JP2002018050A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002018050A
JP2002018050A JP2000211215A JP2000211215A JP2002018050A JP 2002018050 A JP2002018050 A JP 2002018050A JP 2000211215 A JP2000211215 A JP 2000211215A JP 2000211215 A JP2000211215 A JP 2000211215A JP 2002018050 A JP2002018050 A JP 2002018050A
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隆寛 内ヶ島
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正吾 巽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、大当たりの表示回数を
多くして遊技者を楽しませること。 【解決手段】 通常モードで当たりになると(S106
またはS108:YES)、特別モードフラグSがセッ
トされる(S114)。これにより特別モードに切り替
わり(S103:YES)、大入賞口40の開放回数が
20回(特別モードの分は19回)に達するまで特別モ
ードが維持される(S120、S121)。特別モード
では、きわめて当たりやすい特別確率Qでの抽選が行わ
れるから、次々と当たりが発生し、そのたびに液晶表示
装置26で当たりの表示が行われるので、遊技者は当た
りの表示(例えば777等の大当たりの図柄)を何回も
見ることができ、大当たりの快感を感じる。また、リー
チばかりで当たらないという不満は解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機のほとんどは、遊技球
が抽選口(始動口)に入球または抽選口(始動ゲート)
を通過したことに起因して当たり外れの抽選を行う抽選
手段、抽選の結果を例えば図柄で表示する表示手段、抽
選が当たりであったこと(遊技者に認識される現象とし
ては当たり図柄の表示)を条件として作動して入賞が困
難または不可能な状態から入賞容易な状態になる特定入
賞装置(例えばアタッカー式の大入賞装置)を備えてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機にお
いては、抽選で当たりになる確率(抽選確率)は1/2
50〜1/300程度であり、そう頻繁に大当たりにな
ることはなかった。つまり、大当たりの図柄(例えば7
77)が表示される回数が少ないので、大当たりの期待
感を高めて遊技者を飽きさせないために、いわゆるリー
チアクションが頻繁に行われていた。
【0004】しかし、遊技者が求めるのは(快感を感じ
るのは)大当たりの図柄(例えば777)が表示された
ときであり、リーチアクションにどれほど工夫を凝らし
ても、その後に表示されるのが外れであっては遊技者の
フラストレーションが高まるばかりで、かえって不評を
買うことすらあった。
【0005】本発明はこのような問題の解決を図るもの
であり、端的に言えば大当たりの表示回数を多くして遊
技者を楽しませることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技
球が抽選口に入球または抽選口を通過したことに起因し
て当たり外れの抽選を行う抽選手段と、該抽選の結果を
表示する表示手段と、前記抽選が当たりであったことを
条件として作動して入賞が困難または不可能な状態から
入賞容易な状態になる特定入賞装置とを備える弾球遊技
機において、前記当たりになる確率(以下、抽選確率と
いう。)が相対的に低い通常モードと前記抽選確率が前
記通常モードよりも高い特別モードとを設け、前記通常
モードで前記当たりが発生したことを必須条件として該
通常モードから前記特別モードに切り替えて、該特別モ
ードにてN回(Nは、4以上の整数値)の前記当たりが
発生するまで前記特別モードを維持するモード変更手段
を備えたことを特徴とする。
【0007】この弾球遊技機は、通常モードで当たりが
発生したことを必須条件として通常モードから特別モー
ドに切り替わる。特別モードの抽選確率Qは通常モード
の抽選確率Pよりも高いので当たりが発生しやすい。ま
た、一旦特別モードになると、N回(N≧4)の当たり
が発生するまで特別モードが維持される。つまり、特別
モードになると頻繁に当たりが発生して表示手段におい
て当たりの表示がなされるので、遊技者は当たりの表示
(例えば777等の大当たりの図柄)を何回も見ること
ができ、大当たりの快感を感じる。また、リーチばかり
で当たらないという不満は解消される。
【0008】なお、抽選口は入球口(入賞口)でも通過
口(ゲート)でもよい。特定入賞装置は、入賞が困難ま
たは不可能な状態から入賞容易な状態に変化し、また入
賞容易な状態から入賞が困難または不可能な状態に戻る
ことが可能なら、その形態、構造には特に限定はない。
いわゆるアタッカーやチューリップのように閉鎖状態と
開放状態とに切り替わるものでもよいし、羽根もの或い
はヒコーキと呼ばれる入賞装置のように、間欠的に開閉
するものでもよい。ただし、間欠的に開閉する構造の場
合、一連の開閉動作の開始から終了までが1回の動作と
なる。
【0009】ところで、1回の大当たりで獲得可能な賞
球数が従来の弾球遊技機と同様に多くて、特別モードで
次々と大当たりを発生させるのでは、特別モードへの切
り替わり条件を厳しく設定しなければならないので(通
常モードでの抽選確率Pをきわめて低確率にする必要が
あるので)、いわゆる射幸心を煽るものとなる危険性が
ある。
【0010】これに対しては、1回の大当たりで獲得可
能な賞球数を少なくすることで対処できる。例えば請求
項4記載のように、1回の当たりについて特定入賞装置
が作動する回数Mを5以下に制限すればよい。
【0011】さらに、1回の当たり毎に特定入賞装置が
作動する回数Mと1回の特別モードでの当たり回数とを
組み合わせて制限することで、一連の当たり(通常モー
ドでの当たりから特別モードの終了まで)で獲得可能な
賞球数を適切な範囲に制限できる。例えば請求項5記載
のように、M×N≦32とするとよい。この場合、一連
の当たり中に特定入賞装置が作動する回数の上限が32
回となるから、1回の作動時に10個の入賞が許容さ
れ、1入賞について15個の賞球が払い出される設定と
して、獲得可能な賞球数は10×15×32=4800
個となる。これは、従来の弾球遊技機において大当たり
が2回発生した場合とほぼ同等である。
【0012】このように、請求項4または請求項5記載
の構成とすることで、射幸心を煽ることを回避できる。
通常モードでの抽選が当たりであれば必ず特別モードに
切り替わってもよいが、その当たりが特定当たりであっ
たときに限って特別モードに切り替わる構成、つまり請
求項2記載の構成とすると、通常モードにおける抽選確
率Pを高く設定することが可能になる。したがって、通
常モードにあっても比較的頻繁に大当たりを発生させる
ことが可能になる。これにより、通常モードでも比較的
頻繁に当たりの表示がなされるので、請求項1の効果を
向上できる。また、特定当たりか否かで遊技者を楽しま
せることもできる。
【0013】なお、特定当たりは抽選手段による抽選処
理において決めてもよいし、抽選結果が当たりになった
際に特定当たりにするか否かの抽選(二次抽選)を行っ
てもよい。請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1また
は2記載の弾球遊技機において、前記通常モードでの前
記当たりが確変当たりであると、該確変当たりに起因し
た前記特別モード後の前記通常モードにおける前記抽選
確率を高める確率向上手段を備えたことを特徴とするの
で、特別モードが終了してから比較的短い時間で再び特
別モードになる可能性が高く、遊技者を楽しませること
ができる。
【0014】なお、この場合、通常モードでの抽選確率
P<確率向上手段で高められた抽選確率P’<特別モー
ドの抽選確率Qとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0016】
【実施例1】図1に示すように、弾球遊技機としてのパ
チンコ機10は、長方形の外枠11と前面枠12とから
なる筐体にて構成の各部を保持する構造である。また、
このパチンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペ
イドカードの読み書き等を行うためのカードリーダユニ
ット(以下、CRユニット)13が付属している。
【0017】前面枠12は、左端上下のヒンジ14によ
り外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常
は図示するように閉じた状態とされる。前面枠12に
は、窓状のガラス枠20が前面枠12に対して開放可能
に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス
21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠
12に保持された遊技盤22が収納されている。
【0018】ガラス枠20の下方には上皿15が配さ
れ、前面枠12に対して開放可能に取り付けられてい
る。上皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸
出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返
却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの
残高を表示するための残高表示部18が設けられてい
る。CRユニット13のカード口19にプリペイドカー
ドを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部1
8に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲
内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての
遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリ
ペイドカードがカード口19から排出される。
【0019】上皿15の下方にては下皿23が前面枠1
2に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が
取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイ
ヤル部24aが装着されており、これを時計回りに回動
操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15か
ら供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。こ
の際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力の強弱
を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性
のタッチセンサ24bが設けられている。
【0020】図2に示すように、遊技盤22には、ガイ
ドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25a
が設けられ、その中央部には表示手段に該当する液晶表
示装置26が設置されている。また液晶表示装置26の
枠の上部中央には7セグメントLEDが普通図柄表示器
27として取り付けられている。
【0021】遊技盤22には、液晶表示装置26の下方
にチューリップ式の可変入賞装置31が設置されてお
り、この可変入賞装置31は抽選口として機能する。液
晶表示装置26の左右にはそれぞれゲート34が配され
ており、遊技球がゲート34を通過すると普通図柄表示
器27の表示が変動した後に静止され、それが当たり数
値(例えば7)であると、可変入賞装置31は1球の入
賞があるまで或いは設定時間までのいずれか短い方の時
間だけ開放される。
【0022】これらゲート34の下方に普通入賞口74
が配され、可変入賞装置31の下方には大入賞口40と
左右の普通入賞口76を備える大入賞装置36が配さ
れ、盤面最下部にはアウト口41が設けられている。大
入賞装置36には大入賞口40を開閉するためのソレノ
イド36b及び大入賞口40への入賞球を検出するカウ
ントセンサ36dが備わっているが、周知の特定領域
(いわゆるV)は設けられておらず、そのためのセンサ
類も備わっていない。
【0023】なお、遊技盤22には、多数の遊技釘が打
ち付けられ風車等が備えられているが、これらは周知で
あるので図示と説明を省略する。このパチンコ機10
は、主制御基板70、アクチュエータ制御基板80、表
示制御基板90、音声制御基板97やその他の制御基板
(複数)を備えている。
【0024】主制御基板70には、CPU70a、RO
M70b、RAM70c、乱数カウンタ70d、70
e、入出力ポート等が備わっており、抽選手段、モード
変更手段及び確率向上手段として機能する。この主制御
基板70は、ゲート34、可変入賞装置31の入賞セン
サ31c、大入賞装置36のカウントセンサ36d、普
通入賞口74、76等からの検出信号、タッチセンサ2
4bの信号、その他遊技盤22やパチンコ機10の各部
に設置されているセンサ類からの信号を取得し、それに
基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを、アクチ
ュエータ制御基板80、表示制御基板90、その他の制
御基板に出力する。
【0025】アクチュエータ制御基板80は、主制御基
板70から送られてくるコマンドに応じて可変入賞装置
31のソレノイド31d、大入賞装置36のソレノイド
36b等のアクチュエータの動作を制御することで、こ
れらの開閉を制御する。表示制御基板90には、CPU
90a、ROM90b、RAM90c、入出力ポート等
が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマ
ンドに応じて液晶表示装置26の表示及び普通図柄表示
器27を制御する。なお、表示制御基板90と液晶表示
装置26とによって表示手段が構成されている。
【0026】音声制御基板97には、CPU97a、R
OM97b、RAM97c、音源LSI97d、入出力
ポート等が備わっており、主制御基板70から送られて
くるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号
にてスピーカ98を駆動して音声を出力する。
【0027】その他の制御基板は、発射装置、払出装
置、装飾ランプの点滅、その他の装置類を制御する。次
に、主に主制御基板70(特にCPU70a)の処理を
中心に、パチンコ機10の動作を説明する。
【0028】図4に示すのは、主制御基板70のCPU
70aがメインルーチン(図示と説明は省略)のサブル
ーチンとして実行する、抽選処理のフローチャートであ
る。抽選処理では、CPU70aは、まず可変入賞装置
31の入賞センサ31cからの遊技球検出信号(始動信
号)が入力されているか否かすなわち遊技球が可変入賞
装置31に入賞したか否かを判断する(S101)。
【0029】肯定判断であれば、乱数カウンタ70d、
70eの乱数値を読み込む(S102)。詳細は後述す
るが、乱数カウンタ70dの値は当たり外れの抽選に使
用され、乱数カウンタ70eの値は確率変動に使用され
る。次に、特別モードフラグSがセットされているか否
かにより、現在のモードは通常モードであるか特別モー
ドであるかを判断する(S103)。パチンコ機10の
モードは、その起動時に(つまり初期値として)通常モ
ードに設定されるが、その後は本抽選処理において切替
られる(詳細は後述)。
【0030】通常モードであれば、確変フラグの値に基
づいて確変中か否かを判断する(S104)。確変中で
ない場合には通常確率Pで抽選を行い(S105)、確
変中なら通常確率Pよりも当たりの確率が高い高確率
P’で抽選を行う(S107)。
【0031】本実施例の場合、抽選はS102で読み込
んだ乱数カウンタ70dの値(抽選値)が予め決められ
ている当たり値と一致するか否かで行われる。乱数カウ
ンタ70dは0〜249の整数値を昇順に繰り返しカウ
ントする構成である。通常確率Pの場合当たり値が1個
(本実施例では7)だけであり、当たりの確率は1/2
50である。一方、高確率P’では当たり値が5個(本
実施例では7、52、97、142、187)で、当た
りの確率は5/250=1/50である。また、後述す
る特別確率Qにおいては、当たり値が50個(本実施例
では7〜16、52〜61、97〜106、142〜1
51、187〜196)で、当たりの確率は50/25
0=1/5である。
【0032】通常確率Pの抽選(S105)で当たりの
場合は(S105:YES)これに続いて、高確率P’
の抽選(S107)で当たりの場合は(S108:YE
S)、確変フラグをリセット(S109)してから、S
110で抽選確率を高確率P’にするかしないかを判断
する。この判断は乱数カウンタ70eの値に基づいて行
われ、本実施例の場合、乱数カウンタ70eは0〜9の
整数値を昇順に繰り返しカウントする構成で、S102
で読み込んだ乱数カウンタ70eの値が0、4、7の場
合には抽選確率を高確率P’にする。つまり、高確率
P’にする確率は3/10である。
【0033】高確率P’にすると判断した場合には(S
110:YES)、確変フラグをセットし(S11
2)、確変当たり(本実施例の場合333、777、9
99のいずれか)を表示させるための確変コマンドを生
成して表示制御基板90に送出する(S113)。表示
制御基板90は、この確変コマンドに応じて液晶表示装
置26を制御し、図柄の変動表示、リーチアクションな
どの後に、確変コマンドにて指示されている確変図柄
(333、777、999のいずれか)を静止表示させ
る。これにより、遊技者は判定の当たりと次回の通常モ
ードでは高確率P’による判定となることを認識する。
【0034】高確率P’にしないと判断した場合には
(S110:NO)通常当たり(本実施例の場合00
0、111、222、444、555、666、888
のいずれか)を表示させるための当たりコマンドを生成
して表示制御基板90に送出する(S111)。表示制
御基板90は、この当たりコマンドに応じて液晶表示装
置26を制御し、図柄の変動表示、リーチアクションな
どの後に、当たりコマンドにて指示されている通常当た
り図柄(上記000〜888のいずれか)を静止表示さ
せる。これにより、遊技者は判定の当たりを認識する。
【0035】S111またはS113に続いて、特別モ
ードフラグS及び当たりフラグFをセットし、回数カウ
ンタNの値を0にする(S114)。また、S106或
いはS108で否定判断つまり外れの場合には、外れ図
柄(確変図柄及び通常当たり図柄以外)を表示させるた
めの外れコマンドを生成して表示制御基板90に送出す
る(S115)。表示制御基板90は、この外れコマン
ドに応じて液晶表示装置26を制御し、図柄の変動表
示、ときにリーチアクションなどの後に、外れコマンド
にて指示されている外れ図柄を静止表示させる。これに
より、遊技者は判定が外れであったことを認識する。
【0036】一方、S103で特別モードと判断したと
きには(特別モードフラグSがセットされていると)、
特別確率Qで抽選を行う(S116)。この抽選が当た
りの場合は(S117:YES)、通常当たりを表示さ
せるための当たりコマンドを生成して表示制御基板90
に送出し(S118)、当たりフラグFをセットし、回
数カウンタNの値を+1する(S119)。当たりコマ
ンドに応じての表示は前述のS111の場合と同様であ
る。
【0037】S119に続いて、回数カウンタNの値が
20に達しているか否かを判断し(S120)、肯定判
断なら特別モードフラグSをリセットする(S12
1)。また、S117で否定判断つまり外れの場合に
は、外れ図柄を表示させるための外れコマンドを生成し
て表示制御基板90に送出する(S115)。これに応
じての表示は前述のとおりである。
【0038】次に図5を参照して大入賞口40の開閉に
ついて説明する。この処理では、CPU70aはまず当
たりフラグFがセットされているか否かを判断し(S2
01)、肯定判断であれば、アクチュエータ制御基板8
0にコマンドを送って大入賞口40を開放させる(S2
02)。次に、カウントセンサ36dにて検出された入
賞球数が10個に達した場合または大入賞口40の開放
から30秒を経過した場合には(S203:YES)、
アクチュエータ制御基板80にコマンドを送って大入賞
口40を閉鎖させ、当たりフラグFをリセットする(S
204)。なお、説明を簡明にするために、肯定判断と
なるまでS203を繰り返す構成としているが、実際に
はS203で否定判断の場合には他の処理に回って適宜
時間後にS203に戻る。
【0039】以上のとおり、通常モードで当たりになる
と(S106またはS108:YES)、特別モードフ
ラグSがセットされる(S114)。これにより特別モ
ードに切り替わり(S103:YES)、大入賞口40
の開放回数が20回(特別モードの分は19回)に達す
るまで特別モードが維持される(S120、S12
1)。特別モードでは、きわめて当たりやすい特別確率
Qでの抽選が行われるから、次々と当たりが発生し、そ
のたびに液晶表示装置26で当たりの表示が行われるの
で、遊技者は当たりの表示(例えば777等の大当たり
の図柄)を何回も見ることができ、大当たりの快感を感
じる。また、リーチばかりで当たらないという不満は解
消される。
【0040】また、通常モードにおいて当たりになると
高確率P’を採用するか否かの抽選が行われ(S11
0)、この抽選で当たると次の(特別モードが終わって
からの)通常モードでは高確率P’による抽選になるの
で、特別モードの可能性が高まる。これにより、遊技者
は特別モードになるか否かの抽選だけでなく、高確率
P’になるか同感の抽選も楽しむことができる。
【0041】通常モードで当たりになると特別モードに
移行して短時間で次々と(特別モードで19回、きっか
けとなった通常モード分も合わせて20回)当たりが発
生するが、1回の当たりについては大入賞口40が1回
開放されるだけであり、全体として獲得できる賞球数は
莫大なものにはならない。よって、射幸心を煽るもので
はない。
【0042】以上、実施例により発明の実施の形態を説
明したが、この実施例では、主制御基板70(特にCP
U70a)が抽選手段、モード変更手段及び確率向上手
段として機能し、表示制御基板90と液晶表示装置26
とで表示手段を構成している。また、大入賞装置36の
大入賞口40に関連する部分(普通入賞口76以外の部
分)が特定入賞装置に該当する。
【0043】
【実施例2】この実施例は通常モードでの当たりが特定
当たりであったときに特別モードに切り替える例であ
る。なお、ハードウェアの構成は実施例1(図1〜3及
びその説明)と同じであるので、実施例1を引用して図
示と説明は省略する。ただし、乱数カウンタ70d、7
0eは、ともに0〜19の整数値を昇順に繰り返しカウ
ントする点で実施例1とは異なっている。なお、乱数カ
ウンタ70d、70eの更新周期は互いに独立している
(同期しない)。
【0044】図6に示すのは、主制御基板70のCPU
70aがメインルーチン(図示と説明は省略)のサブル
ーチンとして実行する、抽選処理のフローチャートであ
る。抽選処理では、CPU70aは、まず可変入賞装置
31の入賞センサ31cからの遊技球検出信号(始動信
号)が入力されているか否かすなわち遊技球が可変入賞
装置31に入賞したか否かを判断する(S301)。肯
定判断であれば、乱数カウンタ70d、70eの乱数値
を読み込む(S302)。
【0045】次に、特別モードフラグSがセットされて
いるか否かにより、現在のモードは通常モードであるか
特別モードであるかを判断する(S303)。パチンコ
機10のモードは、その起動時に(つまり初期値とし
て)通常モードに設定されるが、その後は本抽選処理に
おいて切替られる(詳細は後述)。
【0046】通常モードであれば通常確率Pで抽選を行
う(S305)。本実施例の場合、抽選はS302で読
み込んだ乱数カウンタ70dの値(抽選値)が予め決め
られている当たり値と一致するか否かで行われる。乱数
カウンタ70dは0〜19の整数値を昇順に繰り返しカ
ウントする構成であり、通常確率Pの場合当たり値が1
個(本実施例では7)だけであり、当たりの確率は1/
20である。一方、後述する特別確率Qでは当たり値が
18個(本実施例では9及び19以外)で、当たりの確
率は18/20=9/10である。
【0047】通常確率Pの抽選(S305)で当たりの
場合は(S305:YES)これに続いて、特別当たり
にするかしないかを判断する。この判断は乱数カウンタ
70eの値に基づいて行われ、本実施例の場合、乱数カ
ウンタ70eは0〜19の整数値を昇順に繰り返しカウ
ントする構成で、S302で読み込んだ乱数カウンタ7
0eの値が7の場合には特別当たりにする。
【0048】特別当たりにすると判断した場合には(S
310:YES)、特別モードフラグS及び当たりフラ
グFをセットし、回数カウンタNの値を0にし(S31
3)、特別当たり図柄(本実施例の場合777)を表示
させるための特別当たりコマンドを生成して表示制御基
板90に送出する(S314)。表示制御基板90は、
この特別当たりコマンドに応じて液晶表示装置26を制
御し、図柄の変動表示、リーチアクションなどの後に、
特別当たりコマンドにて指示されている特別当たり図柄
(777)を静止表示させる。これにより、遊技者は判
定が特別当たりで、次回の判定からは特別モードになる
ことを認識する。
【0049】特別当たりにしないと判断した場合には
(S310:NO)、当たりフラグFをセットし(S3
11)、通常当たり(本実施例の場合000、111、
222、333、444、555、666、888、9
99のいずれか)を表示させるための当たりコマンドを
生成して表示制御基板90に送出する(S312)。表
示制御基板90は、この当たりコマンドに応じて液晶表
示装置26を制御し、図柄の変動表示、リーチアクショ
ンなどの後に、当たりコマンドにて指示されている通常
当たり図柄(上記000〜999のいずれか)を静止表
示させる。これにより、遊技者は判定の当たりを認識す
る。
【0050】また、S306で否定判断つまり外れの場
合には、外れ図柄(特別当たり図柄及び通常当たり図柄
以外)を表示させるための外れコマンドを生成して表示
制御基板90に送出する(S315)。表示制御基板9
0は、この外れコマンドに応じて液晶表示装置26を制
御し、図柄の変動表示、ときにリーチアクションなどの
後に、外れコマンドにて指示されている外れ図柄を静止
表示させる。これにより、遊技者は判定が外れであった
ことを認識する。
【0051】一方、S303で特別モードと判断したと
きには(特別モードフラグSがセットされていると)、
特別確率Qで抽選を行う(S316)。この抽選が当た
りの場合は(S317:YES)、通常当たりを表示さ
せるための当たりコマンドを生成して表示制御基板90
に送出し(S318)、当たりフラグFをセットし、回
数カウンタNの値を+1する(S319)。当たりコマ
ンドに応じての表示は前述のS312の場合と同様であ
る。
【0052】S319に続いて、回数カウンタNの値が
20に達しているか否かを判断し(S320)、肯定判
断なら特別モードフラグSをリセットする(S32
1)。また、S317で否定判断つまり外れの場合に
は、外れ図柄を表示させるための外れコマンドを生成し
て表示制御基板90に送出する(S315)。これに応
じての表示は前述のとおりである。
【0053】特別当たりまたは通常当たりで当たりフラ
グFがセットされると(S313、S311、S31
9)、大入賞口40が開放される。この大入賞口40の
開放は実施例1と同じである。図5により簡単に説明す
ると、当たりフラグFがセットされていれば(S20
1:YES)、大入賞口40を開放させ(S202)、
これへの入賞球数が10個に達するか開放から30秒を
経過すると(S203:YES)、大入賞口40を閉鎖
させ、当たりフラグFをリセットする(S204)。
【0054】以上のとおり、通常モードでの当たりが特
別当たりであると(S310:YES)、特別モードフ
ラグSがセットされる(S313)。これにより特別モ
ードに切り替わり(S303:YES)、大入賞口40
の開放回数が20回(特別モードの分は19回)に達す
るまで特別モードが維持される(S320、S32
1)。特別モードでは、きわめて当たりやすい特別確率
Qでの抽選が行われるから、次々と当たりが発生し、そ
のたびに液晶表示装置26で当たりの表示が行われるの
で、遊技者は当たりの表示を何回も見ることができ、大
当たりの快感を感じる。また、リーチばかりで当たらな
いという不満は解消される。
【0055】通常モードで特別当たりになると特別モー
ドに移行して短時間で次々と(特別モードで19回、き
っかけとなった通常モード分も合わせて20回)当たり
が発生するが、1回の当たりについては大入賞口40が
1回開放されるだけであり、全体として獲得できる賞球
数は莫大なものにはならない。よって、射幸心を煽るも
のではない。
【0056】また、この実施例によれば次のような効果
もある。通常のパチンコ機の発射速度は毎分100個以
下(実際にはほぼ毎分100個)であるから、1分当た
りの可変入賞装置31への入賞数を5〜6個とすれば、
通常モード(通常確率P)で当たりが発生するのは平均
して約4分程度に1回と考えられる。この場合、可変入
賞装置31の賞球数を5個とするば、この4分間におけ
る可変入賞装置31の賞球数は多くても6×5×4=1
20個と想定できる。すると、400(4分間の発射
数)−120=280(実質使用球数)となる。
【0057】一方、1回の大入賞口40の開放(1回の
当たり)で獲得される賞球数は、大入賞口40の賞球数
を15個として、10(入賞数)×15=150とな
る。したがって、4分間での収支は(他の入賞口は除外
して)、280−150=130が遊技者の消費分(遊
技店の売り上げ分)となる。つまり、通常確率Pは、従
来のパチンコ機等と比べて格段に当たりが発生しやすい
確率1/20で、遊技者も頻繁な当たりで楽しめるにも
関わらず、遊技店の利益を十分に約束できる。
【0058】なお、この実施例では、主制御基板70
(特にCPU70a)が抽選手段及びモード変更手段と
して機能している。以上2つの実施例で発明の実施の形
態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例1のパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例1のパチンコ機の制御系のブロック
図。
【図4】 実施例1のパチンコ機の主制御基板が実行す
る抽選処理のフローチャート。
【図5】 実施例1のパチンコ機の主制御基板が実行す
る大入賞口制御処理のフローチャート。
【図6】 実施例2のパチンコ機の主制御基板が実行す
る抽選処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 26 液晶表示装置(表示手段) 31 可変入賞装置(抽選口) 36 大入賞装置(特定入賞装置) 40 大入賞口 70 主制御基板(抽選手段、モード変更手段、確率
向上手段) 90 表示制御基板(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 正吾 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA11 AA33 CA19 EB55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が抽選口に入球または抽選口を通
    過したことに起因して当たり外れの抽選を行う抽選手段
    と、該抽選の結果を表示する表示手段と、前記抽選が当
    たりであったことを条件として作動して入賞が困難また
    は不可能な状態から入賞容易な状態になる特定入賞装置
    とを備える弾球遊技機において、 前記当たりになる確率(以下、抽選確率という。)が相
    対的に低い通常モードと前記抽選確率が前記通常モード
    よりも高い特別モードとを設け、 前記通常モードで前記当たりが発生したことを必須条件
    として該通常モードから前記特別モードに切り替えて、
    該特別モードにてN回(Nは、4以上の整数値)の前記
    当たりが発生するまで前記特別モードを維持するモード
    変更手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記モード変更手段は、前記通常モードでの前記当たり
    が特定当たりであったときに、前記特別モードに切り替
    えることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
    いて、 前記通常モードでの前記当たりが確変当たりであると、
    該確変当たりに起因した前記特別モード後の前記通常モ
    ードにおける前記抽選確率を高める確率向上手段を備え
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 1回の前記当たりについて前記特定入賞装置が作動する
    回数Mが5以下であることを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の弾球遊技機において、 M×N≦32であることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記特別モードにおける抽選確率Qは前記通常モードに
    おける抽選確率Pの30倍以上の高確率であることを特
    徴とする弾球遊技機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1052540A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH10108960A (ja) * 1996-10-03 1998-04-28 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JPH11299993A (ja) * 1998-04-15 1999-11-02 Sanyo Bussan Kk 遊技機

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