントフ
レームMFに対してこのウエハWを個々のダイに分割す
るダイシング処理を施した後に、粘着テープ2のウエハ
Wに対する接着力を低下させるためにこのマウントフレ
ームMFに規定値以上の照射強度の紫外線を照射するも
のである。
【0017】本実施例に係る半導体製造装置は、図1に
示すように、大きく分けて、紫外線発光源11を収納し
ている紫外線照射灯具12と、紫外線の照射を受けるマ
ウントフレームMFがセットされるワークセットステー
ジ部13と、マウントフレームMFに紫外線を照射する
ためにワークセットステージ部13を移動させるワーク
移動部14と、マウントフレームMFと紫外線照射灯具
12との間で紫外線を遮光する紫外線遮光シャッター1
5と、紫外線の外部への漏洩を防止する紫外線遮光カバ
ー16とで構成されている。以下、各部の構成を詳細に
説明する。
【0018】マウントフレームMFは、その粘着テープ
2が下側、すなわち、その粘着テープ2が紫外線照射灯
具12の方になるように、ワークセットステージ部13
に載置される。
【0019】紫外線照射灯具12に収納されている紫外
線発光源11は、マウントフレームMF上のウエハWを
粘着支持している紫外線硬化型の粘着テープ2に対して
十分な紫外線が照射できるように、例えば、マウントフ
レームMFの径とほぼ同じ長さを有している棒状の光源
としている。紫外線照射灯具12の紫外線発光源11の
周囲には、紫外線の照射効率を上げるために反射板が備
えられている。
【0020】紫外線遮光シャッター15は、紫外線をマ
ウントフレームMFに照射するときには開かれ、それ以
外のときには閉じられマウントフレームMFと紫外線照
射灯具12との間で紫外線を遮光する。図1に示すよう
に、紫外線遮光シャッター15が開かれることで形成さ
れる長方形状の開口部から紫外線が出射されることにな
る。
【0021】ワーク移動部14は、マウントフレームM
Fに対する紫外線照射エリアがこのマウントフレームM
Fの一端側から他端側に向かって移動していくように、
マウントフレームMFがセットされたワークセットステ
ージ部13をA方向に移動させ、紫外線照射が終了する
とワークセットステージ部13を初期位置P1に戻すよ
うにA方向とは反対のB方向に移動させるように構成さ
れている。なお、操作盤17は、使用者から入力された
指示を、本実施例装置の動作全体を制御する制御部(図
示せず)に出力する。この制御部は、紫外線照射灯具1
2、ワーク移動部14、紫外線遮光シャッター15など
の動作も制御する。
【0022】ここでは、半導体製造工程における組立工
程のうちのダイシング工程でダイシング処理を施したマ
ウントフレームMFに対して照射する紫外線の照射強度
が規定値以上であることを事前に確認するために、紫外
線の照射強度を測定する場合について説明する。なお、
この紫外線の照射強度の測定には、図3に示すようなマ
ウントフレームMFを用いている。図3(a)は、紫外
線強度測定粘着シートを貼り付けたマウントフレームの
各要素を分離した状態における斜視図であり、図3
(b)は、紫外線強度測定粘着シートを貼り付けたマウ
ントフレームの縦断面図である。
【0023】図3に示すように、紫外線の照射強度を測
定するためのマウントフレームMFは、実際にダイシン
グ工程で使用されるマウントフレームMFのウエハWに
替えてこのウエハWと同等形状のダミーウエハDWが設
けられ、粘着テープ2のダミーウエハDWを有する面と
は反対面に、紫外線強度測定粘着シート21が貼り付け
られて構成されている。
【0024】この紫外線強度測定粘着シート21は、マ
ウントフレームMFの粘着テープ2の紫外線照射を受け
る面側に、ウエハ貼り付け部分全域を網羅するように貼
り付けられている。なお、図3には、ダミーウエハDW
を有するマウントフレームMFを図示しているが、ダミ
ーウエハDWが無いマウントフレームMFとしても良
い。
【0025】この紫外線強度測定粘着シート21は、例
えば、紫外線の吸収により可逆的色変化を示す変色粘着
剤22と、紫外線を透過し変色粘着剤22の色変化が視
覚的に確認できるような透明フィルム23とで構成され
ている。変色粘着剤22としては、例えば、スピロピラ
ン、リチリデンアニリン等の有機材料や、フッ化カルシ
ウムにセリウムを添加したもの等の無機材料などがあ
る。この紫外線強度測定粘着シート21は、薄くかつ柔
軟性があるので、貼り付けようとする物品(ワーク)の
形状にフィットして貼り付けることができる。
【0026】このように紫外線の照射強度を測定する場
合には、紫外線強度測定粘着シート21が貼り付けられ
たマウントフレームMFを、紫外線強度測定粘着シート
21が紫外線照射灯具12の方に対向するように、ワー
クセットステージ部13に載置する。
【0027】なお、上述した紫外線強度測定粘着シート
21が本発明の紫外線感光部材に相当する。
【0028】次に上記のように紫外線強度測定粘着シー
ト21が貼り付けられたマウントフレームMFを用いて
実施例装置における紫外線の照射強度を測定する動作に
ついて、以下に説明する。
【0029】まず、使用者は、紫外線強度測定粘着シー
ト21が貼り付けられたマウントフレームMFを、紫外
線強度測定粘着シート21面が下側、すなわち、その紫
外線強度測定粘着シート21が紫外線照射灯具12の方
に対向するように、ワークセットステージ部13に載置
して、紫外線遮光カバー16を閉じる。
【0030】使用者から紫外線照射の指示が操作盤17
に与えられると、紫外線照射灯具12の紫外線遮光シャ
ッター15が開いて、紫外線照射灯具12内の紫外線発
光源11からの紫外線が下側から上方向に向かって照射
される。ワーク移動部14は、マウントフレームMFに
対する紫外線照射エリアがこのマウントフレームMFの
一端側から他端側に向かって移動していくように、ワー
クセットステージ部13をA方向に所定の移動速度で移
動させていく。
【0031】ワークセットステージ部13が、紫外線照
射完了位置P2に到達すると、紫外線照射灯具12の紫
外線遮光シャッター15が閉じて、紫外線照射灯具12
内の紫外線発光源11からの紫外線が遮断される。ワー
ク移動部14は、ワークセットステージ部13を初期位
置P1に戻すようにB方向に移動させる。
【0032】ワークセットステージ部13が初期位置P
1に戻ると、使用者は、紫外線遮光カバー16を開け
て、紫外線照射後のマウントフレームMFを取り出し、
マウントフレームMFの紫外線強度測定粘着シート21
の変色度合いを目視確認する。紫外線強度測定粘着シー
ト21の変色度合いに基づいて紫外線の照射強度を測定
する。例えば、紫外線の照射強度の判断基準となる色見
本を用いて、この色見本の色と、紫外線強度測定粘着シ
ート21の色とを比較することで、紫外線の照射強度を
測定するようにしても良い。
【0033】このように、マウントフレームMFの所望
の箇所に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けて紫
外線を照射し、この紫外線強度測定粘着シート21の変
色度合いに基づいて紫外線の照射強度を測定するので、
実際にマウントフレームMFに紫外線を照射する状態と
同じ状態でそのマウントフレームMFの紫外線強度測定
粘着シート21に紫外線が照射されることになり、マウ
ントフレームMFの所望の箇所における紫外線の照射強
度を正確に測定できる。
【0034】また、マウントフレームMFの所望の箇所
を、そのマウントフレームMFの粘着テープ2における
ウエハ貼り付け部分全体としているので、マウントフレ
ームMFに対して紫外線照射を一度実施するだけで、マ
ウントフレームMFの照射面全面の紫外線強度分布を一
度に測定でき、正確な紫外線の照射強度を測定できる。
【0035】なおここでは、マウントフレームMFの粘
着テープ2におけるウエハ貼り付け部分全体に紫外線強
度測定粘着シート21を貼り付けているが、図4に示す
ように、マウントフレームMFの粘着テープ2における
ウエハ貼り付け部分の所望の複数箇所に紫外線強度測定
粘着シート21を貼り付けた場合では、マウントフレー
ムMFの所望の複数箇所における紫外線の照射強度を正
確に測定でき、マウントフレームMFに対して紫外線照
射を一度実施するだけで、マウントフレームMFの照射
面の所望の複数箇所に関する紫外線強度分布を一度に測
定できる。なお、この図4では、紫外線強度測定粘着シ
ート21を円形としているが、三角形や四角形など種々
の形状のものを使用しても良い。
【0036】〈第2実施例〉前述の第1実施例では、半
導体製造工程の組立工程においてマウントフレームMF
に紫外線を照射する場合を例に挙げて説明してきたが、
この第2実施例では、ウエハWの表面に貼り付けられた
粘着テープに紫外線を照射する場合を例に挙げて説明す
る。
【0037】例えば、ウエハ表面に回路素子を形成した
後に、ウエハWの厚み(1mm程度)を、例えば0.2
mm程度にまで薄くするように、このウエハWの表面側
(回路が形成されている面)とは反対側の裏面を削って
いくバックグラインド処理を施すことがある。このよう
にウエハWの厚みを薄くすることによって、放熱性を向
上させたりしている。
【0038】このバックグラインド処理は、次のように
して行われる。すなわち、ウエハWの表面側にはこの表
面側を保護するために粘着テープ2が貼り付けられ、回
転具の回転平面には粘着テープ2を介してウエハWを強
力に吸着保持するようになっており、回転具を回転させ
ながらウエハWの裏面側を研磨液を介して定盤に摩擦さ
せて研磨していく。ウエハWの厚みが所定の厚み(例え
ば0.2mm程度)まで薄くなるとバックグラインド処
理を終了し、回転具によるウエハWの吸着を解除しウエ
ハWを取り外す。そして、ウエハWの表面側に貼り付け
られた粘着テープ2に対して紫外線を照射してその粘着
テープ2を硬化させ、粘着テープ2のウエハWに対する
粘着力を低下させて、この粘着テープ2に剥離テープを
貼り付けて、この剥離テープと粘着テープ2とをウエハ
Wから一体に剥離させている。
【0039】この第2実施例の半導体製造装置は、紫外
線硬化型の粘着テープ2が貼り付けられてバックグライ
ンド処理されたウエハWに対して、規定値以上の照射強
度の紫外線を照射してその粘着テープ2を硬化させるも
のである。
【0040】この第2実施例において、前述の第1実施
例と異なっている点は次の通りである。すなわち、紫外
線が照射される物品(ワーク)は、前述の第1実施例で
はマウントフレームMFとしているが、この第2実施例
では粘着テープ2が貼り付けられてバックグラインド処
理されたウエハWとしている点と、図1に示すワークセ
ットステージ部13にはマウントフレームMFが載置さ
れるのではなくウエハWが載置される点である。
【0041】なお、その他の構成は、前述の第1実施例
と同様であるので、対応する部分に同一符号を付すにと
どめ、説明を省略する。
【0042】この第2実施例では、紫外線硬化型の粘着
テープ2が貼り付けられてバックグラインド処理された
ウエハWに対して照射する紫外線の照射強度が規定値以
上であることを事前に確認するために、紫外線の照射強
度を測定する場合を例に挙げて説明する。なお、この紫
外線の照射強度の測定には、図5に示すようなダミーウ
エハDWが用いられる。図5(a)は、紫外線強度測定
粘着シート21を貼り付けたダミーウエハDWの各要素
を分離した状態における斜視図であり、図5(b)は、
紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けたダミーウエ
ハDWの縦断面図である。
【0043】図5に示すように、紫外線の照射強度を測
定するためのダミーウエハDWは、実際にバックグライ
ンド処理で使用されるウエハWと同等形状のものに、紫
外線強度測定粘着シート21を貼り付けて構成されてい
る。この紫外線強度測定粘着シート21は、ダミーウエ
ハDWの粘着テープ2の紫外線照射を受ける面側の全域
を網羅するように貼り付けられている。
【0044】次に、上記のように紫外線強度測定粘着シ
ート21が貼り付けられたダミーウエハDWを用いて、
実施例装置における紫外線の照射強度を測定する動作に
ついては、前述の第1実施例と同様であるので、説明を
省略する。なお、ダミーウエハDWは、その紫外線強度
測定粘着シート21側が紫外線照射灯具12の方に対向
するようにワークセットステージ部13に載置される。
【0045】このように、ダミーウエハDWの所望の箇
所に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けて紫外線
を照射し、この紫外線強度測定粘着シート21の変色度
合いに基づいて紫外線の照射強度を測定するので、実際
にウエハWに紫外線を照射する状態と同じ状態でダミー
ウエハDWの紫外線強度測定粘着シート21に紫外線が
照射されることになり、ウエハWの所望の箇所における
紫外線の照射強度を正確に測定できる。
【0046】また、ダミーウエハDWの粘着テープ2の
全面に紫外線強度測定粘着シート21を設けているの
で、ダミーウエハDWに対して紫外線照射を一度実施す
るだけで、ウエハWの照射面全面の紫外線強度分布を一
度に測定でき、正確な紫外線の照射強度を測定できる。
【0047】なおここでは、ダミーウエハDWの粘着テ
ープ2の全面に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付
けているが、図6に示すように、ダミーウエハDWの粘
着テープ2の所望の複数箇所に紫外線強度測定粘着シー
ト21を貼り付けた場合では、ウエハWの粘着テープ2
側の所望の複数箇所における紫外線の照射強度を正確に
測定できる。
【0048】また、ダミーウエハDWの粘着テープ2に
紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けているが、ダ
ミーウエハDWに粘着テープ2を設けずこのダミーウエ
ハDWに直接に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付
けて紫外線の照射強度を測定しても良い。
【0049】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。
【0050】(1)上述した第2実施例では、バックグ
ラインド処理を施したウエハWに照射する紫外線の照射
強度を測定する場合にダミーウエハDWを用いている
が、これ以外の処理を施したウエハWに照射する紫外線
の照射強度を測定する場合についてもこのダミーウエハ
DWを用いることができる。
【0051】例えば、フォトリソグラフィー工程で不要
となったレジストパターンをウエハW上から除去するた
めに、ウエハW上に紫外線硬化型の粘着テープ2を貼り
付けることがある。このウエハWに紫外線を照射して粘
着テープ2の粘着剤を硬化させ、粘着テープ2とレジス
トパターンとを一体に剥離している。このとき、粘着テ
ープ2に規定値以上の照射強度の紫外線が照射されない
と、この粘着テープ2の粘着剤が十分に硬化されず、レ
ジストパターンや粘着テープ2などが良好に剥離されな
いことになる。
【0052】レジスト剥離工程で照射される紫外線の照
射強度も、前述の第2実施例のダミーウエハDWを用い
て測定することができ、前述の第2実施例と同様の効果
を有する。
【0053】(2)上述した各実施例では、ダミーウエ
ハDWを用いているが、このダミーウエハDWに替え
て、実際に半導体製造工程で使用されるウエハWを用い
ても良い。
【0054】(3)上述した各実施例では、ワークの片
面側のみに紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けて
いるが、必要であればワークの端面やワークの全面など
に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けても良い。
【0055】(4)上述した各実施例では、紫外線照射
灯具12を固定としワークを移動させるようになってい
るが、逆に、ワークを固定とし紫外線照射灯具12を移
動させるようにした場合であっても、前述と同様の効果
を有する。また、ワークと紫外線照射灯具12とを固定
とし紫外線照射灯具12からの紫外線をワーク全体に一
括で照射するようにした場合であっても、前述と同様の
効果を有する。
【0056】(5)上述した各実施例では、紫外線の照
射を受ける物品と同等のダミーに紫外線強度測定粘着シ
ート21を貼り付けているが、その物品そのものに紫外
線強度測定粘着シート21を貼り付けても、前述と同様
の効果を有する。
【0057】(6)上述した各実施例では、紫外線強度
測定粘着シート21の色は紫外線発光源11から離れた
状態で所定時間経過すると元の色に戻るようになってお
り再使用可能になっているが、紫外線強度測定粘着シー
ト21を一旦変色後はその色を保持する材料で構成し一
回使用のものとしても良い。このような機能を備えた材
料としては、例えば、ジアゾタイプ感光材料などがあ
る。
【0058】(7)上述した各実施例では、物品(ワー
ク)をマウントフレームMFやウエハWなどとしてこれ
に紫外線強度測定粘着シート21を貼り付けているが、
マウントフレームMFやウエハW以外の物品にも紫外線
強度測定粘着シート21を適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、紫外線の照射を受ける物品も
しくはその物品と同等のダミーの所望の箇所に、紫外線
の照射強度に応じて変色する紫外線感光部材を貼り付け
て紫外線を照射し、前記紫外線感光部材の変色度合いに
基づいて紫外線の照射強度を測定するので、紫外線の照
射を受ける物品の所望の箇所における紫外線の照射強度
を正確かつ迅速に測定できる。
【0060】また、請求項2に記載の発明によれば、紫
外線感光部材は、物品もしくはその物品と同等のダミー
の全面に貼り付けているので、紫外線の照射を受ける物
品の照射面内の紫外線強度分布を一度に測定できる。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、紫
外線感光部材は、物品もしくはその物品と同等のダミー
の所望の複数箇所に貼り付けているので、紫外線の照射
を受ける物品の所望の複数箇所の紫外線の照射強度を一
度に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体製造装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】(a)はマウントフレームの各要素を分離した
状態における斜視図であり、(b)は(a)に示したマ
ウントフレームの縦断面図である。
【図3】(a)は紫外線強度測定粘着シートを貼り付け
たマウントフレームの各要素を分離した状態における斜
視図であり、(b)は(a)に示したマウントフレーム
の縦断面図である。
【図4】(a)は紫外線強度測定粘着シートを所望の複
数箇所に貼り付けたマウントフレームの各要素を分離し
た状態における斜視図であり、(b)は(a)に示した
マウントフレームの縦断面図である。
【図5】(a)は紫外線強度測定粘着シートを貼り付け
たダミーウエハの各要素を分離した状態における斜視図
であり、(b)は(a)に示したダミーウエハの縦断面
図である。
【図6】(a)は紫外線強度測定粘着シートを所望の複
数箇所に貼り付けたダミーウエハの各要素を分離した状
態における斜視図であり、(b)は(a)に示したダミ
ーウエハの縦断面図である。
【符号の説明】
1 … リング状支持体 21 … 紫外線強度測定粘着シート(紫外線感光部
材) 22 … 変色粘着剤 23 … 透明フィルム W … ウエハ DW … ダミーウエハ MF … マウントフレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線の照射を受ける物品もしくはその
    物品と同等のダミーの所望の箇所に、紫外線の照射強度
    に応じて変色する紫外線感光部材を貼り付けて紫外線を
    照射し、前記紫外線感光部材の変色度合いに基づいて紫
    外線の照射強度を測定することを特徴とする紫外線測定
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紫外線測定方法におい
    て、 前記紫外線感光部材は、前記物品もしくはその物品と同
    等のダミーの全面に貼り付けてあることを特徴とする紫
    外線測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の紫外線測定方法におい
    て、 前記紫外線感光部材は、前記物品もしくはその物品と同
    等のダミーの所望の複数箇所に貼り付けてあることを特
    徴とする紫外線測定方法。
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