JP2002019232A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002019232A
JP2002019232A JP2000202384A JP2000202384A JP2002019232A JP 2002019232 A JP2002019232 A JP 2002019232A JP 2000202384 A JP2000202384 A JP 2000202384A JP 2000202384 A JP2000202384 A JP 2000202384A JP 2002019232 A JP2002019232 A JP 2002019232A
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voltage
image forming
forming apparatus
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JP2000202384A
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Shinpei Matsuo
信平 松尾
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドリング電流等の無駄な電力消費を防止
し、ドアクローズ時は駆動負荷用電源の電圧を低く設定
することができ、インターロックスイッチのインラッシ
ュ電力を低減し、また、フェイルセイフシーケンス制御
手段を備え、簡便で信頼性の高い電源システムを安価に
構築し、電源変換効率が良く、待機時消費電力の低減策
に対応し得る画像形成装置の提供。 【解決手段】 非プリント時にも使用する制御部に電源
を供給する第一の電源手段と、プリント時に使用する駆
動部に電源を供給する第二の電源手段とを備え、プリン
タの状態を識別するステータスフラグと、第二の電源手
段の出力電圧を変更する電圧変更手段と、ステータスフ
ラグの出力状態に応じて前記電圧変更手段を制御し、第
二の電源手段の出力電圧を切り替え制御可能とする駆動
負荷用電源電圧切替え制御手段から成る構成としたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】レーザービームプリンタ用低
圧電源など非プリント時にも使用する制御用電源と、プ
リント時に使用する駆動負荷用電源の複数の電源手段等
の待機時消費電力低減手段を備え、更に、この待機時消
費電力低減手段を安全、且つ安価に提供できるフェイル
セイフシーケンス制御手段を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5、及び図10は、従来例に於けるL
BPの電源システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【0003】従来、LBPの電源構成は一般に図5、及
び図10に示すようにインバータで絶縁トランスを介し
て変圧し、モータなどを駆動する24V程度のDC電圧
を出力する駆動負荷用電源と、5V乃至3.3Vのロジ
ック用電圧を供給する制御用電源からなる複数電源を備
えるか、または24V程度のDC電圧を出力する大負荷
用メインの絶縁コンバータとこの絶縁コンバータの出力
電圧をステップダウンコンバータで降圧して、5V乃至
3.3Vのロジック用電圧を供給するサブの非絶縁コン
バータから成る二段階構成となっているのが通例であ
る。
【0004】以下、図5、及び図10に従って、従来例
のLBPの電源システムの概略構成を説明する。
【0005】先ず、図5において、501は整流平滑手
段であり、商用AC電源511を入力して、電源スイッ
チ512、安全ヒューズ513、ACラインフィルタ5
14を介して、整流ダイオード515、平滑コンデンサ
516に繋がり、ピーク充電されたDC電圧を出力す
る。
【0006】502は駆動負荷用電源であり、発振器か
らなるスイッチング制御部521,励磁スイッチ52
2、一次側制御用電源を供給する整流平滑回路523、
からなるインバータ回路の出力を、絶縁トランス524
により変圧し、整流ダイオード525と平滑コンデンサ
526によりDC電圧に変換する。
【0007】527は基準電圧源529とオペアンプ5
28からなる誤差比較回路であり、出力電圧分圧電圧の
基準電圧源529からの誤差をフォトカプラ530を通
じて一次側のスイッチング制御部521のデューティ制
御入力に帰還し、フイードバック制御により負荷変動時
においても安定化した24VのDC電圧を出力する。
【0008】503は制御用電源であり、発振器からな
るスイッチング制御部531、チョピングスイッチ53
2からなるチョッピング出力を、キャッチダイオード5
33、チョークコイル534、平滑コンデンサ535か
らなる平滑回路で平滑し、DC電圧に変換する。
【0009】536は、前記誤差比較回路527と同様
に基準電圧源(不図示)とオペアンプ(不図示)からな
る誤差比較回路であり、出力電圧分圧電圧の基準電圧か
らの誤差をスイッチング制御部531のデューティ制御
入力に帰還し、フイードバック制御により負荷変動時に
おいても安定化した5VのDC電圧を出力する。
【0010】504は高圧電源及びモータードライブ回
路からなる駆動負荷回路であり、インターロックスイッ
チ506を通じて駆動負荷用電源502に接続されてい
る。
【0011】また、507はパスコンであり、駆動負荷
回路に近接して配設され、電源の配線によるインピーダ
ンス上昇を抑え、安定動作を確保している。
【0012】505は制御マイコン(不図示)と画像展
開部(不図示)と通信インタフェース(不図示)からな
るプリンタ制御回路であり、制御用電源503に接続さ
れている。
【0013】512は、ドアオープン検知信号であり、
インターロックスイッチ506の下流の24Vを抵抗で
分圧し、プリンタ制御回路505の入力ポートに対し5
Vにレベル変換して入力し、ドアが開けられてインター
ロックスイッチ506の下流の24Vが0Vになると、
Lレベルが入力される。
【0014】508は、ファンモータであり、回転速度
制御回路509を介して駆動負荷用電源502に接続さ
れている。回転速度制御回路509は、プリンタ制御回
路505内部にあるマイコン(不図示)の出力ポートに
接続され、バッファトランジスタ539を介在したトラ
ンジスタ537で定電圧ダイオード538をショート
し、定電圧ダイオードに相当する電圧を降下させた状態
と、させない状態の降下電圧切り替え回路と、バッファ
トランジスタ541を介在させたトランジスタ540で
ファンモータ508ヘの通電を遮断する停止回路を直列
に接続し構成している。
【0015】これらの構成において、プリンタ制御回路
505内のマイコンにより図6のフローチャートに説明
される制御を行ない、ファンモータ508の回転制御が
行われる。
【0016】以下に前記制御動作を図6に基づいて説明
する。
【0017】電源スイッチ512がオンされると(S6
01)、駆動負荷用電源502と制御用電源503が起
動し、ポートを初期化すると共に、トランジスタ53
9、541にHを出力してファンモータ電圧を24Vに
設定する(S602)。
【0018】尚、CPUクロックが安定するまでのリセ
ット状態時のCPUポートはハイ・インピーダンスに保
たれ、ファンモータ508の電圧を24Vになるように
構成している。
【0019】電子写真プロセス上必要なプリンタの初期
化駆動を行った後(S603)、トランジスタ539に
Lを出力して、ファンモータ508の電圧を16Vに設
定する(S604)。CPUに内蔵されたタイマ(不図
示)で、前回プリント時より10分経過しない場合、フ
ァンモータ508の電圧を16Vの侭とし(S60
5)、10分経過した場合、トランジスタ541にLを
出力しファンモータ通電をオフし、ファンモータ508
の回転を停止する(S606)。プリント信号を受信す
るまでは、S605まで制御を繰り返す。
【0020】プリント信号を受信するとトランジスタ5
39、541にHを出力してファンモータ508の電圧
を24Vに設定し、全速回転に切り替え、プリント信号
が継続している間、その状態を維持する(〜S61
0)。
【0021】プリント信号がフォルスとなるとプリント
終了経過時間タイマをリセットし、制御をS604に移
し、トランジスタ539にLを出力して、ファンモータ
508の電圧を16Vに設定して半速駆動に切り替え、
前記制御を繰り返す(S611、S604)。
【0022】これらの構成により、ファンモータ508
の回転数制御をプリント中は全速回転、プリント終了後
10分間は半速回転、その後は停止となるようにファン
専用の電圧切替え制御を行うように構成している。
【0023】更に、図10に基づいて従来例におけるL
BPの電源システムの概略構成を請求項12以降に関連
して説明する。
【0024】整流平滑手段501については同様である
ので、説明は省略する。
【0025】1002は、絶縁コンバータであり、発振
器からなるスイッチング制御部103、励磁スイッチ1
04、一次側電線を供給する整流平滑回路110、から
なるインバータ出力を、絶縁トランス105により変圧
し、整流ダイオード106と平滑コンデンサ107によ
りDC電圧に変換する。
【0026】108は、基準電圧源とオペアンプからな
る誤差比較回路であり、所定電圧からの誤差をフォトカ
プラ109を通じて一次側のスイッチング制御部103
のデューティ制御入力に帰還し、フイードバック制御に
より負荷に左右されず安定化した電圧を出力する。
【0027】1003は、非絶縁コンバータであり、発
振器からなるスイッチング制御部1031、チョッピン
グスイッチ1032からなるチョッピング出力を、キャ
ッチダイオード1033、チョークコイル1034、平
滑コンデンサ1035からなる平滑回路で平滑してDC
電圧に変換する。
【0028】1036は、基準電圧源とオペアンプから
なる誤差比較回路であり、所定電圧からの誤差を、スイ
ッチング制御部1031のデューティ制御入力に帰還
し、フイードバック制御により、負荷に左右されず安定
化した電圧を出力する。
【0029】504は、高圧電源及びモータードライブ
回路からなる駆動負荷回路であり、リレー1028を通
じて絶縁コンバータ1002に接続されている。
【0030】1005は、マイコンと通信インタフェー
スからなる通信制御回路であり、非絶縁コンバータ10
03に接続されている。
【0031】1029は、デジタルトランジスタであ
り、ベースには通信制御回路1005の内部にあるマイ
コン(不図示)の出力ポートに接続され、コレクタには
リレー1028の励磁コイルの一端に接続され、出力ポ
ートがHレベルになると、前記リレー1028がオンに
なるように構成されている。
【0032】これらの構成により、電源が投入されたと
き、通信制御回路1005のマイコンにより構成される
制御部が安定するまで、リレーをオフに維持し、制御部
が不安定状態時にモータードライバや高圧電源に電力が
供給され、所定シーケンス外で駆動してしまい、プリン
タにダメージを与えるという不都合な事態を防止するこ
とができる電源シーケンスを構成している。
【0033】以上説明したように、入力200W以下の
LBP用電源ではメインの絶縁コンバータと前記絶縁コ
ンバータ出力電圧をステップダウンコンバータで降圧し
て、5V乃至3.3Vのロジック用電源を供給するサブ
の非絶縁コンバータからなる絶縁トランス一個で済む共
通コンバータ方式を構成している。
【0034】これは、二つのDC電圧を独立した絶縁コ
ンバータで電源システムを構成すると、入力200W以
下のLBP用電源では、コスト的に高くなる為である。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、近年の地
球温暖化対策に対する取り組みなどにより、消費電力の
低減が急務となってきており、特にエナジースターなど
の公的な省エネプログラムなどでは、待機時消費電力の
低減が提起され、メーカーとしての対応も問題となって
きている。
【0036】前述の従来例に説明したような、メインの
絶縁コンバータと前記絶縁コンバータ出カ電圧をステッ
プダウンコンバータで降圧して、5Vないし3.3Vの
ロジック系電源を供給するサブの非絶縁コンバータから
なる二段階の共通コンバータ方式を構成していると、以
下のような問題がある。
【0037】第一に、ロジック系電源の電源変換効率
は、二つのコンバータの変換効率の積となり、独立した
絶縁コンバータの電源システムに比べて低くなる。
【0038】第二に、モーターなどを駆動しない待機時
においても、メインの絶縁コンバータは動作させる必要
がある上、メインコンバータの定格電力の15%前後で
動作させるため、通常90%以上ある変換効率が、50
%前後しか出せない動作領域を使用することになり、第
一の問題と合わせて待機時の消費電力を著しく悪化させ
る要因となっている問題があった。
【0039】尚また、従来例によればプリント後10分
を経過し、本来駆動負荷用電源を必要としないような負
荷条件の時でも駆動負荷用電源を作動させる必要があ
り、駆動負荷及び駆動負荷用電源のアイドリング電流に
より無駄に電力を消費してしまうという問題があった。
【0040】また、駆動負荷は高圧電源や搬送モータな
どからなり、その性質から安全規格上義務づけられてい
るインターロックスイッチの下流に接続された負荷のパ
スコンの容量が近年のカラーLBPなどの負荷の増大に
より大きくなり、インターロックスイッチのインラッシ
ュ電力が増大し、インラッシュ定格の大きい大型のイン
ターロックスイッチを使わなければならないという問題
があった。
【0041】本発明は、上述の事情に鑑みて成されたも
ので、アイドリング電流等の無駄な電力消費を防止し、
ドアクローズ時は駆動負荷用電源の電圧を16Vないし
0Vに設定することができ、インターロックスイッチの
インラッシュ電力を低減し、また、フェイルセイフシー
ケンス制御手段を備え、複数の絶縁コンバータでの簡便
で信頼性の高い電源システムを安価に構築し、電源変換
効率が良く、近年の地球温暖化対策に対する取り組みと
しての、消費電力の低減策、特にエナジースターなどの
公的な省エネプログラムなどでの、待機時消費電力の低
減に対応し得る画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0043】(1)非プリント時にも使用する制御部に
電源を供給する第一の電源手段と、プリント時に使用す
る駆動部に電源を供給する第二の電源手段とを備えた画
像形成装置において、プリンタの状態を識別するステー
タスフラグと、前記第二の電源手段の出力電圧を変更す
る電圧変更手段とを有し、前記ステータスフラグの出力
状態に応じて前記電圧変更手段を制御し、第二の電源手
段の出力電圧を切り替え制御可能とする駆動負荷用電源
電圧切替え制御手段から成る構成としたことを特徴とす
る画像形成装置。
【0044】(2)前記駆動負荷用電源電圧切替え制御
手段は、非プリント状態の経過時間に対応した一つ以上
のステータスフラグと前記ステータスフラグに対応した
電圧テーブルに応じて前記電圧変更手段を制御し、経時
的に複数段階で電圧を切り替え制御可能とすることを特
徴とする前項(1)記載の画像形成装置。
【0045】(3)前記第二の電源手段は、冷却ファン
モータの電源への電力供給を行う構成としたことを特徴
とする前項(1)記載の画像形成装置。
【0046】(4)前記駆動負荷用電源電圧切替え制御
手段は、ドアオープン状態を示すステータスフラグを有
し、前記ステータスフラグが立っている時、前記第二の
電源手段の電圧をドアクローズ状態の所定電圧より低い
電圧に切り替えるように構成し、ドアクローズ時に前記
第二の電源手段の出力電圧を低くし、前記第二の電源手
段負荷に直列に配したインターロックスイッチのインラ
ッシュ電流を抑制することを特徴とする前項(1)記載
の画像形成装置。
【0047】(5)前記電圧変更手段は、スイッチング
コンバータ制御用基準電圧を切り替える基準電圧変更手
段により構成したことを特徴とする前項(1)記載の画
像形成装置。
【0048】(6)前記電圧変更手段を0Vに設定時
は、スイッチングコンバータのスイッチングを停止する
ようにしたことを特徴とする前項(5)記載の画像形成
装置。
【0049】(7)前記電圧変更手段は、PWM信号に
応じてスイッチングし、デューティに応じた平滑出力電
圧を出力するPWM手段と、前記PWM手段の出力電圧
を基準電圧と比較し、前記PWM信号デューティを調節
するPWM制御手段により構成したことを特徴とする前
項(5)記載の画像形成装置。
【0050】(8)前記PWM制御手段は、設定デュー
ティを記録するデューティレジスタと計時を行うデジタ
ルカウンタの出力値をデジタルコンパレータに入力して
構成したデジタルPWM信号発生手段とPWM手段の出
力電圧をA/D変換して取り込み、デジタル基準電圧値
と比較し、前記デューティレジスタ設定値をリアルタイ
ムに調節するデジタルPWM制御手段により構成したこ
とを特徴とする前項(7)記載の画像形成装置。
【0051】(9)デジタルPWM制御手段は、プログ
ラムステップに応じたデジタル演算をリアルタイムに処
理し、疑似線形処理を行うデジタルシグナルプロセッサ
(DSP)によりプログラマブルに構成したことを特徴
とする前項(8)記載の画像形成装置。
【0052】(10)前記デジタルPWM制御手段のD
SPは、駆動モータ制御処理と共用するように構成した
ことを特徴とする前項(9)記載の画像形成装置。
【0053】(11)前記第一の電源手段と前記第二の
電源手段は、同一コアに配した二次巻線より電力を供給
し、前記コアの一次巻線励磁パルス制御は第一の電源出
力電圧をフィードバック制御可能に構成して成ることを
特徴とする前項(1)記載の画像形成装置。
【0054】(12)インバータと絶縁トランスからな
る絶縁コンバータ手段を複数同時に作動させて印刷を行
う二次側電源供給手段を有する画像形成装置において、
第二以降の下位の絶縁コンバータ手段のインバータ制御
回路への電源供給は、第一以降の上位の絶縁コンバータ
手段により行い、上位の絶縁コンバータ手段のインバー
タ発振停止時に下位の絶縁コンバータ手段のインバータ
制御回路への通電を停止するフェイルセイフシーケンス
制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0055】(13)前記フェイルセイフシーケンス制
御手段は、第二以降の下位の絶縁コンバータ手段の一次
側インバータ回路の電源供給を、第一以降の上位の絶縁
コンバータ手段の一次側電源より行い、電源非供給時に
はインバータスイッチのバイアスがカットオフとなるよ
うに構成したことを特徴とする前項(12)記載の画像
形成装置。
【0056】(14)前記フェイルセイフシーケンス制
御手段は、第二以降の下位の絶縁コンバータ手段の二次
側インバータ回路の電源供給を、第一以降の上位の絶縁
コンバータ手段の二次側電源より行い、電源非供給時に
はインバータスイッチのバイアスがカットオフとなるよ
うに構成したことを特徴とする前項(12)記載の画像
形成装置。
【0057】(15)出力電圧をA/D変換して入力す
る入力ポート手段と、第二の絶縁トランスの一次巻き線
の励磁電流スイッチング手段に出力する出力ポート手段
と、前記入力ポート手段及び出力ポート手段に接続し、
プログラムコードを順次実施するプログラムロジック制
御手段とを有し、出力電圧を所定電圧に移行させる制御
パルスを調整し、フィードバック制御するように構成し
た第二以降の下位の絶縁コンバータ手段を有することを
特徴とする前項(12)記載の画像形成装置。
【0058】(16)第二以降の下位の絶縁コンバータ
手段の負荷は、プリント時の負荷とし、このプリント時
の負荷は、トナー攪拌、感光ドラム駆動、用紙搬送、ポ
リゴン回転等の電子写真プロセス特有の電動機及びレー
ザー駆動、高圧電源等から成ることを特徴とする前項
(12)記載の画像形成装置。
【0059】(17)第一以降の上位の絶縁コンバータ
手段の負荷は、通信制御手段であることを特徴とする前
項(12)記載の画像形成装置。
【0060】(18)非印字時は、第二以降の下位の絶
縁コンバータの励磁を停止するようにしたことを特徴と
する前項(12)記載の画像形成装置。
【0061】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0062】(第1の実施例)図1は、本発明に係る第
1の実施例に於けるLBPの電源システムの概略構成を
示すブロック図である。
【0063】なお、前記従来例の図5と同一構成同一機
能を有するものは同一符号を付け、説明を省略する。
【0064】101は駆動負荷用電源であり、前記従来
例同様インターロックスイッチ506を通じて高圧電源
及びモータドライブ回路からなる駆動負荷回路504に
接続され、プリント時に24VのBC電源を供給してい
る。
【0065】102はプリンタ制御用電源であり、プリ
ンタ制御回路505に5VのDC電圧を供給する。
【0066】本発明に係る第1の実施例が前記従来例に
対し最も異なる点は、駆動負荷用電源101を制御用電
源102から全く独立して制御可能とし、ファンモータ
127を駆動負荷用電源101に直接に接続し、ファン
の回転数制御を駆動負荷用電源101の出力電圧をプリ
ンタ制御回路505の信号により直接制御するよう構成
した点にある。
【0067】以下、図1に従って説明する。
【0068】制御用電源102は、整流平滑手段501
からDC電圧を、発振器からなるスイッチング制御部1
03、励磁スイッチ104、一次側制御用電源を供給す
る整流平滑回路110、からなるインバータ回路により
スイッチングし、絶縁トランス105により変圧し、整
流ダイオード106と平滑コンデンサ107によりDC
電圧に変換する。
【0069】108は、誤差比較回路であり、所定電圧
からの誤差をフォトカプラ109を通じて一次側のスイ
ッチング制御部103のデューティ制御入力に帰還し、
フイードバック制御により負荷変動時においても安定化
した5VのDC電圧を出力しプリンタ制御回路505に
供給する。
【0070】駆動負荷用電源101は、同様に整流平滑
手段501からDC電圧を、発振器からなるスイッチン
グ制御部112、励磁スイッチ113、からなるインバ
ータ回路を前記制御用電源102で作られた整流平滑回
路110から制御電源を受けてスイッチングし、絶縁ト
ランス114により変圧し、整流ダイオード115と平
滑コンデンサ116によりDC電圧に変換する。
【0071】117は、誤差比較回路であり、トランジ
スタ122により定電圧ダイオード120と121の内
121をショートして電圧を切り替え可能な基準電圧源
とオペアンプ119より構成される。
【0072】誤差比較回路117は、プリンタ制御回路
505より出力された電圧設定信号125でトランジス
タ122をスイッチし選択された基準電圧と駆動負荷用
電源101の出力電圧の分圧電圧との誤差をフォトカプ
ラ118を通じて一次側のスイッチング制御部112の
デューティ制御入力に帰還し、フイードバック制御する
ことにより選択したDC電圧を出力すると共に、負荷変
動時においても安定化したDC電圧を出力する。例え
ば、分圧抵抗を50KΩの1:1とし、定電圧ダイオー
ド120を8V品、定電圧ダイオード121を4V品と
すれば、基準電圧は、電圧設定信号125をHとし、ト
ランジスタ122をオンさせると8V、電圧設定信号1
25をLとし、トランジスタ122をオフさせると、1
2Vの切替えとなり、出力電圧は分圧比1:1より倍の
24Vと16Vの切り替えとなる。
【0073】126は、発振停止信号であり、プリンタ
制御回路505より出力され、フォトカプラ111を介
して駆動負荷用電源101のスイッチング制御部112
のリセット入力部に入力している。スイッチング制御部
112はプリンタ制御回路505よりHが発せられ、フ
ォトカプラ111を介してLが入力されると発振を停止
すると共に、励磁スイッチ113をオフとする。
【0074】123は、ドアオープン検知スイッチであ
りインターロックスイッチ506にメカニカルに連動し
てスイッチし、ドアオープン時はLレベル信号がドアオ
ープン検知信号124としてプリンタ制御回路505に
入力される。
【0075】図2は、第2の実施例におけるLBPの電
源システムの制御動作を示すフローチャートであり、前
述した図1のハードウェア構成におけるプリンタ制御回
路505に搭載されたCPUのソフトウェア制御動作を
示している。
【0076】図2において、電源スイッチ512をオン
すると(S201)、制御用電源102と駆動負荷用電
源101が起動し、CPUのポートを初期化すると共
に、発振停止信号126をL、電圧設定信号125をL
とし、駆動負荷用電源101を24Vに設定する(S2
02)。
【0077】なお、CPUクロックが安定するまでのリ
セット状態時のCPUポートはハイインピーダンスに保
たれ、ファンモータ電圧を24Vになるように構成して
ある。
【0078】電子写真プロセス上必要なプリンタの初期
化駆動を行った後(S203)、電圧設定信号125に
Hを出力して駆動負荷用電源101の電圧を16Vに設
定する(S204)。
【0079】CPUに内蔵されたタイマで(不図示)、
前回プリント時より10分経過してない場合、駆動負荷
用電源101の電圧を16Vの侭とし(S205)、1
0分経過した場合、発振停止信号126にHを出力して
駆動負荷用電源のスイッチングを停止し0Vに設定する
(S206)。プリント信号を受信するまでは、前記2
05まで制御を繰り返す(S207)。
【0080】プリント信号を受信すると発振停止信号1
26にLを、電圧設定信号125にLを出力して駆動負
荷用電源101の電圧を24Vに設定し、全速回転に切
り替え、プリント信号が継続している間、その状態を維
持する(S207、S208、S209、S210)。
【0081】プリント信号がフォルスとなるとプリント
終了経過時間タイマをリセットし、制御をS204に移
し、電圧設定信号125にLを出力して駆動負荷用電源
101の電圧を16Vに設定し、ファンを半速駆動に切
り替え、前記制御を繰り返す(S211→S204)。
【0082】以上説明したように、駆動負荷用電源に直
接接続したファンモータ127と駆動負荷用電源の基準
電圧を切り替える手段とで、駆動負荷用電源101の電
源電圧を切り替えることにより、専用の回転速度制御回
路なしに、ファンモータの回転数制御を、プリント中は
全速回転、プリント終了後10分間は半速回転、その後
は停止となるように構成したものである。
【0083】(第2の実施例)図3は、本発明に係る第
2の実施例に於けるLBPの電源システムの概略構成を
示すブロック図である。
【0084】なお、前記従来例の図5及び第1の実施例
の図1と同一構成同一機能を有するものは同一符号を付
け、説明を省略する。
【0085】本第2の実施例が前記第1の実施例と異な
る点は、前記第1の実施例では制御用電源と駆動負荷用
電源を独立した絶縁コンバータで構成し、駆動負荷用電
源の基準電圧を切り替えて出力電圧を切り替えたのに対
し、本第2の実施例では絶縁トランスは一個のみの使用
の共通コンバータ方式の多出力電源とし、二次レギュレ
ータの基準電圧を切り替えることにより、出力電圧を切
り替えるようにした点にある。
【0086】また、基準電圧切り替え手段として出力電
圧をA/D変換してDSPにより、リアルタイムにフイ
ードバック制御するデジタル制御手段を講じたことにあ
る。
【0087】図3において、301は、制御用電源であ
り、以下に説明する独立した絶縁型スイッチングコンバ
ータを構成し、プリンタ制御回路505に5VのDC電
源を供給する。
【0088】制御用電源301は、整流平滑手段501
からDC電圧を発振器からなるスイッチング制御部30
5、励磁スイッチ306、一次側制御用電源を供給する
整流平滑回路307、からなるインバータ回路によりス
イッチングし、絶縁トランス303により変圧し、整流
ダイオード308と平滑コンデンサ309によりDC電
圧に変換する。
【0089】310は、誤差比較回路であり、所定電圧
からの誤差をフォトカプラ311を通じて一次側のスイ
ッチング制御部305のデューティ制御入力に帰還し、
フイードバック制御により負荷変動時においても安定化
した5VのDC電圧を出力しプリンタ制御回路505に
供給する。
【0090】302は、駆動負荷用電源であり、以下に
説明する二次のスイッチング式レギュレータ回路を構成
し、モータドライブ回路を形成する駆動負荷回路504
に電源を供給する。
【0091】駆動負荷用電源302は、前記制御用電源
の絶縁トランス303に設けた駆動負荷用電源の二次巻
線から整流ダイオード312、平滑コンデンサ313で
構成したDC電源手段と前記DC電源手段からのDC電
圧をデジタル発振手段304、励磁スイッチ314から
なるインバータ回路でスイッチングし、チョークコイル
316、キャッチダイオード315と平滑コンデンサ3
17により平滑するステップダウンDCコンバータ手段
によりDC電圧に変換する。
【0092】デジタル発振手段304は制御用電源30
1により電源供給したDSP318と同一チップ上に形
成したPWMロジック319よりなる。
【0093】DSP318は、デジタルシグナルプロセ
ッサの略称であり、乗算処理などのプログラムステップ
を高速でこなし、駆動負荷用電源302からの分圧され
た出力電圧信号320をA/Dポートに入力し、DSP
318のROM内に設定された電圧テーブルとの誤差量
に応じてPWMロジック319にデューティを設定し、
励磁スイッチ314のPWM制御パルスを調整し、出力
電圧のフィードバック制御を行い、制御プログラムに応
じて所定電圧に設定し、負荷や入力電圧が変動しても安
定した電圧を供給するように構成したものである。
【0094】これらの構成によりモータの駆動を行うD
SPを駆動負荷用電源制御に共用せしめることにより、
安価にインバータを構成せしめたものである。
【0095】前記ハードウエアの制御構成は基準電圧変
更手段がDSPに置き変わったのみで、前記第1の実施
例の制御構成と同じであり、従って説明を省略する。
【0096】以上説明したように、共通コンバータ方式
の多出力電源において、二次レギュレータの基準電圧を
切り替えることにより、出力電圧を切り替えるようにし
たものである。
【0097】即ち、第1の実施例と異なる点は、基準電
圧切り替え手段として出力電圧をA/D変換してDSP
によりリアルタイムにフイードバック制御したプログラ
マブルなデジタル制御手段を講じたことにある。
【0098】(第3の実施例)図4は、本発明に係る第3
の実施例に於けるLBPの電源システムの制御動作を示
すフローチヤートであり、ドアオープン制御動作を示し
ている。
【0099】この制御動作を実施するハードウエア構成
は、前述の第1の実施例における図1、及び第2の実施
例における図3の何れの構成においても実現可能であ
る。
【0100】本第3の実施例の特徴は、駆動電源電圧切
替え手段を、インターロックスイッチ506のドアクロ
ーズ時のインラッシュ電流低減手段としたことにある。
【0101】以下、図4のフローチャートに基づいてド
アオープン電源制御動作を説明する。
【0102】ドアオープン検知スイッチ123によりド
アオープンを検知すると、割り込みが発生し(S40
1)、制御をS401に移す。次いで駆動負荷用電源を
16Vに設定する(S402)。次にプリント経過時間
タイマをみて10分以上経過していたら(S403)、
スイッチングを停止させ、0Vを出力した後(S40
4)、割り込み処理を終了し(S405)、一方、10
分経過していない場合、その侭続いて割り込み処理を終
了する(S405)ようになっている。
【0103】これらの制御により、常にドアクローズ時
は駆動負荷用電源の電圧を16V乃至0Vに設定するこ
とができ、従来の24V固定に比較してモータドライブ
回路を形成する駆動負荷回路504のパスコン507に
よるインラッシュ電流を低減することが出来る。
【0104】(第4の実施例)図7は、本発明に係る第
4の実施例に於けるLBPの電源システムの概略構成を
示すブロック図である。
【0105】なお、従来例の図10と同一構成同一機能
を有するものは同一符号を付け、説明を省略する。
【0106】700は、第一の絶縁コンバータであり、
整流平滑手段501の一次DC出力より入力し、インバ
ータで絶縁トランスを介して変圧し、整流してDC電圧
を出力する絶縁コンバータが構成されている。但し、第
一の絶縁コンバータ700の出力は、通信制御回路10
05に接続されている。
【0107】701は、第二の絶縁コンバータであり第
一の絶縁コンバータ同様インバータで絶縁トランスを介
して変圧し、整流してDC電圧を出力するが、インバー
タの一次側電源構成が異なる。
【0108】即ち、発振器からなるスイッチング制御部
703、励磁スイッチ704の一次側インバータ電源の
供給は第一の絶縁コンバータ700の整流平滑回路11
0の出力より分流して行ったインバータ構成出力を、絶
縁トランス705により変圧し、整流ダイオード706
と平滑コンデンサ707によりDC電圧に変換してい
る。
【0109】708は、基準電圧源とオペアンプからな
る誤差比較回路であり、所定電圧からの誤差を、フォト
カプラ709を通じて一次側のスイッチング制御部70
3のデューティ制御入力に帰還し、フイードバック制御
により負荷に左右されない安定化した電圧を出力する。
【0110】第一の絶縁コンバータ700の出力は、高
圧電源及びモータードライブ回路からなる駆動負荷回路
504に接続されている。
【0111】以上説明したように、第二の絶縁コンバー
タの701の一次側インバータ電源を第一の絶縁コンバ
ータ700の一次側電源より供給することにより、第一
の絶縁コンバータ700のインバータが立ち上がって
後、第二の絶縁コンバータ701のインバータを駆動さ
せることができ、リレーなどの特別な電源シーケンス部
材なしで電源シーケンスを構築できる。
【0112】また、第一の絶縁コンバータ故障時に、第
二の絶縁コンバータの励磁スイッチをオフでき、出力が
出てしまうことも防止できる。
【0113】(第5の実施例)図8は、本発明に係る第
5の実施例に於けるLBPの電源システムの概略構成を
示すブロック図である。
【0114】なお、前記従来例の図10及び第4の実施
例での図7と同一構成同一機能を有するものは同一符号
を付け、説明を省略する。
【0115】本第5実施例が前記第4の実施例と異なる
点は、第二の絶縁コンバータのインバータ電源供給手段
を第一の絶縁コンバータの二次側電源出力より供給した
ことにある。
【0116】700は、第一の絶縁コンバータであり、
内部構成は前記従来例の図10及び第4の実施例の図7
と同じであり、二次側電源出力を第二の絶縁コンバータ
にも出力している。801は、第二の絶縁コンバータで
あり前記第4の実施例と異なる点は、一次側にインバー
タの発振部を持たせず二次側に持たせたことにある。
【0117】即ち、第一の絶縁コンバータ700の二次
側電源出力よりDSP806に供給し、DSP806で
発生した制御パルスを絶縁パルストランス805と波形
成形部804により励磁スイッチ704に入力しインバ
ータを構成したことにある。
【0118】DSP806は、デジタルシグナルプロセ
ッサの略称であり、乗算処理などのプログラムステップ
を高速でこなし、誤差比較回路708からの誤差信号を
A/Dポートに入力し、誤差量に応じて制御パルスを調
整し、出力ポートより出力して出力電圧のフイードバッ
ク制御を行い、負荷や入力電圧が変動しても安定した電
圧を供給することが出来る。
【0119】504は、高圧電源及びモータードライブ
回路からなる駆動負荷回路であり、第二の絶縁コンバー
タ801からの電源供給を受けるだけでなくDSP80
6による制御を受け、モータードライブ駆動を行う。前
記DSP806を他の制御に共用せしめることにより、
安価にインバータを構成せしめたものである。
【0120】以上説明したように、第二の絶縁コンバー
タのインバータ電源供給手段を第一の絶縁コンバータの
二次側電源出力より供給したことにより、第4の実施例
同様、電源シーケンスからなるフェイルセイフシーケン
ス制御手段を提供したものである。また、DSP806
により、ソフト的に第二の絶縁コンバータのスイッチン
グを停止でき、待機時の消費電力を、より低減できる効
果もある。
【0121】(第6の実施例)図9は、本発明に係る第
6の実施例に於けるLBPの電源システムの概略構成を
示すブロック図である。
【0122】なお、前記従来例の図10、前記第4の実
施例の図7、及び前記第5の実施例の図8において、同
一構成同一機能を有するものは同一符号を付け、説明を
省略する。
【0123】本第6の実施例が、前記第4及び第5の実
施例と異なる点は、第二の絶縁コンバータのインバータ
電源供給手段を第一の絶縁コンバータの一次側電源と二
次側電源出力のそれぞれから供給したことにある。
【0124】700は、第一の絶縁コンバータであり、
内部構成は前記従来例の図4及び第1の実施例での図1
の説明と同じであり、一次側電源と二次側電源出力をそ
れぞれ第二の絶縁コンバータに出力している。
【0125】前記第5の実施例と同様、第一の絶縁コン
バータ700の二次側電源出力よりDSP806に電力
を供給し、DSP806で発生した制御パルスを出力し
ている。前記制御パルスは、高速フォトカプラ904を
介して、一次側のFETドライバ903の入力に接続し
ている。FETドライバ903は第一の絶縁コンバータ
700の一次側電源により電力を供給され、励磁スイッ
チ704のゲートをドライブすることにより、インバー
タを構成したことにある。
【0126】その他の構成は、前述の第4及び第5の実
施例と同様である。
【0127】これらの構成により、第一の絶縁コンバー
タの一次側電源と二次側電源の両側の電圧低下に対応
し、一次と二次のどちらの要因の場合であっても、即座
に応答させることができ、より安全なフェイルセイフシ
ーケンス制御手段を提供することが出来る。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、駆動負荷用電源の
基準電圧を切り替える手段により、駆動負荷用電源の電
源電圧を切り替え、駆動負荷用電源に直接ファンモータ
を接続し、専用の回転速度制御回路を設けずに、ファン
モータの回転数制御を行い、プリント中は全速回転、プ
リント終了後10分間は半速回転、その後は停止となる
ように構成したことにより、プリント終了後10分を経
過し、本来駆動負荷用電源を必要としないような待機状
態の時には、駆動負荷用電源を停止させ、アイドリング
駆動を無くし、駆動負荷を含めたアイドリング電流等の
無駄な電力消費を防止できるという効果が生ずる。
【0129】この消費電力節減は待機時消費電力の節減
であり、近年の地球温暖化対策に対する取り組みなどに
より、待機時消費電力の低減が急務となってきており、
特にエナジースターなどの公的な省エネプログラムなど
では、長時間に亘って消費される待機時消費電力の低減
が提起され、メーカーとしての対応も問題となってきて
いる課題を解決する手段を提供することが出来る。
【0130】また、ドアオープン時に駆動負荷用電源の
電圧を切り替える制御構成により、常にドアクローズ時
は駆動負荷用電源の電圧を16Vないし0Vに設定する
ことができ、従来の24V固定に比較して駆動負荷回路
504のパスコン507によるインラッシュ電流を低減
する機能を有し、インターロックスイッチのインラッシ
ュ電力が増大し、インラッシュ定格の大きい大型のイン
ターロックスイッチを使わなければならない問題を解決
する効果がある。
【0131】尚また、インバータと絶縁トランスからな
る絶縁コンバータ手段を、複数同時に作動させて印刷を
行う二次側電源供給手段を有する画像形成装置におい
て、第二以降の下位の絶縁コンバータ手段のインバータ
制御回路電源供給を、第一以降の上位の絶縁コンバータ
手段により行い、前記上位の絶縁コンバータ手段のイン
バータ発振停止時に、前記下位の絶縁コンバータのイン
バータ通電を停止するフェイルセイフシーケンス制御手
段を構成したことにより、上位の絶縁コンバータの出力
が出ない状態で、下位の絶縁コンバータの作動を確実に
防止することができ、複数の絶縁コンバータでの簡便で
信頼性の高い電源システムを提供できると共に、このこ
とにより、電源変換効率の良い、複数の絶縁コンバータ
による電源システムを安価に構成し、近年の地球温暖化
対策に対する取り組み、特にエナジースターなどの公的
な省エネプログラムなどでの、待機時消費電力の低減策
として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例におけるLBPの電源システム
の概略構成を示すブロック図
【図2】 第1の実施例におけるLBPの電源システム
の制御動作を示すフローチヤート
【図3】 第2の実施例におけるLBPの電源システム
の概略構成を示すブロック図
【図4】 第3の実施例におけるLBPの電源システム
の制御動作を示すフローチー卜
【図5】 従来例におけるLBPの電源システムの概略
構成を示すブロック図
【図6】 従来例におけるLBPの電源システムの制御
動作を示すフローチヤー卜
【図7】 第4の実施例におけるLBPの電源システム
の概略構成を示すブロック図
【図8】 第5の実施例におけるLBPの電源システム
の概略構成を示すブロック図
【図9】 第6の実施例におけるLBPの電源システム
の概略構成を示すブロック図
【図10】 従来例におけるLBPの電源システムの概
略構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 駆動負荷用電源 102 制御用電源 103、112 スイッチング制御部 104、113 励磁スイッチ 105 絶縁トランスT1 106、115 整流ダイオード 107、116 平滑コンデンサ 108、117、310、536、708、1036
誤差比較回路 109、111、118、311、530、709、9
04 フォトカプラ 110、307、523 整流平滑回路 114 絶縁トランスT2 123 ドアオープン検知スイッチ 124 ドアオープン検知信号 125 電圧設定信号 126 発振停止信号 127 ファンモータ 501 整流平滑手段 504 高圧電源及びモータードライブ回路からなる駆
動負荷回路 505 プリンタ制御回路 506 インターロックスイッチ 507 パスコン 511 商用AC電源 512 電源スイッチ 513 安全ヒューズ 514 ACラインフィルタ 515 整流ダイオード 516 平滑コンデンサ 700 第一の絶縁コンバータ 701 第二の絶縁コンバータ 1005 通信制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 HH01 HH11 HT03 HT06 HT07 HT11 HT13 2H027 DA26 DA32 DA34 ED02 ED04 ED08 ED16 EE04 EJ17 JB24 ZA01 ZA04 5H730 AA14 AS13 BB43 BB57 BB81 CC01 DD04 DD21 DD22 EE02 EE07 EE73 FD01 FF09 FF19 FG05 VV01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非プリント時にも使用する制御部に電源
    を供給する第一の電源手段と、プリント時に使用する駆
    動部に電源を供給する第二の電源手段とを備えた画像形
    成装置において、プリンタの状態を識別するステータス
    フラグと、前記第二の電源手段の出力電圧を変更する電
    圧変更手段とを有し、前記ステータスフラグの出力状態
    に応じて前記電圧変更手段を制御し、第二の電源手段の
    出力電圧を切り替え制御可能とする駆動負荷用電源電圧
    切替え制御手段から成る構成としたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】前記駆動負荷用電源電圧切替え制御手段
    は、非プリント状態の経過時間に対応した一つ以上のス
    テータスフラグと前記ステータスフラグに対応した電圧
    テーブルに応じて前記電圧変更手段を制御し、経時的に
    複数段階で電圧を切り替え制御可能とすることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の電源手段は、冷却ファンモー
    タの電源への電力供給を行う構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動負荷用電源電圧切替え制御手段
    は、ドアオープン状態を示すステータスフラグを有し、
    前記ステータスフラグが立っている時、前記第二の電源
    手段の電圧をドアクローズ状態の所定電圧より低い電圧
    に切り替えるように構成し、ドアクローズ時に前記第二
    の電源手段の出力電圧を低くし、前記第二の電源手段負
    荷に直列に配したインターロックスイッチのインラッシ
    ュ電流を抑制することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧変更手段は、スイッチングコン
    バータ制御用基準電圧を切り替える基準電圧変更手段に
    より構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧変更手段を0Vに設定時は、ス
    イッチングコンバータのスイッチングを停止するように
    したことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧変更手段は、PWM信号に応じ
    てスイッチングし、デューティに応じた平滑出力電圧を
    出力するPWM手段と、前記PWM手段の出力電圧を基
    準電圧と比較し、前記PWM信号デューティを調節する
    PWM制御手段により構成したことを特徴とする請求項
    5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記PWM制御手段は、設定デューティ
    を記録するデューティレジスタと計時を行うデジタルカ
    ウンタの出力値をデジタルコンパレータに入力して構成
    したデジタルPWM信号発生手段とPWM手段の出力電
    圧をA/D変換して取り込み、デジタル基準電圧値と比
    較し、前記デューティレジスタ設定値をリアルタイムに
    調節するデジタルPWM制御手段により構成したことを
    特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 デジタルPWM制御手段は、プログラム
    ステップに応じたデジタル演算をリアルタイムに処理
    し、疑似線形処理を行うデジタルシグナルプロセッサ
    (DSP)によりプログラマブルに構成したことを特徴
    とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記デジタルPWM制御手段のDSP
    は、駆動モータ制御処理と共用するように構成したこと
    を特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の電源手段と前記第二の電源
    手段は、同一コアに配した二次巻線より電力を供給し、
    前記コアの一次巻線励磁パルス制御は第一の電源出力電
    圧をフィードバック制御可能に構成して成ることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 インバータと絶縁トランスからなる絶
    縁コンバータ手段を複数同時に作動させて印刷を行う二
    次側電源供給手段を有する画像形成装置において、第二
    以降の下位の絶縁コンバータ手段のインバータ制御回路
    への電源供給は、第一以降の上位の絶縁コンバータ手段
    により行い、上位の絶縁コンバータ手段のインバータ発
    振停止時に下位の絶縁コンバータ手段のインバータ制御
    回路への通電を停止するフェイルセイフシーケンス制御
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記フェイルセイフシーケンス制御手
    段は、第二以降の下位の絶縁コンバータ手段の一次側イ
    ンバータ回路の電源供給を、第一以降の上位の絶縁コン
    バータ手段の一次側電源より行い、電源非供給時にはイ
    ンバータスイッチのバイアスがカットオフとなるように
    構成したことを特徴とする請求項12記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 前記フェイルセイフシーケンス制御手
    段は、第二以降の下位の絶縁コンバータ手段の二次側イ
    ンバータ回路の電源供給を、第一以降の上位の絶縁コン
    バータ手段の二次側電源より行い、電源非供給時にはイ
    ンバータスイッチのバイアスがカットオフとなるように
    構成したことを特徴とする請求項12記載の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 出力電圧をA/D変換して入力する入
    力ポート手段と、第二の絶縁トランスの一次巻き線の励
    磁電流スイッチング手段に出力する出力ポート手段と、
    前記入力ポート手段及び出力ポート手段に接続し、プロ
    グラムコードを順次実施するプログラムロジック制御手
    段とを有し、出力電圧を所定電圧に移行させる制御パル
    スを調整し、フィードバック制御するように構成した第
    二以降の下位の絶縁コンバータ手段を有することを特徴
    とする請求項12記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 第二以降の下位の絶縁コンバータ手段
    の負荷は、プリント時の負荷とし、このプリント時の負
    荷は、トナー攪拌、感光ドラム駆動、用紙搬送、ポリゴ
    ン回転等の電子写真プロセス特有の電動機及びレーザー
    駆動、高圧電源等から成ることを特徴とする請求項12
    記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 第一以降の上位の絶縁コンバータ手段
    の負荷は、通信制御手段であることを特徴とする請求項
    12記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 非印字時は、第二以降の下位の絶縁コ
    ンバータの励磁を停止するようにしたことを特徴とする
    請求項12記載の画像形成装置。
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