JP2002020713A - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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JP2002020713A
JP2002020713A JP2000209979A JP2000209979A JP2002020713A JP 2002020713 A JP2002020713 A JP 2002020713A JP 2000209979 A JP2000209979 A JP 2000209979A JP 2000209979 A JP2000209979 A JP 2000209979A JP 2002020713 A JP2002020713 A JP 2002020713A
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styrene
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adherend
surface protective
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Hiroshi Agari
博史 上里
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被着体に対する初期密着性が良好で、かつ貼
付後被着体から剥離する際に容易に剥離でき、被着体表
面に汚れ、糊残りや貼付けた跡が生じない表面保護フィ
ルムを提供する。 【解決手段】 表面保護フィルムは、熱可塑性樹脂から
なる基材層に粘着剤層が積層一体化されてなるものであ
り、該粘着剤層はスチレン−共役ジエン系エラストマー
の水素添加物100重量部に対し、重量平均分子量が1
0000〜45000であるポリイソプレンゴム、ポリ
イソブチレンゴム、ブチルゴムから選ばれる少なくとも
1種を5〜100重量部含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面保護フィルムに
関し、さらに詳しくは、合成樹脂板、金属板、化粧合
板、被覆塗装鋼板、各種銘板等の被着体、特に自動車の
塗装鋼板、塗装樹脂板の表面に仮着するために用いられ
る表面保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂板、金属板、化粧合
板、各種銘板等の加工時や運搬時に、これらの表面に汚
れが付着したり、傷が付いたりするのを防止するため
に、表面保護フィルムが多用されている。表面保護フィ
ルムは、一般に熱可塑性樹脂や紙からなる基材層の片面
に粘着剤層が形成された構成を有する。使用に際して
は、粘着剤層側から合成樹脂板等の被着体の表面に仮着
することによって被着体の表面を保護し、汚れの付着や
傷つきを防止する。
【0003】上記表面保護フィルムは最終的に被着体表
面から剥離されて廃棄されるので、被着体表面に容易に
仮着できる程度の粘着性を有するものが好ましく、使用
後には、被着体表面から容易に剥離されることが必要で
あり、かつ被着体表面を汚染しないものが好ましい。
【0004】自動車塗膜の表面保護用途においては、表
面保護フィルムの手貼りが行われ、その際被着体との間
にシワが入り、空気を巻き込む部分が発生する。この
時、被着体界面に空気を巻き込んでいない部分の表面保
護フィルムが、塗膜のTg付近の温度で加温され、収縮
すると、塗膜表面が保護フィルムに引っ張られ、それに
より空気を巻き込んだ部分との境界部の塗膜表面に段差
が発生するといった不具合点があった。
【0005】上記不具合点を改良するものとして、従
来、種々の表面保護フィルムが提案されている。例えば
特開平7−241960号公報には、スチレン1〜50
重量%とジエン系炭化水素99〜50重量%からなるラ
ンダム共重合体の水素添加物(I)60重量%以上とポ
リオレフィン(II)40重量%以下との組成物からなる
粘着性を有する層、並びに、スチレン1〜50重量%と
ジエン系炭化水素99〜50重量%からなるランダム共
重合体の水素添加物(I)60重量%未満とポリオレフ
ィン(II)40重量%を超える組成物からなる層を、熱
溶融押出によって積層一体化した表面保護フィルムが開
示されている。
【0006】しかしながら、上記表面保護フィルムの粘
着性を有する層の組成では、被着体に仮着後屋外で保管
したり、移送する際に、短期間では問題は起こらない
が、6ケ月以上になると、剥離時に表面に糊残りや空気
を巻き込んだ部分と境界部の塗膜表面に段差が発生する
ため、被着体の商品価値を損なうと共に、接着昂進が大
きくなって剥離が困難となる等、表面保護フィルムの基
本的性能に問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、被着体に対する初期密着性が良好で、かつ経時
後の収縮による浮きや、被着体に対する段差が発生しに
くく、接着昂進がしにくい表面保護フィルムを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の表
面保護フィルムは、熱可塑性樹脂からなる基材層に粘着
剤層が積層一体化されてなる表面保護フィルムであっ
て、該粘着剤層はスチレン−共役ジエン系エラストマー
の水素添加物100重量部と、重量平均分子量が100
00〜45000であるポリイソプレンゴム、ポリイソ
ブチレンゴム、ブチルゴムから選ばれる少なくとも1種
5〜100重量部からなるものである。
【0009】請求項2記載の発明の表面保護フィルム
は、請求項1記載の発明において、ポリイソプレンゴ
ム、ポリイソブチレンゴム及びブチルゴムのヨウ素価が
400mg/g以下であるものである。
【0010】請求項3記載の発明の表面保護フィルム
は、請求項1又は2記載の発明において、上記スチレン
−共役ジエン系エラストマーが、スチレン重合体ブロッ
クとスチレンと共役ジエンのランダム共重合体ブロック
からなるブロック共重合体であるものである。
【0011】本発明において用いられる熱可塑性樹脂と
しては、基材層としての性能を有するものであれば特に
限定されず、例えばポリオレフィン系樹脂が挙げられ
る。上記ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共
重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−n−ブチルアクリレート共重合体、ポリ
プロピレンのホモポリマー、ランダム共重合体、ブロッ
ク共重合体等が挙げられ、これらは単独で用いられても
よく、2種以上が併用されてもよい。その厚みは、使用
目的によっても異なるが、20〜100μmが好まし
い。
【0012】また、上記基剤層には本発明の目的達成を
阻害しない範囲で、必要に応じて顔料、耐候剤、帯電防
止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等を添加することが
できる。
【0013】本発明において用いられるスチレン−共役
ジエン系エラストマーの水素添加物としては、粘着剤層
における粘着性を付与するものであれば特に限定され
ず、例えば、スチレン重合体ブロック(A)とスチレン
と共役ジエンのランダム共重合体ブロック(B)からな
るA−B−A、(A−B)n、(A−B)mXブロック
共重合体、又はスチレンと共役ジエンとのランダム共重
合体のうちスチレンが漸増するテーパーブロック(C)
を含むA−B−Cブロック共重合体、スチレン重合体ブ
ロック(A)と共役ジエン重合体ブロック(B’)から
なる(A−B’)n、(A−B’)n−A、(A−
B’)mXブロック共重合体が挙げられるが、好ましく
はA−B−Aブロック共重合体、 A−B−Cブロック
共重合体が採用される(但し、nは1以上、mは2以上
の整数、Xはカップリング剤残基を表す。)。
【0014】上記A−B−Aブロック共重合体及び上記
A−B−Cブロック共重合体におけるスチレンの含有量
は、全モノマーの3〜50重量%が好ましく、より好ま
しくは5〜40重量%、さらに好ましくは5〜25重量
%である。上記スチレンの含有量が、3重量%未満では
粘着剤層の凝集力が低下するため再剥離時に被着体に糊
残りが生じ、50重量%を超えると粘着剤層の粘着力が
不足して被着体への貼付けが困難になる恐れがある。
【0015】上記A−B−Aブロック共重合体及び上記
A−B−Cブロック共重合体におけるスチレン重合体ブ
ロック(A)及びスチレンと共役ジエンとのランダム共
重合体のうちスチレンが漸増するテーパーブロック
(C)におけるスチレンの含有量は、モノマー全量に対
し、2.5〜45重量%が好ましく、より好ましくは3
〜20重量%である。スチレンの含有量が、2.5重量
%未満では粘着剤層の凝集力が不足するため再剥離時に
被着体に糊残りが生じ、45重量%を超えると粘着剤層
の粘着力が不足して被着体への貼付けが困難になる恐れ
がある。
【0016】さらに、上記共役ジエン重合体ブロック
(B’)及びスチレンと共役ジエンのランダム共重合体
ブロック(B)及びスチレンと共役ジエンとのランダム
共重合体のうちスチレンが漸増するテーパーブロック
(C)における共役ジエン部分のビニル結合含有量は全
モノマーの60重量%を超える量が好ましく、より好ま
しくは70重量%以上、さらに好ましくは80重量%以
上である。上記ビニル結合含有量が60重量%以下では
粘着性が不足する。ここでいうビニル結合とは、共役ジ
エン化合物が1,2−もしくは3,4−結合位の二重結
合で重合したモノマーユニットを示す。
【0017】本発明において用いられるスチレン−共役
ジエン系エラストマーの水素添加物としては、上記スチ
レン−共役ジエン系エラストマーの共役ジエン由来の二
重結合が水素添加により部分的にもしくは完全に飽和さ
れているもののことをいう。飽和度としては、好ましく
は80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ま
しくは95〜100%である。飽和度が80%未満では
耐熱性、耐候性に劣るものとなる。
【0018】本発明において用いられるスチレン−共役
ジエン系エラストマーの水素添加物の重量平均分子量
は、GPC分析によるポリスチレン換算で5万〜40万
が好ましく、より好ましくは8万〜20万である。重量
平均分子量が、5万未満では粘着剤層の凝集力が低下す
るため再剥離時に被着体に糊残りが生じ、40万を超え
ると粘着力が不足すると共に流動性が悪くなる恐れがあ
る。
【0019】本発明において用いられるポリイソプレン
ゴム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴムから選ばれる
少なくとも1種としては、常温で液状のものが挙げら
れ、水素添加されていてもよく、重量平均分子量が10
000〜45000、好ましくは15000〜4000
0である。重量平均分子量が10000未満であると、
粘着剤層の凝集力が低くなりすぎ、再剥離時に被着体に
糊残りが生じたり、被着体と表面保護フィルムの界面に
ブリードアウトして被着体表面を汚染する可能性が高く
なる。また、重量平均分子量が45000を超えると粘
着層の弾性率が高くなりすぎて表面保護フィルムが空気
を巻き込んだ部分の塗膜表面に段差が発生することがあ
る。
【0020】上記ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、ブチルゴムのヨウ素価は400mg/g以下で
あることが好ましい。ヨウ素価が400mg/gを超え
ると、表面保護フィルムを被着体に仮着後屋外で長期保
管した場合の劣化が激しくなり、再剥離時には表面に糊
残りが発生することがある。
【0021】上記ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、ブチルゴムから選ばれる少なくとも1種の配合
量は、その合計量が、スチレン−共役ジエン系エラスト
マーの水素添加物100重量部に対して5〜100重量
部である。配合量が5重量部未満では、粘着剤層の粘着
力が不足するのに加え、弾性率が高くなってしまい、表
面保護フィルムと自動車用塗装鋼板との界面に空気を巻
き込んだ状態で仮着後、屋外で保管したり、移送すると
塗装表面に段差が発生するといった不具合点が発生す
る。配合量が100重量部を超えると、粘着剤層の凝集
力が低下するため再剥離時に被着体に糊残りが生じると
いった問題がある。
【0022】上記粘着剤層には、必要に応じて粘着剤層
の性能を阻害しない範囲で、粘着付与樹脂、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、接着昂進抑制剤等を添加することがで
きる。
【0023】中でも、スチレン−共役ジエン系エラスト
マーの水素添加物の粘着力を調節するために粘着付与樹
脂が配合されているのが好ましい。上記粘着付与樹脂の
配合量は余り多くなると粘着剤層の凝集力が低下するの
で、スチレン−共役ジエン系エラストマーの水素添加物
100重量部に対し、100重量部以下が好ましい。
【0024】上記粘着付与樹脂としては、例えば、脂肪
族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、
ロジン樹脂、テルペン樹脂、フェノール樹脂、クマロン
・インデン樹脂等が挙げられ、これらは必要に応じて水
素添加されていてもよい。また、これらは単独で用いら
れてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0025】上記紫外線吸収剤としては、サリチル酸
系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノ
アクリレート系等が挙げられ、製品としては、例えば、
チバスペシャルティケミカルズ社製「チヌビン326」
(商品名)等を添加すると紫外線劣化に対して効果的で
ある。
【0026】上記酸化防止剤としては、フェノール系
(モノフェノール系、ビスフェノール系、高分子型フェ
ノール系)、硫黄系、リン系等が挙げられ、製品として
は、例えば、チバスペシャルティケミカルズ社製「イル
ガノックス1010」(商品名)等を添加すると熱劣化
に対して効果的である。
【0027】上記接着昂進抑制剤としては、例えば、脂
肪酸アミド、ポリエチレンイミンの長鎖アルキルグラフ
ト物、大豆油変性アルキド樹脂、トール油変性アルキド
樹脂が挙げられる。
【0028】本発明における粘着剤層の厚みは、使用目
的によっても異なるが、3〜50μmが好ましく、より
好ましくは5〜30μmである。
【0029】本発明の表面保護フィルムの製造方法は、
例えば、インフレーション法、Tダイ法等のように基材
層と粘着剤層とを共押出によって積層一体化する方法、
ドライラミネーション法、Tダイによる押出コーティン
グ法等のように基材層を成膜した後でラミネートにより
粘着剤層を基材層上に積層一体化する方法、粘着剤溶液
を塗工する溶液塗工法等が用いられる。これらの中で共
押出による熱溶融押出法が品質上、経済上から好まし
い。尚、溶液塗工法の場合は、基材層と粘着剤層との間
の接合強度を高めるために基材を予めプライマー処理し
たり、コロナ放電処理することが好ましく、これらの処
理によって糊残り現象を確実に防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を説明す
る。
【0031】(実施例1〜4、比較例1,2)表1に示
した配合量(単位は重量部)の、スチレン−共役ジエン
系エラストマーの水素添加物:スチレン重合体ブロック
(A)とスチレンとブタジエンのランダム共重合体ブロ
ック(B)とスチレンとブタジエンとのランダム共重合
体のうちスチレンが漸増するテーパーブロック(C)か
らなるA−B−Cブロック共重合体の水素添加物〔スチ
レン含有量:10重量%、ブロック(A)及び(C)に
おけるスチレン含有量:4.5重量%、ブロック(B)
及び(C)におけるビニル結合含有量:80重量%、重
量平均分子量:25万〕、水添ポリイソプレンゴム〔重
量平均分子量:36000、ヨウ素価:90mg/
g〕、水添ブチルゴム〔重量平均分子量:41000、
ヨウ素価:80mg/g〕、粘着付与樹脂〔ヤスハラケ
ミカル社製「YSレジンPx1150」(商品名)、軟
化点115℃〕、及び、酸化防止剤〔チバスペシャルテ
ィケミカルズ社製「イルガノックス1010」(商品
名)〕からなる粘着剤層と、熱可塑性樹脂:三井化学社
製ポリエチレン樹脂「ミラソン16」(商品名)〔MF
R=3.7g/10分(190℃)〕からなる基材層と
をTダイ法によって共押出することにより、50μm厚
みの基材層と10μm厚みの粘着剤層とが積層一体化さ
れた表面保護フィルムを得た。
【0032】上記表面保護フィルムについて下記の性能
評価を行い、その結果を表1に示した。 (1)初期粘着力 25mm幅に細断した表面保護フィルムを、23℃,相
対湿度65%の環境下でステンレス板(SUS304、
280番研磨)及び自動車用塗装鋼板(表面グロス80
%)に2kgの圧着ローラーを用いて300mm/分の
速度で貼付けた状態で30分間放置した後、JIS Z
0237に準拠して180度剥離強度を測定した。
【0033】(2)経時粘着力 25mm幅に細断した表面保護フィルムを、23℃,相
対湿度65%の環境下でステンレス板(SUS304、
280番研磨)及び自動車用塗装鋼板(表面グロス80
%)に2kgの圧着ローラーを用いて300mm/分の
速度で貼付けた状態で70℃のギアオーブン中に7日間
放置した後、JIS Z 0237に準拠して180度
剥離強度を測定した。
【0034】(3)被着体汚染 上記(1)及び(2)の剥離強度の測定時において、剥
離後の被着体表面の汚染の有無を目視観察した。
【0035】(4)剥離時の被着体における段付き模様 表面保護フィルムを23℃,相対湿度65%の環境下で
自動車用塗装鋼板(表面グロス80%)に、表面保護フ
ィルムと自動車用塗装鋼板との界面に空気を巻き込むよ
うに手貼りした状態で70℃のギアオーブン中に5時間
放置した後、23℃,相対湿度50%の環境下で1時間
放置し、次いで、表面保護フィルムを剥離した。剥離す
る際に表面保護フィルムと自動車用塗装鋼板との界面に
空気を巻き込んだ部分と、密着している部分との境界に
段付き模様が生じているかどうかを目視観察した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムは叙上の構成
とされることにより、被着体に対する初期密着性が良好
で、かつ粘着剤層が塑性変形しにくいことから経時にお
ける接着昂進が抑制され、用済み後被着体から剥離する
際に容易に剥離することができる。また、粘着剤層が使
用温度範囲において柔軟であるため、被着体表面に段差
が生じにくい。さらに、基材層と粘着剤層とを共押出法
によって形成すれば、成形工程を簡略かつ無溶剤化する
ことが可能となり、基材層と粘着剤層との間の接着強度
を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 123/20 C09J 123/20 123/22 123/22 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK09B AK09J AK12B AK12J AK28B AK28J AK73 AK73B AL01B AL02 AL03 AL06B AL09B AN02B AT00A BA02 CA06 EH20 GB90 JA07B JB16A JK06 JL06 JL13 JL13B JL14 YY00B 4J004 AA02 AA05 AA07 AB01 CA04 CC02 FA04 4J040 CA101 CA102 DA141 DA142 DM011 JA09 JB09 LA01 LA06 MA02 MA03 MA10 NA13 NA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる基材層に粘着剤層
    が積層一体化されてなる表面保護フィルムであって、該
    粘着剤層はスチレン−共役ジエン系エラストマーの水素
    添加物100重量部と、重量平均分子量が10000〜
    45000であるポリイソプレンゴム、ポリイソブチレ
    ンゴム、ブチルゴムから選ばれる少なくとも1種5〜1
    00重量部からなることを特徴とする表面保護フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 上記ポリイソプレンゴム、ポリイソブチ
    レンゴム及びブチルゴムのヨウ素価が400mg/g以
    下であることを特徴とする請求項1記載の表面保護フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 上記スチレン−共役ジエン系エラストマ
    ーが、スチレン重合体ブロックとスチレンと共役ジエン
    のランダム共重合体ブロックからなるブロック共重合体
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の表面保護
    フィルム。
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