JP2002019908A - 修正装置 - Google Patents

修正装置

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JP2002019908A
JP2002019908A JP2000200385A JP2000200385A JP2002019908A JP 2002019908 A JP2002019908 A JP 2002019908A JP 2000200385 A JP2000200385 A JP 2000200385A JP 2000200385 A JP2000200385 A JP 2000200385A JP 2002019908 A JP2002019908 A JP 2002019908A
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bag
pressing
carrier
transport
pallet
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JP2000200385A
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English (en)
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Atsushi Kawamura
敦 川村
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧作用のための動力を不要とした修正装置
を提供する。 【解決手段】 吊下げ可能な袋状物1を搬送体3に積み
付けて搬送可能な搬送経路80を設けた。搬送経路80
中に、袋状物1の上部に上方から作用可能な押圧手段6
0を設けた。押圧手段60は、袋状物1の搬送力を利用
して袋状物1の上部に押圧作用する。搬送体3を搬送さ
せる動力以外の他の動力、すなわち押圧作用(プレス作
用)のための動力を用いることなく袋状物1の上部を押
し込み状に修正でき、押圧作用のための動力を不要とし
て、構造ならびに制御を簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば玄米が収
納されている袋状物(フレコンバッグ)などが搬送体に
積み付けられている状態で、この袋状物の上部を平坦状
に修正するのに採用される修正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、袋が積み付けられたパレットを自
動倉庫に入庫するに際して、袋の状態(荷姿)を修正し
て、入出庫動作が支障なく行われるようにしている。そ
のために従来では、袋が積み付けられたパレットを搬送
コンベヤによりプレス部に搬入し、このプレス部では、
側部プレス手段によって袋の側部を複数方向から押圧す
るとともに、上部プレス手段によって袋の上部を押圧
し、その後に搬送コンベヤによりプレス部から搬出し、
そして別の箇所で荷姿の検出を行う構成が提供されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、搬送コンベヤの搬送動、側部プレス手段
の昇降動や押圧動、上部プレス手段の押圧動などのため
に多数の動力が必要となり、構造ならびに制御が複雑と
なる。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、押圧作用のための動力を不要とし得る修正装置を提
供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の修正装置は、吊
下げ可能な袋状物を搬送体に積み付けて搬送可能な搬送
経路が設けられ、この搬送経路中に、袋状物の上部に上
方から作用可能な押圧手段が設けられ、この押圧手段
は、袋状物の搬送力を利用して袋状物の上部に押圧作用
することを特徴としたものである。
【0006】したがって請求項1の発明によると、搬送
体を搬送させる動力以外の他の動力、すなわち押圧作用
(プレス作用)のための動力を用いることなく、袋状物
の上部を押し込み状に修正し得る。
【0007】また本発明の請求項2記載の修正装置は、
上記した請求項1記載の構成において、押圧手段は、袋
状物の上部に位置した吊下げ用の被係止体に上方から作
用可能に構成されていることを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項2の発明によると、袋状
物の上部の中央部分に立上がり状(跳ね上がり状)に位
置している吊下げ用の被係止体を、他の動力を用いるこ
となく押し込み状に修正し得る。
【0009】そして本発明の請求項3記載の修正装置
は、上記した請求項1または2記載の構成において、押
圧手段は、可動体と、この可動体の下面側に設けられか
つ搬送経路方向に対して直交状の横軸心の周りに遊転自
在な押圧用回転体とにより構成されていることを特徴と
したものである。
【0010】したがって請求項3の発明によると、袋状
物の上部に対して、押圧用回転体が遊転しながら上方か
ら押圧作用することになる。さらに本発明の請求項4記
載の修正装置は、上記した請求項3記載の構成におい
て、可動体は、搬送経路の上手側でかつ搬送経路方向に
対して直交状の横軸心の周りに上下揺動自在に設けられ
るとともに、下動付勢手段が設けられていることを特徴
としたものである。
【0011】したがって請求項4の発明によると、押圧
作用力は、下動付勢手段の付勢力によって可動体を下方
揺動させることで設定し得、そして、押圧用回転体が袋
状物内の収納物に直接状に押圧作用するような状態にな
ったとき、その押圧反発力によって可動体は、横軸心の
周りに上方へ揺動して逃げることになる。
【0012】しかも本発明の請求項5記載の修正装置
は、上記した請求項4に記載の構成において、下動付勢
手段が、可動体に対して増減可能に設けられた重錘であ
ることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項5の発明によると、押圧
作用力を重錘の増減により調整し得る。また本発明の請
求項6記載の修正装置は、上記した請求項2〜5のいず
れかに記載の構成において、押圧用回転体は、袋状物上
部の中央部分に作用する箇所が太く形成されていること
を特徴としたものである。
【0014】したがって請求項6の発明によると、回転
摩擦抵抗などを少なくして、中央部分に対する押し込み
状の修正を的確に行える。そして本発明の請求項7記載
の修正装置は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載
の構成において、押圧手段の配設箇所には、搬送体上の
袋状物の荷姿検出手段が設けられていることを特徴とし
たものである。
【0015】したがって請求項7の発明によると、この
荷姿検出手段をクリアすることで、後工程に支障のない
荷姿の荷として搬送を可能とし得るとともに、押圧機能
と荷姿検出機能とを備えた構成を、コンパクトにまとめ
て省スペース化を図り得る。
【0016】さらに本発明の請求項8記載の修正装置
は、上記した請求項7記載の構成において、袋状物を積
み付けた搬送体は、正逆駆動可能な搬送手段により搬送
経路上において搬送可能であり、搬送手段は、荷姿検出
手段による異常検出によって逆駆動されることを特徴と
したものである。
【0017】したがって請求項8の発明によると、異常
な荷を、押圧手段の下から受入れ側に搬出して(戻し
て)、後工程側への搬送を防止し得る。本発明の請求項
9記載の修正装置は、上記した請求項1〜8のいずれか
に記載の構成において、袋状物を積み付けた搬送体は、
搬送経路の始端部分に供給されるとともに、搬送経路の
終端部分から自走式搬送手段に受け取られて自動倉庫へ
搬送されることを特徴としたものである。
【0018】したがって請求項9の発明によると、搬送
体を一方へのみ搬送しながら袋状物の上部の修正を行え
るとともに、引き続いて自走式搬送手段により自動倉庫
へ搬送し得る。
【0019】また本発明の請求項10記載の修正装置
は、上記した請求項1〜9のいずれかに記載の構成にお
いて、空の搬送体を搬送体載置部へ供給する搬送体供給
手段と、前記搬送体載置部の上方に吊下げて供給された
袋状物に横方向から挟持作用可能な芯合わせ手段と、袋
状物を芯合わせして積み付けた搬送体を搬送経路の始端
部分に供給する移載手段とが設けられていることを特徴
としたものである。
【0020】したがって請求項10の発明によると、搬
送体供給手段により空の搬送体を搬送体載置部へ供給し
たのち、この搬送体載置部の上方に袋状物を吊下げて位
置させ、そして袋状物に芯合わせ手段を挟持作用させる
ことで、この袋状物を搬送体に対して芯合わせし得、こ
の状態で袋状物を下降させることで袋状物を芯合わせし
て搬送体に積み付け得、次いで芯合わせ手段の挟持作用
を開放動させたのち移載手段を作動させることで、袋状
物を積み付けた搬送体を搬送経路の始端部分に供給し得
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、玄米が収納されている吊下げ可能な袋状物を採用
した状態として、図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】吊下げ可能な袋状物(被搬送物の一例。)
1は、所定量(所定重量)の玄米(粒状物や食物の一
例。)が収納されて閉じられたのち、その外側には吊り
紐2が掛けられるとともに、この吊り紐2の上位部分に
よって被係止体2aが形成されている。そして袋状物1
は、たとえばフォークリフトのフォークに被係止体が係
止されることで、運搬や供給が行われる。また袋状物1
は、パレット(搬送体の一例であり、箱状体などであっ
てもよい。)3に積み付けられて取り扱われる。
【0023】このように吊下げ可能な袋状物1が積み付
けられたパレット3を搬送可能な搬送経路80が設けら
れ、この搬送経路80中に、袋状物1の上部に上方から
作用可能な押圧手段60が設けられる。前記搬送経路8
0は正逆駆動可能な搬送手段81により形成され、この
搬送手段81は、一対のチェーンコンベヤ82や、両チ
ェーンコンベヤ82間に配設されたフリーローラコンベ
ヤ88などにより構成されている。
【0024】前記チェーンコンベヤ82は、コンベヤフ
レーム83と、このコンベヤフレーム83に支持された
一対の鎖輪84と、これら鎖輪84間に巻回されたチェ
ーン85と、鎖輪軸に連動連結された回転駆動装置(モ
ータなど。)86などにより構成され、前記コンベヤフ
レーム83側からの脚体87が床側に着地されている。
そして両チェーンコンベヤ82は、回転駆動装置86に
よって同期して正逆駆動されるように構成されている。
また前記フリーローラコンベヤ88は、床側に支持され
るコンベヤフレーム89と、このコンベヤフレーム89
に支持されたフリーローラ90群などにより構成されて
いる。
【0025】前記押圧手段60は、袋状物1の搬送力を
利用して袋状物1の上部の一例である吊下げ用の被係止
体2aに押圧作用するように構成されている。すなわち
押圧手段60は、前記搬送経路80を囲む状態で枠組本
体61を有し、この枠組本体61の上部には上下動自在
な可動体62が設けられている。ここで可動体62は左
右一対の条材などからなり、搬送経路80の上手側でか
つ搬送経路80の方向に対して直交状でかつ共通の横軸
体63を介して枠組本体61側に取付けられ、以て横軸
心64の周りに上下揺動自在とされている。
【0026】また可動体62の下手側部分には前記横軸
体63に平行状の横ピン65が設けられ、この横ピン6
5は、前記枠組本体61に形成された上下方向のガイド
溝66に嵌合され、以て上下揺動限が規制されている。
そして可動体62の中間上部には、重錘(下動付勢手段
の一例。)67が設けられ、ここで重錘67は複数枚の
積重ね形式によって、可動体62に対して増減可能に構
成されている。
【0027】前記可動体62の下面側には、前記搬送経
路80の方向に対して直交状の横軸心68の周りに遊転
自在な押圧用ローラ(押圧用回転体の一例。)69が、
搬送経路80の方向に多数設けられている。すなわち、
押圧用ローラ69群は、左右一対の可動体62間にロー
ラ軸70を介して遊転自在に設けられている。そして押
圧用ローラ69は、袋状物1の上部の中央部分に作用す
る箇所、たとえば長さ方向の中央部分が太く、すなわち
凸状外面69aに形成されている。
【0028】前記押圧手段60の配設箇所には、パレッ
ト3上の袋状物1の荷姿検出手段75が設けられてい
る。ここで荷姿検出手段75は、光電管形式の長さ検出
器76と、バー揺動形式の巾検出器77と、可動体62
が接触されるリミットスイッチ形式の高さ検出器78な
どにより構成されている。そして荷姿検出手段75にお
ける検出器76,77,78のいずれかが異常検出した
ときに、前記搬送手段81は逆駆動されるように構成さ
れている。なお巾検出器77や高さ検出器78は、長さ
検出器76と同様の光電管形式であってもよい。
【0029】袋状物1が積み付けられた(載置された)
パレット3は、搬送経路80の始端部分に供給されて押
圧手段60による作用を受けるとともに、搬送経路80
の終端部分から自走式搬送手段95に受け取られて搬送
されるように構成されている。すなわち自走式搬送手段
95は、搬送手段81の他端外方間に形成された走行経
路96上で往復走行自在な自走台車97を有する。この
自走台車97の上面側には、前記搬送手段81のチェー
ンコンベヤ82に接続可能な支持用コンベヤ98が設け
られている。なお、支持用コンベヤ98はフォーク形式
と代えてもよい。
【0030】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。袋状物1を積み付けたパレット3
は、図1の仮想線に示されるように、たとえばフォーク
リフトなどによって搬送手段81の始端部分、すなわち
両チェーンコンベヤ82の始端部間に載置(供給)され
る。そして搬送手段81の始端部分に載置されたパレッ
ト3は、図1の仮想線から実線に示されるように搬送経
路80上で搬送され、その際にパレット3は、フリーロ
ーラコンベヤ88のフリーローラ90群により支持案内
された状態でチェーンコンベヤ82により搬送力を受け
る。
【0031】このようにしてパレット3とともに搬送さ
れる袋状物1は押圧手段60の下方に入り込む。する
と、袋状物1の上部の中央部分に立上がり状(跳ね上が
り状)に位置している吊下げ用の被係止体2aなどに対
して、押圧用ローラ69群が上方から押圧作用すること
になり、以て搬送手段81の駆動による袋状物1の搬送
力を利用して、他の動力を用いることなく被係止体2a
などを押し込み状に修正することになる。
【0032】その際に、押圧用ローラ69の太く形成し
た凸状外面69aを被係止体2aなどに押圧作用させる
ことで、回転摩擦抵抗などを少なくして、押し込み状の
修正を的確に行えることになる。また押圧作用力は、重
錘67などの付勢力によって可動体62を下方揺動させ
ていることで設定され、さらに重錘67の積重ね数を増
減させることで調整し得る。
【0033】そして、押圧用ローラ69が袋状物1内の
収納物に直接状に押圧作用するような状態になったと
き、その押圧反発力によって可動体62が横軸心64の
周りに上方へ揺動して逃げることになり、以て常に一定
状の押圧作用力で押し込み状の修正を行えることにな
る。
【0034】なお、可動体62が横軸心64の周りに上
方へ大きく揺動したときには、図1の仮想線に示される
ように、この可動体62が接触することで高さ検出器7
8が異常検出状態となり、以て前記搬送手段81を逆駆
動させてパレット3とともに袋状物1を、押圧手段60
の下から受入れ側に搬出させる(戻す)。すなわち、パ
レット3と袋状物1とからなる荷4の全高が、たとえば
後工程の自動倉庫における区画収納空間への入庫作業に
支障のない許容値の高さを越えていることを検出して、
後工程側への搬送を防止し得る。
【0035】また同様にして、搬送手段81の駆動によ
る袋状物1の搬送中に、バー揺動形式の巾検出器77が
異常検出状態となったとき、前記搬送手段81を逆駆動
させる。すなわち、パレット3に対して袋状物1が巾方
向で芯ずれしていることや、荷4の巾が、後工程におけ
る区画収納空間への入庫作業に支障のない許容値の巾を
越えていることを検出して、後工程側への搬送を防止し
得る。
【0036】前述したように押圧手段60により押圧作
用している状態で、所定の位置に達したときに搬送手段
81の駆動を停止させる。そして光電管形式の長さ検出
器76を作動させ、その際に長さ検出器76が異常検出
状態となったとき、前記搬送手段81を逆駆動させる。
すなわち、パレット3に対して袋状物1が前後に芯ずれ
していることや、荷4の前後長さが、後工程における区
画収納空間への入庫作業に支障のない許容値の前後長さ
を越えていることを検出して、後工程側への搬送を防止
し得る。
【0037】上述したように、荷姿検出手段75におけ
る各検出器76,77,78をクリアすることで、後工
程における区画収納空間への入庫作業に支障のない荷4
として、後工程側への搬送を可能とし得る。
【0038】そして図1、図3に示されるように、搬送
手段81の他端外方に空の自走台車97を停止させ、そ
の支持用コンベヤ98をチェーンコンベヤ82に接続さ
せた状態で、これら支持用コンベヤ98とチェーンコン
ベヤ82を駆動させる。これにより、図1の実線から仮
想線に示されるように、チェーンコンベヤ82上の荷4
を支持用コンベヤ98上に移し得、荷4が支持用コンベ
ヤ98上に完全に乗り移った状態で、支持用コンベヤ9
8とチェーンコンベヤ82を停止させる。その後に、自
走台車97を走行経路96上で走行させ、以て所期の運
搬を行える。
【0039】上述したように、吊下げ可能な袋状物1を
パレット3に積み付けて搬送可能な搬送経路80を設
け、この搬送経路80中に、袋状物1の上部に上方から
作用可能な押圧手段60を設け、この押圧手段60が、
袋状物1の搬送力を利用して袋状物1の上部に押圧作用
することにより、パレット3を搬送させる動力以外の他
の動力、すなわち押圧作用(プレス作用)のための動力
を用いることなく袋状物1の上部を押し込み状に修正し
得る。
【0040】さらに押圧手段60を、袋状物1の上部に
位置した吊下げ用の被係止体2aに上方から作用可能に
構成したことにより、袋状物1の上部の中央部分に立上
がり状(跳ね上がり状)に位置している吊下げ用の被係
止体2aを、他の動力を用いることなく押し込み状に修
正し得る。
【0041】しかも押圧手段60を、可動体62と、こ
の可動体62の下面側に設けかつ搬送経路80の方向に
対して直交状の横軸心68の周りに遊転自在な押圧用ロ
ーラ69とにより構成したことにより、袋状物1の上部
に対して、押圧用ローラ69が遊転しながら上方から押
圧作用することになり、以て袋状物1の搬送力を利用し
た押し込み状の修正を摩擦抵抗など少なくして行える。
【0042】また可動体62を、搬送経路80の上手側
でかつ搬送経路80の方向に対して直交状の横軸心64
の周りに上下揺動自在に設けるとともに、重錘67を設
けたことにより、押圧作用力を、重錘67の付勢力によ
って可動体62を下方揺動していることで設定し得、そ
して、押圧用ローラ69が袋状物1内の収納物に直接状
に押圧作用するような状態になったとき、その押圧反発
力によって可動体62を横軸心64の周りに上方へ揺動
させて逃げさせることになり、以て常に一定状の押圧作
用力で押し込み状の修正を行える。
【0043】そして重錘67を、可動体62に対して増
減可能に設けたことにより、押圧作用力を重錘67の増
減により調整し得、以て常に好適な押圧作用力とし得
る。さらに押圧用ローラ69は、袋状物上部の中央部分
に作用する箇所を太く形成したことにより、回転摩擦抵
抗などを少なくして、中央部分に対する押し込み状の修
正を的確に行える。
【0044】しかも押圧手段60の配設箇所に、パレッ
ト3上の袋状物1の荷姿検出手段75を設けたことによ
り、この荷姿検出手段75をクリアすることで、後工程
に支障のない荷姿の荷4として搬送を可能とし得るとと
もに、押圧機能と荷姿検出機能とを備えた構成を、コン
パクトにまとめて省スペース化を図り得る。
【0045】また袋状物1を積み付けたパレット3を、
正逆駆動可能な搬送手段81により搬送経路80上にお
いて搬送可能とし、搬送手段81を、荷姿検出手段75
による異常検出によって逆駆動することにより、異常な
荷を、押圧手段60の下から受入れ側に搬出して(戻し
て)、後工程側への搬送を防止し得る。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
〜図14に基づいて説明する。図4〜図8に示されるよ
うに、袋状物1は、フォークリフト(吊下げ供給手段の
一例。)5のフォーク6に被係止体2aが係止されるこ
とで、運搬や供給が行われる。なお吊下げ供給手段とし
ては、クレーン形式なども採用し得る。
【0047】袋状物1の取り扱い設備は、段積みされた
空のパレット群3Aから一枚ずつパレット3を段ばらし
して搬送体載置部20へ供給する搬送体供給手段40
と、前記搬送体載置部20の上方に供給された袋状物1
に横方向から挟持作用可能な芯合わせ手段30と、芯合
わせしてパレット3へ載置された袋状物1の上部に上方
から作用可能な押圧手段60と、袋状物1が載置された
パレット3を入出庫自在な自動倉庫100などから構成
されている。
【0048】ここで搬送体供給手段40と押圧手段60
とは併設されている。そして押圧手段60、荷姿検出手
段75、搬送手段81、自走式搬送手段95などは、上
述した第1の実施の形態と同様とされている。
【0049】前記袋状物1をパレット3に積み付ける袋
状物の積み付け装置10が設けられている。すなわち、
積み付け装置10の装置本体11は台車形式であって、
下部に設けられた車輪12を介して床側レール13に載
置されることで、横方向(レール長さ方向)に走行自在
に構成されている。その際に装置本体11の走行は、搬
送体供給手段40と押圧手段60との一端外方間で行わ
れるように構成されている。
【0050】前記装置本体11には搬送体載置部20が
形成される。すなわち装置本体11上には、その駆動方
向が装置本体11の移動方向に対して直交状のチェーン
コンベヤ21が、装置本体11の移動方向に一対で配設
されている。これらチェーンコンベヤ21は、装置本体
11上に取り付けられたコンベヤフレーム22と、この
コンベヤフレーム22に支持された一対の鎖輪23と、
これら鎖輪23間に巻回されたチェーン24などにより
構成されている。
【0051】そして両チェーンコンベヤ21は、鎖輪軸
を共通の回転駆動装置(図示せず。)に連動連結するこ
とで、同期して正逆駆動されるように構成されている。
これらチェーンコンベヤ21におけるチェーン24の上
面間を利用して、搬送体載置部20の一例が構成され、
またチェーンコンベヤ21などによって移載手段の一例
が構成されている。なお、両チェーンコンベヤ21間で
かつ搬送方向の一端側には、昇降により搬送経路に対し
て出退動自在な可動ストッパ25が設けられている。
【0052】前記搬送体載置部20の上方に、横方向
(または上下方向)の吊下げ供給経路(被搬送物供給経
路の一例。)28が形成される。そして吊下げ供給経路
28の側方には、吊下げた袋状物1に横方向から挟持作
用される芯合わせ手段30が設けられる。ここで芯合わ
せ手段30は装置本体11側に設けられている。
【0053】すなわち、芯合わせ手段30は、吊下げた
袋状物1に対して横方向から接近離間自在な一対(複
数)の当て板31と、これら当て板31を接近離間動さ
せるシリンダー装置(作動装置の一例。)32などによ
り構成されている。その際に装置本体11からは、搬送
体載置部20を中にして一対の保持枠体33が立設さ
れ、これら保持枠体33に前記シリンダー装置33が、
横向きでそれぞれ複数に設けられている。そして前記当
て板31は、その挟持面が円弧状の凹入面状31aに形
成されている。
【0054】前記搬送体載置部20の側外方には、この
搬送体載置部20へ空のパレット3を供給する搬送体供
給手段40が設けられている。そして搬送体供給手段4
0は、段積みされた空のパレット群3Aから一枚ずつパ
レット3を段ばらしして搬送体載置部20へ供給するよ
うに構成されている。
【0055】すなわち、前記搬送体載置部20の他端側
の外方には、前記チェーンコンベヤ21に連続された状
態(移動方向が同方向とされた状態)で、一対のチェー
ンコンベヤ41が配設されている。これらチェーンコン
ベヤ41は、コンベヤフレーム42と、このコンベヤフ
レーム42に支持された一対の鎖輪43と、これら鎖輪
43間に巻回されたチェーン44などにより構成され、
前記コンベヤフレーム42側からの脚体45が床側に着
地されている。そして両チェーンコンベヤ41は、鎖輪
軸を共通の回転駆動装置(図示せず。)に連動連結する
ことで、同期して正逆駆動されるように構成されてい
る。
【0056】これらチェーンコンベヤ41間にはリフト
装置46が配設され、このリフト装置46は、ベース体
47と、このベース体47の上方にリンク機構48を介
して設けられたリフト台49と、ベース体47とリフト
台49との間に設けられたシリンダー装置50などによ
り構成されている。
【0057】そしてチェーンコンベヤ41の部分には保
持装置51が配設されている。すなわち、両コンベヤフ
レーム42の外面側で2箇所には、それぞれ回転部(減
速機付きのモータなど。)52が設けられ、これら回転
部52からの上向きの回転軸53にリンク54が設けら
れるとともに、各リンク54の遊端には爪体55が設け
られている。
【0058】以上の52〜55などにより保持装置51
の一例が構成される。この保持装置51によると、回転
部52の回転軸53が正逆に回転されることで、リンク
54を介して爪体55が回転軸軸心の周りに回動され
て、リフト装置46により持上げられた段積みパレット
群3Aにおける下から2段目のパレット3に対して係脱
される。なお、各回転部52は同期駆動される。
【0059】両チェーンコンベヤ41の外方それぞれに
は空パレット用のセンタリングガイド57が配設されて
いる。これらセンタリングガイド57は、上位ほど外側
の傾斜面に形成され、床側から立設状に設けられてい
る。以上の41〜57などにより、段積みパレット群3
Aに対する段ばらし機能を備えた搬送体供給手段40の
一例が構成される。
【0060】袋状物1が積み付けられた(載置された)
パレット3は、搬送経路80の始端部分に供給されて押
圧手段60による作用を受けるとともに、搬送経路80
の終端部分から自走式搬送手段95に受け取られて自動
倉庫100へ搬送され、そして自動倉庫100に格納さ
れている段積みされた空のパレット群3Aが、自走式搬
送手段95によって搬送体供給手段40へ搬送されるよ
うに構成されている。
【0061】すなわち自走式搬送手段95の自走台車9
7は、搬送体供給手段40と押圧手段60と自動倉庫1
00との他端外方間に形成された走行経路96上で往復
走行自在に構成されている。そして自走台車97の支持
用コンベヤ98は、前記搬送体供給手段40のチェーン
コンベヤ42と、前記搬送手段81のチェーンコンベヤ
82と、前記自動倉庫100の荷捌きコンベヤ(後述す
る。)とに接続可能に構成されている。
【0062】前記自動倉庫(自動倉庫設備)100は、
図4、図12〜図14に示されるように、名囲壁体10
1により囲まれた倉庫室100A内に、複数の区画収納
空間102を有する棚103と、この棚103の前面に
沿った一定経路106上で走行自在な出し入れ装置11
0とが設けられて構成されている。ここで区画収納空間
102は、一定経路106に沿った方向ならびに上下方
向にそれぞれ複数に形成されている。
【0063】なお第2の実施の形態では、相対向された
一対の棚103と、これら棚103間に形成された一定
経路106上で走行自在な出し入れ装置110とが1組
とされて、倉庫室100A内に設置された形式が示され
ているが、これは一個の棚103と、この棚103の前
面に沿った一定経路106上で走行自在な出し入れ装置
110とが1組とされた形式であってもよく、また、複
数組が倉庫室100A内に設置された形式であってもよ
い。
【0064】そして前記棚103の他端側の外方には荷
捌きコンベヤ104がそれぞれ配設され、これら荷捌き
コンベヤ104は、それぞれ一対のチェーンコンベヤな
どにより構成されている。前記荷捌きコンベヤ104の
内端部分にはリフト装置105が配設されている。さら
に荷捌きコンベヤ104の内端間に前記出し入れ装置1
10のホームポジションHPが形成され、そして両荷捌
きコンベヤ104の外端に対して、前記自走台車97の
支持用コンベヤ98が接続可能に構成されている。
【0065】前記出し入れ装置110は、床側レール1
07に車輪111を介して支持案内される下部の走行機
体112と、この走行機体112から立設された前後一
対の支柱113と、これら支柱113の上端間に設けら
れ天井側レール108にローラ114を介して案内され
る上部フレーム115などにより走行本体116が構成
されている。
【0066】そして、この走行本体116の走行方向で
ある前後方向において前記支柱113の一面側、すなわ
ち両支柱113の相対向面側を一面側として、両支柱1
13間に昇降体(キャレッジ)117が設けられてい
る。この昇降体117上には、前記区画収納空間102
に対して荷を、ここではパレット3に袋状物1が積み付
けられて形成された荷4を出し入れ自在なフォーク体
(出し入れ具の一例)118が設けられている。
【0067】なお前記出し入れ装置110における走行
機体112上には、両支柱113のうち、ホームポジシ
ョンHP側の支柱113の他面側外方に制御パネル11
9が設けられ、また反対側の支柱113の他面側外方に
昇降駆動手段120と走行駆動手段121とが設けられ
ている。以上の111〜121などにより出し入れ装置
110の一例が構成される。
【0068】前記出し入れ装置110における支柱11
3のうち、ホームポジションHP側の支柱113の他面
側には送風手段130が設けられている。この送風手段
130は、前記制御パネル119の上方でかつ支柱11
3の下部に設けられた送風駆動部(ファンなど。)13
1と、この送風駆動部131の上向きの送風口に連通さ
れかつ支柱113の上部に亘って上下方向に設けられた
送風ダクト132などにより構成されている。
【0069】そして送風ダクト132は、上下方向にお
いて均等状に送風可能に構成されている。すなわち、送
風ダクト132は、矩形箱状の直状ダクト部133と、
他面側が上位ほど支柱113に近づくように傾斜された
絞りダクト部134とが交互に段積み状とされて一体化
されて、内部の送風空間135が上部ほど狭くなるよう
に形成されることで、上下方向において均等状に送風可
能に構成されている。さらに送風手段130は、一つ置
きの直状ダクト部133における垂直状に他面側部分
に、横方向に長い長孔スリット状の吹き出し口136が
形成されることで、他面側外方に向けて送風可能に構成
されている。
【0070】前記支柱には複数の送風手段が設けられ、
これら送風手段は送風方向を異にして構成されている。
すなわち支柱113のうち、一方側(ホームポジション
HP側)の支柱113の他面側には前記送風手段130
が設けられ、そして他方側の支柱113の下部で他面側
には送風機(送風手段の一例)137が設けられてい
る。ここで送風機137は、その吹き出し口138を上
向きとして配設されている。
【0071】以下に、上記した第2の実施の形態におけ
る作用を説明する。まず、ラフに段積みされた空パレッ
ト群3Aが搬送体供給手段40にセットされる。すなわ
ち、前記自動倉庫100の或る(特定の)区画収納空間
102には段積みした空パレット群3Aを格納してい
る。そして搬送体供給手段40側の要望に基づいて、出
し入れ装置110の動作により空パレット群3Aを、区
画収納空間102からいずれかの荷捌きコンベヤ104
に取り出す。
【0072】この荷捌きコンベヤ104に対して、図4
の仮想線イに示されるように、自走台車97の空の支持
用コンベヤ98を接続させた状態で、荷捌きコンベヤ1
04と支持用コンベヤ98とを駆動させることにより、
荷捌きコンベヤ104上の空パレット群3Aを支持用コ
ンベヤ98上に移し得、空パレット群3Aが支持用コン
ベヤ98上に完全に乗り移った状態で支持用コンベヤ9
8を停止させる。
【0073】次いで、自走台車97を走行経路96上で
走行させ、図4の仮想線ロに示されるように、搬送体供
給手段40のチェーンコンベヤ41に支持用コンベヤ9
8を接続させた状態で走行を停止させる。そして、支持
用コンベヤ98とチェーンコンベヤ41とを駆動するこ
とによって、支持用コンベヤ98上の空パレット群3A
をチェーンコンベヤ41上に移し得る。このとき図6の
仮想線に示されるように、保持装置51における各爪体
55を離脱動させている。
【0074】このように空パレット群3Aをセットした
状態で、1枚のパレット3の供給を行う。すなわち搬送
体供給手段40において、まずリフト装置46のシリン
ダー装置50を伸展動させ、リンク機構48を介してリ
フト台49を上昇動させる。これによりリフト台49が
空パレット群3Aの下面に当接し、以て図9の実線に示
されるように、リフト装置46により空パレット群3A
を持上げる。
【0075】次いで保持装置51の各回転部52を同期
駆動させ、回転軸53、リンク54を介して爪体55を
回転軸軸心の周りに回動させて、図9の仮想線に示され
るように、段積みされた空パレット群3Aにおける下か
ら2段目のパレット3に対して係合させる。
【0076】そして、リフト装置46のシリンダー装置
50を収縮動させ、リンク機構48を介してリフト台4
9を下降動させる。これにより図5、図7、図10に示
されるように、下から2段目以上の空パレット群3Aを
保持装置51により保持した状態で、最下段のパレット
3のみを下降させてチェーンコンベヤ41間に載置し得
る。このときラフに段積みされていたパレット3は、セ
ンタリングガイド57の案内を受け、以てチェーンコン
ベヤ41間に対して正しい位置に載置し得る。
【0077】次いでチェーンコンベヤ41とチェーンコ
ンベヤ21とを他端側から一端側へと搬送駆動し、以て
図5〜図7に示されるように、1枚のパレット3を搬送
体供給手段40により搬送体載置部20上へ供給する。
この搬送体載置部20の部分へ供給したパレット3は、
上昇動させている可動ストッパ25に当接して位置決め
し得る。
【0078】そして、チェーンコンベヤ21とチェーン
コンベヤ41との駆動を停止させた状態で、袋状物1を
パレット3に積み付ける。すなわち、図6の仮想線に示
されるように、芯合わせ手段30における当て板31を
互いに最も離間動させた状態において、フォークリフト
5のフォーク6に被係止体2aを係止させて、袋状物1
の吊下げ運搬を行う。
【0079】そして袋状物1を、横方向の吊下げ供給経
路28で移動させてパレット3の上方に位置させる。こ
のとき図5に示されるように、袋状物1の下面とパレッ
ト3の上面との間に隙間Sが生じるようにしている。な
お、隙間Sを小さくするために、必要に応じて、パレッ
ト3の上方に位置させた袋状物1を下降調整してもよ
い。
【0080】このようにしてパレット3の上方に位置さ
せた袋状物1に対して、芯合わせ手段30を作用させ
る。すなわち、シリンダー装置33群を伸展動させ、両
当て板31を互いに接近動させる。これにより図5、図
6の実線に示されるように、両凹入面状31aを介し
て、吊下げている袋状物1を横方向から挟持作用し得、
以てパレット3に対して芯合わせし得る。
【0081】その際に両当て板31は、均等に挟持圧力
を掛けるのであり、たとえば袋状物1がパレット3に対
して大きく芯ずれした状態で位置したときなど、袋状物
1が一定の力で動かない場合、装置本体11が自動的に
移動することになって、袋状物1に対してパレット3を
芯合わせし得る。
【0082】このようにして芯合わせを行ったのち、フ
ォークリフト5のフォーク6を下降動させて、吊下げて
いる袋状物1を下降させる。その際に袋状物1は、両当
て板31間において両凹入面状31aに摺接案内されな
がら下降し、以てパレット3に対して芯合わせした状態
を維持しながら、図8に示されるように、このパレット
3の上に積み付け得る。次いで、フォークリフト5を後
進させて、被係止部2aからフォーク6を抜出させる。
これにより、フォークリフト5側の係止が開放されるこ
とになる。
【0083】このようにして積み付けを行ったのち、袋
状物1を積み付けたパレット3が搬送体載置部20上に
位置されている状態で、まず搬送体供給手段40の一端
外方に位置している装置本体11を走行させ、図4や図
8の仮想線、および図11に示されるように、押圧手段
60の一端外方に対向して停止させる。これにより、搬
送体載置部20のチェーンコンベヤ21を搬送手段81
のチェーンコンベヤ82に接続させる。
【0084】そして、芯合わせ手段30を開放動させ
る。すなわち、シリンダー装置33群を収縮動させ、両
当て板31を互いに離間動させる。これにより、両凹入
面31aを介しての横方向から挟持作用を開放し得る。
このように芯合わせ手段30の開放動が終了したのち、
チェーンコンベヤ21とチェーンコンベヤ82とが一端
側から他端側へと駆動され、以て以降は、前述した第1
の実施の形態と同様にして、袋状物1の上部に対する修
正などが行われる。
【0085】そして図4の実線や図11に示されるよう
に、搬送手段81の他端外方に空の自走台車97を停止
させ、その支持用コンベヤ98をチェーンコンベヤ82
に接続させた状態で、これら支持用コンベヤ98とチェ
ーンコンベヤ82を駆動させる。これにより、図11の
実線から仮想線に示されるように、チェーンコンベヤ8
2上の荷4を支持用コンベヤ98上に移し得、荷4が支
持用コンベヤ98上に完全に乗り移った状態で、支持用
コンベヤ98とチェーンコンベヤ82を停止させる。
【0086】その後に、自走台車97を走行経路96上
で走行させ、図4の仮想線イに示されるように、前記自
動倉庫100におけるいずれかの荷捌きコンベヤ104
に支持用コンベヤ98を接続させた状態で走行を停止さ
せる。そして、支持用コンベヤ98と荷捌きコンベヤ1
04とを駆動させることにより、支持用コンベヤ98上
の荷4を荷捌きコンベヤ104上に移し得、荷4が荷捌
きコンベヤ104上に完全に乗り移った状態で支持用コ
ンベヤ98を停止させる。
【0087】以上のような動作によって、袋状物1を積
み付けたパレット3を、搬送経路80の始端部分に供給
して押圧手段60による作用を受けさせるとともに、修
正処理して形成した荷4を、搬送経路80の終端部分か
ら自走式搬送手段95により受け取って自動倉庫100
へ搬送し得る。そして自動倉庫100に格納している段
積みされた空のパレット群3Aを、自走式搬送手段95
によって搬送体供給手段40へ搬送し得る。
【0088】なお、前述したように1枚のパレット3を
搬送体載置部20上へ供給したのちに搬送体供給手段4
0は、次のパレット3を供給し得るように動作される。
すなわち、リフト台49を上昇動させて、保持装置51
により保持している空パレット群3Aの下面に当接さ
せ、この空パレット群3Aを少し持上げる。次いで爪体
55を離脱動させたのち、リフト台49を少し下降動さ
せて、下から2段目のパレット3を爪体55のレベルに
合わせる。そして爪体55を段積みパレット群における
下から2段目のパレット3に対して係合させる。以降は
前述と同様に作用される。
【0089】前記自動倉庫100においては、図4、図
12〜図14に示されるように、走行本体116の走行
動と、昇降体117の昇降動と、フォーク体118の出
し入れ動との組み合せ動作によって、目的とする区画収
納空間102と荷捌きコンベヤ104との間で、荷4や
空のパレット群3Aを入出庫し得る。
【0090】その際に区画収納空間102への荷4の入
庫は、前述したように荷姿検出手段75における各検出
器76,77,78をクリアしていることで、自動倉庫
100側の荷姿検出手段(図示せず。)に異常検出され
ることもなく、円滑にかつ確実に行える。なお、何らか
の事情で荷姿検出手段が異常検出したとき、出し入れ装
置110が運転停止などされる。
【0091】このように入出庫を行う出し入れ装置11
0では、出し入れ装置110の走行と同時に、あるいは
就業時間外に決めた一定の時間間隔で出し入れ装置11
0を走行させながら、送風手段130や送風機137を
運転している。すなわち送風手段130では、1台の送
風駆動部131の駆動によって、その上向きの送風口か
ら送風ダクト132の送風空間135内に送風してい
る。この送風空間135内に供給された風は、一つ置き
の直状ダクト部133に形成した吹き出し口136を通
って、他面側外方、つまりホームポジションHP側に向
けて送風し得る。
【0092】その際に、送風空間135内に供給された
風は、まず1段目(最下段)の直状ダクト部133内に
入り、そして1段目(最下段)の絞りダクト部134に
入り、次いで2段目の直状ダクト部133内に入るとい
うように、順次、上方へと流れる。そして絞りダクト部
134の存在によって、下段の直状ダクト部133の空
間断面に対して上段の直状ダクト部133の空間断面が
次第に狭く形成されることで、すなわち、内部の送風空
間135が上部ほど狭くなるように形成されることで、
各吹き出し口136を通しての送風は、上下方向におい
て均等状に行える。
【0093】このように、ホームポジションHP側に向
けての送風によって倉庫室100A内の空気を攪拌し
得、さらに送風が囲壁体101に衝突して迂回状、反射
状になることで、攪拌範囲を拡大し得る。その際に、出
し入れ装置110は走行により移動していることから、
すなわち吹き出し口136の位置が移動していることか
ら、空気の攪拌は倉庫室100A内の全域に亘って行わ
れる。
【0094】また送風機137では、その上向きの吹き
出し口138を通って、上方に向けて送風し得る。この
ように複数の送風手段を設けるとともに、送風機137
の送風方向を送風手段130の送風方向とは異にするこ
とによって、倉庫室100A内の空気の攪拌は種々な方
向からの送風により全域で均等状に行える。
【0095】このような倉庫室100A内の空気の攪拌
によって温度分布を全域で均等状にし得、したがって、
倉庫室100A内の温度管理、すなわち荷4の品質均等
化を容易にかつ好適に行える。特に荷4が、玄米を収納
した袋状物1などのように保管温度に厳しい条件が課せ
られる場合に好適となる。
【0096】上述したように、段積みした空のパレット
群3Aから一枚ずつパレット3を段ばらしして搬送体載
置部20へ供給する搬送体供給手段40と、前記搬送体
載置部20の上方に供給した袋状物1に横方向から挟持
作用可能な芯合わせ手段60と、芯合わせしてパレット
3へ載置した袋状物1の上部に上方から作用可能な押圧
手段60と、袋状物1を載置したパレット3を入出庫自
在な自動倉庫100とからなることにより、搬送体供給
手段40により搬送体載置部20へ供給したパレット3
の上方に袋状物1を位置させ、この袋状物1に芯合わせ
手段60を挟持作用させて芯合わせしたのち、パレット
3上へ袋状物1を載置し得、そして袋状物1の上部に押
圧手段60を作用させることで、この袋状物1の上部を
押圧し得、以て袋状物1を載置したパレット3は、その
全高を入庫条件に修正した状態で自動倉庫100へ入庫
し得る。
【0097】また、袋状物1を載置したパレット3を押
圧手段60から自動倉庫100へ搬送するとともに、段
積みした空のパレット群3Aを自動倉庫100から搬送
体供給手段40へ搬送する自走式搬送手段95を設けた
ことにより、自走式搬送手段95を共通化して両作業を
自動化して行えるとともに、全体をコンパクト化し得
る。
【0098】上述したように、袋状物1をパレット3に
積み付ける積み付け装置10であって、装置本体11に
搬送体載置部20を形成し、この搬送体載置部20の上
方に形成した吊下げ供給経路28の側方に、袋状物1に
横方向から挟持作用する芯合わせ手段30を設け、搬送
体載置部20へ空のパレット3を供給する搬送体供給手
段40を設けたことにより、搬送体供給手段40により
空のパレット3を搬送体載置部20へ供給したのち、こ
の搬送体載置部20の上方に吊下げ供給経路28を介し
て袋状物1を位置させ、そして袋状物1に芯合わせ手段
30を横方向から挟持作用させることで、この袋状物1
をパレット3に対して芯合わせし得、この状態で袋状物
1をパレット3に積み付け得、その後に芯合わせ手段3
0の挟持作用を開放動させる。これにより搬送体載置部
20を基本レベルとして、空のパレット3や袋状物1の
供給を一定の高さで行える。
【0099】また、袋状物1をパレット3に積み付ける
積み付け装置10であって、装置本体11に搬送体載置
部20を形成し、この搬送体載置部20の上方に形成し
た吊下げ供給経路28の側方に、袋状物1に横方向から
挟持作用する芯合わせ手段30を設け、装置本体11
を、自動調芯手段15を介して横方向に移動自在に設け
たことにより、芯合わせ手段30によって袋状物1を横
方向から挟持作用し、パレット3に対して芯合わせする
際に、たとえば袋状物1がパレット3に対して大きく芯
ずれした状態で位置したときなど、袋状物1が一定の力
で動かない場合、自動調芯手段15に抗して装置本体1
1が移動することになって、袋状物1に対してパレット
3を芯合わせし得、以て芯合わせ手段30に無理な荷重
を掛けることなく芯合わせを行える。
【0100】そして、被搬送物が吊下げ可能な袋状物1
であることにより、搬送体載置部20の上方に吊下げて
位置させた袋状物1に芯合わせ手段30を挟持作用させ
ることで、袋状物1のパレット3に対する芯合わせを容
易に行え、この状態で袋状物1を下降させることでパレ
ット3に積み付け得る。
【0101】また袋状物1に粒状物を収納したことによ
り、形状が不安定な袋状物1でありながら、パレット3
に対する芯合わせや積み付けを常に好適に行える。さら
に芯合わせ手段30を、袋状物1に対して横方向から接
近離間自在な複数の当て板31と、これら当て板31を
接近離間動させるシリンダー装置32とにより構成した
ことにより、シリンダー装置32の作動により当て板3
1を接近動させて袋状物1の芯合わせを行え、その後に
袋状物1を下降させることで、この袋状物1を、両当て
板31間において摺接案内されながら下降し、以てパレ
ット3に対して芯合わせした状態を維持しながら、この
パレット3の上に正確に積み付け得る。
【0102】しかも当て板31は、その挟持面を凹入面
状31aに形成したことにより、袋状物1を、その形状
を維持しながら芯合わせし得るとともに、両当て板31
間において両凹入面状31aに摺接案内されながら安定
して下降し得る。
【0103】また、芯合わせ手段30を装置本体11側
に設けたことにより、全体をコンパクトにまとめ得る。
そして、搬送体載置部20の側外方に、この搬送体載置
部20へ空のパレット3を供給する搬送体供給手段40
を設け、この搬送体供給手段40は、段積みした空のパ
レット群3Aから一枚ずつパレット3を段ばらしして搬
送体載置部20へ供給するように構成したことにより、
多くの空のパレットをストックした状態で、搬送体載置
部20に対してパレット3を、一枚ずつ段ばらししなが
ら供給し得る。
【0104】上述したように、囲壁体101内に、複数
の区画収納空間102を有する棚103と、この棚10
3の前面に沿った一定経路106上で走行自在な出し入
れ装置110とを設け、この出し入れ装置110は、下
部の走行機体112と、この走行機体112から立設し
た支柱113とにより走行本体116を構成し、この走
行本体116の走行方向である前後方向において前記支
柱113の一面側に昇降体117を設けるとともに、こ
の昇降体117に前記区画収納空間102に対して荷4
を出し入れ自在なフォーク体118を設け、前記支柱1
13の他面側に送風手段130を設け、この送風手段1
30は、送風駆動部131と、この送風駆動部131の
送風口に連通しかつ上下方向に設けた送風ダクト132
とにより構成するとともに、この送風ダクト132は上
下方向において均等状に送風可能に構成したことによ
り、走行本体116の走行動と、昇降体117の昇降動
と、フォーク体118の出し入れ動との組み合せ動作に
よって、目的とする区画収納空間102に対して荷4を
入出庫し得る。
【0105】そして送風手段130では、1台の送風駆
動部131の駆動によって送風ダクト132内に送風
し、そして送風ダクト132から上下方向において均等
状に送風し得る。これにより囲壁体101内の空気を攪
拌し得、さらに送風が囲壁体101に衝突して迂回状、
反射状になることで、攪拌範囲を拡大し得る。その際
に、出し入れ装置110は走行により移動することか
ら、すなわち送風位置を移動していることから、空気の
攪拌は囲壁体101内の全域に亘って行える。このよう
な囲壁体101内の空気の攪拌によって温度分布を全域
で均等状にし得、したがって囲壁体101内の温度管
理、すなわち荷4の品質均等化を容易にかつ好適に行え
る。
【0106】また囲壁体101内に、複数の区画収納空
間102を有する棚103と、この棚103の前面に沿
った一定経路106上で走行自在な出し入れ装置110
とを設け、この出し入れ装置110は、下部の走行機体
112と、この走行機体112から立設した支柱113
とにより走行本体116を構成し、この走行本体116
の走行方向である前後方向において前記支柱113の一
面側に昇降体117を設けるとともに、この昇降体11
7に前記区画収納空間102に対して荷4を出し入れ自
在なフォーク体118を設け、前記支柱131に送風手
段130と送風機137を設け、これらは、その送風方
向を異にして構成したことにより、囲壁体101内の空
気の攪拌は、種々な方向からの送風により全域で均等状
に行える。
【0107】そして出し入れ装置110は、下部の走行
機体112から前後一対の支柱113を立設するととも
に、これら支柱113は相対向側を一面側として両支柱
113間に昇降体117を設け、いずれかの支柱113
の他面側に送風手段130を設けたことにより、所期の
入出庫動作に支障ない位置でかつ全体を大型化すること
なく、2本支柱形式の出し入れ装置110に送風手段1
30を配設し得る。
【0108】さらに、一方側の支柱113の他面側に送
風手段130を設け、他方側の支柱113の他面側に、
吹き出し口138を上向きとした送風機137を設けた
ことにより、送風手段130によって出し入れ装置11
0の走行方向に送風しながら、送風機137によって上
方に向けて送風し得、以て囲壁体101内の全域での攪
拌を、より均等状に行える。
【0109】しかも送風手段130を、他面側外方に向
けて送風可能に構成したことにより、昇降体117など
の動作に支障ない位置でかつ全体を大型化することな
く、出し入れ装置110に送風手段130を配設し得
る。
【0110】そして送風手段130を、出し入れ装置1
10のホームポジションHP側に設けたことにより、送
風手段130によるホームポジション105側に向けて
の送風によって、外気との空気置換(温度置換)が大き
い箇所に向けての送風により置換を減少し得、囲壁体1
01内の温度管理を好適に行える。
【0111】さらに送風ダクト132を、内部の送風空
間135が上部ほど狭くなるように形成することで、上
下方向において均等状に送風可能に構成したことによ
り、送風ダクト132の構成のみで、均等状の送風を容
易に実現し得る。
【0112】次に、本発明の第3の実施の形態を、図1
5に基づいて説明する。押圧用ローラ69は、袋状物1
の上部の中央部分に作用する箇所、たとえば長さ方向の
中央部分が太く、すなわち凸状外面69aに形成される
とともに、袋状物1の上部の両側部分に作用する箇所、
たとえば長さ方向の両端部分が太く、すなわち凸状外面
69bに形成されている。
【0113】以下に、上記した第3の実施の形態におけ
る作用を説明する。パレット3とともに搬送される袋状
物1は押圧手段60の下方に入り込む。すると、袋状物
1の上部の中央部分に立上がり状(跳ね上がり状)に位
置している吊下げ用の被係止体2aや、袋状物1の上部
の両側部分に位置している立上がり部(跳ね上がり部)
2bなどに対して、押圧用ローラ69群が上方から押圧
作用することになり、以て搬送手段81の駆動による袋
状物1の搬送力を利用して、他の動力を用いることなく
被係止体2aや立上がり部2bなどを押し込み状に修正
することになる。
【0114】その際に、押圧用ローラ69の太く形成し
た凸状外面69aを被係止体2aに押圧作用させるとと
もに、押圧用ローラ69の太く形成した凸状外面69b
を立上がり部2bに押圧作用させることで、回転摩擦抵
抗などを少なくして、押し込み状の修正を的確に行える
ことになる。
【0115】上記した各実施の形態では、押圧手段60
が非係止体2aや立上がり部2bに作用される形式が示
されているが、これは袋状物1の上部に直接に作用され
る形式などであってもよい。
【0116】上記した各実施の形態では、押圧手段60
の押圧用回転体として押圧用ローラ69が示されている
が、これは非駆動の回転ベルトなどであってもよい。上
記した各実施の形態では、下動付勢手段として重錘67
が示されているが、これは付勢ばねなどであってもよ
く、さらにばね力を調整可能にしてもよい。
【0117】上記した各実施の形態では、押圧用ローラ
69として中央部分を凸状外面69aとした形式や、さ
らに両端部分を凸状外面69bとした形式が示されてい
るが、これは直状の押圧用ローラ69などであってもよ
い。
【0118】上記した各実施の形態では、押圧手段60
の配設箇所に荷姿検出手段75が設けられているが、こ
れは荷姿検出手段75が別な箇所に設けられた形式など
であってもよい。
【0119】上記した各実施の形態では、押圧手段60
の部分に停止される自走式搬送手段95により自動倉庫
100への入庫を行っているが、これは別の運搬手段に
より入庫を行ってもよい。
【0120】上記した各実施の形態では、被搬送物供給
経路として横方向の吊下げ供給経路28が示されている
が、これは上下方向の吊下げ供給経路であってもよい。
上記した各実施の形態では、搬送体供給手段40とし
て、空パレット群3Aを下方から段ばらししながら一枚
ずつ供給する構成が示されているが、これは段ばらし機
能を有さない構成であってもよい。
【0121】上記した各実施の形態では、当て板31の
挟持面として円弧状の凹入面状31aが示されている
が、これは角形状の凹入面状など、その挟持面の形状は
種々提供されるものである。
【0122】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、搬
送体を搬送させる動力以外の他の動力、すなわち押圧作
用(プレス作用)のための動力を用いることなく袋状物
の上部を押し込み状に修正でき、押圧作用のための動力
を不要として、構造ならびに制御を簡素化できる。
【0123】また上記した本発明の請求項2によると、
袋状物の上部の中央部分に立上がり状(跳ね上がり状)
に位置している吊下げ用の被係止体を、他の動力を用い
ることなく押し込み状に修正できる。
【0124】そして上記した本発明の請求項3による
と、袋状物の上部に対して、押圧用回転体が遊転しなが
ら上方から押圧作用することになり、以て袋状物の搬送
力を利用した押し込み状の修正を、摩擦抵抗など少なく
して行うことができる。
【0125】さらに上記した本発明の請求項4による
と、押圧作用力は、下動付勢手段の付勢力によって可動
体を下方揺動させることで設定でき、そして、押圧用回
転体が袋状物内の収納物に直接状に押圧作用するような
状態になったとき、その押圧反発力によって可動体は横
軸心の周りに上方へ揺動して逃げることになり、以て常
に一定状の押圧作用力で押し込み状の修正を行うことが
できる。
【0126】しかも上記した本発明の請求項5による
と、押圧作用力を重錘の増減により調整でき、以て常に
好適な押圧作用力にできる。また上記した本発明の請求
項6によると、回転摩擦抵抗などを少なくして、嵩張り
状の中央部分に対する押し込み状の修正を的確に行うこ
とができる。
【0127】そして上記した本発明の請求項7による
と、荷姿検出手段をクリアすることで、後工程に支障の
ない荷姿の荷として搬送を可能にできるとともに、押圧
機能と荷姿検出機能とを備えた構成を、コンパクトにま
とめて省スペース化を図ることができる。
【0128】さらに上記した本発明の請求項8による
と、異常な荷を、押圧手段の下から受入れ側に搬出し
て、後工程側への搬送を防止できる。しかも上記した本
発明の請求項9によると、搬送体を一方へのみ搬送しな
がら袋状物の上部の修正を行えるとともに、引き続いて
自走式搬送手段により自動倉庫へ搬送できる。
【0129】また上記した本発明の請求項10による
と、搬送体供給手段により空の搬送体を搬送体載置部へ
供給したのち、この搬送体載置部の上方に吊下げて位置
させた袋状物に芯合わせ手段を挟持作用させることで、
袋状物の搬送体に対する芯合わせを容易に行うことがで
き、この状態で袋状物を下降させることで、搬送体に袋
状物を芯合わせして積み付けることができる。その後に
芯合わせ手段の挟持作用を開放動させたのち移載手段を
作動させることで、袋状物を積み付けた搬送体を搬送経
路の始端部分に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、修正装置の
側面図である。
【図2】同修正装置の一部切り欠き正面図である。
【図3】同修正装置の平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示し、修正装置を
組み込んだ取り扱い設備の一部切り欠き平面図である。
【図5】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備における
積み付け装置部分の一部切り欠き側面図である。
【図6】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備における
積み付け装置部分の平面図である。
【図7】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備における
積み付け装置部分の正面図である。
【図8】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備における
積み付け装置部分の積み付け時の背面図である。
【図9】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備における
搬送体供給手段のリフト時の一部切り欠き側面図であ
る。
【図10】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備におけ
る搬送体供給手段の段ばらし時の一部切り欠き側面図で
ある。
【図11】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備におけ
る押圧手段部分の側面図である。
【図12】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備におけ
る自動倉庫部分の要部の一部切り欠き側面図である。
【図13】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備におけ
る自動倉庫部分の要部の一部切り欠き平面図である。
【図14】同修正装置を組み込んだ取り扱い設備におけ
る自動倉庫部分の正面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示し、修正装置
の一部切り欠き正面図である。
【符号の説明】
1 袋状物 2 吊り紐 2a 被係止体 2b 立上がり部 3 パレット(搬送体) 3A 段積みされた空パレット群 4 荷 5 フォークリフト(吊下げ供給手段) 6 フォーク 10 積み付け装置 11 装置本体 20 搬送体載置部 21 チェーンコンベヤ(移載手段) 24 チェーン 28 吊下げ供給経路(被運搬物供給経路) 30 芯合わせ手段 31 当て板 32 シリンダー装置(作動装置) 40 搬送体供給手段 41 チェーンコンベヤ 44 チェーン 46 リフト装置 51 保持装置 55 爪体 57 センタリングガイド 60 押圧手段 62 可動体 63 横軸体 64 横軸心 65 横ピン 66 ガイド溝 67 重錘(下動付勢手段) 68 横軸心 69 押圧用ローラ(押圧用回転体) 69a 凸状外面 69b 凸状外面 75 荷姿検出手段 76 長さ検出器 77 巾検出器 78 高さ検出器 80 搬送経路 81 搬送手段 82 チェーンコンベヤ 85 チェーン 88 フリーローラコンベヤ 90 フリーローラ 95 自走式搬送手段 97 自走台車 98 支持用コンベヤ 100 自動倉庫(自動倉庫設備) 100A 倉庫室 102 区画収納空間 103 棚 104 荷捌きコンベヤ 106 一定経路 110 出し入れ装置 116 走行本体 117 昇降体 118 フォーク体(出し入れ具) 130 送風手段 131 送風駆動部 132 送風ダクト 135 送風空間 136 吹き出し口 137 送風機(送風手段) 138 吹き出し口 S 隙間 HP ホームポジション

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下げ可能な袋状物を搬送体に積み付け
    て搬送可能な搬送経路が設けられ、この搬送経路中に、
    袋状物の上部に上方から作用可能な押圧手段が設けら
    れ、この押圧手段は、袋状物の搬送力を利用して袋状物
    の上部に押圧作用することを特徴とする修正装置。
  2. 【請求項2】 押圧手段は、袋状物の上部に位置した吊
    下げ用の被係止体に上方から作用可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の修正装置。
  3. 【請求項3】 押圧手段は、可動体と、この可動体の下
    面側に設けられかつ搬送経路方向に対して直交状の横軸
    心の周りに遊転自在な押圧用回転体とにより構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の修正装
    置。
  4. 【請求項4】 可動体は、搬送経路の上手側でかつ搬送
    経路方向に対して直交状の横軸心の周りに上下揺動自在
    に設けられるとともに、下動付勢手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の修正装置。
  5. 【請求項5】 下動付勢手段が、可動体に対して増減可
    能に設けられた重錘であることを特徴とする請求項4記
    載の修正装置。
  6. 【請求項6】 押圧用回転体は、袋状物上部の中央部分
    に作用する箇所が太く形成されていることを特徴とする
    請求項2〜5のいずれかに記載の修正装置。
  7. 【請求項7】 押圧手段の配設箇所には、搬送体上の袋
    状物の荷姿検出手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の修正装置。
  8. 【請求項8】 袋状物を積み付けた搬送体は、正逆駆動
    可能な搬送手段により搬送経路上において搬送可能であ
    り、搬送手段は、荷姿検出手段による異常検出によって
    逆駆動されることを特徴とする請求項7記載の修正装
    置。
  9. 【請求項9】 袋状物を積み付けた搬送体は、搬送経路
    の始端部分に供給されるとともに、搬送経路の終端部分
    から自走式搬送手段に受け取られて自動倉庫へ搬送され
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の修
    正装置。
  10. 【請求項10】 空の搬送体を搬送体載置部へ供給する
    搬送体供給手段と、前記搬送体載置部の上方に吊下げて
    供給された袋状物に横方向から挟持作用可能な芯合わせ
    手段と、袋状物を芯合わせして積み付けた搬送体を搬送
    経路の始端部分に供給する移載手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の修正
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116374341A (zh) * 2023-05-22 2023-07-04 无锡剑鹰智能装备有限公司 吨袋五面整形机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116374341A (zh) * 2023-05-22 2023-07-04 无锡剑鹰智能装备有限公司 吨袋五面整形机
CN116374341B (zh) * 2023-05-22 2023-11-17 无锡剑鹰智能装备有限公司 吨袋五面整形机

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